JP3724690B2 - スイッチング回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスイッチング回路に関し、例えば、トランジスタ(本明細書では、バイポーラトランジスタのことをトランジスタと略称する)スイッチング回路を含むスイッチングレギュレータ用制御集積回路等ならびにその高速化及び低消費電力化に利用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トランジスタを基本素子とするトランジスタスイッチング回路がある。また、トランスの一次側に流されるパルス電流のデューティを変えることにより、二次側のパルス電流を整流して得られる直流電圧のレベルを制御するスイッチングレギュレータがある。さらに、トランジスタスイッチング回路を含み、スイッチングレギュレータのトランスの一次側におけるパルス電流の根源たるパワーMOS(MOSFET:金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)を選択的にオン・オフさせるためのスイッチングレギュレータ用制御集積回路がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明者等は、この発明に先立って、上記のようなスイッチングレギュレータ用制御集積回路の開発に従事し、次の問題点に気付いた。すなわち、このスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICは、例えば、図6に示されるように、トランジスタスイッチング回路を基本に構成され、電源電圧VCCから出力端子PWMOUTつまりパワーMOS(PWM)のゲートならびに接地電位の間にいわゆるトーテムポール形態に設けられる2個の出力トランジスタQ9及びQ12と、これらの出力トランジスタQ9及びQ12にそれぞれダーリントン形態に設けられるトランジスタQ8及びQ10と、出力トランジスタQ12のベース及び接地電位間に設けられるトランジスタQ11とを含む。
【0004】
このうち、トランジスタQ11は、内部信号BFINに従って選択的にオン状態となる。また、トランジスタQ8及びQ9は、それぞれトランジスタQ6及びQ7を中心とする2段のスイッチング回路を介して内部信号BFINが伝達されることで選択的にオン状態となり、トランジスタQ10及びQ12は、トランジスタQ5を中心とする1段のスイッチング回路を介して内部信号BFINが伝達されることで選択的にかつトランジスタQ8及びQ9とは相補的条件でオン状態となる。なお、内部信号BFINは、トランスTの二次側のパルス電流を整流して得られる直流電圧の電位に応じて選択的にそのパルスとしてのデューティが変化され、該直流電圧の実質的なレベル制御信号に相当する。
【0005】
言うまでもなく、内部信号BFINが所定のハイレベルとされるとき、トランジスタQ5,Q6ならびにQ11はともにオン状態となり、そのコレクタ電圧はともに所定のロウレベルとされる。このため、トランジスタQ7がオフ状態となってトランジスタQ8及びQ9がオン状態となり、トランジスタQ10及びQ12はオフ状態となる。この結果、出力端子PWMOUTはハイレベルとなり、パワーMOS(PWM)がオン状態となって、トランスTの一次側には一次電源電圧VBの電位及び抵抗R5の抵抗値に応じた直流電流が流される。
【0006】
一方、内部信号BFINが所定のロウレベルとされると、トランジスタQ5,Q6ならびにQ11はオフ状態となり、そのコレクタ電圧は所定のハイレベルとされる。このため、トランジスタQ7がオン状態となってトランジスタQ8及びQ9はオフ状態となり、代わってトランジスタQ10及びQ12がオン状態となる。この結果、出力端子PWMOUTはロウレベルとなり、パワーMOS(PWM)がオフ状態となって、トランスTの一次側電流は遮断される。
【0007】
ところが、出力端子PWMOUTがハイレベルからロウレベルとなる過渡期に着目した場合、比較的大きなサイズで形成され負荷容量CLを高速で引き抜く出力トランジスタQ12に比べて、比較的小さなサイズで形成されそのコレクタ容量Ccを引き抜くトランジスタQ7は、完全なオン状態に達するまでの所要時間が長くなる。このため、特にトランジスタQ12及びQ7のサイズ比に対して負荷容量CLの値が小さい場合、出力トランジスタQ9がオフ状態となる前に出力トランジスタQ12がオン状態となり、出力トランジスタQ9及びQ12が同時にオン状態となって、電源電圧VCC及び接地電位間に比較的大きな貫通電流が流れ、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの消費電力化が大きくなる。また、これに対処しようとして出力トランジスタQ12のサイズを小さくすると今度はスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの動作速度が遅くなり、スイッチングレギュレータとしての応答特性が劣化する。
【0008】
この発明の目的は、トランジスタスイッチング回路を含むスイッチングレギュレータ用制御集積回路等の高速化及び低消費電力化を図ることにある。この発明の他の目的は、スイッチングレギュレータ用制御集積回路を含むスイッチングレギュレータ等の応答特性を高め、その消費電力を低減することにある。
【0009】
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。すなわち、トランジスタスイッチング回路を基本に構成され、トーテムポール形態に設けられる第1及び第2の出力トランジスタと、スイッチングレギュレータの出力信号たる直流電圧の実質的なレベル制御信号となる内部信号を受けて選択的にオン状態となる第1のトランジスタと、第1のトランジスタのコレクタ電圧を受けて選択的にオン状態となり、その実質的なコレクタ電圧を受けて第1の出力トランジスタが選択的にオン状態となる第2のトランジスタとを含むスイッチングレギュレータ用制御集積回路等において、例えば、第2のトランジスタのコレクタ電圧又は第1の出力トランジスタのエミッタ電圧を受けて選択的にオン状態となる第3のトランジスタを含み、第1のトランジスタがオン状態からオフ状態とされる直前を含む所定の期間、第1のトランジスタのコレクタ電流を選択的に大きくすべく作用する電流供給回路を設ける。
【0011】
上記手段によれば、飽和領域でオン状態にある第1のトランジスタのコレクタ電流を選択的に大きくして、ベース蓄積キャリアによる伝搬遅延時間を短縮し、そのオン状態からオフ状態への状態変化を速めることができる。この結果、第1及び第2の出力トランジスタが同時にオン状態となり、比較的大きな貫通電流が流れるのを防止することができ、これによってスイッチングレギュレータ用制御集積回路等の高速化及び低消費電力化を図り、これを含むスイッチングレギュレータ等の応答特性を高め、その消費電力を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明が適用されたスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力バッファに関する第1の実施例の部分的な回路図が示されている。また、図2には、図1のスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICに含まれるスイッチング回路の一実施例の基本構成図が示され、図3には、その動作特性試験に用いられる試験回路の一実施例の回路図及び信号波形図が示されている。これらの図をもとに、この実施例のスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの構成及び動作ならびにその特徴について説明する。
【0013】
なお、この実施例のスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICは、所定のスイッチングレギュレータに含まれ、図1には、このスイッチングレギュレータの関連する一部が併記される。図1の回路素子は、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICを構成する図示されない他の回路素子とともに、単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に形成される。
【0014】
図1において、この実施例のスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICは、電源電圧VCC(第1の電源電圧)及び接地電位(第2の電源電圧)間にトーテムポール形態に設けられるNPN型の出力トランジスタQ9(第1の出力トランジスタ)及びQ12(第2の出力トランジスタ)と、そのベースに抵抗R1,R2あるいはR3を介して内部信号BFINを受けるNPN型のトランジスタQ5,Q6(第1のトランジスタ)ならびにQ11とを含む。
【0015】
このうち、トランジスタQ5及びQ6のコレクタは、PNP型のトランジスタQ2又はQ3を介して電源電圧VCCに結合され、そのエミッタは、ともに接地電位に結合される。また、トランジスタQ11のコレクタは、NPN型のトランジスタQ10のエミッタ及び上記出力トランジスタQ12のベースに共通結合され、そのエミッタは接地電位に結合される。トランジスタQ10のベースは、トランジスタQ5のコレクタに結合され、そのコレクタはスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力端子PWMOUTに結合される。
【0016】
スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力バッファは、さらにそのベースがトランジスタQ6のコレクタに結合されるNPN型のトランジスタQ7(第2のトランジスタ)を含む。このトランジスタQ7のコレクタは、PNP型のトランジスタQ4を介して電源電圧VCCに結合されるとともに、トランジスタQ8(第4のトランジスタ)のベースに結合され、そのエミッタは接地電位に結合される。トランジスタQ7のコレクタとトランジスタQ8のエミッタつまり出力トランジスタQ9のベースとの間には、出力トランジスタQ9のベース側をアノードとする形でダイオードD1が設けられる。このダイオードD1は、トランジスタQ8のエミッタ・ベース間の逆方向耐圧破壊を防止すべく作用するとともに、出力トランジスタQ9のベース電荷を引き抜き、そのオン状態からオフ状態への状態変化を高速化すべく作用する。
【0017】
一方、トランジスタQ5,Q6ならびにQ7のコレクタ側に設けられるトランジスタQ2,Q3ならびにQ4のベースは、PNP型のトランジスタQ1のベースに共通結合される。このトランジスタQ1のエミッタは電源電圧VCCに結合され、そのコレクタは、そのベースに共通結合されるとともに、所定の定電流源S1を介して接地電位に結合される。これにより、トランジスタQ2,Q3ならびにQ4は、トランジスタQ1に対してカレントミラー結合され、定電流源S1の電流値及びトランジスタQ1とのサイズ比に応じた所定の定電流をトランジスタQ5,Q6ならびにQ7のコレクタ電流として流すべく作用する。
【0018】
次に、回路の出力端子つまりスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力端子PWMOUTは、スイッチングレギュレータのNチャンネル型のパワーMOS(PWM)のゲートに結合される。このパワーMOS(PWM)は、通常サイズのNチャンネルMOSFETを多数並列結合したような構造とされ、相応して大きな駆動能力を持つ。パワーMOS(PWM)のドレインは、トランスTの一次側コイルを介して一次電源電圧VBに結合され、そのソースは、所定の抵抗R5を介して接地電位に結合される。トランスTの二次側には、例えば2個のダイオードからなる整流部とインダクタンス及び容量からなるLCフィルタが設けられ、このLCフィルタを経て得られる直流電圧は、スイッチングレギュレータの定電圧出力として図示されない負荷回路に供給される。
【0019】
なお、スイッチングレギュレータは、さらに、その出力たる直流電圧の電位をモニタする図示されないレベル検出回路と、該レベル検出回路の出力信号を受ける図示されないレベル制御回路とを含み、上記内部信号BFINは、このレジスタ制御回路の出力信号として得られるレベル制御信号である。
【0020】
内部信号BFINが所定のハイレベルとされるとき、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力バッファでは、トランジスタQ5,Q6ならびにQ11がオン状態となる。また、トランジスタQ5がオン状態となりそのコレクタ電圧がほぼ接地電位のようなロウレベルとなったのを受けてトランジスタQ10がオフ状態となり、トランジスタQ6がオン状態となりそのコレクタ電圧がロウレベルとなったのを受けてトランジスタQ7がオフ状態となる。
【0021】
これにより、トランジスタQ7のコレクタ電圧が所定のハイレベルとなって、ダーリントン形態のトランジスタQ8及び出力トランジスタQ9が急速にオン状態となるとともに、トランジスタQ10のエミッタ電圧つまりトランジスタQ11のコレクタ電圧がロウレベルとなり、出力トランジスタQ12がオフ状態となる。この結果、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力端子PWMOUTは所定のハイレベルとなり、スイッチングレギュレータのパワーMOS(PWM)がオン状態となって、トランスTの一次側には、その一次側抵抗値と抵抗R5の抵抗値とに応じた比較的大きな電流が流される。
【0022】
一方、内部信号BFINが接地電位のようなロウレベルとされると、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力バッファでは、トランジスタQ5,Q6ならびにQ11がオフ状態に変化する。また、トランジスタQ5がオフ状態となりそのコレクタ電圧がハイレベルとなったのを受けてトランジスタQ10がオン状態となり、トランジスタQ6がオフ状態となりそのコレクタ電圧がハイレベルとなったのを受けてトランジスタQ7がオン状態となる。
【0023】
これにより、トランジスタQ7のコレクタ電圧がロウレベルとなって、トランジスタQ8及び出力トランジスタQ9がオフ状態に変わり、トランジスタQ10のエミッタ電圧つまりトランジスタQ11のコレクタ電圧が所定のハイレベルとなって、出力トランジスタQ12が急速にオン状態に変わる。この結果、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力端子PWMOUTはロウレベルとなり、スイッチングレギュレータのパワーMOS(PWM)がオフ状態となって、トランスTの一次側に対する電流が遮断される。
【0024】
このように、スイッチングレギュレータのトランスTの一次側コイルには、パワーMOS(PWM)を介して内部信号BFINに従ったパルス電流が選択的に流される訳であって、このパルス電流のデューティをスイッチングレギュレータの出力たる直流電圧の電位に応じて選択的に切り換えることで、直流電圧の電位を制御し、所定の電位に設定することができるものである。
【0025】
ところで、スイッチングレギュレータのパワーMOS(PWM)は、前述のように、通常サイズのNチャンネルMOSFETを多数並列結合した構造とされ、そのゲートつまりスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力端子PWMOUTには、比較的大きな値の負荷容量CLが結合される形となる。このため、出力トランジスタQ9及びQ12は、通常サイズのトランジスタに比べて例えば100倍程度の大きなサイズとされ、相応して大きな駆動能力を持つ。しかし、出力トランジスタQ9を駆動するためのスイッチング回路を構成するトランジスタQ7は、通常サイズとされ、その駆動能力は小さい。
【0026】
したがって、特に出力端子PWMOUTに結合される負荷容量CLの値が、トランジスタQ7のコレクタに結合されるコレクタ容量Ccに出力トランジスタQ12及びトランジスタQ7のサイズ比、つまり例えば100を乗じた値より小さい場合等において、トランジスタQ6がオフ状態となりトランジスタQ7がオン状態となったのを受けてトランジスタQ8及び出力トランジスタQ9がオフ状態となるより先に、出力トランジスタQ12がオン状態となり、出力トランジスタQ9及びQ12が一時的に同時にオン状態となって、電源電圧VCC及び接地電位間に比較的大きな貫通電流が流れてしまう。
【0027】
これに対処するため、この実施例のスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICでは、特に制限されないが、図2に整理して示されるように、トランジスタQ6及びQ7間に、トランジスタQ13(第3のトランジスタ)及び抵抗R6からなる電流供給回路が設けられ、トランジスタQ6がオン状態からオフ状態に変化するまでの所要時間を選択的に小さくする方法がとられる。
【0028】
すなわち、電流供給回路を構成するトランジスタQ13は、そのベースがトランジスタQ7のコレクタに結合されることで、これと相補的に、言い換えるならばトランジスタQ6とほぼ同時にオン状態となり、オン状態にあるトランジスタQ6のコレクタ電流を抵抗R6の抵抗値に応じた分だけ大きくする。
【0029】
図3(a)の動作試験回路において、トランジスタQA(Q6)がオン状態からオフ状態に変化するときの伝搬遅延時間tsは、ベース蓄積キャリアの影響を受け、その値tsは、キャリアの再結合時定数をωsとし、入力信号Vin(内部信号BFIN)のハイレベルをV1とし、トランジスタQAのベース抵抗RB(R2)の抵抗値をRBとし、トランジスタQAのエミッタ接地時のベース電流増幅率をhfeとし、そのオン状態時のコレクタ電流をIcとするとき、
ts≒1/ωsLogn [(V1/RB)*hfe/Ic]……………(1)となり、コレクタ電流Icが大きくなるに従って小さくなる。
【0030】
このため、トランジスタQ6つまりQAのコレクタ側にトランジスタQ13及び抵抗R6からなる電流供給回路を設け、トランジスタQ6のオン状態時のコレクタ電流Icを例えば2倍とすることで、トランジスタQ6のオン状態からオフ状態への伝搬遅延時間tsを約70%程度に短縮することができる。この結果、相応してスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの動作を高速化できるとともに、特に出力端子PWMOUTに結合される負荷容量CLの値が、トランジスタQ7のコレクタに結合されるコレクタ容量Ccに出力トランジスタQ12及びトランジスタQ7のサイズ比を乗じた値より小さい場合等でも、トランジスタQ7を高速にオン状態とし、出力トランジスタQ12がオン状態となる前に出力トランジスタQ9をオフ状態として、出力トランジスタQ9及びQ12が同時にオン状態となるのを防止し、電源電圧VCC及び接地電位間に比較的大きな貫通電流が流れるのを防止して、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの低消費電力化を図ることができる。これにより、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICを含むスイッチングレギュレータの応答特性を高め、その消費電力を低減することができるものとなる。
【0031】
なお、トランジスタQ6のコレクタ側に電流供給回路が設けられることで、トランジスタQ6のコレクタ電流Icが大きくなり、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの消費電力はやや大きくなる。しかし、電流供給回路によるコレクタ電流Icの増分は、出力トランジスタQ9及びQ12が同時にオン状態となることにともなう貫通電流の値よりは充分に小さい。また、電流供給回路を構成するトランジスタQ13は、トランジスタQ6がオフ状態となり、トランジスタQ7がオン状態となってそのコレクタ電圧がロウレベルとなった時点でオフ状態となり、トランジスタQ6に対するコレクタ電流の追加を停止する。したがって、電流供給回路が設けられることによるスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの消費電力の増分は無視できる程度のものとなり、貫通電流防止による低消費電力化の効果が充分に発揮されるものとなる。
【0032】
図4には、この発明が適用されたスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの出力バッファに関する第2の実施例の部分的な回路図が示されている。なお、この実施例は、前記図1の実施例を基本的に踏襲するものであるため、これと異なる部分についてのみ説明を追加する。
【0033】
図4において、この実施例のスイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICは、前記図1の実施例と同様、トランジスタQ13及び抵抗R6からなる電流供給回路を含む。しかし、この実施例の場合、トランジスタQ13のベースは、出力トランジスタQ9のエミッタつまり出力端子PWMOUTに結合され、トランジスタQ13は、出力端子PWMOUTにおける出力信号PWMOUTのハイレベルを受けて選択的にオン状態となる。
【0034】
前記図1に関する説明から明らかなように、出力端子PWMOUTにおける出力信号PWMOUTのレベルは、出力トランジスタQ9がオフ状態とされ出力トランジスタQ12がオン状態とされることによってロウレベルに変化し始め、出力トランジスタQ9は、トランジスタQ7がオン状態とされることによってオフ状態になり始める。つまり、電流供給回路を構成するトランジスタQ13のベースに供給される出力信号PWMOUTは、トランジスタQ7のコレクタ電圧のハイレベル変化に遅れてハイレベルに変化されるものであって、トランジスタQ13を介する電流は、トランジスタQ6がオフ状態となった後も、しばらくの間、トランジスタQ7のベースに流れ込む。この結果、相応してトランジスタQ7の伝搬遅延時間が短縮されて、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの動作がさらに高速化され、スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICを含むスイッチングレギュレータの応答特性がさらに高められる。
【0035】
図5には、この発明が適用されたスイッチング回路の第3の実施例として、多段スイッチング回路MSWCの一実施例の回路図が示されている。なお、この実施例の多段スイッチング回路MSWCは、本発明の別の用途を説明するための象徴的な回路であって、特にこれといった論理機能を持つものではない。
【0036】
図5において、この実施例の多段スイッチング回路MSWCは、そのベースに入力信号INあるいは前段のトランジスタのコレクタ電圧をそれぞれ受けるトランジスタQ21〜Q26を中心とする6段のスイッチング回路を備える。電源電圧VCCとトランジスタQ21〜Q26のコレクタとの間には、抵抗R21及びダイオードD21,抵抗R22及びダイオードD22,抵抗R23及びダイオードD23,抵抗R24及びダイオードD24,抵抗R25及びダイオードD25あるいは抵抗R26及びダイオードD26がそれぞれ直列形態に設けられ、トランジスタQ21〜Q26のエミッタは、ともに接地電位に結合される。
【0037】
この実施例において、多段スイッチング回路MSWCの第1段ないし第3段のトランジスタQ21〜Q23のコレクタ側には、トランジスタQ27及び抵抗R27,トランジスタQ28及び抵抗R28あるいはトランジスタQ29及び抵抗R29からなる電流供給回路がそれぞれ設けられ、最終段のトランジスタQ26のコレクタは、多段スイッチング回路MSWCの出力端子OUTに結合される。第1段の電流供給回路を構成するトランジスタQ27のベースは、第4段のスイッチング回路を構成するトランジスタQ24のコレクタに結合される。同様に、第2段の電流供給回路を構成するトランジスタQ28のベースは、第5段のスイッチング回路を構成するトランジスタQ25のコレクタに結合され、第3段の電流供給回路を構成するトランジスタQ29のベースは、第6段のスイッチング回路を構成するトランジスタQ26のコレクタに結合される。
【0038】
これらのことから、第1段ないし第3段のスイッチング回路を構成するトランジスタQ21〜Q23は、前記図4の実施例と同様、対応するトランジスタQ27〜Q29を含む電流供給回路の作用によりオン状態時のコレクタ電流が大きくされることで、そのオン状態からオフ状態への伝搬遅延時間が短縮されるとともに、第2段ないし第4段のスイッチング回路を構成するトランジスタQ22〜Q24は、やはり対応する電流供給回路によりベース電流が大きくされることで、そのオフ状態からオン状態への伝搬遅延時間が短縮され、これによって多段スイッチング回路MSWC全体としての動作が高速化されるものとなる。
【0039】
以上の実施例から得られる作用効果は、下記の通りである。すなわち、
(1)トランジスタスイッチング回路を基本に構成され、トーテムポール形態に設けられる第1及び第2の出力トランジスタと、スイッチングレギュレータの出力信号たる直流電圧の実質的なレベル制御信号となる内部信号を受けて選択的にオン状態となる第1のトランジスタと、第1のトランジスタのコレクタ電圧を受けて選択的にオン状態となり、その実質的なコレクタ電圧を受けて第1の出力トランジスタが選択的にオン状態となる第2のトランジスタとを含むスイッチングレギュレータ用制御集積回路等において、例えば、第2のトランジスタのコレクタ電圧又は第1の出力トランジスタのエミッタ電圧を受けて選択的にオン状態となる第3のトランジスタを含み、第1のトランジスタがオン状態からオフ状態とされる直前を含む所定の期間、第1のトランジスタのコレクタ電流を選択的に大きくすべく作用する電流供給回路を設けることで、飽和領域でオン状態にある第1のトランジスタのコレクタ電流を選択的に大きくして、そのベース蓄積キャリアによる伝搬遅延時間を短縮し、第1のトランジスタのオン状態からオフ状態への状態変化を高速化することができるという効果が得られる。
【0040】
(2)上記(1)項により、第1及び第2の出力トランジスタが同時にオン状態となり、第1及び第2の電源電圧間に比較的大きな貫通電流が流れるのを防止することができるという効果が得られる。
(3)上記(1)項及び(2)項により、スイッチングレギュレータ用制御集積回路等の高速化及び低消費電力化を図ることができるという効果が得られる。
(4)上記(1)項ないし(3)項により、スイッチングレギュレータ用制御集積回路を含むスイッチングレギュレータ等の応答特性を高め、その消費電力を低減することができるという効果が得られる。
【0041】
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、図1及び図4において、トランジスタQ6のコレクタ側に設けられる電流供給回路の構成は、この発明による制約を受けることなく種々の実施形態をとりうる。また、この実施例では、電流供給回路を構成するトランジスタQ13がトランジスタQ6とほぼ同時にオン状態となるものとしているが、トランジスタQ13は、トランジスタQ6がオン状態からオフ状態に変化する直前を含む所定期間だけ選択的にオン状態とすればよい。スイッチングレギュレータ用制御集積回路SRICの具体的構成は、種々考えられようし、パワーMOS(PWM)を含むスイッチングレギュレータの関連部分の具体的構成についても同様である。
【0042】
図5において、多段スイッチング回路MSWCは、任意段数のスイッチング回路を含むことができるし、各電流供給回路を構成するトランジスタQ27〜Q29のベースは、次段のトランジスタQ22〜Q24のコレクタに結合することもできる。各実施例において、電源電圧の極性ならびにトランジスタ及びMOSFETの導電型等は、本発明による制約を受けない。
【0043】
以上の説明では、主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるスイッチングレギュレータ用制御集積回路及び多段スイッチング回路に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、例えば、同様なトランジスタスイッチング回路を基本に構成される各種の駆動回路や論理ゲートならびにこれを含むマイクロプロセッサ等にも適用できる。この発明は、少なくともバイポーラトランジスタを基本素子とするスイッチング回路ならびにこれを含む装置又はシステムに広く適用できる。
【0044】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものにより得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、トランジスタスイッチング回路を基本に構成され、トーテムポール形態に設けられる第1及び第2の出力トランジスタと、スイッチングレギュレータの出力信号たる直流電圧の実質的なレベル制御信号となる内部信号を受けて選択的にオン状態となる第1のトランジスタと、第1のトランジスタのコレクタ電圧を受けて選択的にオン状態となり、その実質的なコレクタ電圧を受けて第1の出力トランジスタが選択的にオン状態となる第2のトランジスタとを含むスイッチングレギュレータ用制御集積回路等において、例えば、第2のトランジスタのコレクタ電圧又は第1の出力トランジスタのエミッタ電圧を受けて選択的にオン状態となる第3のトランジスタを含み、第1のトランジスタがオン状態からオフ状態とされる直前を含む所定の期間、第1のトランジスタのコレクタ電流を選択的に大きくすべく作用する電流供給回路を設けることで、飽和領域でオン状態にある第1のトランジスタのコレクタ電流を選択的に大きくして、ベース蓄積キャリアによる伝搬遅延時間を短縮し、そのオン状態からオフ状態への状態変化を高速化することができる。
【0045】
この結果、第1及び第2の出力トランジスタが同時にオン状態となり、比較的大きな貫通電流が流れるのを防止でき、これによってスイッチングレギュレータ用制御集積回路等の高速化及び低消費電力化を図り、これを含むスイッチングレギュレータ等の応答特性を高め、その消費電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスイッチングレギュレータ用制御集積回路の第1の実施例を示す部分的な回路図である。
【図2】図1のスイッチングレギュレータ用制御集積回路に含まれるスイッチング回路の一実施例を示す基本構成図である。
【図3】図2のスイッチング回路の動作特性試験に用いられる試験回路の一実施例を示す説明図である。
【図4】この発明が適用されたスイッチングレギュレータ用制御集積回路の第2の実施例を示す部分的な回路図である。
【図5】この発明が適用されたスイッチング回路の第3の実施例、つまりこの発明が適用された多段スイッチング回路の一実施例を示す回路図である。
【図6】この発明に先立って本願発明者等が開発したスイッチングレギュレータ用制御集積回路の一例を示す部分的な回路図である。
【符号の説明】
SRIC……スイッチングレギュレータ用制御集積回路、PWM……パワーMOSFET、T……トランス、Cc……コレクタ容量、CL……負荷容量。
MSWC……多段スイッチング回路。
BFIN,Vin,IN……内部信号又は入力信号、PWMOUT,Q7out,Vout,OUT……出力信号、Q1〜Q4……PNP型バイポーラトランジスタ、Q5〜Q13,QA〜QB,Q21〜Q26……NPN型バイポーラトランジスタ、D1,D21〜D26……ダイオード、R1〜R6,RB,R21〜R26……抵抗、S1〜S3……定電流源。

Claims (4)

  1. そのベースに所定の内部信号を受け、該内部信号に従って選択的にオン状態とされる第1のトランジスタと、
    そのベースに上記第1のトランジスタのコレクタ電圧を受け、該コレクタ電圧に従って選択的にオン状態とされる第2のトランジスタと、
    上記第1のトランジスタがオン状態からオフ状態とされる直前を含む所定の期間、選択的にオン状態とされる第3のトランジスタと、
    該第3のトランジスタのエミッタと上記第1のトランジスタのコレクタとの間に設けられる抵抗とを含むことを特徴とするスイッチング回路。
  2. 請求項において、
    上記第3のトランジスタは、そのベースに上記第2のトランジスタのコレクタ電圧を受け、該コレクタ電圧に従って選択的にオン状態とされるものであることを特徴とするスイッチング回路。
  3. 請求項において、
    上記スイッチング回路は、そのベースに上記第2のトランジスタの実質的なコレクタ電圧を受け、該コレクタ電圧に従って選択的にオン状態とされる第4のトランジスタを含むものであって、
    上記第3のトランジスタは、そのベースに上記第4のトランジスタのコレクタ電圧又はエミッタ電圧を受け、該コレクタ電圧又はエミッタ電圧に従って選択的にオン状態とされるものであることを特徴とするスイッチング回路。
  4. 求項,請求項又は請求項において、
    上記スイッチング回路は、スイッチングレギュレータのスイッチングレギュレータ用制御集積回路に含まれるものであり、
    該スイッチングレギュレータ用制御集積回路は、
    第1の電源電圧と回路の出力端子との間に設けられ、上記第4のトランジスタとともにダーリントン回路を構成する第1の出力トランジスタと、
    回路の出力端子と第2の電源電圧との間に設けられる第2の出力トランジスタとを含むものであって、
    上記第3のトランジスタのベースは、上記回路の出力端子に結合されるものであることを特徴とするスイッチング回路。
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