JP3724508B2 - プリンタ及びledプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プリンタ及びLEDプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、光源としてLEDアレイを用いるプリンタにおいては、LEDヘッドを発光させて感光体ドラムを露光するようになっている。該感光体ドラムは帯電器によって所定の電位に帯電させられ、感光体ドラム上に印刷データに対応して露光が行われて静電潜像が形成される。そして、該静電潜像は現像器によって現像され、現像によって形成されたトナー像は転写器によって用紙に転写される。
【0003】
図2は従来のLEDプリンタのブロック図である。
図において、プリンタ装置11は、機能上コントローラ部12とプリンタ部13に大別される。上記コントローラ部12はパーソナルコンピュータなどの上位装置から印刷データを受けるインタフェース部14、主制御部15、圧縮伸長部16a、ドット密度を変更するための密度変換部16b及びグラフィックス制御部16cを有する。
【0004】
また、主制御部15にはページメモリ、フォームズデータメモリ、外字フォント等の拡張RAM17a、各種エミュレーションのためのプログラムメモリ17b及び各種フォントを格納する拡張フォントメモリ17cを接続することができるようになっている。
上記主制御部15は、常駐メモリ(RAM)18a、ラスタバッファメモリ(RAM)18b、プリンタインタフェース(ビデオインタフェース)部18c及び文字パターンを格納する常駐フォントメモリ(ROM)18dから成り、上記常駐メモリ18aはデータ処理を行うためのワーキングメモリ、ドット情報に展開された印刷パターンを格納するページバッファ、フォームズデータメモリ、外字登録メモリから成る。
【0005】
また、プリンタ部13は、電子写真プロセス部から成るプリンタ機構部20、給紙ユニット21、用紙排出ユニット22、プリンタ制御部23及び操作パネル24を有する。
上記構成のLEDプリンタにおいて、インタフェース部14を介して上位装置から送られた印刷データは、主制御部15内の図示しないマイクロプロセッサの指令によってドット列から成る1ページ分の印刷データに展開され、ラスタバッファメモリ18bにイメージデータとして格納される。
【0006】
そして、上記ラスタバッファメモリ18bに格納されたイメージデータは、プリンタインタフェース部18cによってプリンタ制御部23に送られ、プリンタ部13はイメージデータによってプリンタ機構部20のLEDヘッドを駆動して印刷を行う。
図3はプリンタインタフェース部の動作を示すタイムチャートである。
【0007】
図において、PRINT−N信号はコントローラ部12(図2)がプリンタ部13に対して1ページ分の印刷の開始を指令するための信号、FSYNC−N信号はビデオ信号の副走査信号であり、用紙の先端から終端までの位置を示して印刷データの送出を要求するために、プリンタ部13からコントローラ部12に送出される信号である。LSYNC−N信号はビデオ信号の主走査同期信号、LGATE−N信号は印刷の横方向の1ライン分のデータが有効であることを示すためにプリンタ部13からコントローラ部12に送出される信号である。また、WDATA−N信号は印刷のドットの有無をオン・オフで示す信号であり、コントローラ部12からプリンタ部13に送出される。WDATA−N信号は、WCLK−N信号の立下がりエッジに同期している。
【0008】
上記WCLK−N信号はクロック信号であり、上記WDATA−N信号を転送するためにプリンタ部13からコントローラ部12に送出される。
図4は従来のLEDプリンタによる印刷例を示す図、図5は従来のLEDプリンタによる他の印刷例を示す図である。図の(a)は300DPI(1インチ当たり300ドット)のデータを、(b)は印刷タイミングとLEDヘッド駆動エネルギを、(c)は実印刷イメージを示している。
【0009】
ラスタバッファメモリ18bには、図4,5の(a)に示すように縦(印刷)方向及び横(ラスタ)方向に300DPIで印刷データが形成されていて、該印刷データに対応する印刷タイミングで(b)に示すようなLEDヘッド駆動エネルギがLEDヘッドに印加されるようになっている。LEDヘッドには多数のLED素子が配列されているが、図の○印は該LED素子に対してLEDヘッド駆動エネルギが加えられたドットを示す。各LED素子に選択的にLEDヘッド駆動エネルギが加えられると、(c)に示すような実印刷イメージが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のLEDプリンタにおいては、印刷の解像度はLEDヘッドを構成するLEDアレイの各LED素子の配列密度によって決定され、1インチ当たり300ドットの構成のLEDアレイを用いた場合には、実印刷イメージでは斜線部に段差が形成され、ギザギザ感が残る印刷となり、印刷品位が低下してしまう。
【0011】
本発明は、従来のプリンタの問題点を解決して、斜線部のギザギザ感を無くし、印刷品位を向上させることができるプリンタ及びLEDプリンタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のプリンタにおいては、装置固有の第1の解像度でドットの形成が可能な印刷ヘッドと、上位装置から上記第1の解像度の2倍の解像度を有する第2の解像度で受信した印刷データを、上記第2の解像度の2値のビデオ信号に編集する編集手段と、上記第2の解像度の2値のビデオ信号を、上記第1の解像度のライン上に対応するビデオ信号d2i、及び該ビデオ信号d2iとそれぞれ隣接するビデオ信号d2i-1、d2i+1を含むビデオ信号のドットの有無によって、上記第1の解像度のライン上に作成される多値の階調データDiに変換する擬似階調回路と、上記多値の階調データDiを上記印刷ヘッドに転送する転送手段とを有する。
【0013】
そして、上記印刷ヘッドは、上記転送手段によって転送された多値の階調データDiに対応する駆動エネルギで印刷する。
【0014】
【作用】
本発明によれば、上記のように、プリンタにおいては、装置固有の第1の解像度でドットの形成が可能な印刷ヘッドと、上位装置から上記第1の解像度の2倍の解像度を有する第2の解像度で受信した印刷データを、上記第2の解像度の2値のビデオ信号に編集する編集手段と、上記第2の解像度の2値のビデオ信号を、上記第1の解像度のライン上に対応するビデオ信号d2i、及び該ビデオ信号d2iとそれぞれ隣接するビデオ信号d2i-1、d2i+1を含むビデオ信号のドットの有無によって、上記第1の解像度のライン上に作成される多値の階調データDiに変換する擬似階調回路と、上記多値の階調データDiを上記印刷ヘッドに転送する転送手段とを有する。
【0015】
そして、上記印刷ヘッドは、上記転送手段によって転送された多値の階調データDiに対応する駆動エネルギで印刷する。
【0016】
この場合、擬似階調回路は、第2の解像度のビデオ信号を受けると第1の解像度の多値の階調データDiに変換する。そして、転送手段は多値の階調データDiを印刷ヘッドに転送する。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示すLEDプリンタのブロック図、図6は本発明の実施例を示すLEDプリンタにおける印刷データ受信回路のブロック図、図7は本発明の実施例を示すLEDプリンタにおける印刷データ受信回路のタイムチャートである。
【0018】
図において、25はコントローラ部、26は該コントローラ部25内に設けられるとともに600DPIの解像度を有するラスタバッファメモリ、27はCPUである。また、28はコントローラ部25と接続されるプリンタ部、29は該プリンタ部28のCPU、30はI/Oポート、31aはトランジスタ、31b,31cはドライバである。上記トランジスタ31aはファン32aを、ドライバ31bはドラムモータ32bを、ドライバ31cはレジストモータ32cを駆動する。35aはROM、35bはRAMである。
【0019】
36はCPU36aを内蔵する操作パネル、52は多数のLED素子を配列するとともに、300DPIの解像度を有するLEDヘッド、38aはコントローラ部25及びプリンタ部28の電源となる低圧電源、38bはプリンタ機構部39の電源となる高圧電源である。
上記プリンタ機構部39は転写ユニット39a、チャージユニット39b、分圧器39c、帯電器のグリッド39d、現像器39e及び定着器39fから成る。このうち転写ユニット39a、チャージユニット39b、分圧器39c、帯電器のグリッド39d及び現像器39eは高圧電源38bに、定着器39fは低圧電源38aに接続される。
【0020】
また、40aはカセットサイズセンサ、40bは用紙センサ、40cは給紙センサ、40dは排紙センサ、40eはトナー残量検知センサ、40fは温度センサであり、それぞれ上記I/Oポート30に接続されている。
このように、上記プリンタ部28は、CPU29、プログラムメモリを構成するROM35a、レジスタメモリを構成するRAM35b、I/Oポート30、図示しないタイマ等を有しているが、これらと同等の機能を有するロジック回路で構成することができる。そして、コントローラ部25から制御信号a及びビデオ信号bを受けると、CPU29はプリンタ部28全体をシーケンス制御して印刷動作を行う。
【0021】
ここで、本実施例においては、プリンタ部28のLEDヘッド52におけるラスタ方向の解像度は300DPI、プリンタ部28がコントローラ部25から受信するビデオ信号bは600DPIであり、実際の印刷するイメージをラスタ方向において300DPIで、印刷方向において600DPIで印刷する場合について説明する。
【0022】
用紙が印刷可能位置に到達すると、上記CPU29はコントローラ部25に対して図示しないタイミング信号(副走査信号、主走査同期信号を含む。)を送信し、ビデオ信号bを受信する。
この時、コントローラ部25において編集された1ページ分の600DPIのビデオ信号bが、図6及び図7に示すように擬似階調回路53に入力されると、隣接する3ドットのデータに基づいて擬似的な階調データDn となり、LEDヘッド52へと転送される。
【0023】
図6において、WDATA−N信号はコントローラ部25から送られてくる600DPIのドットの有無を示すもので、WCLK−N信号はWDATA−N信号の同期用クロック信号である。WDATA−N信号はインバータ回路INVにおいて、信号論理が変換された後フリップフロップ回路FF1,FF2,FF3に順次転送される。そして、各フリップフロップ回路FF1,FF2,FF3のそれぞれの出力信号であるデータd2i+1,d2i,d2i-1はそれぞれ隣接する3ドットのデータであり、ラスタ方向に600DPIで配列される。
【0024】
データd2i+1,d2i,d2i-1が入力されると擬似階調回路53はデータd2i+1,d2i,d2i-1を複数ビット幅を持つ階調データDn に変換し、LEDヘッド52に対して出力する。45はタイミング制御回路、46は2分周回路であり、HDCK信号はLEDヘッド52に階調データDn を転送するためのクロック信号であり、WCLK−N信号をビデオ信号bと階調データDn の両ドット密度の比で分周することによって形成される。したがって、上記ビデオ信号bが2回出力されるたびに上記HDCK信号がLEDヘッド52に1回入力され、そのタイミングで擬似階調回路53からLEDヘッド52に階調データDn が転送される。
【0025】
図7に示すように、データd2i+1,d2i,d2i-1がそれぞれd2 ,d1 ,d0 であるとき階調データDn のデータがD1 となり、該データDn がLEDヘッド52に転送される。
そして、LEDヘッド52への転送はデータDn (D1 ,D3 ,D5 等)のタイミングで発生し、コントローラ部25からのビデオ信号bが600DPIから300DPIに変換される。
【0026】
一方、コントローラ部25からのビデオ信号bが2値データであったのに対し、LEDヘッド52に転送される階調データDn は多値データに変換される。
そして、LEDヘッド52に転送された階調データDn は1ライン分のデータの転送が完了した後LEDヘッド52の内部においてラッチされ、各LED素子が駆動されて感光体ドラムに静電潜像が形成される。
【0027】
図8は本発明のLEDプリンタにおける階調制御回路のブロック図、図9は本発明のLEDプリンタにおけるLEDドライバICチップのブロック図、図10はLEDドライバICチップのデクリメント回路の真理値表を示す図である。この場合、一つのLEDドライバICチップによって4個のLED素子が駆動されるものとして説明する。
【0028】
図8において、51はLEDドライバICチップであり、該LEDドライバICチップ51がK個接続されてLEDヘッド52が構成されている。53は該LEDヘッド52に接続される擬似階調回路であり、階調データDn をLEDヘッド52に出力する。該階調データDn は、ドット数Nだけのデータから成るデータ列を有しており、各データ列の階調データDn はMビット構成になっている。
【0029】
次に、図9に基づきLEDドライバICチップ51について説明する。
図において、54〜57はM個のフリップフロップ回路から成り、Mビットの階調データDn を保持し、それをパラレルにシフトしていくためのラッチ回路、58〜61はセレクタ回路、63〜66は該セレクタ回路58〜61からの出力を受けるラッチ回路、68はラッチ回路66とセレクタ回路58の間に接続されたデクリメント回路である。また、69は上記各ラッチ回路54〜57,63〜66及びセレクタ回路58〜61のタイミングを制御するタイミング制御回路、71〜74はMビットの階調データDn の論理和を採るためのOR回路、75は該OR回路71〜74の出力を受けるラッチ回路、76〜79はAND回路、81はLEDアレイである。
【0030】
上記構成のLEDドライバICチップ51において、擬似階調回路53(図8)から読み出されたMビットの階調データDn はラッチ回路54に入力される。該ラッチ回路54はM個のフリップフロップ回路で構成されており、外部から入力された階調データDn を保持する。上記ラッチ回路54の出力はラッチ回路55に入力され、該ラッチ回路55の出力はラッチ回路56に入力され、該ラッチ回路56の出力はラッチ回路57に入力される。タイミング制御回路69のクロック信号を受け、上記ラッチ回路54〜57は外部から入力されたMビットの階調データDn をパラレルにシフトしていく。そして、上記タイミング制御回路69からN個のクロック信号が出力されると、ドット数Nだけのデータ列を構成する階調データDn のすべてのデータは、それぞれ各LEDドライバICチップ51内のラッチ回路54〜57に保持される。
【0031】
58はMビットの入力を2組、Mビットの出力を1組持つセレクタ回路である。また、59〜61も同様のセレクタ回路である。63は上記セレクタ回路58のMビットの出力を一時保持しておくためのラッチ回路である。64〜66も同様のラッチ回路であり、それぞれセレクタ回路59〜61の出力を一時保持する。そして、最終段のラッチ回路66のMビットの出力は、デクリメント回路68に入力されており、該デクリメント回路68のMビットの出力はセレクタ回路58に入力されている。上記セレクタ回路58〜61のもう一つのMビットの入力はそれぞれ上記ラッチ回路54〜57の出力である。
【0032】
また、OR回路71〜74はそれぞれラッチ回路63〜66のMビットの出力を受け、Mビットの階調データDn の論理和を採り、ラッチ回路75に出力する。この場合、1チップ当たり4ドット幅を有するLEDドライバICチップ51を例としているので、上記ラッチ回路75のビット数は4である。上記ラッチ回路75の四つの出力信号はAND回路76〜79にそれぞれ出力され、該AND回路76〜79のもう一つの入力端子にはSTB信号が入力される。そして、AND回路76〜79の出力はLEDアレイ81の各LED素子を駆動して点灯する。
【0033】
図10において、階調データDn は2ビットとされ、階調数は22 =4となる。この場合、デクリメント回路68に‘0’,‘1’,‘2’,‘3’が入力されると、出力はそれぞれ‘0’,‘0’,‘1’,‘2’となる。図中の数字は、16進数表示されている。
図11は22 階調2ドット幅のLEDドライバICチップの回路図である。
【0034】
図において、Dn1,Dn0は外部から入力される階調データDn (図6)のデータ列を構成するデータであり、データDn1はMSB(最上位ビット)、データDn0はLSB(最下位ビット)である。一方、データDn1′,Dn0′は次段のLEDドライバICチップ51への出力信号であり、次段のLEDドライバICチップ51におけるデータDn1,Dn0となる。
【0035】
1 ,d0 は図の右端から出力され、循環して左側のデクリメント回路82の入力部に再入力されるデクリメント信号であり、デクリメント信号d1 がMSB、デクリメント信号d0 がLSBである。
11, 10,Q21, 20, 11, 10, 21, 20はフリップフロップ回路である。フリップフロップ回路Q11,Q10で2ビットのラッチ回路83を構成しており、フリップフロップ回路Q21, 20も同様にラッチ回路84を構成している。そして、ラッチ回路83,84によって2ビットで2段のパラレルシフトレジスタを構成している。また、上記フリップフロップ回路q11, 10及びフリップフロップ回路q21, 20も同様にそれぞれ2ビットのラッチ回路85,86を構成している。該ラッチ回路85,86の入力データ端子の前段には、それぞれセレクタ回路87,88が接続されており、その一方の入力データ端子はラッチ回路83,84の出力端子に接続されている。上記ラッチ回路85,86の出力はそれぞれOR回路91,92を通り、ラッチ素子L1 ,L2 に入力される。そして、ラッチ素子L1 ,L2 の出力は、STB信号と論理積された後、LED素子93,94を駆動し発光させる。
【0036】
図12は図11のLEDドライバICチップを2個接続した場合の動作を示すタイムチャートである。
階調データDn は擬似階調回路53(図6)から読み出された2ビットのデータである。該階調データDn の中の数字は階調を示すデータ列から成る各データであって、LEDヘッド52の動作に伴い階調データDn の変化する様子を示している。また、CLK1,CLK2は各フリップフロップ回路q11, 10, 21, 20, 11, 10,Q21, 20へ供給されるクロック信号である。
【0037】
ここで、4ドット分の階調データDn のデータ列が例えば1,2,3,2である場合、上記クロック信号CLK2が4パルス発生すると、そのたびに階調データDn の各データがラッチ回路83,84(図11)で構成されるパラレルシフトレジスタに入力され、各クロックのタイミングで順次転送される。
すなわち、フリップフロップ回路Q11,Q10によって保持されるデータdot1は順次1,2,3,2と変化し、フリップフロップ回路Q21,Q20によって保持されるデータdot2、図示しないフリップフロップ回路Q31,Q30によって保持されるデータdot3、図示しないフリップフロップ回路Q41,Q40によって保持されるデータdot4も1クロックずつ遅れて順次1,2,3,2と変化する。4ドット分のデータの転送が完了すると、LD−P信号が発生してセレクタ回路87,88に入力され、これによってフリップフロップ回路Q11, 10,Q21, 20に保持されているデータは、それぞれフリップフロップ回路q11, 10, 21, 20に転送される。
【0038】
すなわち、フリップフロップ回路q11,q10によって保持されるデータdot1、フリップフロップ回路q21,q20によって保持されるデータdot2、図示しないフリップフロップ回路q31,q30によって保持されるデータdot3、図示しないフリップフロップ回路q41,q40によって保持されるデータdot4は、この時点でそれぞれ2,3,2,1となる。
【0039】
次いで、ET 信号がオンとなって、デクリメント回路82に入力されると、次のクロックのタイミングでフリップフロップ回路q21, 20が保持していたデータは、図10の真理値表のように変換され、フリップフロップ回路q11,q10に入力されるデータとなる。該フリップフロップ回路q11,q10に保持されていたデータはそのままフリップフロップ回路q21, 20に入力される。
【0040】
この時、フリップフロップ回路q11,q10によって保持されるデータdot1、フリップフロップ回路q21,q20によって保持されるデータdot2、フリップフロップ回路q31,q30によって保持されるデータdot3、フリップフロップ回路q41,q40によって保持されるデータdot4は、この時点でそれぞれ2,2,0,2となる。
【0041】
この結果、2クロック後にはデータdot1,dot2,dot3,dot4はET 信号がオンする以前の値からすべて更新され、図10の真理値表のようにデクリメントされた値となり、フリップフロップ回路q11,q10によって保持されるデータdot1、フリップフロップ回路q21,q20によって保持されるデータdot2、フリップフロップ回路q31,q30によって保持されるデータdot3、フリップフロップ回路q41,q40によって保持されるデータdot4は、それぞれ1,2,1,0となる。
【0042】
このように、フリップフロップ回路q11,q10によって保持されるデータdot1、フリップフロップ回路q21,q20によって保持されるデータdot2、フリップフロップ回路q31,q30によって保持されるデータdot3、フリップフロップ回路q41,q40によって保持されるデータdot4は、2クロックのタイミングごとにそれぞれが図10の真理値表に示すような値にデクリメントされる。
【0043】
そして、上記フリップフロップ回路q11,q10及びフリップフロップ回路q21, 20の出力はそれぞれOR回路91,92を介して、ラッチ回路L1 ,L2 に送られてラッチすると、出力信号dot1(L1),dot2(L2)が得られる。この出力信号dot1(L1)〜dot4(L4)は、上記フリップフロップ回路q11,q10によって保持されるデータdot1、フリップフロップ回路q21,q20によって保持されるデータdot2、フリップフロップ回路q31,q30によって保持されるデータdot3、フリップフロップ回路q41,q40によって保持されるデータdot4の値に対応してオンになる時間が変化し、上記各データdot1〜dot4がデクリメントされるのに伴い短くなる。
【0044】
すなわち、出力信号dot1(L1)〜dot4(L4)は、入力された階調データDn のデータ列1,2,3,2に対応したパルス幅を有するものとなっており、この出力信号dot1(L1)〜dot4(L4)によってLED素子93,94を駆動することによって階調印字が可能となる。
上記実施例においては、出力信号dot1(L1)〜dot4(L4)がオンになって、LED素子93,94が発光して階調印字が実行されている間に、次の印刷ラインについてデータ列2,3,2,1から成る階調データDn の入力が行われ、それぞれのデータが、順次フリップフロップ回路Q11,Q10, Q21,Q20,Q31,Q30,Q41,Q40によって保持される。これらデータは、LD−P信号が入力されるまで、フリップフロップ回路q11,q10, q21,q20,q31,q30,q41,q40には移動しないで待機している。
【0045】
このように、LED素子93,94の発光による階調印字の実行中に次の印刷ラインの階調データDn の入力を並行して行うことができる。
上記構成のLEDプリンタにおいては、600DPIの元データに対して300DPIの擬似的な階調データDn を作成し、LEDヘッド52によってLED素子93,94の駆動時間を階調数に対応して制御する。
【0046】
したがって、LED素子93,94の駆動時間と感光体ドラムのLEDヘッド駆動エネルギが比例するため、階調数に比例したLEDヘッド駆動エネルギが感光体ドラムに与えられ、形成される静電潜像のドット面積が変化することになる。
ラスタ方向における300DPIの階調データDn の各データDX は次の式(1)によって作成される。
【0047】
X =(d2i)×2+(d2i-1∪d2i+1)×1 …(1)
ここで、「∪」は論理和、「×」は算術積、「+」は算術和を表す記号である。
図13は本発明の実施例を示すLEDプリンタにおける擬似階調回路の論理回路図である。
【0048】
図において、99はOR回路であり、データDX は2ビット構成になっていて、データDX1がMSBに、データDX0がLSBになる。
図14は本発明のLEDプリンタによる印刷例を示す図、図15は本発明のLEDプリンタによる他の印刷例を示す図である。図の(a)は600DPIのデータを、(b)は印刷タイミングとLEDヘッド駆動エネルギを、(c)は実印刷イメージを示している。
【0049】
図の(a)における各○印は600DPIのデータの位置を示し、縦線上にあるものは各LED素子に対応するデータの位置を、縦線間にあるものは各LED素子に対応しないデータの位置を示す。
上記600DPIのデータに基づいて印刷を行うに当たり、(a)における隣接する3ドットのデータに基づいて上記式(1)から階調データDn が作成される。この場合、(a)の縦線上にある○印のデータをd2iとし、縦線間にある○印のデータをd2i+1,d2i-1として、上記式(1)の演算を行う。
【0050】
したがって、図14の(a)に示すように、縦線上に○印があって、隣接する縦線間のいずれかに○印がある場合は、3倍のLEDヘッド駆動エネルギが、図15の(a)に示すように、縦線上に○印があって、隣接する縦線間のいずれにも○印がない場合は、2倍のLEDヘッド駆動エネルギが、縦線上に○印がなく隣接する縦線間のいずれかに○印がある場合は、1倍のLEDヘッド駆動エネルギが各LED素子に印加される。
【0051】
このように、各LED素子が、階調データに対応する駆動エネルギで選択的に駆動されるので、駆動エネルギの大小によって静電潜像のドット面積が変わり、斜線部に段差が形成されることがなくなる。
したがって、斜線部のギザギザ感を無くし、印刷品位を向上させることができる。
また、静電潜像を形成するためにLEDヘッド52が使用され、該LEDヘッド52に階調データDn を転送して駆動エネルギを変えることによって、印刷方向での解像度を高くすることができるので、レーザを使用する場合のようにスキャン周期を増加する必要がなくなり、構成を簡素化することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、プリンタにおいては、装置固有の第1の解像度でドットの形成が可能な印刷ヘッドと、上位装置から上記第1の解像度の2倍の解像度を有する第2の解像度で受信した印刷データを、上記第2の解像度の2値のビデオ信号に編集する編集手段と、上記第2の解像度の2値のビデオ信号を、上記第1の解像度のライン上に対応するビデオ信号d2i、及び該ビデオ信号d2iとそれぞれ隣接するビデオ信号d2i-1、d2i+1を含むビデオ信号のドットの有無によって、上記第1の解像度のライン上に作成される多値の階調データDiに変換する擬似階調回路と、上記多値の階調データDiを上記印刷ヘッドに転送する転送手段とを有する。
【0053】
そして、上記印刷ヘッドは、上記転送手段によって転送された多値の階調データDiに対応する駆動エネルギで印刷する。
【0054】
この場合、印刷ヘッドは多値の階調データDiに対応する駆動エネルギで印刷するので、駆動エネルギの大小によって静電潜像のドット面積が変わり、斜線部に段差が形成されることがなくなる。
したがって、斜線部のギザギザ感を無くし、印刷品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すLEDプリンタのブロック図である。
【図2】従来のLEDプリンタのブロック図である。
【図3】プリンタインタフェース部の動作を示すタイムチャートである。
【図4】従来のLEDプリンタによる印刷例を示す図である。
【図5】従来のLEDプリンタによる他の印刷例を示す図である。
【図6】本発明の実施例を示すLEDプリンタにおける印刷データ受信回路のブロック図である。
【図7】本発明の実施例を示すLEDプリンタにおける印刷データ受信回路のタイムチャートである。
【図8】本発明のLEDプリンタにおける階調制御回路のブロック図である。
【図9】本発明のLEDプリンタにおけるLEDドライバICチップのブロック図である。
【図10】LEDドライバICチップのデクリメント回路の真理値表を示す図である。
【図11】22 階調2ドット幅のLEDドライバICチップの回路図である。
【図12】図11のLEDドライバICチップを2個接続した場合の動作を示すタイムチャートである。
【図13】本発明の実施例を示すLEDプリンタにおける擬似階調回路の論理回路図である。
【図14】本発明のLEDプリンタによる印刷例を示す図である。
【図15】本発明のLEDプリンタによる他の印刷例を示す図である。
【符号の説明】
28 プリンタ部
25 コントローラ部
52 LEDヘッド
53 擬似階調回路
68 デクリメント回路
69 タイミング制御回路
81 LEDアレイ

Claims (2)

  1. (a)装置固有の第1の解像度でドットの形成が可能な印刷ヘッドと、
    (b)上位装置から上記第1の解像度の2倍の解像度を有する第2の解像度で受信した印刷データを、上記第2の解像度の2値のビデオ信号に編集する編集手段と、
    (c)上記第2の解像度の2値のビデオ信号を、上記第1の解像度のライン上に対応するビデオ信号d 2i 、及び該ビデオ信号d 2i とそれぞれ隣接するビデオ信号d 2i-1 、d 2i+1 を含むビデオ信号のドットの有無によって、上記第1の解像度のライン上に作成される多値の階調データDiに変換する擬似階調回路と、
    (d)上記多値の階調データDiを上記印刷ヘッドに転送する転送手段とを有するとともに、
    (e)上記印刷ヘッドは、上記転送手段によって転送された多値の階調データDiに対応する駆動エネルギで印刷することを特徴とするプリンタ。
  2. (a)複数のLED素子の配列密度によって決定される装置固有の第1の解像度でドットの形成が可能な印刷ヘッドと、
    (b)上位装置から上記第1の解像度の2倍の解像度を有する第2の解像度で受信した印刷データを、上記第2の解像度の2値のビデオ信号に編集する編集手段と、
    (c)上記第2の解像度の2値のビデオ信号を、上記第1の解像度のライン上に対応するビデオ信号d 2i 、及び該ビデオ信号d 2i とそれぞれ隣接するビデオ信号d 2i-1 、d 2i+1 を含むビデオ信号のドットの有無によって、上記第1の解像度のライン上に作成される多値の階調データDiに変換する擬似階調回路と、
    (d)上記多値の階調データDiを上記印刷ヘッドに転送する転送手段とを有するとともに、
    (e)上記印刷ヘッドは、上記転送手段によって転送された多値の階調データDiに対応する駆動エネルギで印刷することを特徴とするLEDプリンタ。
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