JP3724476B2 - 燃料電池システム、電気機器、およびカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システム、電気機器、およびカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、燃料極および酸化剤極と、これらの間に設けられた電解質から構成され、燃料極には燃料が、酸化剤極には酸化剤が供給されて電気化学反応により発電する。燃料としては、一般的には水素が用いられるが、近年、安価で取り扱いの容易なメタノールを燃料として直接利用する直接型の燃料電池の開発も盛んに行われている。
【0003】
燃料として水素を用いた場合、燃料極での反応は以下の式(1)のようになる。
3H2 → 6H+ + 6e− (1)
【0004】
燃料としてメタノールを用いた場合、燃料極での反応は以下の式(2)のようになる。
CH3OH + H2O → 6H+ + CO2 + 6e− (2)
【0005】
また、いずれの場合も、酸化剤極での反応は以下の式(3)のようになる。
3/2O2 + 6H+ + 6e− → 3H2O (3)
【0006】
とくに、直接型の燃料電池では、メタノール水溶液から水素イオンを得ることができるので、改質器等が不要になり、小型化および軽量化を図ることができる。また、液体のメタノール水溶液を燃料とするため、エネルギー密度が非常に高いという特徴がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−102069号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような液体燃料を用いる燃料電池は、液体燃料を補給することによって繰り返し使用される。しかし、液体燃料を用いる燃料電池を電気機器に搭載する場合、液体燃料を補給する際、または燃料注入口からの燃料漏れにより、燃料が電気機器の部品に付着して、電気機器が正常に作動しなくなるおそれがある。また、燃料補給時に燃料が漏れ出して使用者に付着して、不快感を与えるという問題もある。また、燃料極で発生する水素イオンの伝導性を上昇させるために液体燃料にアルカリを加えることもある。このような場合のように、使用する液体燃料の種類によっては、燃料が使用者に付着しないようにするのが好ましい。
【0009】
本発明は上記事情を踏まえてなされたものであり、液体燃料を用いる燃料電池において、液体燃料の漏れを防ぐことを目的とする。本発明の別の目的は、液体燃料を用いる燃料電池において、簡便な機構で液体燃料の漏れを防ぐことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、燃料極を有する燃料電池本体と、
液体燃料を収容する燃料タンクと、
前記燃料タンクに外部から液体燃料を補給するための燃料注入口と、
前記燃料注入口に嵌め込まれる部分を有するカートリッジと、を少なくとも備えた燃料電池システムであって、
前記燃料注入口の周囲に、前記カートリッジに対向するように露出した第一の燃料吸収部材を設けたことを特徴とする燃料電池システムが提供される。
【0011】
燃料吸収部材としては、燃料中に含まれる成分に対する吸収性が高く、およびこれらの成分に対する耐薬品性に優れた材料が好ましく用いられる。また、燃料吸収部材は、吸収した燃料を良好に保持することのできるものが好ましい。このようにすれば、燃料タンクに燃料を注入する際に、燃料が漏れ出しても、燃料は燃料吸収部材に速やかに吸収されるので、燃料タンクの周囲が汚染されるのを防ぐことができる。
【0012】
燃料電池本体は、固体電解質膜と、固体電解質膜を挟んで設けられた燃料極および酸化剤極とを含むことができる。また、固体電解質膜は、燃料極と酸化剤極とで挟持された構成とすることができる。固体電解質膜として、高分子固体電解質膜を用いることができる。燃料電池の燃料として、液体燃料を用いることができる。ここで、液体燃料は、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、または他のアルコール類、シクロパラフィン等の液体炭化水素等、ホルマリン、ギ酸、あるいはヒドラジン等の液体燃料を用いることができる。液体燃料は、水溶液とすることができる。
【0013】
燃料カートリッジの燃料注入口は、燃料タンクの燃料注入口に嵌め合わされてよい。このようにすれば、燃料カートリッジを燃料タンクに嵌め合わせる際に、燃料が漏れ出しても、燃料は吸収部材に速やかに吸収されるため、燃料タンクの周囲が汚染されるのを防ぐことができる。
【0014】
本発明の燃料電池システムにおいて、燃料カートリッジの燃料注入口の周囲に設けられた燃料吸収部材をさらに含むことができる。このようにすれば、燃料カートリッジを燃料タンクに嵌め合わせる際に、燃料が漏れ出しても、燃料は吸収部材に速やかに吸収されるため、燃料タンクの周囲が汚染されるのを防ぐことができる。
【0016】
本発明の燃料電池システムにおいて、燃料吸収部材は、シート状に形成されてよい。燃料電池をコンパクトな形状に保ったまま、燃料吸収部材を設けることができる。
【0017】
本発明の燃料電池システムにおいて、燃料吸収部材は、カートリッジの対向面の全面に設けられてよい。このようにすれば、燃料の吸収量を高めることができる。
【0018】
本発明の燃料電池システムにおいて、燃料吸収部材は、吸水性ポリマーを含むことができる。吸水性ポリマーとしては、とくに制限はなく、既知の吸水性ポリマーを用いることができるが、燃料中に含まれる成分に対する吸収性が高く、およびこれらの成分に対する耐薬品性に優れたものが好ましく用いられる。また、吸水性ポリマーは、吸収した燃料を良好に保持することのできるものが好ましい。
【0019】
本発明の燃料電池システムにおいて、燃料吸収部材は、水の吸水量が自重の20質量%以上である吸水性ポリマーを含むことができる。
【0020】
本発明の燃料電池システムにおいて、吸水性ポリマーは、ポリN−ビニルアセトアミド、架橋型アクリル共重合体、またはポリアクリル酸ソーダを含むことができる。
【0021】
本発明によれば、上記のいずれかの燃料電池システムによって電力を供給される電気機器が提供される。このような燃料電池システムに燃料吸収部材を設けることにより、燃料の漏れ出しを防ぐことができ、燃料が電気機器の部品に付着することによる電気機器の故障等を防ぐことができる。
【0022】
本発明によれば、液体燃料を用いる燃料電池システムに用いられるカートリッジであって、燃料の供給部周囲かつ最外周面に燃料吸収部材を設けてなることを特徴とするカートリッジが提供される。
【0024】
本発明のカートリッジにおいて、燃料吸収部材は、吸水性ポリマーを含むことができる。
【0025】
本発明のカートリッジにおいて、燃料吸収部材は、水の吸水量が自重の20質量%以上である吸水性ポリマーを含むことができる。
【0026】
本発明のカートリッジにおいて、吸水性ポリマーは、ポリN−ビニルアセトアミド、架橋型アクリル共重合体、またはポリアクリル酸ナトリウム塩を含むことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下の実施の形態で説明する燃料電池は各種電気機器に好適に用いられ、とくに、携帯電話、ノート型等の携帯型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、各種カメラ、ナビゲーションシステム、ポータブル音楽再生プレーヤー等の小型電気機器に適切に用いられる。
【0028】
(第一の実施の形態)
まず、本実施の形態で用いる燃料電池本体100の構成を説明する。燃料電池本体100は、単数または複数の単セル構造101を有する。図1は、単セル構造101を模式的に示した断面図である。各単セル構造101は、燃料極102、酸化剤極108および固体電解質膜114を含む。燃料電池本体100において、単セル構造101の燃料極102には、燃料極側セパレータ120を介して燃料124が供給される。また、各単セル構造101の酸化剤極108には、酸化剤極側セパレータ122を介して酸化剤126が供給される。
【0029】
固体電解質膜114は、燃料極102と酸化剤極108を隔てるとともに、両者の間で水素イオンを移動させる役割を有する。このため、固体電解質膜114は、水素イオンの伝導性が高い膜であることが好ましい。また、化学的に安定であって機械的強度が高いことが好ましい。固体電解質膜114を構成する材料としては、スルフォン基、リン酸基等の強酸基や、カルボキシル基等の弱酸基等の極性基を有する有機高分子が好ましく用いられる。こうした有機高分子として、スルフォン化ポリ(4−フェノキシベンゾイル−1,4−フェニレン)、アルキルスルフォン化ポリベンゾイミダゾール等の芳香族縮合系高分子;スルフォン基含有パーフルオロカーボン(ナフィオン(デュポン社製)(登録商標)、アシプレックス(旭化成社製));カルボキシル基含有パーフルオロカーボン(フレミオンS膜(旭硝子社製)(登録商標));等が例示される。
【0030】
燃料極102および酸化剤極108は、それぞれ、触媒を担持した炭素粒子と固体電解質の微粒子とを含む燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112をそれぞれ基体104および基体110上に形成した構成とすることができる。
【0031】
燃料極側触媒層106の触媒としては、白金、金、銀、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、コバルト、ニッケル、レニウム、リチウム、ランタン、ストロンチウム、イットリウム、またはこれらの合金等が例示される。酸化剤極108に用いる酸化剤極側触媒層112の触媒としては、燃料極側触媒層106と同様のものを用いることができ、上記例示物質を使用することができる。なお、燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112の触媒は同じものを用いても異なるものを用いてもどちらでもよい。
【0032】
触媒を担持する炭素粒子としては、アセチレンブラック(デンカブラック(電気化学社製)(登録商標)、XC72(Vulcan社製)等)、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン等が例示される。
【0033】
燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112における固体電解質の微粒子は、同一のものであっても異なるものであってもよい。ここで、固体電解質の微粒子は、固体電解質膜114と同じ材料を用いることができるが、固体電解質膜114とは異なる材料や、複数の材料を用いることもできる。
【0034】
燃料極102、酸化剤極108ともに、基体104および基体110としては、カーボンペーパー、カーボンの成形体、カーボンの焼結体、焼結金属、発泡金属等の多孔性基体を用いることができる。燃料極102において、基体104における二酸化炭素の気泡の滞留は発電効率の低下の原因となる。この気泡滞留の原因は、気泡を覆う水分が基体104に付着して留まっているためである。そこで、基体104の表面に、親水性コート材あるいは疎水性コート材による表面処理を行うことが好ましい。親水性コート材により表面処理することで、基体104の表面における燃料の流動性が高められる。これにより二酸化炭素の気泡は燃料124とともに移動しやすくなる。また、疎水性コート材により処理することにより、基体104の表面に、気泡の形成の原因となる水分の付着を軽減できる。したがって、基体104の表面上における気泡の形成を軽減できる。親水性コート材としては、例えば酸化チタン、酸化ケイ素などが挙げられる。一方、疎水性コート材としては、ポリテトラフルオロエチレン、シランなどが例示される。基体110の表面も同様に表面処理を行ってもよい。
【0035】
次に、本発明における単セル構造101の製造方法を説明する。
固体電解質膜114をたとえば有機高分子材料で構成する場合、固体電解質膜114は、有機高分子材料を溶媒に溶解ないし分散した液体を、ポリテトラフルオロエチレン等の剥離性シート等の上にキャストして乾燥させることにより得ることができる。
【0036】
燃料極102および酸化剤極108は、たとえば以下の方法で得ることができる。まず、一般的に用いられている含浸法によって炭素粒子に触媒を担持させる。次に触媒を担持させた炭素粒子と固体電解質の微粒子を溶媒に分散させ、ペースト状としたのち、親水性コート剤または疎水性コート剤による表面処理を行った基体104または基体110に塗布する。基体104または基体110へのペーストの塗布方法についてはとくに制限がないが、たとえば、刷毛塗り、スプレー塗布、およびスクリーン印刷法等の方法を用いることができる。ペーストを塗布した後、たとえば、加熱温度100℃〜250℃、加熱時間30秒間〜30分で乾燥させることによって燃料極102および酸化剤極108が得られる。
【0037】
次に、固体電解質膜114を、燃料極102および酸化剤極108で挟み、ホットプレスすることにより、単セル構造101を得る。このとき、燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112が固体電解質膜114と接するようにする。たとえば固体電解質膜114や燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112中の固体電解質の微粒子を有機高分子で構成する場合、ホットプレスの条件は、これらの有機高分子の軟化温度やガラス転位温度を超える温度とすることができる。具体的には、たとえば、温度100〜250℃、圧力1〜100kg/cm2、時間10秒〜300秒とする。
【0038】
以上のようにして、単セル構造101が形成される。また、得られた単セル構造101を積み重ねることにより、複数の単セル構造101が直列に接続された燃料電池セルスタックを含む燃料電池本体100を得ることができる。
【0039】
このように構成された燃料電池本体100において、各単セル構造101の燃料極102には、燃料124が供給される。また、各単セル構造101の酸化剤極108には、酸化剤126が供給される。燃料124としては、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、または他のアルコール類、シクロパラフィン等の液体炭化水素等、ホルマリン、ギ酸、あるいはヒドラジン等の液体燃料を用いることができる。液体燃料は、水溶液とすることができる。また、燃料124にはアルカリを加えることもできる。これにより、水素イオンのイオン伝導性を高めることができる。酸化剤126としては、通常、空気を用いることができるが、酸素ガスを供給してもよい。
【0040】
図2は、本実施の形態における燃料電池システム99を示す図である。図2(a)に示すように、燃料電池システム99は燃料電池本体100と、燃料タンク600とを含む。図2(b)は、燃料タンク600の上面図である。燃料タンク600には燃料注入口602が形成され、燃料注入口602の周囲には燃料吸収部材604が設けられる。ここで、燃料タンク600は、たとえば塩化ビニルまたはシリコンにより形成することができる。
【0041】
燃料吸収部材604は、シート状に形成される。燃料吸収部材604は、吸水性ポリマーにより形成された合繊、または粉体状の吸水性ポリマーと綿の混合粉体を吸水性の台紙の間に挟んで圧着して形成されたシートにより構成される。本実施の形態における吸水性ポリマーとしては、とくに制限はなく、既知の吸水性ポリマーを用いることができるが、燃料中に含まれる成分に対する吸収性が高く、およびこれらの成分に対する耐薬品性に優れたものが好ましく用いられる。また、吸水性ポリマーは、吸収した燃料を良好に保持することのできるものが好ましい。吸水性ポリマーとしては、たとえば水の吸水量が自重の20質量%以上のものを用いることができる。これにより、好適に燃料の漏洩を防ぐことができる。このように構成された燃料吸収部材604は、粘着テープや接着剤等により、燃料タンク600に固定される。
【0042】
吸水性ポリマーとしては、たとえばポリアクリル酸ナトリウム塩等のポリアクリル酸ソーダ系、ポリアクリルアミド等のアクリルアミド系、ポリN−ビニルアセトアミド、ポリN−ビニルホルムアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリN−ビニルピロリドン、架橋型アクリル共重合体、ポリエステル、多糖系、ゼラチン、寒天、ゼラチン、デンプン、スチレン−ジビニルベンゼン系、ポリグルタミン酸、ポリアクリル酸、酢酸ビニルアクリル等の吸水性ポリマー等、またはこれらの共重合体が例示される。これらは単独または複合して用いることもできる。また、燃料として高濃度のアルコール水溶液を用いる場合は、上記のうち、ポリN−ビニルアセトアミド、ポリN−ビニルホルムアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリN−ビニルピロリドン等およびこれらの変性物および共重合体等のノニオン性ポリマーが好ましく用いられる。これにより、アルコールをも好適に吸収することができる。
【0043】
上記のうち、ポリN−ビニルアセトアミドとしては、たとえば「クリアテック」(昭和電工株式会社製)を用いることができる。ポリN−ビニルアセトアミドは、水およびアルコールの吸収性が高いため、燃料124としてメタノール水溶液を用いた場合、燃料124を良好に吸収することができる。また、ポリアクリル酸ナトリウム塩としては、たとえばポリアクリル酸ナトリウム塩を主成分としたポリマーを直接紡糸して形成された「ベルオアシス(登録商標)」(カネボウ合繊株式会社製)を用いることができる。架橋型アクリル共重合体としては、たとえば「レオジック」(日本純薬株式会社製)を用いることができる。
【0044】
さらに、多糖系のポリマーとして、グルコース、ラムノース、フコース、グルクロン酸のモノマーから構成された多糖類であるバイオポリマーを用いることもできる。
【0045】
図3は、燃料タンク600の構成を詳細に示す図である。図3(a)は、図2(a)に示した燃料タンク600のA−A'断面図である。ここで、燃料タンク600の燃料注入口602内部にはネジ部606が設けられている。図3(b)は、燃料タンク600の燃料注入口602に嵌合するふた部材608を示す図である。ふた部材608はネジ部614が設けられたふた本体610と、シール部材612とを含む。ここで、シール部材612は、O−リングまたはテフロン(登録商標)パッキン等により構成され、ふた部材608が燃料タンク600の燃料注入口602に嵌合したときにふた部材608と燃料タンク600との間を封鎖する機能を果たす。ここでは、燃料タンク600の燃料注入口602がメス型に形成され、ふた部材608がオス型に形成されている。
【0046】
図3(c)は、燃料タンク600内に燃料124を導入した後、ふた部材608を燃料タンク600の燃料注入口602に嵌合した状態を示す断面図である。燃料タンク600のネジ部606とふた部材608のネジ部614とが連結することにより、ふた部材608が燃料タンク600に嵌合される。このとき、ふた部材608のシール部材612により燃料タンク600内部に導入された燃料124が漏れ出すことなく燃料タンク600内に保持される。また、燃料タンク600の燃料注入口602周囲には燃料吸収部材604が設けられているため、ふた部材608を燃料タンク600に嵌める際に燃料124が漏れ出しても、漏れ出した燃料124は燃料吸収部材604に速やかに吸収されるため、燃料124により燃料タンク600周囲が汚染されるのを防ぐことができる。
【0047】
燃料電池システム99において、燃料タンクは種々の異なる形状とすることができる。図4は、燃料タンクの他の例を示す図である。ここで、燃料タンク616には、燃料注入口618と、燃料吸収部材604とが形成されている。燃料吸収部材604は、図2を参照して上述して説明したものと同様に構成することができる。燃料注入口618にはネジ部620が形成される。ここで、燃料注入口618が燃料タンク616の外部に突出して設けられている点で図2および図3に示したものと異なる。
【0048】
図5は、図4に示した燃料タンク616の構成を詳細に示す図である。図5(a)は、図4に示した燃料タンク616のB−B'断面図である。図5(b)は、燃料タンク616の燃料注入口618と嵌合するふた部材622を示す斜視図である。図5(c)は、図5(b)に示したふた部材622のC−C'断面図である。ふた部材622は、ふた本体624と、シール部材628とを含む。ふた本体624の内壁にはネジ部626が形成されている。シール部材628は、シリコンゴム等の弾性材料により構成することができる。ここでは、燃料タンク616の燃料注入口618がオス型に形成され、ふた部材622がメス型に形成されている。
【0049】
図5(d)は、燃料タンク616内に燃料124を導入した後、ふた部材622を燃料タンク616の燃料注入口618に嵌合した状態を示す断面図である。燃料タンク616のネジ部620とふた部材622のネジ部626とが連結することにより、ふた部材622が燃料タンク616に嵌合される。このとき、ふた部材622のシール部材628により燃料タンク616内部に導入された燃料124が漏れ出すことなく燃料タンク616内に保持される。また、燃料タンク616の燃料注入口618周囲には燃料吸収部材604が設けられているため、ふた部材622を燃料タンク616に嵌める際に燃料124が漏れ出しても、漏れ出した燃料124は燃料吸収部材604に速やかに吸収されるため、燃料124により燃料タンク616周囲が汚染されるのを防ぐことができる。
【0050】
また、燃料吸収部材604は、図6に示すように、燃料タンク600および燃料タンク616の燃料注入口602および燃料注入口618がそれぞれ設けられた面全面に設けてもよい。
【0051】
図7は、燃料タンク600に燃料124を注入する燃料供給用カートリッジを示す図である。図7(a)に示すように、燃料供給用カートリッジ630には、燃料124を排出および注入する先端部632および燃料吸収部材634が設けられる。燃料吸収部材634は、燃料吸収部材604と同様の材料により構成することができる。図7(b)は、燃料供給用カートリッジ630の上面図である。図7(c)は、図7(a)のD−D'断面図である。図7(c)に示すように、燃料供給用カートリッジ630の先端部632は、燃料供給用カートリッジ630から遠ざかる方向に径が縮小するテーパ状に形成される。このように、燃料供給用カートリッジ630の先端部632の周囲に燃料吸収部材634が形成されているので、燃料供給用カートリッジ630から燃料タンク600または燃料タンク616に燃料124を注入する際に燃料供給用カートリッジ630から燃料124が漏れ出しても、燃料124が速やかに燃料吸収部材634に吸収されるので、燃料タンク600または燃料タンク616周辺が燃料124により汚染されるのを防ぐことができる。
【0052】
また、燃料タンク600は、図8に示したような形状とすることもできる。図8(a)は、燃料タンク600の断面図、図8(b)は図8(a)に示した燃料タンク600の上面図である。ここで、燃料タンク600には図2および図3に示したものと同様、燃料注入口602および燃料吸収部材604が設けられている。燃料注入口602は、燃料注入口602を燃料タンク600の内側から外側にテーパ状に広がる形状に形成される。燃料タンク600の燃料注入口602をこのように形成することにより、たとえば図7に示したような燃料供給用カートリッジ630を用いて燃料124を燃料タンク600に注入する際に、燃料124が燃料タンク600から漏れ出しにくい構造とすることができ、燃料タンク600の周辺が燃料124により汚染されるのを防ぐことができる。
【0053】
さらに、燃料タンク616は、図9に示したような形状とすることもできる。ここで、燃料タンク616の燃料注入口618にはふた部材633が設けられる。ふた部材633は、たとえばシリコンゴムにより構成することができる。この場合、燃料タンク616には、シリンジ等を用いて燃料が供給される。
【0054】
また、図示していないが、燃料タンク600または燃料タンク616の燃料注入口602または燃料注入口618は、逆止弁により閉鎖される構成とすることもできる。
【0055】
図13は、図1に示した燃料電池システム99を携帯型パーソナルコンピュータに実装した例を示す図である。図13(a)は携帯型パーソナルコンピュータ370の斜視図であり、図中のF−F'断面が図13(b)に示されている。ここでは、燃料電池本体100および燃料タンク600は、携帯型パーソナルコンピュータ370のディスプレイ371の裏面に配設される。図13(c)は、ディスプレイ371の裏面を示す図である。この場合、燃料タンク600の燃料注入口は、ディスプレイ371の裏面に形成され、ふた部材608で封鎖される。燃料注入口の周囲には、燃料吸収部材604が形成される。このような構成とすると、パソコン本体に燃料電池を配置するためのスペースが不要となり、パソコンのサイズの小型化を阻害することなく本発明に係る燃料電池を実装することができる。
【0056】
(第二の実施の形態)
図10は、本発明の第二の実施の形態における燃料電池システムの構成を示す図である。本実施の形態において、燃料電池本体100には燃料カートリッジが取り付けられる。
【0057】
図10(a)は、燃料カートリッジ635の構成を示す断面図である。燃料カートリッジ635は、カートリッジ本体636と、燃料供給部材637と、燃料吸収部材638とを含む。燃料吸収部材638は、図2に示した燃料吸収部材604と同様の材料により構成することができる。
【0058】
燃料供給部材637は、カートリッジ本体636に収容された燃料を燃料電池本体100に供給する機能を果たす。燃料供給部材637は、燃料を吸収するとともに、吸収した燃料を燃料電池本体100に供給することのできる材料により構成される。燃料供給部材637は、たとえばウレタンにより構成することができる。また、燃料供給部材637は、シリカ多孔体やアルミナ多孔体などのセラミックス多孔体、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリスルホン、ポリスルフィドまたはポリベンズイミダゾール等の多孔質フィルム等により構成することもできる。
【0059】
図10(b)は、燃料電池本体100の構成を示す断面図である。燃料電池本体100は、第一の実施の形態において図1を参照して説明したのと同様の構成要素を有する。ここで、図1に示したものと同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。本実施の形態において、燃料電池本体100は、絶縁シート130と、燃料極側集電体132と、酸化剤極側集電体134と、燃料吸収部材648と、撥水部材650とを有する。撥水部材650は、たとえばシリコンゴムにより構成することができる。ここで、撥水部材650は、図10(a)に示した燃料カートリッジ635の燃料供給部材637の先端部が嵌め合わされるように形成される。燃料吸収部材648は、図2に示した燃料吸収部材604と同様の材料により構成することができる。
【0060】
図10(c)は、燃料カートリッジ635を燃料電池本体100に取り付けた状態を示す図である。このように、燃料カートリッジ635は、燃料供給部材637の先端部が燃料電池本体100の燃料極側集電体132と接するように燃料電池本体100に取り付けられる。カートリッジ本体636中の燃料は、燃料供給部材637を介して燃料極側集電体132に供給される。酸化剤極側集電体134には酸化剤である空気が供給されるので、これにより、燃料電池システム99が発電する。
【0061】
図11は、図10に示した燃料電池システム99の他の例を示す図である。図11(a)は、燃料カートリッジ644の構成を示す断面図である。燃料カートリッジ644はカートリッジ本体645と、燃料吸収部材646とを有する。燃料吸収部材646は、カートリッジ本体645の先端部647の周囲に形成される。燃料吸収部材646は、図2に示した燃料吸収部材604と同様の材料により構成することができる。
【0062】
図11(b)は、燃料電池本体100の構成を示す断面図である。燃料電池本体100は、図10に示したのと同様の構成要素を有するが、さらに、燃料タンク640を有する。また、図10に示した燃料電池本体100の燃料吸収部材648および撥水部材650にかえて、撥水部材641および燃料吸収部材642を有する。燃料吸収部材642は、図2に示した燃料吸収部材604と同様の材料により構成することができる。燃料タンク640には、図11(a)に示したカートリッジ本体645の先端部647が嵌め合わされる燃料供給口643が形成される。燃料タンク640において、燃料吸収部材642は、燃料供給口643の周囲に形成される。ここで、図示していないが、燃料電池本体100は燃料タンク640に導入された燃料124を循環する循環経路を有する。循環経路にはたとえば送液用ポンプが設けられる。送液用ポンプとしては、たとえば消費電力が非常に小さい小型の圧電モーター等の圧電素子を用いることができる。このように、燃料124を循環するための構成を燃料電池本体100に組み込んでおけば、燃料カートリッジ644を容易に取り替えることができる。
【0063】
図12は、複数の燃料電池本体100の間に燃料タンク640が形成された例を示す図である。図12(a)に示すように、燃料タンク640は、燃料極側集電体132が互いに対向するように配置された複数の燃料電池本体100の間に形成される。図12(b)は、図12(a)に示した燃料タンク640のE−E'断面図である。図示したように、ここでも、燃料タンク640は燃料カートリッジ644を装着可能に形成される。
【0064】
【実施例】
(実施例1)
以下に示す親水性材料0.1gをそれぞれ吸水性の台紙の間に挟んでシート(質量約0.7g、体積約1〜2cm3)を形成し、それらのシートをそれぞれシャーレ内に配置した。その後、シャーレに70体積%メタノール水溶液を10ml、約5秒間かけて滴下した。各親水性材料について、給水時間および保持状態を目視により観察した。表1にその結果を示す。
【0065】
【表1】
【0066】
表1に示すように、親水性材料としてポリN−ビニルアセトアミド(1)、架橋型アクリル共重合体(2)、またはポリアクリル酸ナトリウム塩+ポリエステル合繊(3)を用いたシートは、燃料を迅速に吸収し、また吸収した燃料を良好に保持することができた。親水性材料としてポリエステル(5)またはポリウレタン(7)を用いた場合、シートは比較的速やかに燃料を吸収したが、吸収した燃料は保持されず、シート表面に浮き出してきた。親水性材料としてナイロン(4)または綿(6)を用いた場合、給水時間および保持状態ともにあまり良好な結果を示さなかった。
【0067】
(実施例2)
親水性材料として、実施例1で良好な結果を示したポリN−ビニルアセトアミド(1)、架橋型アクリル共重合体(2)、およびポリアクリル酸ナトリウム塩+ポリエステル合繊(3)を含む燃料吸水部材を用いて図2に示した構成の燃料電池システム99を形成した。この燃料電池システム99に、燃料として10体積%メタノール水溶液を必要量の2倍を注入したところ、いずれの場合も、燃料注入口602から溢れ出てきた燃料は燃料吸水部材604に速やかに吸収され、燃料タンク600周辺に漏洩しないことが確認された。
【0068】
以上、本発明を実施の形態および実施例をもとに説明した。この実施の形態および実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能であり、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そうした例を説明する。
【0069】
以上の実施の形態において、燃料としてはメタノール水溶液等の液体燃料を用いた例を説明したが、燃料電池本体100の燃料極102には、ジメチルエーテル等の炭化水素系燃料から得られる改質水素を使用することができる。この場合、液体燃料を収容する容器に燃料吸収部材を設けることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、液体燃料を用いる燃料電池において、液体燃料の漏れを防ぐことができる。また、これにより、燃料電池および燃料電池を搭載した電気機器の取り扱いを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における燃料電池本体の単セル構造を模式的に示した断面図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態における燃料電池システムを示す図である。
【図3】 図2に示した燃料タンクの構成を詳細に示す図である。
【図4】 燃料タンクの他の例を示す図である。
【図5】 図4に示した燃料タンクの構成を詳細に示す図である。
【図6】 燃料タンクの他の例を示す図である。
【図7】 燃料タンクに燃料を注入する燃料供給用カートリッジを示す図である。
【図8】 燃料タンクの他の例を示す図である。
【図9】 燃料タンクの他の例を示す図である。
【図10】 本発明の第二の実施の形態における燃料電池システムの構成を示す図である。
【図11】 図10に示した燃料電池システムの他の例を示す図である。
【図12】 複数の燃料電池本体の間に燃料タンクが形成された例を示す図である。
【図13】 図2に示した燃料電池システムを携帯型パーソナルコンピュータに実装した例を示す図である。
【符号の説明】
99 燃料電池システム
100 燃料電池本体
101 単セル構造
102 燃料極
104 基体
110 基体
106 燃料極側触媒層
108 酸化剤極
112 酸化剤極側触媒層
114 固体電解質膜
120 燃料極側セパレータ
122 酸化剤極側セパレータ
124 燃料
126 酸化剤
130 絶縁シート
132 燃料極側集電体
134 酸化剤極側集電体
370 携帯型パーソナルコンピュータ
371 ディスプレイ
600 燃料タンク
602 燃料注入口
604 燃料吸収部材
606 ネジ部
608 ふた部材
610 ふた本体
612 シール部材
614 ネジ部
616 燃料タンク
618 燃料注入口
620 ネジ部
622 ふた部材
624 ふた本体
626 ネジ部
628 シール部材
630 燃料供給用カートリッジ
632 先端部
633 ふた部材
634 燃料吸収部材
635 燃料カートリッジ
636 カートリッジ本体
637 燃料供給部材
638 燃料吸収部材
640 燃料タンク
641 撥水部材
642 燃料吸収部材
643 燃料供給口
644 燃料カートリッジ
645 カートリッジ本体
646 燃料吸収部材
647 先端部
648 燃料吸収部材
650 撥水部材
Claims (10)
- 燃料極を有する燃料電池本体と、
液体燃料を収容する燃料タンクと、
前記燃料タンクに外部から液体燃料を補給するための燃料注入口と、
前記燃料注入口に嵌め込まれる部分を有するカートリッジと、を少なくとも備えた燃料電池システムであって、
前記燃料注入口の周囲に設けられるとともに前記カートリッジに対向するように露出した第一の燃料吸収部材を備えたことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記第一の燃料吸収部材がシート形状であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記第一の燃料吸収部材が、前記カートリッジの対向面の全面に設けられていることを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
- 前記カートリッジが、前記燃料注入口に嵌め込まれる部分の周囲に設けられるとともに前記燃料注入口に対向するように露出した第二の燃料吸収部材を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
- 前記第一の燃料吸収部材及び前記第二の燃料吸収部材が吸水性ポリマーを含有することを特徴とする請求項4記載の燃料電池システム。
- 前記第一の燃料吸収部材及び前記第二の燃料吸収部材が吸水性ポリマーにより形成された合繊、または粉体状の吸水性ポリマーと綿の混合粉体を吸水性の台紙の間に挟んで圧着して形成されたシートよりなることを特徴とする請求項5記載の燃料電池システム。
- 液体燃料を用いる燃料電池システムに用いられるカートリッジであって、燃料の供給部周囲かつ最外周面に燃料吸収部材を設けてなることを特徴とするカートリッジ。
- 前記燃料吸収部材が吸水性ポリマーを含有することを特徴とする請求項7記載のカートリッジ。
- 前記燃料吸収部材が吸水性ポリマーにより形成された合繊、または粉体状の吸水性ポリマーと綿の混合粉体を吸水性の台紙の間に挟んで圧着して形成されたシートよりなることを特徴とする請求項8記載のカートリッジ。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料電池システムによって電力を供給されることを特徴とする電気機器。
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