JP3732811B2 - マルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法 - Google Patents

マルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法 Download PDF

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    • H04B2201/709709Methods of preventing interference

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法に関し、特に通信相手の移動局が位置検出を行う通信装置に用いて好適なマルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
基地局と移動局が通信を行うCDMA通信では、移動局の位置を検出するために、基地局は、短時間信号の送信を停止する。そして、移動局は、基地局が信号の送信を停止する時間に周辺基地局がパイロットチャネルを介して送信する信号を受信し、受信した信号のレベルから移動局と基地局との距離を測定する。
【0003】
図5は、従来の通信装置の構成を示すブロック図である。符号化器11−1〜11−nは、上位装置から送信された送信データを符号化し、符号化した送信データをフレーム組立部12−1〜12−nに出力する。フレーム組立部12−1〜12−nは、送信データをフレーム単位に分割し、この送信データを1次拡散器13−1〜13−nに出力する。
【0004】
1次拡散器13−1〜13−nは、送信データに拡散符号を乗算し、逆拡散された送信信号を加算器14に出力する。加算器14は、送信信号を加算して2次拡散器15に出力する。2次拡散器15は、送信信号に拡散符号を乗算してロールオフフィルタ16に出力する。
【0005】
これら、符号化器11−1〜11−n、フレーム組立部12−1〜12−n、1次拡散器13−1〜13−n、加算器14、及び2次拡散器15からベースバンド部20が構成され、ベースバンド周波数での処理が行われる。そして、ロールオフフィルタ16は、送信信号に対して所定の帯域外の周波数成分を抑圧し、抑圧後の送信信号を変調器17に出力する。
【0006】
変調器17は、送信信号を変調し、変調した送信信号をRFアナログ部18に出力する。RFアナログ部18は、送信信号を無線周波数に周波数変換し、周波数変換した送信信号を電力増幅器19に出力する。電力増幅器19は、送信信号の電力を増幅し、増幅後の送信信号を送信する。
【0007】
制御部21は、移動局の位置を検出するために、信号の送信の停止を制御する。具体的には、制御部21は、2次拡散器15からロールオフフィルタ16に出力される送信信号を遮断し、RFアナログ部18から送信信号が出力されるのを停止する。このように、基地局は、短時間信号の送信を停止し、移動局は、この時間に他の基地局が送信する信号を受信する。
【0008】
一般に、移動局がパイロットチャネルの信号を受信して基地局との距離を測定する場合、基地局が信号の送信を停止して、信号送信時のレベルから45dB以上の抑圧が必要となる。
【0009】
上記で説明した移動局の位置を検出するために基地局が短時間信号の送信を停止する動作を、マルチキャリア通信に適用した場合、隣接するキャリアから漏洩する信号が発生する。
【0010】
図6は、従来のマルチキャリア送信装置が送信する信号分布の一例を示す図である。図6において、縦軸は電力を示し、横軸は周波数を示す。分布25は、キャリア周波数f1で送信する信号の電力分布を示し、分布26は、キャリア周波数f2で送信する信号の電力分布を示す。
【0011】
キャリア周波数f1で送信する信号のみ停止した場合、分布26のf1における電力が漏洩電力となる。この漏洩電力によりキャリア周波数f1における電力抑圧幅は27となる。この電力抑圧幅27は、漏洩電力がない場合の電力抑圧幅28より小さい。
【0012】
図7は、従来のマルチキャリア送信装置の信号送信タイミングの一例を示す図である。図7において、縦軸は電力を示し、横軸は時刻を示す。
【0013】
図7において、41は、キャリア周波数f1で送信される信号の周波数f1での電力を示し、42は、キャリア周波数f1で送信される信号の周波数f2での漏洩電力を示す。また、43は、キャリア周波数f2で送信される信号の周波数f2での電力を示し、44は、キャリア周波数f2で送信される信号の周波数f1での漏洩電力を示す。
【0014】
この漏洩を防ぐ方法として図8の通信装置が考えられている。図8は、従来の通信装置の構成を示すブロック図である。図8の通信装置は、複数のキャリアを用いて通信を行う装置である。図8においてベースバンド部20−1及び20−2は、図5のベースバンド部20と同様の動作を行う。同様に、ロールオフフィルタ16−1及び16−2はロールオフフィルタ16が対応し、変調器17−1及び17−2は変調器17が対応し、RFアナログ部18−1及び18−2は、RFアナログ部18が対応し、制御部21−1及び21−2は制御部21が対応する。
【0015】
RFアナログ部18−1は、送信信号を無線周波数に周波数変換し、周波数変換した送信信号をフィルタ31−1に出力する。RFアナログ部18−2は、送信信号をRFアナログ部18−1と異なる無線周波数に周波数変換し、周波数変換した送信信号をフィルタ31−2に出力する。
【0016】
フィルタ31−1及びフィルタ31−2は、キャリア周波数を中心とする送信信号の所定の帯域以外の低周波数領域と高周波数領域の信号を減衰し、合成器32に出力する。合成器32は、フィルタ31−1及びフィルタ31−2から出力された送信信号を合成し、電力増幅器33に出力する。電力増幅器33は、送信信号の電力を増幅し、増幅後の送信信号を送信する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置では、各キャリアの信号を合成した後、電力増幅を行う時に歪みが発生し、基地局が信号の送信を停止しても、隣接するキャリアが送信する信号から漏洩電力が充分に抑圧できないという問題がある。
【0018】
また、キャリア別に電力を増幅し、フィルタを介す方法では、大電力用フィルタが帯域外の信号を充分に抑圧できないという問題もある。
【0019】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、マルチキャリア通信において、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することのできるマルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のマルチキャリア送信装置は、通信相手が他局の第一キャリア周波数の信号を受信する時間に前記通信相手への送信に使用する前記第一キャリア周波数の信号と前記第一キャリア周波数に隣接する第二キャリア周波数の信号の送信停止を指示する指示手段と、前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号を送信するとともに前記指示手段にて送信停止を指示された場合には前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号の送信を停止する送信手段と、を具備する構成を採る。
【0021】
本発明のマルチキャリア送信装置は、前記構成において、前記指示手段は、前記第一キャリア周波数と前記第二キャリア周波数とにおける前記送信停止のタイミングが同一になるように指示する構成を採る。
【0022】
これらの構成によれば、通信相手への送信に使用するキャリア周波数を用いて通信相手が第三の他局の信号を受信する時間に、このキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアの信号送信を停止することにより、他の信号からの漏洩電力がこのキャリア周波数上に発生することを防ぐことができ、マルチキャリア通信において、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。また、許容電力値が大きく、かつ所望帯域外の信号を大きく抑圧するフィルタ、または周波数歪みの少ない電力増幅器を用いる必要なく、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。
【0023】
本発明のマルチキャリア送信装置は、前記構成において、前記指示手段は、前記第一キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示した後に前記第二キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示するとともに、所定の送信停止時間経過後に前記第一キャリア周波数の信号の送信再開を指示した後に前記第二キャリア周波数の信号の送信再開を指示する構成を採る。
【0024】
本発明のマルチキャリア送信装置は、前記構成において、前記指示手段は、前記第一キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示した後に前記第二キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示するとともに、所定の送信停止時間経過後に前記第二キャリア周波数の信号の送信再開を指示した後に前記第一キャリア周波数の信号の送信再開を指示する構成を採る。
【0025】
これらの構成によれば、キャリア毎に送信の停止・再開を行うことにより、送信電力の単位時間あたりの変動が小さくできるので、電力増幅器等で行われる定利得制御や歪補償(抑圧)の制御を安定的に動作させることができる。
【0026】
本発明の基地局装置は、上記いずれかに記載のマルチキャリア送信装置を具備する構成を採る。また、本発明の移動通信システムは、上記いずれかに記載のマルチキャリア送信装置を有する基地局装置と、通信中の基地局装置のキャリアが休止したとき前記基地局装置以外の基地局装置のキャリアを受信する移動局装置とからなる構成を採る。
【0027】
これらの構成によれば、移動局への送信に使用するキャリア周波数を用いて移動局が第二の基地局の信号を受信する時間に、このキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアの信号送信を停止することにより、他の信号からの漏洩電力がこのキャリア周波数上に発生することを防ぐことができ、マルチキャリア通信において、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。また、送信信号の電力を停止したキャリア周波数で送信電力を抑圧することにより移動局における干渉電力を低減し、第二の基地局の受信信号を良好に受信することができる。
【0028】
本発明のマルチキャリア送信方法は、通信相手が他局の第一キャリア周波数の信号を受信する時間に前記通信相手への送信に使用する前記第一キャリア周波数の信号と前記第一キャリア周波数に隣接する第二キャリア周波数の信号の送信停止を指示する指示工程と、前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号を送信するとともに前記指示工程にて送信停止を指示された場合には前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号の送信を停止する送信工程と、を具備するようにした。
【0029】
この方法によれば、通信相手への送信に使用するキャリア周波数を用いて通信相手が第三の他局の信号を受信する時間に、このキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアの信号送信を停止することにより、マルチキャリア通信において、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。また、許容電力値が大きく、かつ所望帯域外の信号を大きく抑圧するフィルタ、または周波数歪みの少ない電力増幅器を用いる必要なく、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、通信相手が通信に使用するキャリアを用いて他の基地局の信号を受信する場合に、このキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアの信号の送信を停止することである。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置の構成を示すブロック図である。図1のマルチキャリア送信装置100は、同期制御部101と、制御部102−1と、制御部102−2と、ベースバンド部103−1と、ベースバンド部103−2と、スイッチ104−1と、スイッチ104−2と、ロールオフフィルタ105−1と、ロールオフフィルタ105−2と、変調器106−1と、変調器106−2と、RFアナログ部107−1と、RFアナログ部107−2と、合成器108と、電力増幅器109とから主に構成される。
【0032】
以下、RFアナログ部107−1が、移動局が他の基地局の信号を受信する周波数で信号を送信し、RFアナログ部107−2が、移動局が他の基地局の信号を受信する周波数で信号を送信する例について説明する。
【0033】
同期制御部101は、通信相手の移動局が他の基地局の信号を受信する時間に、他の基地局の信号を受信するキャリア周波数f1で信号を送信する系統に対応する制御部102−1と他の基地局の信号を受信する周波数に隣接するキャリア周波数f2で信号を送信する系統に対応する制御部102−2とに信号送信の停止を指示する。
【0034】
ここで、通信相手の移動局が他の基地局の信号を受信する時間とは、マルチキャリア送信装置100の通信相手が、マルチキャリア送信装置100以外の通信相手の信号を受信する時間である。
【0035】
例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)移動通信の下り回線において、移動局の位置検出のため、基地局(ここではマルチキャリア送信装置100)の送信波を短時間停波し、この間に移動局は周辺基地局のパイロットチャネルを検出し、その受信レベルから基地局との距離を測定することが行われる。この送信波を停波する短時間に移動局が他の基地局の信号を受信する。
【0036】
制御部102−1は、同期制御部101から送信停止の指示を受けた場合、ベースバンド部103−1からロールオフフィルタ105−1に出力される経路を遮断することをスイッチ104−1に指示し、信号送信の停止をRFアナログ部107−1に指示する。
【0037】
同様に、制御部102−2は、同期制御部101から送信停止の指示を受けた場合、ベースバンド部103−2からロールオフフィルタ105−2に出力される経路を遮断することをスイッチ104−2に指示し、信号送信の停止をRFアナログ部107−2に指示する。
【0038】
ベースバンド部103−1は、上位装置から出力された送信データを符号化、変調し、得られた送信信号をスイッチ104−1に出力する。同様に、ベースバンド部103−2は、上位装置から出力された送信データを符号化、変調し、得られた送信信号をスイッチ104−2に出力する。
【0039】
スイッチ104−1は、ベースバンド部103−1から出力された送信信号をロールオフフィルタ105−1に出力する。そして、制御部102−1から遮断の指示が出力された場合、ベースバンド部103−1から出力された送信信号をロールオフフィルタ105−1に出力しない。
【0040】
スイッチ104−2は、ベースバンド部103−2から出力された送信信号をロールオフフィルタ105−2に出力する。そして、制御部102−2から遮断の指示が出力された場合、ベースバンド部103−2から出力された送信信号をロールオフフィルタ105−2に出力しない。
【0041】
ロールオフフィルタ105−1は、送信信号に対して周波数f1所定の帯域外の周波数成分を抑圧し、抑圧後の送信信号を変調器106−1に出力する。ロールオフフィルタ105−2は、送信信号に対して周波数f1所定の帯域外の周波数成分を抑圧し、抑圧後の送信信号を変調器106−2に出力する。
【0042】
変調器106−1は、送信信号を変調し、変調した送信信号をRFアナログ部107−1に出力する。変調器106−2は、送信信号を変調し、変調した送信信号をRFアナログ部107−2に出力する。
【0043】
RFアナログ部107−1は、送信信号にキャリアf1を乗算して無線周波数に周波数変換し、周波数変換した送信信号を合成器108に出力する。RFアナログ部107−2は、送信信号にキャリア周波数f2を乗算して無線周波数に周波数変換し、周波数変換した送信信号を合成器108に出力する。
【0044】
合成器108は、RFアナログ部107−1及びRFアナログ部107−2から出力された送信信号を合成し、電力増幅器109に出力する。電力増幅器109は、送信信号の電力を増幅し、増幅後の送信信号を送信する。
【0045】
上記構成により、マルチキャリア送信装置100は、通信相手が他の基地局の信号を受信するキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアで信号を送信することを停止する。
【0046】
次に、マルチキャリア送信装置100のタイミングについて説明する。図2は、本実施の形態におけるマルチキャリア送信装置の信号送信タイミングの一例を示す図である。
【0047】
図2において、縦軸は電力を示し、横軸は時刻を示す。図2において、211は、キャリア周波数f1で送信される信号の周波数f1での電力を示し、212は、キャリア周波数f1で送信される信号の周波数f2での漏洩電力を示す。
【0048】
また、図2において、222は、キャリア周波数f2で送信される信号の周波数f2での電力を示し、221は、キャリア周波数f2で送信される信号の周波数f1での漏洩電力を示す。
【0049】
マルチキャリア送信装置100は、通信相手がt1からt2の時刻に他の通信相手からの信号を受信する場合、t1からt2の時間に通信相手が受信する周波数f1のキャリア及び周波数f1に漏洩電力を漏らすキャリア周波数f2で信号を送信することを停止する。
【0050】
キャリア周波数f1及びf2で信号を送信することを停止することにより、マルチキャリア送信装置100が周波数f1で送信する信号の電力は、P1となる。もし、キャリア周波数f2から信号送信を停止しない場合、マルチキャリア送信装置100が周波数f1で送信する信号の電力は、P2となる。
【0051】
図3は、本実施の形態のマルチキャリア送信装置が送信する信号分布の一例を示す図である。図3において、縦軸は電力を示し、横軸は周波数を示す。図3において、分布301は、キャリア周波数f1で信号を送信した場合の電力分布を示し、分布302は、キャリア周波数f2で信号を送信した場合の電力分布を示す。また、分布303は、キャリア周波数f1及びf2で信号を送信しない場合の電力分布を示す。
【0052】
キャリア周波数f1のみ信号の送信を停止した場合、キャリア周波数f2で送信した信号f2の漏洩電力が周波数f1に発生する。図3では、分布302のf1における電力値P2の漏洩電力が発生する。
【0053】
一方、本発明のマルチキャリア送信装置100は、t1からt2の時間に通信相手が受信する周波数f1のキャリア及び周波数f1に漏洩電力を漏らすキャリア周波数f2で信号を送信することを停止することにより、漏洩電力の発生を抑え、分布303のf1における電力値P1とすることができる。
【0054】
このように、本実施の形態のマルチキャリア送信装置によれば、通信相手が通信に使用するキャリアを用いて他の基地局の信号を受信する時間に、このキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアの信号の送信を停止することにより、他の信号からの漏洩電力がこのキャリア周波数上に発生することを防ぐことができ、マルチキャリア通信において、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。また、許容電力値が大きく、かつ所望帯域外の信号を大きく抑圧するフィルタ、または周波数歪みの少ない電力増幅器を用いる必要なく、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。
【0055】
なお、本発明をCDMA通信方式に適用する場合、ベースバンドにおいて送信する信号に拡散符号を乗算することにより実現可能である。
【0056】
また、上記説明ではロールフィルタを用いているが、所望の帯域以外の周波数成分を制限するフィルタであれば、いずれも適用できる。
【0057】
また、上記説明では、各キャリアの信号送信を停止する時間を一致させているがこれに限らず、図4のように、送信停止時刻及び送信再開時刻は、それぞれ通信相手の移動局が他の基地局の信号を受信する時間から前後しても良い。
【0058】
図4において、211は、キャリア周波数f1で送信される信号の周波数f1での電力を示し、212は、キャリア周波数f1で送信される信号の周波数f2での漏洩電力を示す。また、図4において、222は、キャリア周波数f2で送信される信号の周波数f2での電力を示し、221は、キャリア周波数f2で送信される信号の周波数f1での漏洩電力を示す。
【0059】
例えば、図4(a)では、キャリア周波数f2の信号送信を停止した後、キャリア周波数f1の信号送信を停止する。そして、キャリア周波数f2の信号送信を再開した後にキャリア周波数f1の信号送信を再開する。また、例えば、図4(b)では、キャリア周波数f1の信号送信を停止した後、キャリア周波数f2の信号送信を停止する。そして、キャリア周波数f1の信号送信を再開した後にキャリア周波数f2の信号送信を再開する。
【0060】
この場合、最後の送信停止時刻から最初の送信再開時刻までの送信休止時間は、通信相手の移動局が他の基地局の信号を受信する最低必要な時間を確保していればよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマルチキャリア送信装置及びマルチキャリア送信方法によれば、通信相手の移動局が通信に使用するキャリアを用いて他の基地局の信号を受信する場合に、このキャリア周波数から所定の帯域内にあるキャリアの信号の送信を停止することにより、他の信号からの漏洩電力がこのキャリア周波数上に発生することを防ぐことができ、マルチキャリア通信において、送信信号の電力を停止したキャリア周波数でのマルチキャリア合成後の送信電力を抑圧することができる。
【0062】
また、送信停止時刻および送信再開時刻を一致させない場合、キャリア毎に送信の停止・再開を行うことにより、送信電力の単位時間あたりの変動が小さくできるので、電力増幅器等で行われる定利得制御や歪補償(抑圧)の制御を安定的に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリア送信装置の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態のマルチキャリア送信装置の信号送信タイミングの一例を示す図
【図3】上記実施の形態のマルチキャリア送信装置が送信する信号分布の一例を示す図
【図4】マルチキャリア送信装置の信号送信タイミングの一例を示す図
【図5】従来の通信装置の構成を示すブロック図
【図6】従来のマルチキャリア送信装置が送信する信号分布の一例を示す図
【図7】従来のマルチキャリア送信装置の信号送信タイミングの一例を示す図
【図8】従来の通信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 同期制御部
102 制御部
103 ベースバンド部
104 スイッチ
105 ロールオフフィルタ
106 変調器
107 RFアナログ部
108 合成器
109 電力増幅器

Claims (7)

  1. 通信相手が他局の第一キャリア周波数の信号を受信する時間に前記通信相手への送信に使用する前記第一キャリア周波数の信号と前記第一キャリア周波数に隣接する第二キャリア周波数の信号の送信停止を指示する指示手段と、
    前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号を送信するとともに前記指示手段にて送信停止を指示された場合には前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号の送信を停止する送信手段と、
    を具備することを特徴とするマルチキャリア送信装置。
  2. 前記指示手段は、前記第一キャリア周波数と前記第二キャリア周波数とにおける前記送信停止のタイミングが同一になるように指示することを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア送信装置。
  3. 前記指示手段は、前記第一キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示した後に前記第二キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示するとともに、所定の送信停止時間経過後に前記第一キャリア周波数の信号の送信再開を指示した後に前記第二キャリア周波数の信号の送信再開を指示することを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア送信装置。
  4. 前記指示手段は、前記第一キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示した後に前記第二キャリア周波数の信号の前記送信停止を指示するとともに、所定の送信停止時間経過後に前記第二キャリア周波数の信号の送信再開を指示した後に前記第一キャリア周波数の信号の送信再開を指示することを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア送信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置を有する基地局装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のマルチキャリア送信装置を有する基地局装置と、通信中の基地局装置のキャリアが休止したとき前記基地局装置以外の基地局装置のキャリアを受信する移動局装置とからなる移動通信システム。
  7. 通信相手が他局の第一キャリア周波数の信号を受信する時間に前記通信相手への送信に使用する前記第一キャリア周波数の信号と前記第一キャリア周波数に隣接する第二キャリア周波数の信号の送信停止を指示する指示工程と、
    前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号を送信するとともに前記指示工程にて送信停止を指示された場合には前記第一キャリア周波数及び前記第二キャリア周波数の信号の送信を停止する送信工程と、
    、を具備することを特徴とするマルチキャリア送信方法。
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