JP3106935U

JP3106935U - 発光ダイオード・テールランプ

Info

Publication number: JP3106935U
Application number: JP2004005125U
Authority: JP
Inventors: 保敏松尾; 隆志松尾
Original assignee: トキワ工業株式会社
Priority date: 2004-07-30
Filing date: 2004-07-30
Publication date: 2005-01-27
Anticipated expiration: 2010-07-30

Abstract

【課題】テールランプのランプカバー内に、図像を表現する彫刻板を装設して発光ダイオードにより照射して生じる図像の反射光を、該カバーの後背面へ透過して表示することを特徴とする発光ダイオード・テールランプを提供しようとするものである。
【解決手段】自動二輪車のテールランプにおいて、機体装着側のランプホルダーのほぼ中央位に、照射角度が広く、高輝度の発光ダイオードを配設し、透明赤色のランプカバーを覆設し、該カバー内後背面と発光ダイオードとの中間位に装脱可能な透明の図像彫刻を横装してなり、図像彫刻板を発光ダイオードの照射光を図像彫刻板へ照射して生じる図像の反射光を、カバー後背面へ透過して表示することを特徴としている。
【選択図】図２

Description

本考案は、高輝度の発光ダイオードを光源とする自動二輪車の尾灯、即ち、テールランプに関するものである。

自動二輪車のテールランプにおいて、ランプ光源として、白熱灯の代わりに高輝度の発光ダイオードを適用するものは公知であって、カップ状のランプカバーは、カバー後背面にレンズ状、枡目状及び筋目状模様などを成型した白熱灯用のものを転用することが多いが、発光ダイオード適用による利点を活用するテールランプの提案が要請される。

本考案は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、白熱灯バルブより長寿命で小粒状の発光ダイオードに置き換え、ランプカバー内の空間位に、図像を表現する彫刻板を装設し、発光ダイオードにより照射して生じる図像の反射光を、同カバーの後背面へ透過して表示することを特徴とする発光ダイオード・テールランプを提供しようとするものである。

上記目的を達成するために、本考案における発光ダイオード・テールランプにおいては、ランプホルダーのほぼ中央位に照射角度が広く、高輝度の発光ダイオードを配設し、赤色透明のランプカバーを覆設し、該カバー内の後背面と発光ダイオードとの中間位に装脱可能な透明の図像彫刻板を横装してなり、該彫刻板を発光ダイオードにより照射して生じる図像の反射光を、ランプカバー後背面へ透過して表示することを特徴としている。

また、上記構成のものにおいて、ランプカバー下位に開口窓を設け、無色透明の窓板を嵌装し、窓板を通じてナンバープレートを照射するものとする。

請求項１の発光ダイオード・テールランプにおいては、白熱灯の代わりに、広範囲の照射角度を有する高輝度の光源として、小粒状の発光ダイオードを適用し、ランプカバー内の空間位に、装脱可能な図像彫刻板を横装して照射される図像の反射光を、同カバー後背面へ透過して表示し、必要に応じて、ブランド銘、オーナー名、シンボル・マ−ク、ブレーキ操作状態の表示などの図像を選択して表示することができる。

また、図像表示手段としての図像彫刻板をランプカバーに内装し、ランプカバー自体は、後背面にフレンネルレンズを形設してもよいが、複雑な図像彫刻を施さず、可及的平滑な表面となして単純化し、成形用金型の製作を簡易化している。

また、ランプカバー下位に開口窓を設け、無色透明の窓板を嵌装しており、発光ダイオードの照射光により、同窓板を透過してナンバープレートを照射し、テールランプとしての必要条件を満たしている。

考案の実施の形態を図面の実施例につき説明すると、図１ないし図４において、自動二輪車の機体装着側のランプホルダー１のほぼ中央位に、光源として、照射角度が広く、高輝度の発光ダイオード２を配設し、赤色透明のランプカバー３を覆設し、該カバー内の後背面３ａと発光ダイオード２との中間位に装脱可能な透明の図像彫刻板４を横装してなり、図像彫刻板４を発光ダイオード２により照射して生じる図像の反射光を、カバー後背面３ａへ透過して表示することとしている。

図１ないし図４において、ランプホルダー１のほぼ中央位に、発光ダイオードの点灯回路１ａを収装して該回路基板に、１個ないし複数個の発光ダイオード２，２を載設し、テールランプ光源としての明るさを確保する。

上記、発光ダイオード２は、所謂、ダイオード・ドーム形状が高く、照射角度１２０〜１６０度、明るさ最大１２０ルーメン、電力５Ｗ級であってヒートシンク付きのものが推奨され、通常白色光とし、複数個のダイオードを使用するときは、他の色合いのものを併用してもよいが、道路運送車両灯火類の保安基準第３７条に適合することとする。

図中の、カバー内の後背面３ａと発光ダイオード２との中間位には、ランプホルダー１へ図像彫刻板支持具４ｂを介して、装脱可能な透明の図像彫刻板４を横装している。

そして、図像彫刻板４は加工の容易な平板状の透明板を使用し、必要に応じて、ブランド銘、オーナー名、シンボル・マ−ク、ブレーキ操作状態表示などの形像として、浮彫、透かし彫り及びパンチングなどによる図像彫刻４ａを施している。

また、発光ダイオード２の照射角度を１２０〜１６０度と広範囲としており、上記のランプカバー３下位に開口窓を設け、無色透明の窓板５を嵌装し、発光ダイオード２の照射光により、同窓板を透過してナンバープレートを照射することとしている。

考案の実施例は、二輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに幅〇．八メートル以下の自動車の後面に備える、一個の尾灯を対象としているが、自動車（最高速度二十キロメートル毎時未満の軽自動車及び小型特殊自動車を除く。）の後面の両側に備える尾灯にも適用できる。

本考案の発光ダイオード・テールランプを車体に装着した状態において、下位より見る立面図である。図１の断面図である。図２のＡ−Ａにおける断面図である。図２のＢ−Ｂにおける断面図である。

符号の説明

１ランプホルダー
１ａ点灯回路
２発光ダイオード
３ランプカバー
３ａ後背面（ランプカバーの）
４図像彫刻板
４ａ図像彫刻
４ｂ図像彫刻板支持具
５窓板
６車体

Claims

自動二輪車のテールランプにおいて、機体装着側のランプホルダー（１）のほぼ中央位に、光源として、照射角度が広く、高輝度の発光ダイオード（２）を配設し、透明赤色のランプカバー（３）を覆設し、該カバー内の後背面（３ａ）と発光ダイオード（２）との中間位に装脱可能な透明の図像彫刻板（４）を横装してなり、該彫刻板を発光ダイオード（２）により照射して生じる図像の反射光を、ランプカバー後背面（３ａ）へ透過して表示することを特徴とする発光ダイオード・テールランプ。