JP3725726B2 - 貸出物品管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車,自転車,レジャー用品,家具等の物品を貸出すレンタル業態の店舗で利用される貸出物品管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のレンタル業態店舗では、客から電話等で物品の貸出予約がある毎に、客(貸出予約者)の氏名や予約する物品の種類や貸出予定日時等の物品の貸出予約に関する情報をパソコンに登録する。そして、貸出予約者が物品を借受けに来店したときに、パソコンに登録されている貸出予約に関する情報をディスプレイ画面上に表示させたりプリンタにより記録紙にプリントアウトすることによって、予約内容の確認を行っていた。
【0003】
また、物品を実際に客に貸出す際にも、その客(借受者)の氏名や貸出す物品の識別情報や返却予定日時などの貸出に関する情報をパソコンに登録していた。そして、借受者が物品を返却しに来店したときに、パソコンに登録されている貸出予約に関する情報を同じく表示させたりプリントアウトすることによって、貸出時の内容と照合していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のこの種のレンタル業態店舗においては、物品の貸出予約業務に関する情報と、実際の物品貸出業務及びその後に発生する物品返却業務に関する情報とは、パソコンを共通に使用するものの別々に管理されていた。その一方で、物品の貸出予約,貸出及び返却の各業務は1日の営業の中で無作為に発生するので、店員は次に何の業務が発生するのか予測が困難なのが実情である。このため、店員は、物品の貸出や返却等の業務が発生する度に、その業務を処理する上で必要な情報をパソコンから検索して対処しなければならず、特に、パソコンの操作に不慣れな店員ではスムーズに対応できないという欠点があった。
【0005】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、当日に発生すると予測される業務の内容を未然に把握することができ、誰もが物品貸出,返却の各業務の発生にスムーズに対応できるようになる貸出物品管理装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の発明は、物品の貸出予約,貸出,返却に関する情報の入力機能を有し、貸出予約者,貸出予定日時などの物品の貸出予約に関する情報が入力された場合にはこの貸出予約に関する情報を予約情報ファイルに登録する予約処理を行い、物品借受者,貸出物品,返却予定日時などの物品の貸出に関する情報が入力された場合にはこの貸出に関する情報を貸出情報ファイルに登録する貸出処理を行い、物品返却者,返却物品などの物品の返却に関する情報が入力された場合には貸出情報ファイルに登録されている返却物品の貸出に関する情報を返却済みの状態にする返却処理を行う貸出物品管理装置において、現日付を計時する計時手段と、予約情報ファイルから貸出予定日が計時手段により計時されている現日付と一致する未貸出の予約に関する情報を抽出する予約情報抽出手段と、貸出情報ファイルから返却予定日が計時手段により計時されている現日付と一致する未返却の貸出に関する情報を抽出する貸出情報抽出手段と、予約情報抽出手段により予約情報ファイルから抽出した予約に関する情報と貸出情報抽出手段により貸出情報ファイルから抽出した貸出に関する情報とから当日処理リストを作成する当日処理リスト作成手段と、この当日処理リスト作成手段により作成された当日処理リストを表示するリスト表示手段と、リスト表示手段により表示された当日処理リストからいずれかの情報を選択する情報選択手段と、この情報選択手段により当日処理リストから選択された情報が予約に関する情報の場合にはその情報を基に貸出処理を実行し、貸出に関する情報の場合にはその情報を基に返却処理を実行する処理制御手段とを備えたものである。
このような構成により、リスト表示手段には、当日が貸出予定日だがまだ貸出されていない予約に関する情報と、当日が返却予定日だがまだ返却されていない貸出に関する情報とが当日処理リストとして表形式で表示される。したがって、このリストから当日に発生する貸出業務と返却業務を予測できる。そして実際に、予約者が物品を借受けにきた場合には、当日処理リスト上の該当する予約に関する情報を選択することにより、その情報を基に貸出処理が実行される。また、借受者が物品を返却にきた場合には、当日処理リスト上の該当する貸出に関する情報を選択することにより、その情報を基に返却処理が実行される。
【0007】
また、本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、当日処理リスト作成手段を、予約情報抽出手段により予約情報ファイルから抽出した予約に関する情報と貸出情報抽出手段により貸出情報ファイルから抽出した貸出に関する情報とを貸出予定時刻及び返却予定時刻の時間順,例えば時刻の早い順または遅い順に並べ変えることによって当日処理リストを作成する手段としたものである。
こうすることにより、当日処理リストから当日に発生すると予測される貸出業務と返却業務の発生順序までも把握できるようになる。
【0008】
また、本願請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、処理制御手段により貸出処理または返却処理が実行された後、自動的に予約情報抽出手段,貸出情報抽出手段及び当日処理リスト作成手段を機能させるようにしたものである。
こうすることにより、貸出処理または返却処理が行われた情報が自動的に当日処理リストから削除される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、本実施の形態は、レンタカーの貸出しを行うレンタル業態店舗に本発明の貸出物品管理装置を適用した場合である。
【0010】
図1は本実施の形態における貸出物品管理装置の要部構成を示すブロック図である。この貸出物品管理装置はパソコンを主体に構成するもので、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)1を搭載している。また、プログラムなどの固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)2、データを一時的に格納するための各種メモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)3、現日時を計時する計時手段としての時計部4、補助記憶装置として機能するHDD(Hard Disc Drive)装置5、このHDD装置5に対するデータの書込み及び読出しを制御するHDDコントローラ6、レンタル物品(本実施の形態ではレンタカー)の貸出予約,貸出,返却に関する各種情報の入力部として機能するキーボード7、このキーボード7から操作キーに対応したキー信号を取込むキーボードコントローラ8、画像を表示するディスプレイ9、このディスプレイ9の駆動を制御する表示コントローラ10、前記ディスプレイ9の画面上に貼り付けられたタッチパネルセンサ11、このタッチパネルセンサ11からタッチ操作された位置座標データを取込むタッチパネルコントローラ12、貸出伝票等を印字発行するプリンタ13、及びこのプリンタの駆動を制御するプリンタコントローラ14等を搭載している。
そして、前記CPU1と、ROM2,RAM3,時計部4及び各種入出力機器のコントローラ6,8,10,12,14とを、アドレスバス,データバスなどのバスライン15で接続している。
【0011】
前記HDD装置5には、レンタカーの貸出予約に関する情報を登録する予約情報ファイル21と、レンタカーの貸出に関する情報を登録する貸出情報ファイルとしての車両情報ファイル22とを記憶している。
【0012】
前記予約情報ファイル21は、図2に示すように、レンタカーの貸出予約登録において発生する予約番号,貸出予約者の氏名(予約者名),レンタカーの希望車種,貸出予定日時としての出発日付及び時刻,返却予定日時としての帰着日付及び時刻の各情報と、レンタカーの貸出登録時に発番される伝票番号とからなる貸出予約に関する情報,いわゆる予約情報を蓄積記憶するファイルである。なお、出発日時から一定期間を経過した予約情報は自動的に削除されるようになっている。
【0013】
前記車両情報ファイル22は、図3に示すように、各レンタカーを1台ずつ識別する固有の車両コードに対応して、レンタカーの貸出登録において発生する伝票番号,借受者の氏名(使用者名),貸出日時としての出発日付及び時刻,返却予定日時としての帰着日付及び時刻の各情報とともに、対応する車両コードのレンタカーの現在の状態を示す状態フラグを記憶するファイルである。ここで、状態フラグは、レンタカーが貸出可能な状態のとき“0”となり、貸出中のとき“1”となり、返却されたとき“2”となる。そして、車両コード以外の情報(伝票番号,使用者名,出発日付,出発時刻,帰着日付,帰着時刻,状態フラグ)は、システム立上げ等の初期化処理において“0”にクリアされるようになっている。
【0014】
前記RAM3には、図4に示すように、レンタカーの予約登録が行われる毎にカウントアップして予約番号Mを発番する予約番号カウンタ31や、レンタカーの貸出登録が行われる毎にカウントアップして伝票番号Nを発番する伝票番号カウンタ32等とともに、データ区分,番号及び予定時刻からなる抽出情報を複数記憶可能な抽出情報メモリ33を形成している。ここで、抽出情報のデータ区分は、抽出情報が予約情報ファイル21から抽出した予約情報であれば「1」,車両情報ファイル22から抽出した車両情報であれば「2」というように、抽出情報の種類を区分するデータである。また、抽出情報の番号と予定時刻は、前記予約情報であれば予約番号と貸出予定時刻であり、前記車両情報であれば伝票番号と帰着予定時刻である。
【0015】
しかして、前記CPU1は、キーボード7に設けられた予約キーの押下により予約業務の開始が宣言されると、予約番号カウンタ31を1だけカウントアップして予約番号Mを発番した後、予約に関する情報の入力を待機する。そして、キーボード7のキー操作もしくは文字入力画面が表示されたタッチパネルセンサ付ディスプレイ9のタッチ操作により貸出予約者名,車種,出発日付,出発時刻,帰着日付,帰着時刻の各情報が順次入力されると、これらの入力情報と予約番号Mとを予約情報ファイル21に追加登録するものとなっている。なお、伝票番号は「0」として予約情報ファイル21に登録される。
【0016】
またCPU1は、キーボード7に設けられた出発キーの押下により貸出業務の開始が宣言されると、伝票番号カウンタ32を1だけカウントアップして伝票番号Nを発番した後、貸出に関する情報の入力を待機する。そして、キーボード7のキー操作もしくはタッチパネルセンサ付ディスプレイ9のタッチ操作により貸出しするレンタカーの車両コード,使用者名,出発日付,出発時刻、帰着日付,帰着時刻の各情報が順次入力されると、車両情報ファイル22の入力車両コードに対応する伝票番号を伝票番号カウンタ32のカウント値Nに更新するとともに、使用者名,出発日付,出発時刻,帰着日付及び帰着時刻の各情報をそれぞれ入力情報に更新する。また、状態フラグを貸出中を示す“1”に更新する。その他、貸出料金の計算及び表示や貸出伝票の印字等の実行を制御するものとなっている。
【0017】
またCPU1は、キーボード7に設けられた帰着キーの押下により返却業務の開始が宣言されると、返却に関する情報の入力を待機する。そして、キーボード7のキー操作もしくはタッチパネルセンサ付ディスプレイ9のタッチ操作により帰着し返却されたレンタカーの車両コードが入力されると、車両情報ファイル22から入力車両コードに対応する帰着日付及び帰着時刻の各情報を読出すとともに時計部4にて計時されている現日付及び現時刻を読込み、帰着日時と現日時とを比較して延長の有無を判断する。そして、延長有りの場合には延長料金を算出して表示させる。また、車両情報ファイル22の入力車両コードに対応する帰着日付及び帰着時刻を現日付及び現時刻に更新するとともに、状態フラグを返却済を示す“2”に更新するものとなっている。
【0018】
またCPU1は、キーボード7に設けられた発着予定キーの押下により発着予定業務の開始が宣言されると、図6の流れ図に示す処理を開始する。先ず、ST(ステップ)1として時計部4から現日付を読込む。次に、ST2として予約情報ファイル21を順に検索して、貸出予定日が現日付と一致する未貸出の予約情報、すなわち伝票番号が「0」の予約情報を抽出する。そして、該当する予約情報を抽出する毎に、その予約情報の予約番号と貸出予定時刻とをデータ区分=「1」とともに抽出情報メモリ33に順に格納する(予約情報抽出手段)。
【0019】
上記予約情報ファイル21の検索を終了すると、次に、ST3として車両情報ファイル22を順に検索して、帰着予定日が現日付と一致する未返却の車両情報、すなわち状態フラグが「1」の車両情報を抽出する。そして、該当する車両情報を抽出する毎に、その車両情報の伝票番号と帰着予定時刻とをデータ区分「2」の情報とともに抽出情報メモリ33に順に格納する(貸出情報抽出手段)。
【0020】
上記車両情報ファイル22の検索を終了すると、次に、ST4として抽出情報メモリ33に格納された当日処理予定の抽出情報を予定時刻の早い順に並べ変える。そして並べ換え後、先頭の抽出情報から順に区分コード及び番号を調べ、区分コードが「1」であれば予約情報ファイル21から該当番号を予約番号とする予約情報の予約者名,出発日付,出発時刻,帰着日付及び帰着時刻を読出す。また、区分コードが「2」であれば車両情報ファイル22から該当番号を伝票番号とする車両情報の使用者名,出発日付,出発時刻,帰着日付及び帰着時刻を読出す。そして、各ファイル21,22から読出したデータを読出し順に表形式に並べることによって当日処理リストを作成する(当日処理リスト作成手段)。
【0021】
次に、ST5として当日処理リストを含む発着予定表画面をRAM3の画像メモリ上で編集する。そして、この発着予定表画面をディスプレイ9に表示させる。
図5に発着予定表画面の一例を示す。図示するように、発着予定表画面には、時計部4にて計時される現日時41の他、表形式の当日処理リスト42と、終了釦43とを表示している。なお、当日処理リスト42において区分「発予定」は区分コード「1」に対応し、「着予定」は区分コード「2」に対応する。ここに、ディスプレイ9はリスト表示手段として機能する。
【0022】
さてCPU1は、発着予定表画面をディスプレイ9に表示させた後、ST6としてディスプレイ9のタッチ操作を待機する。ここで、当日処理リスト42上がタッチ操作されたことをタッチパネルセンサ11からの座標データ信号から認識すると、当日処理リスト42からいずれかの情報が選択されたと判断する(情報選択手段)。
【0023】
そして、タッチ操作領域が区分「発予定」に対応した情報の表示領域であれば予約情報が選択されたので、予約情報ファイル21から選択された予約情報,つまり当日処理リスト42の選択情報の番号と予約番号が一致する予約情報を読出す。そして、この予約情報を基に後述する貸出処理を実行する。これに対し、タッチ操作領域が区分「着予定」に対応した情報の表示領域であれば車両情報(貸出情報)が選択されたので、車両情報ファイル22から選択された車両情報,つまり当日処理リスト42の選択情報の番号と伝票番号が一致する予約情報を読出す。そして、この車両情報を基に後述する返却処理を実行する(処理制御手段)。
【0024】
一方、終了釦43の表示領域内がタッチ操作されたことをタッチパネルセンサ11からの座標データ信号から認識した場合には、ディスプレイ9の発着予定表画面を消去して、この発着予定業務の処理を終了するものとなっている。
【0025】
前記貸出処理は、図7(a)に示すように、先ず、伝票番号カウンタ32を1だけカウントアップする。次に、貸出しするレンタカーの車両コード及び帰着予定日時の入力を受付ける。そしてキーボード7のキー操作により車両コード及び帰着予定日時が入力されると、車両情報ファイル22の入力車両コードに対応する伝票番号を伝票番号カウンタ32のカウント値Nに更新するとともに、使用者名を選択された予約情報の予約者名に更新する。また、出発日付及び出発時刻を時計部4から読込んだ現日付及び現時刻に更新するとともに、帰着日付及び帰着時刻を入力された帰着予定日付及び帰着予定時刻に更新する。さらに、状態フラグを貸出中を示す“1”に更新する。
【0026】
しかる後、貸出料金の計算を行い、ディスプレイ9に表示させる。そして、キーボード7に設けられた締めキーの押下により貸出処理の終了が宣言されると、予約情報ファイル21の選択された予約情報の伝票番号を伝票番号カウンタ31のカウント値Nに更新する。また、プリンタ13により貸出伝票を印字発行する。こうして、貸出処理を終了したならば、前記発着予定業務の処理開始に戻って、図6に示す発着予定業務処理を再度実行する。
【0027】
前記返却処理は、図7(b)に示すように、先ず、選択された車両情報の帰着日時と時計部4にて計時されている現日時とを比較して延長の有無を判断する。そして、延長有りの場合には延長料金を算出してディスプレイ9に表示させる。延長無しの場合には延長料金=0を表示させる。
【0028】
次に、キーボード7に設けられた締めキーの押下により返却処理の終了が宣言されると、車両情報ファイル22の選択された車両情報の帰着日付及び帰着時刻日時を現日付及び現時刻に更新するとともに、状態フラグを返却済を示す“2”に更新する。こうして、返却処理が終了したならば、前記発着予定業務の処理開始に戻って、図6に示す発着予定業務処理を再度実行する。
【0029】
このように構成された本実施の形態においては、貸出予約の登録順にその予約番号,予約者名,車種,出発日付,出発日時,帰着日付及び帰着時刻の予約情報が予約情報ファイル21に蓄積記憶されている。また、貸出しされている各レンタカーの車両コードに対応して、伝票番号,使用者名,出発日付,出発日時,帰着日付,帰着時刻及び状態フラグ「1」の車両情報(貸出情報)が車両情報ファイル22に記憶されている。
【0030】
ここで、店員がキーボード7の発着予定キーを押下すると、発着予定業務の処理が開始される。これにより、予約情報ファイル21からは当日が貸出予定日で未貸出の予約情報が抽出される。また、車両情報ファイル22からは当日が帰着予定日で未返却の車両情報が抽出される。そして、抽出された予約情報と車両情報とが混在し貸出予定時刻及び帰着予定時刻の早い順に並べ換えられた当日処理リスト42を含む発着予定表画面がディスプレイ9に表示される。
【0031】
例えば、今、ディスプレイ9に図5に示す発着予定表画面が表示されているとする。この状態で、伝票番号「123452」の使用者「GGGG」がレンタカーを返しに来店したとすると、店員は当日処理リスト42の区分が「着予定」で番号が「123452」の表示行をタッチ操作して選択する。そうすると、車両情報ファイル22から伝票番号「123452」の車両情報が選択され、この車両情報を基に返却処理が行われる。
【0032】
また、予約番号「000002」の予約者「BBBB」がレンタカーを借りに来店した場合には、店員は当日処理リスト42の区分が「発予定」で番号が「00002」の表示行をタッチ操作して選択する。そうすると、予約情報ファイル21から予約番号「000002」の予約情報が選択され、この予約情報を基に貸出処理が行われる。
【0033】
このように、本実施の形態によれば、当日が貸出予定日だがまだ貸出されていない予約に関する情報と、当日が返却(帰着)予定日だがまだ返却(帰着)されていない貸出に関する情報とを当日処理リスト42としてタッチパネルセンサ11付きのディスプレイ9に表形式で表示できる。したがって、この当日処理リスト42から当日に発生すると予測される貸出業務と返却業務の内容を未然に把握することができる。
【0034】
そして実際に、予約者が物品(レンタカー)を借受けにきた場合には、当日処理リスト42上の該当する予約に関する情報を選択することにより、その情報を基に貸出処理が実行される。また、借受者が物品(レンタカー)を返却にきた場合には、当日処理リスト42上の該当する貸出に関する情報を選択することにより、その情報を基に返却処理が実行される。したがって、予約内容の確認や貸出内容の確認をスムーズに行える上、確認後は迅速に貸出処理または返却処理を済ませることができるので、接客時間を短縮できる。その結果、業務効率が向上する上、サービス性も向上する。
【0035】
また、本実施の形態では、当日が貸出予定日だがまだ貸出されていない予約に関する情報と、当日が返却予定日だがまだ返却されていない貸出に関する情報とを処理時間、つまり予約に関する情報の場合には貸出し予定時刻が、貸出に関する情報の場合には返却予定時刻が早い順に並べ換えて、当日処理リスト42として表示するようにしている。したがって、リストの順番に当日の業務が発生する可能性が高く、予約内容の確認や貸出内容の確認をよりスムーズに行うことができる。また、貸出予定時刻を過ぎても借りに来ない客や返却予定時刻をすぎでも返却に来ない客をすぐにリストアップできる。
【0036】
さらに、本実施の形態においては、当日処理リスト42から該当する情報を選択することにより貸出処理または返却処理が行われると、自動的に発着予定業務処理が再実行されるようにしている。したがって、貸出処理または返却処理が行われた情報は自動的に当日処理リスト42から削除されるので、当日処理リスト42には常に当日処理しなければならない未処理の情報のみを表示できる。
【0037】
なお、前記一実施の形態では、当日処理リスト42を処理時間の早い順に並べ換えたが、並べ換えを行わなくても当日に発生すると予測される業務の内容を未然に把握できる効果は奏し得る。また、例えば遅い順に並べ換えても、リストの下から順番に業務が発生する可能性が高くなるだけなので、前記一実施の形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0038】
また、ディスプレイ9をタッチパネルセンサ11付きとしたが、当日処理リスト42の情報を選択するのにキーボードを用いることにより、タッチセンサパネル11を不要にできるのは言うまでもないことである。
この他、本発明を自転車,レジャー用品,家具等のその他の物品のレンタル業態店舗向けに構成するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように本願請求項1記載の発明によれば、当日に発生すると予測される業務の内容を表形式にした当日処理リストを作成し表示できるので、この当日処理リストから当日に発生すると予測される業務の内容を未然に把握することができ、誰もが物品貸出,返却の各業務の発生にスムーズに対応できるようになる。
また、本願請求項2記載の発明によれば、当日処理リストには当日に発生すると予測される業務の内容が発生すると予測される順番に並べられるので、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、業務が発生したときの内容確認が容易となり、より一層、物品貸出,返却の各業務の発生にスムーズに対応できる。
さらに、本願請求項3記載の発明によれば、処理済みの情報は当日処理リストから自動的に削除されるので、この点からも業務が発生したときの内容確認が容易となり、より一層、物品貸出,返却の各業務の発生にスムーズに対応できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の要部構成を示すブロック図。
【図2】 同実施の形態における予約情報ファイルの構成図。
【図3】 同実施の形態における車両情報ファイルの構成図。
【図4】 同実施の形態におけるRAMの主要なメモリエリアを示す図。
【図5】 同実施の形態で表示される発着予定表画面の一例図。
【図6】 同実施の形態のCPUが実行する発着予定業務処理の主要部を示す流れ図。
【図7】 図6に示す貸出処理及び返却処理を具体化した流れ図。
【符号の説明】
1…CPU
4…時計部
7…キーボード
9…ディスプレイ
11…タッチパネルセンサ
21…予約情報ファイル
22…車両情報ファイル
33…抽出情報メモリ
42…当日処理リスト
Claims (3)
- 物品の貸出予約,貸出,返却に関する情報の入力機能を有し、貸出予約者,貸出予定日時などの物品の貸出予約に関する情報が入力された場合にはこの貸出予約に関する情報を予約情報ファイルに登録する予約処理を行い、物品借受者,貸出物品,返却予定日時などの物品の貸出に関する情報が入力された場合にはこの貸出に関する情報を貸出情報ファイルに登録する貸出処理を行い、物品返却者,返却物品などの物品の返却に関する情報が入力された場合には前記貸出情報ファイルに登録されている返却物品の貸出に関する情報を返却済みの状態にする返却処理を行う貸出物品管理装置において、
現日付を計時する計時手段と、
前記予約情報ファイルから貸出予定日が前記計時手段により計時されている現日付と一致する未貸出の予約に関する情報を抽出する予約情報抽出手段と、
前記貸出情報ファイルから返却予定日が前記計時手段により計時されている現日付と一致する未返却の貸出に関する情報を抽出する貸出情報抽出手段と、
前記予約情報抽出手段により前記予約情報ファイルから抽出した予約に関する情報と前記貸出情報抽出手段により前記貸出情報ファイルから抽出した貸出に関する情報とから当日処理リストを作成する当日処理リスト作成手段と、
この当日処理リスト作成手段により作成された当日処理リストを表示するリスト表示手段と、
前記リスト表示手段により表示された当日処理リストからいずれかの情報を選択する情報選択手段と、
この情報選択手段により当日処理リストから選択された情報が前記予約に関する情報の場合にはその情報を基に前記貸出処理を実行し、前記貸出に関する情報の場合にはその情報を基に前記返却処理を実行する処理制御手段と、
を具備したことを特徴とする貸出物品管理装置。 - 当日処理リスト作成手段は、予約情報抽出手段により前記予約情報ファイルから抽出した予約に関する情報と貸出情報抽出手段により前記貸出情報ファイルから抽出した貸出に関する情報とを貸出予定時刻及び返却予定時刻の時間順に並べ変えて当日処理リストを作成することを特徴とする請求項1記載の貸出物品管理装置。
- 処理制御手段により貸出処理または返却処理が実行された後、自動的に前記予約情報抽出手段,貸出情報抽出手段及び当日処理リスト作成手段を機能させることを特徴とする請求項1または2記載の貸出物品管理装置。
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