JP3733186B2 - パチンコ機の発射ハンドル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の発射ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
円周方向に可逆回動操作可能に支持されて、打撃休止位置に常時付勢され、その回動操作により発射槌の打撃力を調整可能とする発射レバーは、種々提案されている。その構成として、遊技者の狙う位置に球を集めることを可能とするために、発射レバーを任意の位置に固定し得るようにしたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技形態の多様化により、盤面上の状況変化に対応して、球の落としどころを変化させる必要のある場合がある。例えば、特別領域を備えた特定入賞口が盤面右側に設けられた3種パチンコ機の場合には、大当りとなるためには、所定の時間のみ開放される特定入賞口へ複数の遊技球を入賞させる必要があり、当たり図柄が得られると、特定入賞口が設けられた右側に球を集める右打ちに素早く変更するなど、発射レバーの回転操作を適宜に行わなければならない。
【0004】
ところで、このようなパチンコ機にあって、従来の発射レバーの固定を可能とした構成では、固定解除して右打ちをした後に、さらに以前の打撃力に復帰させる必要があるが、遊技者の狙う元の位置に遊技球を集めるには、微妙な調節が必要となり、好みの強さに戻すまでに、少なからず、無駄球が発生することとなる。
【0005】
また、この様な、盤面上の状況変化に対応するためだけでは無く、遊技者が打撃休止した場合にも、休止前の定常的な打撃力に、再現性良くかつ迅速に戻り得ることが求められる。
本発明は、かかる従来構成の問題点を除去することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発射レバーに基準マークを形成すると共に、該発射レバーの回動路に沿って摺動溝をハンドルカバーに形成し、該摺動溝に位置記録マークを装着して、該位置記録マークを回動路に沿って摺動可能としたことを特徴とするパチンコ機の発射ハンドルである。
【0007】
【0008】
【0009】
かかる構成にあっては、発射レバーの回動位置が最適な打撃力を発生させる位置にあるとき、位置記録マークを該レバーの回動路に沿って摺動して、該位置記録マークと、発射レバーに形成した基準マークとを一致させる。これにより、発射レバーを他の位置に回動した後にも、発射レバーに形成した基準マークを位置記録マークに一致させることにより、容易かつ迅速に、元の打撃力に復帰させることが可能となる。
【0010】
上述した目盛りと、位置記録マークの両方を設ける様にしてもよい。この場合には、位置記録マークによる基準位置復帰を容易に行うことができると共に、目盛りにより、打撃力を数値として把握できる。また、該目盛りを基準として、打撃力を微調整することも可能となる。さらには、目盛りにより打撃力を数値として覚えておくことができるから、他の台へ移行しても参考となる等、遊技者にとって、遊技戦略に利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
添付図面について本発明の一実施例を説明する。
図1,2はいわゆる3種パチンコ機1に相当するものであり、該パチンコ機1の下部には玉受皿29と、玉発射用の本発明の要部にかかる発射ハンドル30a,30等が設けられる。また遊技盤2の盤面中央には、図2で示すように、装着ケース(図示せず)の前部に固定されたセンターケース3が配設され、該センターケース3内に、三個の図柄表示部A,B,Cが横方向に並成されたドットマトリックス表示器又は液晶表示器からなる図柄表示器4が配設される。
【0012】
さらには前記センターケース3の下方には、通過球検知センサーを備えた始動ゲート5が設けられている。この始動ゲート5に遊技球が通過すると、図柄表示器4が駆動する。そして、各図柄表示部は、一連の循環図柄列に従って順次変動表示し、当りの場合には全図柄表示部が同じ図柄が表出することとなる。
【0013】
一方、センターケース3の右上部には、入賞口開閉装置10を配設し、その内部を特定入賞口11としている。この入賞口開閉装置10は開閉翼片対12,12を備え、常時遮蔽位置(鎖線位置)に保持されると共に、図柄表示器4が当り表示すると開放駆動し、特定入賞口11が開放される。そして、特定入賞口11へ入賞した遊技球が回転体15の作動により、特別領域(図示せず)を通過すると、特別作動状態となる。
【0014】
さらにこの入賞口開閉装置10の下方には、下部役物16が配設される。この下部役物17の上部には玉一個分の孔が周部に形成された回転チャッカー18が配設され、前記特別作動状態のときに、回転チャッカー18の孔に玉が流入し、回転チャッカー18の回転に伴って、玉がチャッカー通過孔19に供給されると、その回転チャッカー18と一体的に構成された電動役物20の開閉翼片21が9.6 秒開放(実線位置)する。この電動役物20に約10個の玉が流入したときには、開放作動中であっても、その開放動作が終了する。また、回転チャッカー18へ16個の遊技球が入賞したときには、特別作動状態が終了する。
【0015】
このように、遊技盤面の右側に、特定入賞口11,入賞口開閉装置10,下部役物16が配設され、このため、図柄表示器4の各図柄表示部がそろって、大当り状態となると、打球を右側へ集める必要を生ずる。
【0016】
次に、本発明の要部に係る発射ハンドル30の構成を図3〜5に従って説明する。
発射ハンドル30は、基部側を被覆するベースカバー31とハンドルカバー32とで把持部を構成してなり、該ベースカバー31,ハンドルカバー32間に発射レバー33が設けられている。この発射レバー33は、円周方向に可逆回動操作可能に支持されて、図示しない発条により、打撃休止位置に常時付勢されている。また、発射ハンドル30の中心には連結軸34が挿通されている。
【0017】
そして、発射ハンドル30を打撃休止位置から付勢力に抗して右回転すると発射槌が定間隔で、連続的に打撃作動をする。この打撃力は、発射ハンドル30の回転量にほぼ比例し、遊技盤面の右部に玉を集める場合には、大きく右回転させることとなる。すなわち、発射レバーを回動すると、連結軸を介して発射力調整機構に伝達され、発射モータの軸に取付けたカムによって前後に進退する打球槌を引っ張るバネの力が強くなる。
【0018】
その他、発射ハンドル30には、遊技者がハンドルに素手で触れているかどうかを検出するタッチセンサー,ハンドルの横に設けられている発射モータスイッチと、遊技機本体側の導電路とを導通するためのコネクタ36が設けられている。
【0019】
ハンドルカバー32には、該発射レバー33の回動路37に沿って、目盛り40が設けられている。また、発射レバー33には、指の係止突起35が複数設けられ、その突起のうち親指の係止突起35aには、三角状の基準マーク39が形成されている。
【0020】
而して、かかる構成にあっては、最適な打撃力を発生させる発射レバーの回動位置を、基準マーク39による目盛り40の指示位置によって確認することが可能となる。従って、上述したように、大当たり作動にあっては、遊技盤面の右側に位置する入賞口開閉装置10または、その下方の下部役物16に玉を入れる為に、右打ちにして打球を該右側に集める必要があり、このため、発射ハンドル30の発射レバー33を右側に大きく回転させることとなる。また、この大当たり作動が完了すると、打撃力を元に戻す必要がある。ところで、この復動時に、通常の打撃作動における最適状態での、基準マーク39による目盛り40の指示位置を覚えておけば、該発射レバー33を緩めて、覚えておいた目盛り40の所定位置を基準マーク39が示す位置で保持するだけで、容易かつ迅速に最適な打撃力となる位置に発射レバー33を復帰させることができ、無駄玉が可及的に減少することとなる。
【0021】
または、この様に目盛り40を用いれば、該目盛りを基準として、打撃力を微調整することも可能となる。さらには、打撃力を数値として把握することができるから、他の台へ移行しても参考となる。
【0022】
【0023】
【0024】
さらにこの構成にあっては、発射レバー33に基準マーク39を形成すると共に、発射レバー33の回動路37に沿ってハンドルカバー32に摺動溝43を形成し、連結軸34を中心として回動する位置記録マーク42を該摺動溝43に装着して、回動路37に沿って摺動可能とするようにしている。また回動路37と、摺動溝43間には、上述した目盛り40を設けている。これにより、位置記録マーク42は、目盛り40を指示する作用をも生じる。
【0025】
この発射ハンドル30にあっては、発射レバー33の回動位置が最適な打撃力を発生させる位置にあるとき、位置記録マーク42を該発射レバー33の回動路37に沿って摺動して、該位置記録マーク42と、発射レバー33に形成した基準マーク39とを一致させるようにする。これにより、上述のように発射レバー33を右打ちするために右側に大きく回動した後にも、発射レバー33に形成した基準マーク39を位置記録マーク42に一致させることにより、容易かつ迅速に、元の打撃力に復帰させることが可能となる。このため、打撃力復帰の際の、無駄玉の発生を防止できる。
【0026】
さらには、上述した目盛り40も形成されているから、該目盛りに40より、数値を確認できると共に、位置記録マーク42による基準位置復帰を容易に行うことができ、両者の利点を得ることが可能となる。尚、位置記録マーク42のみ設けて、目盛り40を省略しても、位置記録マーク42の位置により、発射レバー33の原位置復帰操作を容易に行ない得る作用を生じる。
【0027】
【発明の効果】
【0028】
本発明は、発射レバーに基準マークを形成すると共に、該レバーの回動路に沿って摺動可能とした位置記録マークを設けるようにしたから、発射レバーの回動位置が最適な打撃力を発生させる位置にあるとき、位置記録マークを該レバーの回動路に沿って摺動して、該位置記録マークと、発射レバーに形成した基準マークとを一致させることにより、発射レバーを他の位置に回動した後にも、発射レバーに形成した基準マークを位置記録マークに一致させることにより、容易かつ迅速に、元の打撃力に復帰させることが可能となる。
【0029】
さらには、上述した目盛りと、位置記録マークの両方を設ける様にした場合には、目盛りにより、打撃力を数値として把握できると共に、位置記録マークによる基準位置復帰を容易に行うことができ、両者の利点を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機1の正面図である。
【図2】本発明のパチンコ機1の遊技盤2を示す正面図である。
【図3】発射ハンドル30の正面図である、
【図4】発射ハンドル30の平面図である、
【図5】発射ハンドル30の側面図である、
【符号の説明】
1 パチンコ機
4 図柄表示器
10 入賞口開閉装置
30 発射ハンドル
31 ベースカバー
32 ハンドルカバー
33 発射レバー
35,35a 係止突起
37 回動路
39 基準マーク
40 目盛り
42 位置記録マーク
43 摺動溝
Claims (2)
- 円周方向に可逆回動操作可能に支持されて、打撃休止位置に常時付勢され、その回動操作により発射槌の打撃力を調整可能とする発射レバーを備えたものにおいて、該発射レバーに基準マークを形成すると共に、該発射レバーの回動路に沿って摺動溝をハンドルカバーに形成し、該摺動溝に位置記録マークを装着して、該位置記録マークを回動路に沿って摺動可能としたことを特徴とするパチンコ機の発射ハンドル。
- 発射レバーに基準マークを形成し、さらに該レバーの回動路に沿った固定面に発射レバーの回動量を表示する目盛りを設けると共に、該目盛りに沿って移動して、目盛りの所定位置を指示する位置記録マークを設けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の発射ハンドル。
Priority Applications (1)
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JP30388896A JP3733186B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | パチンコ機の発射ハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30388896A JP3733186B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | パチンコ機の発射ハンドル |
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---|---|
JPH10127868A JPH10127868A (ja) | 1998-05-19 |
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Family
ID=17926484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30388896A Expired - Fee Related JP3733186B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | パチンコ機の発射ハンドル |
Country Status (1)
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-
1996
- 1996-10-29 JP JP30388896A patent/JP3733186B2/ja not_active Expired - Fee Related
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