JP3731987B2 - 軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法に関するものである。詳しくは、末端に活性水素を持たない側鎖を有するポリオキシアルキレンポリオールを使用した、軽量で優れた制振性を有する軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ポリウレタンフォームを制振材として使用する場合、フォーム単体では十分満足する制振性が得られないことが多く、これまで様々な検討が行われてきている。例えば、特開平1−275617号にはアスファルトを含有させたポリウレタンフォーム、また特開平2−084421号には、炭酸カルシウムを使用するポリウレタンフォームが開示されている。しかし、アスファルトや炭酸カルシウムを含有するポリウレタンフォームは、成形機を汚染する上、ポリウレタンフォームの重量が重くなるなどの問題がある。また、特開平3−081315号には、ヒドロキシル当量が500以下のポリエーテルトリオールおよびポリエーテルジオールを使用するポリウレタンフォーム、特開平5−186561号には、ヒドロキシル当量が30〜500のポリヒドロキシル化合物を使用するポリウレタンフォーム、特開平6−184264号には、ヒドロキシル当量が500以下のポリヒドロキシル化合物を使用するポリウレタンフォームが開示されている。
【0003】
しかし、ヒドロキシル当量が500以下のポリエーテルを使用すると、周波数100〜900Hz、特に250〜450Hzでの振動伝達率が悪化する等の問題がある。また、特開昭62−205115号には、粘性を有する末端不活性基のウレタンプレポリマーを使用するポリウレタンフォームが開示されているが、この場合末端不活性基ウレタンプレポリマーは水酸基が2ないし3のポリオールに対し、化学量論的に少し過剰のポリイソシアネートを反応させ残存イソシアネート基を有するプレポリマーを合成し、これに活性水素1個の活性水素化合物を加えて得られるため、プレポリマーの末端は全てウレタン基で不活性化されている。軟質ポリウレタンフォーム製造の際にこの様なプレポリマーを使用すると、フォームの硬化速度が悪化し生産性が悪化する等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決し、軽量(見かけの密度=50kg/m3以下)でかつ優れた制振性を有する軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、末端に活性水素を持たない側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを含有するポリオール組成物と有機ポリイソシアネート組成物を用いることで上記目的を達成できることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
即ち、本発明の概要としては、水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とし、さらに、末端に活性水素を持たない分子量300〜7000の側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールと、水酸基数2〜8、分子量が3000〜20000であるポリオキシアルキレンポリオールからなるポリオール組成物と有機ポリイソシアネート組成物とを発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤の存在下に反応させて軟質ポリウレタンフォームを得るに際し、ポリオール組成物として、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とするポリオキシアルキレンポリオールであり、さらに、末端に活性水素を持たない分子量300〜7000の側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールであり、その(イ)として好ましくは、水酸基数2〜3のとき側鎖の分子量が300〜7000、また水酸基数4〜8のとき側鎖の分子量が300〜3000であるポリオキシアルキレンポリオール、(ロ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000であるポリオキシアルキレンポリオールからなり、(イ)/(ロ)の混合重量比が100/0〜10/90である混合物を使用し、周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下、500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下の軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法である。
【0007】
即ち、本発明は、以下の(1)〜(10)を提供するものである。
(1) ポリオール組成物と有機ポリイソシアネート組成物とを発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤の存在下に反応させて得られる軟質ポリウレタンフォームであって、該ポリオール組成物が、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とし、かつ、末端に活性水素を有さずその分子量が300〜7000である側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有するものであることを特徴とする軟質ポリウレタンフォーム。
【0008】
(2) (1)記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)が、水酸基数2〜3であり、かつ側鎖の分子量が300〜7000であることを特徴とする(1)に記載の軟質ポリウレタンフォーム。
【0009】
(3) (1)記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)が、水酸基数4〜8であり、かつ側鎖の分子量が300〜3000であることを特徴とする(1)に記載の軟質ポリウレタンフォーム。
【0010】
(4) ポリオール組成物が、(1)記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)と(ロ)水酸基数2〜8であり、かつ分子量3000〜20000であるポリオキシアルキレンポリオールとからなり、かつ(イ)/(ロ)の混合重量比が100/0〜10/90である混合物を使用することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォーム。
【0011】
(5) 周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下であり、かつ500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォーム。
【0012】
(6) ポリオール組成物と有機ポリイソシアネート組成物とを発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤の存在下に反応させて得られる軟質ポリウレタンフォームの製造方法であって、該ポリオール組成物が、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とし、かつ、末端に活性水素を有さずその分子量が300〜7000である側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有するものであることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0013】
(7) (6)記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)が、水酸基数2〜3であり、かつ側鎖の分子量が300〜7000であることを特徴とする(6)に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0014】
(8) (6)記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)が、水酸基数4〜8であり、かつ側鎖の分子量が300〜3000であることを特徴とする(6)に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0015】
(9) ポリオール組成物が、(6)記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)と(ロ)水酸基数2〜8であり、かつ分子量3000〜20000であるポリオキシアルキレンポリオールとからなり、かつ(イ)/(ロ)の混合重量比が100/0〜10/90である混合物を使用することを特徴とする(6)〜(8)のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0016】
(10) (6)〜(9)のいずれかに記載の方法により得られた軟質ポリウレタンフォームが、周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下であり、かつ500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下であることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、さらに詳細に説明する。本発明で使用するポリオール組成物とは、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とし、かつ、末端に活性水素を有さずその分子量が300〜7000である側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有するものである。
【0018】
前記したポリオキシアルキレンポリオール(イ)の側鎖とは、その分子量が300〜7000の範囲にあるものである。より好ましくは、前記(イ)の水酸基数が2〜3のときには、該側鎖の分子量は300〜7000であり、また水酸基数が4〜8のときには、該側鎖の分子量は300〜3000である。
【0019】
(イ)の側鎖の分子量が300よりも小さい場合には、振動伝達率が悪くなる傾向にあり、又(イ)の水酸基数が2〜3のときに該側鎖の分子量が7000よりも大きい場合、また(イ)の水酸基数が4〜8のときに該側鎖の分子量が3000よりも大きい場合には、ポリオキシアルキレンポリオールの粘度が高くなる等の問題が発生する傾向にある。
【0020】
前記ポリオキシアルキレンポリオール(イ)の側鎖としては、末端に活性水素を有さないものであれば特に限定はなく、何でも使用することが出来るが、例えば、フェニル基、炭化水素基、シアノ基、シアノアルキル基、ハロゲン基、エステル基等のようなものであり、具体的には、これらの基を有した化合物が挙げられる。
【0021】
ポリオキシアルキレンポリオール(イ)の具体的な製造例としては、例えば、ポリオキシアルキレンポリオール中の水酸基と活性水素を持たない(例えば、フェニルイソシアネートのような)モノイソシアネートとのウレタン化反応、該ポリオールの水酸基と、安息香酸、酢酸に代表されるようなカルボン酸以外に活性水素を持たない一価の酸によるエステル化反応、ポリオキシアルキレンポリオールのアルコキシドとモノクロルメタン、モノクロルエタンのような有機モノハロゲン化物との縮合反応等により末端を封鎖して得られる。また、分子量300〜7000の活性水素を持たないモノエポキシドをプロピレンオキシド、エチレンオキシドのようなアルキレンオキシドと共重合させても得られる。さらに、分子量が3000以下の開始剤に分子量300〜7000の活性水素を持たないモノエポキシドまたは、活性水素を持たないモノイソシアネート、カルボン酸以外に活性水素を持たない一価の酸を反応させ、次いで、アルキレンオキシドを重合させても良く、本発明の主旨を何等そこなうものではない。以上に例示したような製造例が挙げられるが、本発明はこれらに何等限定されるものではない。
【0022】
また上記ポリオキシアルキレンポリオール(イ)の主鎖部分については、公知のポリオキシアルキレンポリオールを使用することができる。即ち、上記(イ)のポリオキシアルキレンポリオールにおいて、水酸基数2〜8の開始剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール等の2価アルコール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール類、ソルビトール、シュガー、メチルグルコシド等の糖類、エチレンジアミン等の脂肪族アミン類、トルイレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン等の芳香族アミン類、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン類、ビスフェノールA、ノボラック等のフェノール類、水等が挙げられる。
【0023】
上記開始剤に付加するアルキレンオキシドとしては、プロピレンオキシド、エチレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキシド等が挙げられる。
上記したポリオキシアルキレンポリオール(イ)の主鎖部分は、上記開始剤に、従来の方法により一種類または二種類の上記アルキレンオキシドを、分子量3000〜20000になるように付加されたものである。
【0024】
また本発明のポリオキシアルキレンポリオール(イ)は、水酸基数が2〜8であり、好ましくは2〜6であり、さらに好ましくは2〜4である。また、分子量が3000〜20000の範囲であり、好ましくは3000〜15000であり、さらに好ましくは5000〜10000である。
(イ)の分子量が3000よりも小さい場合には、振動伝達率が悪くなる傾向にあり、分子量が20000よりも大きくなると、ポリオキシアルキレンポリオールの粘度が高くなる傾向にある等の問題がある。
【0025】
また、本発明における(イ)のポリオキシアルキレンポリオールは、ポリオキシアルキレンポリオールの存在下にアクリロニトリル、スチレン等のエチレン性不飽和化合物を重合させ、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、またはそれらのコポリマー等が上記ポリオキシアルキレンポリオール(イ)に分散されて得られるポリマー分散ポリオール、通称ポリマーポリオール(商品名)も好適に使用できる。
【0026】
さらに、本発明のポリオキシアルキレンポリオール(イ)は、本発明で使用するポリオール組成物中の1成分であるが、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有することが必須である。好ましくは、30重量%以上であり、さらに好ましくは、50重量%以上である。(イ)の混合重量比が10重量%よりも小さい場合、振動伝達率が悪くなる傾向にある。
該ポリオール組成物の他のポリオール成分としては、公知のポリオールを使用することが出来るものであり特に限定はない。
【0027】
また、本発明のポリオール組成物としては、上記したポリオキシアルキレンポリオール(イ)に、以下に説明するポリオキシアルキレンポリオール(ロ)を組み合わせて用いるとより好ましい。
本発明で使用する(ロ)のポリオキシアルキレンポリオールとは、水酸基数が2〜8であり、かつ分子量が3000〜20000の範囲であるポリオキシアルキレンポリオールである。これは、水酸基数2〜8の開始剤に、従来の方法により一種類または二種類のアルキレンオキシドを、分子量3000〜20000になるように付加したものである。
【0028】
上記(ロ)のポリオキシアルキレンポリオールにおいて、水酸基数2〜8の開始剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール等の2価アルコール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコール類、ソルビトール、シュガー、メチルグルコシド等の糖類、エチレンジアミン等の脂肪族アミン類、トルイレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン等の芳香族アミン類、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン類、ビスフェノールA、ノボラック等のフェノール類、水等が挙げられる。
【0029】
上記開始剤に付加するアルキレンオキシドとしては、プロピレンオキシド、エチレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキシド等が挙げられる。また、本発明における(ロ)のポリオキシアルキレンポリオールは、ポリオキシアルキレンポリオールの存在下にアクリロニトリル、スチレン等のエチレン性不飽和化合物を重合させ、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、またはそれらのコポリマー等が上記ポリオキシアルキレンポリオール(ロ)に分散されて得られるポリマー分散ポリオール、通称ポリマーポリオール(商品名)も好適に使用できる。
【0030】
また、ポリオキシアルキレンポリオール(ロ)の水酸基数は2〜8であり、好ましくは2〜6であり、さらに好ましくは3〜4である。また、分子量が3000〜20000の範囲であり、好ましくは3000〜15000であり、さらに好ましくは5000〜10000である。
(ロ)の分子量が3000よりも小さい場合には、振動伝達率が悪くなる傾向にあり、分子量が20000よりも大きくなると、ポリオキシアルキレンポリオールの粘度が高くなる傾向にある等の問題がある。
【0031】
本発明で使用するポリオール組成物において、上記ポリオキシアルキレンポリオール(イ)及び(ロ)の混合比率は、(イ)/(ロ)の混合重量比が100/0〜10/90である。好ましくは(イ)/(ロ)が100/0〜30/70であり、さらに好ましくは、100/0〜50/50である。また(イ)の混合重量比が10よりも小さい場合、振動伝達率が悪くなる傾向にある。
【0032】
本発明で使用する有機ポリイソシアネート組成物としては、特に限定はされないが、具体的には、例えば、ポリメチレンポリフェニルイソシアネートと2,4−及び/又は2,6−トリレンジイソシアネート(以下トリレンジイソシアネートをTDIと記す)の混合物が好ましく使用され、その混合比は特に限定されない。
【0033】
また、本発明におけるポリメチレンポリフェニルイソシアネートとしては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下ジフェニルメタンジイソシアネートをMDIと記す)、2,4’−MDI,2,2’−MDI、3核体以上のメチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネートの混合物である。
また、本発明のTDIとしては、その異性体比により本発明の効果を阻害することはないが、その異性体比として2,4−TDI/2,6−TDI=100/0〜65/35の範囲内で含有するものが好ましい。
【0034】
また、本発明の有機ポリイソシアネート組成物は、ポリオキシアルキレンポリオールによりウレタン変性されたものであっても良く、例えばカルボジイミド変性体を含んでいても良い。
【0035】
本発明における発泡剤としては、水を唯一の発泡剤として使用する。使用する水の量は活性水素化合物100重量部あたり3.0〜6.5重量部が好ましく、更に好ましくは4.5〜6.0重量部である。水が3重量部より少ない場合、軟質ポリウレタンフォームの発泡倍率が低下し密度が高くなる傾向にあるし、6.5重量部より多い場合、軟質ポリウレタンフォームの硬化反応が悪化し生産性が低下したり成形性が悪くなる傾向にある等の問題がある。
【0036】
本発明で使用する架橋剤としては、その構造は特に限定されないが、エチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール、又はこれにアルキレンオキシドを少量付加したもの、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類、又はこれにアルキレンオキシドを少量付加したものを、単独、又は混合して使用することができる。その使用量は、活性水素化合物100重量部あたり0.1〜10重量部である。さらに好ましくは、0.5〜5重量部である。
使用量が0.1重量部よりも少ない場合には、フォーム表面のキュアー性が悪化する傾向にあり、10重量部よりも多い場合にはフォームの発泡倍率が低下し、密度が高くなる傾向にあり、好ましくない。
【0037】
本発明で使用する整泡剤としては、公知の有機けい素系界面活性剤(ポリシロキサン−ポリオキシアルキレン共重合体)であり、例えば東レ・ダウコーニング社製の商品名;SRX−253、SRX−274C、SF−2961、SF−2962、SF−2969等が、また日本ユニカー社製の商品名;L−5309、L−5307、L−5305、L−3600等が使用できる。その使用量は活性水素化合物100重量部あたり0.1〜5重量部であり、好ましくは0.1〜3重量部である。
【0038】
また本発明における触媒としては、公知のものでよく特に限定はないが、例えばトリエチレンジアミン、N−メチルモルフォリン、N−エチルモルフォリン等のアミン系触媒、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ジブチル錫ジラウレート等の有機金属系触媒がある。これらの触媒は単独、又は混合して使用することができる。その使用量は、活性水素化合物100重量部あたり0.001〜5重量部であり、好ましくは0.1〜5重量部である。
【0039】
その他添加剤として、難燃剤、着色剤、抗酸化剤等を必要に応じて使用することができる。
【0040】
本発明の軟質ポリウレタンフォームの製造方法は特に限定されないが、通常はポリオール組成物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤をあらかじめ混合し、レジンプレミックスとした後、有機ポリイソシアネート組成物とを所定の比率で混合し、金型内に注入して反応及び発泡させる。
NCOインデックス(有機ポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基とレジンプレミックス中の活性水素との当量比=NCO/H)は0.6〜1.0の範囲が好ましい。さらに好ましくは0.7〜0.9の範囲である。NCOインデックスが0.6より小さくなると、軟質ポリウレタンフォームの密度が上がってしまい、またフォーム表面のキュアー性が悪くなる傾向にある。またNCOインデックスが1.0より大きくなると、振動伝達率が悪くなる傾向にある。
金型内に注入後、室温〜100℃の雰囲気下に3〜30分放置して反応硬化させた後、金型から得られた軟質ポリウレタンフォームを取り出す。
【0041】
軟質ポリウレタンフォームの制振性を評価する方法としては、例えば実際にフォームを使用した官能試験等もあるが、本発明ではフォームの振動伝達率を測定することにより、制振性能を数値化して評価することが可能となり、その評価技術を一層向上させることが出来たものである。
【0042】
本発明の軟質ポリウレタンフォームにおける振動伝達率とは、以下の方法により測定・評価するものである。具体的には、即ち、加振源の鉄板の上に厚さ20mmのフォーム、厚さ2mmの塩化ビニル樹脂マットの順に乗せ、周波数10〜1000Hzで加振し、鉄板と塩化ビニルマット間の加速度変位量を求める。なお、振動伝達率が低い程制振性能が優れていることを示す。本発明においては、該軟質ポリウレタンフォームの振動伝達率の評価として、特に周波数250Hz、300Hz、400Hz、450Hz、500Hz、700Hz、900Hz、1000Hzの数値を用いた。
上記の測定方法により、従来の軟質ポリウレタンフォームを測定すると、250〜450Hzにおける振動伝達率としては、+5〜−5dB程度であり、また500〜1000Hzにおける振動伝達率は、−5〜−15dB程度であった。
【0043】
これに対して、本発明により得られた軟質ポリウレタンフォームを上記の測定方法により測定・評価の結果、周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下であり、かつ500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下の軟質ポリウレタンフォームであることが判明したものであり、従来の軟質ポリウレタンフォームに比べて、格段に優れた制振性を有する軟質ポリウレタンフォームである。
【0044】
【実施例】
以下、本発明について実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0045】
(1)ポリオキシアルキレンポリオールの製造
【0046】
ポリオキシアルキレンポリオールA
グリセリン1molに0.37molの水酸化カリウムを加え、100℃で6時間脱水後プロピレンオキシド102molを反応温度115℃、反応最大圧力5kg/cm2で付加重合し、水酸基価28mgKOH/gのポリオキシプロピレンポリオールを得た。次いでエチレンオキシドをこのポリオキシプロピレンポリオールとエチレンオキシドの合計量に対して14wt%になるように付加して、水酸基価24mgKOH/g、側鎖の数=0のポリオキシアルキレンポリオールAを得た。
【0047】
ポリオキシアルキレンポリオールB
グリセリン1molに0.37molの水酸化カリウムを加え、100℃で6時間脱水後プロピレンオキシド74.8molを反応温度115℃、反応最大圧力5kg/cm2で付加重合し、水酸基価38mgKOH/gのポリオキシプロピレンポリオールを得た。次いでエチレンオキシドをこのポリオキシプロピレンポリオールとエチレンオキシドの合計量に対して14wt%になるように付加して、水酸基価33mgKOH/g、側鎖の数=0のポリオキシアルキレンポリオールBを得た。
【0048】
ポリオキシアルキレンポリオールC
グリセリン1molに0.37molの水酸化セシウムを加え、100℃で6時間脱水後プロピレンオキシド136.6molを反応温度100℃、反応最大圧力3.5kg/cm2で付加重合し、水酸基価25mgKOH/gのポリオキシプロピレンポリオールを得た。次いでエチレンオキシドをこのポリオキシプロピレンポリオールとエチレンオキシドの合計量に対して15wt%になるように付加して、水酸基価21mgKOH/g、側鎖の数=0のポリオキシアルキレンポリオールCを得た。
【0049】
ポリオキシアルキレンポリオールD
グリセリン1molに0.37molの水酸化カリウムを加え、100℃で6時間脱水後プロピレンオキシド4.9molを反応温度115℃、反応最大圧力5kg/cm2で付加重合し、水酸基価450mgKOH/g、側鎖の数=0のポリオキシアルキレンポリオールDを得た。
【0050】
ポリオキシアルキレンポリオールE
ジプロピレングリコール1molに0.25molの水酸化カリウムを加え、100℃で6時間脱水後プロピレンオキシド38molを反応温度115℃、反応最大圧力5kg/cm2で付加重合し、水酸基価48mgKOH/gのポリオキシプロピレンポリオールを得た。次いでエチレンオキシドをこのポリオキシプロピレンポリオールとエチレンオキシドの合計量に対して20wt%になるように付加して、水酸基価38mgKOH/g、側鎖の数=0のポリオキシアルキレンポリオールEを得た。
【0051】
ポリオキシアルキレンポリオールF
ソルビトール/グリセリンの混合物(混合重量比=80/20)1molに0.37molの水酸化カリウムを加え、100℃で6時間脱水後プロピレンオキシド115molを反応温度115℃、反応最大圧力5kg/cm2で付加重合し、水酸基価41mgKOH/gのポリオキシプロピレンポリオールを得た。次いでエチレンオキシドをこのポリオキシプロピレンポリオールとエチレンオキシドの合計量に対して14wt%になるように付加して、水酸基価35mgKOH/g、側鎖の数=0のポリオキシアルキレンポリオールFを得た。
【0052】
ポリオキシアルキレンポリオールG
フラスコ内でポリオキシアルキレンポリオールB;1000gを十分に撹拌しながら60℃に昇温した。次いで、イソシアン酸フェニル23.4gを一括装入し、100℃まで昇温した。100℃に到達後8時間撹拌し、IRスペクトルにてイソシアネートの吸収が無いことを確認して反応終了とし、水酸基価22mgKOH/g、側鎖の数=1、側鎖の分子量=1820のポリオキシアルキレンポリオールGを得た。
【0053】
ポリオキシアルキレンポリオールH
フラスコ内でポリオキシアルキレンポリオールC;1000gを十分に撹拌しながら60℃に昇温した。次いで、イソシアン酸フェニル14.9gを一括装入し、100℃まで昇温した。100℃に到達後8時間撹拌し、IRスペクトルにてイソシアネートの吸収が無いことを確認して反応終了とし、水酸基価14mgKOH/g、側鎖の数=1、側鎖の分子量=2790のポリオキシアルキレンポリオールHを得た。
【0054】
ポリオキシアルキレンポリオールI
フラスコ内でポリオキシアルキレンポリオールF;1000gを十分に撹拌しながら60℃に昇温した。次いで、イソシアン酸フェニル29.8gを一括装入し、100℃まで昇温した。100℃に到達後8時間撹拌し、IRスペクトルにてイソシアネートの吸収が無いことを確認して反応終了とし、水酸基価21mgKOH/g、側鎖の数=2、側鎖の分子量=1720のポリオキシアルキレンポリオールIを得た。
【0055】
ポリオキシアルキレンポリオールJ
フラスコ内でポリオキシアルキレンポリオールF;1000gを十分に撹拌しながら60℃に昇温した。次いで、イソシアン酸フェニル44.6gを一括装入し、100℃まで昇温した。100℃に到達後8時間撹拌し、IRスペクトルにてイソシアネートの吸収が無いことを確認して反応終了とし、水酸基価14mgKOH/g、側鎖の数=3、側鎖の分子量=1720のポリオキシアルキレンポリオールJを得た。
【0056】
ポリオキシアルキレンポリオールKフラスコ内でポリオキシアルキレンポリオールD;1000gを十分に撹拌しながら60℃に昇温した。次いで、イソシアン酸フェニル318.2gを一括装入し、100℃まで昇温する。100℃に到達後8時間撹拌し、IRスペクトルにてイソシアネートの吸収が無いことを確認して反応終了とし、水酸基価300mgKOH/g、側鎖の数=1、側鎖の分子量=245のポリオキシアルキレンポリオールKを得た。
【0057】
(2)レジンプレミックスの調製
ポリオール組成物100重量部に蒸留水またはイオン交換水5.5重量部、整泡剤A(東レ・ダウコーニング社製、商品名:SF−2969)0.5重量部、整泡剤B(東レ・ダウコーニング社製、商品名:SRXF−274C)0.5重量部、アミン触媒A(活材ケミカル社製、商品名:Minico L−1020)0.6重量部、アミン触媒B(活材ケミカル社製、商品名:TMDA)0.1重量部、アミン触媒C(三共エアプロダクツ社製、商品名:Dabco X−DM)0.3重量部、架橋剤(三井東圧化学社製、商品名:KL−210)1.0重量部の割合で攪拌混合したものをレジンプレミックスとした。
【0058】
(3)有機ポリイソシアネート組成物の調製
溶解された4,4’−MDIを50重量部と粗製MDI(三井東圧化学社製、商品名 コスモネートM−200:4,4’−MDI=43wt%、2,4’−MDI=2wt%、2,2’MDI=1wt%、3核体以上のメチレン架橋ポリフェニルポリイソシアネート=54wt%)50重量部の混合物からなるポリメチレンポリフェニルイソシアネート75重量部とTDI(三井東圧化学社製、商品名 T−80:2,4−TDI=80wt%、2,6−TDI=20wt%)25重量部を混合し、有機ポリイソシアネート組成物を調製した。
【0059】
(4)モールド発泡
上記のように調製されたレジンプレミックスと有機ポリイソシアネートを表1、2に記載のNCOインデックスにて4秒間激しく攪拌混合し、60±2℃に調節された500mm×500mm×20mmの金型に投入し、5分間反応固化させた。5分後ポリウレタンフォームを金型より取り出し、25℃に温調した室内に24時間放置した後、振動伝達率を測定した。併せてフォーム密度も測定した。
【0060】
表1及び表2に、ポリオール組成物の組成を変化させて実施したモールド発泡の実施例1〜7および比較例1〜7における上記物性の測定結果を示した。
【0061】
【表1】
Figure 0003731987
Figure 0003731987
【0062】
【表2】
Figure 0003731987
Figure 0003731987
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、軟質ポリウレタンフォームの製造において、使用するポリオール組成物が、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000であり、かつ、末端に活性水素を有さずその分子量が300〜7000である側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有するものであるポリオール組成物と、有機ポリイソシアネート組成物を使用することにより、周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下、500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下であるという優れた制振性能を有し、かつ軽量な軟質ポリウレタンフォームの製造が可能となった。

Claims (8)

  1. ポリオール組成物と有機ポリイソシアネート組成物とを発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤の存在下に反応させて得られる軟質ポリウレタンフォームであって、該ポリオール組成物が、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とし、かつ、末端に活性水素を有さずその分子量が300〜7000である側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有するものであることを特徴とする軟質ポリウレタンフォーム。
  2. 請求項1記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)が、水酸基数2〜3であり、かつ側鎖の分子量が300〜7000であることを特徴とする請求項1に記載の軟質ポリウレタンフォーム。
  3. ポリオール組成物が、請求項1記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)と(ロ)水酸基数2〜8であり、かつ分子量3000〜20000であるポリオキシアルキレンポリオールとからなり、かつ(イ)/(ロ)の混合重量比が100/0〜10/90である混合物を使用することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォーム。
  4. 周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下であり、かつ500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォーム。
  5. ポリオール組成物と有機ポリイソシアネート組成物とを発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、その他の添加剤の存在下に反応させて得られる軟質ポリウレタンフォームの製造方法であって、該ポリオール組成物が、(イ)水酸基数2〜8、分子量3000〜20000を主鎖とし、かつ、末端に活性水素を有さずその分子量が300〜7000である側鎖を少なくとも1つ以上有するポリオキシアルキレンポリオールを、該ポリオール組成物中に少なくとも10重量%以上含有するものであることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  6. 請求項5記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)が、水酸基数2〜3であり、かつ側鎖の分子量が300〜7000であることを特徴とする請求項5に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  7. ポリオール組成物が、請求項5記載のポリオキシアルキレンポリオール(イ)と(ロ)水酸基数2〜8であり、かつ分子量3000〜20000であるポリオキシアルキレンポリオールとからなり、かつ(イ)/(ロ)の混合重量比が100/0〜10/90である混合物を使用することを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の方法により得られた軟質ポリウレタンフォームが、周波数250〜450Hzにおける振動伝達率が−10dB以下であり、かつ500〜1000Hzにおける振動伝達率が−20dB以下であることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
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