JP3717973B2 - 破砕機のコンベヤ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建築物の解体作業により生じる鉄筋コンクリート等の建築廃材を破砕する破砕機に装備され、該破砕機により破砕された廃材を所望の場所に搬送するのに好適に用いられる破砕機のコンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の解体作業により生じる大量の建築廃材は、一般に廃材処理場まで運搬されて廃棄処理されるため、その処理コストが嵩む問題がある。このため、破砕原料となる粗大な建築廃材をクラッシャにより細かく破砕処理し、破砕処理された被破砕物(以下、処理ガラという)をコンベヤ装置によって所望の場所に搬送して地面に平坦に敷きつめる等により、建築廃材の再利用を図り、その廃棄処理に伴うコストを削減する工夫がなされている。そして、建築廃材を破砕処理して再利用可能な処理ガラを得るために、クラッシャを備えた破砕機が好適に用いられている。
【0003】
そこで、この種の従来技術による破砕機、および該破砕機による建築廃材の破砕処理作業について図5を参照しつつ説明する。
【0004】
図において、1は油圧ショベル(図示せず)等により投入された建築廃材Gを破砕し、再利用可能な処理ガラを得る破砕機を示し、該破砕機1は、クローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2のトラックフレーム上に設けられたベースフレーム3と、該ベースフレーム3の上部後端側に設けられ、エンジン、油圧ポンプ等を収容した機械室4と、ベースフレーム3の上部前端側に設けられ、破砕機1の本体をなす後述のホッパ5、プレートフィーダ6およびクラッシャ8等から大略構成されている。
【0005】
5は破砕原料としての建築廃材Gを受入れるホッパを示し、該ホッパ5の下側には無限軌道を形成するプレートフィーダ6が配設されている。ここで、プレートフィーダ6は油圧式のフィーダ用モータ7により無限軌道を間歇的に回転させ、ホッパ5内に投入された建築廃材Gをクラッシャ8内に送給するようになっている。
【0006】
8はプレートフィーダ6により送給された建築廃材Gを破砕するクラッシャで、該クラッシャ8は、ベースフレーム3に固定され、多数の破砕歯を有する固定破砕板8Aと、該固定破砕板8Aに対向して揺動可能に設けられた多数の破砕歯を有する可動破砕板8Bとを備えている。ここで、可動破砕板8Bの上端側は、油圧式のクラッシャ用モータ9にベルト10を介して連結されたホイール11の回転軸12に所定の偏心量をもって回転可能に連結され、可動破砕板8Bの下端側は、引掛具(図示せず)等を介して揺動可能に連結されている。従って、クラッシャ用モータ9が作動してホイール11が回転すると、可動破砕板8Bは、回転軸12に対する偏心により固定破砕板8Aに対し接近および離隔を繰返すように揺動して固定破砕板8Aとの間に挟込んだ建築廃材Gを破砕し、細粒化した被破砕物としての処理ガラG′のみを下方に落下させる。
【0007】
13は機械室4とホッパ5との間に位置してベースフレーム3上に設けられ、周囲を手摺14によって囲まれた操作部で、該操作部13には、機械室4内に収容されたエンジン、プレートフィーダ6、クラッシャ8、および後述するベルトコンベヤ21等の各種操作スイッチ類や、破砕機1の走行を制御する走行レバー、走行ペダル(いずれも図示せず)等が配設されている。
【0008】
21はクラッシャ8により破砕されて下方に落下する処理ガラG′を破砕機1の外部に搬送するベルトコンベヤを示し、該ベルトコンベヤ21は、基端側がクラッシャ8の下方に位置してベースフレーム3の下側に取付けられ、先端側が破砕機1の外部に伸長したフレーム22と、フレーム22の先端側に設けられ、油圧モータ23により回転駆動する駆動プーリ24と、フレーム22の基端側に回転可能に設けられた従動プーリ25と、駆動プーリ24と従動プーリ25との間に巻装された搬送ベルト26と、駆動プーリ24に対する従動プーリ25の離間距離を変更することにより搬送ベルト26の張力を調整する張力調整機構27とから大略構成されている。
【0009】
そして、ベルトコンベヤ21は、油圧モータ23を作動させて駆動プーリ24を回転駆動することにより、該駆動プーリ24と従動プーリ25との間で搬送ベルト26を作動させ、クラッシャ8から搬送ベルト26上に落下した処理ガラG′を連続的に搬送し、破砕機1の外部に排出するようになっている。
【0010】
このようにして、破砕機1のホッパ5内に投入された粗大な建築廃材Gは、破砕機1によって破砕されて細粒化した処理ガラG′となり、この処理ガラG′がベルトコンベヤ21によって破砕機1の外部に搬送されて地面に排出されることにより、地ならし等の再利用に供される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の如き破砕機1に装備されたベルトコンベヤ21においては、搬送ベルト26の張力が低下して駆動プーリ24が空回りしてしまうのを防止するため、また、搬送ベルト26が作動時に蛇行等を生じることにより処理ガラG′が搬送途中で落下してしまうのを防止するため、搬送ベルト26が適度な張力をもって駆動プーリ24と従動プーリ25との間に巻装されることが必要となる。
【0012】
これに対し、上述の如き従来技術によるベルトコンベヤ21は、張力調整機構27によって、従動プーリ25を駆動プーリ24に対して接近または離間させることにより、搬送ベルト26が適度な張力を保つように構成されている。
【0013】
しかし、上述の張力調整機構26は、通常、従動プーリ25の近傍に位置してフレーム22の基端側に設けられているが、該フレーム22の基端側は、破砕機1に装備されたクラッシャ8の下方に位置してベースフレーム3の下面に取付けられている。このため、作業者は地面とベースフレーム3との間の狭小な作業スペース内で張力調整機構27を調整し、搬送ベルト26の張力調整作業を行うこととなり、その作業性が著しく低下してしまうという問題がある。
【0014】
また、搬送ベルト26の蛇行を修正するときには、通常、搬送ベルト26を作動させて蛇行の状況を確認する作業と、搬送ベルト26を停止させた状態で張力調整機構27を調整する作業とを交互に行うため、一層、作業性が低下してしまうという問題がある。
【0015】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、搬送ベルトに対する張力調整作業の作業性を向上することができ、搬送ベルトが常時適度な張力をもって被破砕物を搬送できるようにした破砕機のコンベヤ装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、破砕原料が投入されるホッパと、該ホッパ内に投入された破砕原料を破砕し被破砕物として排出するクラッシャとからなる破砕機のコンベヤ装置に適用される。
【0017】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、基端側が前記クラッシャの下方に位置して前記破砕機に取付けられると共に先端側が該破砕機の外部に伸長したフレームと、該フレームの先端側に設けられ駆動源によって回転駆動される駆動プーリと、前記フレームの基端側に回転可能に設けられた従動プーリと、被破砕物を前記破砕機の外部に搬送すべく前記駆動プーリと従動プーリとの間に巻装される搬送ベルトと、前記駆動プーリの近傍に位置して前記フレームの先端側に設けられ、前記従動プーリに対する該駆動プーリの離間距離を変更することにより、前記搬送ベルトの張力を調整する張力調整機構と、前記搬送ベルトに付着した泥を除去するために前記駆動プーリの近傍に設けられ、前記駆動プーリの移動に伴って一体的に移動する排土装置とを備え、前記張力調整機構は、前記フレームの先端側に位置して該フレームの長手方向に移動可能に設けられ前記駆動プーリを回転可能に支持する軸受部材と、前記フレームの先端側に固定して設けられ該軸受部材を前記フレームの長手方向に沿ってガイドするガイド部材と、前記軸受部材に設けられ該軸受部材を前記ガイド部材に対して移動させる軸受移動部材とにより構成し、前記排土装置は、前記張力調整機構の軸受部材に固定して設けられ前記駆動プーリの下側で前記搬送ベルトに当接する構成したことにある。
【0021】
【作用】
請求項1の構成によれば、クラッシャの下方に位置して破砕機に取付けられたフレームの基端側に従動プーリを設けると共に、該破砕機の外部に伸長したフレームの先端側に駆動プーリを設け、かつ、駆動プーリの近傍に位置してフレームの先端側に張力調整機構を設けたから、駆動プーリと従動プーリとの間に巻装される搬送ベルトの張力を調整する作業を、破砕機の外部に伸長したフレームの先端側で広い作業スペースをもって行うことができる。また、張力調整機構の軸受部材には、前記搬送ベルトに付着した泥を除去する排土装置を設けているので、該排土装置を前記駆動プーリと一体的に移動させることができ、この排土装置によって搬送ベルトに付着した泥等を除去することができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基づき説明する。なお、実施例では上述した図5に示す従来技術と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0026】
図において、31は従来技術によるベルトコンベヤ21に代えて破砕機1に装備された本実施例によるベルトコンベヤを示し、該ベルトコンベヤ31は、従来技術によるベルトコンベヤ21と同様に、基端側がクラッシャ8の下方に位置して破砕機1に取付けられると共に先端側が破砕機1の外部に伸長したフレーム32と、該フレーム32の先端側に設けられた後述の駆動プーリ33と、フレーム32の基端側に回転可能に設けられた従動プーリ38と、駆動プーリ33と従動プーリ38との間に巻装された搬送ベルト39とを備えているものの、搬送ベルト39の張力を調整するための張力調整機構40が、破砕機1の外部に伸長したフレーム32の先端側に設けられている点で従来技術とは異なっている。
【0027】
33はフレーム32の先端側に設けられた駆動プーリで、該駆動プーリ33は図2および図3に示すように、両端側に支軸34A,34Bが同軸に突設され、該各支軸34A,34Bが後述する各軸受部材44に支持されることにより、フレーム32の先端側に回転可能に設けられた円柱状のプーリ本体34と、後述するスライダ45にモータブラケット35を介して固定された駆動モータとしての油圧モータ36とからなり、該油圧モータ36の出力軸36Aは、カップリング37を介してプーリ本体34の支軸34Aに直結されている。
【0028】
従って、油圧モータ36の出力はカップリング37を介して直接プーリ本体34に伝達され、プーリ本体34は油圧モータ36と等しい回転数および回転力をもって回転することにより、従動プーリ38との間に巻装された搬送ベルト39を駆動する。
【0029】
40は駆動プーリ33の近傍に位置してフレーム32の先端側に設けられた張力調整機構を示し、該張力調整機構40は、フレーム32の先端側左,右にそれぞれ配設された後述する一対のガイド部材41,41と、フレーム32の長手方向に移動可能に設けられ、駆動プーリ33を構成するプーリ本体34の支軸34A,34Bを回転可能に支持する一対の軸受部材44,44と、各ガイド部材41と各軸受部材44との間に設けられ、該各軸受部材44を各ガイド部材41に対して移動させる軸受移動部材としての一対のねじ棒47,47とから大略構成されている。
【0030】
41,41はフレーム32の先端側に固定されたガイド部材で、該各ガイド部材41は図2に示すように、フレーム32にボルト締めされた底板41Aと、該底板41Aの前端側および後端側から上向き突設されたL形鋼からなる前板41Bおよび後板41Cと、該前板41Bおよび後板41Cの上端部にボルト締めされたL形鋼からなる天板41Dとから枠状に形成されている。そして、底板41Aと天板41Dの相互に対向する面には規制板42,42が固着され、該各規制板42の間には、各軸受部材44が摺動可能に収容される矩形のガイド空間43,43が形成されている。また、各後板41Cの中央部には、各ねじ棒47が挿通される透孔41E,41Eが穿設されている。
【0031】
44,44は各ガイド部材41のガイド空間43内に収容された軸受部材を示し、該各軸受部材44は、各規制板42に摺接しつつガイド空間43内を移動する屈曲板状のスライダ45,45と、外輪側が該各スライダ45にボルト締めされ、内輪側でプーリ本体34の各支軸34A,34Bを回転可能に支持する軸受46,46とから構成されている。そして、各スライダ45におけるガイド部材41の後板41Cと対向する面には、透孔41Eと略同心となる位置に透孔45Aが穿設されている。また、各軸受部材44のうちの駆動プーリ33の支軸34Aを支持する側のスライダ45には、支軸34Aの軸端側に突出する突出部45Bが設けられており、該突出部45Bの突出端には上述のモータブラケット35が固定されている。
【0032】
従って、プーリ本体34と油圧モータ36とからなる駆動プーリ33は、各軸受46を介して各スライダ45に対して回転可能に支持され、かつ、該各スライダ45を介して各ガイド部材41のガイド空間43内を摺動することにより、該各ガイド部材41にガイドされつつフレーム32の長手方向に移動できる構成となっている。
【0033】
47,47は各ガイド部材41と各軸受部材44との間に設けられた軸受移動部材としてのねじ棒で、該各ねじ棒47は、各軸受部材44のスライダ45に穿設された透孔45Aと、後述する排土装置50のブラケット51に穿設された透孔51Aと、各ガイド部材41の後板41Cに穿設された透孔41Eとに挿通されている。そして、各ねじ棒47の先端側には一対の固定用ナット48,48が螺着され、該各固定用ナット48の間で各軸受部材44のスライダ45と排土装置50のブラケット51とが挟持されることにより、各ねじ棒47の先端側に各軸受部材44が固定されている。
【0034】
49A,49Aは各ねじ棒47の中間部に螺着された左,右一対のロックナット、49B,49Bは各ねじ棒47の中間部に螺着された左,右一対の移動用ナットをそれぞれ示し、該各ロックナット49Aと各移動用ナット49Bとは、各ガイド部材41の後板41Cを挟む位置に配設されている。そして、例えば各ロックナット49Aを緩めた状態で各移動用ナット49Bを締め方向(反時計方向)に回転させた場合には、後板41Cに当接して移動が規制される移動用ナット49Bに対し、各ねじ棒47が矢印F方向に相対移動する。この結果、該各ねじ棒47の先端側に固定された各軸受部材44は、駆動プーリ33を伴って各規制板42に摺接しつつガイド空間43内を矢印F方向に移動し、駆動プーリ33の位置が従動プーリ38から離間するように変更することにより、搬送ベルト39の張力が増大する。
【0035】
50は駆動プーリ33の下側に配設された排土装置を示し、該排土装置50は、各ねじ棒47の先端側に固定され、フレーム32の幅方向に伸長するブラケット51と、該ブラケット51の下端側にボルト締めされ、その上端縁が駆動プーリ33のプーリ本体34に巻装された搬送ベルト39に当接する排土板52とから構成されている。ここで、ブラケット51の上端側には、上述の如く各ねじ棒47の先端側が挿通される透孔51A,51Aが穿設されており、ブラケット51は、各軸受部材44のスライダ45と共に各ねじ棒47の先端側に固定されている。従って、各移動用ナット49Bを回転させて各ねじ棒47をフレーム32の長手方向に移動させると、駆動プーリ33と排土装置50とは常に一体的に移動し、排土装置50は、その排土板52を搬送ベルト39に常時当接させることにより、搬送ベルト39に付着した泥等を除去するようになっている。
【0036】
本実施例は上述の如き構成を有するもので、その基本的動作については従来技術によるベルトコンベヤ31と格別差異はない。
【0037】
然るに、本実施例によるベルトコンベヤ41は、破砕機1の外部に伸長したフレーム32の先端側に張力調整機構40を配設することにより、駆動プーリ33と従動プーリ38との間に巻装された搬送ベルト39の張力調整作業をフレーム32の先端側で行う構成となっており、以下、本実施例による張力調整作業について説明する。
【0038】
まず、各ねじ棒47の中間部に螺着された各ロックナット49Aを緩めた状態で、各移動用ナット49Bを締め方向(時計方向)に回転させる。これにより、上述の如く各ねじ棒47が各軸受部材44およびブラケット51を伴って矢印F方向に移動し、図4に示すように、駆動プーリ33と排土装置50とが一体的に従動プーリ38から離間し、搬送ベルト39の張力が増大する。
【0039】
このようにして、搬送ベルト39の張力を調整した後には、各ロックナット49Aを締め方向に回転させて各移動用ナット49Bをロックすることにより、各ねじ棒47を各ガイド部材41の後板41Cに対して位置決め状態に固定する。
【0040】
上述した如く、本実施例によれば、破砕機1の外部に伸長するフレーム32の先端側に張力調整機構40を配設したから、搬送ベルト39に対する張力調整作業を行うに際して、破砕機1の外部に広い作業スペースを確保することができ、その作業性を大幅に向上することができる。
【0041】
また、駆動プーリ33をプーリ本体34と該プーリ本体34に直結した油圧モータ36とから構成することにより、該駆動プーリ33を回転駆動させたままの状態で従動プーリ38に対して接近または離間させることができるから、張力調整機構40による搬送ベルト39の張力調整作業を、該搬送ベルト39を作動させた状態で簡単に行うことができる。
【0042】
さらに、搬送ベルト39の蛇行を修正するときには、搬送ベルト39を作動させたままの状態で、破砕機1の外部に露出した搬送ベルト39の全体を広範囲にわたって目視しつつ張力調整機構40を調整することができ、搬送ベルト39の蛇行を簡単かつ的確に修正することができる。
【0043】
なお、前記実施例では、駆動プーリ33をプーリ本体34と該プーリ本体34に直結した油圧モータ36とから構成した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えばプーリ本体34と油圧モータ36との間にチェーン、タイミングベルト等の動力伝達手段が介在する構成としてもよい。
【0044】
また、前記実施例では、張力調整手段40を構成する軸受移動部材として、各軸受部材44に固定された各ねじ棒47、および該各ねじ棒47に螺着した各移動用ナット49B等を用いた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば作動油やグリス等の給排に応じてロッドの突出長が変化するシリンダを用い、該ロッドの突出端に各軸受部材44を固定するように構成してもよい。
【0045】
さらに、前記実施例では、下部走行体2を備えた自走式の破砕機1にベルトコンベヤ31が装備された場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば下部走行体2を持たない可搬式あるいは固定式の破砕機に適用してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、クラッシャの下方に位置して破砕機に取付けられたフレームの基端側に従動プーリを設けると共に、該破砕機の外部に伸長したフレームの先端側に駆動プーリを設け、かつ、該駆動プーリと従動プーリとの間に巻装された搬送ベルトの張力調整機構を、破砕機の外部に伸長したフレームの先端側に位置して該フレームの長手方向に移動可能に設けられ前記駆動プーリを回転可能に支持する軸受部材と、前記フレームの先端側に固定して設けられ該軸受部材を前記フレームの長手方向に沿ってガイドするガイド部材と、前記軸受部材に設けられ該軸受部材を前記ガイド部材に対して移動させる軸受移動部材とにより構成し、前記軸受部材には、前記搬送ベルトに付着した泥を除去するための排土装置を設けたから、前記軸受部材、ガイド部材および軸受移動部材からなる張力調整機構を用いて搬送ベルトに対する張力調整作業を行うに際して、破砕機の外部に広い作業スペースを確保することができ、その作業性を大幅に向上することができる。また、張力調整機構の軸受部材に排土装置を設けているので、前述の如き張力調整作業時には、排土装置を駆動プーリと一体的に移動させることができ、この排土装置を搬送ベルトに常時当接できる。そして、クラッシャで破砕された被破砕物を搬送ベルトで排出するときには、前記排土装置を搬送ベルトに常時当接させ、該搬送ベルトに付着した泥等の被破砕物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による破砕機のコンベヤ装置を示す外観図である。
【図2】図1中の張力調整機構等を拡大して示す側面図である。
【図3】図2中の張力調整機構等を示す一部破断の平面図である。
【図4】図3中に示す駆動プーリ等が移動した状態を示す図2と同様位置の側面図である。
【図5】従来技術による破砕機のコンベヤ装置を示す外観図である。
【符号の説明】
1 破砕機
2 下部走行体
5 ホッパ
8 クラッシャ
31 ベルトコンベヤ
33 駆動プーリ
34 プーリ本体
36 油圧モータ(駆動源,駆動モータ)
38 従動プーリ
39 搬送ベルト
40 張力調整機構
41 ガイド部材
44 軸受部材
47 ねじ棒(軸受移動部材)
G 建築廃材(破砕原料)
G′処理ガラ(被破砕物)

Claims (1)

  1. 破砕原料が投入されるホッパと、該ホッパ内に投入された破砕原料を破砕し被破砕物として排出するクラッシャとからなる破砕機において、
    基端側が前記クラッシャの下方に位置して前記破砕機に取付けられると共に先端側が該破砕機の外部に伸長したフレームと、該フレームの先端側に設けられ駆動源によって回転駆動される駆動プーリと、前記フレームの基端側に回転可能に設けられた従動プーリと、被破砕物を前記破砕機の外部に搬送すべく前記駆動プーリと従動プーリとの間に巻装される搬送ベルトと、前記駆動プーリの近傍に位置して前記フレームの先端側に設けられ、前記従動プーリに対する該駆動プーリの離間距離を変更することにより、前記搬送ベルトの張力を調整する張力調整機構と、前記搬送ベルトに付着した泥を除去するために前記駆動プーリの近傍に設けられ、前記駆動プーリの移動に伴って一体的に移動する排土装置とを備え、
    前記張力調整機構は、前記フレームの先端側に位置して該フレームの長手方向に移動可能に設けられ前記駆動プーリを回転可能に支持する軸受部材と、前記フレームの先端側に固定して設けられ該軸受部材を前記フレームの長手方向に沿ってガイドするガイド部材と、前記軸受部材に設けられ該軸受部材を前記ガイド部材に対して移動させる軸受移動部材とにより構成し、
    前記排土装置は、前記張力調整機構の軸受部材に固定して設けられ前記駆動プーリの下側で前記搬送ベルトに当接する構成してなる破砕機のコンベヤ装置。
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