JP4399070B2 - 塊状物切出し装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は塊状物切出し装置に関し、特に塊状物の一例である汚泥脱水ケーキ(以下、脱水ケーキという)を、細かく破砕して搬出できる塊状物切出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車道や鉄道等のトンネルの掘削現場では、掘削中に、土や砂に水が混ざってドロドロの状態で排出されてくる。この泥を投棄する場合は、産業廃棄物として扱われるため、排出された含水率の高い状態のままで廃棄することができなかった。
【0003】
そのため、従来からこの泥は、フィルタープレス等の脱水機で脱水して含水率を低くし、脱水ケーキとし埋め立てに利用したり、水やセメントと混ぜてコンクリートに利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のフィルタープレス等で脱水した脱水ケーキは、圧密された板状の硬いものであったために、コンクリートの生成に利用する場合、事前に人手等によって細かく砕かねば水やセメントと効果的に混ざり合わず、多量の脱水ケーキを細かく砕くといった事前作業は大変であった。
【0005】
また、上記したコンクリートの生成に脱水ケーキをそのままの状態で使用した場合、脱水ケーキは、中まで水が滲み込まないために細かく砕けず、その結果、セメントと上手く混ざり合わず、良好な性状のコンクリートを得ることができなかった。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、搬送装置によって搬送されてくる塊状物を細かく砕いて、後工程において他の含水物と混練させた場合に、この含水物の水分を効果的に吸収してより良好に混ざり合い、混練物の全体性状を良くすることができる塊状物切出し装置を提供することにある。
【0007】
上記目的を有効に達成するために、本発明は次のような構成にしてある。すなわち、塊状物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置の搬送面の上側に回転可能に配設されかつ前記搬送面の幅方向に所定間隔を存して複数枚配設され、搬送されてきた塊状物を粉砕するディスクカッターと、前記搬送装置の搬送面の上側にかつ前記ディスクカッターの間に設けられ、所定高さを存して搬送されてきた塊状物の高さ方向を規制する規制板と、
からなることを特徴とする塊状物切出し装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の塊状物切出し装置をフィルタープレスの下方に設けた説明図であり、図2は本発明の塊状物切出し装置の要部を示す斜視図であり、図3は本発明の塊状物切出し装置の要部の簡略説明図である。
【0011】
上記の図において、1は本発明における一例の塊状物切出し装置であって、塊状物を搬送する搬送装置の一例であるベルトコンベヤ2と、このベルトコンベヤ2の上に回転可能に配設されかつベルトコンベヤ2の幅方向に所定間隔を存して複数枚配設されたディスクカッター3と、上記ベルトコンベヤ2の上に設けられかつ所定高さを存して塊状物の高さ方向を規制する規制板4と、上記ベルトコンベヤ2並びにディスクカッター3を駆動させる駆動装置5、6とによって構成されている。
【0012】
なお、図示の例のベルトコンベヤ2並びにディスクカッター3は、別々の駆動装置5、6によって夫々駆動するように構成してあるが、一台の駆動装置によって同時駆動または単独駆動できるように構成してもよい。たとえば、回転自在な状態でディスクカッター3をベルトコンベヤ2のコンベヤベルト32に接触させておき、コンベヤベルト32の移動により、ディスクカッター3を回転させるようにしてもよい。また、搬送装置はゴムベルトを備えたベルトコンベヤに限らず、スチールベルトや金属ネット状ベルトを備えたコンベヤであってもよい。
【0013】
そこで、上記の塊状物切出し装置1を具体的に説明すると、ベルトコンベヤ2の一端部(図1参照)の上方には、ベルトコンベヤ2の長手方向に対して直交するように配した回転軸7が、ベルトコンベヤ2の両側に設けた軸受8(片方図示せず)に回転可能に設けられている。軸受8は、後述する架台12に固定されている。
【0014】
上記回転軸7(図2参照)には、長手方向に所定間隔を以って複数のディスクカッター3が設けられている。各ディスクカッター3は、刃先9(図3参照)とベルトコンベヤ2のベルト上面10との間に僅かの隙間を有するように設けてある。
【0015】
さらに、上記回転軸7の一端には、スプロケット11(図1参照)が設けてある。そして、この回転軸7を回転させる駆動装置6は、ベルトコンベヤ2を跨ぐようにして設けた架台12の上に設けられている。
【0016】
この駆動装置6は、減速機付きモータ13と、駆動軸15と、この駆動軸15に設けたスプロケット16とからなる。回転軸7のスプロケット11は、駆動装置6のスプロケット16とエンドレスチェーン17で連結されている。
【0017】
上記架台12の上には、ベルトコンベヤ2を駆動させるための駆動装置5が設けてある。この駆動装置5は、減速機付きモータ18と、駆動軸20と、この駆動軸20に設けたスプロケット21からなる。
【0018】
この駆動装置5のスプロケット21は、ベルトコンベヤ2の一端部に設けた駆動ローラ22の軸23に嵌着したスプロケット24と、エンドレスチェーン25で連結されている。軸23は、ベルトコンベヤ2の側枠14に設けた軸受19(片側図示せず)に回転自在に支持されている。
【0019】
また、上記各ディスクカッター3の間には、規制板4(図2、図3参照)が配してある。各規制板4は、側面視L形の形状のものであって、上記の架台12、またはベルトコンベヤ2の上方でベルトコンベヤ2の長手方向に対して直交するように設けた支持部材26に、ネジ27で固定してある。また、各規制板4の上端寄りには、上下方向に長穴28が形成してあり、規制板4を上下方向に移動させてベルト上面10(図3参照)と規制板4の下面板部29との隙間調整を行えるようにしてある。ベルト上面10と規制板4の下面板部29との隙間は、板状の塊状物である脱水ケーキがベルト上面10の上に倒れた状態で通過できる位に調整しておく。30は補強用のリブである。
【0020】
また、ベルト上面10(図3参照)と平行な規制板4の下面板部29の底面31は、搬送されてくる脱水ケーキを高さ方向に規制し、砕けた脱水ケーキを次工程に送ることができるようにしてある。さらに、各規制板4は、各ディスクカッター3に付着した脱水ケーキを落とすことができる。
【0021】
なお、規制板4を設ける位置は、ディスクカッター3取り付け位置の前方または後方でもよい。また、規制板4は、ディスクカッター3を取り付けた回転軸7に、この回転軸7とともに回転しないように設けてもよい。
【0022】
さらに、上記ディスクカッター3は、ベルトコンベヤ2のベルト32の回転を利用してベルト32とともに回転するようにしてもよい。この場合、駆動装置はベルトコンベヤ2を駆動させる一台だけでよく、ディスクカッター3の刃先9はコンベヤベルト32の上面に接触させておく。また、コンベヤベルト32は、ベルトの磨耗を考えてスチールベルト或いは網目状の金属製のベルトにするのが好ましい。
【0023】
上述のような構成からなる本発明の塊状物切出し装置1は、図1に示すようにフィルタープレス33の下方に配設する。フィルタープレス33で脱水された含水率30%位の脱水ケーキは、コンベヤベルト32上に落下してディスクカッター 3および規制板4側に搬送されていく。ディスクカッター 3および規制板4の位置まで搬送されてきた脱水ケーキは、各ディスクカッター3によって切られて破砕されるとともに、規制板4に当たって砕かれ、さらに規制板4の下面板部29によって高さを規制されて小さくなり、次工程のベルトコンベヤ34(図1参照)上へと送られていく。
【0024】
【発明の効果】
このように本発明の塊状物切出し装置は、搬送装置で搬送されてくる塊状物をディスクカッターで細かく切って搬出することができるので、この細かくした塊状物を含水率の高い他の土砂等と混練した場合に、水分が細かくした塊状物の中まで浸透しやすく、かつ上記の土砂等と上手く混ざりあって良好な性状の混練物を得ることができる。
【0025】
また、上記搬送装置の搬送面の上側に所定高さを存して塊状物の高さ方向の規制板を設けたことによって、この規制板に、搬送面上に立った状態で搬送されてくる塊状物が当たり、上記ディスクカッターの効果と相まって、塊状物を確実に細かくすることができる。
【0026】
さらに、上記規制板は、隣り合う各ディスクカッターの間に設けたことによって、ディスクカッターに付着した塊状物の破砕物に対しても、規制板で剥離させることができ、破砕物のディスクカッターへの付着による破砕能力の低下を防止できる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塊状物切出し装置をフィルタープレスの下方に設けた説明図である。
【図2】本発明の塊状物切出し装置の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の塊状物切出し装置の要部の簡略説明図である。
【符号の説明】
1 塊状物切出し装置
2 ベルトコンベヤ(搬送装置)
3 ディスクカッター
4 規制板
5,6 駆動装置
10 ベルト上面(搬送面)
Claims (1)
- 塊状物を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置の搬送面の上側に回転可能に配設されかつ前記搬送面の幅方向に所定間隔を存して複数枚配設され、搬送されてきた塊状物を粉砕するディスクカッターと、
前記搬送装置の搬送面の上側にかつ前記ディスクカッターの間に設けられ、所定高さを存して搬送されてきた塊状物の高さ方向を規制する規制板と、
からなることを特徴とする塊状物切出し装置。
Priority Applications (1)
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JP36656799A JP4399070B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 塊状物切出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36656799A JP4399070B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 塊状物切出し装置 |
Publications (2)
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JP2001179117A JP2001179117A (ja) | 2001-07-03 |
JP4399070B2 true JP4399070B2 (ja) | 2010-01-13 |
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ID=18487108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36656799A Expired - Fee Related JP4399070B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 塊状物切出し装置 |
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JP (1) | JP4399070B2 (ja) |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36656799A patent/JP4399070B2/ja not_active Expired - Fee Related
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