JP2005353605A - 燃料電池およびその燃料電池を搭載した携帯型電気機器 - Google Patents

燃料電池およびその燃料電池を搭載した携帯型電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 酸化剤極で発生した水を効率よく除去する。
【解決手段】 燃料電池本体100は、固体電解質膜114と、固体電解質膜114に配設された燃料極102および酸化剤極108を有する。燃料電池本体100は、酸化剤極108で発生した水を燃料電池本体100の外部に排出する排水部材664をさらに含む。排水部材664は、吸水性シートにより構成され、酸化剤極108で発生した水を吸収するとともに吸収した水を燃料電池本体100外部に導出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池および燃料電池の運転方法、ならびにその燃料電池を搭載した携帯型電気機器に関する。
固体電解質型燃料電池は、燃料極および酸化剤極と、これらの間に設けられた固体電解質膜から構成され、燃料極には燃料が、酸化剤極には酸化剤が供給されて電気化学反応により発電する。燃料極および酸化剤極は、基材と、基材表面に備えられた触媒層とを含む。燃料としては、一般的には水素が用いられるが、近年、安価で取り扱いの容易なメタノールを原料として、メタノールを改質して水素を生成させるメタノール改質型や、メタノールを燃料として直接利用する直接型の燃料電池の開発も盛んに行われている。
燃料として水素を用いた場合、燃料極での反応は以下の式(1)のようになる。
3H → 6H + 6e (1)
燃料としてメタノールを用いた場合、燃料極での反応は以下の式(2)のようになる。
CHOH + HO → 6H + CO + 6e (2)
また、いずれの場合も、酸化剤極での反応は以下の式(3)のようになる。
3/2O + 6H + 6e → 3HO (3)
特に、直接型の燃料電池では、メタノール水溶液から水素イオンを得ることができるので、改質器等が不要になり、小型化および軽量化を図ることができ、携帯型の電気機器へ適用することの利点が大きい。また、液体のメタノール水溶液を燃料とするため、エネルギー密度が非常に高いという特徴がある。
このような燃料電池において、上記式(3)に示すように、酸化剤極では水が生成する。また、固体電解質膜として固体高分子膜を用いた場合、燃料極で発生した水素イオンとともに水も固体電解質膜を通って酸化剤極に達する。さらに、液体燃料を使用する直接型の燃料電池においては、燃料中に水が含まれるため、固体電解質膜を通過する水の量が多くなる。酸化剤極の電極表面に水が滞留すると、電極のガス透過性が低下することによる発電効率の低下や、有効な触媒の表面が減少することによる出力の低下が生じる。したがって、燃料電池を効率よく運転するためには、酸化剤極からの排水効率を高める必要がある。
従来、酸化剤極の電極表面から水を排除する方法として、たとえば、電極領域に対向する部分に、ガス流通用溝を備えた多孔質吸水性カーボン材である吸水体を組み込んで形成された燃料電池が開示されている(特許文献1)。
また、たとえば、ガス供給用マニホールドに吸水体を設けた燃料電池が開示されている(特許文献2)。
また、電極基材あるいはガス流路に吸水体を組み込んだ燃料電池が開示されている(特許文献3)。
特開平10−294116号公報 特開2001−155759号公報 特開平7−326361号公報
しかしながら、上述した従来の燃料電池では、吸水体が酸化剤極から水を除去するように構成されているが、吸水体に吸収された水はそのまま吸水体内部に貯蔵され続ける。そのため、電池性能を長時間にわたって維持することは困難となるという問題点があった。さらに、吸水体は、水を吸収することにより膨張するため、ガス流路の閉塞がおこり、電池の出力が低下するという問題点もある。
特に、燃料電池を携帯型の電気機器に搭載した場合、室温下で運転することが要求される。しかし、室温下では水の蒸気圧が低下するため、吸水体に吸収された水がほとんど蒸散しない。そのため、このような問題がより顕著となる。
さらに、燃料電池を発電させる際の電流密度を大きくすると、酸化剤極における水の発生量はより多くなる。そのため、効率よく水を除去する手段を設ける技術が望まれる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、燃料電池の酸化剤極から水を効率よく除去する技術を提供することにある。本発明の別の目的は、室温下での運転であっても、酸化剤極に発生した水を速やかに除去する技術を提供することである。本発明の別の目的は、燃料電池を携帯型の電気機器に搭載した場合であっても、酸化剤極に発生した水を効率よく除去する技術を提供することである。本発明の別の目的は、燃料電池の性能を長時間維持させる技術を提供することである。
本発明によれば、燃料極および酸化剤極と、燃料極および酸化剤極の間に配設された固体電解質膜と、を含む燃料電池セルと、酸化剤極で発生した水を燃料電池セルの外部に排出する排出手段と、を含むことを特徴とする燃料電池が提供される。
排出手段は、酸化剤極側に設けられる。排出手段は、酸化剤極の周囲に設けることができる。排出手段は、吸水性および速乾性を有する材料により構成することができる。また、排出手段は、燃料電池の外部まで延在して設けることができる。これにより、排出手段が吸収した水を燃料電池の外部に移動することができ、燃料電池セルの外部において水を蒸散させることができる。
本発明の燃料電池において、排出手段は、水を液体のまま燃料電池セルの外部に排出することができる。これにより、常温下においても、酸化剤極で発生した水を燃料電池セルの外部に排出することができ、外部において水を蒸散させることができる。
本発明の燃料電池において、排出手段は、酸化剤極で発生した水を吸収するとともに、吸収した水を燃料電池セルの外部に導出することができる。排出手段は、たとえばポリエステル、レーヨン、ナイロン、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリスルホン、ポリスルフィド、ポリベンズイミダゾール、または綿等を含むことができる。また、排出手段は、シリカ多孔体やアルミナ多孔体などのセラミックス多孔体や多孔質金属等により構成することもできる。排出手段は、たとえば毛細管現象により吸収した水を燃料電池セルの外部に導出することができる。
本発明の燃料電池において、排出手段は、少なくとも一部が酸化剤極に接して設けられてよい。これにより、酸化剤極で発生した水を効率よく吸収することができる。
本発明の燃料電池において、排出手段は、燃料電池セルの外部に露出した領域を含むことができる。これにより、排出手段に吸収された水を適切に蒸散させることができる。
本発明の燃料電池において、酸化剤極は、燃料極よりも面積が大きく形成されてよい。これにより、排出手段が酸化剤極と接する領域を広くとっても電池特性に影響を与えることがないため、酸化剤極で発生した水を効率よく吸収することができる。
本発明の燃料電池において、排出手段は、吸水性シートを含むことができる。吸水性シートは、織布、不織布、または紙により構成することができる。吸水性シートは、たとえば、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、綿等を含むことができる。
本発明の燃料電池において、酸化剤極は、吸水性シートと固体電解質膜との間に配設され、吸水性シートは、固体電解質膜および酸化剤極よりも面積が大きく形成され、燃料電池セルの外部に露出した領域を含むことができる。これにより、吸水性シートは、酸化剤極で発生した水を効率よく吸収することができるとともに、吸収した水を燃料電池セルの外部に導出して蒸散させることができる。
本発明の燃料電池において、吸水性シートは、酸化剤極表面が開口するように形成された開口部を含むことができる。これにより、酸化剤極表面に吸水性シートを配設した場合であっても、酸化剤極に酸化剤を適切に供給することができる。
吸水性シートは、帯状の複数の開口部を含むこともできる。これにより、酸化剤極に酸化剤を供給することができるとともに、酸化剤極表面に発生した水を効率よく吸収することができる。
本発明の燃料電池において、排出手段は、燃料を吸収して保持する燃料保持部材を含むことができる。本発明の燃料電池において、燃料保持部材は、燃料電池セルの外部に設けられてよい。
保持部材は、吸水性および止水性を有する材料により構成することができる。保持部材は、吸水性ポリマーにより構成することができる。吸水性ポリマーとしては、とくに制限はなく、既知の吸水性ポリマーを用いることができるが、たとえばポリアクリル酸ナトリウム塩等を用いることができる。また、綿等にこのような吸水性ポリマーを直接紡糸した合繊を用いて保持部材を構成することもできる。
このようにすれば、排出手段が吸収した水は、保持部材に吸収されるので、排出手段は、酸化剤極で発生した水を速やかに吸収することができる。また、吸収した水が速やかに排除されるので、排出手段は、連続的に効率よく水を吸収することができる。
本発明の燃料電池において、酸化剤極側に設けられ、開口部が形成された集電体をさらに含むことができ、排出手段の一部は、開口部において、燃料電池セルの外部に露出して構成することができる。このようにすれば、排出手段が吸収した水が開口部から蒸散するので、排出手段は、酸化剤極で発生した水を速やかに吸収することができる。
本発明の燃料電池において、酸化極は、表面に撥水処理を施して形成することができる。撥水処理は、たとえば、酸化極の電極基材をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、シラン等の疎水性溶液へ浸漬させることにより行うことができる。
本発明の燃料電池において、固体電解質膜は、固体高分子膜により構成することができる。固体電解質膜として固体高分子膜を用いた場合に、酸化剤極で発生する水の量が増加するが、本発明の燃料電池によれば、酸化剤極で発生した水を除去することができるので、燃料電池を連続的に効率よく運転することができる。
本発明の燃料電池において、燃料としては、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、または他のアルコール類、シクロパラフィン等の液体炭化水素等、ホルマリン、ギ酸、あるいはヒドラジン等の液体燃料を用いることができる。燃料として液体燃料を用いた場合に、酸化剤極で発生する水の量が増加するが、本発明の燃料電池によれば、酸化剤極で発生した水を除去することができるので、燃料電池を連続的に効率よく運転することができる。
本発明によれば、上記したいずれかの燃料電池を搭載したことを特徴とする携帯型電気機器が提供される。燃料電池を携帯型電気機器に搭載した場合、室温下で運転することが要求されるが、本発明の燃料電池によれば、酸化剤極で発生した水を液体のまま燃料電池の外部に導出することができるので、室温下であっても酸化剤極で発生した水を効率よく除去することができる。
本発明によれば、燃料極および酸化剤極と、燃料極および酸化剤極の間に配設された固体電解質膜と、を含む燃料電池の運転方法であって、酸化剤極で発生した水を燃料電池の外部に排出させながら燃料電池を運転することを特徴とする燃料電池の運転方法が提供される。
本発明の燃料電池の運転方法において、水を液体のまま燃料電池外部に排出することができる。
本発明によれば、燃料電池の酸化剤極から水を効率よく除去する技術を提供することができる。これにより、出力安定性に優れた燃料電池を提供することができる。
以下の実施の形態で説明する燃料電池の用途は特に限定されないが、たとえば携帯電話、ノート型等の携帯型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、各種カメラ、ナビゲーションシステム、ポータブル音楽再生プレーヤー等の小型電気機器に適切に用いられる。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の第一の実施の形態における燃料電池本体を模式的に示した断面図である。燃料電池本体100は、単数または複数の膜−電極接合体(MEA:membrane electrode assembly)101を有する。膜−電極接合体101は、燃料極102、酸化剤極108および固体電解質膜114を含む。膜−電極接合体101の燃料極102には燃料極側集電体132が、酸化剤極108には酸化剤極側集電体134がそれぞれ設けられる。固体電解質膜114と燃料極側集電体132との間には、燃料極102を取り囲むように絶縁シート660が、固体電解質膜114と酸化剤極側集電体134との間には、酸化剤極108を取り囲むように絶縁シート662が設けられる。膜−電極接合体101の酸化剤極108側には、酸化剤極108表面から膜−電極接合体101の外部まで延在する排水部材664が設けられている。酸化剤極108と酸化剤極側集電体134との間には、これらの間を電気的に導通させる導電性のメッシュ部材136が設けられる。
固体電解質膜114は、燃料極102と酸化剤極108を隔てるとともに、両者の間で水素イオンを移動させる役割を有する。このため、固体電解質膜114は、水素イオンの伝導性が高い膜であることが好ましい。また、化学的に安定であって機械的強度が高いことが好ましい。固体電解質膜114を構成する材料としては、スルフォン基、リン酸基等の強酸基や、カルボキシル基等の弱酸基等の極性基を有する有機高分子が好ましく用いられる。こうした有機高分子として、スルフォン化ポリ(4−フェノキシベンゾイル−1,4−フェニレン)、アルキルスルフォン化ポリベンゾイミダゾール等の芳香族縮合系高分子;スルフォン基含有パーフルオロカーボン(ナフィオン(デュポン社製)(登録商標)、アシプレックス(旭化成社製));カルボキシル基含有パーフルオロカーボン(フレミオンS膜(旭硝子社製)(登録商標));等が例示される。
燃料極102および酸化剤極108は、それぞれ、触媒を担持した炭素粒子と固体電解質の微粒子とを含む燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112をそれぞれ基体104および基体110上に形成した構成とすることができる。
燃料極側触媒層106の触媒としては、白金、金、銀、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、コバルト、ニッケル、レニウム、リチウム、ランタン、ストロンチウム、イットリウム、またはこれらの合金等が例示される。酸化剤極108に用いる酸化剤極側触媒層112の触媒としては、燃料極側触媒層106と同様のものを用いることができ、上記例示物質を使用することができる。なお、燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112の触媒は同じものを用いても異なるものを用いてもどちらでもよい。
触媒を担持する炭素粒子としては、アセチレンブラック(デンカブラック(電気化学社製)(登録商標)、XC72(Vulcan社製)等)、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン等が例示される。
燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112における固体電解質の微粒子は、同一のものであっても異なるものであってもよい。ここで、固体電解質の微粒子は、固体電解質膜114と同じ材料を用いることができるが、固体電解質膜114とは異なる材料や、複数の材料を用いることもできる。
燃料極102、酸化剤極108ともに、基体104および基体110としては、カーボンペーパー、カーボンの成形体、カーボンの焼結体、焼結金属、発泡金属等の多孔性基体を用いることができる。燃料極102において、基体104における二酸化炭素の気泡の滞留は発電効率の低下の原因となる。この気泡滞留の原因は、気泡を覆う水分が基体104に付着して留まっているためである。そこで、基体104の表面に、親水性コート材あるいは疎水性コート材による表面処理を行うことが好ましい。親水性コート材により表面処理することで、基体104の表面における燃料の流動性が高められる。これにより二酸化炭素の気泡は燃料124とともに移動しやすくなる。また、疎水性コート材により処理することにより、基体104の表面に、気泡の形成の原因となる水分の付着を軽減できる。したがって、基体104の表面上における気泡の形成を軽減できる。親水性コート材としては、例えば酸化チタン、酸化ケイ素などが挙げられる。一方、疎水性コート材としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、シランなどが例示される。基体110の表面も同様に表面処理を行うことができる。とくに、基体110の表面を疎水性コート剤で表面処理することにより、酸化剤極108表面に水が滞留しにくくなり、酸化剤極108表面から効率よく水を除去することができる。
酸化剤極側集電体134には酸化剤の取入口135が設けられている。また、酸化剤極108と酸化剤極側集電体134の間にはメッシュ状のメッシュ部材136が設けられている。これにより、酸化剤極108に効率よく酸化剤を供給することができるとともに、酸化剤極108と酸化剤極側集電体134との間の電気的導通をとることができる。
絶縁シート660および絶縁シート662は、たとえばシリコンゴムにより構成することができる。排水部材664は、酸化剤極108で発生した水を膜−電極接合体101の外部に排出する。排水部材664としては、織布、不織布、または紙により構成された吸水性シートを用いることができる。本実施の形態における排水部材664としては、吸水率が高く、また吸収した水を内部に保持することなく、膜−電極接合体101の外部に導出することのできるものが好ましく用いられる。排水部材664は、たとえばポリエステル、レーヨン、ナイロン、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリスルホン、ポリスルフィド、ポリベンズイミダゾール、または綿等を含むことができる。また、排水部材664は、シリカ多孔体やアルミナ多孔体などのセラミックス多孔体や多孔質金属等により構成することもできる。
次に、本実施の形態における燃料電池本体100の製造方法を説明する。
固体電解質膜114をたとえば有機高分子材料で構成する場合、固体電解質膜114は、有機高分子材料を溶媒に溶解ないし分散した液体を、ポリテトラフルオロエチレン等の剥離性シート等の上にキャストして乾燥させることにより得ることができる。
燃料極102および酸化剤極108は、たとえば以下の方法で得ることができる。まず、一般的に用いられている含浸法によって炭素粒子に触媒を担持させる。次に触媒を担持させた炭素粒子と固体電解質の微粒子を溶媒に分散させ、ペースト状としたのち、親水性コート剤または疎水性コート剤による表面処理を行った基体104または基体110に塗布する。基体104または基体110へのペーストの塗布方法については特に制限がないが、たとえば、刷毛塗り、スプレー塗布、およびスクリーン印刷法等の方法を用いることができる。ペーストを塗布した後、たとえば、加熱温度100℃〜250℃、加熱時間30秒間〜30分で乾燥させることによって燃料極102および酸化剤極108が得られる。
次に、固体電解質膜114を、燃料極102および酸化剤極108で挟み、ホットプレスすることにより、膜−電極接合体101を得る。このとき、燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112が固体電解質膜114と接するようにする。たとえば固体電解質膜114や燃料極側触媒層106および酸化剤極側触媒層112中の固体電解質の微粒子を有機高分子で構成する場合、ホットプレスの条件は、これらの有機高分子の軟化温度やガラス転位温度を超える温度とすることができる。具体的には、たとえば、温度100〜250℃、圧力1〜100kg/cm、時間10秒〜300秒とする。以上のようにして、膜−電極接合体101が形成される。
図2は、図1に示した膜−電極接合体101の酸化剤極108側を示す側面図である。図2(a)に示すように、以上のようにして得られた膜−電極接合体101の酸化剤極108側に、開口部665が形成された排水部材664を配設する。排水部材664は、酸化剤極108および固体電解質膜114よりも大きく形成される。また、排水部材664の開口部665は、酸化剤極108よりもわずかに小さく形成される。これにより、排水部材664を酸化剤極108に配設したときに、酸化剤極108が開口部665から露出するとともに、酸化剤極108表面の周辺部分が排水部材664と接するようになる。
この後、図2(b)に示すように、排水部材664の酸化剤極108と接する面とは反対側の面にメッシュ部材136(図2では不図示)および酸化剤極側集電体134が配設される。酸化剤極側集電体134は、固体電解質膜114にたとえばネジ留めされ、これにより、排水部材664、絶縁シート662、メッシュ部材136が固体電解質膜114に固定される。燃料極102側においても、燃料極102の固体電解質膜114と接する面とは反対側の面に燃料極側集電体132が配設される。
また、得られた膜−電極接合体101を積み重ねることにより、複数の膜−電極接合体101が直列に接続された燃料電池セルスタックを含む燃料電池本体100を得ることができる。
このように構成された燃料電池本体100において、各膜−電極接合体101の燃料極102には、燃料が供給される。また、各膜−電極接合体101の酸化剤極108には、酸化剤が供給される。燃料としては、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル、または他のアルコール類、シクロパラフィン等の液体炭化水素等、ホルマリン、ギ酸、あるいはヒドラジン等の液体燃料を用いることができる。液体燃料は、水溶液とすることができる。また、燃料にはアルカリを加えることもできる。これにより、水素イオンのイオン伝導性を高めることができる。酸化剤としては、通常、空気を用いることができるが、酸素ガスを供給してもよい。
このように、本実施の形態においては、排水部材664が、酸化剤極108と一部が接するように設けられるとともに、固体電解質膜114や酸化剤極側集電体134よりも大きく形成されているので、排水部材664は、酸化剤極108で発生した水を吸収するとともに吸収した水を膜−電極接合体101の外部に放出することができる。これにより、酸化剤極108で発生した水を効率よく酸化剤極108表面から除去することができる。
(第二の実施の形態)
図3は、本発明の第二の実施の形態における燃料電池本体を示す図である。図3(a)は、燃料電池本体100の断面図である。本実施の形態において、排水部材664の形状が第一の実施の形態において図1および図2を参照して説明した燃料電池本体100と異なる。本実施の形態において、図1および図2に示した燃料電池本体100と同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。図3(b)は、固体電解質膜114および酸化剤極108上に排水部材664が配設された状態を示す側面図である。
図示したように、本実施の形態における排水部材664には、複数のストライプ状の開口部666が形成される。このようにすれば、排水部材664が酸化剤極108表面と接する領域が広くなるため、排水部材664は、より速やかに酸化剤極108表面に生成した水を吸収することができる。
(第三の実施の形態)
図4は、本発明の第三の実施の形態における燃料電池本体を示す上面図である。本実施の形態において、酸化剤極側集電体134の形状が第一の実施の形態において図1および図2を参照して説明した燃料電池本体100と異なる。本実施の形態において、図1および図2に示した燃料電池本体100と同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図示したように、本実施の形態における酸化剤極側集電体134には、複数の開口部668が形成される。複数の開口部668は、酸化剤極側集電体134を酸化剤極108上に配設したときに酸化剤極108の周囲に位置するように形成される。ここで、酸化剤極側集電体134の開口率は約22〜25%とすることができる。このようにすれば、排水部材664が外部と接する領域が広くなるので、排水部材664が吸収した水を速やかに蒸散させることができる。また、排水部材664中の水分を蒸散させることができるため、燃料電池の連続運転を行っても、排水部材664の水の吸水率を維持することもできる。
(第四の実施の形態)
図5は、本発明の第四の実施の形態における燃料電池本体を示す側面図である。本実施の形態では、排水部材664が第一の実施の形態において図1および図2を参照して説明した燃料電池本体100と異なる。本実施の形態においても、燃料電池本体は、図1および図2に示した燃料電池本体100と同様の構成を有する。図5(a)は、排水部材664を示す図である。本実施の形態において、排水部材664は燃料吸水部材670を含む。排水部材664には、固体電解質膜114および酸化剤極側集電体134の間に配設されたときに、固体電解質膜114および酸化剤極側集電体134の周囲に位置する領域に燃料吸水部材670が設けられている。燃料吸水部材670は、たとえば、吸水性ポリマーと綿の合繊により構成することができる。本実施の形態における吸水性ポリマーとしては、とくに制限はなく、既知の吸水性ポリマーを用いることができるが、たとえばポリアクリル酸ナトリウム塩等を用いることができる。燃料吸水部材670は、シート状に形成された排水部材664の周囲部分に接合される。
図5(b)は、図5(a)に示した排水部材664上に、第三の実施の形態で説明した酸化剤極側集電体134と同様に構成された酸化剤極側集電体134を配設した状態を示す図である。このようにすれば、排水部材664が吸収した水は、酸化剤極側集電体134の開口部668から蒸散するとともに排水部材664の周辺部分に接合された燃料吸水部材670に吸収されるので、排水部材664は、酸化剤極108で発生した水を速やかに吸収することができる。また、吸収した水が速やかに排除されるので、排水部材664は、連続的に効率よく水を吸収することができる。
(第五の実施の形態)
図7は、本発明の第五の実施の形態における燃料電池本体を示す側面図である。本実施の形態では、酸化剤極108の大きさが燃料極102よりも大きい点で第一の実施の形態および第二の実施の形態で説明した燃料電池本体100と異なる。図7(a)は図1に示した第一の実施の形態における燃料電池本体100を本実施の形態に適用した例、図7(b)は、図3に示した第三の実施の形態における燃料電池本体100を本実施の形態に適用した例を示す。本実施の形態において、酸化剤極108が燃料極102よりも大きく形成されるので、燃料極102および酸化剤極108を、固体電解質膜114を挟むようにして対向して配設したときに、酸化剤極108には燃料極102と対向しない領域が設けられる。このような領域に排水部材664を設けても燃料電池本体100の電極反応には影響を及ぼさない。そのため、排水部材664が酸化剤極108表面と接する面積を広く取ることができ、酸化剤極108で発生した水を効率よく除去することができる。また、第三の実施の形態で説明したように、複数の開口部668を有する酸化剤極側集電体134を用いた場合、酸化剤極側集電体134の開口率を高くすることができ、排水部材664が吸収した水を効率よく蒸散させることができる。
(実施例1)
図1に示した構成の燃料電池本体100を製造した。ここで、膜−電極接合体101の基体104および基体110の大きさは10mm×10mmとした。排水部材664としては、ポリエステル糸の織布(大きさ52.5mm×52.5mm、厚さ0.3mm、開口部665の大きさ9mm×9mm)を用いた。燃料極側集電体132および酸化剤極側集電体134の大きさは、32.5mm×32.5mmとした。排水部材664の開口部665は、酸化剤極108の基体110上に位置するように配設した。
以上のようにして製造した燃料電池本体100の燃料極102側には、燃料として10体積%のメタノール水溶液を供給し、酸化剤極108側には1気圧の空気を自然吸入により供給した。この条件で、運転温度を25℃、電流密度を65mA/cmで発電運転を行った。図6に、本発電運転により得られたセル電位の経時変化を示す。
(参照例1)
実施例1と同様の構成で、排水部材664を設けていない燃料電池本体を製造して、実施例1と同様の条件で発電運転を行った。この結果も図6に示す。
以上の構成の燃料電池では、運転開始から約20分後に安定な動作が開始されるため、運転開始から20分後のセル電位を初期値とする。比較例1の燃料電池では、運転開始から約200分後にセル電位が初期値に比べて約50%低下し、運転開始から約1200分後には約90%低下した。一方、実施例1の燃料電池では、運転開始から約1200分後においても、セル電位の低下を初期値に比べて20%以内に抑えることができた。
これらの燃料電池について、酸化極側の液滴の有無を観察したところ、比較例1の燃料電池では多くの液滴が基材およびガス流路に付着、滞留しているのが観察されたが、実施例1の燃料電池では液滴の形成は認められなかった。
以上の結果から、比較例1では基材およびガス流路へ液滴が付着、滞留することによりセル電位が低下していると考えられるが、実施例1の燃料電池では、このような液滴の付着、滞留が抑制される結果、反応ガスが安定して通流し、良好な発電特性を示したものと判断される。
また、実施例1の燃料電池の排水部材664として、ポリエステル糸の織布の代わりに、綿、および和紙を用いて同様に発電運転を実施したが、ポリエステル糸の織布を用いた場合と同様に、運転開始から約1200分後においても、セル電位の低下を初期値に比べても20%以内に抑えることができた。
(実施例2)
図3に示した構成の燃料電池本体100を製造し、実施例1と同様の条件で発電運転を行った。この結果も図6に示す。図6に示すように、本実施例の燃料電池もセル電位の低下良好な出力安定性を示した。実施例2の燃料電池は、運転開始から約1200分後においても、セル電位の低下を初期値に比べても10%以内に抑えることができた。
(実施例3)
図4に示した構成の燃料電池本体100を製造し、実施例1と同様の条件で発電運転を行った。この結果も図6に示す。図6に示すように、本実施例の燃料電池もセル電位の低下良好な出力安定性を示した。実施例4の燃料電池は、運転開始から約1200分後においても、セル電位の低下を初期値に比べても5%以内に抑えることができた。
(実施例4)
図4に示した構成の燃料電池本体100を製造した。本実施例の燃料電池は、実施例3の燃料電池と同様の構成を有するが、酸化剤極108側の基体110表面に6%PTFE懸濁液を浸漬することによって撥水処理を施した点で実施例3の燃料電池と異なる。実施例1と同様の条件で発電運転を行った。この結果も図6に示す。図6に示すように、本実施例の燃料電池もセル電位の低下良好な出力安定性を示した。実施例4の燃料電池は、運転開始から約1200分後においても、セル電位の低下を初期値に比べても5%以内に抑えることができた。
(実施例5)
図5に示した構成の燃料電池本体100を製造した。この燃料電池の燃料極102側には、燃料として10体積%のメタノール水溶液を供給し、酸化剤極108側には1気圧の空気を自然吸入により供給した。この条件で、運転温度を25℃、電流密度を130mA/cmで発電運転を行った。この結果も図6に示す。
(参照例2)
実施例3と同様の構成の燃料電池を製造して、実施例5と同様の条件(電流密度130mA/cm)で発電運転を行った。この結果も図6に示す。
ここでも運転開始から20分後のセル電位を初期値とする。実施例5および参照例2では、実施例1〜実施例4および参照例1に比べて、電流密度が2倍であるため、生成水の発生量も多くなる。参照例2では、運転開始から約1200分後にはセル電位が初期値に比べて約95%低下した。一方、実施例5の燃料電池では、運転開始から約1200分後においても、セル電位の低下を初期値に比べても約5%以内に抑えることができた。
本発明の燃料電池は、酸化剤極表面に排水部材が設けられ、排水部材は外部に開放された領域を含むため、酸化剤極で発生した水を速やかに吸水、蒸散させることができる。これにより、酸化剤極表面で発生した水の滞留に起因する電池性能の低下を長時間にわたって防ぐことができる。
また、排水部材に燃料吸水部材を設けた場合、酸化剤極で生成する水の量が蒸散する水の量より多い場合であっても、生成水が燃料吸水部材670に吸収され、燃料吸水部材670中に保持されるため、排水部材664の吸水率を維持することができる。また、燃料吸水部材670は、吸水により膨張するが、燃料吸水部材670は燃料電池外部に設置されているため、ガス流路の閉塞も起こらない。
以上、本発明を実施の形態および実施例をもとに説明した。この実施の形態および実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能であり、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そうした例を説明する。
以上の実施の形態において、燃料としてはメタノール水溶液等の液体燃料を用いた例を説明したが、燃料としてはジメチルエーテル等の炭化水素系燃料から得られる改質水素、または水素を使用することができる。
以上の実施例では、燃料電池の運転温度を約25℃としたが、本発明の燃料電池は、運転温度をたとえば80℃程度の高温としても、好適に酸化剤極に発生した水を除去することができる。
本発明は、複数の膜−電極接合体を直列接続した燃料電池スタックに適用することもできる。この場合、たとえば図8に示したように、排水部材664は、複数の膜−電極接合体で共有して用いることもできる。
本発明の第一の実施の形態における燃料電池本体を模式的に示した断面図である。 図1に示した膜−電極接合体の酸化剤極側を示す側面図である。 本発明の第二の実施の形態における燃料電池本体を示す図である。 本発明の第三の実施の形態における燃料電池本体を示す側面図である。 本発明の第四の実施の形態における燃料電池本体を示す側面図である。 実施例および比較例における燃料電池電位の経時変化を示すグラフである。 本発明の第五の実施の形態における燃料電池本体を示す側面図である。 複数の膜−電極接合体を含むスタック構造を示す図である。
符号の説明
100 燃料電池本体
101 膜−電極接合体
102 燃料極
104 基体
110 基体
106 燃料極側触媒層
108 酸化剤極
112 酸化剤極側触媒層
114 固体電解質膜
132 燃料極側集電体
134 酸化剤極側集電体
135 取入口
136 メッシュ部材
660 絶縁シート
662 絶縁シート
664 排水部材
665 開口部
666 開口部
668 開口部
670 燃料吸水部材

Claims (16)

  1. 燃料極および酸化剤極と、前記燃料極および前記酸化剤極の間に配設された固体電解質膜と、を含む燃料電池セルと、
    前記酸化剤極で発生した水を前記燃料電池セルの外部に排出する排出手段と、を含むことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、前記水を液体のまま前記燃料電池セルの外部に排出することを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1または2に記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、前記酸化剤極で発生した水を吸収するとともに、吸収した水を前記燃料電池セルの外部に導出することを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、少なくとも一部が前記酸化剤極に接して設けられたことを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、前記燃料電池セルの外部に露出した領域を含むことを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の燃料電池において、
    前記酸化剤極は、前記燃料極よりも面積が大きく形成されたことを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、吸水性シートを含むことを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項7に記載の燃料電池において、
    前記酸化剤極は、前記吸水性シートと前記固体電解質膜との間に配設され、
    前記吸水性シートは、前記固体電解質膜および前記酸化剤極よりも面積が大きく形成され、前記燃料電池セルの外部に露出した領域を含むことを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項7または8に記載の燃料電池において、
    前記吸水性シートは、酸化剤極表面が開口するように形成された開口部を含むことを特徴とする燃料電池。
  10. 1乃至9いずれかに記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、複数の前記燃料電池セルに共有に設けられたことを特徴とする燃料電池。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の燃料電池において、
    前記排出手段は、前記燃料を吸収して保持する燃料保持部材を含むことを特徴とする燃料電池。
  12. 請求項11に記載の燃料電池において、
    前記燃料保持部材は、前記燃料電池セルの外部に設けられたことを特徴とする燃料電池。
  13. 請求項1乃至12いずれかに記載の燃料電池において、
    前記酸化剤極側に設けられ、開口部が形成された集電体をさらに含み、
    前記排出手段の一部は、前記開口部において、前記燃料電池セルの外部に露出したことを特徴とする燃料電池。
  14. 請求項1乃至13いずれかに記載の燃料電池を搭載したことを特徴とする携帯型電気機器。
  15. 燃料極および酸化剤極と、前記燃料極および前記酸化剤極の間に配設された固体電解質膜と、を含む燃料電池の運転方法であって、
    前記酸化剤極で発生した水を前記燃料電池の外部に排出させながら前記燃料電池を運転することを特徴とする燃料電池の運転方法。
  16. 請求項15に記載の燃料電池の運転方法において、前記水を液体のまま前記燃料電池外部に排出することを特徴とする燃料電池の運転方法。
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