JP3728534B2 - アルミニウムラジエータ - Google Patents

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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/4935Heat exchanger or boiler making

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアルミニウムラジエータに係り、さらに詳しくはヘッドタンクを単一のアルミニウムで、最適のサイズに製造することにより、冷却効率を上げ、生産原価を低減させることができ、ろう付け炉でろう付けするとき、タンクのヘッドからの垂れ下がりを防止して生産性を増大させることのできるアルミニウムラジエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に内燃機関付き車両では、エンジン稼動時に発生する熱がシリンダーヘッド、ピストン、バルブなどに伝導され、これによりこれら部品の温度が過度に上がると、熱膨張や劣化によって部品の強度が低下し、エンジンの寿命が短縮し、燃焼状態も悪くなってノッキングや早期点火を起こして、エンジンの出力が低下する。
【0003】
また、エンジン冷却が不充分な場合は、シリンダー内周面の油膜が切れるなど潤滑機能も低下し、同時にエンジンオイルが変質して、シリンダーの異常摩耗を起こすばかりでなく、ピストンがシリンダーの内壁面に融着する現象も発生する。
【0004】
従って、このようなエンジン冷却のために自動車には通常水冷式冷却装置が設置されている。
【0005】
この水冷式冷却装置は、ウォーターポンプによって冷却水をシリンダーブロック及びシリンダーヘッドに循環させてエンジンの温度を下げるもので、冷却水の放熱のためにラジエータ、冷却ファン及びサーモスタットなどが備えられている。
【0006】
一方、図1ないし図3に示すように、ラジエータ1はエンジンを通過する際に温度が上昇した冷却水を放熱させてエンジンを冷やす装置のことで、大別してヘッダタンク2,3とコア4とサポータ7から構成されている。
【0007】
前記ヘッダタンク2,3は、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ2a,3aと、一対のヘッダ2a,3aとろう付け(brazing)によって結合され、熱交換媒体が移動する通路部を形成するタンク2b,3bとからなる。
【0008】
コア4は、タンク2b,3bの通路部と連通するように両端が一対のヘッダ2a,3aに多数連結設置され、前記熱交換媒体を流動させるチューブ4aと、チューブ4a間に配置される放熱ピン4bとからなる。
【0009】
サポータ7は、チューブ4aのうち最両端にあるチューブ4aを支持するとともに、両端がヘッダ2a,3aに結合されている。
【0010】
前記のような従来構成部品のうちコア4とヘッダ2a,3aはアルミニウムからなり、タンク2b,3bは合成樹脂からなる。
【0011】
タンク2b,3bとヘッダ2a,3aはその材質が異なるので、これらは互いに機械的な結合方法によって結合されている。
【0012】
即ち、ヘッダ2a,3aの縁部に一定の間隔をおいて延設されている複数のタップ部2cが、タンク2b,3bを取り囲むように屈曲し、結果としてはヘッダ2a,3aとタンク2b,3bが結合される。
【0013】
同時に、ヘッダ2a,3aとタンク2b,3bとの間の冷却水漏れを防止するために、その間にゴム類のガスケット5が介在している。
【0014】
しかし、以上説明したプラスチックタンク付きラジエータには次のような問題点があった。
【0015】
第1は、コアの材質であるアルミニウム、ガスケットの材質であるゴム類及びタンクの材質であるプラスチックなど、構成部品の材質が異なるために、リサイクルが難しい点である。
【0016】
コアとヘッダの材質であるアルミニウムはリサイクルの容易な素材であるものの、プラスチック材質のタンクと結合された状態ではリサイクルできないため、ラジエータをリサイクルしようとすると、必ずタンクを分離する必要がある。従って、リサイクルのための前処理作業工数が多くなる。
【0017】
第2は、ヘッダタンクの組立工程が複雑であり、原価が高い点である。ヘッダとタンクを組み立てるためには、冷却水漏れを防止するためのガスケットを結合し、ヘッダのタップ部がタンクを囲み固定するコーキング工程を必要とする。
【0018】
第3は、ヘッダとタンクの結合構造が極めて脆弱なことである。ヘッダのタップ部が合成樹脂材のタンクを押している形になっており、冷却水漏れを防止しているが、ラジエータ内部の圧力が上がると、タップ部が広がり隙間が出来る。
【0019】
また、プラスチック材のタンクで必然的に成形される付属物(例えば、冷却水入/出口、車体マウンティングピンなど)とタップ部間の干渉が発生する場合は、タップ部のコーキングができないので、コーキングされていない部位の強度が他の部位の強度より弱いという問題がある。
【0020】
第4は、プラスチックタンクのクラック発生問題である。タンクはその素材の特性上脆性および強度には優れているが、変形しないため、冷却水漏れが発生し、エンジン冷却に悪影響を与えるクラック現象が発生する場合がある。
【0021】
このようなクラック現象は、タップ部2cのコーキング時にタンクを押し付ける圧力や、車体の振動によって起こる恐れがあり、素材の特性や射出条件によっても発生する可能性があるが、クラック発生を予知する検査法がないため、製品の信頼性低下の問題があった。
【0022】
第5は、共用化の難しさと管理費の増加である。従来ヘッダとタンクは別の金型を必要とし、チューブの列数などが変更された他の車種の場合は、その仕様別に金型を必要としていた。
【0023】
このようなプラスチックタンクの短所を解決するために、プラスチック材タンクの代わりにアルミニウム材タンクを製造して仮組立した後、ろう付け工法でラジエータを作ろうとする努力が続けられている。
【0024】
アルミニウム材を用いると、タンク部品の製作が容易であり、仮組立後コーキングの追加工程なしでろう付けによってラジエータを製造し得るという利点がある。
【0025】
また、ヘッダとタンクが同じ材質であるため、リサイクルが極めて容易である。そして、ろう付けで接合されたタンク−ヘッダの接合部は、強度と耐久性で従来のヘッダ−タンクの接合部より優れている。
【0026】
しかし、従来のプラスチックタンクをアルミニウムタンクに取り替えるためには、次のような幾多の課題が先決されなければならない。
【0027】
1.アルミニウムヘッダ、タンクの形状単純化
アルミニウムタンクの形状が複雑であればあるほど、車種ごとに共用化するのは難しくなるため、製造原価が上昇する。
【0028】
2.強度維持
アルミニウムタンクの場合は、ヘッダと直接ろう付けされるので、既存プラスチックタンクより結合部の強度が優れており、プラスチックタンクのクラック現象も発生しないが、その他部品については、接合力や素材の厚さを増大させないで既存プラスチックタンク程度の強度を保持する必要がある。
【0029】
3.上下部タンクの共用化
プラスチックタンクの場合、大部分の付属品が同時に射出成形されるため、上下タンクは個別に成形する必要がある。一方、アルミニウムタンクの場合は、全ての付属品が別々に加工された後に取り付けられるので、タンクの形状を上下部で変える必要がない。従って、上下部タンクを共用化することが可能である。
【0030】
4.アルミニウムタンクの変形防止
アルミニウムタンクはプラスチックタンクとは異なり、クラックは発生しないが、内部圧力により永久変形の生じる恐れがある。このような変形は、素材厚さを厚くするか、タンクのサイズを変えて防止することができるが、素材を厚くすると、製造原価が上昇し、タンクサイズが小さくなってラジエータの性能が低下する恐れがある。従って、タンクの厚さを厚くしなくても変形が生じないようにする必要がある。
【0031】
前述したようなプラスチックの短所を解決するためのアルミニウムラジエータの例として、日本特開平11−118386号や日本特開平2000−220988号などがある。
【0032】
これら先行技術におけるアルミニウムラジエータは、全てプラスチックタンクの問題点を解決するためのアルミニウムタンクに関する内容であるが、アルミニウムタンクの基本的な短所、例えば圧力降下による変形量、アルミニウムラジエータの性能を左右するアルミニウムラジエータのサイズなどは全く顧慮されていない。
【0033】
従って、アルミニウムラジエータの変形を最小にしつつ、性能向上が計れるアルミニウムラジエータの最適サイズなどに関する技術が望まれている。
【0034】
図4及び図5は、上記プラスチックの短所を解決するためのアルミニウムラジエータに関するその他の従来技術に係るもので、アルミニウムラジエータ10は、ヘッダタンク20,30とコア40とサポータ50とから構成されている。
【0035】
ヘッダタンク20は、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ21と、一対のヘッダ21とろう付けによって結合され、熱交換媒体が移動する通路部を形成するタンク22と、ヘッダ21とタンク22の両側開口部に結合されるエンドギャップ23とからなる。(ここで、ヘッダタンク30はヘッダタンク20の構成と同一なのでその説明を省略する。)
【0036】
コア40は、前記タンク22の通路部と連通するように両端が一対のヘッダ21に多数連結設置され、前記熱交換媒体を流動させるチューブ41と、チューブ41間に配置される放熱ピン42とからなる。
【0037】
サポータ50は、チューブ41のうち最両端のチューブを支持するとともに、両端がヘッダ21に結合される。
【0038】
ヘッダ21は、一定の長さを持つ平坦部21aと、この平坦部21aの幅方向の両端部から屈曲して延伸するタンク結合部21bとからなる。
【0039】
タンク22は、一定の長さを有する天井部22aと、ヘッダ21のタンク結合部21aと結合される天井部22aの幅方向の両端部から屈曲して延伸するヘッダ結合部22bとからなる。
【0040】
前記のようなアルミニウムラジエータ10は、ヘッダ21とタンク22とコア40が仮組立された後、それがろう付け炉のコンベヤーに寝かせてある状態で移送されながらろう付けされる。
【0041】
しかし、アルミニウムラジエータ10は図5に示すように、タンク結合部21bの内側面とヘッダ結合部22bの外側面が段差無しで平坦に面接触するとともに、これらの外側面が所定高さH1だけ段差をなして結合されているので、高温を保つろう付け炉のコンベヤーCにラジエータ10が寝かせてある場合、タンク結合部21bとヘッダ結合部22b間に一部で塗布された塗布材が溶融する過程で、タンク22は自身の荷重によりヘッダ21から下方へ垂れ下がり、これら接触部分のろう付けが不良になってしまう。
【0042】
また、ヘッダタンク20の両側開口部にエンドキャプ23が結合される構造により、ヘッダ結合部22bからのタンク結合部21bの下方への垂れ下がり現象をある程度抑制することはできるものの、タンク22からのヘッダ21の下方への垂れ下がりを防止する補助力が、ヘッダ結合部22bがタンク結合部21bから下方に垂れ下がる垂れ下がり力より小さいので、ろう付け完了後、ラジエータ10の不良が発生することがあった。
【0043】
このような不良を解消する方法として、ろう付け時にコンベヤーCの平面上に別のジグを介在させ、タンク22とヘッダ21との段差を解消して、ヘッダ21からのタンク22の垂れ下がりを防止する方法があるが、これはろう付け時、コンベヤー上に前記ジグを正確な位置にセットしなければならないなど、作業の困難さと煩雑さがあり、生産性を低下させる要因となっていた。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来の問題点を解決するためのもので、ヘッダ/タンクの共用化、ヘッダ/タンクの形状単純化、既存プラスチックタンクと同じ性能保持、アルミニウムヘッダ/タンクの変形最少化、素材厚さの最小化などのプラスチックタンクをアルミニウムタンクに取り替える前提条件を満足する最適のアルミニウムラジエータを提供することを目的とする。
【0045】
また、本発明は冷却効率を極大化し、変形が生じない範囲内で素材の使用量を最少化するアルミニウムラジエータを提供することをその目的とする。
【0046】
また、本発明はろう付け時、別途のジグを使わずにヘッダからのタンクの垂れ下がりを防止して生産性を増大するアルミニウムラジエータの提供をその目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のアルミニウムラジエータは、一定の間隔をおいて多数並設され、10mm≦T(チューブ外側幅)≦20mmを満足するとともに、熱交換媒体を流動させるチューブ(310)と、前記チューブ間に配置される放熱ピン(320)とからなるコア(300)と;前記チューブの両端が連結設置され、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ(210)と、前記ヘッダとろう付けによって結合され、前記チューブに流動した熱交換媒体が移動する通路部を形成するとともに、前記チューブの外側幅によってH(タンク内側高さ)≦41mm、および1.5≦H/T≦2.5を満足するタンク(220)と、前記タンクの両側開口部に結合されるエンドキャップ(230)とからなるヘッダタンク(200)と;を含み、前記ヘッダは、前記チューブの両端部が結合される前記一定の長さの平坦部と、前記平坦部の幅方向両端部で屈曲し延伸している前記タンク結合部とからなり、前記タンクは、一定の長さを持つ前記天井部と、前記タンク結合部と結合するように、前記天井部の幅方向両端部で屈曲し延伸している前記ヘッダ結合部とを含み、前記コアと前記ヘッダと前記タンク及び前記エンドキャップが仮組立されたラジエータがろう付け炉の任意の平面(C)上に置かれてろう付けされる場合、前記ヘッダからの前記タンクの下方への垂れ下がりを防止する垂れ下がり防止手段を備え、前記タンク結合部は前記平坦部から垂直に屈曲し、前記ヘッダ結合部は前記天井部から垂直に屈曲し、前記ヘッダ結合部の端部には、前記タンク結合部の厚さより更に段差をなして内側に屈曲した前記屈曲部が形成され、前記屈曲部と前記タンク結合部との間には、前記屈曲部の端部から外面に折り曲げられたカーリング部(220e)が更に形成され、前記タンク結合部の厚さと前記カーリング部の厚さとは、前記屈曲部の屈曲深さと同一になっており、前記ヘッダ結合部と前記タンク結合部及び前記エンドキャップが全て前記任意の平面上に接触するようにしたことを特徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係るアルミニウムラジエータの好適な一実施例を説明する。
図6は本発明に係るアルミニウムラジエータの外観斜視図であり、図8は本発明に係るアルミニウムラジエータの一例を示す断面図であり、図9は本発明に係るアルミニウムラジエータの他の例示図である。
【0050】
アルミニウムラジエータ100はヘッダタンク200とコア300とサポータ400とから構成される。
【0051】
ヘッダタンク200は、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ210と、一対のヘッダ210とろう付け(brazing)によって結合され、熱交換媒体が移動する通路部を形成するタンク220と、ヘッダ210とタンク220の両側開口部に結合されるエンドキャップ230とからなる。(ここで、ヘッダタンク200’はヘッダタンク200と同一の構成なので、その説明は省略する。)
【0052】
コア300は、タンク220の通路部と連通するように両端が一対のヘッダ210に多数連結設置され、前記熱交換媒体を流動させるチューブ310と、チューブ310間に配置される放熱ピン320とからなる。
【0053】
サポータ400は、チューブ310のうち最両端のチューブを支持するとともに、両端がヘッダ210に結合される。
【0054】
ここで、ヘッダ210は、一定の長さを持つ平坦部210aと、この平坦部210aの幅方向の両端部が屈曲して延伸するタンク結合部210bとからなる。
【0055】
ヘッダ210の平坦部210aの両サイド側には、図7に示すように、サポータ400の両端が挿入されるサポータ挿入孔211がそれぞれ形成され、サポータ211挿入孔の間には、一定の間隔をおいてチューブ310の両端が挿入されるチューブ挿入孔212が形成される。
【0056】
サポータ挿入孔211とチューブ挿入孔212を同一形状にするとともに、チューブ310とサポータ400も同一の断面を持つようにする。
【0057】
サポータ挿入孔211とチューブ挿入孔212を同一形状とする理由は、サポータ挿入孔211とチューブ挿入孔212を別の2工程で作製することなく、1工程のみで作製して、生産性向上に寄与することにある。
【0058】
そして、前記タンク220は、一定の長さを持つ天井部220aと、前記ヘッダ210のタンク結合部210bと結合するように、前記天井部220aの幅方向の両端部で屈曲して延伸するヘッダ結合部220bとからなる。
【0059】
本発明に係るアルミニウムラジエータのヘッダタンク200のサイズは図6に示すように、チューブ外側幅Tが10〜20mmであるとき、1.5≦H/T≦2.5であり、H≦41mm(H=タンク内側高さ)であることが好ましい。
【0060】
また、ヘッダタンク200の形状及びサイズは図8に示すように、タンク内側高さHをタンク内側幅Wより大きくするか(H>W)、図9に示すように四角形状は同一でありながら、タンク内側高さHをタンク内側幅Wより小さくすることができ(H<W)、両者はそれぞれの長短所を持つ。
【0061】
前者の場合は、全体的なラジエータの幅を小さくすることにより、車両の前後長手方向に多くの空間を節約することができ、前後面が広くて冷却水入出口パイプなどの装着空間を容易に確保することができる。他方、後者の場合は、同一のサイズにおける放熱面積を最大化することはもとより、上面が広くてマウンティングピン、冷却水注入用ネックなどを装着するための空間確保に有利である。
【0062】
本発明は前述したように、アルミニウムラジエータのヘッダ210とタンク220を同一のアルミニウムから製造し、同時にヘッダタンク200のサイズを決定したもので、図8と図9に示すように、下記条件を満たすタンク内側幅Wとタンク内側高さHは可変であるが、素材投入量を最小化して不要なコストを削減できる、前述したような最適のヘッダ、タンクのサイズを決定した。
W>T+2α、H>D(W:タンク内側幅、H:タンク内側高さ、T:チューブ外側幅、D:冷却水入出口パイプの直径、2α:生産過程で必要な最小空間)
【0063】
この条件下で、まずヘッダ幅を決定し、ヘッダ幅に合わせてタンク高さを決定することにより、タンクアセンブリのサイズを決定することができる。ヘッダとタンクのサイズを決定するに最も重要な要素としては、タンク内の水側圧力降下と変形量が挙げられる。
【0064】
図10は流量と水側圧力降下との関係を示すウォーターポンプの性能曲線図である。同図に示すように、水側圧力降下量が多くなると、エンジンから流入する冷却水の量が減少し、これに反して、水側圧力降下量が少なくなると、エンジンから流入する冷却水の量が増加する。従って、ラジエータの性能を維持するためには水側圧力降下量を最小化するのが好ましい。
【0065】
また、ヘッダタンクはその形状によっては内部の僅かな圧力でも変形し、この変形は各種付属品の位置変更をもたらすので、各種付属品の組立時に変形しない程度の強度が必要である。
【0066】
一方、図11はタンク高さ/幅による圧力降下比を示すグラフであり、図12はタンク高さによる圧力降下比を示すグラフであって、これらの図から、水側圧力降下は同一の断面積でヘッダの幅よりタンク高さに敏感であることがわかる。
【0067】
図13は幅24mmのヘッダにそれぞれ異なるサイズのタンクを組み合わせてタンクアセンブリを構成し、各流量による放熱器の水側差圧を示すグラフである。同図から、既存タンク容積対比152%と178%であるとき、タンク容積が増加するにも関わらず、差圧の減少量が少ないことがわかる。即ち、タンク容積が一定レベル以上であれば、それ以上の差圧減少のために必要な素材投入量が大幅増加し、これはコスト面でも非効率である。
【0068】
図14はタンク高さによる水側圧力降下率を示すグラフであり、タンク高さの増加による水側圧力降下の減少率が急激に下がる地点があることを示す。
【0069】
この条件を勘案すれば、アルミニウムタンクアセンブリの場合、ヘッダタンク内の容積を一定以上に維持しなければ、ヘッダタンクによる水側圧力降下量を最小化することはできないことがわかる。即ち、長手方向に同一の面積を有するヘッダタンクにおける、タンクによる水側圧力損失を最小化するヘッダとタンクの値は次のとおりである。
1.5≦H/T≦2.5(T=チューブ内側幅、H=タンク内側高さ)(前提条件:チューブ内側幅T:10〜20mm)
【0070】
以上の説明は水側圧力降下の条件を満たすためにヘッダとタンクのサイズを決定するまでの過程を説明したもので、以下、タンクアセンブリの変形量を最小化するヘッダとタンクのサイズ決定過程を説明する。
【0071】
図15はアルミニウムラジエータの変形を示す図である。同図から、ヘッダータンク水側圧力降下試験において、ヘッダタンクの形状により僅かな圧力でもタンクが凸状に変形することが分かる。これはブラスチックを代替する全てのアルミニウムタンクに共通するもので、フィン、チューブなどに関係なく発生する。また、タンクの変形が生じない範囲で、水側圧力降下量を最小化するタンク内部の容積と形状についても実験を行った。
【0072】
図16ないし図19はアルミニウムラジエータの各種寸法を変更した場合のラジエータの変形量を示すグラフである。同図から、アルミニウムタンクの変形はヘッダ、タンクの幅と高さが主な要因であることがわかる。図20はアルミニウムラジエータの各種寸法を示す図である。
【0073】
図21は厚さ1tの四角断面のアルミニウムタンクアセンブリ内部に一定圧を加えたときの最大変形量を示すグラフである。
同図に示すように、タンク内側高さH≦41mmであるときは、ヘッダ幅により限界量を超えない区間が存在する。本発明では限界変形量を2.5mmと設定した。この限界値は、ラジエータの最大作動圧力の大略2倍でヘッダタンクに取り付けられた各種付属品のサイズや位置が変化せずにその機能を十分に発揮する限界を設定した値である。
【0074】
即ち、タンク内側値H≦41mmでのタンクの変形量が要求水準を満足することが確認された。
【0075】
以上、タンク内部の水側圧力降下を最小化しながら変形量を最小化するヘッダとタンクのサイズ及び、タンクの変形量を最小化するヘッダとタンクのサイズを決定した。各条件別サイズを更に要約すると、次のとおりである。
【0076】
チューブ幅が12〜20mmである前提条件下で、
第1、水側圧力降下を最小化し、タンクアセンブリのサイズを大きすぎないようにする条件下では、次のようなサイズにしなければならない。
1.5≦H/T≦2.5(T=チューブ外側幅、H=タンク内側高さ)
【0077】
第2、タンクアセンブリの変形量を最小化する条件下では、次のようなサイズにしなければならない。
H≦41mm
【0078】
結果として、水側圧力降下量とタンクアセンブリの変形量とを最小化する共通範囲は次のようになる。
1.5≦H/T≦2.5,H≦41mm
【0079】
上記のように構成された本発明の一実施例によれば、従来のプラスチックタンクをアルミニウムタンクに取り替えることにより、
1.アルミニウムヘッダ、タンクの形状を単純化することができて、車種ごとに共用化できるようになる。
【0080】
2.アルミニウムタンクの場合、ヘッダと直接ろう付けされるので、既存のプラスチックタンクより結合部の接合力が優れており、プラスチックタンクのクラック現象が発生しないとともに、その他の部品の接合力や素材厚さの増加なしでも既存プラスチックタンク程度の強度を保つことができる。
【0081】
3.プラスチックタンクの場合、大部分の付属品が本体と同時に射出成形されるため、上下タンクは必然的に異ならざるをえないが、アルミニウムタンクの場合は、全ての付属品が別に加工された後に取り付けられるので、タンクを共用して競争力を確保することができる。
【0082】
4.アルミニウムタンクはプラスチックタンクとは異なり、クラック現象は発生しないが、内部圧力により永久変形が生じる恐れがある。このような変形は、素材厚さを厚くするか、タンクのサイズを変化させて防止することができるが、素材厚さを厚くすると、製造原価が上昇し、タンクのサイズを変えるとタンクサイズが小さくなってラジエータの性能が低下する恐れがある。しかしながら、本発明のアルミニウムタンクは、タンクの厚さを厚くしなくても変形の発生を最小化することができる。
【0083】
従って、本発明の一実施例は、上下ヘッダ・タンクの共用化、ヘッダ・タンクの形状単純化、既存のプラスチックタンクと同じ性能維持、アルミニウムヘッダ・タンクの変形最小化、素材厚さの最小化という効果を達成することができる。
【0084】
以上、本発明の第1実施例について説明した。
以下、本発明の第2実施例を説明する。
【0085】
図22及び図23に示すように、本発明は、一定の間隔をおいて多数並設され、10mm≦T(チューブ外側幅)≦20mmを満足するとともに、熱交換媒体を遊動させるチューブ310と、チューブ310の間に配置される放熱ピン320とからなるコア300と;チューブ310の両端が連結設置され、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ210と、ヘッダ210とろう付けによって結合され、チューブ310に流動した熱交換媒体が移動する通路部を形成するとともに、チューブ310の外側幅TによってH(タンク内側高さ)≦41mmでありながら、1.5≦H/T≦2.5を満足するタンク220と、タンク220の両側開口部に結合されるエンドキャップ230とからなるヘッダタンク200と;からなる前述した第1実施例に含まれる。
【0086】
前記ヘッダ210は、前記チューブ310の両端部が結合される一定の長さの平坦部210aと、前記平坦部210aの幅方向の両端部に一定の深さの凹210cが長く形成されているタンク結合部210bとからなる。
【0087】
前記タンク220は一定の長さを持つ天井部220aと、端部側に、前記タンク結合部210bの凹210cに挿入されるように外面に折り曲げられたカーリング部220cと、前記天井部220aの幅方向の両端部を屈曲して延伸されるヘッダ結合部220bとからなる。
【0088】
ここで、前記ヘッダ210のタンク結合部210bに形成された凹210cの幅W1は、カーリング部220c厚さt1とヘッダ結合部220b厚さt2との和に等しく、凹部210cの内部面において、カーリング220cの屈曲部分の外周曲率半径と、タンク結合部210bの内周曲率半径が同一になっているため、カーリング部220cと凹210cとの間には隙間がない。
【0089】
これにより、タンク220のヘッダ結合部220bとヘッダ210のタンク結合部210bとの結束力が増大し、ろう付けの移動時、ヘッダ210からのタンク220の離脱現象を防止することができる。
【0090】
一方、前記カーリング部220cが凹210cに挿入される挿入深さdは、前記コア300とヘッダ210とタンク220及びエンドキャップ230が仮組立されたラジエータが、ろう付け炉の任意の平面C(従来のコンベヤー)上に置かれてろう付けされるとき、前記タンク220がヘッダ210に対して下方に垂れ下がる範囲内にある。
【0091】
前記挿入深さdは3mm〜5mmであることが好ましい。
【0092】
そして、前記ヘッダ210からのタンク220の下方への垂れ下がりを防止するための垂れ下がり防止手段を備えることもできる。
【0093】
前記垂れ下がり防止手段は図24に示すように、前記タンク220の外周面に、前記ヘッダ210との段差高さH1だけ前記平面C上に支持されるビード240を一定の間隔をおいて突設し、前記エンドキャップ230の突出高さを最大限前記ビード240と同一にする。
【0094】
前記垂れ下がり防止手段の他の実施例では図25に示すように、前記タンク220の外面に、一部分は前記ヘッダ210との段差高さH1だけ前記平面C上に支持され、他の部分は車体に結合されるマウンティングブラケット250を備え、前記エンドキャップ230の突出高さを最大限前記マウンティングブラケット250と同一にする。
【0095】
このように構成すると、ヘッダ210とタンク220及びエンドキャップ230の外面が全てろう付け炉の内部の任意の平面C上に接触することになり、タンク220の下方への垂れ下がりが防止できる。
【0096】
以上、本発明の第2実施例を説明した。
以下、本発明の第3実施例を説明する。
【0097】
図26に示すように、本発明は一定の間隔をおいて多数並設され、10mm≦チューブ外側幅T≦20mmを満足するとともに、熱交換媒体を流動させるチューブ310と、前記チューブ310間に配置される放熱ピン320とからなるコア300と;チューブ310の両端に連結設置され、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ210と、ヘッダ210とろう付けによって結合され、チューブ310に流動した熱交換媒体が移動するように通路部を形成するとともに、チューブ310の外側幅TによってH(タンク内側高さ)≦41mmであり、かつ、1.5≦H/T≦2.5を満足するタンク220と、タンク220の両側開口部に結合されるエンドキャップ230とからなるヘッダタンク200とからなる前述した第1実施例に含まれる。
【0098】
ヘッダ210は、チューブ310の両端部が結合される一定の長さの平坦部210aと、平坦部210aの幅方向の両端部で屈曲して延伸するタンク結合部210bとからなる。
【0099】
タンク220は、一定の長さの天井部220aと、タンク結合部210bと結合するように、天井部220aの幅方向の両端部に屈曲して延伸するヘッダ結部220bとを含む。
【0100】
そして、前記コア300とヘッダ210とタンク220及びエンドキャップ230が仮組立されたラジエータをろう付け炉の任意の平面C上に置いてろう付けする場合、前記ヘッダ210からのタンク220の下方への垂れ下がりを防止する垂れ下がり防止手段を備える。
【0101】
前記垂れ下がり防止手段は図26及び図27に示すように、ヘッダ結合部220bの端部には、タンク結合部210bの厚さだけ段差をなして内側に屈曲した屈曲部220dを形成し、エンドキャップ230を、ヘッダ210とタンク220の外面より突出しないように形成し、ヘッダ結合部220bとタンク結合部210bとエンドキャップ230が全て任意の平面C上に接触するようにした。
【0102】
一方、図28に示すように、屈曲部220dにはビード221を形成し、タンク結合部210bにはビード221が挿入されるビード挿入溝211を形成することもできる。
【0103】
上記のような図26乃至図28の実施例によれば、ヘッダ210とタンク220とエンドキャップ230及びコア300を仮組立した状態でそれをろう付け炉の平面Cに置くと、ヘッダ結合部220bとタンク結合部210bとエンドキャップ230が全て任意の平面C上に接触する同一平面になるので、タンク220の垂れ下がりが防止される。
【0104】
前記垂れ下がり防止手段を構成するタンク結合部210bは、好ましくは平坦部210aから垂直に屈曲し、ヘッダ結合部220bは天井部220aから垂直に屈曲する。
【0105】
図29に示すように、上記のように構成された垂れ下がり防止手段のうち平坦部210aの底面に、ヘッダ結合部220bのタンク結合部210bからの離脱を防止するために、屈曲部220dの外面を支持するように突設されたビード210dを備えることができる。
【0106】
ここで、図面には具体的に示されていないが、前記タンク結合部の端部に、前記ヘッダ結合部の厚さだけ段差をなして内側に屈曲した屈曲部を形成し、前記エンドキャップが前記ヘッダとタンクの外面より突出しないようにして、前記ヘッダ結合部とタンク結合部とエンドキャップが全て前記平面上に接触することができる。
【0107】
そして、図面には具体的に示されていないが、前記ヘッダ結合部の端部に、前記タンク結合部の厚さだけ段差をなして内側に屈曲した屈曲部を形成し、前記タンク結合部の端部に、前記ヘッダ結合部の厚さだけ段差をなして内側に屈曲した屈曲部を形成し、前記エンドキャップが前記ヘッダとタンクの外面より突出しないようにして、前記ヘッダ結合部とタンク結合部とエンドキャップが全て前記平面上に接触することができる。
【0108】
一方、本発明は図30に示すように実施することもできる。
即ち、タンク結合部210bは平坦部210aから垂直に屈曲し、ヘッダ結合部220bは天井部220aから垂直に屈曲する。
【0109】
ヘッダ結合部220bの端部には、タンク結合部210bの厚さより更に段差をなして内側に屈曲した屈曲部220dが形成される。
【0110】
屈曲部220dとタンク結合部210bとの間には、屈曲部220dの端部から外面に折り曲げられたカーリング部220eが形成され、タンク結合部210bの厚さとカーリング部220eの厚さとは、屈曲部220dの屈曲深さと同一になっている。
【0111】
上記のような図30の実施例によれば、ヘッダ210とタンク220とエンドキャップ230及びコア300を仮組立したラジエータをろう付け炉の平面Cに置くと、ヘッダ結合部220bとタンク結合部210bとエンドキャップ230が全て任意の平面C上に接触する同一平面になるので、タンク220の垂れ下がりが防止される。
【0112】
上記のように構成された図30に示された実施例は、平坦部210aの底面に、ヘッダ結合220bのタンク結合部210bからの離脱を防止するために、屈曲部220dの外面を支持するように突設されたビード210dを備えることもできる。
【0113】
ここで、図面には具体的に示されていないが、タンク結合部210bは平坦部210aから垂直に屈曲し、ヘッダ結合部220bは天井部220aから垂直に屈曲し、タンク結合部220bの端部には、タンク結合部210bの厚さより更に段差をなして内側に屈曲した屈曲部220dが形成され、屈曲部220dとタンク結合部210bとの間には、屈曲部220dの端部から外面に折り曲げられたカーリング部220eが形成され、タンク結合部210bの厚さと前記カーリング部220eの厚さとは、屈曲部220dの屈曲深さと同一にすることもできる。
【0114】
一方、本発明は図31に示すように実施することもできる。
ヘッダ210は、チューブ310の端部が結合される一定の長さの平坦部210aと、平坦部210aの幅方向の両端部に屈曲状態に延長されるタンク結合部210bとからなる。
【0115】
タンク220は、一定の長さの天井部220aと、タンク結合部210bと段差をなして結合され、天井部220aの幅方向の両端部に屈曲状態に延長されるヘッダ結合部220bとからなる。
【0116】
コア300とヘッダ210とタンク220及びエンドキャップ230が仮組立された状態でそれをろう付け炉の任意の平面C上に置いた場合、ヘッダ210からのタンク220の下方への垂れ下がりを防止する垂れ下がり防止手段を備える。
【0117】
垂れ下がり防止手段は図32及び図33に示すように、タンク220の外周面に、ヘッダ210との段差だけ平面C上に支持されるビード222を一定の間隔をおいて突設し、エンドキャップ230の突出高さを最大限前記ビード222と同一にする。
【0118】
また、前記垂れ下がり防止手段は図34及び図35に示すように、タンク220の外面に、一部分はヘッダ210との段差だけ平面C上に支持され、他の部分は車体に結合されるマウンティングブラケット223を備え、エンドキャップ230の突出高さを最大限マウンティングブラケット223と同一にする。
【0119】
また、前記垂れ下がり防止手段は図36に示すように、ヘッダ210とタンク220の仮組立後、内面がヘッダ210とタンク220の外面と接触結合し、外面が前記平面C上に支持されるホルダ224である。
【0120】
一方、本発明は図31及び図37に示すように実施することができる。
ヘッダ210はチューブ310の両端部が結合される一定の長さの平坦部210aと、平坦部210aの幅方向の両端部が屈曲して延伸されるタンク結合部210bとからなる。
【0121】
タンク220は、一定の長さを持つ天井部220aと、タンク結合部210aと段差をなして結合され、天井部220aの幅方向の両端部が屈曲して延伸されるヘッダ結合部220bとからなる。
【0122】
チューブ310のうち最両端のチューブ310を支持し、両端がヘッダ210に結合されるサポータ400を備える。
【0123】
サポータ400に延設され、一側面はタンク220を支持する一方、他側面は平面C上に支持される支持部410を備える。
【0124】
かくして支持部410によってもタンク220のヘッダ210からの下方への垂れ下りを防止することができる。
【0125】
以上説明した本発明のラジエータにおいて、ヘッダとタンクの製造方法を説明する。
まず、ヘッダは従来のプログレシブ金型や、ロールフォーミング装置で単発金型を用いて製造することができる。
【0126】
次に、タンクはロールフォーミング装置を用いて製造するもので、図38に示すように、一定の長さと幅を持つアルミニウム板材(P:Plate)を、かみ合って一組をなす多数のフォーミングロール(不図示)に通過させ、(イ)に示すように、アルミニウム板材500の幅方向の両端部に、屈曲部(B:Bending)を直角にして上方のカーリング部を形成するカーリング部用屈曲部形成段階を進行する。
【0127】
(ロ),(ハ)に示すように、屈曲部Bの形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロール(不図示)にアルミニウム板材Pを通過させ、屈曲部Bをアルミニウム板材P側に折り曲げ、屈曲部Bとアルミニウム板材500がなす屈曲角度α1を鋭角にして、最終的にカーリング220cを完成するカーリング部完成段階を進行する。
【0128】
この後、(ニ)に示すように、前記カーリング部の完成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロール(不図示)にアルミニウム板材Pを通過させ、アルミニウム板材Pの中間地点0から互いに反対方向の距離Lに該当する地点P1、P2を頂点に屈曲させ、天井部220aとヘッダ結合部220bを形成する。ここで、天井部220aとヘッダ結合部220bがなす内側屈曲角度βは鈍角である。
【0129】
最終的に、ホに示すように、天井部220aとヘッダ結合部220bの形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロール(不図示)にアルミニウム板材P通過させ、天井部220aとヘッダ結合部220bがなす内側屈曲角度β’を直角にする。
【0130】
以上の説明は本発明のロールフォーミング装置で製造したアルミニウムラジエーターのタンクのうち、図22ないし図25に示す実施例のものについて説明した。
【0131】
一方、アルミニウムラジエータのタンクのうち、図26ないし図29に示すタンクの製造方法は図39に示した。
【0132】
(イ)に示すように、一定の長さと幅を持つアルミニウム板材(P:Plate)を、かみ合わさって一組をなす多数のフォーミングロール(不図示)に通過させ、(ロ)に示すように、アルミニウム板材Pの幅方向の両端部側に、タンク結合部210bの厚さだけ段差をなして内側に屈曲した屈曲部220dを形成する段階を進行する。
【0133】
次に、(ハ)に示すように、屈曲部220dの形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロールにアルミニウム板材Pを通過させ、屈曲部220d上にビード221を形成する段階を進行する。
【0134】
この後、(ハ),(ニ)に示すように、前記ビード221の形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロールにアルミニウム板材Pを通過させ、アルミニウム板材Pの中間地点0から互いに反対方向の距離Lに該当する地点P1、P2を頂点に屈曲させ、天井部220aとヘッダ結合部220bを形成する段階を進行する。ここで、天井部220aとヘッダ結合部220bがなす内側屈曲角度βは鈍角である。
【0135】
最終的に、(ホ)に示すように、前記天井部220aとヘッダ結合部220bの形成に用いられたフォーニングロールと形状の異なる他のフォーニングロール(不図示)にアルミニウム板材P通過させ、天井部220aとヘッダ結合部220bがなす内側屈曲角度β’を直角にする段階を進行する。
【0136】
一方、アルミニウムラジエータのタンクのうち、図30に示すタンクの製造方法は図40に示した。
(イ)に示すように、一定の長さと幅を持つアルミニウム板材(P;plate)を、かみ合って一組をなす多数のフォーミングロール(不図示)に通過させ、(ロ)に示すように、アルミニウム板材Pの幅方向の両端部側に、タンク結合部210bの厚さだけ段差をなして内側に屈曲した屈曲部220dを形成する段階を進行する。
【0137】
次に、(ハ),(ニ)に示すように、屈曲部220dの形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロールに前記アルミニウム板材Pを通過させ、屈曲部220dの一部が前記アルミニウム板材Pの外側に折り曲げてカーリング部220eを形成する段階を進行する。
【0138】
この後、(ニ),(ホ)に示すように、ビード221の形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロールにアルミニウム板材Pを通過させ、アルミニウム板材Pの中間地点0から互いに反対方向の距離Lに該当する地点P1,P2を頂点に屈曲させ、天井部220aとヘッダ結合部220bを形成する段階を進行する。ここで、天井部220aとヘッダ結合部220bがなす内側屈曲角度βは鈍角である。
【0139】
最終的に(ヘ)に示すように、天井部220aとヘッダ結合部220bの形成に用いられたフォーミングロールと形状の異なる他のフォーミングロール(不図示)に前記アルミニウム板材P通過させ、天井部220aとヘッダ結合部220bがなす内側屈曲角度β’を直角にする段階を進行する。
【0140】
以上説明したタンクを除いた他の実施例に該当するタンクは、形状の異なるフォーミングロールを必要に応じて交替設置さえすれば、その製造が可能である。
【0141】
上記のようにロールフォーミング装置を用いてヘッダとタンクを製造すると、次のような利点が得られる。
第1、ロールフォーミングの場合、車種に関係なく一つの金型で生産することができ、長手方向にのみ必要な長さだけ切断すればいい。
【0142】
第2、ロールフォーミングは仕様別に金型を交替することなく、また、プログレシブ金型とは異なり、素材も同一幅の一つの仕様さえあればいい。
【0143】
結果として、車種と仕様に関係なく一つの金型で生産可能であり、単一幅の素材を用いることができるので、その管理が容易であり、作業者の熟練度と関係なく品質が一定である(金型の交替及びセッティング不要)。24時間生産が可能なので作業者の労働力が不要になる。
【0144】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ヘッダとタンクからなるヘッダタンクは、コアと同一のアルミニウム材で作り、水側圧力降下を最小化するとともに、ヘッダタンクの変形を最小化するサイズを決定し、冷却水の流量が増加して冷却効率が上がる。
【0145】
尚、ヘッダタンク内部に過度な圧力が加えられるときや、各種付属品を組立するとき、変形が生じないので、製品の信頼性及び耐久性を向上させることができる。
【0146】
また、ヘッダタンクが最適のサイズに決定されてアルミニウム素材を浪費しないので、生産原価を低減させることができる。
【0147】
しかも、ろう付け工程時、別途のジグを使わずにヘッダとタンク及びエンドキャップ間の高さ差を解消し、ろう付け炉で任意の平面(コンベヤー)に沿って移動される間、タンクがヘッダから下方へ垂れ下がらないので、生産性を向上させることができる。
【0148】
そして、ろう付け不良率を下げ、高品質のラジエーターを製造することができる。
【0149】
更に、ヘッダとタンクをロールフォーミング装置を用いて製造することにより、車種と仕様に関係なく一つの金型で生産可能であり、単一幅の素材を用いることができるので、その管理が容易であり、作業者の熟練度と関係なく品質が一定である(金型の交替及びセッティング不要)。24時間生産が可能なので作業者の労働力が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係るプラスチックラジエータの斜視図である。
【図2】図1に示すラジエータのヘッダとタンクとの結合関係を示すための一部切欠斜視図である。
【図3】図2に示すラジエータのヘッダとタンクの結合関係を示す縦断面図である。
【図4】従来技術に係るアルミニウムラジエータの外観を示す斜視図である。
【図5】図4に示すヘッダとタンクの結合関係を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係るアルミニウムラジエータの外観斜視図である。
【図7】本発明に係るアルミニウムラジエータのヘッダを概略的に示す外観斜視図である。
【図8】本発明に係るアルミニウムラジエータの一例を示す断面図である。
【図9】本発明に係るアルミニウムラジエータの他の例示図である。
【図10】水側圧力降下と流量との関係を示すウォーターポンプの性能曲線図である。
【図11】タンク高さ/幅による圧力降下比を示すグラフである。
【図12】タンク高さによる圧力降下比を示すグラフである。
【図13】タンク容積による水側圧力降下率を示すグラフである。
【図14】タンク高さ/チューブ幅による水側圧力変化量/タンク高さ変化量の関係を示すグラフである。
【図15】アルミニウムラジエータの変形を示す図である。
【図16】アルミニウムラジエータの変数値の変化によるラジエータの変形量を示すグラフである。
【図17】アルミニウムラジエータの変数値の変化によるラジエータの変形量を示すグラフである。
【図18】アルミニウムラジエータの変数値の変化によるラジエータの変形量を示すグラフである。
【図19】アルミニウムラジエータの変数値の変化によるラジエータの変形量を示すグラフである。
【図20】アルミニウムラジエータの各変数を定義するための図である。
【図21】ヘッダ幅とタンク高さによる変形量を示すグラフである。
【図22】本発明に係るアルミニウムラジエータの外観を示す斜視図である。
【図23】図22に示すタンクの縦断面図である。
【図24】図23に示すタンクに垂れ下がり防止手段が備えられた状態を示す図である。
【図25】図23に示すタンクに垂れ下がり防止手段が備えられた状態を示す図である。
【図26】本発明に係る他の実施例のアルミニウムラジエータの外観を示す斜視図である。
【図27】図26の全体断面を概略的に示す図である。
【図28】図27におけるタンク結合部とヘッダ結合部との結合関係を示す断面図である。
【図29】図27におけるタンク結合部とヘッダ結合部との他の結合関係を示す断面図である。
【図30】図27におけるタンク結合部とヘッダ結合部との他の結合関係を示す断面図である。
【図31】本発明に係るアルミニウムラジエータの外観を示す斜視図である。
【図32】図31に示すタンクとヘッダの結合関係を示す斜視図である。
【図33】図31に示すタンクの外観一部を示す斜視図である。
【図34】本発明に係るアルミニウムラジエータの外観を示す斜視図である。
【図35】図34に示すタンクとヘッダとの結合関係を示す斜視図である。
【図36】本発明に係るアルミニウムラジエータのタンクとヘッダとの結合関係を示す断面図である。
【図37】本発明に係るアルミニウムラジエータのタンクとヘッダとの結合関係を示す断面図である。
【図38】本発明に係るアルミニウムラジエータのタンクのうち、図8ないし図25に示すタンクの製造方法を示す図である。
【図39】本発明に係るアルミニウムラジエータのタンクのうち、図26ないし図29に示すタンクの製造方法を示す図である。
【図40】本発明に係るアルミニウムラジエータのタンクのうち、図30に示すタンクの製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ラジエータ
2 ヘッダタンク
2a ヘッダ
2b タンク
2c タンク部
3 ヘッダタンク
3a ヘッダ
3b タンク
4 コア
4a チューブ
4b 放熱ピン
5 ガスケット
7 サポータ
10 アルミニウムラジエータ
20 ヘッダタンク
21 ヘッダ
21a 平坦部
21b タンク結合部
22 タンク
22a 天井部
22b ヘッダ結合部
23 エンドキャップ
30 ヘッダタンク
40 コア
41 チューブ
42 放熱ピン
50 サポータ
100 アルミニウムラジエータ
200 ヘッダタンク
210 ヘッダ
210a 平坦部
210b タンク結合部
210c 凹
210d ビード
211 ビード挿入溝
212 チューブ挿入孔
220 タンク
220a 天井部
220b ヘッダ結合部
220c カーリング部
220d 屈曲部
220e カーリング部
221 ビード
222 ビード
223 マウンティングブラケット
224 ホルダ
230 エンドキャップ
300 コア
310 チューブ
320 放熱ピン
400 サポータ
410 支持部
β 内側屈曲角度
B カーリング屈曲部
c 平面
c コンベア
d 挿入深さ
H タンク内側高さ
P アルムニウム材
T チューブ外側巾
W 天井巾

Claims (5)

  1. 一定の間隔をおいて多数並設され、10mm≦T(チューブ外側幅)≦20mmを満足するとともに、熱交換媒体を流動させるチューブ(310)と、前記チューブ間に配置される放熱ピン(320)とからなるコア(300)と;
    前記チューブの両端が連結設置され、一定の間隔をおいて平行に並んでいる一対のヘッダ(210)と、
    前記ヘッダとろう付けによって結合され、前記チューブに流動した熱交換媒体が移動する通路部を形成するとともに、前記チューブの外側幅によってH(タンク内側高さ)≦41mm、および1.5≦H/T≦2.5を満足するタンク(220)と、
    前記タンクの両側開口部に結合されるエンドキャップ(230)とからなるヘッダタンク(200)と;
    を含み、
    前記ヘッダは、前記チューブの両端部が結合される前記一定の長さの平坦部と、前記平坦部の幅方向両端部で屈曲し延伸している前記タンク結合部とからなり、前記タンクは、一定の長さを持つ前記天井部と、前記タンク結合部と結合するように、前記天井部の幅方向両端部で屈曲し延伸している前記ヘッダ結合部とを含み、前記コアと前記ヘッダと前記タンク及び前記エンドキャップが仮組立されたラジエータがろう付け炉の任意の平面(C)上に置かれてろう付けされる場合、前記ヘッダからの前記タンクの下方への垂れ下がりを防止する垂れ下がり防止手段を備え、
    前記タンク結合部は前記平坦部から垂直に屈曲し、前記ヘッダ結合部は前記天井部から垂直に屈曲し、前記ヘッダ結合部の端部には、前記タンク結合部の厚さより更に段差をなして内側に屈曲した前記屈曲部が形成され、前記屈曲部と前記タンク結合部との間には、前記屈曲部の端部から外面に折り曲げられたカーリング部(220e)が更に形成され、前記タンク結合部の厚さと前記カーリング部の厚さとは、前記屈曲部の屈曲深さと同一になっており、前記ヘッダ結合部と前記タンク結合部及び前記エンドキャップが全て前記任意の平面上に接触するようにしたことを特徴とするアルミニウムラジエータ。
  2. 前記ヘッダは、前記チューブの両端が結合される一定の長さの平坦部(210a)と、前記平坦部の幅方向の両端部に一定の深さの凹(210c)が長く形成されているタンク結合部(210b)とからなり、前記タンクは一定の長さを持つ天井部(220a)と、端部側に、前記タンク結合部の凹に挿入されるように外面に折り曲げられたカーリング部(220c)と、前記天井部の幅方向両端部で屈曲し延伸しているヘッダ結合部(220b)とからなることを特徴とする請求項1記載のアルミニウムラジエータ。
  3. 挿入深さ(d)が3mm〜5mmであることを特徴とする請求項2記載のアルミニウムラジエータ。
  4. 前記ヘッダからのタンクの下方への垂れ下がりを防止するための垂れ下がり防止手段を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のアルミニウムラジエータ。
  5. 前記平坦部の底面に、ヘッダ結合部(220b)の前記タンク結合部からの離脱を防止するために、前記屈曲部の外面を支持するように突設された前記ビードを備えたことを特徴とする請求項1記載のアルミニウムラジエータ。
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