JP3715381B2 - 観音開き用扉の固定装置 - Google Patents

観音開き用扉の固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3715381B2
JP3715381B2 JP21327096A JP21327096A JP3715381B2 JP 3715381 B2 JP3715381 B2 JP 3715381B2 JP 21327096 A JP21327096 A JP 21327096A JP 21327096 A JP21327096 A JP 21327096A JP 3715381 B2 JP3715381 B2 JP 3715381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
door
pivotally attached
opening
pivot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21327096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1037565A (ja
Inventor
善隆 菅原
Original Assignee
有限会社興洋自販
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社興洋自販 filed Critical 有限会社興洋自販
Priority to JP21327096A priority Critical patent/JP3715381B2/ja
Publication of JPH1037565A publication Critical patent/JPH1037565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3715381B2 publication Critical patent/JP3715381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナー等の観音開き用扉の固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンテナーの観音開きの扉は図4乃至図6に示すように扉A,Aの両側を蝶番B,Bにより開閉できるようになっており、両扉A,Aの突合せ部分は上下の固定具C,Cで固定するようになっていた。この固定具C,Cは図6に示すように、一方の扉Aに固定された枢着片Dに係止部材Eを枢着し、他方の扉Aに設けた係止片Fに前記係止部材Eの下面に設られた係止溝Gを嵌入するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンテナーに例えば産業廃棄物など大量に積載し場合には、積載物の重量により両側壁が膨らみ、図5に示すように扉A,Aが破線位置から両側に実線で示すように撓むという現象が発生することがある。
このように扉A,A,が撓むと、扉A,Aの突合せ個所の間隔が開くことになり、係止部材Eの係止溝Gが係止片Fと互いに反対方向にテンションが掛り、係止部材Eを図6において破線で示す開放位置に回動させることができなくなり、ハンマー等で強打してもびくともせず、扉A,Aが開かなくなるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明においては、観音開き用扉の突合わせ側の一方に係合ピンを突設し、他方の扉に枢着ピンを突設し、係合ピンに先端のフック部を係合させ、枢着ピンを嵌入させる水平な水平移動用の移動用溝と下側に向かって傾斜させた回転用溝を設けたフック部材の蝶番側下端に扉にほぼ垂直方向に位置するように枢着したフック作動レバーの他端を枢着し、フック作動レバーの蝶番側に開閉用レバーの一端を枢着し、開閉用レバーの一端を三角形状の回動盤の頂点を枢着した回動用ピンと開閉用レバーのフック作動レバーの枢着部とを結ぶ線よりも下側で且つ蝶番寄りに位置した回動盤の一端に枢着して開閉用レバーを水平方向に移動できるように形成し、回動盤の蝶番側の下端に揺動用レバーの一端を枢着し、揺動用レバーの他端に揺動用レバーの下端よりも上側に位置した個所の扉に回動ピンで回動できるように設けたへら状の開閉作動レバーの一端を枢着して観音開き用扉の固定装置を構成することにより、上記課題を解決せんとするものである。
【0005】
又、揺動用レバーを回動用レバーと押上げ用レバーとで形成し、回動用レバーの一端を回動盤に枢着し、回動用レバーの他端に押上げ用レバーを枢着して押上げ用レバーの下端を開閉作動用レバーに枢着し、押上げ用レバーの扉突合わせ側上端に回動用レバーの下端を係止する回動阻止片を突設し、回動用レバーの蝶番側下端に押上げ用レバーの上端を係止する屈折阻止片を突設して観音開き用扉の固定装置を構成し、更に、フック部材を枢着した扉の端に他方の扉の上面を嵌入させるコ字形をした蓋体を枢着し、蓋体の枢着側下面にフック部材の上面に当接するローラーを取付け、フック部材の回動に伴って回動する様にして観音開き用扉の固定装置を構成したものである。
【0006】
本発明の実施の形態を図1乃至図3に基いて詳細に説明する。両側の扉1,1´は両側に複数個の蝶番2,2…を取付け、観音開きで開閉できるようになっている。
【0007】
両扉1,1´は周面を補強枠3で補強すると共に、水平部分に水平補強板4,4,5,5を間隔をおいて固定することにより、補強されている。そして、一方の扉1の突合わせ側の補強枠3の上部のコーナー部には方形の取付板6が固定され、この取付板6にフック部材7を枢着ピン8で回動自在に枢着し、他方の扉1´の補強枠3の上部に突設した係合ピン9に前記フック部材7の先端に設けたフック部10を引掛けるようになっている。
【0008】
フック部材7にはその先端のフック部10の反対側に巾広い作動部分11を設け、この作動部分11に作動用溝12が設けられている。作動用溝12は扉1,1´を閉じた状態において、水平になる移動溝13と移動溝13の蝶番側端部に下側に傾斜した回動用溝14とを設けて全体をへ字状に形成されており、移動用溝12内に前記枢着ピン8を挿入し、枢着ピン8によりフック部材7を作動用溝12内を水平移動させ、且つフック部材7を枢着ピン8を中心に回動させてフック部材7を開閉状態にするようになっている。
【0009】
又、フック部材7には、その作動部材11の下端に取付板6の下端に一端を回動自在に枢着したフック作動レバー15の他端がピン16で連結されており、フック作動レバー15の回動により枢着ピン8を中心に水平移動及び揺動できるようになっている。尚、取付板6の扉突合わせ側には係止ピン17を突設してフック作動レバー15の回動阻止を行うようになっている。
フック作動レバー15には、その扉突合わせ側の中央に取付板6の扉突合わせ側の下端に一端を取付けたスプリング18の他端が取付けられている。
【0010】
そして、フック作動レバー15の蝶番側のスプリング18の取付位置とピン16との間に位置した蝶番側には突片19が突設され、この突片19には釣針状の開閉用レバー20の末端側がピン21で枢着されている。
【0011】
そして、取付板6に回動用ピン22で回動自在に取付けた三角形状をした回動盤23の回動用ピン22とピン21を結ぶ0−0線よりも下側で且つ蝶番側に、開閉用ピン24で前記開閉用レバー20の針先側の先端が枢着されている。
【0012】
又、三角形状の回動盤23の蝶番側下端にピン25で揺動用レバー26が枢着されている。
揺動用レバー26は回動用レバー27と押上げ用レバー28とで構成され、回動用レバー27の一端はピン25で回動盤23の三角形状の蝶番側の一端に枢着され、回動用レバー27の他端はピン29で押上げ用レバー28の一端に連結され、扉を閉じた状態においてこの揺動用レバー26は図1に示すようにく字状になっている。
【0013】
又、押上げ用レバー26の上端で扉突合わせ側には、回動用レバー27の下端に係合する回動阻止片30が上側に突設されており、回動用レバー27の下端蝶番側には屈折阻止片31が下側に突設され、押上げ用レバー28に当接して両レバーが屈折しないようになっている。この屈折阻止片31にはスプリング32の一端が取付られ、スプリング32の他端は押上用レバー28の上部扉突合わせ側に取付けられ、揺動用レバー26を図1に示すく字状に保持できるようになっている。
【0014】
又、押上げ用レバー28の下端蝶番側には突片33が当接され、この突片33にへ字状をした開閉作動レバー34の一端がピン35で枢着されている。そして、開閉作動レバー34の中央頂部は回動用ピン36で押上げ用レバー28の下端より上側に位置した扉1に枢着され、開閉用作動レバー34の押上げ用レバー28側の一辺と扉1の回動用ピン36の上側で且つ蝶番側に位置した個所に設けたスプリング係止部材37との間には牽引用スプリング38が取付けられている。
【0015】
尚、扉1の上端突合わせ側には図3に示すようなコ字形をした蓋体3がピン40で枢着され、扉1´の上面をカバーするようになっており、扉突合わせ側に突片41を設けてローラー42が枢着され、ローラー42を前記フック部材7の上面に当接するようになっている。
尚、扉1,1´の下端を固定するための部材は図示及び説明を省略する。
【0016】
本発明の実施の形態は前記のように構成したもので、図1に示すようにフック部材7のフック部10を扉1に設けた係合ピン9に係合して扉1,1´は開かないようになっている。そして、その時の枢着ピン8は、作動用溝12の移動溝13の先端に位置している。
【0017】
この状態において、開閉作動レバー34の自由端を図2に示すように、実線位置から回動用ピンを中心にして時計方向に回動させると、ピン35は回動して上側に位置するようになる。すると、押上用レバー28は押上げられ、回動用レバー27が上側に移動し、揺動用レバー26はく字形からへ字形に変形して回動用ピン22を中心にして回動盤23を反時計方向に回動させる。
【0018】
この際、押上げ用レバー28に設けられた回動阻止片30が回動用レバー27の下端に当接して回動用レバー27の過剰な回動を阻止するようになってる。
【0019】
回動盤23の回動により開閉用ピン24が0−0線よりも上側で且つ扉突合わせ側に移動し、開閉用レバー20は扉突合わせ側に移動し、フック作動レバー15をピン16を中心にして扉突合わせ側に揺動する。この揺動によりフック部材7は枢着ピン8を中心にして作動溝12に沿って扉突合せ側に水平移動し、係合ピン9とフック部10との係合を離脱させ、その後回動用溝14内に枢着ピン8が位置することにより、フック部材7は時計方向側に回動してフック部10を扉1より上側に位置させる。
【0020】
このフック部材7の回動により、ローラー42を介して蓋体39はピン40を中心に時計方向側に回動して扉1´の上面を開放する。
この状態において両扉1,1´の係止関係は解除され、両扉1,1´を開放することができる様になる。
【0021】
尚、前記説明においては揺動用レバー26を回動用レバー27と押上げ用レバー28とで構成するように説明したが、これは両レバーのそれぞれの運動量を少なくするためで、揺動用レバー26を一本にしても作動させることはできるものである。
【0022】
又、取付板6に各部材を取付けるように説明したが、これは扉を補強するために補強枠3を設けているので、取付け位置を調整するためにあえて設けたもので、補強を考慮しなければ扉に直接取付けてもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明は前記のような構成、作用を有するもので、フック部材は水平移動した後に、上方に向かって回動するようになっているので、荷台の両側の側壁が変形するようなことがあってもフック部材が作動しなくなるようなことはなく、どんな場合でも確実に扉を開くことができる確実性を有している。
【0024】
又、フック部材を作動させるための回動盤を回動させる揺動レバーを回動用レバーと押上げ用レバーとを連結して構成しているので、両レバーの運動量は互いに少量となり、更に揺動レバーを作動させる開閉作動レバーも小さなものですみ、操作性においてもすぐれている。
【0025】
更に、両扉の上面にはコ字形をした蓋体が嵌合するようになっているので、両扉の上面は喰違うようなことがなく、同一面を保持することができ、長期の酷使にも十分耐えられることができるすぐれた耐久性を有している。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の扉の閉鎖状態の正面図。
【図2】同じく扉を開放する際の正面図。
【図3】蓋体と扉との関係を示す断面図。
【図4】従来装置の斜視図。
【図5】その正面図。
【図6】固定具の斜視図。
【符号の説明】
1 扉
1´ 扉
2 蝶番
3 補強枠
4 水平補強板
5 水平補強板
6 取付板
7 フック部材
8 枢着ピン
9 係合ピン
10 フック部
11 作動部分
12 作動用溝
13 移動溝
14 回動用溝
15 フック作動レバー
16 ピン
17 係止ピン
18 スプリング
19 突片
20 開閉用レバー
21 ピン
22 回動用レバー
23 回動盤
24 開閉用ピン
25 ピン
26 揺動用レバー
27 回動用レバー
28 押上げ用レバー
29 ピン
30 回動阻止片
31 屈折阻止片
32 スプリング
33 突片
34 開閉作動レバー
35 ピン
36 回動用ピン
37 スプリング係止ピン
38 牽引用スプリング
39 蓋体
40 ピン
41 突片
42 ローラー

Claims (3)

  1. 観音開き用扉の突合わせ側の一方に係合ピンを突設し、他方の扉に枢着ピンを突設し、係合ピンに先端のフック部を係合させ、枢着ピンを嵌入させる水平な水平移動用の移動用溝と下側に向かって傾斜させた回転用溝を設けたフック部材の蝶番側下端に扉にほぼ垂直方向に位置するように枢着したフック作動レバーの他端を枢着し、フック作動レバーの蝶番側に開閉用レバーの一端を枢着し、開閉用レバーの一端を三角形状の回動盤の頂点を枢着した回動用ピンと開閉用レバーのフック作動レバーの枢着部とを結ぶ線よりも下側で且つ蝶番寄りに位置した回動盤の一端に枢着して開閉用レバーを水平方向に移動できるように形成し、回動盤の蝶番側の下端に揺動用レバーの一端を枢着し、揺動用レバーの他端に揺動用レバーの下端よりも上側に位置した個所の扉に回動ピンで回動できるように設けたへら状の開閉作動レバーの一端を枢着したことを特徴とする観音開き用扉の固定装置。
  2. 揺動用レバーを回動用レバーと押上げ用レバーとで形成し、回動用レバーの一端を回動盤に枢着し、回動用レバーの他端に押上げ用レバーを枢着して押上げ用レバーの下端を開閉作動用レバーに枢着し、押上げ用レバーの扉突合わせ側上端に回動用レバーの下端を係止する回動阻止片を突設し、回動用レバーの蝶番側下端に押上げ用レバーの上端を係止する屈折阻止片を突設したことを特徴とする請求項1記載の観音開き用扉の固定装置。
  3. フック部材を枢着した扉の端に他方の扉の上面を嵌入させるコ字形をした蓋体を枢着し、蓋体の枢着側下面にフック部材の上面に当接するローラーを取付け、フック部材の回動に伴って回動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の観音開き用扉の固定装置。
JP21327096A 1996-07-25 1996-07-25 観音開き用扉の固定装置 Expired - Fee Related JP3715381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21327096A JP3715381B2 (ja) 1996-07-25 1996-07-25 観音開き用扉の固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21327096A JP3715381B2 (ja) 1996-07-25 1996-07-25 観音開き用扉の固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1037565A JPH1037565A (ja) 1998-02-10
JP3715381B2 true JP3715381B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=16636330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21327096A Expired - Fee Related JP3715381B2 (ja) 1996-07-25 1996-07-25 観音開き用扉の固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3715381B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1037565A (ja) 1998-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5707092A (en) Self-aligning loop striker
EP1582476A1 (en) Self-opening closure lid or cap for a container
KR960000115B1 (ko) 창문새시용 지지암
US7191860B2 (en) Apparatus for vehicle hood
US7096538B2 (en) Vehicle door hinge system
JP3966716B2 (ja) エレベータのかご操作盤
JP3715381B2 (ja) 観音開き用扉の固定装置
JPH0239002Y2 (ja)
US7390036B2 (en) Apparatus for vehicle hood
US7070016B1 (en) Apparatus for vehicle hood
PL172639B1 (pl) Blokada zatrzaskowa PL PL PL PL PL PL
JPS5840201Y2 (ja) 開閉扉のロック装置
JP3514561B2 (ja) ロック機構
WO2001079638A1 (en) Compression latch
JPH0421992Y2 (ja)
JPH0737964Y2 (ja) 車両用バックドアの操作装置
JPS5922853Y2 (ja) 物品収納棚における開閉扉のロックおよび解除装置
JP2537869Y2 (ja) 扉のヒンジ構造
JP4011416B2 (ja) 戸当り
JPH0710797Y2 (ja) パチンコ機の施錠装置
JP2540397Y2 (ja) ロック付扉の構造
JP2598118Y2 (ja) ラッチ錠
JPH0870190A (ja) 蓋体の開閉装置
JPH0630506Y2 (ja) 車両用のバックドア装置
JPH0637081Y2 (ja) 地下施設蓋の開閉構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050825

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees