JPH08110935A - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

Info

Publication number
JPH08110935A
JPH08110935A JP6246514A JP24651494A JPH08110935A JP H08110935 A JPH08110935 A JP H08110935A JP 6246514 A JP6246514 A JP 6246514A JP 24651494 A JP24651494 A JP 24651494A JP H08110935 A JPH08110935 A JP H08110935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
data
member number
credit
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6246514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2990024B2 (ja
Inventor
Tsugiharu Uematsu
嗣晴 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP6246514A priority Critical patent/JP2990024B2/ja
Publication of JPH08110935A publication Critical patent/JPH08110935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990024B2 publication Critical patent/JP2990024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一カードに記録された第1会員番号と第2
会員番号とを自動的に使い分けて第1のカード業務と第
2のカード業務とを処理可能にする。 【構成】 各種カードのカード識別コード別に予め設定
された第1会員番号及び第2会員番号の記録範囲データ
を記憶するカード処理情報テーブルを設ける。カードリ
ーダでカードデータが読み取られると、そのカードの識
別コードでテーブルを検索し、両会員番号の記録範囲を
取得する。そして、第1会員番号の記録範囲データに基
づいてカードデータから第1会員番号を抽出して第1の
カード業務を処理する。また、第2会員番号の記録範囲
データに基づいてカードデータから第2会員番号を抽出
して第2のカード業務を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1枚のカードで数種類
のカード業務を処理できるカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多くのクレジットカード発行会社
は自社が単独で会員に発行する一般のクレジットカード
以外に、業務提携を行った特定のショッピングセンター
内でのみ使用可能な専用のクレジットカードを発行して
いる。この種のクレジットカードは、一般のクレジット
カードとして代金のクレジット支払い業務に使用される
のは勿論のこと、ショッピングセンター内での顧客管理
カードとして例えば買上金額に応じたポイントを累計す
るサービスを処理する顧客管理業務等に使用される。
【0003】そこで、従来のこの種のクレジットカード
を処理可能なカード処理装置は、各クレジットカード発
行会社を識別する会社コード別に該当クレジットカード
による業務に関する各種処理情報を予め設定してなる処
理情報テーブルを備えており、カードリーダでクレジッ
トカードのカードデータを読み取ると、そのカードデー
タ中の固定位置に記録されている会社コードで前記処理
情報テーブルを検索して対応する処理情報を読出し、そ
の処理情報に基づいてカードデータ中の会員番号を抽出
して、クレジット支払い業務及び顧客管理業務をそれぞ
れ処理するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のこの
種のクレジットカードを処理可能なカード処理装置にお
いては、クレジット支払い業務の処理と顧客管理業務の
処理とで使用される会員番号は、クレジットカードから
読取ったカードデータ中の会社コードに対応する処理情
報に従って一意的に抽出されたカードデータ中の会員番
号を共通に使用していた。
【0005】このため、多くのクレジットカード発行会
社と業務提携を行っているショッピングセンターでは、
ポイントサービス会員として契約したクレジット会員の
顧客に対しては、自動的にその顧客が契約しているクレ
ジットカード発行会社で割当てられた会員番号で顧客管
理業務を処理しなければならなかったので、ポイントサ
ービス会員として契約した顧客を会員番号順に管理する
のが困難であった。また、会員番号の各桁を独自に体系
付けすることもできなかった。さらに、クレジットカー
ドの盗難や紛失等によりクレジットカード発行会社によ
って会員番号が変更された場合には、顧客管理業務用の
顧客ファイルの会員番号を併せて変更しなければなら
ず、ファイルのメンテナンスに多くの時間と労力を費や
さざるを得なかった。
【0006】そこで、カード処理装置に通信回線により
接続された上位処理装置に、各会員のクレジットカード
のカードデータに対応して顧客管理業務用の会員番号を
設定したファイルを設け、カード処理装置にて顧客管理
業務が開始されるとクレジットカードのカードデータで
もって上位処理装置に問合せを行い、上位処理装置にて
問合せがあったカードデータにより顧客管理業務用の会
員番号を抽出し応答することにより、カード処理装置に
てクレジット支払い業務用の会員番号とは別に顧客管理
業務用の会員番号を取り扱えるようにすることが考えら
れた。
【0007】しかしながら、この方式では通信回線の異
常等によって上位処理装置に対して問合わせができない
ような状態になると、顧客管理業務用の会員番号を取得
することができなくなり、顧客管理ができなくなる、と
いう問題があった。
【0008】また、1枚のカードに2本の磁気ストライ
プを設け、一方にクレジット支払い業務用の会員番号を
記録し、他方に顧客管理業務用の会員番号を記録して、
クレジット支払い業務を実施する場合にはクレジット支
払い業務用のカードリーダで一方の磁気ストライプ部か
ら会員番号を読取り、顧客管理業務を実施する場合には
顧客管理業務専用のカードリーダで他方の磁気ストライ
プ部から会員番号を読取るようにすることも考えられ
た。
【0009】しかしながら、この場合には業務の切換え
毎にカードをカードリーダから挿脱しなければならず操
作が煩雑となる。また、業務専用のカードリーダも必要
で設備費の高騰につながる等の問題があった。
【0010】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、第1のカード業務
で使用する第1会員番号と第2のカード業務で使用する
第2会員番号とを記録したカードのカードデータを読取
ることにより、第1会員番号と第2会員番号とを自動的
に使い分けて第1のカード業務と第2のカード業務とを
確実に処理することができ、カード業務の実用性向上を
図り得るカード処理装置を提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、カードに記録
されたカード識別コード,第1会員番号及び第2会員番
号を少なくとも含むカードデータを読取るカード読取り
手段と、このカード読取り手段によりカードデータが読
取られる毎にカードデータを記憶するカードデータバッ
ファと、各種カードのカード識別コード別に予め設定さ
れた第1会員番号及び第2会員番号の記録範囲データを
記憶するカード処理情報テーブルと、このカード処理情
報テーブルをカードデータバッファに記憶されたカード
データ中のカード識別コードで検索して該当する第1会
員番号及び第2会員番号の記録範囲データを取得するテ
ーブル検索手段と、この検索手段により得られた第1会
員番号の記録範囲データに基づいてカードデータバッフ
ァに記憶されているカードデータから第1会員番号を抽
出する第1会員番号抽出手段と、この抽出手段により抽
出された第1会員番号に基づいて第1のカード業務を処
理する第1のカード処理手段と、検索手段により得られ
た第2会員番号の記録範囲データに基づいてカードデー
タバッファに記憶されているカードデータから第2会員
番号を抽出する第2会員番号抽出手段と、この抽出手段
により抽出された第2会員番号に基づいて第2のカード
業務を処理する第2のカード処理手段とを備えたカード
処理装置によって、前記課題を解決し目的を達成しよう
とするものである。
【0012】
【作用】このような手段を講じた本発明であれば、カー
ド読取り手段によりカードデータが読み取られると、そ
のカードデータがカードデータバッファに記憶される。
次いで、このカードデータバッファに記憶されたカード
データ中のカード識別コードでカード処理情報テーブル
が検索される。そして、このカード識別コードに対応す
る第1会員番号の記録範囲データが得られると、このデ
ータに基づいて前記カードデータバッファに記憶されて
いるカードデータから第1会員番号が抽出されて、この
第1会員番号に基づいて第1のカード業務が処理され
る。また、カード処理情報テーブルから該当カード識別
コードに対応する第2会員番号の記録範囲データが得ら
れると、このデータに基づいて前記カードデータバッフ
ァに記憶されているカードデータから第2会員番号が抽
出されて、この第2会員番号に基づいて第2のカード業
務が処理される。
【0013】
【実施例】以下、本発明のカード処理装置を多くのクレ
ジットカード発行会社と業務提携を行っているショッピ
ングセンターに適用した場合の一実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0014】図1はこの実施例に関わるシステムの概要
を示すブロック図である。このシステムは、ショッピン
グセンター内の各店舗にそれぞれ設置される複数台のカ
ード処理装置1と、これらカード処理装置1の上位処理
装置としてショッピングセンター内の本部に設置される
ストアコントローラ2とを、LAN(ローカル・エリア
・ネットワーク)等の通信回線3で接続するとともに、
上記ストアコントローラ2と、各種クレジットカード発
行会社にそれぞれ設置されているホストコンピュータ4
とを、公衆回線またはクレジット専用回線による回線網
5を介して接続したものである。
【0015】そして、各クレジットカード発行会社のホ
ストコンピュータ4には、図2(a)に示すように、当
該クレジットカード発行会社とクレジット会員として契
約した全顧客の会員番号6a,住所及び氏名6b,クレ
ジット会員としての有効期限6c,1回または1期間の
取引限度額6d等のクレジット支払い業務に必要な情報
が蓄えられるクレジット会員用顧客ファイル6がそれぞ
れ設けられている。
【0016】また、前記ストアコントローラ2には、図
2(b)に示すように、当該ショッピングセンターとポ
イントサービス会員として契約した全顧客の会員番号7
a,住所及び氏名7b,ポイントサービス会員としての
有効期限7c,累計ポイント7d等の顧客管理業務に必
要な情報が蓄えられるポイント会員用顧客ファイル7が
設けられている。
【0017】ここで、クレジット会員用顧客ファイル6
の会員番号6aはクレジットカード発行会社が独自に体
系付けしてクレジット会員に割当てた番号であり、ポイ
ント会員用顧客ファイル7の会員番号はショッピングセ
ンターが独自に体系付けしてポイントサービス会員に割
当てた番号である。
【0018】そして、ショッピングセンターと業務提携
をしているクレジットカード発行会社とクレジット会員
として契約するとともに、当該ショッピングセンターと
ポイントサービス会員として契約した顧客に対しては、
図3に示すように、カードデータとして、カード発行会
社を識別するカード識別コードとしての会社コードAが
a〜bカラムに、クレジット会員として割当てられた会
員番号6aに一致する第1会員番号Bがc〜dカラム
に、ポイントサービス会員として割当てられた会員番号
7aに一致する第2会員番号Cがe〜fカラムにそれぞ
れ磁気等の手法によって記録された専用カードが、該当
するクレジットカード発行会社から発行される。
【0019】なお、このクレジットカード発行会社とク
レジット会員として契約しているが、ショッピングセン
ターとポイントサービス会員として契約していない顧客
に対して発行される一般のクレジットカードは、第2会
員番号Cの記録範囲e〜fカラムが“0”になってい
る。また、ショッピングセンターと業務提携をしていな
いクレジットカード発行会社がクレジット会員に発行す
る一般のクレジットカードは、カード発行会社を識別す
るカード識別コードとしての会社コードAがa〜bカラ
ムに、クレジット会員として割当てられた会員番号6a
が任意のカラムにそれぞれ記録されている。さらに、ポ
イントサービス会員としてしか契約をしていない顧客に
対してショッピングセンターから発行される一般の顧客
管理カードは、ショッピングセンターを識別する会社コ
ードAがa〜bカラムに、ポイントサービス会員として
割当てられた会員番号7aが任意のカラムにそれぞれ記
録されている。
【0020】このように、専用カード,クレジットカー
ド及び顧客管理カードのいずれのカードにおいても、会
社コードはaカラムからbカラムまでの固定位置に記録
されているが、会員番号の記録位置はカード種毎に様式
が異なっている。
【0021】図4は前記カード処理装置1の外観図であ
って、かかるカード処理装置1は、本体正面に、前記カ
ードに記録されたカードデータを読取るカード読取り手
段としてのカードリーダ11、クレジットによる支払金
額,支払い方法等の各種データを入力するためのキーボ
ード12、このキーボード12からのキー入力データ等
を表示するための表示器13及びクレジット伝票等を印
字発行するためのプリンタ14を備えている。
【0022】図5は前記カード処理装置1に設けられた
キーボード12のキー配置構成を示す平面図であって、
このキーボード12には、数値データを置数するための
テンキー21の他に、置数したデータを取消すためのク
リアキー22、クレジット支払い業務の開始を宣言する
ためのクレジットキー23、クレジット処理を中断させ
るための中断キー24、ポイント累計業務の開始を宣言
するためのポイントキー25、置数したデータを登録す
るためのエントリーキー26、取引可否の問合せ実行を
指令するための実行キー27及び支払方法入力キー28
としての一括キー28a,リボルビングキー28b,ボ
ーナスキー28c,分割キー28d,ボーナス併用キー
28e等が配設されている。
【0023】因みに、一括キー28aはクレジット支払
方法「一括支払い」を入力するキー、リボルビングキー
28bはクレジット支払方法「リボルビング払い」を入
力するキー、ボーナスキー28cはクレジット支払方法
「ボーナス払い」を入力するキー、分割キー28dはク
レジット支払方法「分割払い」を入力するキー、ボーナ
ス併用キー28eはクレジット支払方法「ボーナス・分
割併用払い」を入力するキーである。
【0024】図6は前記カード処理装置1の制御回路構
成を示すブロック図であって、このカード処理装置1
は、制御部本体としてCPU(中央処理装置)31を搭
載している。また、このCPU31が各部を制御するた
めのプログラムデータ等の固定的データを予め記憶して
なるROM(リード・オンリ・メモリ)32、前記CP
U31がデータを一時格納するための各種メモリエリア
が形成されるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)3
3、通信回線3により接続されるストアコントローラ2
との間のデータ通信を制御する通信インタフェース3
4、前記カードリーダ11が接続され、このカードリー
ダ11にて読取られたカードデータを取込むカードリー
ダコントローラ35、前記プリンタ14が接続され、こ
のプリンタ14にクレジット伝票等の印字データを送出
するプリンタコントローラ36、前記表示器13が接続
され、この表示器13に表示データを送出する表示器コ
ントローラ37、前記キーボード12が接続され、この
キーボード12からキー操作に対応するキー信号を取込
むキーボードコントローラ38等を搭載している。
【0025】そして、前記CPU31と、ROM32,
RAM33,通信インタフェース34及び各コントロー
ラ35,36,37,38とは、アドレスバス,データ
バス等のバスライン39を介して電気的に接続されてい
る。
【0026】さて、かかるカード処理装置1のRAM3
3には、図7に示すカード処理情報テーブル40が形成
されている。このカード処理情報テーブル40は、各種
カードの発行会社(クレジットカード発行会社,ショッ
ピングセンター等)を識別する会社コード別に、カード
業務に関する各種処理情報を予め設定したもので、特
に、第1会員番号Bの記録範囲データc〜dと、ポイン
ト累計の顧客管理業務を行うか否かを識別するための顧
客処理フラグ(1:行う,0:行わない)と、第2会員
番号Cの記録範囲データe〜fとが設定されている。
【0027】因みに、図7において、第1レコード41
は前記専用カードに関する処理情報レコードの例であ
り、第1会員番号が11〜26カラムに記録され、ポイ
ント累計の顧客管理業務は実行し、第2会員番号が31
〜46カラムに記録されていることを示している。ま
た、第2レコード42は前記クレジットカードに関する
処理情報レコードの例であり、第1会員番号が10〜2
5カラムに記録され、ポイント累計の顧客管理業務は実
行しないことを示している。さらに、第3レコード43
は前記顧客管理カードに関する処理情報レコードの例で
あり、ポイント累計の顧客管理業務は実行し、第2会員
番号が15〜30カラムに記録されていることを示して
いる。
【0028】また、前記RAM33には、図8に示すよ
うに、カードリーダ11によってカードデータが読取ら
れる毎に最新のカードデータを記憶するカードデータバ
ッファ51、クレジット支払い業務において発生した各
種データを一時格納するクレジット取引バッファ52、
送信データ及び受信データを一時格納する送受信バッフ
ァ53、予め設定されるポイント基準金額(例えば買上
金額100円に対して1ポイントが付与されるシステム
であれば「100」)を記憶するポイント基準金額エリ
ア54、ポイント累計の顧客管理業務において発生した
各種データを一時記憶するポイント取引バッファ55等
の各種メモリエリアが形成されている。
【0029】しかして、かかるカード処理装置1のCP
U31は、初期状態において前記クレジットキー23の
キー入力を検知すると、図9の流れ図に示す処理を実行
するようにプログラム制御されている。
【0030】すなわち、CPU31は、キーボードコン
トローラ38を介して入力されたキー信号がクレジット
キー23のキー操作により発生したものであることを検
知すると、図9の処理を開始し、ST(ステップ)1と
してカードデータ入力処理を行う。この処理は、カード
リーダ11にてカードデータが読取られるのを待機し、
読取られたならばカードデータバッファ51を一旦クリ
アした後、読み取られたカードデータをカードリーダコ
ントローラ35を介して取込んでカードデータバッファ
51に格納する処理である。
【0031】そして、このカードデータ入力処理を正常
終了したならば、ST2としてカードデータバッファ5
1に格納したカードデータのaカラム目からbカラム目
までのデータを会社コードとして抽出する。
【0032】次いで、ST3として上記会社コードを検
索キーとしてカード処理情報テーブル40を検索し、検
索キーに一致する会社コードを検出したならば、その会
社コードに対応する第1会員番号の記録範囲データc〜
d,顧客処理フラグ,第2会員番号の記録範囲データe
〜f等を読出す(テーブル検索手段)。
【0033】そして、第1会員番号の記録範囲データc
〜dに基づき、カードデータバッファ51に格納したカ
ードデータのcカラム目からdカラム目までのデータを
第1会員番号として抽出する(第1会員番号抽出手
段)。
【0034】次に、ST4としてクレジット支払い業務
におけるクレジット問合せ処理を行う(第1のカード処
理手段)。具体的には、テンキー21とエントリーキー
26とによって入力されるクレジット取引金額,税・送
料,商品区分の各種データや、支払い方法入力キー28
によって選択的に入力される支払い区分データが入力さ
れるのを待機し、これらのデータが必要に応じて入力さ
れた後、実行キー27が操作入力されたならば、ST2
にて抽出した会社コード及びST3にて抽出した第1会
員番号と、クレジット取引金額,税・送料,商品区分、
支払い区分の各種キー入力データとでクレジット問合せ
伝文を作成し、通信インタフェース34を介してストア
コントローラ2に送信する。
【0035】そうすると、ストアコントローラ2におい
ては、受信したクレジット問合せ伝文が会社コードの一
致するカード発行会社のホストコンピュータ4に送信さ
れる。一方、ホストコンピュータ4においては、受信し
たクレジット問合せ伝文の第1会員番号を検索キーとし
てクレジット会員用顧客ファイル6が検索され、該当会
員番号のクレジット会員の有効期限が切れていないか、
取引限度額を越える取引でないか等のクレジット取引の
有効性が判定される。そして、クレジット取引の有効が
判定された場合には取引許諾応答が、無効が判定された
場合には取引不可応答がそれぞれストアコントローラ2
を介して問合せがあったカード処理装置1に送信され
る。
【0036】そこで、カード処理装置1のCPU31
は、ST4のクレジット問合せ処理において取引許諾応
答を受信した場合には、ST5としてプリンタ14を駆
動してクレジット取引金額,支払い方法等が印字された
クレジット伝票の発行を制御する。なお、取引不可応答
を受信した場合には、クレジット伝票の印字発行は行わ
ずに、取引不可を示すメッセージ等を表示器13に表示
させる。
【0037】次に、CPU31は、ST6として前記カ
ード処理情報テーブル40から読出した顧客処理フラグ
を調べる。そして、この顧客処理フラグが“0”にリセ
ットされている場合には、顧客管理業務を実行しないの
で、今回の処理を終了して、初期状態に戻る。
【0038】一方、ST6にて顧客処理フラグが“1”
にセットされている場合には、前述したクレジット支払
い業務に引き続いてポイント累計の顧客管理業務を実行
するので、ST7としてポイント対象金額(買上金額)
の入力を促すメッセージを表示器13に表示させる。そ
して、ST8としてポイント対象金額が入力されるのを
待機する。
【0039】ここで、テンキー21とエントリーキー2
6とによりポイント対象金額Mが入力されたならば、こ
のポイント対象金額Mとポイント基準金額エリア54内
のポイント基準金額Nとから次の(1)式により今回の
ポイントPを算出し、ポイント取引バッファ55に格納
する。
【0040】 P=M/N [小数点以下切捨て] …(1) しかる後、ST10として前記カード処理情報テーブル
40から読出した第2会員番号の記録範囲データe〜f
に基づき、カードデータバッファ51に格納したカード
データのeカラム目からfカラム目までのデータを第2
会員番号として抽出する(第2会員番号抽出手段)。
【0041】次に、ST4として顧客管理業務における
ポイント問合せ処理を行う(第2のカード処理手段)。
具体的には、ST10にて抽出した第2会員番号とST
9にて算出した今回ポイントPとでポイント問合せ伝文
を作成し、通信インタフェース34を介してストアコン
トローラ2に送信する。
【0042】そうすると、ストアコントローラ2におい
ては、受信したポイント問合せ伝文の第2会員番号を検
索キーとしてポイント会員用顧客ファイル7が検索さ
れ、該当会員番号のポイントサービス会員の有効期限が
切れていないか等のポイント業務の有効性が判定され
る。そしてポイント業務の有効が判定された場合には該
当会員番号の累計ポイント7dに今回ポイントPが加算
されるとともに、加算後の累計ポイントを含む許諾応答
が問合せがあったカード処理装置1に送信される。な
お、ポイント会員用顧客ファイル7から検索キーとして
の第2会員番号に一致する会員番号を検索できなかった
り、有効期限が切れていたりして、ポイント業務の無効
が判定された場合には不可応答が送信される。
【0043】そこで、カード処理装置1のCPU31
は、ST11のポイント問合せ処理において許諾応答を
受信した場合には、ST12としてプリンタ14を駆動
して今回ポイントや最新の累計ポイント等が印字された
ポイント伝票の発行を制御する。なお、不可応答を受信
した場合には、ポイント伝票の印字発行は行わずに、ポ
イント累計不可を示すメッセージ等を表示器13に表示
させる。その後、今回の処理を終了して、初期状態に戻
る。
【0044】また、前記CPU31は、初期状態におい
てポイントキー25の操作入力を検知した場合には、図
9に示したST1のカードデータ入力処理及びST2の
会社コード抽出処理を行った後、ST6〜ST12の処
理を実行するようにプログラム制御されている。
【0045】このような構成の本実施例においては、シ
ョッピングセンターと業務提携をしているクレジットカ
ード発行会社(会社コード「12345」)とクレジッ
ト会員として契約しているとともに、当該ショッピング
センターとポイントサービス会員として契約している顧
客に対しては、固定のaカラム目からbカラム目までに
会社コード「12345」が記録され、11カラム目か
ら26カラム目までにクレジットカード発行会社より割
当てられた第1会員番号Bが記録され、31カラム目か
ら46カラム目までにショッピングセンターより割当て
られた第2会員番号Bが記録されている専用カードが発
行されている。
【0046】また、クレジットカード発行会社(会社コ
ード「12345」)のホストコンピュータ4に接続さ
れたクレジット会員用顧客ファイル6には、この顧客の
第1会員番号Bに対応して住所/氏名,有効期限,取引
限度額等のクレジット支払い業務に必要な情報が記録さ
れている。また、ショッピングセンターのストアコント
ローラ2に接続されたポイント会員用顧客ファイル7に
は、この顧客の第2会員番号Cに対応して住所/氏名,
有効期限,累計ポイント等の顧客管理業務に必要な情報
が記録されている。
【0047】しかして、この顧客がショッピングセンタ
ー内の1店舗にて商品を買上げ、その代金をクレジット
により支払うことにすると、店員は顧客から預かった専
用カードのカードデータをカード処理装置1のカードリ
ーダ11で読み取らせるとともに、クレジットキー23
を操作する。これにより、当該専用カードのaカラム目
からbカラム目までに記録されている会社コードに基づ
いてカード処理情報テーブル40が検索され、対応する
第1会員番号及び第2会員番号の記録範囲データと顧客
処理フラグが読出される。そして、第1会員番号の記録
範囲データに基づいて、カードデータの11カラム目か
ら26カラム目に記録されていた第1会員番号が抽出さ
れ、この第1会員番号に従いクレジット支払い業務が処
理される。
【0048】また、このクレジット支払い業務が終了し
た後、顧客管理フラグが“1”にセットされているの
で、自動的にポイント累計の顧客管理業務が開始され
る。そして、第2会員番号の記録範囲データに基づい
て、カードデータの31カラム目から46カラム目に記
録されていた第2会員番号が抽出され、この第2会員番
号に従いポイント累計の顧客管理業務が処理される。
【0049】なお、この顧客がクレジット以外の方法、
例えば現金で買上商品の代金を支払った場合には、店員
は顧客から預かった専用カードのカードデータをカード
処理装置1のカードリーダ11で読み取らせるととも
に、ポイントキー25を操作する。これにより、当該専
用カードのaカラム目からbカラム目までに記録されて
いる会社コードに基づいてカード処理情報テーブル40
が検索され、対応する第1会員番号及び第2会員番号の
記録範囲データと顧客処理フラグが読出される。そし
て、顧客管理フラグが“1”にセットされているので、
第2会員番号の記録範囲データに基づいて、カードデー
タの31カラム目から46カラム目に記録されていた第
2会員番号が抽出され、この第2会員番号に従いポイン
ト累計の顧客管理業務が処理される。
【0050】このように本実施例のカード処理装置1で
あれば、クレジット支払い業務で使用する第1会員番号
と、顧客管理業務で使用する第2会員番号とを記録した
専用カードのカードデータをカードリーダ11で読み取
ることにより、2種類の会員番号を自動的に使い分けて
クレジット支払い業務と顧客管理業務とを確実に処理す
ることができる。
【0051】従って、ショッピングセンターにおいて
は、クレジットカード発行会社がクレジット会員の顧客
に割り当てた第1の会員番号を意識することなく、顧客
管理業務で使用する第2会員番号をポイントサービス会
員の顧客に割り当てることができるので、例えばポイン
トサービス会員として契約した顧客を会員番号順に管理
することができる。また、第2会員番号の各桁を独自に
体系付けすることもでききる。さらに、クレジットカー
ド発行会社によって第1会員番号が変更された場合で
も、第2会員番号を変更する必要がない場合には、ポイ
ント会員用顧客ファイル7の会員番号を変更する必要が
ないので、ファイルのメンテナンスに要する時間と労力
を簡略化できる。
【0052】また、カード処理装置1とストアコントロ
ーラ2とを接続する回線3が異常になっても、第2会員
番号を取得できるので、例えば回線が復旧されるまでポ
イントサービス会員の第2会員番号と今回のポイントと
を蓄えるファイルをデータ処理装置1に設けることによ
って、ポイント累計の顧客管理業務を正常に処理するこ
とが可能となる。従って、専用カードを使用した各種業
務の実用性が大幅に向上され、その効果は大である。
【0053】さらに、第1会員番号と第2会員番号とは
1台のカードリーダ11で同時に読み取ることができる
ので、業務の切換え毎にカードをカードリーダに挿脱し
なければならない煩雑さがない上、業務毎に専用のカー
ドリーダを用意する必要もないので、設備費が高騰する
懸念もない。
【0054】なお、前記実施例では第1の会員番号を使
用するカード業務としてクレジット支払い業務を示し、
第2の会員番号を使用するカード業務としてポイント累
計の顧客管理業務を示したが、他のカード業務を処理す
るカード処理装置にも本発明は適用できるのはいうまで
もないことである。また、3種類以上のカード業務を処
理するカード処理装置にも、カード処理情報テーブル4
0に各会員番号の記録範囲データをそれぞれ設定するこ
とで、前記実施例と同様に対応できる。この他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは
勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
1のカード業務で使用する第1会員番号と第2のカード
業務で使用する第2会員番号とを記録したカードのカー
ドデータを読取ることにより、第1会員番号と第2会員
番号とを自動的に使い分けて第1のカード業務と第2の
カード業務とを確実に処理することができ、カード業務
の実用性向上を図り得るカード処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータ処理装置を適用したシステム
の一実施例の概要を示すブロック図。
【図2】 同実施例におけるクレジット会員用顧客ファ
イル及びポイント会員用顧客ファイルの各レコードフォ
ーマットを示す図。
【図3】 同実施例における専用カードのカードデータ
のフォーマットを示す図。
【図4】 同実施例におけるデータ処理装置の外観斜視
図。
【図5】 同実施例におけるデータ処理装置のキーボー
ドを示す平面図。
【図6】 同実施例におけるデータ処理装置の制御回路
構成を示すブロック図。
【図7】 同実施例におけるデータ処理装置のRAMに
形成されるカード処理情報テーブルを示す図。
【図8】 同実施例におけるデータ処理装置のRAMに
形成されるその多野主要なメモリエリアを示す図。
【図9】 同実施例におけるデータ処理装置のCPUが
実行するクレジットキー入力処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1…カード処理装置 2…ストアコント
ローラ 3…通信回線 4…ホストコンピ
ュータ 5…回線網 6…クレジット会
員用顧客ファイル 7…ポイント会員用顧客ファイル 11…カードリーダ 12…キーボード 31…CPU 40…カード処理情報テーブル 51…カードデー
タバッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードに記録されたカード識別コード,
    第1会員番号及び第2会員番号を少なくとも含むカード
    データを読取るカード読取り手段と、このカード読取り
    手段によりカードデータが読取られる毎にカードデータ
    を記憶するカードデータバッファと、各種カードのカー
    ド識別コード別に予め設定された前記第1会員番号及び
    第2会員番号の記録範囲データを記憶するカード処理情
    報テーブルと、このカード処理情報テーブルを前記カー
    ドデータバッファに記憶されたカードデータ中のカード
    識別コードで検索して該当する第1会員番号及び第2会
    員番号の記録範囲データを取得するテーブル検索手段
    と、この検索手段により得られた第1会員番号の記録範
    囲データに基づいて前記カードデータバッファに記憶さ
    れているカードデータから第1会員番号を抽出する第1
    会員番号抽出手段と、この抽出手段により抽出された第
    1会員番号に基づいて第1のカード業務を処理する第1
    のカード処理手段と、前記検索手段により得られた第2
    会員番号の記録範囲データに基づいて前記カードデータ
    バッファに記憶されているカードデータから第2会員番
    号を抽出する第2会員番号抽出手段と、この抽出手段に
    より抽出された第2会員番号に基づいて第2のカード業
    務を処理する第2のカード処理手段とを具備したことを
    特徴とするカード処理装置。
JP6246514A 1994-10-12 1994-10-12 カード処理装置 Expired - Fee Related JP2990024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246514A JP2990024B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 カード処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246514A JP2990024B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 カード処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08110935A true JPH08110935A (ja) 1996-04-30
JP2990024B2 JP2990024B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=17149533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6246514A Expired - Fee Related JP2990024B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 カード処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2990024B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5814432B1 (ja) * 2014-06-25 2015-11-17 東芝テック株式会社 サーバ、販売データ処理装置、プログラムおよび電子レシート送信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5814432B1 (ja) * 2014-06-25 2015-11-17 東芝テック株式会社 サーバ、販売データ処理装置、プログラムおよび電子レシート送信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2990024B2 (ja) 1999-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003016526A (ja) 取引システム
JP5114887B2 (ja) Posレジスタ
JP3771448B2 (ja) クーポン発行装置
US11288651B2 (en) Commodity sales data processing apparatus and control program
JP3745647B2 (ja) クーポン発券システム
JP6329111B2 (ja) 商品データ処理装置、及びプログラム
JPS63303495A (ja) 取引処理装置
JPH09161154A (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP5371913B2 (ja) 商品販売データ処理装置および制御プログラム
JP2990024B2 (ja) カード処理装置
JP7121783B2 (ja) 決済処理装置およびその制御プログラム、ならびに決済処理方法
JP3655123B2 (ja) 買上商品管理システム
JP7266837B2 (ja) 登録装置及び商品販売データ処理システム
JP6600039B2 (ja) 商品データ処理装置、プログラム、商品データ処理方法及びシステム
JPH08171678A (ja) ポイントカード装置
JP2005234951A (ja) 商品販売データ処理装置
JP2016071611A (ja) 商品情報登録端末、販売処理システム、及び、プログラム。
JP3410740B2 (ja) Icカード
JP6213598B2 (ja) 精算システム及びプログラム
JP3797698B2 (ja) ポイントカードシステム
US20220114611A1 (en) Coupon system, coupon management device, and control method thereof
JP3139600B2 (ja) 金銭登録装置
JP7309018B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP6643435B2 (ja) 決済装置およびその制御プログラム
JP5205328B2 (ja) 商品販売処理システム、商品販売処理装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees