JP3714867B2 - 光ファイバ切断工具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ切断工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバ切断工具としては、実公昭62−15762に示されるものがある。これは、プラスチック製のケース本体に細長い溝を設け、この溝内を移動する光ファイバ切断刃とを備え、前記ケースには、前記光ファイバ切断刃が移動する方向と直角に横切る方向にケースを貫くようにして光ファイバを挿入する挿入孔を有している構成である。この構成により、光ファイバを挿入孔に通し、光ファイバを手などにより固定しつつ、光ファイバ切断刃を押し下げることによって、光ファイバを切断するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の光ファイバ切断工具においては、図9(A)に示すように、切断刃5を押し下げてその刃先を挿入孔6から突出している光ファイバ7に押し当てると、実際には切断刃5によって光ファイバ7を「切る」というより、むしろ「折る」という現象が発生してしまう。これは、光ファイバ7の切り落とし部分7Aの長さが相当に長いため、光ファイバ7の直径に対して比較的厚い切断刃5が光ファイバ7の横から進入したときに軸方向への逃げが許容されずに、途中から光ファイバ7が破断してしまうためと考えられる。
【0004】
この結果、光ファイバ7の切断端面には、図9(C)に示すように、中央が山形に盛り上がる切断筋7Bが発生することがある。このような光ファイバ7を例えば光電スイッチの光学素子との結合部分に使用すると、光結合効率が非常に悪くなる。しかも、光電スイッチの光学素子の発熱、或いは、周囲温度の変化によって、切断筋7B部分が経時的に変形してしまうため、この光ファイバ7と光学素子との光結合効率が変動し、結果、検出感度がばらつくなど検出精度に悪影響をもたらしてしまう。特に近年では、検出等に使用される光ファイバも、非常に細経のものが用いられることも少なくなく、このような細径の場合には、上記した問題が更に深刻なものとなる。
このような問題に対処するには、光ファイバを切断工具にて切断した後で、光ファイバの切断面を研磨することが必要になるが、すると光ファイバの切断作業のほかに、光ファイバ切断後の研磨作業が別途必要になるため、作業工数が増加し、作業性が悪くなってしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、煩雑な作業を必要とすることなく良好な切断面となるように光ファイバを切断することが可能な光ファイバ切断工具を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る光ファイバ切断工具は、光ファイバを切断するための光ファイバ切断工具であって、前記光ファイバをその軸方向に移動不能に保持する保持部が形成されたファイバホルダと、このファイバホルダに対して、その保持された光ファイバを横断する方向に相対的に移動な第1及び第2の刃ホルダと、前記第1の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが前記光ファイバに向けて移動することにより、刃先が前記光ファイバを横断することでその光ファイバの不要部を切り落とす第1の刃と、前記第2の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが前記光ファイバに向けて移動することにより、刃先が前記第1の刃の刃先が当接した位置よりも前記保持部の保持端側に微小量だけ離間した位置で光ファイバを横断することで前記保持部に保持されている光ファイバの切断端部を前記離間距離分の厚さの薄片状に削ぎ落とす第2の刃とを備え、前記ファイバホルダには、それに保持された光ファイバの前記第2の刃が進入する部分の反対側において、当該光ファイバを挟んで前記第2の刃の刃先と対向する位置にテーパ状の段差面からなる逃げ代が設けられてなるところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ファイバ切断工具において、第1及び第2の両刃ホルダは、ファイバホルダの保持部に保持された光ファイバに対して互いに反対方向から接近するように設けられているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】
本発明によれば、図1(A)に示すように、まずファイバホルダ1に保持した光ファイバ2が第1の刃3によって切り落とされる。このとき、切り落とし部分(不要部2A)が長い場合には、従来と同様に軸方向への逃げ代がないために、光ファイバ2は破断現象を起こすことがある(図1(A)参照)。しかし、本発明では、この後、残された光ファイバ2の切断端部をファイバホルダ1に保持したまま、第2の刃4により薄片状に削ぎ落とす。この段階では、切り落とされる部分(薄片部2B)は薄いから、図1(C)に示すように、薄片部2Bは反り返るように変形しつつ第2の刃4が進入し、最後まで破断現象を起こすことなく薄片部2Bが削ぎ落とされ、切断面は平滑になる。
【0010】
また、ファイバホルダに第1及び第2の刃ホルダを移動可能に設け、これらの刃ホルダに第1及び第2の刃を取り付けた構成であるから、光ファイバをファイバホルダに一旦保持させ、その状態で第1及び第2の刃による切断を行うことができるから、作業性が良好である。
【0011】
そして、請求項2の発明の光ファイバ切断工具によれば、第1及び第2の刃ホルダが反対側から光ファイバに対して接近する構成であるから、双方の刃ホルダを互いに干渉することなくファイバホルダに設けることができ、構造が簡単になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1ないし図8によって説明する。
本実施形態に係る光ファイバ切断工具10は、図2に示すように、第1の刃11及び第2の刃12を対向保持する刃ホルダ13と、その刃ホルダ13に貫通形成された溝14内を長手方向(同図において左右方向)に移動可能に設けられたファイバホルダ15とからなる。このファイバホルダ15に形成されたファイバ保持孔H,Hに光ファイバFを通して保持して、ファイバホルダ15を第1の刃11側(同図において右側)に移動させることで第1の刃11により光ファイバFを切断して不要部を除去し、その後ファイバホルダ15を第2の刃12側(同図において左側)に移動させることで第2の刃12により薄片状に削ぎ落として、もって光ファイバFを所望の長さに切断することができる。
【0013】
刃ホルダ13は、ほぼ直方体をなし、そのうち対向する一組の側面間を真直ぐ貫くと共に長手方向に延びる溝14が貫通形成された、例えばプラスチック製のベース部13Aと、その溝14が形成された側面に対応した形状をなし、そのうちの一方の側面を覆うカバー部13Bとからなる。ベース部13Aの両端には後述する支持軸16が挿入される貫通孔13C,13Cがそれぞれ形成されている。
【0014】
また、第1の刃11及び第2の刃12は、互いに平行四辺形をなし、そのうちの一方の傾辺に刃が形成されている。両刃11,12は、図2に示すように、互いに刃先がほぼ平行をなすように向い合わせてベース部13A上面(同図において手前側)にそれらの各両端を配置してベース部13Aの溝14上に架設し、その上側からカバー部13Bを被せて図示しない締結部材でベース部13A及びカバー部13Bを固定して、もって刃ホルダ13に保持されている。より詳しくは、図3に示すように、第1の刃11は、ファイバホルダ15の後述する面S3に沿って平行になるように刃ホルダ13に保持されている。一方、第2の刃12は、その面S3より一段下がった後述する面S2上であって、その面S2に対向する側(同図において下側)の刃先が面S2と平行をなすように傾いた状態で刃ホルダ13に保持されている。すなわち、第1の刃11の刃先は、面S3にほぼ接してファイバ保持孔Hに保持された光ファイバFを横断することとなり、第2の刃12の刃先は、面S2にほぼ接して光ファイバFを横断することになる。
【0015】
一方、ファイバホルダ15は、図2に示すように、例えばプラスチック製であって、ほぼ直方体をなし、その上面(同図において手前側)には、互いに段差が異なり、前記刃11,12の刃先方向に対応して斜めに区画された異なる3つの面S1,S2,S3が長手方向に並んで形成されている(図3参照)。このうち面S3は刃ホルダ13に保持された第1の刃11と平行をなし、その面S3より一段下がった面S2には、面S3側に2つのファイバ保持孔H,Hが貫通形成されている。なお、このファイバ保持孔H,Hは、図2に示すように、ファイバホルダ15が刃ホルダ13の溝14内のほぼ中央に配置させた状態で、第1の刃11及び第2の刃12の間から露出する位置に並んで形成されている。
【0016】
また、ファイバホルダ15の裏側(図3において下側)には、図4に示すように、2つのファイバ保持孔H,H間からファイバホルダ15の一端側まで連続的に形成された底面U字型の凹所15A内に、ファイバ保持部材20が長手方向に移動可能に設けられている。より詳しくは、凹所15Aの幅寸法D1は2つのファイバ保持孔H,H間の寸法D2より広く、両ファイバ保持孔H,Hの一部が凹所15A内に重なっている。また、凹所15Aの対向する壁面には次述するファイバ保持部材20の両端に形成されたレール部20Cを案内するガイド溝15Bが長手方向に形成されている。さらに凹所15Aの底面のほぼ中央部分にはファイバ保持部材20の移動を規制する窪み部15Cが形成されている。
【0017】
また、ファイバ保持部材20は、概ね前記凹所15Aに対応した形状をなし、その先端部に前記ファイバ保持孔H,Hを径小するための2つの曲面部M1,M2を備え、例えばプラスチック製の可撓性を有した板状体である。ファイバ保持部材20の中央部分には、凹所15A底面に形成された窪み部15Cに挿入される突起部20Aが形成されると共に、両側面には凹所15Aの前記ガイド溝15Bに嵌合されるレール部20Cが突設されている。更にファイバ保持部材20の基端側には前記突起部20Aと反対側の面に摘み部20Bが突設されている。ファイバ保持部材20は、そのレール部20Cを凹所15Aのガイド溝15Bに宛がいつつ押し込んで、突起部20Aを凹所15Aの窪み部15C内に入れ込むことにより、凹所15A内を長手方向に所定範囲内で移動可能に装着される。そして、光ファイバFを保持するためには、ファイバ保持部材20をファイバ保持孔H,Hに対して後退させて、そのファイバ保持孔H,Hにそれぞれ光ファイバF,Fを挿入する。その後、摘み部20Bを持ってファイバ保持部材20をファイバ保持孔H,H側に押し込むことで、ファイバ保持部材20先端の2つの曲面部M1,M2が各光ファイバF,Fの横っ面に押し付けられて各ファイバ保持孔H,Hに保持される。
【0018】
また、ファイバホルダ15には、図3に示すように、長手方向に支持軸16が挿通される挿通孔21が形成されると共に、ファイバホルダ15のほぼ中央には、挿通孔21と連通しかつ支持軸16の外周面に施されたねじ溝Nと螺合するナット部材19が埋設されている。この支持軸16は、その一端にこの支持軸16を手で回すためのノブ部17が一体形成され、その中央側の外周面にはねじ溝Nが連続的に形成された金属製部材である。なお、ノブ部17の外周面には滑り止めのローレットKが設けられている。
【0019】
ファイバホルダ15を刃ホルダ13に装着するには、まず、ファイバホルダ15を、その挿通孔21が、刃ホルダ13の貫通孔13C,13Cと同軸上となるように溝14内に入れて、支持軸16を刃ホルダ13の一方の貫通孔13C(図3において左側の貫通孔)に通して、ファイバホルダ15の挿通孔21内に挿入する。そして、支持軸16の外周面に施されたねじ溝Nが、その孔内において前記ナット部材19と当接したら、ノブ部17を回転されて螺合させつつ更に奥まで挿入して貫通させ、支持軸16の先端部を刃ホルダ13の他方の貫通孔13Cに挿入する。そして支持軸16のうち前記一方の貫通孔13Cの刃ホルダ13側の一端から露出した部分に固定部材18を固着する。これにより、支持軸16は刃ホルダ13に対して軸方向において規制されると共に、ファイバホルダ15が刃ホルダ13に支持軸16を介して装着されることとなる。ノブ部17を回転させて支持軸16を回転させることにより、ナット部材19が軸方向に移動して、もって刃ホルダ13の溝14内をファイバホルダ15が長手方向に移動することが可能になる。
【0020】
次いで、光ファイバ切断工具10の使用手順及び効果について説明する。
まず、ノブ部17を回して調整してファイバホルダ15を刃ホルダ13の溝14内のほぼ中央に配置させて(図2参照)、光ファイバFを所望の長さに切るために所定の部分までファイバ保持孔Hに挿入して、上述したようにファイバ保持部材20により保持する。そして、ノブ部17を回転させてファイバホルダ15を第1の刃11側(同図において右側)に進出させて図5に示す位置まで移動させると、保持された光ファイバFも第1の刃11側に進出して、もってその第1の刃11によって光ファイバFが切り落される。
【0021】
このとき、図7(A)に示すように、切り落とし部分(以下「不要部分FA」という)がある程度長い場合には、従来と同様に軸方向への逃げ代がないために、光ファイバFは破断現象を起こすことがある(図1(A)参照)。なお、本実施形態では、第1の刃11及び第2の刃12の厚みを共に、例えば0.25mmと薄いものと使用しているが、径が1.00mm以下の極小の光ファイバの場合には、やはり上記同様の破断現象を避けることはできない場合がある。しかし、本実施形態では、この後、ノブ部17を上記とは反対に回してファイバホルダ15を第2の刃12側に進出させて図6に示す位置まで移動させると、残された光ファイバFも第2の刃12側に進出して、その第2の刃12の刃先が光ファイバFの切断端部に進入する。この段階では、切り落とされる部分(以下、「薄片部FB」という))は薄いから、図7(B)に示すように、薄片部FBは反り返るように変形しつつ第2の刃12が進入し、最後まで破断現象を起こすことなく薄片部FBが削ぎ落とされ、切断面が平滑になる。
【0022】
なお、図8(A)に示すように、ファイバホルダ15上面の面2と面3の段差面S4が直角であると、第2の刃12が光ファイバFに進入していく際、薄片部FBの光ファイバFの側方への逃げ代がなく、その段差面S4と第2の刃12によりやはり切断面が破断することがある。これに対して、本実施形態では、同図(B)に示すように、ファイバホルダ15上面の面2と面3との段差面S4をテーパ状にして薄片部FBの逃げ代が形成されている。これにより、薄片部FBは最後まで破断することなく削ぎ落すことができる。
【0023】
また、ファイバホルダ15に対して第1及び第2の刃ホルダ11,12を移動可能に設け、刃ホルダ13に第1及び第2の刃12を取り付けた構成であるから、光ファイバFをファイバホルダ15に一旦保持させ、その状態で第1及び第2の刃12による切断を行うことができるから、作業性が良好である。
【0024】
そして、第1及び第2の刃11,12は、互いに対向配置されて刃ホルダ13に固定され、ファイバホルダ15を移動させることにより、互いに反対側から光ファイバFに対して接近する構成であるから、それぞれの刃を別々の刃ホルダ13に固定する場合に比べて、互いに干渉することなくファイバホルダ15に設けることができ、構造が簡単になる。
【0025】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、第1及び第2の刃11,12を共通の刃ホルダ13に対向配置して保持されるとしたが、それぞれ別々の刃ホルダに保持される構成であってもよく、また、必ずしも対向配置されていなくても、例えば同方向から光ファイバに接近するように構成したものであってもよい。但し、上記実施形態のような構成であれば部品点数を少なくすることができると共に、別々に設けた刃ホルダが移動の際に干渉する等の不都合も生じない。
【0026】
(2)また、上記実施形態では、ファイバ保持孔H,Hは2つ設けたが、これに限られず、1つであってもそれ以上であってもよい。また、複数設けた場合には互いに径が異なるものであってもよい。
【0027】
(3)上記実施形態では、各刃11,12を光ファイバに接近させる移動手段として支持軸16のねじ溝Nと、ファイバホルダ15に埋設されたナット部材19とから構成したが、これに限られず、例えば、単にねじ溝が形成されていない支持軸を手で移動させるように構成したものであってもよい。
【0028】
(4)上記実施形態では、光ファイバに両刃11,12は光ファイバFに対して刃先が斜めに進入するように構成したが、これに限られず、例えば、刃先が光ファイバに対して平行を進入するものであってもよい。また、両刃11,12の形状、厚さ、材質等も同一でなくてもよい。
【0029】
(5)上記実施形態では、刃ホルダ13に対して、ノブ部17の回転操作によりファイバホルダ15が移動する構成としたが、例えばファイバホルダに備えたノブ部の回転操作により第1の刃及び第2の刃の刃ホルダが移動するといった構成であってもよい。
【0030】
(6)上記実施形態では、第1の刃11の刃先は、面S3にほぼ接して、第2の刃12の刃先は、面S2にほぼ接して光ファイバFをそれぞれ横断する構成としたが、それぞれの刃が各面Sから離れた位置に接して光ファイバを横断するように構成するものであってもよい。要するに、第1の刃の刃先が保持された光ファイバに当接する位置に対して、第2の刃の刃先がそれよりも保持部の保持端(本実施形態の「ファイバ保持孔Hの保持端、すなわち面S2」に相当する)に微小量だけ離間した位置で光ファイバを横断することで、保持された光ファイバの切断端部をその離間距離分の厚さの薄片状に削ぎ落とすような構成であれば本発明の効果を得られる。ただし、上記実施形態の構成であれば、光ファイバFが両刃11,12の進入に対してより安定してファイバ保持孔Hに保持されるため、より確実に平滑な平断面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作用効果を説明するための説明図
【図2】本発明の一実施形態に係る光ファイバ切断工具の上面図
【図3】図2のX−X断面図
【図4】ファイバ保持部材装着部分の拡大図
【図5】光ファイバ切断工具の上面図(第1の刃による切断時)
【図6】光ファイバ切断工具の上面図(第2の刃による切断時)
【図7】第1及び第2の刃による切断を説明する概略図
【図8】ファイバホルダの段差面の拡大断面図
【図9】従来の光ファイバ切断工具による切断の説明図
【符号の説明】
10…光ファイバ切断工具
11…第1の刃
12…第2の刃
13…刃ホルダ
15…ファイバホルダ
16…支持軸
19…ナット部材
20…ファイバ保持部材
21…ファイバ挿通孔
F…光ファイバ
FA…不要部分
FB…薄片部
H…ファイバ保持孔
S2…面
Claims (2)
- 光ファイバを切断するための光ファイバ切断工具であって、
前記光ファイバをその軸方向に移動不能に保持する保持部が形成されたファイバホルダと、
このファイバホルダに対して、その保持された光ファイバを横断する方向に相対的に移動な第1及び第2の刃ホルダと、
前記第1の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが前記光ファイバに向けて移動することにより、刃先が前記光ファイバを横断することでその光ファイバの不要部を切り落とす第1の刃と、
前記第2の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが前記光ファイバに向けて移動することにより、刃先が前記第1の刃の刃先が当接した位置よりも前記保持部の保持端側に微小量だけ離間した位置で光ファイバを横断することで前記保持部に保持されている光ファイバの切断端部を前記離間距離分の厚さの薄片状に削ぎ落とす第2の刃とを備え、
前記ファイバホルダには、それに保持された光ファイバの前記第2の刃が進入する部分の反対側において、当該光ファイバを挟んで前記第2の刃の刃先と対向する位置にテーパ状の段差面からなる逃げ代が設けられてなる光ファイバ切断工具。 - 前記第1及び第2の両刃ホルダは、前記ファイバホルダの保持部に保持された光ファイバに対して互いに反対方向から接近するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ切断工具。
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