JP3732628B2 - 天井用換気扇 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気扇本体に対するパネルの取り付け構成を改良した天井用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井用換気扇では、図13に示すように、天井に取り付けられた本体1に対してパネル2を着脱可能に取り付けるようにしている。上記パネルの着脱可能な取り付け構成は、コイル部3aの両端を上方に逆ハ字状となるように延長したねじりコイルばね3を本体1側に固定された支持具4に上下移動可能に支持し、このねじりコイルばね3のコイル部3aにパネル2に固定された逆L字状の引掛け具5を掛け支持させるというものであった。
【0003】
パネル2の引掛け具5をコイル3部aに引掛ける際には、ねじりコイルばね3を引き下げてその両端部分の逆ハ字状部分を窄めた状態にしておく。そして、引掛け具5をコイル3部aに横方向から挿入するようにして引掛けた後、パネル2を少し押し上げると、ねじりコイルばね3の両端部分が自身の弾発力によって逆ハ字状に開きながら上方に移動するようになるので、突子6が本体1の下面に当たる位置までパネル2が引き上げられるというものである。なお、突子6は、本体1とパネル2との間に送風ファン7によって吸入される室内空気を通す通路8(隙間)を形成するためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のパネル2の取り付け構成では、引掛け具5はパネル2の裏側中央に設けられているので、コイル3部aに引掛ける際にそれらを目で見ながら作業することが困難である。このため、引掛け具5をコイル部3aに通す作業を何度も繰り返さねばならないことが多く、面倒である。
【0005】
また、ねじりコイルばね3は、上下移動可能に設けられ、パネル2を取り付けた状態では、支持具4から上方に長く突出する。このため、支持具4とベルマウス7部分までの寸法としては、ねじりコイルばね3の逆ハ字状の両端部分を収納できる比較的大きな寸法に設定しておかねばならないため、本体1全体としての高さ寸法が高くなるという問題があった。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、パネルの着脱が容易で、しかも、換気扇本体の高さ寸法を小さくすることができる天井用換気扇を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の換気扇は、
送風ファンを備え、天井に取り付けられる換気扇本体と、
この換気扇本体の下面部に配置されるパネルと、
前記換気扇本体およびパネルのうち、一方に突設された弾性係合部および他方に形成され前記弾性係合部を端部開口から内側に嵌入させて該弾性係合部と係脱可能に係合する筒状の係合凹部とから構成され、前記パネルを換気扇本体に対して、前記送風ファンによる吸入空気の通路が形成されるように着脱可能に取り付ける支持装置と、を具備し、
前記支持装置の前記弾性係合部は、先端部に折返し状態に形成された係合片を有し、その係合片の折返し側先端部に摘み部が設けられ、前記係合凹部は、一側面に前記係合片と係合する係合孔が設けられていることを特徴とするものである(請求項1)。
【0008】
この構成によれば、弾性係合部と係合凹部との嵌合による係合でパネルが換気扇本体に取り付けられるので、パネルを換気扇本体に取り付ける際には、パネルを押し上げるようにするだけでよく、取り付け作業を容易に行うことができる。また、弾性係合部と係合凹部とにより、パネルと換気扇本体との間に吸入空気の通路を形成することができる。
【0009】
この場合、係合凹部に対する弾性係合部の嵌入を容易に行うことがきるようにするために、弾性係合部の先端部において、係脱のための弾性方向に沿う幅寸法を、係合凹部の開口幅寸法よりも小さく設定し(請求項2)、或いは、係脱のための弾性方向と直交方向に沿う幅寸法を、係合凹部の開口幅寸法よりも小さく設定してもよい(請求項3)。
【0011】
上記摘み部は、外側に向かって突出するように形成され、その先端は、パネルの外周縁と略面一に設定されていることが好ましい(請求項)。このようにすることにより、摘み部をパネルにより隠して外から見えないようにすることができる。
【0012】
また、パネルの外周縁に上方に立上がる囲壁を設け、弾性係合部の摘み部は、弾性係合部を係合凹部との係合から解除する操作方向がパネルの囲壁に接近する方向に定められ、その係合解除の操作時に、パネルの囲壁に接することにより、該囲壁に係合片を係合凹部との係合から外す方向に案内されるように構成しても良い(請求項)。
【0013】
更に、パネルの囲壁の内側には、摘み部を、係合片を係合凹部との係合から外す方向に案内するリブが設けられていることが好ましく(請求項)、摘み部の先端には幅広の指当て部が設けられていることが好ましい(請求項)。
【0014】
更に、パネルが振動することを防止するために、換気扇本体およびパネルのうちの一方に、パネルを換気扇本体に取り付けた状態において、他方に当接してパネルを下方に弾性変形させる突子を設けると良い(請求項)。
【0015】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第1の基本形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、本発明の基本形態とは、後述する本発明の実施例において説明する摘み部32がない以外は本発明の実施例に相当する形態を言う。
天井用換気扇に全体構成を示す図1に示すように、換気扇本体11の主部を構成する角形の外箱12は、内部の下方にベルマウス13を形成した端板14を固定し、この端板14の上方部分をファンケーシング部15としている。このファンケーシング部15内には、遠心形の送風ファン16が配置され、この遠心ファン16は、外箱12の上部に配設されたモータ17により回転駆動されるようになっている。
【0016】
上記のように構成された換気扇本体11は、室の天井板18に形成された開口部19に挿入されて天井裏に配置される。そして、外箱12の下面部の外周部に延設されたフランジ12aは、天井板18の下面にあてがわれ、天井板18、或いは開口部19の周縁部に固定された野縁18aに木ねじ等によって取り付けられる。
【0017】
外箱12の下面部には、化粧用のパネル20が換気扇本体11の外箱12の下面部に支持装置21によって着脱可能に取り付けられている。このパネル20の取り付け状態において、外箱12の下面部とパネル20との間には隙間が形成され、この隙間は、送風ファン16によって吸入される空気の通路22とされる。しかして、送風ファン16がモータ17により回転駆動されると、室内の空気が化粧パネル10の周囲部から通路22およびベルマウス13を通ってファンケーシング部15内に吸入され、そして、吐出口体23から該吐出口体23に接続されたダクト24を通じて室外へと排出される。
【0018】
さて、ここで、パネル20を外箱12に着脱可能に取り付けるための支持装置21について説明する。
外箱12およびパネル20は、双方共にプラスチックにより形成されている。
パネル20は、四角形、この実施例では、正方形に形成され、その外周縁部には、上方に立ち上がる囲壁20aが一体に形成されている。そして、パネル20の各辺の中央部には、図2に示すように、弾性係合部25が、囲壁20a内側の近傍に位置して一体に突設されている。
【0019】
上記弾性係合部25は、相手側である外箱12側、すなわち上方に向かって突出する基片26、この基片26の上端部から下方に向かって折り返し状態に延設された係合片27を備えている。係合片27は、基片26よりもパネル20の外側に位置され、直立状態の基片26は対して、外側に向かって開いた状態に形成されている。かかる係合片27の先端部である下端部分には、図3および図4にも示すように、係合爪部27aが形成されている。
【0020】
一方、外箱12が有するフランジ12aの4辺部には、各辺の中央部に位置して、相手側であるパネル20側、すなわち下側に向かって突出する中空角形の係合筒部28が一体に突設されている。この係合筒部28は、弾性係合部25を内側に嵌合させて係合する係合凹部として機能するもので、4つの側面部のうち、外側を向く一側面部には被係合部としての係合孔29が形成されている。
【0021】
また、パネル20の上面における4つの隅角部には、棒状の突子30が上向きに一体に突設されている。この突子30は、パネル20が外箱12の下面部に取り付けられた状態で、外箱12のフランジ12aに接触して該パネル20を下方に弾性変形させるようになっている。
【0022】
次に上記のように構成した支持装置21によりパネル20を外箱12の下面部に取り付ける手順につき説明する。パネル20を外箱12に取り付けるには、パネル20を手で支えながら押し上げる。このとき、特に外箱12のフランジ12aの外周縁寄りにある係合筒部28は見易いから、パネル20の周縁部近くにある弾性係合部25は目で見易いから、その弾性係合部25を見ながら、これを外箱12の係合筒部28内に嵌入するようにする。
【0023】
すると、主に係合片27が窄まるように弾性変形することにより、弾性係合部25が係合筒部28内に嵌入され、そして、係合爪部27aが係合孔29の下縁部に至ると、係合片27が自身の弾性力で復元することにより、図4に実線で示すように、係合爪部27aが係合孔29に係合し、これにより、パネル20が外箱12の下面部に着脱可能に取り付けられる。
【0024】
この取り付け状態において、係合爪部27aの段部面Sが係合孔29の下縁に当接することにより、弾性係合部25がパネル20を支える状態となる。これにより、パネル20と外箱12との間に所定隙間の通路22が確保されるものである。
【0025】
また、この取り付け状態において、前記突子30は、外箱12のフランジ12aの4つの隅角部に当接し、弾性係合部25の両側を図1に示すように下方に撓ませるように弾性変形させる。すなわち、パネル20が弾性係合部27を介して係合筒部28に支えられた状態において、フランジ12aとパネル20の内部上面との間の隙間寸法Hとすると、突子30の突出長さLは、Hよりも長く設定されている。
【0026】
このため、パネル20の取り付け状態において、突子30は、パネル20を弾性係合部25の両側を下方に弾性変形させるものである。この弾性変形により、係合爪部27aの段部面Sも、係合孔29の下縁に押圧された状態となる。これにより、換気運転時に、モータ17或いは送風ファン16の回転等により、振動が生じても、パネル20ががたついたり、振動してガタガタ音を発したりすることがなくなる。
【0027】
一方、パネル20を外箱12から取り外すには、係合孔29に指等を差し入れて係合片27を押圧する。すると、図4に二点鎖線で示すように、係合片27が窄まるように弾性変形し、係合孔29との係合を解除するので、パネル20を外箱12から取り外すことができるもである。
【0028】
このように第1の基本形態によれば、パネル20を押し上げ、或いは係合片27を弾性変形させるだけでパネル20を着脱することができるので、その作業を容易に行うことができる。また、支持装置21はパネル20の着脱に伴って外箱12内に対して出没するものではないので、外箱12の高さ方向の寸法を小さくしても支障はなく、全体を高さ方向に小形化できる。
【0029】
しかも、弾性係合部25および係合筒部28により、パネル25と外箱12との間に空気の通路22を形成することができるので、その通路22を形成するためのスペーサを設けなくとも済む。
また、パネル20の4隅角部には、突子30が設けられているので、パネル20を外箱12から取り外して床において置くような場合、その突子30が脚として機能し、パネル20をほぼ水平に支えるので、パネル20が傾いたりせず、安定する。
【0030】
図5,図6は本発明の第2の基本形態を示すもので、上記第1の基本形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分だけを順に説明する。
5および図6において、係合筒部28の内部空間の左右両側面は、下方に向かって間隔が大となるように勾配が付されている。また、係合筒部28の一側面、すなわち係合孔29を形成した一側面は、下方に向かって外側に突き出るように傾いて形成されている。
【0031】
そして、弾性係合部25の上端部分において、係合片27の弾性変形方向(内外方向)と直交する方向に沿う幅寸法aは、係合筒部28の下端開口部の同方向の幅寸法Aよりも小さく設定されている。また、弾性係合部25の上端部分において、係合片27の弾性変形方向と直交する方向(幅寸法aと直交する方向;パネル20の各辺の外縁に沿う方向)の幅寸法bは、係合筒部28の下端開口部の同方向の幅寸法Bよりも小さく設定されている。
【0032】
弾性係合部25の各方向の幅寸法a,bを係合筒部28の下端開口部の各方向の幅寸法A,Bと上述のような大小関係に定めれば、弾性係合部25を係合筒部28内に嵌入し易く、パネル20の取り付け作業をより一層容易に行うことができる。
【0033】
図7は本発明の第実施例を示すもので、前記第1の基本形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分だけを順に説明する。図7において、弾性係合部25の係合片27の下端部には、外側に向かって延長片31が突設されていると共に、この延長片31の先端部に上向きに屈曲する摘み部32延設されている。この摘み部32は、パネル20の外縁である囲壁20aと略面一或いはそれよりもやや内側、すなわち囲壁20aの最外縁を通る鉛直線Vと略一致或いはそれよりもやや内側に位置するように定められている。
【0034】
このように構成すれば、係合片27を係合孔29との係合から外す際、摘み部32に指を当てて押圧すれば良いので、その係合解除作業を行い易くなる。この場合、摘み部32の先端部は、パネル20の外縁と一致或いはそれよりも内側に位置しているので、摘み部32が丸見えとなったりすることがなく、外観を損なうおそれがない。
【0035】
図8および図9は本発明の第実施例を示すもので、図7に示す第実施例との相違は、係合片27に摘み部32において、延長片31と摘み部32との境界の屈曲部分の外側を円弧面33としたところにある。
【0036】
このような円弧面33を設けると、摘み部32を下方に押したとき、その円弧面33が囲壁20aの上端に接して図9に示すように該囲壁20aの内側に移動するように案内される。すると、係合片27が弾性変形して係合孔29から外れる。従って、親指をパネル20の下面にあてがい、人差し指を摘み部32の上端にあてがい、挟み付けるようにすると、係合片27が係合孔29から外れるようになるので、パネル20の取り外し操作がより一層し易くなる。
【0037】
図10は本発明の第実施例を示すもので、上記の第実施例との相違は、パネル20の囲壁20aの内側に弾性係合部25に対応置して三角形状のリブ34を一体に形成したところにある。
このようなリブ34を設けると、摘み部32を下方に押し、その円弧面33が囲壁20aの上端に接して該囲壁20aの内側に移動すると、その後、係合片27がリブ34の傾斜面34aに摺接し、係合片27を係合孔29から外れる方向に弾性変形させる。
このように構成した場合には、摘み部32を単に下方に押圧するだけで、係合方27を係合孔29から外す方向に変形させることができ、更に操作性に優れたものとすることができる。
【0038】
図11および図12は本発明の第実施例を示すもので、この実施例が前記第実施例と相違するところは、摘み部32の上端部に外方に突出する指当て部35を一体に形成したものである。そして、この指当て部35は角部が図12に示すように、円弧状の面取りCが付されている。
このように摘み部32に指当て部35を設けた場合には、指を広い面積の部分に当てて操作できるので、指が痛く感じたりすることがない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
請求項1記載の発明では、弾性係合部を係合凹部に嵌入させることにより、パネルを換気扇本体に対して着脱可能に取り付けることができるので、パネルの着脱を容易に行うことができる。また、換気扇本体を高さ方向に小形化できる上、別にパネルと換気扇本体との間に吸入空気の通路を形成する機構を設けずとも済み、構成の簡素化を図ることができる。また、弾性係合部としては、先端部に折り返し状態に形成された係合片を有し、その係合片の折り返し側先端部に、摘み部が設けられている形態としたので、係合片を係合孔から外すための操作がし易くなる。
【0040】
請求項2記載および請求項3記載の発明では、弾性係合部の先端部の直交二方向の幅のうち、一方の幅、或いは他方の幅を、係合凹部の直交二方向の開口幅のうち、一方の開口幅、或いは他方の開口幅よりも小さく設定したので、係合凹部に対する弾性係合部の嵌入を容易に行うことがきる。
【0042】
請求項記載の発明では、外側に向かって突出する摘み部の先端を、パネルの外周縁と略面一に設定したので、摘み部をパネルにより隠して外から見えないようにすることができる。
【0043】
請求項記載の発明では、弾性係合部の摘み部を操作すると、摘み部がパネルの囲壁に接して係合片を係合凹部との係合から外す方向に案内されるので、弾性係合部を係合凹部との係合から解除する操作がし易くなる。
【0044】
請求項記載の発明では、摘み部を操作すると、摘み部がパネルの囲壁の内側に設けられたリブにより係合片を係合凹部との係合から外す方向に案内されるので、弾性係合部を係合凹部との係合から解除する操作が一層し易くなる。
【0045】
請求項記載の発明では、摘み部の先端に幅広の指当て部が設けられているので、操作時に指が痛く感じることがない。
【0046】
請求項記載の発明では、パネルを換気扇本体に取り付けた状態では、パネルは、弾性係合部と係合凹部との係合箇所の両側において突子に押圧されて弾性変形した状態になっているので、パネルが振動することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の基本形態を示す縦断面図
【図2】 パネルの弾性係合部と外箱の係合筒部とを示す部分的な縦断面図
【図3】 弾性係合部と係合筒部とを示す斜視図
【図4】 弾性係合部と係合筒部との係合状態を示す縦断面図
【図5】 本発明の第2の基本形態を示すもので、弾性係合部と係合筒部の正面図
【図6】 弾性係合部と係合凹部の縦断面図
【図7】 本発明の第実施例を示す図4相当図
【図8】 本発明の第実施例を示す図4相当図
【図9】 係合片を係合孔から外す場合の作用を説明するための縦断面図
【図10】 本発明の第実施例を示す図8相当図
【図11】 本発明の第実施例を示す図8相当図
【図12】 指当て部の平面図
【図13】 従来のパネルの取り付け構造を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、11は換気扇本体、12は外箱、14は端板、16は送風ファン、18は天井板、20はパネル、20aは囲壁、21は支持装置、22は通路、24はダクト、25は弾性係合部、27は係合片、27aは係合爪部、28は係合筒部(係合凹部)、29は係合孔、30は突子、32は摘み部、34はリブ、35は指当て部である。

Claims (8)

  1. 送風ファンを備え、天井に取り付けられる換気扇本体と、
    この換気扇本体の下面部に配置されるパネルと、
    前記換気扇本体およびパネルのうち、一方に突設された弾性係合部および他方に形成され前記弾性係合部を端部開口から内側に嵌入させて該弾性係合部と係脱可能に係合する筒状の係合凹部とから構成され、前記パネルを換気扇本体に対して、前記送風ファンによる吸入空気の通路が形成されるように着脱可能に取り付ける支持装置と、を具備し、
    前記支持装置の前記弾性係合部は、先端部に折返し状態に形成された係合片を有し、その係合片の折返し側先端部に摘み部が設けられ、前記係合凹部は、一側面に前記係合片と係合する係合孔が設けられていることを特徴とする天井用換気扇。
  2. 弾性係合部の先端部において、係脱のための弾性方向に沿う幅寸法は、係合凹部の開口幅寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載の天井用換気扇。
  3. 弾性係合部の先端部において、係脱のための弾性方向と直交方向に沿う幅寸法は、係合凹部の開口幅寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の天井用換気扇。
  4. 摘み部は、外側に向かって突出するように形成され、その先端は、パネルの外周縁と略面一に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の天井用換気扇。
  5. パネルは外周縁に上方に立上がる囲壁を有すると共に、弾性係合部の摘み部は、弾性係合部を係合凹部との係合から解除する操作方向がパネルの囲壁に接近する方向に定められ、その係合解除の操作時に、パネルの囲壁に接することにより、該囲壁に係合片を係合凹部との係合から外す方向に案内されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の天井用換気扇。
  6. パネルの囲壁の内側には、摘み部を、係合片を係合凹部との係合から外す方向に案内するリブが設けられていることを特徴とする請求項記載の天井用換気扇。
  7. 摘み部の先端には、幅広の指当て部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の天井用換気扇。
  8. 換気扇本体およびパネルのうちの一方には、パネルを換気扇本体に取り付けた状態において、他方に当接してパネルを下方に弾性変形させる突子が設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか記載の天井用換気扇。
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