JP3720399B2 - 直接感熱画像形成による画像作成方法 - Google Patents

直接感熱画像形成による画像作成方法 Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は直接感熱画像形成のための記録方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
感熱画像形成又はサーモグラフィは画像に従って変調された熱エネルギーを利用して画像を発生させる記録法である。サーモグラフィは感光性ではなく、熱に敏感又は感熱性である材料に関するものであって、画像に従って適用された熱は光学濃度を変化する化学的又は物理的方法によって、感熱画像形成材料に可視変化をもたらすのに充分なものである。
【0003】
たいていの直接感熱記録材料は化学的タイプのものである。ある変換温度に加熱されるとすぐに、不可逆の化学反応が起こり着色画像を生成する。
【0004】
直接感熱印刷では、前記記録材料の加熱は電気パルスに変換され、次いで駆動回路を経て選択的に感熱プリントヘッドに伝達された画像信号から起こすことができる。感熱ヘッドは微視熱抵抗素子から構成され、それはジュール効果によって電気エネルギーを熱に変換する。かくして熱信号に変換された電気パルスは感熱画像形成材料の表面に熱として変換されて現われ、着色現像において生じる化学反応が起こる。この原理は“ Handbook of Imaging Materials ”( Arthur S. Diamond 編集− Diamond Research Corporation - Ventura 、California、Marcel Dekker 印刷、Inc. 270 Madison Avenue 、New York 、ed1991、498〜499頁)に記載されている。
【0005】
特に興味深い直接感熱画像形成材料は還元剤と組み合わせて有機銀塩を使用している。かかる組み合わせは例えば感熱ヘッド、レーザーなどの如き好適な熱源によって画像形成することができる。熱の影響の下、銀イオンが金属銀になるので黒及び白画像はかかる材料で得ることができる。
【0006】
しかしながら、感熱ヘッドで画像形成される場合には中性黒色調画像を得ることが困難になる。この目的のために調色剤を添加することが提案されているが、これらは満足すべき結果をいまだ得ていない。さらに、ある用途、特に画像を医療診断目的に使用する場合には、所望のグレーレベルの数字を達成することは難しい。
【0007】
(発明の目的)
従って、本発明の目的は、印加可能な加熱素子を有する感熱ヘッドによって画像に従って加熱される実質的に感光性でない有機銀塩を含有する感熱層を支持体上に含む、直接感熱画像形成材料を使用して画像を形成するための改良された記録方法において、印刷された画像において改良された色調中性度( tone neutrality )を生じる方法を提供することにある。
【0008】
さらに別の目的や利点は以下の説明から明らかとなるだろう。
【0009】
(発明の概要)
我々は上記目的を達成するため鋭意検討した結果、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は有機銀塩を混入している感熱層と前記感熱層及び/又は他の任意の層に含有した還元剤を支持体上に含む直接感熱画像形成材料(m)を印加可能な加熱素子(H)を有する感熱ヘッドによって画像に従って加熱することによって画像を作成する方法であって、その加熱素子の駆動(activation) が衝撃係数パルス基準で(duty cycled pulsewise)行われ、かつ下記工程を含む画像作成方法を提供するものである
− T−3≦T<T(全ての温度は摂氏℃で表される)の範囲内で画像形成材料(m)の変換温度(T未満である、画像形成材料内の予熱温度(T)に達するような予熱時間(t)の間、各加熱素子を予熱し;
− 最大筆記時間(maximal writing time)(tw,max)の90%と最大筆記時間の100%の間の筆記時間(t)内で、画像形成材料(m)上の設定最大濃度(Dmax)が達するように、パルス衝撃係数(勾配パルス衝撃係数(gradient pulse duty cycle)(δ)と称せられる)を選択し;
− メモリー(LUT−t)から個々の画素のために画像形成材料上の所望濃度(D)に関する個々の筆記時間(tw,i)を引き出し;そして
− 引き出された個々の筆記時間(tw,i)に関する時間の間、選択された勾配パルス衝撃係数(δ)で加熱素子を印加する(energising)。
【0010】
(発明の詳細な記述)
さらに本発明の好適な具体例を以下に説明する。
本発明を添付の図面により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】
図1を参照すると、支持体上に有機銀塩を含む感熱層を有する、一般にシート状である、記録材料11に一度に画素の1線を印刷できるような本発明に従って利用可能な感熱印刷装置の全体的な原理図が示されている。記録材料11は駆動機構(図示せず)によって駆動される回転ドラム12に獲えられ、その機構によりドラム12を連続的に進み、記録シート11は固定感熱ヘッド13を通過する。このヘッド13は記録材料11をドラム12に対して押圧し、駆動回路の出力を受けとるようになっている。感熱ヘッド13はラインメモリーに存在する画像データの画素数に等しい複数の加熱素子を含んでいる。加熱素子の画像に従った加熱は並列にそれぞれが配置された加熱抵抗体で線1本ごとに実行される。“線(line )”はプリンターの構成によって水平又は垂直にすることができる。これらの各抵抗体は加熱パルスによって印加することができ、そのエネルギーは対応する画素の要求濃度に従って制御される。画像入力データが高い値を有すると、出力エネルギーは増加し、その結果記録シート11上のハードコピー画像14の光学的濃度も高くなる。逆に、低い濃度画像データは加熱エネルギーを減少させ、薄い画像14を与える。
【0012】
別の処理工程が図2のダイヤグラムに示されている。最初にデジタル画像信号が画像取得装置21で得られる。次いで、デジタル画像信号はデジタルインターフェイス22及び第1記憶手段(図2では“メモリー”として示される)を介して記録装置又はプリンター23に適用される。記録装置23ではデジタル画像信号を最初に処理24することができるが、それは例えば入力データに光学濃度を関係づけるようなデータ変換(図6参照)を含むものである。次に記録ヘッド(図1の13)は処理されたデジタル画像信号値24に対応する濃度値を各画素において生みだすように制御される。デジタル画像信号を処理24と並列/直列(P/S)変換25にかけた後、次に印刷されるデータの線を表す直列データビット列が別の記憶装置、例えばシフトレジスタ26にシフトされる。その後、制御条件下では、これらのビットはラッチレジスタ27の関係する入力部に並列に供給される。いったんシフトレジスタ26からのデータビットがラッチレジスタ27に記憶されると、別のビットの線が前記シフトレジスタ26にタイミングを合わせて連続的に入力される。加熱素子28については上部端子が正の電圧源(図2についてVで示される)に接続され、一方素子の下部端子は駆動トランジスタ29のコレクタ部にそれぞれ接続されており、そのエミッタ部は接地されている。これらのトランジスタ29はベース部に適用される高位信号(high state signal)(図2において“ストローブ”として示される)によって選択的に入力状態となり、それらに関係する加熱素子28を通して電流を流すようになっている。このようにして電気的画像データの直接感熱ハードコピー(図1の14)が記録される。各加熱素子28によって適用される熱を変化することによって、記録材料11に異なった濃度の画素が形成される。
【0013】
処理装置24は本発明のさらなる開示のために非常に重要であるので、特にこの点に焦点を合わせて説明する。既に述べたように、電気的画像データは24の入力部に入力される。前記データは一般に2進法画素値として与えられ、原画像における対応する画素の濃度に比例する。前記比例の良好な理解のため、画像信号マトリックス(図3参照)が量子化濃度値又は画像データI(i,j)の2次元配列であることを言及しておく、但し、iは画素列位置を表し、jは画素行位置を表し、又は言い換えればiは特定の加熱素子の感熱ヘッドを横切る位置を示し、jは印刷されるべき画像の線を示している。例えば、2880×2086マトリックスを有する画像は2880の列と2086の行を有し、従って水平方向には2880画素が、垂直方向には2086画素が構成される。前記マトリックスからの出力は各画素に印刷される濃度に関するパルスのストリングであり、それによって再現される各画素の濃度値の数は画素ビット数によって制限される。Kビットの濃度の画像マトリックスのために、個々の画素は0から2K −1までの範囲のN=2K の濃度値を有することになる。マトリックス濃度又は画素濃度が8ビットなら、その画像は28 =256の濃度値まで有することになる。
【0014】
とりわけ、印刷される画像信号マトリックスは電子ルックアップテーブル(24で示されるLUT)に送られ、そこで、感熱プリントヘッド13において各加熱素子を駆動するために使用されるストローブパルス中に散乱した出力に量子化された濃度値を関連させる。さらに、駆動パルスは各パルスのストリングを濃度制御法に関連させることによって適用することができるが、その方法はさらに後で詳細に説明する。次いで訂正されたパルスはヘッド駆動部29に送られ、感熱ヘッド13内の感熱加熱素子28を印加させる。
【0015】
図4には抵抗加熱素子28に一つの駆動パルスを与えた場合の結果が示されている(縦軸は温度、横軸は時間)。前記駆動パルス中、Te として示される抵抗加熱素子の温度は最初は急に上昇して次いで徐々に上昇するように、例えば20℃から300℃まで上昇する。駆動が解除された後、抵抗加熱素子は冷却される。
【0016】
前記図4から、加熱素子の温度Te 、及び印刷画像14において生じる濃度は駆動パルスを制御することによって感熱ヘッドの加熱素子に影響することができる。これらの加熱素子は様々な方法で駆動することができる。例えば、特定画像の画素における所望濃度は特定加熱素子に供給されるパルス幅を変化することによって得ることができる。かかる加熱素子の駆動は各駆動部に入力されるストローブ信号(図2参照)を表す曲線71によって図7に示される。曲線72はストローブ信号に応答する画像形成材料mの温度を示したものであり、画像データ信号は対応する駆動部のために存在する。ストローブ信号は時間t1 で始まり時間t3 で終るシングルパルスを含むものである。t1 からt3 の時間の間、画像形成材料の温度は曲線部分75によって示されるように、指数関数的に上昇する。時間t2 の後、画像形成材料温度Tm はいわゆる“変換温度Tc ”に達する。Tc は視覚的に認知可能な金属銀を形成するように有機銀塩と還元剤の間の反応を起こすためにある時間範囲中で必要な感熱画像形成材料の最小温度として定義される。図7では画像形成材料温度Tm はt2 からt4 までの時間では変換温度より高く、従ってt2 からt4 の間は濃度は増加される。t2 〜t4 において得られる最大濃度はもちろん感熱画像形成材料mの構成によって限定されるだろう。このパルス幅駆動の結果として画像形成材料温度は実質的に変換温度以上に上昇し(Tm >>Tc )、良好な色調中性度を得ることが困難になる。
【0017】
変換温度Tc のさらにわかりやすい理解のために、我々は加熱素子(Hi )に適用される駆動パルスの数と感熱記録材料m上に前記加熱素子によって記録された画像14の濃度との関係を示した図6に言及する。図6からわかるように、約120駆動パルスまでは、加熱素子だけが加熱され、濃度を記録するのに充分な熱を生みだしておらず、従って記録濃度はゼロのままである。もし120以上の駆動パルスを適用すると、加熱素子は記録を実行するのに充分な熱を生み出し始めるが、それは変換温度Tc において始まる。駆動パルスの数がさらに増加すると記録濃度は非直線状に増加する。本発明と関連する感熱画像形成材料は一般に75〜120℃の温度を有する。
【0018】
我々は、例えばプリントの褐色化のような実質的な着色なしで、記録材料11において可変濃度画素を得る問題を下記四つの工程を含む方法に従って加熱素子の駆動を実行することができることを発見した:
− T−3≦T<T(全ての温度は摂氏℃で表される)の範囲内で画像形成材料(m)の変換温度(T未満である、画像形成材料内の予熱温度(T)に達するような予熱時間(t)の間、各加熱素子を予熱し;
− 最大筆記時間(tw,max)の90%と最大筆記時間の100%の間の筆記時間(t)内で、画像形成材料(m)上の設定最大濃度(Dmax)が達するように、パルス衝撃係数(勾配パルス衝撃係数(δ)と称せられる)を選択し;
− メモリー(LUT−t)から個々の画素のために画像形成材料上の所望濃度(D)に関する個々の筆記時間(tw,i)を引き出し;そして
− 引き出された個々の筆記時間(tw,i)に関する時間において選択された勾配パルス衝撃係数(δ)で加熱素子を印加する。
【0019】
本発明の本質的な工程を全て詳細に説明する。図11を参照すると、本発明に従って衝撃係数パルス基準駆動を含む一つの線−時間に相当する全ての加熱パルスから生じる、加熱素子の加熱及び冷却曲線のグラフが記載されている。この図11では、横座標は駆動の時間(ms)を示しており、縦座標は画像形成材料の温度Tm (相対百分率%で表される)を示している。図12も参照すると、本発明による基本的な方法のフローチャートが記載され、本発明の全ての連続工程が概略的に示されている。
【0020】
最初の工程を参照すると、印刷されるドットの存在又は不存在に関係なく、プリントコマンドを受けとるとすぐに、画像形成材料(m)にできるだけ早く予熱によって所望の予熱温度T0 をもたらすように高い平均速度で電気エネルギーが与えられる。予熱温度T0 は特に下記[1]式の範囲でTc より低いことが好ましい。
c −3≦T0 <Tc [1]
(全ての温度は摂氏℃で表される)。ここで好適な予熱の方法は図11の左部分において明白に示されており、予熱は温度111から始まり、最も急に上昇している予熱部分112を経て、例えばt0 =1ms の予熱時間の後、変換温度114以下の予熱温度113に達する。
【0021】
予熱は連続的に又は非連続的に(通常パルス基準と称せられる)実行することができるが、本発明の好適な具体例では、予熱時間(t0 )中、衝撃係数パルス基準駆動が高い衝撃係数で、好ましくはδ0 =100%であることが好ましい。衝撃係数パルス基準駆動は図8及び図9を参照して説明される。図8は従来技術によるパルス幅駆動の場合における加熱素子のストローブパルスを原理的に示したチャートである;一方、図9は本発明による衝撃係数駆動の場合における加熱素子のストローブパルスを原理的に示したチャートである。反復ストローブ周期(ts )は図9に示すように一つの加熱サイクル(h)と一つの冷却サイクルから構成される。ストローブパルス幅(h)はストローブ信号(図2のストローブ参照)の存在する時間である。加熱素子の“ストローブ衝撃係数δ”は加熱又はストローブパルス幅(h)の反復ストローブ周期(ts =h+c)に対する比である。即ち、下記式[2]が適用される。
δ=h/(h+c) [2]
【0022】
適用される電力は感熱ヘッドにおいて得られる温度に直接関係し、かつこの温度は画像形成材料において得られる光学濃度に関係するので、適用される電力の制御に特に注意を払わなければならない。
【0023】
衝撃係数駆動の場合には適用時間平均電力は下記式[3]から計算することができる。
P=δ×V2 /R [3]
式中、Vは感熱ヘッドに適用される電圧の振幅( Volt )であり、Rは加熱素子の電気抵抗(Ω)である。
【0024】
上記の式[2]及び[3]から時間平均電力濃度Pはストローブ衝撃係数δを変化することによって調節することができ、又はPは電圧Vを変化することによって適応することができる。これらのパラメーターはそれぞれ印刷中に変化することができ又は特定タイプの画像のために最適化することができる。
【0025】
本発明の好適な具体例によれば、衝撃係数駆動の場合には、駆動ストローブパルスは図9に示されるように、線時間(t1 )の始めからスタートし、少しでもいくらかの駆動が存在するなら、それは明らかに少なくとも最小濃度から生じる(図6参照)。
【0026】
本発明によれば、適応可能な衝撃係数パルス(ADC)は幾つかの方法で実行することができ、その一般的な概括は下記のとおりである。本発明と関連するプリンターでは、ストローブ周期(ts =h+c)は一定であることができ(図9参照)又は例えばソフトウエアプログラムによって駆動時間中変化することができる(図10参照)。本発明と関連するプリンターの一具体例では、衝撃係数は一定であることが好ましいが、ストローブ周期(ts =h+c)を変化することもできる(例えば図10ではts1>ts2>ts3)。本発明と関連する別の具体例では、ストローブ周期(h+c)、ストローブ衝撃係数(δ)はいずれも一定でなく、ともに駆動中変化することができる(図5参照、後述する)。
【0027】
既に示したように、工程2は画像形成材料(m)上の設定最大濃度(Dmax )が最大筆記時間の終りに、さらに特定すると0.9tw,max から1.0tw,max までの範囲に達するようにパルス衝撃係数(δg )の選択をすることを含むものである。画像形成材料(m)上の前記設定最大濃度(Dmax )は画像形成システムの特徴によって規定することができる。この第2の工程の使用は、後の工程4で実行されるさらなる加熱(勾配加熱と称せられる)ができるだけ遅くなることが好ましく、画像形成材料mでは温度対時間の勾配はできるだけゆるやかであることが好ましく、結果ごとにDmax はできるだけ遅くなることが好ましい(0.9tw,max より前ではなく、しかもtw,max の後ではない)ことを意味している。実際には、この方法は印刷された画像14の色調中性度において顕著な改良をもたらすことがわかった。上記11に示されるように、予熱時間t0 後はさらなる勾配加熱をしても最大加熱速度115に達することはなく、その代わりに曲線部分116に示されるようにゆるやかな加熱速度が続く。
【0028】
既に示したように、工程3はメモリー(LUT−t)からの個々の画素のために画像形成材料上の所望濃度(Di )に関する個々の筆記時間(tw,i )を引き出すことを含んでいる。開示される方法のこの工程3をさらに明確に説明するために、図13と表1と図5を参照する。図13は画像形成材料m上の記録濃度の時間による進展を示すグラフであり、簡単のため中間冷却時間cから生じる小さな変動(図9参照)は表示していないが、類似の線状時間進展を生じている。前記図13では、代表的な衝撃係数δg =δg1を有する曲線131を見ればわかるように、設定最大濃度Dmax =3.5は11msの勾配加熱の後に達成され、一方中間濃度Dn =2.5は8msの勾配加熱の後に達成される。
【0029】
表1は入力又は左側に所望濃度の数Di {D01 …Dn ,…Dmax }を、出力又は右側に画像形成材料m上の所望濃度を得るために加熱素子Hi が駆動される対応する筆記時間twi={tw,0 …tw,n …tw,max }を示したLUT−tの主な例である。
【0030】
【表1】
Figure 0003720399
【0031】
図5は本発明の好適な具体例の一つで実行される、最大256濃度レベルを意図するLUT−tの実際例であり、連続加熱時間hと冷却時間cは(絶対時間単位の代わりに)パルスの数で表される。
図13では曲線132及び133は代表的な衝撃係数δg =δg1及びδg =δg3を有する画像形成材料上の記録濃度の時間進展を示したものである。
【0032】
既に明確に表したように、勾配加熱工程4は引き出された個々の筆記時間(tw,i )に関する時間について選択された勾配パルス衝撃係数(δg )で各熱素子を印加することを含んでいる。説明に役立つ実施例を表1にいくつか記載した:全く印刷濃度がない(D=D0 )画像形成材料mの全ての画素は予熱時間t0 の後でも活性化されない;典型的な印刷濃度(D=Dn )である画像形成材料mの全ての画素は予熱時間t0 の後に相当する筆記時間tw,n の間活性化される;そしてtw,max に対応するDmax まで活性化される。図13と表1を結合するとDn =2.5はδg =δg1ではtw,n =8msと一致する。
【0033】
全ての記載された方法工程からの包括的な結果として、図11は本発明による衝撃係数パルス基準駆動を含む一つの線−時間に相当する全ての加熱パルスから生じる、加熱素子の加熱及び冷却曲線のグラフを与えるものである。ここに線時間t1 のスタート111、予熱伝達112、参考113における予熱温度T0 、参考114における変換温度Tc 、仮定上の最大加熱115、勾配衝撃係数δg を有する勾配加熱116及び静止加熱117が示されている。
【0034】
本発明によると、予熱衝撃係数(δ0 )を最大にし(例えばδ0 =100%)、勾配衝撃係数(δg )を最小にすること(例えばδ0 =22.5%)が極めて有利である。
【0035】
本発明のさらに好ましい具体例では、線時間と最大筆記時間の間の差(t1 −tw )は少なくとも感熱ヘッドの感熱時間定数τに達するものである。例えばt1 =16m秒でτ=5m秒ならその時tw,max =11m秒であり、別の方法で表せば下記[4]式として適用される。
(t1 −tw,max )≧τ [4]
【0036】
この工程によって、印刷される次の線の始めにおける感熱ヘッドの温度が再現レべル( reproducable level )になることを保証する。顕著な利点として、印刷サイクルを先行することによって感熱ヘッド内に蓄積された熱は実際の温度に影響を与えないため、複雑な温度補正制御は必要としない。
【0037】
しかしながら、本発明の別の好ましい具体例では、最大筆記時間は線時間に等しく、下記の通りである。
(t1 −tw,max )=0 [5]
ここで、余分の温度補正制御が必要とされるが、最大筆記時間は適用される温度対時間の勾配が実際に最小になるように(t1 まで)最大化され、それによってさらに色調中性度を最適化する。
【0038】
本発明の別の具体例では、印刷開始前に、印刷装置23が電気的に電力供給に連結するとすぐに、感熱ヘッド13は待機温度(Ts で示される)が上記の変換温度より摂氏10度下の温度より低い温度、即ち
s >Tc −10° [6]
さらに一般的には
c >T0 ≧Ts >Tc −10°
になるように、デジタル画像信号を受けとる前に待機加熱によって暖められる。結果として、感熱ヘッド13は予め決定された待機温度のままであり、印刷が将来開始されるときにわずかな温度差(TO −Ts )が埋められ、首尾一貫した印刷が非常に速く達成される。従って予熱伝達112は極めて短い。デジタル画像信号を受けとる前にこの待機加熱は待機衝撃係数δs で、衝撃係数パルス基準で実行することができる。
【0039】
本発明のさらに別の具体例では、今述べた任意の待機加熱の後に、本質的な予熱工程が照合工程によって予熱時間の始まる前に先行される。それは少なくとも三つの連続ライン( lj , lj+1 , lj+2 )が空白であるかどうかを調べ、その場合には2進法の画像データが最初の非ゼロライン(lj,nz)から捕獲される。図14は本発明によるさらに詳細な方法のフローチャートであり、主要部分は図12のそれと共通する。図14における余分の工程は少なくとも三つの連続ライン( lj , lj+1 , lj+2 )が空白であるかを調べ、その場合には2進法の画像データが最初の非ゼロライン(lj,nz)から捕獲される照合工程141と実際のデータが駆動( active )であるかどうかを調べ、その場合には実際の加熱素子(Hi )の勾配加熱をさらに続ける必要があることを意味する照合工程142に関係する。
【0040】
本発明のさらに別の具体例では、各非印刷加熱素子(即ち白色ドットで表される)のために、前述の予熱工程に次いでさらなるエネルギーの適用を終了して、加熱素子を冷却することができる。また、予熱工程に次いで画像形成材料mが実質的に所望静止温度Tr 、例えば待機温度Ts 又は予熱温度T0 のままであるように減じられた平均静止速度( average rest - rate )で各非印刷加熱素子にエネルギーを適用することができる。
【0041】
さらに本発明の具体例では、前述の勾配加熱115は記録されるべき実際の画素が所望濃度Di を既に達成しているという意味でさらに濃度を要求しないなら加熱素子Hi の駆動を停止することができる。また、前述の勾配加熱は所望の静止温度Tr を維持するように減じられた静止パルス衝撃係数δr で続けることができる(図11の曲線部分117参照)。
【0042】
本発明、即ち直接感熱画像形成材料を使用して画像を作成する方法の好ましい具体例では適応できる衝撃係数パルスADCによる画像に従った加熱は線ごとに実行され、一つの線を完成する時間(t1 )は前記画像を作る前に最適化することができる。前記最適化は完成画像を作成するための利用時間、画像内の線の数、二つの連続線の間に必要な冷却時間及び印刷画像の要求品質(濃度の数及び色)の抑制によって制限される。一般に、線時間はミリ秒のオーダー、例えば10〜50ms、好ましくは15〜35msである。
【0043】
本発明、即ち直接感熱画像形成材料を使用して画像を作成する方法の好ましい具体例では、画像に従った加熱はストローブ周期(ts =h+c)を有する適応可能な衝撃係数パルス基準で実行され、それは加熱素子の駆動の前に最適化することができる。前記ストローブ周期は的確な感熱材料(m)と的確な画像を考慮に入れると、できるだけ大きいことが好ましい。しかしながら前記最適化は一つの完成行を作成するための線時間と望ましい濃度レベルの数の抑制によって制限される。得られる濃度値の最大数がNレベルに達すると考えると、線時間(t1 )は図9に示されるような反復ストローブ周期ts でストローブパルスの数(N)に分割される。例えば256濃度値の場合には、相当する電気的画像信号値の8ビットフォーマットによると、最大加熱時間は256連続ストローブ周期の後に達成される。一般に、ストローブ周期はマイクロ秒のオーダー、例えば5〜50μs、好ましくは5〜20μsである。一般に、ストローブ衝撃係数は20〜100%である。
【0044】
本発明の別の具体例では、駆動電圧振幅(式3参照)を変化することによって加熱素子の画像に従った駆動中において駆動を最適化することができる。一般に、駆動電圧は15ボルトのオーダー、例えば10〜20V、好ましくは12〜17Vである。
【0045】
図15は加熱素子28を印加する制御回路の好ましい具体例をさらに詳細に示したものである。図15では、適応可能な駆動パルスは画素を形成するために単一の加熱素子に適用される。線時間中、個々の加熱素子は予め決定した時間の数(kN)にアドレスされる。ここでNは最大可能濃度レベルの数を表し、kは1以上の整数である(k≧1)。換言すれば、各加熱素子のための線時間サイクルにはN可能パルスが存在する(図9参照)。加熱素子がアドレスされる時間ごとに単一のパルスのみがそれに適用することができる。全ての加熱素子が一度アドレスされた後、アドレス処理が線時間サイクルが完成するまで繰り返される。この時に、特定濃度を有する画素の線が印刷される。
【0046】
図15の詳細を説明する前に、所望濃度レベルに対する駆動力の関係がルックアップテーブルの形で本発明の好ましい具体例を説明することができることをまず我々は強調する。処理LUT(154参照)では入力画像における各画素値は各出力画素の値が対応する入力画素の値だけに依存するように出力画像に写される。換言すれば、デジタル画像データを(24から)感熱ヘッド(図1の13参照)に直接送る代わりに、各画素値は対応するLUT値によって最初に置換される。例えば10進法コード0(=2進法コード00000000)は測定されたかぶりレベルを与え;10進法コード255(=2進法コード11111111)は設定最大濃度Dmax を与え;全ての他の値はそれらの間の曲線に従う。
【0047】
さらに好ましい具体例では、本発明の方法はさらに次の如く特徴づけられる。即ち、予熱期間t0 の後、衝撃係数δg を有するさらなる駆動は処理信号値を対応する濃度値に写す典型的な処理に画像信号を受けさせる工程を含んでおり、前記処理は低濃度領域の移動曲線を小さな光学的勾配に、中間濃度領域の移動曲線を高い光学的勾配に、及び高濃度領域の移動曲線をさらに高い光学的勾配に割り当てる非均一量子化( non - uniform quantization )を含み、ハードコピー上に生じる濃度は最小の知覚可能なコントラストを有する等しく知覚される明るさで配置される。
【0048】
別のLUT151ではストローブパルスの幅と周期、及び衝撃係数を異なる濃度レベル(前述の表1と後述の表2を参照)に関して、記憶させることができる。前記LUT151の出力はANDゲート152に供給され、その出力は図15において作動(ENABLE)として示されるように両方の入力が高い時だけ高く、このようにしてトランジスター29は加熱抵抗器28を駆動することができる。ANDゲート153が明らかに高い時間は加熱素子の駆動を表している。
【0049】
さらに本発明の具体例によれば、各感熱材料mのために及び特定の種類の画像(例えば硬い骨に対して人体の柔らかい組織)のために、特定されたD′max を選択することができ、それは印刷システムの究極の最大濃度より低くすることができる。このことは本発明の第2工程に関して既に述べたように、再現される画像を再現するのに必要な最大濃度に設定最大濃度を等しくしても良いことを意味する。
【0050】
基本的な具体例では、全利用可能筆記時間tw,max のほんの一部だけが使用されるが、このことは加熱素子Hi がいかなる加熱曲線(例えば図13の131、132,133で示される)にも全体的に従うことはないことを意味する。数字で示された実施例としては、記録システムが例えばDmax =3.5、tw,max =11ms及びδg =δ1gである場合には、約8ms後にDmax =2.5に達し、さらにHi の駆動が中断される。
【0051】
特定の種類の画像及び印刷システムの究極の最大濃度Dmax より低い特定のD′max を意図する変形例では、D′max に達する筆記時間は熱勾配をさらに緩やかにし、色調中性度を増加するために、ほとんど最大筆記時間tw,max まで拡大することができる。実際に、これは衝撃係数を減少することによってなすことができ、それは図16において本発明による記録濃度の中断時間の進展(161参照)及び二つの非中断時間の進展(162参照)を示している(δg1>δg2>δg3)。
【0052】
かかる変形例の数字で示された例としては、ある種の画像がD′max =2.5である場合、対応するtw,max は8ms(表1のオリジナルの場合)からt′w,max =11msまで拡大することができる(図16の曲線163参照)。
従って、第1の表LUT−gから代表的な衝撃係数δを選択することができ、個々の筆記時間を個々の中間濃度Di に関係づけるために第2の表LUT−tに入力として使用される。
【0053】
参考のためシステム強制Dmax より低い画像特定D′max に関するLUT−g及びLUT−tの原理図である表2を示す。
【表2】
Figure 0003720399
【0054】
表1又は表2又は図5の表を使用して、LUT151(図15)はゼロの画素値が最小所望濃度値と一致し、最大画素値(即ち255)が最大所望濃度値と一致し、一方全ての中間の画素値が特定の曲線に対応するようにプリンターを規定する。本発明による前記LUT151の助けで電気的画像信号を処理した後、色の中性度と要求される数が効果的に記録される。
【0055】
図11に関して、それはより明瞭にするために誇張されているが(TO はTC よりかなり低く、δg はかなり高い)、画像形成材料がTO に達する時間ではδ0 =100%を有する予熱は1ms間続けることができる。勾配加熱中、画像形成材料の変換温度TC は緩やかな温度対時間勾配(δg )で交差するが、tw,max =11msの後、画像形成材料におけるDmax に関して、最大温度が達成される。もし勾配がより高くなるなら、最大温度と最大濃度Dmax はより早く達し、従って特にtw =11msの前は長くなるが、この場合は画像形成材料の異常な着色が起こる。
【0056】
本発明を下記実験結果によって説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。図17は本発明による異なる感熱勾配(g1 >g2 >g3 >g4 )を有する衝撃係数パルス基準駆動によって得られた色調中性度を比較した実験を示すグラフである。これらの実験から色調中性度は高い衝撃係数(δg1=39%)を有する衝撃係数パルス基準駆動ではかなり劣っており、色調中性度は感熱勾配又は対応する衝撃係数が減少する(例:δg2=37%及びδg3=32%)につれて増加することがわかる。しかし、もし高い勾配予熱(例:δ0 =100%)と緩やかな勾配加熱(例:δg4=22.5%)が適用されるなら、色調中性度は最大限(4まで)増加する。
【0057】
もちろん、色調中性度は本発明による異なる感熱勾配を有する衝撃係数パルス基準駆動によって設けられた複数の試験サンプルの画像を濃度測定することによってさらに数学的に表現することができ、その濃度測定は異なるスペクトル特性を有する適切なフィルターを利用する。
【0058】
直接感熱画像形成のためのプリントヘッドでは表面温度は300〜400℃に達することができ、一方記録シートは200〜500g/cm2 の圧力でプリントヘッドと接触する。
【0059】
直接感熱画像形成に使用するための好適な感熱プリントヘッドは例えば富士通(株)の感熱ヘッドFTP−040 MCS001、TDK(株)の感熱ヘッドF415 HH7−1089、及びローム(株)の感熱ヘッドKE2008−F3である。
【0060】
本発明は好ましい具体例に関して記載しているが、それらに限定されず、変形や修正を本発明の意図する範囲内ですることができる。
【0061】
直接感熱画像形成はトランスパレンシー及び反射型プリントの製造の両方に使用することができる。ハードコピー分野では白色不透明基体上で記録材料が使用され、一方医療診断分野では、黒色画像形成されたトランスパレンシーは明るいところで操作する検査技術に幅広い用途を見つけることができる。
【0062】
本発明は着色画像の場合にも適用することができ、その場合には異なるカラー選択に対応する電気画像信号は着色ハードコピーの診断上の視覚的理解を最適にするように代表的な対応する変形ルックアップテーブルに実質的に委ねられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直接感熱プリンターの概略的な断面図である。
【図2】直接感熱プリンターのデータフローチャートである。
【図3】量子化された濃度値又は画像データを表す画像信号マトリックスである。
【図4】加熱素子の加熱及び冷却曲線のグラフである。
【図5】最大256濃度レベルのための連続加熱時間及び冷却時間を与える実際のLUT−tである。
【図6】加熱素子に適用される駆動パルスの数と画像形成材料の記録濃度の関係を示すグラフである。
【図7】従来技術により画像形成材料の温度とストローブ信号を示すグラフである。
【図8】パルス幅駆動の場合における加熱素子のストローブパルスを原理的に示すチャートである。
【図9】衝撃係数駆動の場合における加熱素子のストローブパルスを原理的に示すチャートである。
【図10】減少するストローブ周期と一定ストローブ衝撃係数を有する加熱素子の駆動ストローブパルスを原理的に示すチャートである。
【図11】本発明による衝撃係数パルス基準駆動を含む一つの線−時間に相当する全ての加熱素子から生じる加熱素子の加熱及び冷却曲線のグラフである。
【図12】本発明による基本的方法のチャートである。
【図13】画像形成材料の記録濃度の時間進展を示すグラフである。
【図14】本発明によるさらに拡張した方法のフローチャートである。
【図15】本発明の好ましい具体例である。
【図16】本発明による記録濃度の中断及び非中断時間進展を、システム強制Dmax より低い画像特定D′max で表したグラフである。
【図17】本発明による異なる感熱勾配を有する衝撃係数パルス基準駆動によって得られる色調中性度と比較した実験を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 有機銀塩を混入している感熱層と前記感熱層及び/又は他の任意の層に含有した還元剤を支持体上に含む直接感熱画像形成材料(m)を印加可能な加熱素子(H)を有する感熱ヘッドによって画像に従って加熱することによって画像を作成する方法であって、その加熱素子の駆動が衝撃係数パルス基準で行われ、かつ下記工程を含む画像作成方法:
    − T−3≦T<T(全ての温度は摂氏℃で表される)の範囲内で画像形成材料(m)の変換温度(T未満である、画像形成材料内の予熱温度(T)に達するような予熱時間(t)の間、各加熱素子を予熱し;
    − 最大筆記時間(w,max)の90%と最大筆記時間の100%の間の筆記時間(t)内で画像形成材料(m)上の設定最大濃度(Dmax)が達するように、パルス衝撃係数(勾配パルス衝撃係数(δ)と称せられる)を選択し;
    − メモリー(LUT−t)から個々の画素のために画像形成材料上の所望濃度(D)に関する個々の筆記時間(tw,i)を引き出し;そして
    − 引き出された個々の筆記時間(tw,i)に関する時間の間、選択された勾配パルス衝撃係数(δ)で加熱素子を印加する。
  2. 画像形成材料(m)上の設定最大濃度(Dmax)が画像形成システムの特性によって定義される又は再現されるべき画像から再現するのに必要な最大濃度に等しい中間最大濃度(D′max)である請求項1記載の方法。
  3. 待機温度()が“変換温度”より摂氏10度低い温度に達するような待機加熱をさらに含む請求項1又は2記載の方法。
    >T−10°
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