JP3722624B2 - 排水桝の敷設方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、傾斜地あるいは雛段状の造成地等に排水管を埋設する際に使用する排水桝の敷設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平6ー43485号には、傾斜地あるいは雛段状の造成地等に排水管を接続する際に使用できる排水桝が開示されている。この排水桝は、図4に部分切断断面図で示した如く、立ち上がり管1aの下部側壁に流出管2aが溶接され、また立ち上がり管1aの下端側に凹状弯曲面をもった上げ底3aが溶接等によって取り付けられると共に、上げ底3aと底板3bとで形成された上げ底空間に砂や発泡ウレタン等の充填材Xが充填されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の排水桝は部品相互の取り付け位置が明確に設定されていないため、立ち上がり管1aに流出管2aや上げ底3aを溶接等する際に接続作業に手間がかかるだけでなく、強固に接合されないため長期使用によって部品相互が分離して破損する危険性がある。特に、配管の施工現場では、排水桝の埋設深さ等に応じて立ち上がり管1aの長さ寸法を決めたり、流入管の接続位置と対応する側壁に接続孔を穿設しなければならないため、従来の排水桝では施工作業が複雑となり、確実かつ強固な接続が得られない。
【0004】
本発明はかかる課題を解決したものであって、排水桝を3部品で構成して配管の施工現場での組み立てが簡単かつ確実に行なえると共に、長期使用によっても部品相互が分離して破損する危険性がない排水桝の敷設方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の排水桝の敷設方法は、所望の長さ寸法を有する立ち上がり管と、鍔付ソケットと、円盤状の底壁の周縁から垂下した円筒部を有すると共に、該円筒部の外周側に設けられた円筒状の支持体との間に前記立ち上がり管の下端部が嵌入される環状溝と立ち上がり管の下部外壁面に接着接合された鍔付ソケットの鍔部の下端部が嵌入される円弧状の隙間が設けられた桝底板とからなる排水桝を配管の施工現場に持ち込んで組み立て施工するにあたり、立ち上がり管の下部側壁に接続孔を穿設してから該接続孔を囲繞する管外壁面に鍔付ソケットの鍔部を接着接続し、次いで立ち上がり管の下端部を桝底板の円筒部と支持体の間に設けられた隙間に押し込んで接着接合し、また立ち上がり管の側壁適所に穿設した接続孔を囲繞する管外壁面にサドル継手の鍔部を接着接続して該サドル継手の分岐部に流入管を接続し、前記鍔付ソケットの支管に流出管を接続することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にて詳細に説明する。
図1は本発明の排水桝の展開状態を示す斜視図、図2は鍔付ソケットの背面図、図3は本発明の排水桝を現場に設置した状態を示す断面図であって、図中の符号1は塩ビ管等の長尺の合成樹脂管からなる立ち上がり管である。2は鍔付ソケット、3は桝底板である。
【0007】
鍔付ソケット2は円弧状に弯曲した鍔部21の凸面側に支管22を突設したものであって、鍔部21には支管22と連通する貫通孔20が設けられている。鍔部21の背面(凹面側)には、貫通孔20の周縁の上部に係止突起23と、下部に連結突起24とが設けられている。
【0008】
係止突起23の先端部は上方に折れ曲がって鉤状となっており、該係止突起23を立ち上がり管1の接続孔11及び切り欠き部12を潜らせて嵌入したとき、立ち上がり管1の内壁面と係合するようになっている。また、連結突起24は貫通孔20の周縁に沿って円弧状に形成されており、立ち上がり管1の接続孔11に嵌入できるようになっている。このとき、連結突起24の先端が立ち上がり管1の内壁面より若干突出し、その先端下面に設けられた面取り状の傾斜面が後述する桝底板3のインバート面と隙間なく擦り合わせ接合できるようになっている。
【0009】
また、桝底板3は塩ビ樹脂の射出成形による一体成形品であって、円盤状の底壁31の周縁から垂下する円筒部32が設けられており、該円筒部32の下端縁に水平方向に突出するフランジ36が設けられている。フランジ36の上面には円筒状の支持体33が設けられており、該支持体33と前記円筒部32との間に立ち上がり管1の下端部が嵌入される環状溝34と、立ち上がり管1の下部外壁面に接着接合された鍔付ソケット2の鍔部21の下端部が嵌入される円弧状の隙間35が形成されている。
【0010】
前記桝底板3の底壁31の上面は周縁部から中央部に向かってすり鉢状に傾斜しており、最も低くなった中央部から前記円弧状の隙間35の中心に向かって下り勾配で傾斜したインバート310が形成されている。インバート310は断面円弧状に形成されており、その終端縁に傾斜面311が設けられている。この傾斜面311に前述した鍔付ソケット2の連結突起24の先端下面に設けられた傾斜面が接着剤を介して擦り合わせ接合できるようになっている。
【0011】
本発明では、前述した立ち上がり管1、鍔付きソケット2、桝底板3を配管の施工現場に搬入してから次のようにして組み立てる。まず、長尺の立ち上がり管1を所定長さに切断し、該立ち上がり管1の下部側壁に接続孔11を穿設すると共に、該接続孔11の上縁に半円弧状の切り欠き部12を設ける。また、流入管4が接続される立ち上がり管1の側壁適所に所望の内径を有する接続孔13を穿設しておく。
【0012】
次いで、立ち上がり管1の下部側壁に穿設された接続孔11を囲繞する管外壁面と、鍔付ソケット2の鍔部21の背面に接着剤を塗布する。そこで、鍔付ソケット2の係止突起23を立ち上がり管1の接続孔11及び切り欠き部12に潜らせてから、鍔部21の背面を立ち上がり管1の外壁面に強く押し付けて接着接合する。
【0013】
次に、立ち上がり管1の下端部の内外周面と鍔付ソケット2の鍔部21の下端部外面に接着剤を塗布し、桝底板3の円筒部32と支持体33との間に立ち上がり管1の下端部を押し込む。すると、立ち上がり管1の下端部が桝底板3の環状溝34に嵌入されて強固に接着接合され、これと同時に円弧状の隙間35に嵌入された鍔付ソケット2の鍔部21の下端部が支持体33と強固に接着接合する。この接続状態では、鍔付ソケット2の鍔部21の下端部が支持体33で覆われ、また鍔部21の背面に設けた係止突起23が立ち上がり管1の内壁面と係合している。即ち、係止突起23と鍔部21との間に立ち上がり管1の内外壁が挟持されているため、現場での組み立て作業の際や配管施工後に鍔付ソケット2の支管22に上方から土圧等が作用しても立ち上がり管1の外壁面から鍔部21が剥離することもない。
【0014】
この様にして組み立てられた排水桝は、図3に示した如く地面を掘り起こして形成した掘削溝内に設置されるものであって、立ち上がり管1の側壁適所に穿設した接続孔13を囲繞する管外壁面にサドル継手5の鍔部51を接着接続する。そこで、サドル継手5の分岐部52に流入管4の端部を挿入し、シールリングを介して伸縮自在に接続する。また、前記鍔付ソケット2の支管22に流出管6の端部に設けた受口を外挿し、シールリングを介して伸縮自在に接続する。
【0015】
最期に、立ち上がり管1の上端に蓋受け枠7を装着し、該蓋受け枠7に蓋体8を着脱自在に装着してから掘り起こした土砂等の埋め戻すと、排水桝の敷設作業が完了する。
【0016】
尚、前記実施例では立ち上がり管1の下部側壁に接続孔11を穿設すると共に、該接続孔11の上縁に半円弧状の切り欠き部12を設けたものを例示したが、切り欠き部12はなくてもよい。この場合には、鍔部21の背面(凹面側)に設ける係止突起23を若干下方に位置させておいて、該係止突起23を接続孔11の周縁に係合させるようにすればよい。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明の排水桝は立ち上がり管と鍔付ソケットと桝底板とからなるものであって、部品相互を簡単かつ確実に組み付けることができるので、配管の施工現場でも確実かつ強固な接着接合が得られる。このため、施工後に地震等による地盤変動が生じても部品相互が分離して破損することもなく、長期に亘って安定した状態で水密性が確保される。
【0018】
また、鍔付ソケットの鍔部の背面に鉤状の係止突起が設けられていると、該係止突起と鍔部との間に立ち上がり管の内外壁が挟持されるため、立ち上がり管と鍔付ソケットとが強固に接着接合され、鍔付ソケットの支管に上方から土圧等が作用しても立ち上がり管の外壁面から鍔部が剥離することもない。
【0019】
更に、鍔付ソケットの鍔部の背面に連結突起とが設けられていると、該連結突起の先端下面に設けられた面取り状の傾斜面が桝底板のインバート面と接着剤を介して隙間なく接着接合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の排水桝の展開状態を示す斜視図である。
【図2】図2は鍔付ソケットの背面図である。
【図3】図3は本発明の排水桝を現場に設置した状態を示す断面図である。
【図4】図4は従来の排水桝を示す部分切断断面図である。
【符号の説明】
1 立ち上がり管
11 接続孔
2 鍔付ソケット
21 鍔部
3 桝底板
31 底壁
32 円筒部
33 支持体

Claims (3)

  1. 所望の長さ寸法を有する立ち上がり管(1)と、鍔付ソケット(2)と、円盤状の底壁(31)の周縁から垂下した円筒部(32)を有すると共に、該円筒部(32)の外周側に設けられた円筒状の支持体(33)との間に前記立ち上がり管(2)の下端部が嵌入される環状溝(34)と立ち上がり管(2)の下部外壁面に接着接合された鍔付ソケット(2)の鍔部(21)の下端部が嵌入される円弧状の隙間(35)が設けられた桝底板(3)とからなる排水桝を配管の施工現場に持ち込んで組み立て施工するにあたり、立ち上がり管(1)の下部側壁に接続孔(11)を穿設してから該接続孔(11)を囲繞する管外壁面に鍔付ソケット(2)の鍔部(21)を接着接続し、次いで立ち上がり管(1)の下端部を桝底板(3)の円筒部(32)と支持体(33)の間に設けられた隙間(34,35)に押し込んで接着接合し、また立ち上がり管(1)の側壁適所に穿設した接続孔(13)を囲繞する管外壁面にサドル継手(5)の鍔部(51)を接着接続して該サドル継手(5)の分岐部(52)に流入管(5)を接続し、前記鍔付ソケット(2)の支管(22)に流出管(6)を接続することを特徴とする排水桝の敷設方法。
  2. 前記鍔付ソケット(2)の鍔部(21)の背面には鉤状の係止突起(23)が設けられており、該係止突起(23)と鍔部(21)との間に立ち上がり管(1)の内外壁を挟持することを特徴とする請求項1記載の排水桝の敷設方法。
  3. 前記鍔付ソケット(2)の鍔部(21)の背面には貫通孔
    (20)の周縁下部に沿って円弧状の連結突起(24)が設けられており、該連結突起(24)の先端が立ち上がり管(1)の内壁面より若干突出し、その先端下面に設けられた面取り状の傾斜面を桝底板(3)のインバート面に接着接合することを特徴とする請求項1記載の排水桝の敷設方法。
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