JP3729293B2 - リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭や事務所等に設けられているエアコン、ビデオ機器等の被制御機器を電話回線を介して制御するリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭や事務所等に設けられているエアコン、ビデオ機器等の被制御機器を電話回線を介して制御するリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置としては、外部の電話機から電話回線を介して入力されたコントロ−ル信号をデコ−ドしてエアコンのオン、オフ信号やビデオ機器の録画信号等に変換して出力するコントロ−ラを備え、コントロ−ラと被制御機器を有線で接続した構成のものがある。
また、被制御機器に赤外線等のリモコン信号を送信するリモコンを備え、電話回線に接続されているコントロ−ラとリモコンとを有線で接続した構成のものもある。
このような構成のリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置は、装置が複雑であるとともに有線接続部分があり、工事が必要であるため高価である。また、被制御機器が限定されているため汎用性がない。
【0003】
そこで、本出願人は、簡単な構成で有線接続部分が少なく、汎用性があるリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を開発し、出願した(特願平7−4122号)。
このリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置は、メ−カ−コ−ドを設定することによって任意のメ−カ−のリモコン信号を設定するメ−カ−設定機能あるいは各被制御機器の専用リモコンから送信されるリモコン信号を学習して記憶するリモコン信号学習機能を備えているので、リモコン信号により制御可能なあらゆる被制御機器を制御することができる。
また、予約機能を備えているので、外部電話機又は併設電話機から電話回線を介して所望の被制御機器の制御を予約することができる。
また、このリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置は、動作モ−ドをテストモ−ドに切り替えるとともに、操作内容を入力することによって入力された操作内容に対応するリモコン信号を送信するテスト機能を備えているので、所定のメ−カ−コ−ドあるいは学習したリモコン信号が正しく記憶されたか否か、リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置の取付位置やリモコン信号送信部の向きが適切であるか否か等を判断することができる。
しかしながら、外部電話機又は併設電話機からリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置に予約をしたにも関わらず、予約した被制御機器が所定の動作を実行していない場合がある。このような場合には、コントロ−ル信号の送信操作に誤りがあってコントロ−ル信号が正しく記憶されなかったのか、リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置の取付位置あるいはリモコン信号送信部の向きが適切でなかったのか等を容易に判断することができなかった。
また、所定のメ−カ−コ−ドあるいは学習したリモコン信号が正しく記憶されたか否かを判断するためには、テストモ−ドへの切り替え操作や操作内容の入力操作等が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記問題点を解決するために創案されたものであり、電話回線を介して入力されたコントロ−ル信号やメ−カ−コ−ド、学習したリモコン信号等が正しく記憶されたか否かを容易に判断することができるリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被制御機器を制御するリモコン信号を送信するリモコン信号送信部と、電話回線を介して入力されたコントロ−ル信号に基づいて前記リモコン信号送信部からリモコン信号を送信させる制御部とを備え、前記制御部は、動作確認テストモ−ドが設定された場合には前回実行したコントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号を前記リモコン信号送信部から送信させるようにリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を構成する。
前記請求項1に記載のリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を用いれば、動作確認テストモ−ドを設定することにより前回実行されたコントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号が送信されるので、コントロ−ル信号の送信操作に誤りがあってコントロ−ル信号が正しく記憶されなかったのか、リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置の取付位置あるいはリモコン信号送信部の向きが適切でなかったのか等を容易に判断することができる。
また、被制御機器を制御するためのリモコン信号を送信するリモコン信号送信部と、電話回線を介して入力されたコントロ−ル信号に基づいて前記リモコン信号送信部からリモコン信号を送信させる制御部とを備え、前記制御部は、リモコン信号テストモ−ドが設定された場合には所定のリモコン信号を前記リモコン信号送信部から送信させるようにリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を構成する。
このリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を用いれば、リモコン信号テストモ−ドを設定するのみで所定のメ−カ−コ−ド又は学習記憶したリモコン信号が正しく記憶されたか否かを容易に判断することができる。
また、上記のリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置において、前記制御部は、メ−カ−が設定された場合又はリモコン信号を学習した場合に自動的にリモコン信号テストモ−ドが設定されるように構成する。
このリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を用いれば、メ−カ−が設定された場合又はリモコン信号を学習した場合に自動的にリモコン信号テストモ−ドが設定されるので、所定のメ−カ−コ−ド又は学習したリモコン信号が正しく記憶されたか否かを判断するための操作が不要である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、エアコンやビデオ機器等の被制御機器Mを外部電話機T又は併設電話機TEから電話回線を介して入力されるコントロ−ル信号に基づいて制御するリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置(以下、「リモコン装置」という)の一実施の形態の概略構成図である。
リモコン装置10は、ケ−ス11の外面に操作部13、表示部14、電話回線Lのモジュラ−ジャックと接続される電話回線接続用コネクタ15、併設電話機TEと接続される併設電話機用コネクタ16設けられている。この電話回線接続用コネクタ15及び併設電話機用コネクタ16は、電話回線Lに適合するインタ−フェイス回路を構成する電話回線制御回路17と接続されている。
電話回線制御回路17には、電話回線を介して受信した音声信号の中からDTMFト−ン(プッシュト−ン)を認識するためのDTMFト−ン検出回路18と、電話回線に対して応答のための音や音声を発生させる発音回路19が接続されている。このDTMFト−ン検出回路18及び発音回路19は、マイコン12に接続されている。
リモコン信号送信部20は、マイコン12の指令により被制御機器Mに対して赤外線等のリモコン信号を送信する。
また、リモコン信号受信部21は、被制御機器Mそれぞれの専用リモコンRから送信される赤外線等のリモコン信号を受信し、その受信信号を電気信号に変換してマイコン12に出力する。
マイコン12は、記憶部22にプリセットされている各メ−カ−毎のリモコン信号の中から任意のメ−カ−のリモコン信号を選択するメ−カ−設定機能、リモコン信号受信部21で受信したリモコン信号を学習して記憶するリモコン信号学習機能、外部電話機T又は併設電話機TEから電話回線を介して入力したコントロ−ル信号に基づいて被制御機器にリモコン信号を送信する予約機能、テストモ−ドに切り替えて指定した操作内容に相当するリモコン信号を送信するテスト機能等を備えている。
【0007】
図1の電話回線制御回路17の構成を図2に示す。
電話回線L、電話回線接続用コネクタ15を介して呼出信号が入力されると、この呼出信号は、併設電話機切替スイッチ35、併設電話機使用検出回路36及び併設電話機用コネクタ16を介して併設電話機TEに出力されるとともに、呼出信号検出回路31に出力される。呼出信号検出回路31は、呼出信号を受信して検出信号をマイコン12に出力する。
マイコン12は、検出信号に基づいて呼出信号の受信回数を計数し、受信回数がリモコン装置10の設定回数に達すると、オフフックスイッチ32を閉路して電話回線LとDTMFト−ン検出回路18及び発音回路19とを接続する。同時に、通常時は閉路している併設電話機切替スイッチ35を開路して併設電話機TEの使用を禁止する。
併設電話機切替スイッチ35を開路するのは、リモコン装置10が電話回線Lと接続した場合には併設電話機TEを使用することはなく、また、外部電話機Tから送信されてくるDTMFト−ンが併設電話機TEに入力されるのを防止するためである。
一方、受信回数が設定回数に達する前に併設電話機TEの留守番電話回路等が動作した場合には併設電話機TEへの電話回線に所定の電流が流れる。この電流は併設電話機使用検出回路36によって検出される。マイコン12は、受信回数が設定回数に達する前に併設電話機使用検出回路36から信号が出力された場合には、併設電話機TEが電話回線Lと接続されたことを判別する。
なお、通常オフフックスイッチ32には並列に接点保護回路33が設けられており、オフフックスイッチ32が開路している状態でも接点保護回路33を介して電話回線L及び併設電話機TEとDTMFト−ン検出回路18及び発音回路19との間で信号が伝送される。
【0008】
次に、リモコン装置10の基本動作を説明する。
(1)リモコン信号学習機能
図7に示すように、まず、操作部13を操作してテストモ−ドに設定した後、併設電話機TEから所定の信号を送信して記憶モ−ドに設定する(ステップA1)。この時、表示部14に記憶モ−ドであることを表示させる(ステップA2)。
次に、制御したい被制御機器Mの専用リモコンRの学習したいリモコン信号をリモコン信号受信部21に向けて送信する(ステップA3)。リモコン信号受信部21は、受信したリモコン信号を光電変換してマイコン12に出力する。
マイコン12は、入力したリモコン信号を記憶部22に記憶し、表示部14に記憶が完了した旨の表示を行わせる(ステップA4)。
その後記憶モ−ドが解除される(ステップA5)。
【0009】
(2)メ−カ−設定機能
メ−カ−設定機能は、プリセットされている各メ−カ−のリモコン信号の中から任意のメ−カ−のリモコン信号を選択する機能である。
メ−カ−設定を行う場合には、操作部13を操作してテストモ−ドに設定した後、併設電話機TEから所定の信号を送信してメ−カ−設定モ−ドに設定する。この時、表示部14にメ−カ−設定モ−ドであることを表示させる。
次に、併設電話機TEから希望のメ−カ−コ−ドを送信する。
これにより、マイコン12は、受信したメ−カ−コ−ドに対応するメ−カ−を設定し、発音回路19から受信音を発生させるとともに、表示部14にメ−カ−設定が完了した旨の表示を行わせる。
その後メ−カ−設定モ−ドが解除される。
【0010】
(3)予約機能(リモコン装置10が電話回線Lと接続した場合)
図8に示すように、まず、外部電話機Tから電話する(ステップB1)。
呼出信号の受信回数がリモコン装置10の設定回数に達すると、マイコン12によりオフフックスイッチ32が閉路されるとともに、併設電話機切替スイッチ35が開路され、リモコン装置10と電話回線Lとが接続される(ステップB2)。
次に、発音回路19から暗証番号要求音が出力され(ステップB3)、暗証番号要求音の受信に応答して外部電話機Tから暗証番号が送信される(ステップB4)。
入力した暗証番号が所定の暗証番号と一致すると、発音回路19からコントロ−ル要求音が出力され(ステップB5)、コントロ−ル要求音の受信に応答して外部電話機Tからコントロ−ル信号が出力される(ステップB6)。
コントロ−ル信号を対話型で送信する際の操作を、ビデオ機器の録画予約を行うコントロ−ル信号を送信する場合について説明する。コントロ−ル要求音の受信に応答して外部電話機Tから「ビデオ録画」の指示が出されると、「テレビチャンネルNO」の指示要求音が出力される。次に、テレビチャンネルNO指示要求音の受信に応答して外部電話機Tから「テレビチャンネルNO」を指示すると、「録画開始時間」の指示要求音が出力される。次に、録画開始時間指示要求音の受信に応答して外部電話機Tから「録画開始時間」(現在から開始するまでの時間)を指示すると、「録画時間」の指示要求音が出力される。次に、録画時間指示要求音の受信に応答して外部電話機Tから「録画時間」を指示する。
なお、コントロ−ル信号の送信は前記のような対話型に限定されず、例えば、コントロ−ル要求音の受信に応答して外部電話機Tから「ビデオ録画」「テレビチャンネルNO」「録画開始時間」「録画時間」を連続して送信する一括型でもよい。
以上のようにしてコントロ−ル信号の送信が終了すると、発音回路19から要求内容了解音が出力される(ステップB7)。
その後、電話を切る(ステップB8)。
次に、コントロ−ル信号に含まれている開始時間が「0」、すなわち直ちに実行させる場合には、コントロ−ル信号を記憶部22の実行メモリに記憶するとともに、コントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号をリモコン信号送信部20から送信する。一方、コントロ−ル信号に含まれている開始時間が「0」でない、すなわち予約である場合には、コントロ−ル信号を記憶部22の予約メモリに記憶する。そして、記憶部22の予約メモリに記憶したコントロ−ル信号に含まれている開始時間に達したら、そのコントロ−ル信号を実行メモリに記憶するとともに、コントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号をリモコン信号送信部20から送信する。(ステップB9)
なお、録画開始時刻、録画終了時刻等のように時刻を指示するようにしてもよい。
【0011】
(4)予約機能(併設電話機TEが電話回線Lと接続した場合)
図9に示すように、まず、外部電話機Tから電話する(ステップC1)。
呼出信号の受信回数がリモコン装置10の設定回数に達する前に併設電話機の留守番電話開路等が動作して併設電話機TEと電話回線Tとが接続された場合には、電話回線に流れる電流を併設電話機使用検出回路36が検出するので、マイコン12は併設電話機TEが電話回線Lと接続されたことを判別する(ステップC2)。
この時には、発音回路19から暗証番号要求音は出力されない。
次いで外部電話機Tから暗証番号が入力されると(ステップC3)、この暗証番号は併設電話機TEに伝送されるとともに、接点保護回路33を介してDTMFト−ン検出回路18に伝送される。
そして、暗証番号がリモコン装置10の暗証番号と一致した時には、図8に示したリモコン装置10が電話回線Lと接続された接続した場合と同様に、発音回路19からコントロ−ル要求音が出力され(ステップC4)、外部電話機Tからコントロ−ル信号が入力され(ステップC5)、発音回路19から要求内容了解音が出力され(ステップC6)、電話を切る(ステップC7)。そして、コントロ−ル信号に基づいてリモコン信号が送信される(ステップC8)。
【0012】
以上は、外部電話機Tからコントロ−ル信号を送信するようにしたが、併設電話TEからコントロ−ル信号を送信することもできる。
併設電話機TEからコントロ−ル信号を送信する場合には、操作部13を操作してテストモ−ドに設定した後、併設電話TEからコントロ−ル信号を接点保護回路33を介してDTMFト−ン検出回路18に送信する。
【0013】
以上のような構成のリモコン装置において、外部電話機からコントロ−ル信号を送信したにも関わらず所定の被制御機器が所定の動作を行っていない場合に、外部電話機から送信したコントロ−ル信号が正しく記憶されたか否かを確認する動作確認テスト機能について説明する。
このような場合には、図3に示すように、まず、操作部13を操作してテストモ−ドに設定した後、併設電話機TEから所定の信号を送信して動作確認テストモ−ドに設定する(ステップS1)。また、動作確認テストモ−ドが設定された時は、発音回路19からテストモ−ド音を発生させるとともに、表示部14に動作確認テストモ−ドの表示をさせる。
この時、記憶部22の実行メモリにコントロ−ル信号が記憶されているか否かを判断する(ステップS2)。
実行メモリにコントロ−ル信号が記憶されていなければ、発音回路19から記憶無レスポンスを示す音を発生させる(ステップS3)。
一方、実行メモリにコントロ−ル信号が記憶されていれば、発音回路19から記憶有レスポンスを示す音を発生させる(ステップS4)。
記憶有レスポンスに応答して操作部13を操作する(ステップS5)。操作部13の操作に代えて、併設電話機TEから所定の信号を送信するようにしてもよい。
操作部13が操作されると、実行メモリに記憶されている前回のコントロ−ル信号を読み出し、このコントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号をリモコン信号送信部20から再送信する(ステップS6)。この場合、コントロ−ル信号に含まれている開始時間や動作時間等は無視する。
リモコン信号を再送信した後、動作確認テストモ−ドの処理を終了させるか否かを判断する(ステップS7)。動作確認テストモ−ドの処理を終了させるか否かの判断は、例えば、動作確認テストモ−ドの開始から設定時間経過したか否か、操作部13が操作されたか否か、併設電話機TEから所定の信号が送信されたか否か等によって判断する。
動作確認テストモ−ドの処理を終了させない場合にはステップS5に戻り、終了させる場合には処理を終了させる(ステップS8)。
【0014】
以上のように、動作確認テストモ−ドに設定されると、前回実行されたコントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号が再送信される。
この時、リモコン装置の取付位置やリモコン信号送信部の向きを変えてリモコン信号の再送信を行い、被制御機器が動作した場合には、リモコン装置の取付位置やリモコン信号送信部の向きが適切でなかったと判断することができる。
一方、リモコン装置の取付位置やリモコン信号送信部の向きを変えてリモコン信号の再送信を行っても被制御機器が動作しない場合には、外部電話機からのコントロ−ル信号の送信操作に誤りがあったか、リモコン装置が故障しているか、停電によって予約が消去されたかのいずれかであると判断することができる。
さらに、新たなリモコン信号の送信によって被制御機器が動作した場合には、コントロ−ル信号の送信操作に誤りがあったか停電によって予約が消去されたと判断することができ、新たなリモコン信号の送信によっても被制御機器が動作しない場合には、リモコン装置が故障していると判断することができる。
なお、前記実施の形態では、実行メモリにコントロ−ル信号が記憶されている場合には、記憶有レスポンスを行うとともに、操作部の操作によってリモコン信号の再送信を行うようにしたが、記憶有レスポンスや操作部の操作等は省略してもよい。
また、動作確認テストモ−ドの処理を終了させるか否かを判断するようにしたが、リモコン信号の再送信を行ったら処理を終了させるようにしてもよい。
【0015】
次に、学習したリモコン信号やプリセット設定したメ−カ−の制御コ−ドが正しく記憶されたか否かを確認するリモコン信号テスト機能について説明する。
図4に示すように、まず、操作部13を操作してテストモ−ドに設定した後、併設電話機TEから所定の信号を送信してリモコン信号テストモ−ドに設定する(ステップP1)。リモコンテストモ−ドの設定は、併設電話機TEの操作によって所定のメ−カ−コ−ドを設定した時又はリモコン信号を学習記憶した時に自動的に設定されるようにしてもよい。この場合には、リモコン信号テストモ−ドに設定する操作が不要となる。
マイコン12は、リモコン信号テストモ−ドが設定された場合、発音回路19からリモコン信号テストモ−ド設定のレスポンスを行うとともに、表示部14にリモコン信号テストモ−ドである旨の表示をさせる(ステップP2)。
次に、リモコン信号テストモ−ド設定レスポンスに応答して操作部13を操作する(ステップP3)。操作部の操作に代えて、併設電話機TEから所定の信号を送信するようにしてもよい。
操作部13が操作されると、所定のリモコン信号、メ−カ−設定の場合には設定されたメ−カ−のコ−ドで所定の動作を指示するリモコン信号、例えば電源オンを指示するリモコン信号、リモコン信号の学習記憶の場合には学習記憶したリモコン信号が送信される(ステップP4)。
所定のリモコン信号を送信した後、リモコン信号テストモ−ドの処理を終了させるか否かを判断する(ステップP5)。リモコン信号テストモ−ドの処理を終了させるか否かの判断は、例えば、リモコン信号テストモ−ドの開始から設定時間経過したか否か、操作部13が操作されたか否か、併設電話機TEから所定の信号が送信されたか否か等によって判断する。
リモコン信号テストモ−ドの処理を終了させない場合にはステップP3に戻り、終了させる場合には処理を終了させる(ステップP6)。
【0016】
以上のように、リモコン信号テストモ−ドが設定されると、設定されたメ−カ−のコ−ドで所定の動作を指示するリモコン信号が送信され又は学習記憶したリモコン信号が送信される。この時、リモコン装置の取付位置やリモコン信号送信部の向きによって被制御機器が動作しない場合があるので、リモコン装置の取付位置やリモコン信号送信部の向きを変えてリモコン信号の送信を行うことができる。
そして、送信されたリモコン信号によって被制御機器が動作すれば、所定のメ−カ−コ−ドが又は学習したリモコン信号が正しく記憶されたことを判断することができる。
特に、メ−カ−を設定した直後又はリモコン信号を学習した直後に自動的にリモコン信号テストモ−ドが設定されるようにすると、リモコン信号テストモ−ド設定のための操作が不要となる。
なお、前記実施の形態では、リモコン信号テストモ−ドが設定された後、リモコン信号テストモ−ド設定のレスポンス及び操作部の操作を行ったが、リモコン信号テストモ−ド設定のレスポンスや操作部の操作は省略してもよい。この場合、リモコン信号は、処理終了まで連続的に送信するようにしてもよいし、間欠的に送信するようにしてもよい。
また、リモコン信号テストモ−ドの処理を終了させるか否かの判断を行うようにしたが、リモコン信号を送信した後処理を終了させるようにしてもよい。
【0017】
リモコン装置の他の実施の形態を図5に示す。
図5に示すリモコン装置40は、ケ−ス41の外面に操作部43、表示部44、電話回線接続用コネクタ45を有する。この電話回線接続用コネクタ45には、電話回線制御回路47が接続されている。
また、電話回線Lには2又ソケット66が接続されており、2又ソケット66に電話回線接続用コネクタ45及び併設電話機TEが接続されている。
電話回線制御回路47は、図6に示すような構成となっている。
図6に示す電話回線制御回路47は、スイッチ35及び併設電話機使用検出回路36を有していない点以外は図2に示す電話回線制御回路17と同じである。
この場合、外部電話機Tからの呼出信号に対して併設電話機TEが電話回線Lと接続したことは、呼出信号の受信回数がリモコン装置40の設定回数に達する前に呼出信号が停止したことにより判別する。なお、呼出信号の受信回数が設定回数に達する前に外部電話機Tの受話器を降ろした場合にも併設電話機TEが電話回線と接続したもの判別してしまうが、呼出信号が停止した後所定時間内に暗証番号が入力されなければ待機状態に戻すようにすれば問題はない。
なお、図2に示した電話回線制御回路17の接点35及び併設電話機使用検出回路36は省略してもよい。この場合は、図6に示した電話回線制御回路47と同様の方法で併設電話機TEが電話回線Lと接続したことを判別する。
【0018】
以上の実施の形態では、電話回線に接続されているリモコン装置からリモコン信号を送信するようにしたが、電話回線に接続された親機を設けるとともに、リモコン信号を送信する子機を設け、親機と子機間を電波等によって信号伝送可能にすれば、被制御機器がロ−ゼットが設置されている場所より離れている場合やロ−ゼットが設置されていない部屋等に設置されている場合に対応することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を用いれば、コントロ−ル信号が正しく記憶されたか否かを容易に判断することができる。
また、本実施の形態にて説明したリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を用いれば、所定のメ−カ−コ−ド又は学習したリモコン信号が正しく記憶されたか否かを容易に判断することができる。
また、本実施の形態にて説明したリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置を用いれば、所定のメ−カ−コ−ド又は学習したリモコン信号が正しく記憶されたか否かを判断するための操作が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】図1の電話回線制御回路の構成図である。
【図3】動作確認テストの操作を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【図4】リモコン信号テストの操作を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【図5】リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置の他の形態の概略構成図である。
【図6】図5の電話回線制御回路の構成図である。
【図7】リモコン信号を学習する操作を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【図8】電話回線を介してコントロ−ル信号を送信する時の操作を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【図9】電話回線を介してコントロ−ル信号を送信する時の操作を説明するためのフロ−チャ−ト図である。
【符号の説明】
10、40 リモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置
12、42 マイコン
13、43 操作部
14、44 表示部
15、45 電話回線接続用コネクタ
16 併設電話機接続用コネクタ
17、47 電話回線制御回路
18、48 DTMFト−ン検出回路
19、49 発音回路
20、50 リモコン信号送信部
21、51 リモコン信号受信部
66 2又ソケット
M 被制御機器
R リモコン
T 外部電話機
TE 併設電話機
Claims (1)
- 被制御機器を制御するリモコン信号を送信するリモコン信号送信部と、電話回線を介して入力されたコントロ−ル信号に基づいて前記リモコン信号送信部からリモコン信号を送信させる制御部とを備えたリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置において、前記制御部は、動作確認テストモ−ドが設定された場合には前回実行したコントロ−ル信号に含まれている操作内容に相当するリモコン信号を前記リモコン信号送信部から送信させることを特徴とするリモ−トコントロ−ルホ−ムオ−トメ−ション装置。
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