JP3718440B2 - 無線機および無線システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線機で中継して音声信号を自局無線機から相手局無線機へ送信する無線システム、および、その無線システムにおいて自局無線機から遠隔操作される無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の無線システムの一例を示すブロック図である。
【0003】
図5において、無線機101は、自局無線機111からFMモードで送信されてくる制御信号を受信しその制御信号に基づいて遠隔操作され、また、自局無線機111からFMモードで送信されてくる音声信号を受信しその音声信号をFM(Frequency Modulation)モード、AM(Amplitude Modulation)モードおよびSSB(Single Side Band)モードのいずれかで相手局無線機102へ送信する遠隔地にある中継無線機である。
【0004】
また、自局無線機111は、無線機101との間で音声信号をFMモードで送受するとともに、各種制御信号を無線機101へFMモードのデータ通信で送信する無線機である。
【0005】
さらに、相手局無線機112は、無線機101との間で音声信号をFMモード、AMモードおよびSSBモードのいずれかで送受する無線機である。
【0006】
次に、この従来の無線システムの動作について説明する。
【0007】
無線機101を遠隔操作する際には、自局無線機111から制御信号がFMモードのデータ通信で無線機101に送信され、無線機101はその制御信号に応じて動作する。
【0008】
また、自局無線機111から相手局無線機112へ音声信号を送信する場合、まず、自局無線機111は、FMモードで音声信号を無線機101に送信する。無線機101は、その音声信号をFMモードで受信する。そして、無線機101は、FMモード、AMモードおよびSSBモードから、その時点で音声信号の送信に適したモードを選択し、選択したモードでその音声信号を相手局無線機112に送信する。
【0009】
このようにして、従来の無線システムでは、無線機101を介して自局無線機111から相手局無線機112へ音声信号を送信している。
【0010】
他方、従来から、高周波無線機には、CW(Continuous Wave)モードなる、モールス通信用のモードがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような音声信号を送受する従来の無線システムおよび従来の無線機101では、従来からあるCWモードのCW信号を送受信することが困難であるという問題がある。
【0012】
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、音声信号の通信機能を利用してCW信号を送受することができる無線機および無線システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の無線機は、変調信号を中継する無線機において、所定の無線伝送方式で伝送されてきた変調信号を受信する受信回路と、受信回路により受信された変調信号がCW符号のものであるか否かを判定するCW符号判定回路と、CW符号判定回路により変調信号がCW符号のものであると判定された場合に、その変調信号の有無に応じて搬送波を断続して形成したCW信号を送信する送信回路とを備えている。
【0014】
この無線機を利用すると、音声信号の通信機能を利用してCW信号を送受することができる。
【0015】
さらに、本発明の無線機は、上記発明の無線機に加え、受信回路がFMモードで伝送されてきた変調信号を受信し、その変調信号が所定の単一の周波数成分を有する場合に、CW符号判定回路が、その変調信号がCW符号であると判定するようにしたものである。
【0016】
この無線機を利用すると、さらに、無線機への通信がFMモードで実施されている場合には、音声信号にCW符号が含まれるか否かを簡単に判定することができる。
【0017】
さらに、本発明の無線機は、上記各発明の無線機に加え、CW符号判定回路に、受信回路により受信された変調信号をFMモードで検波するFM検波器と、そのFM検波器による検波後の信号のうちの所定の単一の周波数成分を通過させるバンドパスフィルタと、そのバンドパスフィルタの出力信号の自己相関を計算する自己相関処理器と、自己相関処理器により計算された自己相関のレベルに応じて変調信号がCW符号であるか否かを判定する相関レベル判定回路とを有する。
【0018】
この無線機を利用すると、さらに、CW符号の誤検出の可能性を低くすることができる。
【0019】
さらに、本発明の無線機は、上記各発明の無線機に加え、送信回路が、FMモードにおいて、所定の周波数の搬送波の送信をオンオフしてCW信号を送信するようにしたものである。
【0020】
この無線機を利用すると、CW信号の送信に、既存の音声信号のFMモード用の回路を使用することができ、装置のコストを低く抑えることができる。
【0021】
本発明の無線システムは、CW符号に対応して断続する単一周波数の信号変調信号とし、その変調信号を所定の無線伝送方式で送信する自局無線機と、その自局無線機から所定の無線伝送方式で送信されてきた変調信号を受信する受信回路、その受信回路により受信された変調信号がCW符号のものであるか否かを判定するCW符号判定回路、およびそのCW符号判定回路により変調信号がCW符号のものであると判定された場合にその変調信号の有無に応じて搬送波を断続して形成したCW信号を送信する送信回路を有する無線機と、無線機から送信されてきたCW信号を受信する相手局無線機とを備えている。
【0022】
この無線システムを利用すると、中継無線機において音声信号の通信機能を利用してCW信号を送受することができる。
【0023】
さらに、本発明の無線システムは、上記発明の無線システムに加え、自局無線機が、CW符号によって変調された変調信号をFMモードで送信し、無線機の受信回路が、その変調信号を受信し、無線機のCW符号判定回路が、受信された変調信号が所定の単一の周波数成分を有する場合に、変調信号がCW符号であると判定するようにしたものである。
【0024】
この無線システムを利用すると、さらに、自局無線機から中継用の無線機への通信がFMモードで実施されている場合には、音声信号にCW符号が含まれるか否かを簡単に判定することができる。
【0025】
さらに、本発明の無線システムは、上記各発明の無線システムに加え、自局無線機が、その単一の周波数を変更可能とし、その単一の周波数の値を制御信号として無線機へ送信し、無線機が、その制御信号を受信し、その制御信号に応じて、CW符号判定回路における判定基準である単一の周波数成分を設定し、受信された変調信号がその単一の周波数成分を有する場合に、変調信号がCW符号であると判定するようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施の形態に係る無線システムの構成を示すブロック図である。
【0029】
図1において、無線機1は、自局無線機41からFMモードで送信されてくる制御信号を受信しその制御信号に基づいて遠隔操作され、また、自局無線機41からFMモードで送信されてくる音声信号を受信し、その音声信号がCW符号であるか否かを判定し、その音声信号がCW符号である場合には、その音声信号の有無に応じた振幅を有するCW信号を相手局無線機42へ送信する遠隔地にある中継無線機である。なお、CW符号とは、例えばモールス符号のように、2つの状態のうちのいずれかの状態をとり得る符号である。例えば2つの値「0」,「1」のうちのいずれかの値をとり得る符号もCW符号に含まれる。
【0030】
なお、無線機1は、自局無線機41からの音声信号がCW符号ではない場合には、その音声信号をFMモード、AMモードおよびSSBモードのいずれかで相手局無線機42へ送信する遠隔地にある中継無線機である。
【0031】
また、自局無線機41は、無線機1との間で音声信号をFMモードで送受するとともに、無線機1へ制御信号をFMモードのデータ通信で送信し、相手局送信機42へCW信号を送信させたい場合には、CW符号に対応する所定の単一周波数の変調信号で搬送波をFM変調して、CW符号を有する音声信号をFMモードで無線機1に送信する無線機である。
【0032】
さらに、相手局無線機42は、無線機1との間で音声信号をFMモード、AMモードおよびSSBモードのいずれかで送受するとともに、CWモードの通信機能を有し、無線機1からのCW信号を受信する無線機である。
【0033】
図2は、図1における無線機1の構成を示すブロック図である。
【0034】
図2において、受信回路11は、自局無線機41からの音声信号を図示せぬアンテナを介してFMモードで受信する回路である。
【0035】
また、送信回路12は、音声信号をFMモード、AMモードおよびSSBモードのいずれかで図示せぬアンテナを介して相手局無線機42へ送信するとともに、自局無線機41からの音声信号がCW信号であると判定された場合に、その音声信号に応じたCW信号を生成し、図示せぬアンテナを介して相手局無線機42へ送信する回路である。
【0036】
さらに、CW符号判定回路13は、受信回路11により受信された音声信号が所定の単一の周波数成分を有する場合に、その音声信号がCW符号であると判定する回路である。
【0037】
また、受信回路14は、自局無線機41からの制御信号を図示せぬアンテナを介してFMモードで受信する回路である。
【0038】
さらに、制御回路15は、受信回路14により受信された制御信号に応じて、無線機1の各部を制御する回路である。
【0039】
図3は、図2におけるCW符号判定回路13の構成例を示すブロック図である。
【0040】
図3において、FM検波器21は、受信回路11により受信された音声信号をFMモードで検波する検波回路である。
【0041】
また、A/D変換器22は、FM検波器21により検波されたアナログ信号をデジタル信号に変換する回路である。
【0042】
さらに、バンドパスフィルタ(以下、BPFという)23は、そのFM検波器21による検波後のデジタル信号のうちの、自局無線機41において予め決められている所定の単一の周波数成分を通過させるフィルタ回路である。
【0043】
さらに、バッファ24は、BPF23の出力デジタル信号を所定の期間だけ順次記憶する回路である。
【0044】
さらに、自己相関処理器25は、BPF23の一定期間分の出力デジタル信号の自己相関を計算する回路である。
【0045】
さらに、相関レベル判定回路26は、自己相関処理器25により計算された自己相関のレベルに応じて音声信号がCW符号であるか否かを判定する回路である。なお、BPF23、自己相関処理器25および相関レベル判定回路26は、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)として実現可能である。
【0046】
次に上記無線システムにおける各無線機の動作について説明する。
【0047】
無線機1を遠隔操作する際には、自局無線機41から制御信号がFMモードのデータ通信で無線機1に送信され、無線機1の受信回路14がその制御信号を受信し、無線機1の制御回路15がその制御信号に応じて無線機1内の各部を制御する。これにより、無線機1はその制御信号に応じて動作する。
【0048】
また、自局無線機41から相手局無線機42へ通常の音声信号を送信する場合には、まず、自局無線機41は、FMモードで音声信号を無線機1に送信する。無線機1は、受信回路11によりその音声信号をFMモードで受信する。そして、無線機1は、CW符号判定回路13により受信信号が通常の音声信号であると判断し、FMモード、AMモードおよびSSBモードから、その時点で音声信号の送信に適したモードを選択し、選択したモードでその音声信号を送信回路12により相手局無線機42に送信する。
【0049】
次に、相手局無線機42へCW信号を送信する場合について説明する。
【0050】
図4は、図1に示す無線システムにおける各無線機間で送受される信号または符号を説明する図である。
【0051】
まず、自局無線機41は、図4に示すように、送信するCW符号に対応して断続する所定の単一周波数(例えば1000Hz)の変調信号で所定の搬送波をFM変調した信号を無線機1に送信する。
【0052】
無線機1の受信回路11は、その音声信号をFMモードで受信する。そして、CW符号判定回路13は、その音声信号がCW符号であるか否かを判定する。
【0053】
このとき、CW符号判定回路13のFM検波器21は、そのFMモードの音声信号をFM検波し、A/D変換器22は、その検波後の信号をデジタル信号に変換する。そして、BPF23は、その信号のうちの、上記変調信号の周波数(例えば1000Hz)である所定の単一周波数付近の周波数成分のみを通過させ、バッファ24は、所定の時間間隔で、BPF23を通過してきたデジタル信号を順次記憶していき、所定の時間だけ保持する。
【0054】
なお、BPF23の通過周波数特性は、急峻なものでなくてもよい。また、BPF23は、上記変調信号の周波数より十分高いサンプリング周波数で動作する。例えば、上記変調信号の周波数が1000Hzである場合には、BPF23のサンプリング周波数は12kHzとすれば十分である。また、バッファ24は、例えば、その変調信号の1周期分である12サンプル分(=12kHz/1000Hz)だけBPF23を通過してきたデジタル信号を記憶する。
【0055】
そして、自己相関処理器25は、BPF23を通過してきたデジタル信号およびバッファ24に保持されているデジタル信号を読み込み、それらのデジタル信号の自己相関を計算し、その自己相関値を相関レベル判定回路26に供給する。例えば、自己相関処理器25は、上記変調信号の周期の5倍程度の期間における、BPF23を通過してきたデジタル信号の自己相関を順次計算する。
【0056】
このとき、受信した音声信号がCW符号のものではなく通常の音声信号である場合には、通常の音声信号では周波数が変動するため、この自己相関値が低くなる。一方、受信した音声信号がCW符号のものである場合には、受信した音声信号の周波数成分が変動しないため、この自己相関値が高くなる。
【0057】
したがって、相関レベル判定回路26は、自己相関処理器25からの自己相関値が所定の閾値より低い場合には、自局無線機41からの音声信号が通常の音声信号であると判定し、自己相関処理器25からの自己相関値が所定の閾値以上である場合には、自局無線機41からの音声信号がCW符号のものであると判定する。
【0058】
そして、相関レベル判定回路26は、自局無線機41からの音声信号がCW符号であると判定した場合には、図4に示すように、送信回路12を制御して、上記自己相関値に応じて所定の搬送波をオンオフさせてCW信号を送信させる。このとき、例えば、相関レベル判定回路26は、送信回路12を制御してFMモードを選択させ、変調していない所定の周波数の搬送波の送信をオンオフして、CW信号を相手局無線機42へ送信させる。
【0059】
この際、自己相関処理器25からの自己相関値が高くなるのは、単一の周波数の音声信号が連続したとき、すなわち、CW符号の値がハイレベルであるときであるので、相関レベル判定回路26は、自己相関値が所定の閾値以上であるときだけ、送信回路12の搬送波の送信をオンさせ、自己相関値が所定の閾値より低くなるときには、送信回路12の搬送波の送信をオフさせる。このようにして無線機1は、CW信号を所定の搬送波の断続として形成し、相手局無線機42へ送信する。
【0060】
そして、相手局無線機42は、このように送信されてきたCW信号を受信する。
【0061】
以上のように、上記実施の形態によれば、無線機1に、例えばFMモードなどの所定の無線伝送方式で伝送されてきた音声信号を受信する受信回路11と、その受信回路11により受信された音声信号がCW符号のものであるか否かを判定するCW符号判定回路13と、そのCW符号判定回路13により音声信号がCW符号のものであると判定された場合に、その音声信号の有無に応じた振幅を有するCW信号を送信する送信回路12とを備えている。これにより、自局無線機41がCWモードを備えていなくても自局無線機41と相手局無線機42との間で無線機1を介して、音声信号の通信機能を利用してCW信号を送受することができる。また、CW符号判定回路13により、受信信号が通常の音声信号であると判定されたときには、送信回路12は、従来と同様に、FMモード、AMモードおよびSSBモードのいずれかのモードでその音声信号を相手局無線機42へ送信する。
【0062】
また、上記実施の形態によれば、受信回路11が、FMモードで伝送されてきた音声信号を受信し、CW符号判定回路13が、受信回路11により受信された音声信号が、自局無線機41がCW符号の送信に使用する変調信号の周波数である所定の単一の周波数成分を有する場合に、音声信号がCW符号であると判定するようにした。これにより、自局無線機41と無線機1との間の通信がFMモードで実施されている場合には、音声信号にCW符号が含まれるか否かを簡単に判定することができる。
【0063】
さらに、上記実施の形態によれば、CW符号判定回路13に、受信回路11により受信された音声信号をFMモードで検波するFM検波器21と、そのFM検波器21による検波後の信号のうちの所定の単一の周波数成分を通過させるBPF23と、そのBPF23の出力信号の自己相関を計算する自己相関処理器25と、自己相関処理器25により計算された自己相関のレベルに応じて音声信号がCW符号であるか否かを判定する相関レベル判定回路26とを有する。これにより、まず、BPF23により、受信された音声信号からCW符号送信時の変調信号の周波数である単一の周波数成分のみが抽出され、さらに、自己相関処理器25によりBPF23通過後の信号の自己相関が計算されるため、CW符号の誤検出の可能性を低くすることができる。
【0064】
さらに、上記実施の形態によれば、送信回路12が、FMモードによる音声信号の送信機能を利用し、所定の周波数の搬送波の送信をオンオフしてCW信号を相手局無線機42へ送信する。これにより、CW信号の送信に、既存の音声信号のFMモード用の回路を使用することができ、装置のコストを低く抑えることができる。
【0065】
なお、自局無線機41がCW符号を送信する際の変調信号の周波数を変更可能とし、その周波数の値を制御信号として自局無線機41から無線機1へ送信し、無線機1は、その制御信号に応じて、CW符号判定回路13のBPF23の通過周波数を変更するようにしてもよい
【0066】
また、自局無線機41から無線機1への制御信号で、CW符号判定回路13の自己相関処理器25による自己相関のサンプル数を制御するようにしてもよい。
【0068】
なお、上記実施の形態では、自局無線機41から相手局無線機42へCW符号を伝達しているが、相手局無線機42から無線機1へCWモードでCW符号を伝達し、無線機1から自局無線機41へFMモードでCW符号を伝達することも勿論可能である。すなわち、無線機1は、相手局無線機42がCWモードを選択している場合には、CWモードで受信したCW符号に対応する変調信号で搬送波をFM変調して、CW符号を有する音声信号を自局無線機41へ送信すればよい。これにより、自局無線機41と相手局無線機42との間において双方向でCW符号の授受を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明では、音声信号の通信機能を利用してCW信号を送受することができる無線機および無線システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る無線システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1における無線機の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2におけるCW符号判定回路の構成例を示すブロック図である。
【図4】 図1に示す無線システムにおける各無線機間で送受される信号または符号を説明する図である。
【図5】 従来の無線システムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 無線機
11 受信回路
12 送信回路
13 CW符号判定回路
21 FM検波器
23 バンドパスフィルタ
25 自己相関処理器
26 相関レベル判定回路
41 自局無線機
42 相手局無線機

Claims (7)

  1. 変調信号を中継する無線機において、
    所定の無線伝送方式で伝送されてきた変調信号を受信する受信回路と、
    上記受信回路により受信された変調信号がCW符号のものであるか否かを判定するCW符号判定回路と、
    上記CW符号判定回路により上記変調信号がCW符号のものであると判定された場合に、その変調信号の有無に応じて搬送波を断続して形成したCW信号を送信する送信回路と、
    を備えることを特徴とする無線機。
  2. 前記受信回路は、FMモードで伝送されてきた変調信号を受信し、
    前記CW符号判定回路は、前記受信回路により受信された変調信号が所定の単一の周波数成分を有する場合に、前記変調信号がCW符号であると判定すること、
    を特徴とする請求項1記載の無線機。
  3. 前記CW符号判定回路は、前記受信回路により受信された変調信号をFMモードで検波するFM検波器と、そのFM検波器による検波後の信号のうちの前記所定の単一の周波数成分を通過させるバンドパスフィルタと、そのバンドパスフィルタの出力信号の自己相関を計算する自己相関処理器と、上記自己相関処理器により計算された自己相関のレベルに応じて前記変調信号がCW符号であるか否かを判定する相関レベル判定回路とを有することを特徴とする請求項2記載の無線機。
  4. 前記送信回路は、FMモードにおいて、所定の周波数の搬送波の送信をオンオフして、前記CW信号を送信することを特徴とする請求項1記載の無線機。
  5. 変調信号を無線で送受する無線システムにおいて、
    CW符号に対応して断続する単一周波数の信号変調信号とし、その変調信号を所定の無線伝送方式で送信する自局無線機と、
    上記自局無線機から所定の無線伝送方式で送信されてきた変調信号を受信する受信回路と、上記受信回路により受信された変調信号がCW符号のものであるか否かを判定するCW符号判定回路と、上記CW符号判定回路により上記変調信号がCW符号のものであると判定された場合に、その変調信号の有無に応じて搬送波を断続して形成したCW信号を送信する送信回路とを有する無線機と、
    上記無線機から送信されてきたCW信号を受信する相手局無線機と、
    を備えることを特徴とする無線システム。
  6. 前記自局無線機は、前記変調信号をFMモードで送信し、
    前記無線機の前記受信回路は、FMモードで伝送されてきたその変調信号を受信し、
    前記無線機の前記CW符号判定回路は、前記無線機の前記受信回路により受信された変調信号が所定の単一の周波数成分を有する場合に、前記変調信号がCW符号であると判定すること、
    を特徴とする請求項5記載の無線システム。
  7. 前記自局無線機は、前記変調信号の単一な周波数を変更可能とし、その周波数の値を制御信号として無線機へ送信し、
    前記無線機は、上記制御信号を受信し、その制御信号に応じて前記CW符号判定回路における判定基準である前記単一の周波数成分を設定し、前記受信された変調信号がその単一の周波数成分を有する場合に、前記変調信号がCW符号であると判定すること、
    を特徴とする請求項6記載の無線システム。
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