JP3717075B2

JP3717075B2 - 自動車玩具用走行路

Info

Publication number: JP3717075B2
Application number: JP2003054913A
Authority: JP
Inventors: 秀仁下岡
Original assignee: 秀仁下岡
Priority date: 2003-01-24
Filing date: 2003-01-24
Publication date: 2005-11-16
Anticipated expiration: 2023-01-24
Also published as: JP2004223221A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車玩具を走らせることを目的とした走行路に蓄光機能をコースに沿って走行路上の連続した範囲に設け、暗い場所で使用した場合に紫外線の照射手段と組み合わせることによって路面の任意の部分を発光させて、視覚的効果を作り出せるようにしたことを特徴とする自動車玩具用走行路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車玩具用の走行路は、視覚的効果を演出する手段についてはあまり考慮されず、単調な色で着色されたものがほとんどであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これらには、次のような欠点があった。
自動車玩具にはヘッドライトや、ブレーキランプを模した照光機能を備えたものがあるが、これを走行させる走行路の側には、視覚的に面白く演出する工夫がほとんど無かった。
また、ビデオゲームと比べると、タイヤの跡を路面に残す、あるいはヘッドライトやブレーキランプの光が流れるなどの視覚的効果は得られず、迫力が不足していた。
本発明は、これらの欠点を失くすためになされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
自動車玩具（４）を走行させることを目的とした走行路（１）であって、蓄光機能を有する材料を用いた蓄光層（２）を、路面上方からの光が蓄光層（２）に届き、かつ、路面上方から蓄光層（２）の発光が見えるように、走行路面にコースに沿って連続した範囲に備えた。本発明は以上の構成よりなる自動車玩具用走行路である。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。自動車玩具を走行させることを目的とした走行路（１）において、蓄光機能を有する材料を用いた蓄光層（２）を、走行路面の路面表面、もしくは内部に設ける。蓄光層（２）を設ける範囲は、自動車玩具（４）が走行するコースに沿って走行路面上に連続した範囲とする。この範囲は路面全体であってもよい。
【０００６】
蓄光層（２）を設ける手段を図１から図４に４通り示す。図１に示す実施例１においては、走行路（１）を透明、もしくは半透明色の成型材料にて成型し、路面の裏側から蓄光機能シートを上面に貼り付けたプレート（３）、もしくは蓄光機能塗料によって上面を塗装することによって蓄光層（２）を形成したプレート（３）を取り付ける。塗装の場合、プレート（３）の部材の色調は白色又は乳白色とすることで、蓄光層（２）の発光輝度を高めることが出来る。
【０００７】
図２に示す実施例２おいては、路面表面に蓄光層（２）として蓄光機能塗料を塗装や印刷などの手段を用いて付着させることで備える。走行路（１）の色調が暗い色の場合は下地層（５）を白色で塗装もしくは印刷などの手段にて設けることで蓄光層（２）の発光輝度を高めることが出来る。
【０００８】
図３に示す実施例３においては、路面表面に蓄光層（２）として蓄光機能シートを、粘着シート（６）を用いて貼り付けることによって備える。
【０００９】
図４に示す実施例４においては、走行路（１）本体を、蓄光機能剤を混合した成型材を用いて成型するものである。以上、これらのいずれかの形態をとることによって、路面上方からの光が蓄光層（２）に届き、かつ、路面上方から蓄光層（２）の発光が見えるようにすることが出来、蓄光層（２）の範囲を路面全体に取ることが可能である。
尚、蓄光機能シート、蓄光機能塗料、蓄光機能成型材については本発明の範疇ではなく夫々の発明にて詳しく述べられており、既に市販され普及しているためこれらの説明は省く。
【００１０】
【発明の効果】
本発明により、暗い場所において、外部からブラックライト等の紫外線光源で走行路を照らすことによって、路面が発光し、上を走行する自動車玩具（４）の車体を照らし出す視覚効果を得られる。また、本発明とは別の発明である図５に示すような車体の底面に紫外線照明手段（７）を備え、走行路の路面に紫外線を照射するようにした自動車玩具（４）（特願２００３−５４９１２参照）と併用した場合においては、自動車玩具（４）のヘッドライトの照光機能と併用すればヘッドライトの光が流れるように見える視覚効果が得られ、自動車玩具（４）のブレーキランプの照光機能と併用し、点灯と同時に紫外線を照射するようにすれば、ブレーキランプの光が流れるように見える視覚効果が得られる。また、各々の車輪の側に紫外線照明手段（７）が配置されていれば本発明品を走行時にはタイヤの跡のように光跡を描きながら走行することが可能となる。これらによって、車体の存在感、移動感、スピード感を高める視覚効果を得ることが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例１断面図
【図２】本発明の実施例２断面図
【図３】本発明の実施例３断面図
【図４】本発明の実施例４断面図
【図５】短波長光照射手段を備えた自動車玩具の断面図
【符号の説明】
１．走行路
２．蓄光層
３．プレート
４．自動車玩具
５．下地層
６．両面粘着シート、あるいは接着剤
７．紫外線照明手段

Claims

自動車玩具（４）を走行させることを目的とした走行路（１）であって、蓄光機能を有する材料を用いた蓄光層（２）を、路面上方からの光が蓄光層（２）に届き、かつ、路面上方から蓄光層（２）の発光が見えるように走行路面に備え、かつ、この蓄光層（２）を自動車玩具（４）が走行するコースに沿って連続した範囲に備えたことを特徴とする自動車玩具用走行路。
前記蓄光層（２）を路面全体に備えたことを特徴とする自動車玩具用走行路。