JP3724953B2 - 防水ジョイントコネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水ジョイントコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の防水ジョイントコネクタとして、図21に示すものが知られている(実開平4−87189号)。
図において、雌ハウジング1には複数のキャビティ2が設けられており、各キャビティ2の内部にはそれぞれ弾性係止部3が形成されている。弾性係止部3は、雌側端子金具5に対して弾性的に係合し、抜止め保持する。また、雌側端子金具5には、電線4と、この電線4に密着する防水ゴム栓6とが連結されている。また、雌ハウジング1には、全てのキャビティ2を外側から取り巻くようにしてシール部材8が取り付けられている。
【0003】
一方、雄ハウジング7には、雌ハウジング1のキャビティ2に対応した位置に、ジョイント端子9が圧入固定されている。
両ハウジング1,7を嵌合すると、ジョイント端子9と雌側端子金具5とが連結されると共に、両ハウジング1,7の連結部分はシール部材8によって防水された状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の雌雄一対型ジョイントコネクタでは、雌雄ハウジング1,7間のシール部材8と、各電線4ごとに一つずつ備えられる防水ゴム栓6とが必要であった。このため、構成部品点数が多く、かつコスト的にも高価となっていた。
この問題を解消するためには、一つのコネクタハウジングを袋小路状のものとしておき、このコネクタハウジング内で雌雄端子金具を嵌合させることが考えられる。
しかし、袋小路状のコネクタハウジングを形成する際には、金型を一方向からしか抜くことができないため、凸凹部分を形成することが不可能となり、弾性係止部3等をコネクタハウジング内に一体に形成できない。
【0005】
本発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、構成部品を減少させた防水ジョイントコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係る防水ジョイントコネクタは、前面側が開口し、奥側が閉止された端子嵌合室を有するハウジング本体と、このハウジング本体の奥面から前記端子嵌合室内に突出するように取り付けられたジョイント端子と、前記端子嵌合室の前面側から前記端子嵌合室内に挿入されて、前記ジョイント端子に接触可能な端子金具と、この端子金具に連結された電線に密着しつつ前記端子嵌合室の開口を水密状に閉止するシール部材と、前記端子金具に弾性的に係合して前記端子嵌合室内に抜止め係止する弾性係止部材とを備えた防水ジョイントコネクタであって、前記弾性係止部材には、前記端子金具に係合する第1係止部と、前記ジョイント端子に係合可能な第2係止部とが備えられ、この第2係止部が前記ジョイント端子に係合することで、前記ハウジング本体に抜止めされるようになっているところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ハウジング本体には、複数の端子嵌合室が設けられており、前記シール部材は、これら複数の端子嵌合室を一括して閉止する一体型のものであるところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ハウジング本体の前面には、前記電線を挿通させつつ、前記シール部材を抜止めするカバーが、前記ハウジング本体にヒンジ部を介して一体に形成されているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、ハウジング本体の端子嵌合室は前面側のみが開口し、奥側が閉止されている。ハウジング内に収納される弾性係止部材は、ハウジング内部の奥壁より突出するように取り付けられたジョイント端子と係合し抜止めされる。また、端子嵌合室の前面開口より挿入される端子金具は、弾性係止部材と係合して抜止めされた状態で、ジョイント端子と接続される。端子嵌合室の開口は、端子金具に連結された電線に密着するシール部材によって閉止されているため、内部の端子金具同士は防水された状態で導通される。
すなわち、弾性係止部材をハウジングとは別個に形成することで、奥側が閉止されたハウジングにおける弾性係止部材形成の問題を解消し、コネクタハウジングを一つにすることが可能となり、雌雄ハウジング間のシール部材をなくした簡易な構成の防水ジョイントコネクタを提供することができる。
【0010】
請求項2の発明によれば、複数の端子嵌合室を一体型のシール部材により一括して閉止することによって、内部が水密に保たれる。このため、各電線ごとのシール部材が不要となり、構成部品点数を減少できる。
【0011】
請求項3の発明によれば、ハウジング本体にヒンジ部を介して一体に形成されたカバーを閉じることにより、シール部材が抜止めされる。すなわち、ハウジングとカバーを一体に形成することにより、構成部品点数を減少できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図20を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
まず、本実施形態の防水ジョイントコネクタ10の概要を図20を参照しつつ、説明する。
防水ジョイントコネクタ10はハウジング本体20を有し、その内部に、ジョイント端子30と端子金具60とが嵌合した状態で装着されている。また、ジョイント端子30によって弾性係止部材40が抜止め保持されているとともに、この弾性係止部材40は端子金具60を抜止めしている。さらに、ハウジング本体20の開口部分には、シール部材50が取付られている。
【0013】
続いて、本実施形態の各部品の詳細について説明する。なお、以下の説明においては、特に断らない限り、図20の右側を前側とし、図20に示す位置により上下を示す。
【0014】
ハウジング本体20は、図1から図4に示すように、合成樹脂により箱形で後側が閉止された状態で、一体に形成されている。つまり、ハウジング本体20の内部は、中空の中空部35とされており、その中空部35の最後部は、奥壁21が設けられて閉止されている。中空部35の上部は、複数の室に区画された端子嵌合室24となっている一方、中空部35の下部は区画されることなく全てが連通して形成されている。
奥壁21には、図4に示す左右方向に圧入溝22が凹設されている。この圧入溝22には、後述するジョイント端子30が圧入される。なお、ジョイント端子30は、図6に示すように多極ジョイント用のものである。この圧入溝22の左右幅は、後述するジョイント端子30と同等かそれよりも僅かに小さくされている。圧入溝22の内部には、さらに後側に左右一対のタブ片挿入溝22Aが凹設されている。このタブ片挿入溝22Aは、後述するジョイント端子30の圧入用タブ片34を圧入可能とされている。また、圧入溝22の下方には、左右一対の係止片収納室23が圧入溝22に連続して形成されている。この係止片収納室23には、後述する弾性係止部材40の係止片42Aが入り込めるようになっている。
【0015】
また、中空部35において、図4に示す上部は、端子金具60の数に対応した端子嵌合室24となって、ハウジング本体20の前後方向へ溝状に延びている。各端子嵌合室24には、それぞれ端子金具60が収納可能とされている。また、中空部35において、図4に示す左右下端部分には、ハウジング本体20の前後に延びる受け溝25が凹設されている。この受け溝25は、後述する弾性係止部材40の両側端縁部44よりも僅かに大きくされている。また、中空部35の前面は、階段状の取付凹部29に連通している。この取付凹部29は、開口から奥側にかけて小さくなる大きさの異なる二つの凹部29A,29Bから形成されている。このうち、開口に近い方は、大きく開口される大凹部29Aとされ、奥側のものは、この大凹部29Aよりも小さな小凹部29Bとされている。
【0016】
ハウジング本体20の外面には、図4に示す左右の前端付近に、上下一対ずつのガイド突起19が突設されている。また、上下一対のガイド突起19,19の中央付近には、ロック突起26が突設されている。これらガイド突起19とロック突起26とは、後述するカバー70を組付けるためのものである。また、ハウジング本体20の上面前端付近には、ロック受け片28が突設されており、このロック受け片28の中央には前後方向に貫通する貫通孔27が設けられている。この貫通孔27の左右及び上部の壁面は、前方からロック受け片28の中央にかけて小さくなる案内面27Aが形成されており、これにより貫通孔27は全体として先細状とされている。また、貫通孔27の中央から後端にかけては、同形状に開口されている。また、ハウジング本体20の下面前端には、薄板状のヒンジ部71を介してカバー70が一体に形成されている。
【0017】
カバー70は、ハウジング本体20の大凹部29Aよりも一回り大きく形成されており、ハウジング本体20の開口部分に覆い付けられる。カバー70とハウジング本体20との連結部分であるヒンジ部71を撓ませることにより、ハウジング本体20の大凹部29Aの前面まで回動可能とされている。カバー70の両側部には、一対のアーム72が延設されている。このアーム72は略長方形状に形成されており、その先端の両角部は、角を削られて丸みを帯びている。アーム72の上下寸法は、ハウジング本体20の上下一対のガイド突起19,19間の寸法よりもやや小さくなっている。また、両アーム72は、互いに拡開方向に撓み変形可能となっている。アーム72の中央には、図4における左右方向に貫通する係合孔74が形成されており、カバー70がハウジング本体20の前面を覆蓋したときには、この係合孔74には、ハウジング本体20のロック突起26が係合可能とされている。
【0018】
また、カバー70の上端部(図3において、下側部分。カバー70がハウジング本体20に組み付けられたときに、ハウジング本体20の上部に組み付く部分。)には、ハウジング本体20の上面にブリッジ状に設けられたロック受け片28に弾性的に係止可能なロック片73がアーム状に延設されている。このロック片73は撓み変形可能であるとともに、その先端部には、爪片73Aが設けられている。ロック片73は、カバー70をハウジング本体20に組み付けたときに、爪片73Aがロック受け片28の貫通孔27をくぐって係止可能とされている。カバー70によってハウジング本体20の前面が覆蓋されると、ロック片73はロック受け片28の貫通孔27に挿入されるようになっている。また、カバー70には、後述するシール部材50の各端子挿入口52と対応する位置に、挿通孔75が開口されている。図3において、挿通孔75の上部は、挿通孔75の下部よりも左右に幅広く形成されており、端子金具60の誤挿入防止部64が挿通可能とされている。
【0019】
ジョイント端子30は、導電性板材により一体に形成されており、端子金具60を接続可能となっている。ジョイント端子30には、図5から図7に示すように、帯板状の基部32と、この基部32から櫛歯状に延出される雄型端子片33と、この雄型端子片33とは逆方向に延出される一対の圧入用タブ片34とが備えられている。また、基部32には、図5において上下一対の係合孔31が設けられている。圧入用タブ片34の先端部分は、幅方向と厚さ方向とから先細状とされており、その後部の張り出しが抜止部34Aとされている。この抜止部34Aがタブ片挿入溝22Aの左右の壁面にくい込むことで、ジョイント端子30が圧入溝22に抜止めされる。また、雄型端子片33は、装着される端子金具60の位置に合わせて、均等幅で形成されている。
【0020】
弾性係止部材40は、合成樹脂により一体に形成されており、それ自身はジョイント端子30によってハウジング本体20の内部に保持されるとともに、端子金具60に係合して抜止めすることができる。弾性係止部材40は、図8から図10に示すように、帯板状の基部41と、この基部41から後方へ延設される位置決めアーム42と、端子金具60の数に合わせて設けられるロックアーム43とを備えている。位置決めアーム42は、各ロックアーム43の間から櫛歯状に延設されており、その長さは中空部35よりも僅かに短くされている。また、位置決めアーム42のうち、図8における左右両端部に位置するものの先端からは、係止片42Aが延設されている。この係止片42Aは、図9における上下に撓み変形可能とされるとともに、ジョイント端子30の係合孔31に係合可能となっている。
一方、ロックアーム43は、各端子金具60に対応する位置に設けられており、図9における上下に撓み変形可能となっている。ロックアーム43の上部先端付近には、爪部43Aが設けられており、この爪部43Aは端子金具60と係合可能となっている。
また、基部41の両側端縁部44は、中空部35の受け溝25に嵌め込み可能とされている。
【0021】
シール部材50は、例えば合成ゴムのように弾性変形可能な材料により一体に成形されており、ハウジング本体20の取付凹部29に嵌着可能となっている。シール部材50は、図11から図13に示すように、略直方体状の大形部50Aと、この大形部50Aよりも小さな小形部50Bとを備えている。このうち小形部50Bは、小凹部29Bよりも僅かに大きくされている。また、大形部50Aは、大凹部29Aよりも一回り大きくされており、この大形部50Aの外周には、大凹部29Aの内周面に弾性的に当接可能な複数条のリップ51が環状に形成されている。
また、シール部材50には、ハウジング本体20の各端子嵌合室24と対応する位置に、図13における左右方向に貫通する端子挿入口52が開口されている。各端子挿入口52の内周面には、環形のリップ53が複数条形成されている。端子挿入口52の内径は、電線80の外径より僅かに小さくなっており、端子金具60と電線80を挿通可能となっている。端子挿入口52に電線80が挿入されると、リップ53が電線80の外面に密着しつつ僅かに弾性変形させられることで、この部分が防水構造とされる。
【0022】
端子金具60は、導電性部材によって形成されており、ジョイント端子30と電線80とを接続可能となっている。端子金具60は、図14から図16に示すように、その一端部分にはバレル部62が形成されており、ここには電線80を圧着接続可能となっている。また、端子金具60の他端には、角筒状の嵌合端子部61が形成されており、ここには雄型端子片33が接続可能となっている。嵌合端子部61の図16における左右側壁下部からは、一対の誤挿入防止部64が水平方向に突設されている。端子金具60の断面形状は、カバー70の挿通孔75の断面形状と相似形とされ、かつ、これよりも僅かに小さくされている。すなわち、挿通孔75は、端子金具60の上下の組み付け方向を規定しており、これにより誤まった方向での挿入が防止されるようになっている。また、端子金具60のほぼ中央下部には、係止凹部63が形成されており、ここにはロックアーム43の爪部43Aが係合可能とされている。
【0023】
次に、上記の構成からなる本実施形態の組み付け方法について説明する。
まず、ハウジング本体20の内部に形成された圧入溝22のタブ片挿入溝22Aに、ジョイント端子30の圧入用タブ片34を圧入し、雄型端子片33が端子嵌合室24内に突出された形で固定する。
【0024】
次に、弾性係止部材40の両側端縁部44を受け溝25に嵌め込ませた状態で、ハウジング本体20の内部に挿入する。係止片42Aがジョイント端子30によって下方に撓み変形させられつつ挿入が進行する。そして、係止片42Aが係止片収納室23の前面より進入し、弾性係止部材40が所定の位置まで押し込まれると、係止片42Aが係合孔31に係合するとともに復帰変形する。このとき、位置決めアーム42の後端は奥壁21にほぼ達しており、弾性係止部材40のさらなる押し込みが規制される。こうして、図17に示すように、弾性係止部材40はハウジング本体20の内部に抜止めされる。
【0025】
そこで、取付凹部29にシール部材50を押し込むと、小凹部29Bには小形部50Bが弾性的に嵌まり込むとともに、大凹部29Aには大形部50Aが嵌まり込む。このとき、大形部50Aのリップ51が弾性的に変形しつつ、大凹部29Aの内周面に押し付けられた状態とされている。
【0026】
続いて、ヒンジ部71を撓めて、カバー70をハウジング本体20の前面開口を覆蓋する位置へと回動させる。このとき、ヒンジ部71の回動軸はぶれやすいため、アーム72の係合孔74は必ずしもロック突起26と対面するとは限らない。しかし、ロック突起26の上下にはガイド突起19,19を設けてあるため、アーム72の位置が図17における上下にずれた状態で接近する場合にも、アーム72の丸みを帯びた角部付近が上下いずれかのガイド突起19に突き当り、アーム72が正規の位置へと誘導される。そして、アーム72の先端にロック突起26が入り込むことによって、アーム72が外側へ撓められる。これとほぼ同時に、ロック片73の爪片73Aは貫通孔27内に挿入され、下方へ弾性変形しつつテーパー状の内周面によって貫通孔27の後方へ導かれる。さらにカバー70を押し込むと、ロック突起26が係合孔74に入り込み、アーム72が復帰変形して係合するとともに、ロック片73の爪片73Aが復帰変形して貫通孔27の後端縁上部に係合する。こうしてハウジング本体20の覆蓋が完了し、図18及び図19に示すように、シール部材50が内部に抜止保持される。
【0027】
次に、電線80を圧着接続した端子金具60を、挿通孔75の向きに合わせつつ、挿通孔75の内部へと挿入する。端子金具60は、挿通孔75と端子挿入口52を通過して端子嵌合室24内部に進入し、やがてロックアーム43に突き当たる。そして、ロックアーム43が端子金具60によって下方に撓み変形させられるとともに、嵌合端子部61の内部に雄型端子片33が進入する。端子金具60が所定の位置まで押し込まれると、ロックアーム43の爪部43Aが係止凹部63に係合するとともに、ロックアーム43が復帰変形し、端子金具60が抜け止めされる。こうして、ハウジング本体20の中空部35の内部において、雄型端子片33と嵌合端子部61とが嵌合する。また、電線80は端子挿入口52のリップ53に緊密に嵌まり込んで密着し、それによって端子嵌合室24の内部は外部から水密状態とされる。
【0028】
以上のように、本実施形態によれば、弾性係止部材40を別個に形成してからハウジング本体20に取り付けることにより、ハウジング本体20を奥側が閉止された状態で、一体のものとすることができる。それによって、従来の雌雄コネクタハウジング間のシール部材をなくして、簡易な構成とすることができる。
また、従来は各電線ごとに必要だったシール部材を一体化して一括してシールすることができるようにしたことにより、構成部材の数を削減することができる。
さらに、ハウジング本体20の前面開口を覆蓋するカバー70をヒンジ部71を介して一体に形成することによっても、部品点数が削減されている。
【0029】
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)前記実施形態では、ジョイント端子を雄側端子金具の方で形成したが、本発明によれば、逆に雌側端子金具の方で形成し、電線に取付られる端子を雌側としてもよい。
(2)前記実施形態では、ハウジングの前面開口をヒンジ部を介して一体に形成されたカバーによって覆蓋したが、本発明によれば、カバーはハウジングと別体になっていてもよい。
(3)前記実施形態では、キャビティ内部を一体化されたシール部材によってシールしたが、本発明によれば、シール部材は複数のものを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の防水ジョイントコネクタにおけるジョイントコネクタの平面図である。
【図2】ジョイントコネクタの側断面図である。
【図3】ジョイントコネクタの背面図である。
【図4】ジョイントコネクタの正面図である。
【図5】ジョイント端子の側面図である。
【図6】ジョイント端子の平面図である。
【図7】ジョイント端子の正面図である。
【図8】弾性係止部材の平面図である。
【図9】弾性係止部材の背面図である。
【図10】弾性係止部材の側面図である。
【図11】シール部材の平面図である。
【図12】シール部材の正面図である。
【図13】シール部材の側断面図である。
【図14】端子金具の側面図である。
【図15】端子金具の平面図である。
【図16】端子金具の背面図である。
【図17】ジョイントコネクタにジョイント端子と弾性係止部材を組み付けたときの正面図である。
【図18】ジョイント端子を挿入する前の側断面図である。
【図19】ジョイント端子を挿入する前の側断面図である。
【図20】ジョイントコネクタの組み付け後の側断面図である。
【図21】従来のジョイントコネクタの平断面図である。
【符号の説明】
10…防水ジョイントコネクタ
20…ハウジング(ハウジング本体)
24…端子嵌合室
30…ジョイント端子
40…弾性係止部材
42A…係止片(第2係止部)
43A…爪片(第1係止部)
50…シール部材
60…端子金具
70…カバー
71…ヒンジ部
80…電線

Claims (3)

  1. 前面側が開口し、奥側が閉止された端子嵌合室を有するハウジング本体と、このハウジング本体の奥面から前記端子嵌合室内に突出するように取り付けられたジョイント端子と、前記端子嵌合室の前面側から前記端子嵌合室内に挿入されて、前記ジョイント端子に接触可能な端子金具と、この端子金具に連結された電線に密着しつつ前記端子嵌合室の開口を水密状に閉止するシール部材と、前記端子金具に弾性的に係合して前記端子嵌合室内に抜止め係止する弾性係止部材とを備えた防水ジョイントコネクタであって、
    前記弾性係止部材には、前記端子金具に係合する第1係止部と、前記ジョイント端子に係合可能な第2係止部とが備えられ、この第2係止部が前記ジョイント端子に係合することで、前記ハウジング本体に抜止めされるようになっていることを特徴とする防水ジョイントコネクタ。
  2. 前記ハウジング本体には、複数の端子嵌合室が設けられており、前記シール部材は、これら複数の端子嵌合室を一括して閉止する一体型のものであることを特徴とする請求項1に記載の防水ジョイントコネクタ。
  3. 前記ハウジング本体の前面には、前記電線を挿通させつつ、前記シール部材を抜止めするカバーが、前記ハウジング本体にヒンジ部を介して一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の防水ジョイントコネクタ。
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