JP3719702B2 - 映像監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビカメラを用いた映像監視システムに関するもので、特に或る地点から撮像した平常時の映像を参照画像として画像データベースに登録しておき、画像データベースから呼び出した参照画像と一定期間経過後に再撮像した同一地点同一シーンの映像とを比較することによって、土砂崩れや落石などの災害の要因となる地形変化等の予兆を早期に検知するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の映像監視システムを示し、説明の便宜上1地点(仮称A地点)だけの撮像装置を図示するが、実際には同一地形を別の方位から撮像する場合も含めて複数地点に撮像装置が設置されるのが通例である。
【0003】
図において、電動ズームレンズ1を組み合わせたテレビカメラ2は、カメラケース3に収納され、電動雲台4に搭載されて撮影地点(仮称A地点)に固定されており、遠隔地にある監視室の遠隔操作器5のスイッチ操作で画角1a・旋回角4p・俯仰角4tが調整されて所望の映像が捉えられて撮像用モニタ7の画面に表示され、当該映像が参照画像となるべき映像の場合はA/D変換されて画像データベース9に登録される。
【0004】
画角1a・旋回角4p・俯仰角4tの調整は電動ズームレンズ1や電動雲台4に内蔵の駆動モーター(図示せず)電源の開閉で行われ、現地の状況に応じて仮称A地点だけでも画角や方位を変えた複数のシーンが撮像され、参照画像として選出された映像(仮称A地点−aシーン1、A地点−bシーン1、A地点−cシーン1……)がデータベース化される。
【0005】
6はビデオタイマで、画面の片隅に撮像時点の日付と時刻を重畳表示する。
【0006】
一定期間経過後の地形変化を確認するために同一地点の同一シーンを再撮像する場合は、画像データベース9から呼び出した参照画像をD/A変換してデータベース用モニタ11に表示しておき、撮像用モニタ7の映像がデータベース用モニタ11の参照画像と概略同一となるように遠隔操作器5のスイッチ操作で画角1a・旋回角4p・俯仰角4tを粗調整し、更に山の稜線や特徴的な立ち木等の位置や大きさに注目しながら微調整を進める。
【0007】
画角1a・旋回角4p・俯仰角4tの微調整が完了したら両画像の画面内の各部位を対比しながら差異を確認し、地形変化の予兆等の変化が検知されたら再撮像映像(仮称A地点−aシーン2・A地点−bシーン2・A地点−cシーン2)を画像データベース9に追加登録する操作を繰り返す。
【0008】
木々の生長や地形の崩落等によって撮影地点の情景が変化している場合は、再撮像で追加登録された映像が新たな参照画像となる場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
これらの従来方式によっても一応地形変化予兆検知の目的を果たすことは出来るが、再撮像に際して撮像用モニタ7の映像がデータベース用モニタ11の参照画像と同じになるように遠隔操作器5のスイッチ操作で画角1a・旋回角4p・俯仰角4tを粗調整・微調整する作業を効率よく行うには熟練を要し、調整作業が十分でないと引き続いて行われる地形変化予兆検知作業に支障を来す欠点があった。
また、両画像を対比しながら地形変化の予兆を検知する作業も熟練を要する上に神経の集中を要し、疲労や不注意によって僅かな地形の変化を見逃す恐れもあった。
本発明はこのような従来の問題点を解決し、再撮像に際して非熟練者でも画角1a・旋回角4p・俯仰角4tを調整する作業を効率よく行うと共に、引き続いて行われる地形変化予兆検知作業も効率よく行える映像監視システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、参照画像のデータベース登録に際して当該映像撮像時の画角、旋回角、俯仰角の角度制御データを映像と関連づけて画像データベース9に登録しておいて、再撮像時に当該角度制御データを画像データベース9から呼び出して自動角度設定に利用すると共に、画像データベース9から呼び出し後陰陽を反転された参照画像(陰画像)と、再撮像した画像(陽画像)を電子的に重ね合わせて両画像の差異を抽出表示することによって、画角、旋回角、俯仰角の調整作業を非熟練者でも効率よく行うと共に、同じ手段によって両映像を比較して地形変化等の予兆を検知する作業を非熟練者でも効率よく行えるシステムを提案するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第一の実施例を示すシステムブロック図であり、他図と同一のものには同一の参照符号を付してある。
同図において、電動ズームレンズ1の画角1a、電動雲台4の旋回角4p、俯仰角4tは遠隔地にある監視室の遠隔操作器5から供給される角度制御データに基づいてサーボ制御系で駆動されるように構成されている。画像モニタの入力切換器14をLive側にして画角1a・旋回角4p・俯仰角4tを調整して得られた撮像用はモニタ7に表示される。その映像が参照画像として登録すべき映像の場合は、遠隔操作器5の角度制御データと当該画像が関連づけられて画像データベース9に登録される。
一定期間経過後の再撮像時には、画像モニタの入力切換器14がLive側にあり、画像データベース9から参照画像と共に呼び出された角度制御データに基づくサーボ制御系の動作によって、画角1a・旋回角4p・俯仰角4tが粗調整され、再撮像映像が自動的に得られる。
一方、画像データベース9から呼び出された参照画像はデータベース用モニタ11に表示されるので、そのまま従来技術と同様に撮像用モニタ7の映像と対比しながら画角1a・旋回角4p・俯仰角4tの微調整に進ことも可能である。ここで、本発明においては画像データベース9から呼び出して陰陽反転器12で陰画像に変換された参照画像(陰画像)は、混合器13でカメラ2の再撮像画像(陽画像)と電子的に混合される。
【0012】
撮像用モニタの入力切換器14がMix側に切り換えられると、撮像用モニタ7には上記の混合画像が表示されるが、陰画像に変換された参照画像(陰画像)と再撮像画像(陽画像)が混合されると画面内の部位が一致している陰画像の白(黒)と陽画像の黒(白)はそれぞれ濃淡に応じて平均化されて一様な灰色となり、一致しない差異部位だけは影を付けたように白または黒で表示される。山の稜線や特徴的な立ち木などに注目しながら、差異が少なくなって最後には全画面が一様な灰色になるように、遠隔操作器5で画角1a・旋回角4p・俯仰角4tを微調整する。
【0013】
図2、図3は先に説明した陰画像と陽画像を混合する作用効果を説明するための山間地の道路の画像の例示で、図2は陽画像、図3は図2の画像を陰陽反転した陰画像であって、図2と図3を電子的に重ね合わせると、両画像が一致している各部位の白と黒がそれぞれの濃淡に応じて平均化されて図5に示すような一様な灰色画面となる。これに対して、地形変化の予兆や浮き石等によって両画像に僅かな差異があると図4のように当該差異部位だけは影aを付けたように表示されることが理解出来よう。また、図4の例では陰陽の画像に左右のずれがある。
差異部位が確認されたら撮像用モニタの入力切換器14をLive側に切換えて再撮像画像を表示し、データベース用モニタ11との画像の差異部位を精査して、当該差異箇所が地形変化の予兆であるか否かを確認する。
説明の便宜上、参照画像を陰陽反転して再撮像映像(陽画像)と重ね合わせるように説明したが、参照画像は陽画像のままにして再撮像映像を陰陽反転しても差異表示効果は同じである。
【0014】
また、撮像・表示をアナログ信号とし、画像データベースの入出力信号をデジタル信号として、信号処理はアナログに変換してハードウェアで行うように説明したが、例えば全系統をデジタル信号に統一したり、陰陽反転を画像データベース内でデジタル信号のままソフト的に処理する方式も、本発明の範囲内である。
また、画角・旋回角・俯仰角の微調整は画面を見ながら手動で行うように説明したが、混合された参照画像の陰画像と再撮像画像(陽画像)の一致しない差異部位が小さくなるように角度制御データを自動制御する方式も、本発明の範囲内である。
また、以上の実施例は撮像装置が撮像地点に固定されている場合を例示したが、移動撮像車で撮像地点を巡回しながら撮像する場合はデータベースから呼び出した参照画像を有線や無線で受信するとか、予めデータベースから呼び出した撮像予定地点・シーンの参照画像を可搬型記録装置に複写しておいて撮像地点で利用することも、本発明の範囲内である。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば非熟練者でも再撮像映像を参照画像に効率よく合わせ込むことが出来、両画像を比較して地形変化の予兆を検知する作業も効率よく行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像監視システムの一実施例を説明するためのブロック図。
【図2】本発明の実施例の説明図。
【図3】本発明の実施例の説明図。
【図4】本発明の実施例の説明図。
【図5】本発明の実施例の説明図。
【図6】従来例における映像監視システムの一実施例を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1:電動ズームレンズ、1a:画角、2:テレビカメラ、3:カメラケース、4:電動雲台、4p:旋回角、4t:俯仰角、5:遠隔操作器、6:ビデオタイマ、7:撮像用モニタ、8:A/D変換器、9:画像データベース、10:D/A変換器、11:画像データベース用モニタ、12:陰陽変換器、13:混合機、14:映像切換器。
Claims (5)
- 画角、旋回角、または俯仰角の少なくとも1つを駆動できる撮像装置と、
上記撮像装置の上記画角、旋回角、または俯仰角の少なくとも1つを駆動する操作器と、
上記撮像装置によって撮像され、撮像された画像を参照画像として登録する画像データベースと、
再撮像時に、上記撮像装置によって撮像された画像と上記画像データベースから呼び出した上記参照画像とを電子的に重ね合わせる混合機と、
上記参照画像と上記再撮像時の画像のいずれかを陰陽反転する反転器と、
上記参照画像と上記再撮像時の画像を表示する第1のモニタと、
を少なくとも備え、
上記第1のモニタには、上記反転器が陰陽反転した再撮像時の画像と、陰陽反転していない参照画像とを操作器により重ね合わせて、それぞれの濃淡に応じて平均化された灰色と、白及び黒の混合画像で表示され、
あるいは、上記反転器が陰陽反転した上記参照画像と、陰陽反転していない上記再撮像時の画像とを操作器により重ね合わせて、それぞれの濃淡に応じて平均化された灰色と、白及び黒の混合画像で表示され、
かつ、両画像の差異部位が白と黒で表示されることを特徴とする映像監視装置。 - 請求項1に記載の映像監視装置において、
上記遠隔操作器は、上記第1のモニタに表示された上記混合画像が、白と黒で表示される差異部位が少なくなるように、上記撮像装置の上記画角、旋回角、または俯仰角の少なくとも1つを駆動することを特徴とする映像監視装置。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の映像監視装置において、
上記第1のモニタに表示される上記差異部位は、影を付けたように白または黒で表示されることを特徴とする映像監視装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の映像監視装置において、
更に上記参照画像を表示する第2のモニタを備え、
上記差異部位が確認されたときには、上記第1のモニタに上記再撮像時の画像を表示し、上記第2のモニタに表示される上記参照画像と比較することを特徴とする映像監視装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の映像監視装置において、
上記操作器、上記画像データベース、上記混合機、上記第1のモニタ、上記陰陽反転器、及び上記第2のモニタは、上記撮像装置と別に遠隔地にあることを特徴とする映像監視装置。
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JP05644099A JP3719702B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 映像監視装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05644099A Expired - Lifetime JP3719702B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 映像監視装置 |
Country Status (1)
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JP4685680B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-05-18 | 日本電信電話株式会社 | 防災監視システムとその防災設備及び監視センタ |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP05644099A patent/JP3719702B2/ja not_active Expired - Lifetime
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