JP3730676B2 - 群管理エレベーター - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数台のエレベーターを一群として交通需要の変化に応じ効率的に運転管理を行うエレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のビルにおいては、複数台のエレベーターを効率的に運転するために、これらを1グループとして管理する群管理エレベーターが設けられている。この群管理エレベーターは、各エレベーターのかごの情報を入力してそれぞれのかごの運転を制御する複数のかご制御盤と、この複数のかご制御盤からの情報およびホール呼び情報を入力して交通需要の変化に対応しながら複数のかごをそれぞれ効率的に運行させるグループ制御盤とを備えている。ホール呼びがある階で発生すると、グループ制御盤は各かごが前記ホール呼びに応答できる時間を演算し、最も早く応答できるかごを前記ホール呼びに割り当てている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、退勤時になると、多くの乗客がかごに乗ってロビー階へ行こうとして、各階床のホールに集まり、各階床でホール呼びを発生させることになる。ここで、かごはホール呼びが発生した階床の中で最も高い階床へまず移動してこのホール呼びに応答し、次に順次下の階床のホール呼びに応答するようにしている。このため、最上階でホール呼びが発生すると、まずかごはこのホール呼びに応答することになる。ところが、退勤時にあっては最上階のホールでは多くの乗客がかご待ちしており、かごが到着するとこの多くの乗客ですぐに満員となる。満員になったかごは、途中の階床のホール呼びには応答ぜずにそのままロビー階へ直行することとなる。次に、かごは再び最上階へ移動するが、また満員となってロビー階へそのまま直行することになる。その結果、途中階でかご待ちしている乗客は、長い間待たされてしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は、途中階でかご待ちしている乗客を長い間待たせないようにした群管理エレベーターを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にあっては、建物に一群として設置された複数台のエレベーターであって、
各エレベーターのがごの情報を入力してそれぞれのかごの運転を制御する複数のかご制御盤と、
この複数のかご制御盤からの情報およびホール呼び情報を入力して交通需要の変化に対応させながら複数のかごをそれぞれ効果的に運行させ、また退勤時を判断するグループ制御盤と、
かごの位置を検出する位置検出手段とを備え、
退勤時になると前記かごの総数より1を引いた数で全階床を分割してこれをセクターとし、
前記複数のかごの中から1台のかごをアップホール呼びに応答させて各階へ自由に移動させる自由移動担当のかごとし、
残り全てのかごをダウンホール呼びに応答させてロビー階へ急行させる前記セクター担当のかごとし、
ある階でダウンホール呼びが発生するとこの階が属するセクターを担当するかごのみを応答させ、ロビー階に先に到着したかごはそのまま待機させ、
次にかごがロビー階に到着すると、このかごが担当していたセクターまたは自由移動を、ロビー階で待機中のかごに担当させ、これを順次繰り返すようにした構成としている。
【0006】
【作用】
発生したホール呼びがダウンホール呼びのときには、このホールが属するセクターを担当しているかごを前記ダウンホール呼びに応答させる。グループ制御盤からの指令に基づいて、前記かごは途中止まることなくロビー階へ急行する。このかごがロビー階へ先に到着するとこのかごはロビー階で待機させられる。
【0007】
次に、他の階でダウンホール呼びが発生し、このセクターを担当するかご又は自由に移動できるかごが次にロビー階に到着すると、このかごが担当していたセクター又は自由移動を、ロビー階で待機中のかごに担当させる。前記次に到着したかごをロビー階に待機させる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1ないし図3は本発明に係る群管理エレベーターの一実施例を示す図である。
【0009】
図1において符号1,2,3,4,5は建物に設けられた複数のエレベーターにおけるかご制御盤であり、このかご制御盤1,2,3,4,5はそれぞれのかごA,B,C,D,Eの運転を制御するためのものである。
【0010】
かご制御盤1にはかごA内に設けられたかご操作盤6からかご呼びの信号が出力される。また、かごAにはメインロープ7を介して釣り合い重り8が取り付けられ、このメインロープ7は巻上機9の駆動シーブ9aに掛けられているが、この巻上機9の駆動はインバータ10を介してかご制御盤1によって制御される。また、かご1にはガバナーロープ11が取り付けられ、このガバナーロープ11は調速機用シーブ12に掛けられ、この調速機用シーブ12に設けられたロータリエンコーダ13(位置検出手段)によってかごの位置を検出している。また、かご制御盤2,3,4,5の方も同様に信号が入力,出力してかごB,C,D,Eを運転する。
【0011】
かご制御盤1,2,3,4,5からかご位置情報やかご呼び情報等がグループ制御盤16へ出力されるが、このグループ制御盤16へは各階に設けられた各かご用のホールボタン17(図では1つのかご用のみを示し、他は省略している)からホール呼びの信号も出力される。グループ制御盤16は、交通需要に応じた運行管理を行うために、時々刻々変化するかごの位置や運転方向、かご呼びとホール呼びの状況、かごの負荷状況、かごの出発間隔の状況、その他の種々の交通情報を演算処理し、待ち階に最も適切なかごを割り当てるものである。また、かご制御盤1,2,3,4,5はグループ制御盤16からの指令に従って、ドアの開閉やかごの走行を行っている。
【0012】
ところで、グループ制御盤16はタイマーを有しており、退勤時になったと判断すると、前記通常のモードの群管理ではなく、ダウンピークチャネリングモードの群管理を行う。全かごN台の中から1台を引いた(N−1)台に、全サービス階(かごがホール呼びに応答する階)を分担させるものである。例えば、図2に示すようにこの実施例にあっては5台のかごA,B,C,D,Eの中から1台のかごEを引いた4台のかごA,B,C,Dに15階のサービス階を分担させる。2階から5階までのサービス階を第1セクターとし、6階から9階までのサービス階を第2セクターとし、10階から12階までのサービス階を第3セクターとし、13階から15階までのサービス階を第4セクターとしている。
【0013】
かごAには第1セクター(2F〜5F)のホール呼びにのみ応答させ、かごBには第2セクター(6F〜9F)のホール呼びにのみ応答させ、かごCには第3セクター(10F〜12F)のホール呼びにのみ応答させ、かごDには第4セクター(13F〜15F)のホール呼びにのみ応答させる。
【0014】
ここで、例えば、7階のホールでかごD用のホールボタン17が押されてダウンホール呼びが発生したとすると、7階のホールは第2セクターに属し、この第2セクターはかごBが担当しているので、かごB用のホールボタン17がグループ制御盤16からの信号に基づいて点灯し、前記ホール呼びにはかごBのみが応答する。かごBに乗客が乗り込んでしまうと、グループ制御盤16からの指令に基づいてかご制御盤2はかごBをロビー階へ急行させる。
【0015】
一方、各セクターを担当しているかごA,B,C,Dが応答するのは、各階発生するダウン方向のホール呼びのみであり、かつこのかごは途中階には止まらない。このため、各階でアップ方向のホール呼びが発生した場合には、1台のかごEはセクターを担当させることなく、このアップホール呼びに自由に応答させ、自由に移動させるようにしている。
【0016】
次に、図3に示すフローチャートを参照にして、この群管理エレベーターの作動を説明する。
【0017】
まず、グループ制御盤のタイマーによって退勤時かどうかを判断し(ステップS1)、退勤時になったときには、このグループ制御盤16においてダウンピークチャネリングモードを設定する(ステップS2)。
【0018】
次に、発生したホール呼びがダウンホール呼びかどうかを判断し(ステップS3)、アップホール呼びのときにはかごEをこのホール呼びに応答させる(ステップS4)。
【0019】
発生したホール呼びがダウンホール呼びのときには、このホールが属するセクターを担当しているかごを応答させる(ステップS5)、例えば、7階でダウンホール呼びが発生すると、第2セクターを担当しているかごBが応答する。グループ制御盤16からの指令に基づいて、前記かごBは途中止まることなくロビー階へ急行する(ステップS6)。このかごBがロビー階へ先に到着すると、このかごBはロビー階で待機させられる(ステップS7)。
【0020】
次に、他の階でダウンホール呼びが発生し、このセクターを担当するかご、例えばかごA又は自由に移動できるかごEが、次にロビー階に到着したかどうかをロータリエンコーダ10で検出する(ステップS8)。ロビー階にかごAまたはEが到着すると、このかごが担当していたセクター又は自由移動を、ロビー階で待機中のかごBに担当させる(ステップS9)。前記次に到着したかごAまたはEをロビー階に待機させる(ステップS10)。
【0021】
このように、セクターを担当するかご又は自由に移動できるかごが次にロビー階に到着すると、このかごが担当していたセクター又は自由移動を、ロビー階で待機中のかごに担当させるようにしている。このようにして、次のかごが担当していたものを、待機中の先のかごに順次担当させるようにしている。このように、退勤時では、各階で発生したダウンホール呼びにはセクターを担当している各かごがそれぞれ応答するようにしている。
【0022】
次に、グループ制御盤16のタイマーによって退勤時が終了したと判断されると、このグループ制御盤16は前記ダウンピークチャネリングモードを解除し、通常のモードに戻す。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、退勤時になると各階のホールで発生したダウンホール呼びには、このホールが属するセクターを担当しているかごがそれぞれ応答するようにしているので、途中階でかご待ちしている乗客を長く待たせるようなことはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る群管理エレベーターの一実施例を示すブロック図。
【図2】このセクターを示す図。
【図3】このエレベーターの作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
1,2,3,4,5…かご制御盤
10…ロータリエンコーダ
16…グループ制御盤
17…ホールボタン
A,B,C,D,E…かご

Claims (1)

  1. 建物に一群として設置された複数台のエレベーターであって、
    各エレベーターのがごの情報を入力してそれぞれのかごの運転を制御する複数のかご制御盤と、
    この複数のかご制御盤からの情報およびホール呼び情報を入力して交通需要の変化に対応させながら複数のかごをそれぞれ効果的に運行させ、また退勤時を判断するグループ制御盤と、
    かごの位置を検出する位置検出手段とを備え、
    退勤時になると前記かごの総数より1を引いた数で全階床を分割してこれをセクターとし、
    前記複数のかごの中から1台のかごをアップホール呼びに応答させて各階へ自由に移動させる自由移動担当のかごとし、
    残り全てのかごをダウンホール呼びに応答させてロビー階へ急行させる前記セクター担当のかごとし、
    ある階でダウンホール呼びが発生するとこの階が属するセクターを担当するかごのみを応答させ、ロビー階に到着したかごはそのまま待機させ、
    次にかごがロビー階に到着すると、このかごが担当していたセクターまたは自由移動を、ロビー階で待機中のかごに担当させ、これを順次繰り返すようにしたことを特徴とする群管理エレベーター。
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