JP3732037B2 - トルク伝達構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁の操作機の操作軸などにトルクを伝達するトルク伝達構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば図7に示すように、弁の操作機1においては、その操作軸2に操作キャップ3を取り付け、キャップ3を操作棒(図示せず)等により回転駆動することにより、操作棒の駆動力をキャップ3を介して操作軸2に伝達し、弁を開閉するようにしている。キャップ3は、角錐状または角柱状に形成された操作軸2に嵌合する孔部4を形成することで、操作軸2の軸心廻りにおける廻り止めを行うとともに、シアーピン5により操作軸2に対して抜け止めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような操作軸2とキャップ3との嵌合によって駆動力の伝達を行う方式では、弁の全開時や全閉時などに回転限度を越えた過大なトルクがキャップ3に加えられた場合も全てのトルクが操作軸2に伝達されるので、操作機1や弁などの操作対象装置が破損する問題があった。
【0004】
本発明は上記問題を解決するもので、過大なトルク伝達を防止できるトルク伝達構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明のトルク伝達構造は、一方の軸に形成した孔部の内部に、環状鍔部を形成した他方の軸を軸心廻りに回転自在に遊嵌し、環状鍔部に当接するトルク伝達リングを他方の軸に外挿して配置し、トルク伝達リングを環状鍔部に向けて押圧する弾性体を他方の軸の端面と孔部の奥端面との間に配置し、一方の軸の孔部開口側に弾性体の押圧力を受け止める受部を設けるとともに、一方の軸の孔部内周面とトルク伝達リングの外周面とに軸心廻りにおいて互いに係止する係止部を形成し、前記環状鍔部とトルク伝達リングの双方の当接面に周方向の一方向において係合する傾斜面と他方向において係合する傾斜面とを形成したものである。
【0006】
上記した構成によれば、一方の軸と他方の軸の何れかを回転駆動することにより、入力のトルクをトルク伝達リングを介して伝達することができる。過大なトルクが負荷された時には、トルク伝達リングの傾斜面が環状鍔部の傾斜面に強く押し付けられるため傾斜面間でスリップが生じ、トルク伝達リングが軸心方向に移動するとともに弾性体が収縮し、その結果、環状鍔部に対してトルク伝達リングが空転し、過大なトルク伝達は防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図6において、本発明の一実施形態におけるトルク伝達構造は先に図7を用いて説明したものと同様に、弁の操作機1の操作軸2に装着してトルクを伝達する操作キャップとして具現している。ここで、操作軸2は角錐状をなし、断面形状において四角形である。
【0008】
図1に示したように、入力軸をなすキャップ3は、操作棒に嵌合する角錘状の入力軸部6と、孔部4を形成したソケット部7,8とを有しており、ソケット部7,8は入力軸部6側から進入させた六角穴つきボルト9で締結している。
開口側のソケット部7に対応する孔部4aの内部には、出力軸をなすハブ10を軸心廻りに回転自在に遊嵌している。ハブ10は、操作軸2に嵌合する角錐状の嵌合孔11と環状鍔部12とを形成したものであり、環状鍔部12の両側のハブ10に、環状鍔部12に当接するトルク伝達リング13を外挿している。ソケット部8に対応する孔部4bには、ハブ10の端面と孔部4bの奥端面との間にあって、トルク伝達リング13を環状鍔部12に向けて押圧する複数の皿バネ14を配置している。この皿バネ14の押圧力は、ハブ10との間隙に嵌入したソケット部7の環状凸部7aで受け止めている。
【0009】
ソケット部7に対応する孔部4aは図2に示したように概ね八角形であり、ソケット部8に対応する孔部4bは円形である。
図3に示したように、トルク伝達リング13は、孔部4aに嵌合する八角筒状に形成しており、一端面において環状鍔部12に当接している。トルク伝達リング13の当接面には、径方向に沿う歯部15を周方向に沿って間隔をおいて形成している。各歯部15は周方向に沿う断面が台形をしていて、その上面15aおよび傾斜面15b、隣接する歯部15間の平坦面15cは全て等幅である。
【0010】
図4に示したように、ハブ10は軸心方向ほぼ中央位置に上述した環状鍔部12を形成していて、環状鍔部12の上下面においてトルク伝達リング13に当接している。環状鍔部12の当接面には、トルク伝達リング13に形成したのと同等の歯部16を上面16aと傾斜面16bと平坦面16cとにより形成している。またハブ10の嵌合孔11は開口側半分程度を操作軸2より幾分大きく形成していて、その境界部分のハブ10の内周面に、操作軸2に圧接するOリング17を配置している。
【0011】
図5に簡略に示したように、トルク伝達リング13の歯部15とハブ10の歯部16とは周方向において互いに交互に位置していて、通常のトルク負荷では、傾斜面15b,傾斜面16bが互いに圧接する状態で係合している。
上記した構成における作用を説明する。
キャップ3を操作軸2に装着した状態では、操作軸2はハブ10の嵌合孔11に嵌合し、ハブ10は環状鍔部12においてトルク伝達リング13と係合し、トルク伝達リング13は外周面においてキャップ3のソケット部7に係合している。
【0012】
弁の開閉操作時に、入力軸部6に装着する操作棒等によりキャップ3を回転駆動すると、そのトルクがトルク伝達リング13,ハブ10を介して操作軸2に伝わり、操作軸2が回転して弁が開閉動作する。
弁の全開時もしくは全閉時に、弁の回転限度を越えた過大なトルクがキャップ3に加わると、図5より理解されるように、トルク伝達リング13の歯部15の傾斜面15bがハブ10の歯部16の傾斜面16bに強く押し付けられ、傾斜面15b,16b間でスリップが生じる。その結果、図6に示したようにトルク伝達リング13が軸心方向に移動するとともに皿バネ14が弾性変形して、トルク伝達リング13の歯部15がハブ10の歯部16を乗り越え、つまりハブ10に対してキャップ3がトルク伝達リング13とともに空転し、過大なトルク伝達は防止される。
【0013】
このように皿バネ14の弾性変形によって過剰トルクを防止する方式なので、皿バネ14の材料や数を変えることで最大トルクを調整できる。その際に、皿バネ14はハブ10の端面側に配置するので、ハブ10の外周形状などに制限されることはなく、環状(円形)皿バネなど、小型で安価な規格品を使用できる。皿バネ14に代えてスプリングなどの他の弾性体を配置することも可能である。
【0014】
キャップ3を操作するに際しては、嵌合孔11と操作軸2との間にある程度の間隙があるので脱着容易であり、操作軸2の抜け止めはOリング17で行える。また、ソケット部7,8を入力軸部6側からのボルト9で締結していて、キャップ3の下面に突起物が存在しないため、操作機1への装着を支障なく行える。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、入力軸の孔部の内部に、環状鍔部を形成した出力軸を軸心廻り回転自在に遊嵌し、この出力軸の環状鍔部の上面あるいは下面と入力軸の孔部内周面とに周方向において係合するトルク伝達リングを出力軸に外挿し、このトルク伝達リングを環状鍔部に向けて押圧する弾性体を出力軸の端面と孔部の奥端面との間に設けたことにより、入力軸にかかる過大なトルクの出力軸への伝達をトルク伝達リング・鍔部間のスリップによって防止することができ、弾性体の種類あるいは数を変えることで最大トルクの調整も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるトルク伝達構造を有した操作キャップの下面およびA−A断面を示した説明図である。
【図2】同トルク伝達構造において入力軸をなすキャップを上面および側面より示した説明図である。
【図3】同キャップ内に配置されるトルク伝達リングを上面および側面より示した説明図である。
【図4】同トルク伝達構造において出力軸をなすハブを側面および下面より示した説明図である。
【図5】トルク伝達リングに形成された歯部とハブに形成された歯部との位置関係を示した説明図である。
【図6】過大なトルクが負荷された時のトルク伝達リングとハブの状態を示した説明図である。
【図7】従来の弁の操作機を示した断面図である。
【符号の説明】
3 キャップ(入力軸)
4 孔部
7a 凸部(押さえ部)
10 ハブ(出力軸)
11 嵌合孔
12 環状鍔部
13 トルク伝達リング
14 皿バネ
15 歯部
15b 傾斜面
16 歯部
16b 傾斜面

Claims (1)

  1. 一方の軸に形成した孔部の内部に、環状鍔部を形成した他方の軸を軸心廻りに回転自在に遊嵌し、環状鍔部に当接するトルク伝達リングを他方の軸に外挿して配置し、トルク伝達リングを環状鍔部に向けて押圧する弾性体を他方の軸の端面と孔部の奥端面との間に配置し、一方の軸の孔部開口側に弾性体の押圧力を受け止める受部を設けるとともに、一方の軸の孔部内周面とトルク伝達リングの外周面とに軸心廻りにおいて互いに係止する係止部を形成し、前記環状鍔部とトルク伝達リングの双方の当接面に周方向の一方向において係合する傾斜面と他方向において係合する傾斜面とを形成したことを特徴とするトルク伝達構造。
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