JPH07193645A - 時報サービス装置及びタイマー内蔵装置 - Google Patents

時報サービス装置及びタイマー内蔵装置

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JPH07193645A
JPH07193645A JP34732693A JP34732693A JPH07193645A JP H07193645 A JPH07193645 A JP H07193645A JP 34732693 A JP34732693 A JP 34732693A JP 34732693 A JP34732693 A JP 34732693A JP H07193645 A JPH07193645 A JP H07193645A
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JP
Japan
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time
time signal
timer
data
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JP34732693A
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English (en)
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Hitoshi Yoshinobu
仁司 吉信
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイマー内蔵装置のタイマーに、簡単な操作
で高精度の現在時刻の設定をする。 【構成】 タイマー内蔵装置20にモデム13を設け
る。このモデム13と電話回線30を介して時報サービ
ス局10へ時報通信要求を送信する。時報サービス局1
0では、電話回線とモデム1を介して時報通信要求を受
信すると、時計回路2から正確な現在時刻を得て、デジ
タル化された時報データを生成し、時報通信要求元のタ
イマー内蔵装置にその時報データを送信する。タイマー
内蔵装置20では、受信した時報データに基づいて、タ
イマー11に高精度の現在時刻を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、デジタル化
した時報データを電話回線を介して送出する時報サービ
ス装置と、この時報サービス装置からの時報データを利
用して内蔵タイマーの時刻合わせを行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、VTRの録画予約をはじめ、門
の開閉、セントラルヒーティングやエヤコンのオンオフ
など、ある決められた時刻になると動作を開始あるいは
終了する電子機器やシステムなどのタイマー内蔵装置に
は、様々なものがある。このタイマー内蔵装置の内蔵タ
イマーによる動作は、「2時間後にオン」などのような
相対的な時間指定による動作でない限り、そのタイマー
が正しい現在時刻を刻んでいることを前提に動作する。
【0003】そのタイマーが正確に現在時刻を示す上
で、タイマーの正確な時刻設定が不可欠であるが、その
時刻設定の使用や時刻設定操作手順は、装置の種類やメ
ーカーにより異なっているだけでなく、1台1台の装置
で細かく異なっている。その上、時刻設定手順は複雑
で、操作に時間がかかる場合が多い。
【0004】このため利用者は、それぞれの電子機器や
システム毎に複雑な時刻設定操作を習得し、時間をかけ
て正確に時刻設定を行う必要がある。また、その時刻設
定がパワーオフや停電によってクリアーされてしまう電
子機器であれば、そのたびに再設定の操作が必要とな
る。
【0005】また、タイマー時刻の正確な設定のために
は、正しい現在時刻を参照しなければならないが、その
正しい現在時刻を提供する時報サービスとしては、鐘の
音やサイレンを除けば、現在のところ、テレビやラジオ
の時報、電話による時報サービスぐらいのものしかな
い。これらは、すべてアナログの情報であり、デジタル
化された数値データで時報を提供するサービスは、皆無
ではないものの、だれもが平等に使用できるサービスと
しては実現していない。
【0006】例えば、茨城県の郵政省電波研究所で実験
的に行われている時刻電波の放送を受信することにより
現在時刻を知ることができるが、この時刻電波は、北海
道、四国、九州には届かず、サービスされる地域が限定
されてしまう。
【0007】別の例として、放送信号に時刻情報を多重
化する案が提案されている。しかし、この放送信号に多
重化された時刻情報を受けとるためには、チューナーや
多重データのデコーダーなどが必要になり、別の目的で
すでに内蔵している機器は別にして、それ以外のタイマ
ー内蔵装置でこの多重化された時刻情報を利用できるよ
うにするためには、大幅なコストアップになってしま
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、タ
イマー内蔵装置の内蔵のタイマーの設定操作は、電子機
器やシステム毎に異なる。さらに、タイマーの設定操作
は、複雑で操作に時間が掛かる場合が多い。従って、タ
イマーを使用して動作させる機能、例えば、VTRの録
画予約などの機能を使いこなせなかったり、タイマーの
現在時刻が、実際の現在時刻とずれている場合に、修整
に手間が掛かるなどの問題が発生する。
【0009】また、各種タイマー内蔵装置のタイマーを
設定する場合、アナログの時刻情報を人間がインターフ
ェースとなり現在時刻の設定操作が行われるため、精度
の高い現在時刻の設定が難しい。タイマーにセットされ
た現在時刻と実際の現在時刻とでは、数秒から数十秒、
場合によっては、数分単位でずれが生じることもあり、
ずれた現在時刻を持つタイマーにより時刻予約登録され
た動作が実行されることにもなる。
【0010】この発明は、以上のことにかんがみ、ユー
ザーからの時報通信要求に応じて、デジタル化された時
報データを生成し、送出する時報サービス装置と、この
時報サービス局に通信要求をすることにより送出される
時報データを受信して、タイマーに現在時刻を設定する
タイマー内蔵装置を提供して、正確な時刻設定を容易に
行えるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による時報サービス装置は、後述の実施例
の参照符号を対応させると、電話回線に接続され、通信
データの変復調を行うモデム1と、現在時刻を提供する
時計回路2と、上記電話回線を介した通信要求を受け付
けたときに、時計回路2から現在時刻を得て、これをデ
ジタル化した時報データを生成し、自動送出する時報デ
ータ生成送信部3とを有する。
【0012】上記課題を解決するため、この発明による
タイマー内蔵装置は、後述の実施例の参照符号を対応さ
せると、電話回線に接続され、通信データの変復調を行
うモデム13と、時刻を管理するためのタイマー11
と、ユーザーにより操作され、時報通信要求を発生させ
るためのユーザー入力手段SWと、ユーザー入力手段S
Wにおける入力操作により上記時報通信要求が発生した
ことを検知して、現在時刻を示す時報データを送信する
時報サービス局10に対して、電話回線を介してダイヤ
ルするダイヤル手段14と、上記時報通信要求をモデム
13を介して時報サービス局10に送信する時報通信要
求送信手段15と、時報サービス局10から伝送されて
くる時報データを取り込む手段16と、取り込んだ時報
データに基づいて上記タイマーの時刻を校正する時刻校
正手段17とを有する。
【0013】
【作用】上記の構成のタイマー内蔵装置のユーザー入力
手段に対するユーザーの操作がなされると時報通信要求
が発生する。すると、ダイヤル手段により時報サービス
局に対してダイヤル(発呼)が行われる。
【0014】時報サービス局の時報サービス装置は、こ
の発呼を受けて電話回線を閉結する。すると、タイマー
内蔵装置は、時報通信要求を時報サービス局に送信す
る。時報サービス装置は、この時報通信要求を受けて時
報データ生成送信部より、時計回路より得た正確な時刻
を示す時報データをモデム及び電話回線を介してタイマ
ー内蔵装置に送信する。
【0015】タイマー内蔵装置は、モデムを介してこの
時報データを取り込み、時刻校正手段により、タイマー
の時刻を、受信した時報データにしたがって校正し、時
刻合わせを行う。こうして、タイマー内蔵装置でユーザ
ーが時報通信要求の操作をするだけで、内蔵タイマーの
時刻が正確な時刻に設定される。
【0016】
【実施例】以下、図を参照しながらこの発明による時報
サービス装置及び電子機器の実施例について説明する。
【0017】図1は、この発明による時報サービス装置
とタイマー内蔵装置とを含む時報サービスシステムの全
体の構成を示すもので、10は時報サービス装置(以
下、時報サービス局という)を、20はタイマー内蔵装
置の例としての電子機器を示している。時報サービス局
10及び電子機器20は、それぞれデータ送受信用のモ
デム(変復調器)1及び13を備え、これらモデム1及
び13が電話回線30Lに接続されることによる、時報
サービス局10と電子機器20との間でアナログ公衆電
話網を介しての通信が可能とされている。
【0018】この図1は、この発明の理解を容易にする
ために、時報サービス局10と、タイマー内蔵装置の例
としての電子機器20の主たる機能をブロックとして現
したものである。実際的には後述するようにいくつかの
機能ブロックがマイクロコンピュータのソフトウエアと
して実現されるものである。
【0019】時報サービス局10は、不特定多数のタイ
マー内蔵装置からの電話回線を介して送られてくる後述
する時報通信要求を受信し、そのそれぞれの時報通信要
求元のタイマー内蔵装置に時報データを送信するもので
ある。この時報サービス局10は、モデム1と、時計回
路2と、時報データ生成送出部3とを主たる構成要素と
して備えている。
【0020】モデム1は、送信デジタルデータを電話回
線30Lを通じて伝送できるオーディオ帯域の信号に変
調し、また、このように変調されて電話回線30Lを伝
送されてくるオーディオ帯域の信号を受信して復調を行
い、デジタルデータを得る。この例の場合、モデム1
は、電話回線との接続制御をするNCU(ネットワーク
・コントロール・ユニット)をも備えている。
【0021】時計回路2は、正確な現在時刻を提供す
る。この時計回路2は、いわゆるカレンダー機能を有
し、水晶振動子を用いた発振器と、この発振器の発振出
力を分周して、年、月、曜日、日、時、分、秒の情報を
得るカウンタを備える。また、この例の場合、水晶発振
器は、高精度で高発振周波数の発振信号を出力し、後述
する図2の時報データフォーマットに示すように、年か
ら100分の1秒単位までのカレンダー情報及び時刻情
報を提供することができるものである。
【0022】時刻データ生成送信部3は、モデム1を通
じて受信されたデジタル信号が後述する時報通信要求で
あるときに、時計回路2からの当日のカレンダー情報及
び現在時刻から時報データを生成し、図2に示す時報デ
ータフォーマットに編集し、通信要求を送ってきた相手
方に送信する。
【0023】この時報データ生成送信部3において生成
され、時報通信要求元の電子機器20に送信される時報
データのフォーマットの一実施例を図2に示す。70
は、開始コードaから終了コードdまでを時刻データの
一つのまとまりを示すものであり、これをここでは、1
フレームの時刻データという。また、開始コードaと終
了コードdが存在することにより、連続している時刻を
フレーム単位のデータとして抽出することができる。次
に、1フレームの時報データを構成する各項目について
説明する。
【0024】開始コードaは、1フレームの時報データ
の開始を示すコードである。整合性チェックデータb
は、CRC(冗長度符号検査)やパリティ・チェックな
どの1フレーム内の時報データの整合性チェックに用い
られるデータである。時報データcは、年を示すデータ
c1、月を示すデータc2、日を示すデータc3、曜日
を示すデータc4、時間を示すデータc5、分を示すデ
ータc6、秒を示すデータc7、1/10秒を示すデー
タc8、1/100秒を示すデータc9により構成され
ている。
【0025】通常一般家庭では、1/10秒や1/10
0秒の精度で時刻を指定して電子機器20に予約登録す
るような動作は、ほとんど存在しない。しかし、これら
の精細な時刻データを電子機器20側で用いることによ
り、時報データの送信から受信及び受信からタイマー設
定までの各処理の遅延分を考慮して、1/10秒の単位
を四捨五入するなどして1秒単位での精度を損なわない
ようにすることもできる。終了コードdは、1フレーム
の時報データの終了を示すコードである。なお、時報サ
ービス局10とタイマー内蔵装置である電子機器20と
の間の電話回線30Lが接続されている間は、この後に
は、次のフレームの時刻データが連なる。
【0026】次に、タイマー内蔵装置の例としての電子
機器20について説明する。図1の例の電子機器20
は、モデム3を内蔵すると共に、電子機器本体部18に
時刻を管理するためのタイマー11を内蔵している。モ
デム13は、NCUを備え、電話端末21を接続するこ
とができる。
【0027】モデム13のNCU(ネットワーク・コン
トロール・ユニット)は、通常は、電話回線30Lを電
話端末21側に接続するように切り換えており、着信が
あるときには、必ず、電話端末21のベルが鳴ってオペ
レータを呼び出し、電話端末21でオペレータがオフフ
ックして着信応答し、着信がモデム13に対するもので
あるときには、モデムでのデータ通信への切り換え動作
を行う。また、電話端末21からの発呼時には、オフフ
ックするだけで行うことができる。また、後述する装置
20からの時報通信要求発生時には、モデム13のNC
Uは、モデム側からの発呼に自動的に切り換えられる。
【0028】電子機器本体部18は、例えば、録画予約
にタイマーを用いるVTR、電源のオンオフにタイマー
を用いるテレビ受像機、エアコンやセントラルヒーティ
ングの電源のオンオフなどにタイマーを用いるコントロ
ーラー、門の開閉をタイマーにより制御する門の開閉シ
ステムのコントローラー等である。
【0029】この本体部18に対しては、キー入力部1
9から予約動作、及びその動作のオン、オフなどの予約
日時を設定することができる。このように予約動作及び
予約日時が設定され、予約モードにされると、本体部1
8では、予約登録された時刻とタイマー11の現在時刻
とが比較され、タイマー11の現在時刻と予約登録され
た時刻が一致したときに予約登録された動作を開始ある
いは終了させるように制御する。
【0030】そして、電子機器20は、時報通信要求及
びタイマー11の時刻校正(時刻修整=時刻合わせ)を
行うための機能手段として、時報通信要求作成手段12
と、自動ダイヤル手段14と、時報通信要求送信手段1
5と、時報データ取り込み手段16と、タイマー時刻校
正手段17とを備えている。
【0031】時報通信要求作成手段12には、時報通信
要求スイッチSWの操作情報が入力されている。この時
報要求スイッチSWとしては、特定のボタンキーをキー
入力部19に設けてもよいし、また、リモコンに対応ス
イッチを設けてもよい。そして、タイマー11の時刻校
正をすべく、時報通信要求スイッチSWをユーザーが操
作すると、時報通信要求作成手段12は、その操作を感
知して、時報通信要求を作成する。そして、その作成し
た時報通信要求を自動ダイヤル手段14及び時報通信要
求送信手段15に送る。
【0032】自動ダイヤル手段14は、時報通信要求作
成手段12からの時報通信要求を受けると、時報サービ
ス局に対して自動ダイヤルする手段である。この自動ダ
イヤル手段14は、メモリを有しており、時報サービス
局の電話番号や通信環境が、予め、このメモリに設定さ
れている。従って、ユーザーはいちいち時報サービス局
の電話番号をダイヤルしなくてもよい。
【0033】時報通信要求送信手段15は、時報通信要
求作成手段12により作成された時報通信要求を、ダイ
ヤルする手段14により時報サービス局10に接続され
た電話回線を介して、時報サービス局へ時報通信要求を
送信する。この時報通信要求のデータのフォーマット
は、時報通信要求であることを示す決められたパターン
のコードや時報通信要求元の電子機器の識別コード、時
報通信要求元の電話番号、地域コードなどにより構成さ
れる。
【0034】時報データ取り込み手段16は、時報サー
ビス局より送信されてきた時報データをモデム13を介
して取り込み、時報データの整合性のチェックなどを行
い、有効なデータを取り込むものである。
【0035】タイマー時刻校正手段17は、後述するよ
うに、時報データ取り込み手段16により取り込まれた
時報データによりタイマー11の現在時刻を校正する。
【0036】次に、上述した時報サービス局10と電子
機器20の動作について説明する。電子機器20のユー
ザーが、タイマー11の現在時刻を校正するために時報
通信要求スイッチSWを操作すると、時報通信要求作成
手段12がその操作入力を感知して、時報通信要求を作
成する。この時報通信要求により、自動ダイヤル手段1
4は、電話回線30Lが使用中でないときにはモデム1
3のNCUを、電話回線30Lを電話端末21側からモ
デム13側に接続するように切り換え、図示しないメモ
リに予め設定されている時報サービス局10の電話番号
や通信環境情報を読み出し、自動ダイヤルする。
【0037】この自動ダイヤル手段14には、電話回線
の混雑や時報サービス局10側の問題で、発呼が受け付
けられない場合やモデム13に接続された別の通信機
器、例えば、電話端末やファクシミリ端末などにより先
に電話回線が使用されていて電話回線の接続ができない
場合などのときには、電子機器のLCD表示部にエラー
メッセージを表示したり、一定時間経過した後に再ダイ
ヤルするなどの機能がある。
【0038】電子機器20からの発呼に対して時報サー
ビス局10が着信応答すると、時報通信要求送信手段1
5では、その応答が検知されて、回線が閉結されたこと
が検知される。そして、その後、時報通信要求送信手段
15からモデム13と電話回線30Lを介して時報サー
ビス局10へ時報通信要求が送信される。
【0039】時報サービス局10では、モデム1を介し
て時報通信要求が受信される。この時報通信要求に基づ
いて時刻データ生成送出部3において、時計回路2より
供給される正確な現在時刻がデジタル化され、図2に示
した送信データフォーマットに編集される。そして、モ
デム1を介して時報通信要求元の電子機器20に送信さ
れる。
【0040】時報サービス局10から送信された時報デ
ータは、電話回線30Lを介して電子機器20のモデム
13により受信される。電子機器20においては、複数
フレームの時刻が連続しているかとか、チェックデータ
による確認を行うことにより、時報データの整合性が取
れているか否かをチェックし、タイマー11に設定でき
る程度に正確なデータの取り込みができることが確認で
きるまで電話回線を切断せず、連続して受信される。受
信された時報データは、モデム13において復調された
後、時報データ取り込み手段16に供給される。
【0041】時報データ取り込み手段16では、複数フ
レームにわたって連続して供給される時報データが順次
取り込まれ、時報データの連続性のチェックや1フレー
ム毎にチェックデータを用いた時報データの整合性のチ
ェックなどが行われる。時報データに問題がないことが
確認されると、時報データはタイマー時刻校正手段17
に供給される。この時点で、時報データ取り込み手段1
6により電話回線は切断される。したがって、その後
は、モデム13に接続されている、電話端末21などに
より電話回線が使用できるように解放される。
【0042】タイマー時刻校正手段17では、時報デー
タ中の1/10秒、1/100秒単位のデータを用いて
各処理において発生する時刻の遅延分の考慮などがされ
た上で、タイマー11の現在時刻が校正され、時刻合わ
せがなされる。したがって、その後は、このタイマー1
1に校正された現在時刻により、予約登録された電子機
器20の本体部の動作の時間的な制御がされることにな
る。
【0043】次に、電子機器の例としてVTRを取りあ
げ、このVTRでのタイマーを用いた録画予約の場合に
おける、前述した時報サービス局と電子機器(VTR)
のタイマー設定について説明する。図3は、電話回線を
介して接続される時報サービス局とVTRのタイマー設
定の要部をハードウエアの構成を示す図である。
【0044】50は、VTRのタイマー設定の要部を示
している。51はCPU、52はプログラムや処理に必
要なデータが書き込まれているROMである。CPU5
1は、ROM52などに書き込まれているプログラムや
データを読み込んで実行し、実行結果などに基づいて各
メモリや各部を制御する。
【0045】53は、時刻の管理を行うタイマーであ
り、VTRの動作の時間の制御に用いる現在時刻は、こ
のタイマー53により管理、提供される。現在時刻は、
このタイマー53に設定される。
【0046】54は、主に作業領域として使用されるD
RAMであり、処理の途中で得られる演算結果などが書
き込まれ、必要に応じて読み出される。55は、時報サ
ービス局の電話番号や通信環境情報、その他必要とされ
るデータが書き込まれているSRAMである。SRAM
55に書き込まれている時報サービス局の電話番号や通
信環境情報により自動ダイヤルが実現できる。
【0047】56は、電話回線に接続され、通信データ
の変復調を行うモデムであり、電話回線の切り換えをコ
ントロールするNCUをも備えている。59は、エラー
や現在時刻などのメッセージを表示するLCDであり、
58は、LCD59を制御するLCD制御部である。6
0は、VTRのユーザーがタイマー53に現在時刻を設
定しようとしたときに、一連のタイマー設定動作を開始
させる現在時刻設定ボタンである。57は、一定周期で
のスキャンにより現在時刻設定ボタンの押下を感知し、
感知したときには現在時刻の設定動作を開始するように
CPU51に信号を供給するボタン感知部である。
【0048】61は、電話端末であり、現在時刻設定の
ために電話回線が使用されていないときには、この電話
端末61による通信が可能である。逆に電話端末61に
より電話回線が使用されていないときに、現在時刻の設
定のために時報サービス局への通信が可能となる。この
ように1つの電話回線を電話端末などの複数の通信端末
により共有することが可能である。また、電話端末だけ
でなくファクシミリ端末やパソコンが接続されることも
あり、各通信端末がデシジャーチェイン式(芋づる式)
に接続されたり、モデム56のNCUの機能を用いて並
列に接続されることも考えられる。L2は、電話回線と
モデム56とを接続する電話線であり、L3は、モデム
56と電話端末61などの通信端末を接続する電話線で
ある。
【0049】このVTRのタイマー設定の要部50は、
図3には図示しないが、VTRの本体部と接続されてい
る。タイマー設定の要部50は、VTRの本体部内に搭
載することが可能であるし、他の通信端末の接続を考慮
してモデムのみを外付けとし、その他の部分をVTRの
本体部内に搭載することも可能である。モデムを外付け
とする場合には、VTRのコントロール端子にモデムの
入出力を接続し、VTR内には、モデムからのデータの
デコード回路及びモデムへのデータのエンコード回路を
設ける。
【0050】以上の構成のVTRのタイマー設定の要部
50において、次に、タイマー53への現在時刻の校正
動作を行うには、VTRのユーザーが、現在時刻設定ボ
タン60を押下するだけである。この設定ボタン60の
押下により、後述するようにして時報サービス局へ時報
通信要求が送信されるものである。
【0051】次に、40は、時報データを生成し送信す
る時報サービス局の要部を示している。41は、プログ
ラムや処理に必要なデータが書き込まれているROMで
ある。42は、主に作業領域として使用されるRAMで
あり、処理の途中で得られる演算結果などが書き込ま
れ、必要に応じて読み出される。43は、ROM41な
どに書き込まれているプログラムやデータを読み込んで
実行し、実行結果などに基づいて各メモリや各部を制御
するCPUである。45は、正確な現在時刻を提供する
時計回路であり、前述したように、水晶振動子を用いた
発振器、年月日カウンタ、時分秒カウンタ、曜日カレン
ダーなどにより構成され、1/100秒の単位までの現
在時刻を刻むことができるものである。
【0052】44は、主に通信データの変復調を行うモ
デムであり、電話回線の切り換え制御などを行うNCU
をも備えている。L1は、電話回線に接続されている電
話線である。そして、モデム44を通じて時報通信要求
を受信すると、時報サービス局40の各部が動作し、時
報データを生成し、時報通信要求元へ時報データを送信
する。
【0053】次に、上述した時報サービス局40とVT
Rのタイマー設定要部50の動作について説明する。
【0054】今、VTRのユーザーが、正確な現在時刻
をVTRのタイマー53に設定するため、現在時刻設定
ボタン60を押下したとする。この現在時刻設定ボタン
60の押下は、ボタン感知部57により感知され、CP
U51に通知される。CPU51では、ROM52から
通信要求プログラムとSRAM55から時報サービス局
40の電話番号や通信環境情報などが読み込まれ、前述
同様に、モデム56のNCUが制御されて、自動ダイヤ
ルが実行され、発呼が行われる。この発呼が時報サービ
ス局で受け付けられて、電話回線が閉結されると、RO
M52あるいはDRAM54に生成された時報通信要求
が時報サービス局40に送信される。
【0055】時報通信要求のデータのフォーマットは、
時報通信要求であることを示す決められたパターンのコ
ードや時報通信要求元の電子機器の識別コード、時報通
信要求元の電話番号、地域コードなどにより構成され
る。
【0056】時報サービス局40では、モデム44によ
り時報通信要求が受信され、復調される。そして、時報
通信要求を受信したことを示すデータを時報通信要求元
のVTR側へ送信するなどの処理がされる。このとき、
時報通信要求元のVTR側においても、時報サービス局
40から上記時報通信要求の受信確認などの送信を受
け、次に送られてくる時報データの受信準備を行う。
【0057】なお、時報サービス局40が、電話回線の
混雑などの理由により時報通信要求が受け付けることが
できなかったときには、電話回線の接続が完了しないた
め、時報通信要求元のVTRのタイマー設定の要部50
は、一定時間経過後、リトライ動作が実行される。つま
り、再度ダイヤル動作が実行される。もし、所定回、例
えば3回のリトライ動作でも電話回線が接続されないと
きには、VTRのLCDやテレビ受像機の画面にエラー
メッセージを一定時間表示し、ユーザーにタイマー53
への現在時刻の校正設定動作の再度の起動操作を促す。
【0058】VTR側と時報サービス局側との回線接続
処理が終了し、時報通信要求が時報サービス局で受信す
ると、時報サービス局40では、CPU43により、時
報データ生成プログラムがROM41から読み出され、
時計回路45から正確な現在時刻の供給をうけて、時報
データが生成される。
【0059】このとき、時報通信要求に含まれる時報通
信要求元の電話番号や地域コードなどにより、時報サー
ビス局から時報通信要求元までのおおよその距離が把握
され、この距離と通信速度、時報データの生成時間など
が考慮されて、遅延分の修正がされた時報データを生成
することもでき、そのように修正された場合には、時報
データに遅延分の時刻修正済みを示すフラグなどを付加
することも可能である。また、後述するが、時報通信要
求元のVTRにおいて、時報データに対し遅延分の修正
をすることも可能であり、時報サービス局側で遅延分の
時刻修正処理がされない場合には有効である。
【0060】生成された時報データは、時報通信要求元
のVTRへ送信される。時報通信要求元のVTR側で
は、連続した時報データが複数回(N回)受信され、D
RAM54などのメモリに蓄積される。そして、1回目
の受信と2回目の受信の時報データで1回目に受信した
時報データのほうが2回目に受信した時報データより大
きくないかなどの時系列のチェックや分単位でデータの
値が異なっていないか、あるいはビット落ちしていない
かなどのチェックがされる。N回の数値は、この時報デ
ータ間の整合性のチェックに必要な回数が設定される。
【0061】さらに、1フレーム毎の時報データ内で、
図2の時報データのフォーマットで説明したように、整
合性チェックデータbによつて、CRCやパリティ・チ
ェックなどが行われる。また、通信速度や時報サービス
局までの距離、その他処理時間を考慮し、時報データに
対し遅延分の時刻修正などが行われるようにすることも
できる。この修正処理は、時報サービス局側で時刻デー
タの修正処理がされなかったときに実行されるようする
こともできる。
【0062】時報データの整合性などに問題がある場合
には、VTRのLCD59やテレビ受像機の画面(図示
せず)に一定時間エラーメッセージを表示した後、その
回のタイマー53への現在時刻の校正が断念される。
【0063】時報データの整合性などに問題がなけれ
ば、電話回線が切断され、受信された整合性の取れた時
報データにより、タイマー53に現在時刻が校正され
る。そして、タイマー53に校正された現在時刻とVT
Rのユーザーが設定した録画予約の設定時刻とを比較し
ていき、タイマー53の現在時刻が録画予約の開始設定
時刻と一致したときにVTRは録画動作を開始する。つ
まり、タイマーの示す現在時刻が録画予約の開始時刻と
一致したことが比較処理により検知されると、この検知
に基づいて予約録画制御部(図示せず)により、VTR
の電源が投入され、メモリに設定されている予約選局情
報が読み出されててチューナー(図示せず)の選局が行
われる。チューナーにより受信された放送信号は、信号
処理され、VTRテープに記録がされていく。そして、
タイマー53の示す現在時刻が設定されている予約録画
の終了設定時刻と一致したことが比較処理により感知さ
れると、予約録画制御部により制御され、録画処理を終
了し、VTRの電源が落とされる。
【0064】このようにVTRのユーザーは、現在時刻
設定ボタン60を押下するだけで、簡単に正確な現在時
刻をタイマー53に設定することができ、かつ録画予約
などの予約登録された動作が正確な時刻に実行される。
【0065】また上記の実施例では、現在時刻設定ボタ
ン60により現在時刻の校正設定処理を開始するように
したが、VTRなどの場合にはリモコンに現在時刻設定
ボタンに相当するスイッチを設けたり、あるいは、既存
のボタンの単純な組み合わせにより、現在時刻の設定が
できるようにすることもできる。
【0066】また、図3ではモデム56は、VTRに内
蔵されているような記載となっているが、VTRの外に
モデムを配置することも可能である。つまり、VTRに
通信データの翻訳や編集を行うエンコーダー/デコーダ
ーを内蔵し、このエンコーダー/デコーダーに供給され
る通信データの入出力端子がVTRに設られる。モデム
とこの通信データの入力端子とを、例えばRS−232
−Cなどのデータケーブルにより接続されるようにし、
モデムとVTR間で通信データのやり取りがされるよう
にする。このような構成にすることにより、モデムをV
TRの外付けとすることができる。
【0067】また、エンコーダー/デコーダー以下のタ
イマー設定の要部の構成と動作は、上述した構成と動作
と同様である。このように、モデムをVTR等の電子機
器の外付けとした場合、電子機器ごとにモデムを備える
必要もない。
【0068】次に、上述した時報サービス局40とタイ
マー設定の要部50の動作について、図4と図5のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0069】図4は、タイマー設定の要部50の動作を
示すフローチャートである。ボタン感知部57では、一
定周期で常にスキャン(走査)が実行されており(ステ
ップ201)、現在時刻設定ボタン60が押下されたか
どうかが確認されている(ステップ202)。現在時刻
設定ボタン60が押下されたことがボタン感知部57に
より感知されると、時報サービス局40へのダイヤル動
作や電話回線の接続処理などのアクセス動作が開始され
る(ステップ203)。
【0070】そして、電話回線の接続が完了したかどう
かが確認され(ステップ204)、接続が完了されない
場合(接続不成功の場合)、実行されたアクセス動作は
リトライの動作かどうかが確認される(ステップ21
1)。リトライ動作ではなく最初のアクセス動作で電話
回線が接続されない場合、一定時間経過後、リトライ動
作を開始する(ステップ203へ)。リトライ動作にお
いても電話回線の接続ができなかった場合には、LCD
59などの表示部へ一定時間エラーメッセージを表示し
た後、タイマー53への現在時刻の設定が断念される。
【0071】電話回線が接続されると、時報通信要求を
受信した時報サービス局40では、時報データが生成さ
れ送信される。そして、時報通信要求元の電子機器にお
いて、時報サービス局40から送信される時報データが
受信される(ステップ205)。その後、整合性のチェ
ックに必要なN個の時報データが受信されたかどうかが
確認され(ステップ206)、N個の時報データが受信
されるまで時報データの受信(ステップ205〜ステッ
プ206)が繰り返される。N個の時報データが受信さ
れると、整合性のチェックが実行され(ステップ20
7)、整合性が取れているかどうかが確認される(ステ
ップ208)。時報データの整合性がとれていなけれ
ば、LCD59などの表示部にエラーメッセージを表示
し(ステップ212)、タイマー52への現在時刻の設
定が断念される。
【0072】時報データの整合性などに問題がなけれ
ば、電話回線が切断され(ステップ209)、モデム5
6に接続されている電話端末などの通信端末により電話
回線が使用できるようにされる。そして、タイマー53
に現在時刻が設定される(ステップ210)。
【0073】図5は、時報サービス局40の動作を示す
フローチャートである。電話回線を介して、モデム44
に時報通信要求が送信されたかどうかが確認され(ステ
ップ101)。時報通信要求が送信されていれば、時報
通信要求を受信したことを示すデータを時報通信要求元
へ送信するなどの通信データのやり取りを行うなどの処
理が行われる(ステップ102)。これらの処理が完了
すると、時計回路45により正確な現在時刻を得て時報
データが生成され(ステップ103)、時刻通信要求元
の電子機器へ時刻データが送信される(ステップ10
4)。
【0074】時報通信要求元の電子機器からの受信確認
応答が受信されたかどうかが時報サービス局において確
認され(ステップ105)、受信確認応答の受信がなけ
れば時報データの送信を続行する(ステップ103
へ)。受信確認応答が受信されれば、終了処理を実行し
(ステップ106)、時報データの送信処理を終了す
る。
【0075】上述したように、図3に示した時報サービ
ス局40と電子機器のタイマー設定の要部50の動作を
それぞれ別に説明したが、実祭には電話網を使用した通
信処理であるため、回線接続から回線切断まで、時報サ
ービス局40とタイマー設定される電子機器との間で
は、常に通信データのやり取りが行われている。
【0076】以上説明した実施例の時報サービス局の具
体的な例としては、NTTのダイヤルキュ−ツー(ダイ
ヤルQ2)やフリーダイヤルのサービスを用いて、時報
サービス局を開設することも考えられるし、現状のNT
Tの音声による時報サービスのように、デジタル化され
た時報データを提供するサービスが開始されることも考
えられる。
【0077】また、時報データの供給を受けるタイマー
内蔵装置としては、VTR、テレビ受像機、エアコンや
セントラルヒーティングのコントローラー、門の開閉制
御のコントローラーなど、予約登録された時刻になると
動作を開始させたり終了させたりする電子機器やシステ
ムのコントローラーなどであれば、この発明による現在
時刻の設定機能を搭載することができる。さらに、電源
が投入されるごとに、この発明により現在時刻の設定処
理がされるように制御したり、一定間隔で、現在時刻の
設定処理が繰り返されるように制御することも可能であ
る。
【0078】また、電子機器のタイマーに設定されてい
る現在時刻と時報サービス局から送信される時報データ
が比較されることにより、電子機器のタイマーの精度を
調べたり、タイマーの故障を警告させたりすることも可
能である。
【0079】なお、別の実施例として、現在主に米国に
おいて実現されている双方向テレビ放送に応用すること
ができる。双方向テレビ放送は、番組の放送と同時進行
で、視聴者からの応答を電話回線を用いて放送局側へ送
信するテレビ放送であり、クイズ番組やアンケートを実
施する番組などには有効な放送方式である。
【0080】この双方向テレビ放送は、垂直ブランキン
グ期間(垂直帰線消去期間)にプログラム、表示デー
タ、音声データ、文字データなどを重畳したテレビジョ
ン信号が生成され送信される。このテレビジョン信号を
受信するため視聴者側では、双方向テレビの端末(以
下、ケーブルボックスという。)を介して、テレビジョ
ン信号が受信される。ケーブルボックスには、チューナ
ー、デコーダー、映像信号処理部、音声信号処理部、モ
デムなどが内蔵されており、このケーブルボックスにお
いて、垂直ブランキング期間に重畳された各種データが
デコードされ、映像信号や音声信号にデコードされた内
容が反映されて、テレビ受像機に供給される。
【0081】そして、双方向テレビの視聴者は、放送番
組により提供されたクイズやアンケートに対して、ケー
ブルボックスのリモコンを操作することにより回答し、
その回答は、モデムと電話回線を介して放送局側へ送信
される。放送局側では、視聴者から送信されたクイズや
アンケートの回答を処理(正解者の抽出やアンケートの
集計処理など)し、この処理結果を番組にリアルタイム
に反映できるテレビ放送である。
【0082】そこで、モデムが内蔵されているケーブル
ボックスを用いれば、ケーブルボックスに接続されてい
るVTRやテレビ受像機などの電子機器に対し、コスト
アップすることなくこの発明による現在時刻の設定処理
が実現される。さらにケーブルボックスには、チューナ
ーやデコーダーが内蔵されているため、視聴者側からの
時報通信要求は、モデムと電話回線を介して放送局側へ
送信され、時報データは、テレビジョン信号の垂直ブラ
ンキング期間に重畳され、時報通信要求を受信した放送
局側より、テレビジョン信号として視聴者に供給される
ようにしてもよい。
【0083】時報データが重畳されたテレビジョン信号
は、ケーブルボックスを介して受信され、ケーブルボッ
クスのデコーダーにより時報データがデコードされ抽出
される。この抽出された時報データにより、VTRやテ
レビ受像機のタイマーが設定されるようにすることも可
能である。この設定時に、テレビ受像機の画面に現在時
刻を表示するようにしてもよい。
【0084】しかし、現在、ほとんどの家庭には電話回
線に接続された電話端末が普及している。従って、この
電話回線を利用した電話端末以外の機器による通信によ
れば、電話回線利用の普及率の点でも、通信技術の安定
度の点でも有効であると言える。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子機器のタイマーへ高精度の現在時刻を設定する
ことができる。また、タイマーの現在時刻により時間的
制御がされるタイマー内蔵装置の動作が高精度の現在時
刻により実行され、タイマーの現在時刻による制御の信
頼性を向上することができる。
【0086】さらに、デジタル化された時報データを電
話回線を介して受信し、この時報データにより現在時刻
が設定されることにより、実施例に記載したように、例
えば、現在時刻設定ボタンを押下などの簡単な操作で、
現在時刻をタイマーに設定することができる。
【0087】また、ユーザーは、各タイマー内蔵装置ご
とに異なるタイマー設定の仕様や操作手順を覚える必要
もなく、かつタイマーへの現在時刻の設定に時間をかけ
ることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による時報サービス装置とタイマー
内蔵装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 この発明による時報サービス装置において生
成される時報データのフォーマットを示す図である。
【図3】 この発明による時報サービス装置とタイマー
内蔵装置のタイマー設定の要部の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図4】 この発明によるタイマー内蔵装置の一実施例
のタイマーへの現在時刻の設定動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】 この発明による時報サービス装置の一実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 モデム 2 時計回路 3 時報データ生成送信部 10 時報サービス装置 11 タイマー 12 時報通信要求作成手段 13 モデム 14 ダイヤル手段 15 時報通信要求送信手段 16 時報データ取り込み手段 17 タイマー時刻校正手段 18 電子機器本体部 19 キー入力 20 電子機器 21 電話端末 30 電話網 30L 電話回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続され、通信データの変復
    調を行うモデムと、 現在時刻を提供する時計回路と、 上記電話回線を介した通信要求を受け付けたときに、上
    記時計回路から現在時刻を得て、これをデジタル化した
    時報データを生成し、自動送出する時報データ生成送信
    部とを有する時報サービス装置。
  2. 【請求項2】 電話回線に接続され、通信データの変復
    調を行うモデムと、 時刻を管理するためのタイマーと、 ユーザーにより操作され、時報通信要求を発生させるた
    めのユーザー入力手段と、 上記ユーザー入力手段における入力操作により上記時報
    通信要求が発生したことを検知して、現在時刻を示す時
    報データを送信する時報サービス局に対して、上記電話
    回線を介してダイヤルするダイヤル手段と、 上記時報通信要求をモデムを介して上記時報サービス局
    に送信する時報通信要求送信手段と、 上記時報サービス局から伝送されてくる時報データを取
    り込む手段と、 取り込んだ時報データに基づいて上記タイマーの時刻を
    校正する時刻校正手段とを有するタイマー内蔵装置。
JP34732693A 1993-12-24 1993-12-24 時報サービス装置及びタイマー内蔵装置 Pending JPH07193645A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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