JP3724648B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係わり、特に、製造工程を短くできる半導体装置の製造方法に関する。
以下、従来の不揮発性半導体装置の製造方法について説明する。この不揮発性半導体装置の製造方法は特開2001−189390号公報に開示されている。
シリコン基板をメモリトランジスタ形成領域と周辺回路トランジスタ形成領域に素子分離し、シリコン基板の全面にONO膜を形成する。次いで、メモリトランジスタ形成領域のONO膜上にゲート電極を形成する。このゲート電極及びONO膜により誘電体ゲート構造を構成する。
次いで、周辺回路トランジスタ形成領域においてONO膜を除去してシリコン基板を露出させる。この後、周辺回路トランジスタ形成領域のシリコン基板にゲート酸化膜を形成し、このゲート酸化膜上にゲート電極を形成する。次いで、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれのソース及びドレイン領域に不純物を導入し、熱処理を行ってソース及びドレイン領域の拡散層を形成する。
特開2001−189390号公報(第8段落〜第17段落、図2〜4)
ところで、上記従来の半導体装置では、メモリトランジスタ形成領域のゲート電極と周辺回路トランジスタ形成領域のゲート電極を別々の工程で形成している。このため、製造工程が長くなり複雑となっていた。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、製造工程を短くできる半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体装置の製造方法は、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上にボトム酸化膜を形成する工程と、
前記ボトム酸化膜上に窒化膜を形成する工程と、
前記窒化膜上にトップ酸化膜を形成する工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域における前記トップ酸化膜、前記窒化膜及び前記ボトム酸化膜を除去することにより、前記周辺回路トランジスタ形成領域において半導体基板の表面を露出させる工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
を具備する。
上記半導体装置の製造方法によれば、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上にボトム酸化膜、窒化膜、トップ酸化膜を形成し、周辺回路トランジスタ形成領域におけるトップ酸化膜、窒化膜及びボトム酸化膜を除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成している。このため、従来技術に比べて工程を短縮でき、その結果、製造コストを低減できる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上に犠牲酸化膜を形成する工程と、
前記メモリトランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を除去し、前記周辺回路トランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を残す工程と、
前記メモリトランジスタ形成領域の前記半導体基板上及び前記周辺回路トランジスタ形成領域の前記犠牲酸化膜上にボトム酸化膜を形成する工程と、
前記ボトム酸化膜上に窒化膜を形成する工程と、
前記窒化膜上にトップ酸化膜を形成する工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域において前記トップ酸化膜をエッチング除去し、前記窒化膜をエッチング除去し、前記ボトム酸化膜及び前記犠牲酸化膜をエッチング除去することにより、前記周辺回路トランジスタ形成領域において半導体基板の表面を露出させる工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
を具備する。
上記半導体装置の製造方法によれば、メモリトランジスタ形成領域の半導体基板上及び周辺回路トランジスタ形成領域の犠牲酸化膜上にボトム酸化膜、窒化膜、トップ酸化膜を形成し、前記周辺回路トランジスタ形成領域においてトップ酸化膜、窒化膜、ボトム酸化膜及び犠牲酸化膜をエッチング除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成しているため、従来技術に比べて工程を短縮でき、その結果、製造コストを低減できる。また、周辺回路トランジスタ形成領域において窒化膜をエッチング除去する際に、エッチング選択比を十分にとらないことによりボトム酸化膜の一部がエッチングされてボトム酸化膜に穴が空いても、ボトム酸化膜の下に犠牲酸化膜を残しているため、半導体基板が露出することはなく、半導体基板がエッチングされることを抑制できる。これにより、前記エッチング選択比を十分にとらなくても窒化膜のエッチングが可能となる。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法においては、前記ボトム酸化膜を形成する工程と前記窒化膜を形成する工程との間に、NH雰囲気で熱処理を行う工程をさらに具備することも可能である。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法においては、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程の後に、前記メモリトランジスタ形成領域のトップ酸化膜上に第1のゲート電極を形成すると共に、前記周辺回路トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程をさらに具備することも可能である。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法においては、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程の後に、前記メモリトランジスタ形成領域のトップ酸化膜及び前記周辺回路トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜それぞれの上にポリシリコン膜を形成し、前記ポリシリコン膜をパターニングすることにより、前記メモリトランジスタ形成領域のトップ酸化膜上に前記ポリシリコン膜からなる第1のゲート電極を形成すると共に、前記周辺回路トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜上に前記ポリシリコン膜からなる第2のゲート電極を形成する工程をさらに具備することも可能である。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法においては、前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程の後に、前記第1のゲート電極及び前記第2のゲート電極それぞれの両側下の前記半導体基板にソース及びドレイン領域を形成する工程をさらに具備することも可能である。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法においては、前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程の後に、前記第1のゲート電極及び前記第2のゲート電極それぞれの両側下の前記半導体基板にLDD領域を形成し、前記半導体基板に前記LDD領域の外側に位置するソース及びドレイン領域を形成する工程をさらに具備することも可能である。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上にONO膜を形成する工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域におけるONO膜を除去することにより、前記周辺回路トランジスタ形成領域において半導体基板の表面を露出させる工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
を具備する。
上記半導体装置の製造方法によれば、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上にONO膜を形成し、周辺回路トランジスタ形成領域のONO膜のみを除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成している。このため、従来技術に比べて工程を短縮でき、その結果、製造コストを低減できる。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上に犠牲酸化膜を形成する工程と、
前記メモリトランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を除去し、前記周辺回路トランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を残す工程と、
前記メモリトランジスタ形成領域の前記半導体基板上及び前記周辺回路トランジスタ形成領域の前記犠牲酸化膜上にONO膜を形成する工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域において前記ONO膜及び前記犠牲酸化膜をエッチング除去することにより、前記周辺回路トランジスタ形成領域において半導体基板の表面を露出させる工程と、
前記周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
を具備する。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1乃至図3は、本発明の実施の形態1による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図である。この不揮発性半導体装置はMONOS型のフラッシュメモリである。
まず、図1(A)に示すように、P型のシリコン基板1に対して例えばLOCOS法によりシリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜2a〜2cを形成する。ここで、素子分離酸化膜2bにより分離された図面上左側の活性領域がメモリトランジスタ形成領域3であり、一方図面上右側の活性領域が周辺回路トランジスタ形成領域4である。次いで、シリコン基板1の表面に犠牲酸化膜5を熱酸化法により形成する。
この後、図1(B)に示すように、シリコン基板1の全面をライトエッチングすることにより犠牲酸化膜5を除去する。
次に、図1(C)に示すように、シリコン基板1の表面に膜厚が例えば3.8nmのシリコン酸化膜からなるボトム酸化膜6を形成する。このボトム酸化膜6は、1000〜1150℃程度の温度、好ましくは1100℃の温度、ドライ酸素雰囲気、760Torr程度の圧力で120秒程度の熱酸化により形成する。あるいはボトム酸化膜6を650℃〜900℃程度の温度、より好ましくは750℃〜850℃程度の温度で、ウエット酸化雰囲気の熱酸化により形成してもよい。
次いで、NH雰囲気で数分〜2時間程度、650℃〜950℃程度のアニールを行う。次いで、ボトム酸化膜6の上に減圧CVD(chemical vapor deposition)法により膜厚が例えば5.0nmの窒化膜(Si)7を堆積する。次いで、窒化膜7の上に膜厚が例えば4.0nmのシリコン酸化膜からなるトップ酸化膜(HTO)8を比較的高温で減圧CVD法により形成する。このようにしてシリコン基板1の上にはONO膜(ボトム酸化膜−窒化膜−トップ酸化膜)が形成される。
この後、図2(D)に示すように、トップ酸化膜8の上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、トップ酸化膜8上にはレジストパターン9が形成される。このレジストパターン9はメモリトランジスタ形成領域3を覆うパターンである。
次いで、レジストパターン9をマスクとしてトップ酸化膜8をドライエッチングすることにより、周辺回路トランジスタ形成領域のトップ酸化膜8が除去される。次いで、レジストパターン9をマスクとして窒化膜7をドライエッチングすることにより、周辺回路トランジスタ形成領域の窒化膜7が除去される。次いで、レジストパターン9をマスクとしてウエットエッチングすることにより、周辺回路トランジスタ形成領域のボトム酸化膜6が除去される。このようにして周辺回路トランジスタ形成領域のONO膜は除去される。
次に、図2(E)に示すように、レジストパターン9を除去し、周辺回路トランジスタ形成領域のシリコン基板1の表面に熱酸化法によりゲート酸化膜10を形成する。このようにシリコン基板1の全面にONO膜を形成し、周辺回路トランジスタ形成領域のONO膜のみを除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域にゲート酸化膜10を形成しているため、従来技術に比べて工程を短縮できる。
この後、図2(F)に示すように、トップ酸化膜8及びゲート酸化膜10を含む全面上にポリシリコン膜をCVD法により堆積する。次いで、このポリシリコン膜上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、ポリシリコン膜上にはレジストパターンが形成される。次いで、このレジストパターンをマスクとしてポリシリコン膜をパターニングすることにより、メモリトランジスタ形成領域のONO膜上にはゲート電極11が形成され、周辺回路トランジスタ形成領域のゲート酸化膜10上にはゲート電極13が形成される。このようにしてメモリトランジスタ形成領域には、ボトム酸化膜6、窒化膜7、トップ酸化膜8及びゲート電極11からなる誘電体ゲート構造12が形成され、周辺回路トランジスタ形成領域にはトランジスタのゲート電極13が形成される。
この後、図3(G)に示すように、誘電体ゲート構造12及びゲート電極13をマスクとしてシリコン基板1に低濃度不純物14をイオン注入する。これにより、メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれのLDD(lightly doped drain)領域には低濃度不純物が導入される。
次に、図3(H)に示すように、誘電体ゲート構造12及びゲート電極13を含む全面上にシリコン酸化膜をCVD法により堆積する。次いで、このシリコン酸化膜をエッチバックすることにより、誘電体ゲート構造12及びゲート電極13それぞれの両側面にサイドウォール15が形成される。
この後、誘電体ゲート構造12、ゲート電極13及びサイドウォール15をマスクとしてシリコン基板1に高濃度不純物をイオン注入し、熱処理を施して不純物を拡散させる。これにより、メモリトランジスタ形成領域3において誘電体ゲート構造12の両側面のシリコン基板1には高濃度不純物領域であるソース及びドレイン領域の拡散層16,17が形成され、その拡散層の内側には低濃度不純物領域であるLDD領域の拡散層20,21が形成される。また、周辺回路トランジスタ形成領域4においてゲート電極13の両側面のシリコン基板1には高濃度不純物領域であるソース及びドレイン領域の拡散層18,19が形成され、その拡散層の内側には低濃度不純物領域であるLDD領域の拡散層22,23が形成される。
上記の構造のMONOS型のフラッシュメモリの動作について説明する。
メモリトランジスタ形成領域3において、ONO膜は、窒化膜7中の電荷トラップや、窒化膜7とトップ酸化膜8の界面に形成された電荷トラップなどに電荷を保持する機能を持つ。ゲート電極11、シリコン基板1中のソース及びドレイン領域の拡散層16,17及びシリコン基板1に適当な電圧を印加することにより、トンネル電流が生じ、ボトム酸化膜6を通してシリコン基板1からONO膜中に電子が注入され、上記の電圧によって形成される電界により伝導し、トラップ準位に捕獲される。あるいは逆に、ボトム酸化膜6を通してONO膜中からシリコン基板1へ電子が放出される。
上記実施の形態1によれば、シリコン基板1の全面にONO膜を形成し、周辺回路トランジスタ形成領域4のONO膜のみを除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域4のシリコン基板1の表面にゲート酸化膜10を形成している。このため、従来技術に比べて工程を短縮でき、その結果、製造コストを低減できる。つまり、従来技術では、メモリトランジスタ形成領域にONO膜、ゲート電極11を形成し、周辺回路トランジスタ形成領域のONO膜を除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域にゲート酸化膜及びゲート電極を形成しているのに対し、本実施の形態では、上述したように周辺回路トランジスタ形成領域にONO膜を形成し、メモリトランジスタ形成領域にゲート酸化膜を形成した後、ONO膜及びゲート酸化膜それぞれの上にゲート電極を同時に形成しているからである。
(実施の形態2)
図4及び図5は、本発明の実施の形態2による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図であり、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付す。
図4(A)に示すように、P型のシリコン基板1に対して例えばLOCOS法によりシリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜2a〜2cを形成し、シリコン基板1の表面に犠牲酸化膜5を熱酸化法により形成する。
次に、図4(B)に示すように、犠牲酸化膜5を含む全面上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、犠牲酸化膜5上には周辺回路トランジスタ形成領域4を覆うレジストパターン24が形成される。次いで、このレジストパターン24をマスクとしてメモリトランジスタ形成領域3の犠牲酸化膜5をライトエッチングにより除去する。
この後、図4(C)に示すように、レジストパターン24を除去し、ONO膜を全面に形成する。
すなわち、メモリトランジスタ形成領域3のシリコン基板1の表面及び周辺回路トランジスタ形成領域4の犠牲酸化膜5上それぞれに膜厚が例えば3.8nmのシリコン酸化膜からなるボトム酸化膜6を形成する。ボトム酸化膜6の形成方法は実施の形態1と同様である。次いで、NH雰囲気で数分〜2時間程度、650℃〜950℃程度のアニールを行う。この際、周辺回路トランジスタ形成領域は犠牲酸化膜5で覆われているため、NHなどの影響を受け難い。次いで、ボトム酸化膜6の上に減圧CVD法により膜厚が例えば5.0nmの窒化膜(Si)7を堆積する。次いで、窒化膜7の上に膜厚が例えば4.0nmのシリコン酸化膜からなるトップ酸化膜(HTO)8を比較的高温で減圧CVD法により形成する。このようにしてシリコン基板1の上にはONO膜(ボトム酸化膜−窒化膜−トップ酸化膜)が形成される。
この後、図5(D)に示すように、トップ酸化膜8の上にメモリトランジスタ形成領域3を覆うレジストパターン9を形成する。
次いで、図5(E)に示すように、レジストパターン9をマスクとしてトップ酸化膜8をドライエッチングすることにより、周辺回路トランジスタ形成領域のトップ酸化膜8が除去される。
次に、レジストパターン9をマスクとして窒化膜7をドライエッチングすることにより、周辺回路トランジスタ形成領域の窒化膜7が除去される。この際のドライエッチング条件は、窒化膜7とボトム酸化膜6でエッチング選択比を十分にとり、ボトム酸化膜6がエッチングされないような条件が本来なら好ましいが、本実施の形態では、このエッチング選択比を十分にとらなくても窒化膜7のエッチングが可能である。つまり、前記エッチング選択比を十分にとらない条件で窒化膜7をエッチングすると、窒化膜7と共にボトム酸化膜6が一部エッチングされてしまうが、周辺回路トランジスタ形成領域にはボトム酸化膜の下に犠牲酸化膜5を残しているため、ボトム酸化膜に穴が空いてもシリコン基板が露出することはなく、シリコン基板がエッチングされることを抑制できる。従って、前記エッチング選択比の大小があまり問題とならないので、エッチング条件のマージンを大きくすることができ、エッチング工程が容易となる。
この後、図5(F)に示すように、レジストパターン9をマスクとしてウエットエッチングすることにより、周辺回路トランジスタ形成領域のボトム酸化膜6及び犠牲酸化膜5が除去される。このようにして周辺回路トランジスタ形成領域のONO膜及び犠牲酸化膜5は除去される。
次の工程は、実施の形態1の図2(E)乃至図3(H)に示す工程と同様であるので、説明を省略する。
上記実施の形態2においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
すなわち、シリコン基板1の全面にONO膜を形成し、周辺回路トランジスタ形成領域4のONO膜のみを除去した後、周辺回路トランジスタ形成領域4のシリコン基板1の表面にゲート酸化膜を形成しているため、従来技術に比べて工程を短縮でき、その結果、製造コストを低減できる。
また、本実施の形態では、周辺回路トランジスタ形成領域において窒化膜7をドライエッチングする際に、エッチング選択比を十分にとらないことによりボトム酸化膜6の一部がエッチングされてボトム酸化膜6に穴が空いても、ボトム酸化膜6の下に犠牲酸化膜5を残しているため、シリコン基板が露出することはなく、シリコン基板がエッチングされることを抑制できる。これにより、前記エッチング選択比を十分にとらなくても窒化膜7のエッチングが可能となる。従って、エッチング条件のマージンを大きくすることができ、エッチング工程が容易となる。
また、周辺回路トランジスタ形成領域はONO膜の成膜時に犠牲酸化膜5で覆われているので、NHなどの影響を受け難いという利点もある。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態1による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明の実施の形態1による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明の実施の形態1による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明の実施の形態2による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明の実施の形態2による不揮発性半導体装置の製造方法を示す断面図。
符号の説明
1…シリコン基板、2a〜2c…素子分離絶縁膜、3…メモリトランジスタ形成領域、4…周辺回路トランジスタ形成領域、5…犠牲酸化膜、6…ボトム酸化膜、7…窒化膜、8…トップ酸化膜、9…レジストパターン、10…ゲート酸化膜、11…ゲート電極、12…誘電体ゲート構造、13…ゲート電極、14…低濃度不純物、15……サイドウォール、16〜19…ソース及びドレイン領域、20〜23…LDD領域、24…レジストパターン

Claims (7)

  1. メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上に犠牲酸化膜を形成する工程と、
    前記メモリトランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を除去し、前記周辺回路トランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を残す工程と、
    前記メモリトランジスタ形成領域の前記半導体基板上及び前記周辺回路トランジスタ形成領域の前記犠牲酸化膜上にボトム酸化膜を形成する工程と、
    前記ボトム酸化膜上に窒化膜を形成する工程と、
    前記窒化膜上にトップ酸化膜を形成する工程と、
    前記周辺回路トランジスタ形成領域において前記トップ酸化膜をエッチング除去し、前記窒化膜をエッチング除去し、前記ボトム酸化膜及び前記犠牲酸化膜をエッチング除去することにより、前記周辺回路トランジスタ形成領域において半導体基板の表面を露出させる工程と、
    前記周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    を具備する半導体装置の製造方法。
  2. 前記ボトム酸化膜を形成する工程と前記窒化膜を形成する工程との間に、NH雰囲気で熱処理を行う工程をさらに具備する請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程の後に、前記メモリトランジスタ形成領域のトップ酸化膜上に第1のゲート電極を形成すると共に、前記周辺回路トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程をさらに具備する請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程の後に、前記メモリトランジスタ形成領域のトップ酸化膜及び前記周辺回路トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜それぞれの上にポリシリコン膜を形成し、前記ポリシリコン膜をパターニングすることにより、前記メモリトランジスタ形成領域のトップ酸化膜上に前記ポリシリコン膜からなる第1のゲート電極を形成すると共に、前記周辺回路トランジスタ形成領域のゲート絶縁膜上に前記ポリシリコン膜からなる第2のゲート電極を形成する工程をさらに具備する請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程の後に、前記第1のゲート電極及び前記第2のゲート電極それぞれの両側下の前記半導体基板にソース及びドレイン領域を形成する工程をさらに具備する請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程の後に、前記第1のゲート電極及び前記第2のゲート電極それぞれの両側下の前記半導体基板にLDD領域を形成し、前記半導体基板に前記LDD領域の外側に位置するソース及びドレイン領域を形成する工程をさらに具備する請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  7. メモリトランジスタ形成領域及び周辺回路トランジスタ形成領域それぞれの半導体基板上に犠牲酸化膜を形成する工程と、
    前記メモリトランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を除去し、前記周辺回路トランジスタ形成領域の犠牲酸化膜を残す工程と、
    前記メモリトランジスタ形成領域の前記半導体基板上及び前記周辺回路トランジスタ形成領域の前記犠牲酸化膜上にONO膜を形成する工程と、
    前記周辺回路トランジスタ形成領域において前記ONO膜及び前記犠牲酸化膜をエッチング除去することにより、前記周辺回路トランジスタ形成領域において半導体基板の表面を露出させる工程と、
    前記周辺回路トランジスタ形成領域の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    を具備する半導体装置の製造方法。
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