JP3718768B2 - コンピュータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、USB(Universal Serial Bus)コントローラを装備するコンピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
USB対応のパーソナル・コンピュータでは、プリンタ等の各種のUSB接続デバイスがUSBケーブルを介して適宜、接続されるようになっている。ベイ装備のパーソナル・コンピュータでは、このベイにUSBケーブル無しでドライブやパッド等の所定のUSB接続デバイスが着脱自在に装着できるようになっている。また、ノート型パーソナル・コンピュータは、バッテリによる駆動時間を増大させるために、消費電力を低下させる要望がある。
【0003】
特開2000−10907号公報は、USBポートを装備するノート型パーソナル・コンピュータにおいて、USB接続デバイスがUSBポートに接続されていないときには、USBコントローラを休止させて、USB接続デバイスの非接続中の消費電力を低減させることを開示する。また、特開平11−175205号公報は、パーソナル・コンピュータがDVDプレーヤとして動作している期間は、DVDプレーヤとしての動作に寄与していない周辺デバイスを不動作状態にして、コンピュータ全体の消費電力を低下させることを開示する。
【0004】
USB接続デバイスは、独自に電源が確保できなくても、USBの給電線を介して電力の供給を受けることができ、また、USBコントローラは、それに接続されているUSB接続デバイスの有無を、データ端子の電圧レベルから検出できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコンピュータは、コンピュータがUSB接続デバイスを接続されている期間は、切り離されている期間より常時、高い電力モードで動作しているので、コンピュータの消費電力が増大している。しかし、USB接続デバイスがコンピュータに接続されていても、特別の場合、例えばユーザがUSB接続デバイスの使用を意図しない期間では、コンピュータの動作に支障なく、コンピュータの消費電力を低減させることができる。
【0006】
本発明の目的は、USBコントローラへのUSB接続デバイスの接続の有無に応じて所定の制御を行っているコンピュータにおいて、USBコントローラへの接続中の特定の場合には、非接続中の制御を適宜、実行できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、バス・コントローラを装備しバスを介してバス接続デバイスをバス・コントローラへ分離自在に接続可能になっている。該情報処理装置は、バス・コントローラの所定のバス接続端子における電気状態に基づいてバス・コントローラへのバス接続デバイスの接続の有無を検出する接続検出手段、バス接続デバイスの接続中にバス・コントローラのバス接続端子における電気状態を、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ適宜、強制できる電気状態強制手段、及び接続検出手段の検出に基づいて情報処理装置に係る所定の制御を実施する制御手段、を有している。
【0008】
情報処理装置には、コンピュータ、パーソナル・コンピュータ、ノート型パーソナル・コンピュータ、バッテリ搭載型ノート型パーソナル・コンピュータ、及びPDA(Personal Digital Assistant)等の各種の情報処理装置が含まれる。バスには、種々のバス、例えばシリアル・バス、パラレル・バス、及びPCI(Periphral Component Interconnect)バスが含まれ、シリアル・バスには、例えばUSB、IEEE1394等が含まれる。電気状態には、例えば電圧、電流、及びインピーダンスが含まれる。実際には、バス接続デバイスがバス・コントローラへ接続状態になっている期間であっても、電気状態強制手段が、バス・コントローラのバス接続端子における電気状態を、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ強制することにより、接続検出手段は、バス接続デバイスがバス・コントローラに接続状態にはなっていないとの検出を行う。こうして、実際には、バス接続デバイスがバス・コントローラへ接続状態になっている期間であっても、制御手段は、バス接続デバイスがバス・コントローラに非接続状態のときと同一の制御を行う。
【0009】
本発明の情報処理装置の種々の態様を列挙すると、次のとおりである。
(a)電気状態は電圧に係るものである。
(b)制御手段は、情報処理装置の所定のモードへの切替を制御するモード制御手段である。好ましくは、モードは、情報処理装置の電力消費に係るモードである。モード制御手段は、接続検出手段によるバス接続デバイスの接続の有無の検出に対してそれぞれ高電力モード及び低電力モードへの切替を許容するものである。高電力モード及び低電力モードは、情報処理装置の装備するCPUへのクロック・パルスの供給期間を変更することにより達成されるものである。
(c)バス・コントローラは、情報処理装置に装備されるバス・ポートを介してバス接続デバイスを分離自在に接続され、電気状態強制手段は、バス・コントローラのバス接続端子とバス・ポートの対応バス接続端子との接続を断接する断接手段を含む。
【0010】
電力消費に係るモードには、CPUへのクロック・パルスの供給期間を制御して、CPUの消費電力量の制御によりコンピュータ消費電力量を制御するものがある。低電力モードの他の例としては、サスペンドやスタンバイがある。電力消費に係るモードとは、電源の完全な遮断は含まれず、少なくとも一部の素子が電力を供給されているものとする。サスペンド及びスタンバイは、情報処理装置又は後述のコンピュータの非動作中のモードであるが、パワー・オフやハイバネーションと異なり、少なくとも一部の素子は電力を供給されている。CPUへのクロック・パルスの供給を完全に無くすのではなく、所定の供給を残しつつ、供給期間を減少することは、軽い負荷の処理を情報処理装置にほぼ支障なく実行させることができる利点がある。CPUに関する高電力モード及び低電力モードは、それぞれCPUへクロック・パルスを連続的に供給し続けるフル・クロック・モード及び間欠的に供給するパーシャル・クロック・モードである。断接手段には、FET等の電子素子から成るスイッチが含まれる。
【0011】
本発明のコンピュータは、USBコントローラとUSBコントローラへ接続されてUSB接続デバイスを適宜、分離自在に接続されるUSBポートとを装備する。該コンピュータは、USBポートを介して伝達されるUSBコントローラのデータ用端子における電圧レベルに基づいてUSBポートへのUSB接続デバイスの接続の有無を検出する接続検出手段、USBポートへのUSB接続デバイスの接続中にUSBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ適宜、強制できる電圧レベル強制手段、及び接続検出手段の検出に基づいてコンピュータに係る所定の制御を実施する制御手段、を有している。
【0012】
コンピュータは、例えばパーソナル・コンピュータ、ノート型パーソナル・コンピュータ、及びバッテリ装備のノート型パーソナル・コンピュータである。USB接続デバイスには、現在、フルスピード(full−speed)型と低スピード(low−speed)型がある。USBポートへのフル・スピード型デバイスの接続中、データの非伝送期間では、USBコントローラのD+端子は高電圧レベルへプルアップされ、また、USBポートへの低スピード型デバイスの接続中、データの非伝送期間では、USBコントローラのD−端子が高電圧レベルへプルアップされる。
【0013】
本発明のコンピュータの種々の態様を列挙すると、次のとおりである。
(a)制御手段は、接続検出手段の検出に基づいてコンピュータの所定のモードへの切替を制御するモード制御手段である。好ましくは、モードは、コンピュータの電力消費に係るモードである。モード制御手段は、接続検出手段によるUSB接続デバイスの接続の有無の検出に対してそれぞれ高電力モード及び低電力モードへの切替を許容するものである。コンピュータは、クロック・パルスの供給期間及び非供給期間ではそれぞれ動作及び不動作となるクロック・パルス制御の動作素子を有し、モードは、クロック・パルス制御の動作素子へのクロック・パルスの供給期間及び非供給期間の長さ制御によりクロック・パルス制御の動作素子の電力消費量を変更するものである。クロック・パルス制御の動作素子は例えばCPUである。高電力モードは、CPUへクロック・パルスを連続的に供給するものであり、低電力モードは、CPUへクロック・パルスを間欠的に供給するものである。コンピュータは、PCIバスとUSBコントローラ及びその他の外部バス用のコントローラとの間に介在するブリッジ・コントローラを有し、モード制御手段はブリッジ・コントローラを含み、該ブリッジ・コントローラは、接続検出手段がUSBコントローラのデータ用端子における電圧レベルに基づいてUSBポートへUSB接続デバイスの非接続中であることを検出しかつ他の外部バス用のデバイスが非接続状態になっているときに、低電力モードを選択する。(b)電圧レベル強制手段は、USBコントローラ及びUSBポートの間のUSBのデータ線を開閉するデータ線用スイッチを含む。好ましくは、電圧レベル強制手段は、USBコントローラ及びUSBポートの間のUSBの給電線を開閉する給電線用スイッチを含み、データ線用スイッチ及び給電線用スイッチは、同時に開閉する。
(c)電圧レベル強制手段は、USBポートのデータ端子を、第1の切替位置ではUSBコントローラの対応のデータ端子へ接続し、また、第2の切替位置では所定の抵抗を介してアースへ接続するスイッチを含む。
(d)電圧レベル強制手段は、コンピュータのユーザによる指示に基づいて、USBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを切り替える。
(e)USB接続デバイスは、コンピュータに着脱自在でかつUSBポートへUSBケーブル無しで接続自在となっている。好ましくは、USB接続デバイスは、コンピュータのベイへ収納可能である。USB接続デバイスは、コンピュータへの装着時にはベイに固定されている格納部と、該格納部に対して摺動自在でかつ使用時及び不使用時にそれぞれベイからの突出位置及びベイへの格納位置となる操作部とを有し、電圧レベル強制手段は、USBポートの操作部の突出位置及び格納位置を検出する位置検出器を含み、USBポートの操作部が格納位置であるときUSBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ強制する。
【0014】
クロック・パルス制御の動作素子には、CPU以外に、例えばPCIバスに接続されている各種コントローラがある。所定のコントローラへのクロック・パルスの供給を制御して、コンピュータを低電力モードにすることができる。また、低電力モードを実現するために、複数の省電力化処理を並行して実施してもよい。例えば、CPUへのクロック・パルスの供給期間を低減する処理と並行して、PCIバスへの接続デバイスへのクロックの供給を停止したり、供給期間を減少させたり、所定のデバイスへの電力供給を停止したりする。クロック・パルス制御の動作素子へのクロック・パルスの供給期間及び非供給期間の長さ制御には、例えば、供給期間及び非供給期間の比率制御が含まれる。CPUへのクロック・パルスの供給を完全に停止することなく、CPUへクロック・パルスを間欠的に供給することにより、コンピュータは、USB接続デバイス関連の大きな負荷についての処理は困難であるが、所定以下の負荷についての処理は支障なく実施できる。電圧レベル強制手段によって、USBポートへのUSB接続デバイスの接続中にUSBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ適宜、強制することは、コンピュータが内蔵バッテリの電力で駆動されている期間に限定してもよい。
【0015】
本発明の情報処理装置のモード制御方法は、バス・コントローラを装備しバスを介してバス接続デバイスをバス・コントローラへ分離自在に接続可能になっており、バス・コントローラへのバス接続デバイスの接続の有無がバス・コントローラのバス接続端子における電気状態に基づいて検出可能になっている情報処理装置のモード制御方法である。該モード制御方法によれば、バス接続デバイスの接続中にバス・コントローラのバス接続端子における電気状態を、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ適宜、強制可能にし、バス・コントローラのバス接続端子における電気状態に基づいて情報処理装置のモードを制御する、
【0016】
本発明の情報処理装置のモード制御方法の種々の態様を列挙すると次のとおりである。電気状態とは例えば電圧に係るものである。好ましくは、モードは、情報処理装置の電力消費に係るモードである。モードは、バス・コントローラのバス接続端子における電気状態に基づくバス・コントローラへのバス接続デバイスの接続の有無の検出に対してそれぞれ切替を許容される高電力モード及び低電力モードである。高電力モード及び低電力モードは、情報処理装置の装備するCPUへのクロック・パルスの供給期間を変更することにより達成されるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はベイ16装備のノート型パーソナル・コンピュータ10の斜視図である。ノート型パーソナル・コンピュータ10は、本体11と、本体11の上面を開閉自在とするように本体11の奥側の側辺部へ対応辺部を回動自在に結合するカバー12とを有している。本体11の上面部には、キー配列部13及びパーム・レスト部14が、それぞれ奥側及び手前側の位置関係で設けられている。ベイ16は、本体11の左右の一方側、この例では右側の側面部に形成され、所定の種々のUSB接続デバイスは、ベイ16への挿抜及び着脱が可能となるように、所定の規格に合致して、製作され、ノート型パーソナル・コンピュータ10への装着時ではベイ16内へ挿入される。このような所定のUSB接続デバイスとして、例えば、DVD(Digital Versitile Disk:デジタル多用途ディスク)ドライブ、CD−R(Compact Disk − Rewritable)ドライブ等の各種ドライブや、後述の図2のテン・キー・パッド20等の非ドライブ型のデバイスが存在する。ベイ16へUSB接続デバイスを挿入しないときは、ベイ16の開口部を閉鎖するために、所定のカバーがベイ16の開口部に被せられる。ポインティング・スティック17は、LCD(液晶ディスプレイ)19のカーソル移動用のポインティング・デバイスとしての役目をもち、キー配列部13のほぼ中央に位置し、ユーザの指により任意の平面方向へ押される。クリック操作部15は、本体11の上面部において、キー配列部13の下辺部に隣接してキー配列部13より手前側に配備され、マウスの左右クリック機能及びスクロール機能を果たす。LCD19はカバー12の内面側に取り付けられている。このノート型パーソナル・コンピュータ10は、本体11の背面にもUSBポートを有しており、所定の外付けUSB接続デバイスは、本体11の背面のUSBポートへのUSBケーブルを介してノート型パーソナル・コンピュータ10へ接続可能になっている。このノート型パーソナル・コンピュータ10は、また、繰り返し再充電可能な内部バッテリを装備するとともに、アダプタを介して商用電源から電力の供給を受けることができ、商用電源からの電力の供給が断たれているときのみ、内部バッテリで動作する。
【0018】
図2は図1のノート型パーソナル・コンピュータ10のベイ16への挿入によりノート型パーソナル・コンピュータ10へ装着されるUSB接続デバイスとしてのテン・キー・パッド20の斜視図である。テン・キー・パッド20は、収納ケース21と、摺動により収納ケース21に出し入れ自在になっているテン・キー部22とを有している。D1,D2は、収納ケース21に対するテン・キー部22の引き出し方向及び押入れ方向をそれぞれ示している。テン・キー配列部23は、数値キー及びエンターキー等を含む周知のキー配列となっており、テン・キー部22の上面側に配備される。ユーザは、テン・キー配列部23の所望のキーを押し下げて、対応の数値等をノート型パーソナル・コンピュータ10に入力する。
【0019】
図3はノート型パーソナル・コンピュータ10に装着したテン・キー・パッド20の使用状態の斜視図である。収納ケース21は、ノート型パーソナル・コンピュータ10へのテン・キー・パッド20の装着時では、ベイ16内に完全に収納され、所定のロック手段により収納位置に固定されている。ユーザは、ノート型パーソナル・コンピュータ10へ装着したテン・キー・パッド20に対して、使用時は、テン・キー部22を収納ケース21からD1の方向へ引き出して、テン・キー部22を本体11の側面から突出させ、また、不使用時は、テン・キー部22を収納ケース21へD2の方向へ押入れて、テン・キー部22を収納ケース21、したがってベイ16内へ格納する。
【0020】
テン・キー・パッド20は、ノート型パーソナル・コンピュータ10へ直接、すなわちUSBケーブル無しで、接続されるUSB接続デバイスの内、ノート型パーソナル・コンピュータ10のベイ16を利用するUSB接続デバイスの例である。これに対して、ベイ16の利用せずに、ノート型パーソナル・コンピュータ10に直接、装着できるUSB接続デバイスもある。例えば、図1のカバー12の上辺部にUSB接続デバイス接続用コネクタを装備し、USB接続デバイスとしてのディジタルカメラは、ユーザの必要時に、起立状態のカバー12の上辺部にユーザの方へ向けて装備させるために、ユーザにより該上辺部の該コネクタに着脱自在に装着される。
【0021】
図4はノート型パーソナル・コンピュータ10の装備する処理システムのブロック図である。CPU31は、クロック・ジェネレータ32からクロック・パルスを入力され、その入力されたクロック・パルスに基づいて例えば約1GHzで動作する。CPUバス33は、CPU31、ブリッジ・コントローラ34、及び図示していないキャッシュ・メモリ等を相互に接続している。PCIバス35は、ブリッジ・コントローラ34,38、及びその他のPCI対応デバイスを相互に接続する。図1の説明に関連して、ベイ16に挿入されてノート型パーソナル・コンピュータ10に装着されるUSB接続デバイスとしてDVDドライブがあると、述べたが、DVDドライブの中には、PCI対応デバイスもある。ブリッジ・コントローラ38はUSBコントローラ39及び外部ポート・コントローラ40と接続され、外部ポート・コントローラ40には例えばIEEE1394がある。USBコントローラ39はUSB43を介してUSBポート44へ接続され、外部ポート・コントローラ40は外部ポート・バス46を介して外部ポート47へ接続される。USBポート44及び外部ポート47は共にノート型パーソナル・コンピュータ10に装備される。USBポート44には、USBケーブルのコネクタに対応したもの、テン・キー・パッド20のようにUSBケーブ無しで接続されるUSB接続デバイスの接続に対応したものが含まれる。ノート型パーソナル・コンピュータ10にUSBハブを装備させることにより、ノート型パーソナル・コンピュータ10に複数個のUSBポート44を装備することもできる。そのようなハブは、USBコントローラ39とは反対側に複数個のUSBポート44を装備する。USBの規格では、USBコントローラ39には、ツリー構造及びハブ同士のディジ・チェーンにより最大127個のUSB接続デバイスが接続可能となっている。ブリッジ・コントローラ38は、データをPCIバス35とUSBコントローラ39及び外部ポート・コントローラ40との間で受け渡しするとともに、USBコントローラ39及び外部ポート・コントローラ40から伝送される電圧レベル等に基づいてクロック・ジェネレータ32のクロック・モードを制御する。なお、ブリッジ・コントローラ38は、その動作中、他のPCI接続機器と共に、クロック・ジェネレータ32とは別のPCI用クロック・ジェネレータからクロック・パルスを供給され、該クロック・パルスにより動作するようになっている。ブリッジ・コントローラ38へPCI用クロック・ジェネレータから供給されるクロック・パルスの周波数は例えば33MHz又は66MHzであり、CPU31の動作周波数よりははるかに低い。しかしながら、PCI用クロック・ジェネレータからの各PCI接続デバイスへのクロック・パルスの供給を停止して、PCI接続デバイスを不動作にすることは、CPU31へのクロック・パルスの供給を停止又は供給期間を減少して、CPU31を不動作にすることと同様に、ノート型パーソナル・コンピュータ10の消費電力を低減することができる。
【0022】
図5はクロック・ジェネレータ32の2個のクロック・モードを示している。このクロック・ジェネレータ32は、フル・クロック・モード及びパーシャル・クロック・モードの2個のクロック・モードを有している。フル・クロック・モードでは、クロック・ジェネレータ32は、休止することなく、すなわち連続して、クロック・パルスをCPU31へ供給する。パーシャル・クロック・モードでは、クロック・ジェネレータ32は、CPU31へのクロック・パルスの供給を停止する期間T1と、CPU31へクロック・パルスを供給する期間T2とを所定の周期で交互に繰り返す。T1,T2の各長さはプログラムにより自由に調整自在であり、例えば、T1は5〜10msec、T2は600μsecである。T1+T2=Ttと定義すると、フル・クロック・モードはT2/Tt=100%の状態である。
【0023】
図6はノート型パーソナル・コンピュータ10の各状態と消費電力との関係を示す概念図である。ノート型パーソナル・コンピュータ10の状態は、大きくは動作中と非動作中とに分けられる。ノート型パーソナル・コンピュータ10の非動作状態には、パワー・オフの他に、スタンバイ、サスペンド、及びハイバネーションがある。パワー・オフ及びハイバネーションの消費電力は0である。また、サスペンドの状態では、ノート型パーソナル・コンピュータ10の一部の素子へは電力が供給されており、消費電力は、0とはならないものの、動作状態の電力よりは低い。スタンバイ状態の消費電力は、サスペンド状態のそれよりは大きく、動作状態の低消費電力領域の消費電力にほぼ相当する。スタンバイ、サスペンド、ハイバネーション、及びパワー・オフは、ユーザの手動操作により、又はユーザにより手動設定された条件(例えば、ユーザのキー操作なく所定時間が経過したかの条件に対するスタンバイへ切り替えると言う設定。)になると自動的に、実施される。ノート型パーソナル・コンピュータ10の動作中におけるCPU31の消費電力は、T2/Ttが減少するに連れて、及びCPU31の演算処理量が減少するに連れて、減少する。図6において、”アイドル→”は、CPU31がクロック・ジェネレータ32から図5のフル・クロック・モードでクロック・パルスを供給されかつCPU31が演算処理をまったく行っていないときのCPU31の消費電力のレベルを示し、”パーシャル・クロック→”とは、CPU31がクロック・ジェネレータ32から図5のパーシャル・クロック・モードでクロック・パルスを供給されかつCPU31が演算処理をまったく行っていないときのCPU31の消費電力のレベルを示している。なお、パーシャル・クロック・モードであっても、CPU31が所定の処理を行えば、CPU31の電力消費量は、図5の”パーシャル・クロック→”のレベルより上昇する。図6の消費電力領域Aは、ノート型パーソナル・コンピュータ10へのテン・キー・パッド20等のUSB接続デバイスの非接続状態等では、CPU31をパーシャル・クロック・モードにしても、ノート型パーソナル・コンピュータ10を支障なく使用できる消費電力領域である。従来のノート型パーソナル・コンピュータ10では、ノート型パーソナル・コンピュータ10へのUSB接続デバイスの接続中は、どのような状況であろうとも、Aの消費電力領域でノート型パーソナル・コンピュータ10を動作させることはなかったし、できなかった。すなわち、従来のノート型パーソナル・コンピュータ10では、ノート型パーソナル・コンピュータ10の動作中は、動作中の消費電力領域全体の内、領域Aを除く領域でのみ動作している。これに対し、本発明の適用されるノート型パーソナル・コンピュータ10では、後で詳述するように、USB接続デバイスの接続中も、ノート型パーソナル・コンピュータ10の動作に支障を与えることなく、適宜、消費電力領域Aで動作させることができ、これにより、ノート型パーソナル・コンピュータ10の消費電力を低減させることができる。
【0024】
図7はUSBコントローラ39へUSB接続デバイスの接続中も適宜、USB接続デバイスの非接続状態の検出信号を生成する装置の回路図である。USBコントローラ(HOST:ホスト)39及びUSBポート44は、図4においてすでに説明したように、ノート型パーソナル・コンピュータ10に装備される。USBポート44は、USBケーブルの上流側(ホスト側)コネクタを分離自在に接続されるもの、及びテン・キー・パッド20のように、USBケーブルを介さずにUSB接続デバイスが直接接続されるものを含む。USBは、給電線60、D+線61、D−線62、及びグランド線(図示せず)の4線を備え、USBコントローラ39とUSBポート44との対応端子を相互に接続している。D+線61及びD−線62は、高低の電圧レベルが相互に逆の関係となっている、すなわちDifferential型の信号を伝送する。テン・キー・パッド20のように、商用電源から専用に電力を供給されたり、内部バッテリを装備しないUSB接続デバイスは、給電線60から供給される電力により動作する。USB接続デバイスがUSBポート44へ直接又はUSBケーブルを介して接続状態になると、USB接続デバイスのD+又はD−の端子は所定電圧へプルアップされる。すなわち、USBポート44へ接続されたUSB接続デバイスがフルスピード型のUSB接続デバイスである場合の信号非伝送時では、D+が所定電圧レベル以上にプルアップされ、D−が0Vにプルダウンされ、また、USBポート44へ接続されたUSB接続デバイスが低スピード型のUSB接続デバイスである場合の信号非伝送時では、D−が所定電圧レベル以上にプルアップされ、D+が0Vにプルダウンされる。USBポート44のD+又はD−端子におけるプルアップ電圧は、D+線61又はD−線62を介してUSBコントローラ39のD+又はD−の端子へ伝達される。USB接続デバイスがUSBポート44へ接続されていない場合には、USBコントローラ39のD+,D−の端子は共にグランド電圧としての0Vに維持される。したがって、USBポート44へのUSB接続デバイスの接続の有無を、USBコントローラ39のD+及びD−端子の電圧に基づいて、検出できる。
【0025】
スイッチ63は、給電線60に介在して、給電線60を開閉する。スイッチ装置64は、D+線61及びD−線62に介在して、D+線61及びD−線62を開閉する。ORゲート65は、外部電源有効検知線66及びUSB有効検知線67の論理和が”1”のとき、スイッチ63及びスイッチ装置64を閉位置にし、”0”のとき、スイッチ63及びスイッチ装置64を開位置にする。外部電源有効検知線66の信号の論理値は、ノート型パーソナル・コンピュータ10が外部電源(EXT_POWER)としての商用電源からの電力供給を受けて動作しているときは、”1”となり、ノート型パーソナル・コンピュータ10が内部バッテリの電力により動作しているときは、”0”となる。USB有効検知線67のが”1”,”0”になるときの条件は後述する。スイッチ63及びスイッチ装置64は、ノート型パーソナル・コンピュータ10が内蔵バッテリの電力で駆動されているときのみ、開位置を許容される。
【0026】
スイッチ63の存在理由は次のとおりである。USB接続デバイスのD+,D−端子にはICが接続されている。USB接続デバイスがUSBポート44へ接続され、かつ該USB接続デバイスが、給電線60以外に独自の電源、例えば再充電自在のバッテリ、乾電池、及び商用電源コード等を装備していない場合は、該USB接続デバイスのD+又はD−端子は、給電線60を介して供給される電圧により所定電圧にプルアップされた状態になり、このような状態下に、スイッチ装置64が開位置になると、USB接続デバイスのD+,D−端子からD+線61又はD−線62へ電流を流すことができなくなり、これがUSB接続デバイスのICに不具合を引き起こすことがある。スイッチ装置64を開位置にするときは、スイッチ63も開位置にすると、USB接続デバイスのD+,D−がプルアップされるのが回避され、これにより、もし、スイッチ装置64が開位置になっても、USB接続デバイスのICが保護される。なお、USBポート44へ接続されるUSB接続デバイスが独自の電源を装備していない場合には、給電線60を介する該USB接続デバイスへの給電を停止すれば、該USB接続デバイスのD+又はD−端子が所定電圧へプルアップされることもないので、USBポート44への該USB接続デバイスの接続中も、スイッチ63を開位置しさえすれば、USBコントローラ39のD+及びD−端子の電圧は、該USB接続デバイスの非接続時のものとなる。したがって、USB接続デバイスが、テン・キー・パッド20のように、給電線60に依存しているものに限られる場合には、スイッチ63のみ残して、スイッチ装置64は省略できる。
【0027】
図8はUSBコントローラ39へUSB接続デバイスの接続中も適宜、USB接続デバイスの非接続状態の検出信号を生成する別の装置の回路図である。図7の装置と同一の構成要素は、同符号で指示して、相違点を説明する。図7のスイッチ63及びスイッチ装置64に対して、図8の装置では、スイッチ63は省略され、スイッチ装置70がスイッチ装置64の代わりに設けられる。スイッチ装置70は、D+線61及びD−線62に設けられ、USBポート44のD+,D−端子を、第1の切替位置では、USBコントローラ39のD+,D−端子へ接続し、第2の切替位置では、例えば15kΩの抵抗71を介してアースへ接続する。図8の装置では、USB接続デバイスがUSBポート44へ接続されている場合は、すなわち、USB接続デバイスのD+又はD−端子は所定電圧にプルアップされている場合に、USBポート44のD+,D−端子が、USBコントローラ39のD+,D−端子への接続を断たれても、抵抗71を介してアースへ接続されるので、USB接続デバイスでは、ICへ過大な電流が流れるのが回避され、該ICが保護される。
【0028】
USB有効検知線67の論理信号の生成方法例は次のとおりである。
(a)ユーザがノート型パーソナル・コンピュータ10のポインティング・スティック17に所定の指示ウィンドウを呼び出して、該指示ウィンドウ上でUSB有効設定及び無効設定を行う。USB有効検知線67上の信号は、USB有効設定により”1”となり、USB無効設定により”0”となる。
(b)ユーザがノート型パーソナル・コンピュータ10のキー配列部13の所定キーや、キー配列部13とは別個にノート型パーソナル・コンピュータ10に設けられた所定ボタン等の操作部材を操作するごとに、USB有効及び無効の指示が交互に出力されるようにする。USB有効検知線67上の信号は、USB有効時は”1”となり、USB無効時は”0”となる。
(c)テン・キー・パッド20のようなUSB接続デバイスは、USBケーブル無しで、ベイ16内へ着脱自在に装着されて、USBポート44へ接続され、かつUSBポート44への接続中、テン・キー部22のような操作部は、ユーザにより、使用時は、ベイ16から突出させられ、不使用時は、ベイ16内へ格納される。このような操作部付きUSB接続デバイスに対して、該操作部が引出し状態にあるか格納状態にあるかを、操作部の位置に基づいて検出する検出器を本体11に設置する。USB有効検知線67上の信号は、該検出器が、操作部の引出し状態及び格納状態を検出しているとき、それぞれ”1”及び”0”となる。
【0029】
上述の(a)〜(c)の論理信号生成方法は、いずれか1個だけを採用してもよいし、2個以上の組み合わせで採用することもできる。2個以上の組み合わせで採用した場合には、D+線61及びD−線62の非断線中では、(a)〜(c)のどれか1個からUSB無効が発せられれば、D+線61及びD−線62の断線へ切替えられ、また、D+線61及びD−線62の断線中では、(a)〜(c)のどれか1個からUSB有効が発せられれば、D+線61及びD−線62の非断線へ切替えられるようにする。
【0030】
ノート型パーソナル・コンピュータ10におけるフル・クロック・モード及びパーシャル・クロック・モードへの切替機能を説明する。スイッチ装置64,70は、ノート型パーソナル・コンピュータ10の動作中は通常、D+線61及びD−線62における信号伝送を維持しており、すなわちD+線61及びD−線62を非断線状態に維持している。したがって、1個以上のUSB接続デバイスが、ツリー構造及びハブのディジ・チェーンを介してUSBポート44へ直接又は間接に接続されている場合には、USBコントローラ39のD+又はD−端子へUSBポート44へのUSB接続デバイスの接続状態を示す電圧レベル信号が到達しており、ブリッジ・コントローラ38(図4)は、USBコントローラ39のD+及びD−端子の電圧レベルに基づいてUSBポート44へのUSB接続デバイスの接続の有無を検出する。ブリッジ・コントローラ38は、USBコントローラ39以外の外部ポート・コントローラ40等からも各バス用デバイスの接続の有無に係る信号を監視しており、どの種類のバス用のデバイスも接続されていないと、判断したときは、クロック・ジェネレータ32へパーシャル・クロック・モードへの切替信号を出力する。また、USBを含むいずれかの種類のバス用のデバイスが接続されていると判断したときは、クロック・ジェネレータ32へフル・クロック・モードへの切替信号を出力する。こうして、ノート型パーソナル・コンピュータ10へUSBを含む全種のバスに係るデバイスが接続されていないときは、CPU31はパーシャル・クロック・モードで動作し、CPU31の消費電力を十分に低下させることができる。なお、CPU31はパーシャル・クロック・モードで動作しているときも、所定値以下の負荷、すなわち小さい負荷に対する処理は支障なく果たすことができる。
【0031】
USB接続デバイスがUSBポート44に接続されていても、ユーザは該USB接続デバイスが不要と判断すること、すなわちユーザが該USB接続デバイスを暫く又は所定期間、使用しないと判断することがある。このような期間には、ノート型パーソナル・コンピュータ10は、省電力モードとしてのパーシャル・クロック・モードへ切り替えられても、ノート型パーソナル・コンピュータ10を使った残りのユーザ作業に支障を与えないし、また、バッテリによるノート型パーソナル・コンピュータ10の駆動時間も省電力モードの方が伸びるので、CPU31はパーシャル・クロック・モードへ切替えるのが好ましい。ユーザによる前述の論理信号生成方法の(a)及び(b)の操作により、又は(c)の自動操作の結果、ブリッジ・コントローラ38は、USB接続デバイスがUSBポート44へ接続中にもかかわらず、USB接続デバイスの非接続状態と判断する。これにより、ブリッジ・コントローラ38は、USB接続デバイスの実際の非接続状態のときと同様な処理を行い、すなわちどの種類のバス用のデバイスも1個も接続されていないと、判断したときは、クロック・ジェネレータ32へパーシャル・クロック・モードへの切替信号を出力する。
【0032】
なお、ノート型パーソナル・コンピュータ10は、それへUSB以外の外部バス用のデバイスが接続されていないときは、CPU31はUSBコントローラ39のD+又はD−端子の検出電圧レベルのみに基づいてフル・クロック・モード及びパーシャル・クロック・モードに切り替わることになる。したがって、前述の論理信号生成方法の(a)及び(b)の操作により、又は(c)の自動操作の結果、USBコントローラ39のD+又はD−端子の電圧レベルに基づいて検出したUSB接続デバイスの接続の有無が切り替ると、直ちに、CPU31がフル・クロック・モード及びパーシャル・クロック・モードに切り替わる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、バス・コントローラへのバス接続デバイスの接続の有無に基づいて所定の制御を行う情報処理装置において、バス接続デバイスが実際には接続しているにもかかわらず、バス・コントローラのバス接続端子における電気状態を、適宜、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ強制して、バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時の制御を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベイ装備のノート型パーソナル・コンピュータの斜視図である。
【図2】図1のノート型パーソナル・コンピュータのベイへの挿入によりノート型パーソナル・コンピュータへ装着されるUSB接続デバイスとしてのテン・キー・パッドの斜視図である。
【図3】ノート型パーソナル・コンピュータに装着したテン・キー・パッドの使用状態の斜視図である。
【図4】ノート型パーソナル・コンピュータの装備する処理システムのブロック図である。
【図5】クロック・ジェネレータの2個のクロック・モードを示す図である。
【図6】ノート型パーソナル・コンピュータの各状態と消費電力との関係を示す概念図である。
【図7】USBコントローラへUSB接続デバイスの接続中も適宜、USB接続デバイスの非接続状態の検出信号を生成する装置の回路図である。
【図8】USBコントローラへUSB接続デバイスの接続中も適宜、USB接続デバイスの非接続状態の検出信号を生成する別の装置の回路図である。
【符号の説明】
10:ノート型パーソナル・コンピュータ(情報処理装置)、20:テン・キー・パッド(バス接続デバイス、USB接続デバイス)、21:収納ケース(格納部)、22:テン・キー部(操作部)、31:CPU(クロック・パルス制御の動作素子)、32:クロック・ジェネレータ(電気状態強制手段、電圧レベル強制手段)、35:PCIバス、38:ブリッジ・コントローラ(制御手段、モード制御手段)、39:USBコントローラ(接続検出手段、バス・コントローラ)、40:外部ポート・コントローラ(バス・コントローラ)、43:USB(バス)、44:USBポート、46:外部ポート・バス(バス)、47:外部ポート(バス・ポート)、60:給電線、61:D+線(データ線)、62:D−線(データ線)、63:スイッチ(給電線用スイッチ)、64:スイッチ装置(断接手段)、70:スイッチ装置(断接手段)。

Claims (7)

  1. USBコントローラと該USBコントローラへ接続されてUSB接続デバイスを適宜、分離自在に接続されるUSBポートとを装備するコンピュータにおいて、
    前記USBポートを介して伝達される前記USBコントローラのデータ用端子における電圧レベルに基づいて前記USBポートへのUSB接続デバイスの接続の有無を検出する接続検出手段、
    前記USBポートへのUSB接続デバイスの接続中に前記USBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを、前記USBコントローラへのUSB接続デバイスの非接続時に対応するものへ適宜、強制できる電圧レベル強制手段、及び
    前記接続検出手段の検出に基づいて前記コンピュータに係る所定の制御を実施する制御手段、
    を有し、
    前記電圧レベル強制手段は、前記USBコントローラ及び前記USBポートの間のUSBのデータ線を開閉するデータ線用スイッチと、前記USBコントローラ及び前記USBポートの間のUSBの給電線を開閉する給電線用スイッチとを含み、
    前記データ線用スイッチ及び前記給電線用スイッチは、同時に開閉し、
    前記制御手段は、前記接続検出手段によるUSB接続デバイスの接続の有無の検出に対してそれぞれCPUへクロック・パルスを連続的及び間欠的に供給するものであることを特徴とするコンピュータ。
  2. USBコントローラと該USBコントローラへ接続されてUSB接続デバイスを適宜、分離自在に接続されるUSBポートとを装備するコンピュータにおいて、
    前記USBポートを介して伝達される前記USBコントローラのデータ用端子における電圧レベルに基づいて前記USBポートへのUSB接続デバイスの接続の有無を検出する接続検出手段、
    前記USBポートへのUSB接続デバイスの接続中に前記USBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを、前記USBコントローラへのUSB接続デバイスの非接続時に対応するものへ適宜、強制できる電圧レベル強制手段、及び
    前記接続検出手段の検出に基づいて前記コンピュータに係る所定の制御を実施する制御手段、
    を有し、
    前記電圧レベル強制手段は、前記USBポートのデータ端子を、第1の切替位置では前記USBコントローラの対応のデータ端子へ接続し、また、第2の切替位置では所定の抵抗を介してアースへ接続するスイッチを含み、
    前記制御手段は、前記接続検出手段によるUSB接続デバイスの接続の有無の検出に対してそれぞれCPUへクロック・パルスを連続的及び間欠的に供給するものであることを特徴とするコンピュータ。
  3. PCIバスとUSBコントローラ及びその他の外部バス用のコントローラとの間に介在するブリッジ・コントローラを有し、
    前記制御手段は前記ブリッジ・コントローラを含み、該ブリッジ・コントローラは、前記接続検出手段が前記USBコントローラのデータ用端子における電圧レベルに基づいて前記USBポートへUSB接続デバイスの非接続中であることを検出しかつ前記他の外部バス用のデバイスが非接続状態になっているときに、CPUへクロック・パルスを間欠的に供給することを特徴とする請求項1又は2記載のコンピュータ。
  4. 前記電圧レベル強制手段は、前記コンピュータのユーザによる指示に基づいて、前記USBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンピュータ。
  5. 前記USB接続デバイスは、前記コンピュータに着脱自在でかつ前記USBポートへUSBケーブル無しで接続自在となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンピュータ。
  6. 前記USB接続デバイスは、前記コンピュータのベイへ収納可能であることを特徴とする請求項5記載のコンピュータ。
  7. 前記USB接続デバイスは、前記コンピュータへの装着時には前記ベイに固定されている格納部と、該格納部に対して摺動自在でかつ使用時及び不使用時にそれぞれ前記ベイからの突出位置及び前記ベイへの格納位置となる操作部とを有し、
    前記電圧レベル強制手段は、前記USBポートの操作部の突出位置及び格納位置を検出する位置検出器を含み、前記USBポートの操作部が格納位置であるとき前記USBコントローラのデータ用端子の電圧レベルを、前記バス・コントローラへのバス接続デバイスの非接続時に対応するものへ強制することを特徴とする請求項6記載のコンピュータ。
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