JP3723184B2 - 基板溝へのチューブの組み付け装置 - Google Patents

基板溝へのチューブの組み付け装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、建物の床暖房に用いられる床材のように、基板と、この基板の表面に成形された溝に嵌入され温水等を流動可能とさせるチューブとを備えたものの組み付け装置に関し、より詳しくは、基板に成形された溝にチューブを自動的に組み付けできるようにする新規な基板溝へのチューブの組み付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記床材の組み立て作業における上記溝へのチューブの組み付け作業は、従来、手作業に依っている。即ち、まず、水平に延びる作業台上に、発泡スチロール製である基板が載置される。この基板の表面には、予め、この表面に沿って屈曲する溝が成形されている。上記基板は、例えば、2m×3mの大きさであり、溝の幅寸法は10mm程度である。上記溝に対し、樹脂製のチューブをその径方向で嵌入させるが、この場合、チューブを巻回して収容するドラムを上記基板の外方に配置する。そして、作業者が上記基板上に載って、上記チューブの一端部を上記ドラムから引き出し、上記チューブの一端部側から上記溝に対し、押し込み具により順次嵌入させる。
【0003】
上記溝に対しチューブの嵌入が完了すれば、上記基板の表面にアルミ箔が貼り付けられ、これにより、上記溝にチューブが保持されて床材が成形される。その後、上記床材で建物の床を成形し、上記チューブに温水を流通させれば、床暖房が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記基板の溝に対しチューブの組み付け作業をする場合、上記溝は何度も屈曲しており、また、その全長は長いことから、上記組み付け作業は極めて煩雑である。
【0005】
また、上記組み付け作業をする場合、作業者は基板の上に載ってこの作業を行うが、上記基板は発泡スチロール製であって、強度が低いため、特に、上記溝の開口縁は外力によって容易に破損するおそれがある。このため、上記作業中には、上記溝の開口縁を破損させないように留意する必要があるが、これにより、上記組み付け作業は更に煩雑になる。
【0006】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、基板の表面に成形された溝に対しチューブを嵌入させる組み付け作業が自動的に、容易に、迅速にできるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の基板溝へのチューブの組み付け装置は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0008】
請求項1の発明は、基板2の表面に沿って屈曲するようこの表面に成形された溝3に対し、チューブ4をその径方向で嵌入させるための装置であって、
【0009】
上記基板2に対し相対移動可能とされ、上記チューブ4をその一端部側から上記溝3に沿うようこの溝3に向って順次供給して上記溝3に順次嵌入可能とさせる組み付け手段18と、この組み付け手段18の作動を電子的に制御する制御装置53とを備え、この制御装置53が、上記溝3の複数種の所定屈曲形状について、上記組み付け手段18が上記溝3にチューブ4を嵌入させる上でそれぞれとるべき作動順序を記憶し、これら作動順序のうち、任意に選択された作動順序に基づく上記制御装置53の制御により、上記組み付け手段18が自動的に作動させられるようにしたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記組み付け手段18と共に移動して上記溝3に対する上記組み付け手段18の相対位置を検出する位置センサー51を備え、この位置センサー51の検出信号に基づく上記制御装置53の制御により、上記溝3にチューブ4を嵌入させる上で上記溝3に対し上記組み付け手段18がとるべき位置にこの組み付け手段18が位置させられるようにしたものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記組み付け手段18から上記溝に至るチューブの部分を加熱する加熱手段を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0013】
図において、符号1は板状製品であり、この板状製品1は例えば、建物の床暖房用の床を構成する床材である。この板状製品1は、平坦に延びる矩形状の発泡スチロール製基板2と、この基板2の表面に沿って屈曲するようこの表面に成形された断面U字形状の溝3に対し、その径方向で嵌入される、より具体的には圧入される断面円形で樹脂製のチューブ4と、上記基板2の裏面に面接合してこの基板2を保形するステンレス製の補強板5とを備えている。
【0014】
上記基板2に成形された溝3に対し、上記チューブ4をその径方向で嵌入させるためのチューブ組み付け装置7が設けられている。
【0015】
上記チューブ組み付け装置7は、作業床8上に支持された第1固定台9と、上面が水平方向に延び水平方向の一方向であるX方向(X)で、往、復移動自在となるよう上記第1固定台9上に支承され、その上面に上記基板2を着脱可能に支持する移動テーブル10と、水平方向かつ上記X方向(X)に直交するY方向(Y)で上記第1固定台9に跨って上記作業床8に支持される門形の第2固定台11と、上記移動テーブル10の上方域を上記Y方向(Y)で、往、復移動自在となるよう上記第2固定台11に支承される移動基台12と、上記基板2の表面に垂直である鉛直方向に沿って延びる軸心13回りに往、復回動R1自在、かつ、各回動方向にそれぞれ360°を越えて回動自在となるよう上記移動基台12に枢支されてこの移動基台12と共に移動する移動体14とを備え、上記移動テーブル10上の基板2の表面(上面)は水平に延びている。
【0016】
また、上記チューブ組み付け装置7は、上記移動体14に支持されこの移動体14と共に移動しながら、上記チューブ4をその一端部側から上記溝3に沿うようこの溝3の開口に向って順次供給する供給手段16と、上記移動体14に支持されこの移動体14と共に移動しながら、上記溝3に向って供給された直後のチューブ4を上記溝3に順次嵌入させる嵌入手段17とを備えている。
【0017】
即ち、上記チューブ組み付け装置7は、上記基板2に対し相対移動可能とされ、上記チューブ4をその一端部側から上記溝3に沿うようこの溝3に向って順次供給して上記溝3に順次嵌入可能とさせる組み付け手段18を備え、この組み付け手段18は、上記移動テーブル10、移動基台12、移動体14、供給手段16、および嵌入手段17を備えている。
【0018】
また、上記チューブ組み付け装置7は、上記移動テーブル10をX方向(X)で往、復移動させるよう駆動する電動ねじジャッキ式のX方向駆動手段20と、上記移動基台12をY方向(Y)で往、復移動させるよう駆動する電動ねじジャッキ式のY方向駆動手段21と、上記移動体14を上記軸心13回りに往、復回動R1させる歯車電動式の回動駆動手段22とを備えている。
【0019】
上記供給手段16は、上記移動基台12に支持され、上記基板2の表面から離れた位置から、上記軸心13近傍を通り上記基板2側に向けて上記チューブ4を案内する断面円形のパイプ製ガイド体25と、上記移動体14に支承され、上記ガイド体25から上記溝3に至る間の上記チューブ4の部分26を挟んで電動機である回転駆動手段27による駆動力で互いに逆回転駆動させられ、このチューブ4の部分26を上記溝3に向けて強制的に送り込む一対の送り込みローラ28,28とを備えている。これら両送り込みローラ28,28で挟まれた上記チューブ4の部分の軸心29は上記溝3に対し傾斜させられ、上記溝3に嵌入されたチューブ4の部分と、上記両送り込みローラ28,28で挟まれたチューブ4の部分とのなす角が鈍角(ほぼ100〜120°)になるよう上記両送り込みローラ28,28が配置されている。
【0020】
上記嵌入手段17は、上記移動体14に空圧シリンダ式の昇降駆動手段32を介し昇降自在に支承され、上記Z方向(Z)に沿った視線でみて、上記両送り込みローラ28,28で挟まれたチューブ4の部分に直交する軸心33回りに回転自在とされる押えローラ34を備え、下降した上記押えローラ34は上記基板2の表面を押圧するよう上記軸心33回りに転動して、上記両送り込みローラ28,28により上記溝3の開口に向って送り込まれたチューブ4を押圧して、上記溝3に嵌入(圧入)させる。
【0021】
上記チューブ組み付け装置7は、上記組み付け手段18の供給手段16のガイド体25内から上記基板2に至るチューブ4の少なくともいずれかの部分を加熱して軟化させる加熱手段37を備え、この加熱手段37は上記ガイド体25に外嵌される電熱ヒータ38で構成されている。
【0022】
上記チューブ組み付け装置7は、上記移動基台12に支持されて上記移動体14と共に、X方向(X)とY方向(Y)とに移動し、上記供給手段16に供給されるチューブ4を収容する収容手段40を備えている。この収容手段40は、上記移動基台12上に支承されて上記チューブ4を巻回させて収容する収容ドラム41と、上記移動基台12上に支承され、上記収容ドラム41から引き出されたチューブ4の一端部を一旦上記供給手段16および収容ドラム41よりも上側に持ち上げた後、上記供給手段16のガイド体25内に供給するプーリー42とを備え、上記収容ドラム41は、この収容ドラム41からのチューブ4の自由な引き出しを規制するブレーキ手段を備えている。
【0023】
上記チューブ組み付け装置7は、上記組み付け手段18の嵌入手段17により、溝3にチューブ4を嵌入させた直後に、このチューブ4を、上記溝3への嵌入状態に保持する保持手段44を備えている。この保持手段44は、上記移動体14の回動R1とは独立して上記軸心13回りに往、復回動R2自在となるよう上記移動基台12に枢支される回動体45と、この回動体45を上記軸心13回りに往、復回動R2させる歯車電動式の回動駆動手段46と、上記回動体45に空圧シリンダ式の往復駆動手段47を介して昇降自在に支承され、その上昇時に別途準備された貼着テープ48を把持する一方、下降時に上記貼着テープ48を上記溝3に嵌入された直後のチューブ4と上記溝3の左右開口縁とに跨って貼着させる貼着機49とを備えている。上記溝3に嵌入されたチューブ4は上記溝3の内面に圧接するため、この圧接による摩擦力でこの溝3から離脱することは防止されるが、この離脱は上記貼着テープ48によって、より確実に防止される。
【0024】
上記チューブ組み付け装置7は、上記組み付け手段18の移動体14に支持されてこの移動体14と共に移動し、上記溝3の左右開口縁に対する上記組み付け手段18の供給手段16のX方向(X)、Y方向(Y)での相対位置を検出する位置センサー51と、上記チューブ組み付け装置7の各駆動手段20〜22,27,32,46,47、ヒータ38、および位置センサー51とそれぞれ電気的に接続されて、入力により記憶されたデータや上記位置センサー51の検出信号に基づく上記制御装置53の制御により、上記チューブ組み付け装置7の組み付け手段18を含む各構成部品の作動を電子的に制御する制御装置53とを備えている。
【0025】
上記制御装置53は、上記溝3の複数種の所定屈曲形状について、上記組み付け手段18が上記溝3にチューブ4を嵌入させる上でそれぞれとるべき作動順序を記憶しており、これら作動順序のうち、上記制御装置53への操作によって任意に選択された作動順序に基づく上記制御装置53の制御により、上記組み付け手段18が自動的に作動させられるようになっている。
【0026】
上記チューブ組み付け装置7を用いての上記板状製品1の組み立て作業における上記基板2の溝3へのチューブ4の組み付け作業につき説明する。
【0027】
まず、上記組み付け手段18の移動テーブル10を初期位置に位置させる。上記移動テーブル10上に支持した基板2に対し上記移動体14を相対移動させて、この移動体14を初期位置に位置させる。上記収容手段40からのチューブ4の一端部側を上記供給手段16のガイド体25に挿通させると共に、上記両送り込みローラ28,28に挟み付けさせ、かつ、上記チューブ4の一端部を上記基板2の溝3の一端部に嵌入させる。
【0028】
ここで、上記したように制御装置53は、溝3の各所定屈曲形状について、それぞれ組み付け手段18がとるべき作動順序を記憶しているため、上記移動テーブル10上に支持された基板2の溝3が、上記した所定屈曲形状のうちのいずれであるかを見定める。そして、この所定屈曲形状に対応する作動順序を上記制御装置53への操作で選択し、上記作動順序に基づくこの制御装置53の制御により、上記チューブ組み付け装置7の組み付け手段18を含む各構成部品を作動させることとする。
【0029】
そこで、上記制御装置53をスタート操作すると、この制御装置53の制御に基づいて、上記X方向駆動手段20により上記移動テーブル10がX方向(X)に往、復移動させられ、上記Y方向駆動手段21により上記移動基台12が移動体14と共にY方向(Y)に往、復移動させられ、かつ、上記回動駆動手段22により上記移動基台12に対し軸心13回りで上記移動体14が往、復回動R1させられ、もって、上記移動体14に支持された上記供給手段16と嵌入手段17とが、上記基板2の表面に沿う方向で、この基板2と相対移動する。つまり、上記組み付け手段18が上記基板2と相対移動する。
【0030】
そして、図3や図6で示すように、上記組み付け手段18の供給手段16は、上記移動体14と共に移動しながら上記チューブ4をその一端部側から上記溝3に沿うようこの溝3に向って供給し、上記組み付け手段18の嵌入手段17は、上記移動体14と共に移動しながら上記溝3に向って供給された直後のチューブ4を押圧して、上記溝3に順次嵌入させる。この嵌入による基板2の溝3へのチューブ4の組み付け作業は、上記制御装置53の制御により、上記溝3の終端部に至るまで、自動的に行われる。上記溝3へのチューブ4の組み付け作業が完了すれば、上記基板2の表面に全体的にアルミ箔が貼り付けられ、これにより溝3にチューブ4が保持されて、上記板状製品1が成形される。
【0031】
このため、上記基板2の溝3へのチューブ4の組み付け作業は、従来、手作業によっていたことに比べて、自動的になされ、この組み付け作業は上記基板2の表面を傷付けることもなく、極めて容易にできる。
【0032】
上記の場合、上記供給手段16は、上記基板2の表面から離れた位置から、上記軸心13近傍を通り上記基板2側に向けて上記チューブ4を案内するガイド体25と、このガイド体25から上記溝3に至る間の上記チューブ4の部分26を挟んで互いに逆回転駆動し、このチューブ4の部分26を上記溝3に向けて送り込む一対の送り込みローラ28,28とを備え、これら両送り込みローラ28,28で挟まれたチューブ4の部分の軸心29を上記溝3に対し傾斜させてある。
【0033】
このため、上記ガイド体25内におけるチューブ4の部分は、上記組み付け手段18の移動体14と供給手段16のほぼ回動中心に位置していることから、これら移動体14が供給手段16と共に上記軸心13回りに回動R1するとき、上記チューブ4の部分に対し上記供給手段16のガイド体25から無理な外力を与えられることは防止され、上記チューブ4は溝3に円滑に嵌入させられる。
【0034】
しかも、上記ガイド体25で案内された後のチューブ4の部分が上記両送り込みローラ28,28で挟まれたとき、上記チューブ4の部分は上記溝3に対し傾斜させられるため、上記チューブ4の部分が溝3に対し直角である場合に比べ、上記溝3に嵌入される直前のチューブ4の部分が大きく屈曲させられるということは防止され、上記チューブ4は溝3に円滑に嵌入される。
【0035】
よって、上記基板2の溝3へのチューブ4の嵌入が円滑になされる分、上記組み付け作業が、より容易、かつ、迅速にできる。
【0036】
また、前記したように、移動体14を上記軸心13回りで360°を越えて回動可能としてある。
【0037】
このため、上記溝3の形状が螺旋形状となるよう屈曲していても、この溝3に上記移動体14と共に供給手段16と嵌入手段17とが追従できて、上記チューブ組み付け装置7による組み付け作業の作業性が向上する。
【0038】
また、前記したように、組み付け手段18と共に移動して上記溝3に対する上記組み付け手段18の相対位置を検出する位置センサー51を備え、この位置センサー51の検出信号に基づく上記制御装置53の制御により、上記溝3にチューブ4を嵌入させる上で上記溝3に対し上記組み付け手段18がとるべき位置にこの組み付け手段18が位置させられるようにしてある。
【0039】
このため、前記したように選択された作動順序に基づく上記制御装置53の制御により、上記組み付け手段18が作動して、上記溝3にチューブ4が順次嵌入されるとき、仮に、上記溝3に対する上記組み付け手段18の相対位置に寸法誤差が生じたとすると、上記位置センサー51の検出信号に基づく上記制御装置53の制御により、上記組み付け手段18は、この組み付け手段18がとるべき位置に位置させられ、この組み付け手段18により溝3へのチューブ4の嵌入が円滑になされる。
【0040】
よって、上記基板2の溝3へのチューブ4の嵌入が円滑になされる分、上記組み付け作業が、より容易、かつ、迅速にできる。
【0041】
また、前記したように、組み付け手段18のガイド体25内から上記溝3に至るチューブ4の部分を加熱する加熱手段37を備えている。
【0042】
このため、上記溝3に嵌入されようとするチューブ4は上記加熱手段37による加熱によって軟化させられることから、上記組み付け手段18の供給手段16により溝3に向って供給されたチューブ4を上記嵌入手段17により上記溝3に嵌入させるとき、上記チューブ4は容易に変形して上記溝3に円滑に嵌入させられる。
【0043】
よって、仮に、上記制御装置53の制御による上記組み付け手段18の作動中に、上記溝3に対する上記組み付け手段18の相対位置に寸法誤差が生じたとしても、上記したようにチューブ4は変形して多少の誤差は吸収して上記溝3に円滑に嵌入させられることから、その分、上記組み付け作業が、より容易、かつ迅速にできる。
【0044】
また、前記したように、組み付け手段18の供給手段16に供給されるチューブ4を収容して上記移動体14と共に移動する収容手段40を備えている。
【0045】
このため、上記供給手段16と収容手段40とが上記基板2に対しいずれの部位に相対移動したとしても、上記移動体14に支持された上記供給手段16と上記収容手段40とは互いに同行移動して、これらの互いの離間距離はほぼ一定に保たれることから、上記収容手段40から供給手段16に供給されるチューブ4の張力もほぼ一定に保たれるのであって、上記供給手段16による上記溝3へのチューブ4の供給は安定してなされ、上記チューブ4は溝3に円滑に嵌入される。
【0046】
よって、上記基板2の溝3へのチューブ4の嵌入が円滑になされる分、上記組み付け作業が、より容易、かつ、迅速にできる。
【0047】
また、前記したように、上記組み付け手段18の嵌入手段17により溝3にチューブ4を嵌入させた直後に、このチューブ4を上記溝3への嵌入状態に保持する保持手段44を備えている。
【0048】
このため、上記溝3にチューブ4が一旦嵌入されると、このチューブ4が上記溝3から無意図的に離脱するということは防止される。よって、上記溝3へのチューブ4の組み付け作業中、上記溝3からのチューブ4の離脱に留意しないで済む分、上記組み付け作業が更に容易となる。
【0049】
なお、以上は図示の例によるが、X方向(X)とY方向(Y)のうち、いずれか一方向が鉛直方向であってもよい。また、上記溝3の断面視で、この溝3を蟻溝形状として、この溝3にチューブ4を嵌入したとき、上記溝3の内周面のほぼ全体にわたり上記チューブ4の外周面が面接触(圧接)するようにして、上記溝3からチューブ4が離脱しないようにしてもよく、この構成を、上記保持手段44に代えてもよい。
【0050】
また、上記移動体14と保持手段44の回動体45とは互いに一体化してもよい。また、上記押えローラ34は、これに代えて上記基板2の表面を摺動するスライダーであってもよい。また、上記加熱手段37は上記ガイド体25内を流通する熱風であってもよく、このようにすれば、上記ガイド体25の利用による簡単な構成で上記チューブ4の加熱ができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0052】
請求項1の発明は、板の表面に沿って屈曲するようこの表面に成形された溝に対し、チューブをその径方向で嵌入させるための装置であって、
【0053】
上記基板に対し相対移動可能とされ、上記チューブをその一端部側から上記溝に沿うようこの溝に向って順次供給して上記溝に順次嵌入可能とさせる組み付け手段と、この組み付け手段の作動を電子的に制御する制御装置とを備え、この制御装置が、上記溝複数種の所定屈曲形状について、上記組み付け手段が上記溝にチューブを嵌入させる上でそれぞれとるべき作動順序を記憶し、これら作動順序のうち、任意に選択された作動順序に基づく上記制御装置の制御により、上記組み付け手段が自動的に作動させられるようにしてある。
【0054】
このため、上記基板の溝が、上記した所定屈曲形状のうちのいずれであるかを見定め、この所定屈曲形状に対応する作動順序を上記制御装置への操作で選択し、上記作動順序に基づくこの制御装置の制御により、上記組み付け手段を作動させる。すると、この組み付け手段は、上記基板に対し相対移動しながら、上記作動順序の通りに作動して、上記溝にチューブを順次嵌入させる。
【0055】
よって、上記基板の溝へのチューブの組み付け作業は、従来、手作業によっていたことに比べて、自動的になされ、この組み付け作業は上記基板の表面を傷付けることもなく、極めて容易にできる。
【0056】
請求項2の発明は、上記組み付け手段と共に移動して上記溝に対する上記組み付け手段の相対位置を検出する位置センサーを備え、この位置センサーの検出信号に基づく上記制御装置の制御により、上記溝にチューブを嵌入させる上で上記溝に対し上記組み付け手段がとるべき位置にこの組み付け手段が位置させられるようにしてある。
【0057】
このため、前記したように選択された作動順序に基づく上記制御装置の制御により、上記組み付け手段が作動して、上記溝にチューブが順次嵌入されるとき、仮に、上記溝に対する上記組み付け手段の相対位置に寸法誤差が生じたとすると、上記位置センサーの検出信号に基づく上記制御装置の制御により、上記組み付け手段は、この組み付け手段がとるべき位置に位置させられ、この組み付け手段により溝へのチューブの嵌入が円滑になされる。
【0058】
よって、上記基板の溝へのチューブの嵌入が円滑になされる分、上記組み付け作業が、より容易、かつ、迅速にできる。
【0059】
請求項3の発明は、上記組み付け手段から上記溝に至るチューブの部分を加熱する加熱手段を備えている。
【0060】
このため、上記溝に嵌入されようとするチューブは上記加熱手段による加熱によって軟化させられることから、上記組み付け手段によりチューブを上記溝に嵌入させるとき、上記チューブは容易に変形して上記溝に円滑に嵌入させられる。
【0061】
よって、仮に、上記制御装置の制御による上記組み付け手段の作動中に、上記溝に対する上記組み付け手段の相対位置に寸法誤差が生じたとしても、上記したようにチューブは変形して多少の誤差は吸収して上記溝に円滑に嵌入させられることから、その分、上記組み付け作業が、より容易、かつ、迅速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブ組み付け装置の全体平面図である。
【図2】図1の2‐2線矢視断面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【図5】図4の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図3に相当する作用説明図である。
【符号の説明】
1 板状製品
2 基板
3 溝
4 チューブ
7 チューブ組み付け装置
10 移動テーブル
12 移動基台
13 軸心
14 移動体
16 供給手段
17 嵌入手段
18 組み付け手段
20 X方向駆動手段
21 Y方向駆動手段
22 回動駆動手段
25 ガイド体
26 部分
27 回転駆動手段
28 送り込みローラ
29 軸心
37 加熱手段
40 収容手段
44 保持手段
51 位置センサー
53 制御装置
(X) X方向
(Y) Y方向
(Z) Z方向
R1 回動
R2 回動

Claims (3)

  1. 基板の表面に沿って屈曲するようこの表面に成形された溝に対し、チューブをその径方向で嵌入させるための装置であって、
    上記基板に対し相対移動可能とされ、上記チューブをその一端部側から上記溝に沿うようこの溝に向って順次供給して上記溝に順次嵌入可能とさせる組み付け手段と、この組み付け手段の作動を電子的に制御する制御装置とを備え、この制御装置が、上記溝の複数種の所定屈曲形状について、上記組み付け手段が上記溝にチューブを嵌入させる上でそれぞれとるべき作動順序を記憶し、これら作動順序のうち、任意に選択された作動順序に基づく上記制御装置の制御により、上記組み付け手段が自動的に作動させられるようにした基板溝へのチューブの組み付け装置。
  2. 上記組み付け手段と共に移動して上記溝に対する上記組み付け手段の相対位置を検出する位置センサーを備え、この位置センサーの検出信号に基づく上記制御装置の制御により、上記溝にチューブを嵌入させる上で上記溝に対し上記組み付け手段がとるべき位置にこの組み付け手段が位置させられるようにした請求項1に記載の基板溝へのチューブの組み付け装置。
  3. 上記組み付け手段から上記溝に至るチューブの部分を加熱する加熱手段を備えた請求項1、もしくは2に記載の基板溝へのチューブの組み付け装置。
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