JP3719953B2 - デジタル放送受信装置、該デジタル放送受信装置の時刻管理方法及びプログラム記録媒体 - Google Patents

デジタル放送受信装置、該デジタル放送受信装置の時刻管理方法及びプログラム記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信装置、該デジタル放送受信装置の時刻管理方法及び該時刻管理方法に関するプログラム記録媒体に関し、特に、複数のチューナ部を具備したデジタル放送受信装置、該デジタル放送受信装置の時刻管理方法及び該時刻管理方法に関するプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送受信装置においては、受信された放送電波信号に含まれている現在時刻情報、たとえば、BSデジタル放送については、TOT(Time Offset Table)に基づいて、また、CSデジタル放送については、TDT(Time Date Table)に基づいて、「年,月,日,時,分,秒」の現在時刻情報を取得することが可能である。
而して、取得された該現在時刻情報に基づいて、デジタル放送受信装置に備えられている時計による内部時刻を設定あるいは校正して、デジタル放送受信装置内部における各種の動作を起動・終了させたり、経過時間を計数したりするための時刻管理がなされている。
たとえば、タイマ予約処理がなされる場合、取得された前記現在時刻情報により設定された前記内部時刻に基づいて、タイマ予約処理により登録されている視聴/録画開始時刻や視聴/録画終了時刻が管理されることとなる。
【0003】
したがって、放送局のトラブルや、あるいは、当該デジタル受信装置のトラブル等により、誤った前記現在時刻情報を受信して、誤った前記内部時刻の設定を行なうような事態が発生してしまった場合は、タイマ予約の起動等の処理が正しくなされなくなる場合が生じる。
【0004】
かかる時刻管理機能に関する発明としては、特開2000−341152号公報「時計表示機能を有するデジタル衛星放送受信機」において開示されている時刻表示方法に関する技術がある。
該公報にて開示されている時刻表示機能は、受信チャンネルの放送電波信号に含まれる現在時刻情報が常に正しく受信されるものとの前提の上に立ったものである。即ち、メインマイコンが動作を休止しているスリープモード中であっても動作し、受信チャンネルの放送電波信号からの現在時刻情報に基づいて校正がなされるリアルタイムクロックと、セラミック発振子により計数がなされる内蔵時計の時刻情報を表示させる機能を司るサブマイコンとを有している。而して、メインマイコンが動作を休止しているスリープモード中であっても、所定時間間隔で、メインマイコンがスリープモード状態から抜け出して、リアルタイムクロックの時刻情報をサブマイコンに送ることにより、サブマイコンが、所定時間間隔で、リアルタイムクロックに基づいて内蔵時計の時刻情報を校正させるものであり、製造コストが安く、かつ、スリープモード中であっても、高精度に時刻表示を行なうことができるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のごとく、かかる従来技術にあっては、受信チャンネルの放送電波信号に含まれて受信される現在時刻情報には、誤りがないことが前提とされているものであり、しかも、単一のチューナしか備えていないデジタル放送受信装置においては、当該デジタル受信装置に内蔵されている時計が示す内部時刻と受信された前記現在時刻情報とが、たとえ、大きく異なることがあったとしても、受信された前記現在時刻情報そのものに誤りがあるか否かの判断さえ行なうことができない状況にある。
【0006】
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、デジタル放送受信装置が、2画面表示機能や子画面表示機能等を実現するために、複数の異なる受信チャンネルの映像情報をそれぞれ受信する複数のチューナを装備している場合において、受信中の状態にある複数の受信チャンネルのうち、いずれか一つの受信チャンネルを放送している放送局が、何らかの事情により、誤った現在時刻情報を送信してきたり、あるいは、該受信チャンネルを受信する当該デジタル放送受信装置のチューナ以降の受信部に、何らかの問題があり、正常に、現在時刻情報を受信することができない事態が発生している場合であっても、いずれかの受信チャンネルにより受信された現在時刻情報と当該デジタル放送受信装置に内蔵の内蔵時計が示す内部時刻との差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっているか否かに基づいて、受信された該現在時刻情報の誤りを判定することができ、当該デジタル放送受信装置に内蔵されている時計が示す内部時刻の校正動作や設定動作を正常に実施させることを可能にせんとするものである。
即ち、現在時刻情報を定期的に送受信する送受信部が正常に動作し、内部時刻を計時する内部時計が正常に動作している限り、現在時刻情報と内部時刻とが大幅にずれることはなく、両者の時間差があらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっているものと判断することができるので、正常状態にあって、両者の時間差が、前記閾値の範囲内に収まっている場合に限って、より正確な現在時刻情報に基づいて、内部時刻を校正することを可能とすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するための技術手段を提供するものであり、具体的には、以下に示す各技術手段から構成されているものである。
【0008】
第1の技術手段は、異なる受信チャンネルの放送電波信号を同時に受信することができる複数の受信部と、それぞれの該受信部にあるチューナを制御して選局せしめる選局制御部と、当該デジタル放送受信装置内の各種制御を実施させるための内部時刻を管理している時刻管理部と、前記各部位を制御するためのシステム制御部と、を具備し、特定の前記受信チャンネルに含まれている現在時刻を示す現在時刻情報を前記受信部により取得せしめて、取得せられた前記現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、前記特定の受信チャンネルを受信している受信部とは異なる別の受信部及び別の受信チャンネルが存在している限り、別の受信部により別の受信チャンネルを選局せしめて、該別の受信部にて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較せしめる動作を、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まるまで繰り返し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まった場合に、はじめて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を前記内部時刻に設定する前記内部時刻校正動作がなされることを特徴とするものである。
【0011】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載のデジタル放送受信装置において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間を比較照合せしめ、該比較照合結果、該現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっている場合には、比較照合された前記現在時刻情報のいずれかを前記内部時刻に設定せしめる内部時刻校正動作がなされるデジタル放送受信装置とすることを特徴とするものである。
【0012】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載のデジタル放送受信装置において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合であって、かつ、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内にまっていない場合には、前記内部時刻校正動作における異常が発生している旨を出力するデジタル受信装置とすることを特徴とするものである。
【0013】
の技術手段は、異なる受信チャンネルの放送電波信号を同時に受信することができる複数の受信部と、それぞれの該受信部にあるチューナを制御して選局せしめる選局制御部と、当該デジタル放送受信装置内の各種制御を実施させるための内部時刻を管理している時刻管理部と、前記各部位を制御するためのシステム制御部と、を具備しているデジタル放送受信装置の時刻管理方法において、特定の前記受信チャンネルに含まれている現在時刻を示す現在時刻情報を前記受信部により取得せしめて、取得せられた前記現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、前記特定の受信チャンネルを受信している受信部とは異なる別の受信部及び別の受信チャンネルが存在している限り、別の受信部により別の受信チャンネルを選局せしめて、該別の受信部にて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較せしめる動作を、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まるまで繰り返し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まった場合に、はじめて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を前記内部時刻に設定する前記内部時刻校正動作がなされるデジタル放送受信装置の時刻管理方法とすることを特徴とするものである。
【0016】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載のデジタル放送受信装置の時刻管理方法において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間を比較照合せしめ、該比較照合結果、該現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっている場合には、比較照合された前記現在時刻情報のいずれかを前記内部時刻に設定せしめる内部時刻校正動作がなされるデジタル放送受信装置の時刻管理方法とすることを特徴とするものである。
【0017】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載のデジタル放送受信装置の時刻管理方法において、複数個存在している受信部のいずれの受信部において、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合であって、かつ、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっていない場合には、前記内部時刻校正動作における異常が発生している旨を出力するデジタル放送受信装置の時刻管理方法とすることを特徴とするものである。
【0018】
の技術手段は、前記第乃至第の技術手段のいずれかに記載のデジタル放送受信装置の時刻管理方法を、コンピュータにより実施させることができるプログラムとして記憶格納させているコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体とすることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係るデジタル放送受信装置及び該デジタル放送受信装置の時刻管理方法に関する一実施形態について、以下に図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るデジタル放送受信装置の回路構成の一例を示す回路ブロック構成図である。
【0020】
図1において、本発明に係るデジタル放送受信装置100は、受信部1 100aと受信部2 100bとの2系列の受信部を具備していて、2つの異なる受信チャンネルを同時に受信することができる例を示している。
【0021】
即ち、それぞれの受信部1,2 100a,100bに対応して、それぞれ、独立に動作して、放送電波信号の選局受信動作を行なうことが可能なチューナ1,2 101a,101bと、選局受信された放送電波信号を映像情報に復元させる動作を行なうデコーダ1,2 102a,102bと、復元された映像情報を映像音声出力部106に表示させる動作を制御する画面制御部1,2 103a,103bとを備えている。
【0022】
更に、本発明に係るデジタル放送受信装置100は、ユーザが入力部104を介して選局した指示情報や、あるいは、タイマ予約等に伴い、システム制御部109により指定される指示情報に基づいて、前記チューナ1,2 101a,101bそれぞれの選局受信動作を制御するための選局制御部105も備えている。
【0023】
また、当該デジタル放送受信装置100は、前述のごとき、タイマ予約等をはじめとする各種時刻管理を行なうために内蔵されている時計による内部時刻107aを計数し、該内部時刻107aの計時による現在時刻に基づいて、たとえば、視聴開始/終了時刻に到達したことを検出するなど、各種の時刻管理を実行するための時刻管理部107も備えている。
【0024】
更には、当該デジタル放送受信装置100は、タイマ予約における視聴開始/終了時刻の登録等をはじめ各種情報を記憶格納するための情報記憶部108、及び、該情報記憶部108に格納されている各種情報や、入力部104から入力されたユーザからの指示情報や、その他、当該デジタル放送受信装置100の各部からの情報に基づいて、デジタル放送受信装置全体の動作を制御するためのシステム制御部109も備えている。
また、該システム制御部109には、プログラムによる実行を可能とするマイクロコンピュータと、該プログラムを記憶格納する記憶メモリとを内蔵している。
【0025】
なお、前述したごとく、当該デジタル放送受信装置100は、ユーザからの各種指示を受け付けるための入力部104や、それぞれの受信部1,2 100a,100bで復元させた映像情報を、モニタ画面の所定の位置に表示させたり、スピーカ等に音声出力したりするための映像音声出力部106を備えている。
【0026】
かかる構成からなるデジタル放送受信装置100における時刻管理部107は、セラミック発振子などからなる内部クロックを生成する時計を有しており、該時計が刻む一定の時間間隔毎に、該時刻管理部107に備えている前記内部時刻107aの時刻情報を自律的に更新する動作を行なっている。
而して、該内部時刻107aに基づいて、システム制御部109をはじめ、当該デジタル放送受信装置100内の各部位の動作を制御するために必要とする制御時刻を検出して、該制御時刻に達したことを検出した際には、必要とする部位に対して該制御時刻に基づく制御信号を送出している。
【0027】
また、該時刻管理部107は、受信部1,2の各受信部において受信された受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報により、前記内部時刻107aを校正する機能も備えており、前記時計が刻んでいる内部時刻107aと受信された前記現在時刻情報との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっている限り、受信された前記現在時刻情報が正しい時刻を示しているものと判定して、受信された前記現在時刻情報により、内部時刻107aを校正させる。
【0028】
一方、前記時計が刻んでいる内部時刻107aと受信された前記現在時刻情報との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていないと判定された場合には、放送電波信号の別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を、受信部1,2のうち、別の受信部にて、受信し直し、別受信部で新たに受信し直された現在時刻情報と内部時刻107aとの時間差が前記閾値の範囲内に収まっている限り、今回新たに受信し直された現在時刻情報が、正しく受信されたものと見做されて、内部時刻107aを校正させる。
【0029】
更に、別受信部にて受信し直された前記現在時刻情報についても、内部時刻107aとの時間差が、前記閾値の範囲内に収まっていない場合には、先に受信していた現在時刻情報と今回新たに受信し直された現在時刻情報との照合を行なわしめる。
ここで、両者の差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっている場合、内部時刻107aの計時が、何らかの事情により誤ってしまったものと判定して、より正確な現在時刻を示している新たに受信し直された現在時刻情報に基づいて、内部時刻107aを校正させる。
一方、両者の差が、あらかじめ定められた前記許容範囲内に収まっていない場合にあっては、内部時刻107aの校正動作に当って、何らかの異常があった場合であり、内部時刻107aの校正動作をせずに、そのまま、内蔵されているセラミック発振子などからなる内部クロックに基づく更新動作が継続されると共に、異常事態の発生の旨を、システム制御部109,映像音声出力部106を介して、モニタ画面などに出力させる。
【0030】
図1に示すごとき構成からなるデジタル放送受信装置100の時刻管理方法に関する動作を、図2に示す動作フローチャートに基づいて、更に詳細に説明する。
なお、図2に示す動作フロチャートは、本発明に係るデジタル放送受信装置100の時刻管理方法に関する動作の一例を示すものであり、該デジタル放送受信装置100の時刻管理機能以外の機能、たとえば、映像情報の選局・受信・復元・表示などの各種動作については、本発明に係る時刻管理機能とは、直接的な関連性がないため、説明を省略している。但し、説明を省略したかかる機能に関しては、従来のデジタル放送受信装置が有している機能と全く同じ動作をするものであっても、もちろん、構わない。
【0031】
また、図2に示すデジタル放送受信装置に関する時刻管理方法を、当該デジタル放送受信装置100のシステム制御部109内に備えられているマイクロプロセッサが実行することができるプログラムとして実現させることも可能であり、かかる場合においては、該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な形式からなるプログラム記録媒体に記憶格納させることとしても、もちろん、構わない。
【0032】
まず、放送受信アンテナで受信され、チューナ1 101aにて選局されている受信チャンネルの放送電波信号を、デコーダ1 102aによって映像信号に復元させて、画面制御部1 103aを介して映像音声出力部106に出力させることにより、放送番組が視聴されている(ステップS201)。
【0033】
かかる状態においては、チューナ1 101aにて選局されている受信チャンネルの放送電波信号の中に、現在時刻情報が含まれているか否かが、常に、デコーダ1 102aにて監視されている(ステップS202)。受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報が検出された場合(ステップS202のYES)、該現在時刻情報は、デコーダ1 102aからシステム制御部109に送出される。
【0034】
ここで、従来技術で示したごとく、受信チャンネル即ちチューナが一つのみのデジタル受信装置であれば、システム制御部109は、送出されてきた前記現在時刻情報を取得する都度、取得された該現在時刻情報を正しいものとして、時刻管理部107内にある内部時刻107aに設定させる内部時刻校正処理が行なわれることとなる。
【0035】
而して、次の現在時刻情報が取得されるまでは、当該デジタル放送受信装置100の時刻管理部107に内蔵されている内部クロックに基づいて、自律的に、内部時刻107aが更新され続け、該内部時刻107aが示す時刻に基づいて、当該デジタル放送受信装置100の各種動作がなされる。即ち、時刻管理部107においては、内部時刻107aが示す計時に基づいて、当該デジタル放送受信装置100の何らかの動作を必要とする時刻に達したか否かが判断され、動作が必要な時刻に達した際には、該動作を実行させるための各種の制御信号を生成して、必要とする動作が実行されることとなる。
【0036】
しかしながら、本発明に係るデジタル放送受信装置においては、複数の受信チャンネルが備えられており、従来技術とは異なり、システム制御部109は、送出されてきた前記現在時刻情報を取得した際に、直ちに、時刻管理部107内にある内部時刻107aに設定する内部時刻校正処理を行なうような制御動作が行なわれない。
即ち、まず、取得された前記現在時刻情報と時刻管理部107内にある内部時刻107aとの比較照合を行なわしめ、両者の時間差が、予め定められた閾値の範囲内に収まっているかの確認がなされる(ステップS203)。
【0037】
通常、受信チャンネルの放送電波信号の中には、数秒程度の時間間隔で、現在時刻情報が含まれていて、デジタル放送受信装置100は、かかる時間間隔で、確実に、該現在時刻情報を取得することができる。
而して、次の現在時刻情報が取得されるまでに経過する時間である数秒の間は、当該デジタル受信装置100において、自律的に、内部時刻107aを更新させることとなる。即ち、デジタル放送受信装置100内の時刻管理部107に内蔵されているセラミック発振子などからなる内部クロックに基づいて、内部時刻107aの計数動作を行なわせることとなる。
【0038】
したがって、取得された前記現在時刻情報と内部時刻107aとの時間差は、たとえ、該現在時刻情報を送信する放送局側における時刻発生源と当該デジタル放送受信装置100における内部クロックとの間で、発振周波数や計数動作に差異があり、両者間に、時刻の計数に関する誤差があったとしても、最大でも数秒程度の時間差にとどまっている筈である。
【0039】
而して、予め定められた前記閾値として、たとえば、1分としたとしても、正常に動作している限り、ステップS203において、受信された前記現在時刻情報と時刻管理部107内にある内部時刻107aとの両者の比較照合結果として、両者の時間差が、かかる閾値(たとえば、1分)の範囲を超過してしまうことはあり得ない。
なお、かかる閾値の具体的な値については、本発明において、特に規定しているものではなく、各デジタル放送受信装置において、任意に決定することができる。
【0040】
ステップS203にて、チューナ1 101aを介して取得された前記現在時刻情報と時刻管理部107内にある内部時刻107aとの両者の間の時間差が、予め定められた閾値の範囲内に収まっているかの確認がなされた結果、該閾値の範囲内に収まっている時間差であると判定された場合(ステップS203のYES)、取得された前記現在時刻情報は、正しい時刻を示す情報と判断されて、内部時刻107aに設定されて、内部時刻校正処理がなされた後(ステップS204)、通常の番組視聴処理に復帰される。
即ち、かかる場合は、放送局から送信されてくる現在時刻情報が正しいものであり、当該デジタル放送受信装置における時刻管理処理も、通常の正常な時刻管理処理がなされている場合を示している。
【0041】
一方、ステップS203にて、前記時間差が前記閾値の範囲内に収まっていないと判定された場合(ステップS203のNO)、複数の受信チャンネルを備えている当該デジタル放送受信装置100においては、直ちに、内部時刻校正処理をあきらめる動作を実施せずに、現在時刻情報を受信していたチューナ1 101aとは異なるチューナ2 101bを用いて、まず、チューナ1 101aとは異なる受信チャンネルを選局せしめる(ステップS205)。
【0042】
ここに、チューナ2 101bにて受信される受信チャンネルは、現在時刻情報を取得するためだけに利用される裏チャンネルであり、かかる場合においては、映像音声出力部106を制御して、該受信チャンネルに関する映像音声情報をモニタ画面や音声出力部に出力させる必要はないものであり、システム制御部109は、画面制御部2 103bを制御して、該受信チャンネルの映像信号の復元動作及び出力動作を実施させないように制御する。
【0043】
而して、かかる場合においても、チューナ1 101aを介して受信されている受信チャンネルに関する映像情報が、そのまま、映像音声出力部106からモニタ画面や音声出力部に出力され続けるので、視聴者は、今まで通りの受信チャンネルの映像情報を視聴し続けることができる。
【0044】
次いで、チューナ2 101bにより選局された新たな受信チャンネル(即ち、裏チャンネル)の放送電波信号に含まれている現在時刻情報が取得されると(ステップS206のYES)、該現在時刻情報は、デコーダ2 102bからシステム制御部109に送出される。
【0045】
システム制御部109は、デコーダ2 102bから送出されてきた前記現在時刻情報を取得した際に、ステップS203の場合と同等に、取得された前記現在時刻情報と時刻管理部107内にある内部時刻107aとの比較照合を行なわしめ、両者の時間差が、予め定められた前記閾値の範囲内に収まっているかの確認がなされる(ステップS207)。
【0046】
ステップS207にて、チューナ2 101bを介して取得された前記現在時刻情報と時刻管理部107内にある内部時刻107aとの両者の時間差が、予め定められた前記閾値の範囲内に収まっているかの確認がなされた結果、該閾値の範囲内に収まっている時間差であると判定された場合(ステップS207のYES)、チューナ1 101aを介して受信されていた現在時刻情報は無視されて、チューナ2 101bを介して新たに取得された前記現在時刻情報が、正しい時刻を示す情報と判断されて、内部時刻107aに設定されて、内部時刻校正処理がなされた後(ステップS208)、通常の番組視聴処理に復帰される。
【0047】
一方、ステップS207にて、前記時間差が前記閾値の範囲内に収まっていないと判定された場合(ステップS207のNO)、チューナ2 101bにて受信された前記現在時刻情報と、先にチューナ1 101aにて受信されていた現在時刻情報とが比較される(ステップS209)。
【0048】
比較された結果、両者の現在時刻情報が、チューナ1 101aにおける現在時刻情報の受信動作から、チューナ2 101bにおける現在時刻情報の受信動作までの時間経過までの時間差程度(たとえば、10秒乃至1分以内)で、ほぼ一致していることが確認された場合(ステップS209のYES)、各受信チャンネルを放送している放送局が有する時計が刻んでいる現在時刻(即ち、チューナ1 101aとチューナ2 101bとのそれぞれ異なる受信チャンネルで受信されている現在時刻情報)と、当該デジタル放送受信装置100の内部時刻107aとが、何らかの事情により、大きくずれてしまっている状態が発生しているものと見做される。
【0049】
而して、かかる場合においては、何らかの事情により、当該デジタル放送受信装置100の内部時刻107aが誤って設定されている場合であると判定され、ステップS208に戻り、チューナ2 101b側で、新たに取得された現在時刻情報に基づいて、内部時刻107aを、放送局に時計が示す現在時刻と一致させるように、校正させる(ステップS208)。
【0050】
なお、かかる場合においては、チューナ2 101b側で取得されていた現在時刻情報に限らず、チューナ1 101a側で取得されていた現在時刻情報を、内部時刻107aに設定させる内部時刻校正処理としても、もちろん、構わない。但し、チューナ2 101b側で取得された現在時刻情報の方が、より最近に取得された現在時刻情報であり、チューナ1 101a側で取得されていた現在時刻情報よりも、放送局の時刻により近い時刻情報となっているので、ここでは、チューナ2 101b側で新たに取得された現在時刻情報を、内部時刻107aに設定させる内部時刻校正処理としている。
【0051】
一方、ステップS209において、チューナ2 101bにて受信された前記現在時刻情報と、先にチューナ1 101aにて受信されていた現在時刻情報との両者の現在時刻情報が、ほほ一致している状態にはないと判断された場合(ステップS209のNO)、当該デジタル放送受信装置100、あるいは、互いに異なる受信チャンネルにそれぞれ含まれている現在時刻情報に共通する送信部位を含む中継アンテナや放送局などを含むいずれかの個所に異常状態が発生していると判定されて、内部時刻107aの校正処理はなされずに、そのまま、内蔵されているセラミック発振子などからなる内部クロックに基づいて、内部時刻107aの計数処理が継続される。
更に、かかる場合においては、異常発生の旨を、システム制御部109は、映像音声出力部106を制御することにより、モニタ画面又は/及び音声出力部に表示した後(ステップS210)、通常の番組視聴処理に復帰させる。
なお、該異常発生の表示は、リモコンの液晶表示部や、特定のランプに点滅表示させるようにしても構わない。
而して、かかる場合においても、視聴者は、チューナ1 101aを介して受信していた受信チャンネルの映像情報を、そのまま、視聴し続けることができる。
【0052】
なお、以上に説明した動作フローチャートにおいては、ステップS203において、視聴するために選局されている受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報について、内部時刻107aと比較することとしているが、かかる視聴用受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報である場合に限るものではなく、裏番組の受信用に用いられている受信チャンネルであっても構わない。即ち、まずは、取得された現在時刻情報と内部時刻107aとの比較動作がなされることが常時可能であるいずれか特定の受信チャンネルであれば、いかなる受信チャンネルであっても構わない。
【0053】
また、チューナ1 101a(即ち、受信部1 100a)において受信された現在時刻情報と内部時刻107aとの時間差が、前記閾値の範囲内に収まっていなく、両者間が大幅に異なっている場合においては、はじめて、ステップS205にてチューナ2 101bの選局動作が実行される場合について示しているが、かかる場合のみに限るものではない。
【0054】
即ち、常時、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)の受信チャンネルとして、チューナ1 101a(即ち、受信部1 100a)とは異なる受信チャンネルが選局されている状態に維持せしめて、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)にて受信されている受信チャンネルの映像情報は、モニタ画面や音声出力部には出力させないが、チューナ1 101a(即ち、受信部1 100a)とは異なる該受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報を常時受信可能な状態としておいても良い。
【0055】
あるいは、当該デジタル放送受信装置100が、2画面表示機能や子画面表示機能を有している場合においては、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)が選局されて、該受信チャンネルにて受信されている映像情報を2画面の一方の画面に表示させたり、あるいは、子画面に表示させている状態とすることとし、該受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を受信することが可能であり、かかる場合にあっては、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)にて受信される受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報が受信されている状態にある。
【0056】
なお、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)においても現在時刻情報が受信されている前述のごとき場合においては、チューナ1 101a(即ち、受信部1 100a)を介して受信される現在時刻情報よりも前の時刻において、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)を介して、現在時刻情報が受信されることが発生する場合もあり得る。かかる場合には、前述した図2の動作フローチャートに示すステップS201乃至S204のチューナ1 101aとステップS205乃至S208のチューナ2 101bとの順番を入れ替えて、チューナ2 101b(即ち、受信部2 100b)にて、受信された現在時刻情報に基づいて、最初に、内部時刻校正処理を実施させることとしても構わない。
【0057】
また、チューナ(即ち、受信部)が、2つのみにしか備えられていない場合に限らず、3つ以上の複数個のチューナ(即ち、受信部)が備えられているデジタル放送受信装置であっても、構わない。
即ち、かかる場合においては、視聴中を含め、内部時刻との比較がなされる現在時刻情報が取得されている特定の受信チャンネル用のチューナ(即ち、受信部)以外の空き状態にあるチューナ(即ち、受信部)を利用して、視聴中の受信チャンネルとは異なる受信チャンネルを選局せしめて、別の現在時刻情報を取得させることとして良い。
【0058】
また、チューナ(即ち、受信部)が3つ以上備えられている場合においては、視聴用も含め特定の受信チャンネルから取得された現在時刻情報と内部時刻107aとの時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内にない場合、前記特定の受信チャンネルを受信している受信部とは異なる別の受信部及び別の受信チャンネルが存在している限り、別の受信部により別の受信チャンネルを選局せしめて、該別の受信部にて、新たに取得された受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と内部時刻107aとを比較せしめる動作を、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まるまで繰り返し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まった場合に、はじめて、新たに取得された受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を内部時刻107aに設定する前記内部時刻校正動作がなされることとしても良い。
【0059】
以上に説明したごとく、本発明に係るデジタル放送受信装置100においては、視聴中を含む特定の受信チャンネルから受信される現在時刻情報が、当該デジタル放送受信装置100に内在させている内部時刻107aと大幅に異なる時刻を示す場合には、別のチューナを利用して、視聴中の受信チャンネルとは異なる受信チャンネルを選局せしめて、異なる該受信チャンネルの放送電波信号に含まれている現在時刻情報と内部時刻107aとの比較照合動作を行わしめることにより、正しい内部時刻校正動作を実施させることが可能となる。
【0060】
而して、ある放送局のトラブルや、当該デジタル放送受信装置におけるトラブル等の発生によって、誤った時刻が、内部時刻107aに設定されてしまう場合を防止することが可能となり、正常な時刻情報に基づいてのみ、たとえば、予約番組の視聴や録画などの時刻管理機能を実行せしめることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上に説明したごとく、本発明に係るデジタル放送受信装置によれば、次に示すごとき作用効果を得ることができる。
即ち、放送電波信号に含まれて送信されてくる現在時刻情報に基づいて、当該デジタル放送受信装置に備えられている内部時刻を校正する動作を行なわしめる場合において、ある放送局のトラブルや当該デジタル放送受信装置におけるトラブルにより生ずる、誤った時刻情報による内部時刻の校正を実施せしめずに、他の受信チャンネルからの現在時刻情報の受信動作に切り替えさせて、正しく受信された現在時刻情報に基づいてのみ、正しく内部時刻を校正せしめることを可能としているものであり、もって、録画や視聴に関するタイム予約の起動等、デジタル放送装置が必要とする各種の動作を、正しい時刻に基づいて、実施させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル放送受信装置の回路構成の一例を示す回路ブロック構成図である。
【図2】本発明に係るデジタル放送受信装置の時刻管理方法に関する動作の一例を示す動作フローチャートである。
【符号の説明】
100…デジタル放送受信装置、100a…受信部1、100b…受信部2、101a…チューナ1、101b…チューナ2、102a…デコーダ1、102b…デコーダ2、103a…画面制御部1、103b…画面制御部2、104…入力部、105…選局制御部、106…映像音声出力部、107…時刻管理部、107a…内部時刻、108…情報記憶部、109…システム制御部。

Claims (7)

  1. 異なる受信チャンネルの放送電波信号を同時に受信することができる複数の受信部と、それぞれの該受信部にあるチューナを制御して選局せしめる選局制御部と、当該デジタル放送受信装置内の各種制御を実施させるための内部時刻を管理している時刻管理部と、前記各部位を制御するためのシステム制御部と、を具備し、特定の前記受信チャンネルに含まれている現在時刻を示す現在時刻情報を前記受信部により取得せしめて、取得せられた前記現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、前記特定の受信チャンネルを受信している受信部とは異なる別の受信部及び別の受信チャンネルが存在している限り、別の受信部により別の受信チャンネルを選局せしめて、該別の受信部にて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較せしめる動作を、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まるまで繰り返し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まった場合に、はじめて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を前記内部時刻に設定する前記内部時刻校正動作がなされることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 請求項に記載のデジタル放送受信装置において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間を比較照合せしめ、該比較照合結果、該現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっている場合には、比較照合された前記現在時刻情報のいずれかを前記内部時刻に設定せしめる内部時刻校正動作がなされることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 請求項に記載のデジタル放送受信装置において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合であって、かつ、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっていない場合には、前記内部時刻校正動作における異常が発生している旨を出力することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  4. 異なる受信チャンネルの放送電波信号を同時に受信することができる複数の受信部と、それぞれの該受信部にあるチューナを制御して選局せしめる選局制御部と、当該デジタル放送受信装置内の各種制御を実施させるための内部時刻を管理している時刻管理部と、前記各部位を制御するためのシステム制御部と、を具備しているデジタル放送受信装置の時刻管理方法において、特定の前記受信チャンネルに含まれている現在時刻を示す現在時刻情報を前記受信部により取得せしめて、取得せられた前記現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、前記特定の受信チャンネルを受信している受信部とは異なる別の受信部及び別の受信チャンネルが存在している限り、別の受信部により別の受信チャンネルを選局せしめて、該別の受信部にて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻とを比較せしめる動作を、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まるまで繰り返し、比較された両者の時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まった場合に、はじめて、新たに取得された別の受信チャンネルに含まれている現在時刻情報を前記内部時刻に設定する前記内部時刻校正動作がなされることを特徴とするデジタル放送受信装置の時刻管理方法。
  5. 請求項に記載のデジタル放送受信装置の時刻管理方法において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間を比較照合せしめ、該比較照合結果、該現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっている場合には、比較照合された前記現在時刻情報のいずれかを前記内部時刻に設定せしめる内部時刻校正動作がなされることを特徴とするデジタル放送受信装置の時刻管理方法。
  6. 請求項に記載のデジタル放送受信装置の時刻管理方法において、複数個存在している受信部のいずれの受信部においても、それぞれの受信部により取得された異なる受信チャンネルに含まれている現在時刻情報と前記時刻管理部が管理している前記内部時刻との時間差が、あらかじめ定められた閾値の範囲内に収まっていない場合であって、かつ、異なる受信チャンネルに含まれている複数の現在時刻情報間の時間差が、あらかじめ定められた許容範囲内に収まっていない場合には、前記内部時刻校正動作における異常が発生している旨を出力することを特徴とするデジタル放送受信装置の時刻管理方法。
  7. 請求項乃至のいずれかに記載のデジタル放送受信装置の時刻管理方法を、コンピュータにより実施させることができるプログラムとして記憶格納させていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体。
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