JP3730628B2

JP3730628B2 - 自動車玩具

Info

Publication number: JP3730628B2
Application number: JP2003054912A
Authority: JP
Inventors: 秀仁下岡
Original assignee: 秀仁下岡
Priority date: 2003-01-24
Filing date: 2003-01-24
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2023-01-24
Also published as: JP2004223220A

Description

【０００１】
本発明は、車体から走行面に対して紫外線を照射することによって、蛍光もしくは蓄光機能等を有した走行面を発光させることを可能とし、これによって高い視覚効果を得ることを可能とした自動車玩具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、走行機能を備えた自動車玩具には、ヘッドライトやブレーキランプ等を模して、可視光線を車体の前後方向に放つ照光機能を備えたものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これには、次のような欠点があった。
ヘッドライトやブレーキランプの照光はリアル感が演出出来るが、暗い場所で走行させた時には、これらのパーツの光だけが目立ってしまい車体の存在感、移動感、スピード感を、視覚的に充分面白く演出出来ているとはいえなかった。
本発明は、これらの欠点を失くすためになされたものである。
【０００４】
走行機能を備えた自動車玩具（２）であって、車体の底面に紫外線照明手段（１）を走行面（３）に対して紫外線を照射するように備える。本発明は以上の構成よりなる自動車玩具であり、紫外線を受けると発光する機能を有する走行路にて走行させることにより、課題を解決するようにしたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図１に本発明の断面図、図２に本発明の斜視図を示す。
（２）は走行機能を備えた自動車玩具であり、動力源を車体内部に備えるか、外部に備えるかは問わない。
また、図１，図２の自動車玩具は４輪車であるが、車輪の数は問わない。
【０００６】
この自動車玩具（２）の車体底面に紫外線照明手段（１）を設ける。本発明でいう紫外線照明手段（１）とは、強い紫外線を含む光を照射する照明手段であり、この波長域の光が含まれていれば、他の波長の光が含まれてもよい。紫外線照明手段（１）の光源には小型で衝撃に強く、消費電流が小さい紫発光ダイオードが適しており、図１および図２はこれを光源に用いた例を示している。
【０００７】
紫外線照明手段（１）が発する紫外線の照射方向は自動車玩具（２）が走行する走行面（３）に向け、走行面（３）を照射せしめる。紫外線は光源から直接走行面（３）に照射させてもよく、反射鏡やプリズム等を用いて間接的に走行面（３）に照射させてもよい。
【０００８】
紫外線照明手段（１）を設ける目的は、蛍光色の材料で出来た走行面を走行させる場合においては、紫外線の照射によって車体周囲の路面を光らせることで車体の影を浮かび上がらせ、存在感を高める視覚効果を得ることである。また、本発明とは別の発明（特願２００３−５４９１３）であるところの図３に示すような走行面に広く蓄光機能を備えた走行路（５）上を走行させた場合においては、走行中に走行面に備わる蓄光層（６）に紫外線によって光跡（４）を残すことによって、移動感、スピード感を強調する視覚効果を得ることである。
【０００９】
紫外線照明手段（１）は、紫外線照射、光源の保持、光源の保護、照射範囲の制限の機能を備えており、これらを満たせば車体の一部と一体化させてよい。図１では車体底面と一体化した状態を示している。紫外線照明手段（１）の設置数は１箇所以上とし、視覚的効果を考慮して配置数を設定すればよい。例えば図２の紫外線照明手段（１ａ）のように車体前方２箇所に配置した場合、蓄光機能を備えた走行路（５）走行中にヘッドライトの照光機能と併用すればヘッドライトの光が流れるように見える視覚効果が得られる。また紫外線照明手段（１ｂ）のように車体後方２箇所に配置してブレーキランプの点灯と同時に紫外線照射するようにすれば、ブレーキランプの光が流れるように見える視覚効果が得られる。更に、図１，図２の実施例では紫外線照明手段（１）を各車輪の側に配置し、照明口を長方形形状とすることによって、蓄光機能を備えた走行路（５）を走行させた場合に、タイヤの跡のような光跡（４）を描けるように考慮している。本発明は以上の様な使用方法によって高い視覚的演出効果を得ることが出来るものである
【００１０】
【発明の効果】
本発明により、暗い場所において蛍光色の材料で出来た走行路を走行させた場合に、車体周囲の路面を紫外線の照射によって車体周囲の路面を光らせることで、車体の影を浮かび上がらせ、車体の存在感を高める視覚効果を得ることが出来るようになる。また、本発明とは別の発明（特願２００３−５４９１３）であるところの、走行路面に蓄光機能を備えた走行路（５）を走行させた場合には、走行中に紫外線を照射した路面にある蓄光層（６）に光跡（４）を残すことによって車体の移動感、スピード感を高める視覚効果を得ることが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の断面図
【図２】本発明の斜視図
【図３】蓄光機能を備えた走行路の断面図
【符号の説明】
１．紫外線照明手段
１ａ．紫外線照明手段
１ｂ．紫外線照明手段
２．走行機能を備えた自動車玩具
３．走行面
４．蓄光層の光跡
５．蓄光機能を備えた走行路
６．蓄光層

Claims

走行機能を備えた自動車玩具（２）であって、車体の底面に紫外線照明手段（１）を走行面（３）に対して紫外線を照射するように備え、前記紫外線照明手段（１）を各車輪の側に配置したことを特徴とする自動車玩具。