JP2002189130A - 光ファイバ切断方法及び光ファイバ切断工具 - Google Patents

光ファイバ切断方法及び光ファイバ切断工具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な作業を必要とすることなく良好な切断
面となるように光ファイバを切断することが可能な光フ
ァイバ切断方法及び光ファイバ切断工具を提供する。 【解決手段】 ファイバホルダ15を刃ホルダ13の溝
14内のほぼ中央に配置させて、両刃11,12間に位
置するファイバ保持孔Hに挿入して保持する。そして、
ノブ部17の回転操作によりファイバホルダ15を第1
の刃11側に進出させてその第1の刃11によって光フ
ァイバFを切り落とす。このとき、不要部分FAがある
程度長い場合には、軸方向への逃げ代がないために光フ
ァイバFは破断現象を起こすことがある。しかし、本実
施形態では、この後ノブ部17を上記とは反対に回して
ファイバホルダ15を第2の刃12側に進出させると、
残された光ファイバFも第2の刃12側に進出して、そ
の第2の刃12の刃先が光ファイバFの切断端部に進入
する。この段階では薄片部FBは薄いから、薄片部FB
は反り返るように変形しつつ第2の刃12が進入し、最
後まで破断現象を起こすことなく薄片部FBが削ぎ落と
され、切断面が平滑になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ切断方
法及び光ファイバ切断工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ切断工具としては、実
公昭62−15762に示されるものがある。これは、プラス
チック製のケース本体に細長い溝を設け、この溝内を移
動する光ファイバ切断刃とを備え、前記ケースには、前
記光ファイバ切断刃が移動する方向と直角に横切る方向
にケースを貫くようにして光ファイバを挿入する挿入孔
を有している構成である。この構成により、光ファイバ
を挿入孔に通し、光ファイバを手などにより固定しつ
つ、光ファイバ切断刃を押し下げることによって、光フ
ァイバを切断するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の光ファイバ切断工具においては、図9(A)に示す
ように、切断刃5を押し下げてその刃先を挿入孔6から
突出している光ファイバ7に押し当てると、実際には切
断刃5によって光ファイバ7を「切る」というより、む
しろ「折る」という現象が発生してしまう。これは、光
ファイバ7の切り落とし部分7Aの長さが相当に長いた
め、光ファイバ7の直径に対して比較的厚い切断刃5が
光ファイバ7の横から進入したときに軸方向への逃げが
許容されずに、途中から光ファイバ7が破断してしまう
ためと考えられる。
【0004】この結果、光ファイバ7の切断端面には、
図9(C)に示すように、中央が山形に盛り上がる切断
筋7Bが発生することがある。このような光ファイバ7
を例えば光電スイッチの光学素子との結合部分に使用す
ると、光結合効率が非常に悪くなる。しかも、光電スイ
ッチの光学素子の発熱、或いは、周囲温度の変化によっ
て、切断筋7B部分が経時的に変形してしまうため、こ
の光ファイバ7と光学素子との光結合効率が変動し、結
果、検出感度がばらつくなど検出精度に悪影響をもたら
してしまう。特に近年では、検出等に使用される光ファ
イバも、非常に細経のものが用いられることも少なくな
く、このような細径の場合には、上記した問題が更に深
刻なものとなる。このような問題に対処するには、光フ
ァイバを切断工具にて切断した後で、光ファイバの切断
面を研磨することが必要になるが、すると光ファイバの
切断作業のほかに、光ファイバ切断後の研磨作業が別途
必要になるため、作業工数が増加し、作業性が悪くなっ
てしまう。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、煩雑な作業を必要とすることなく良好
な切断面となるように光ファイバを切断することが可能
な光ファイバ切断方法及び光ファイバ切断工具を提供す
るところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る光ファイバ切断方法は、光フ
ァイバをファイバホルダに保持した状態で第1の刃によ
り切断して不要部を除去し、その後、残された光ファイ
バの切断端部をファイバホルダに保持したまま、第2の
刃により薄片状に削ぎ落とすところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明に係る光ファイバ切断工具
は、光ファイバを切断するための光ファイバ切断工具で
あって、光ファイバをその軸方向に移動不能に保持する
保持部が形成されたファイバホルダと、このファイバホ
ルダに対して、その保持された光ファイバを横断する方
向に相対的に移動な第1及び第2の刃ホルダと、第1の
刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが光ファイバに
向けて移動することにより、刃先が光ファイバを横断す
ることでその光ファイバの不要部を切り落とす第1の刃
と、第2の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが光
ファイバに向けて移動することにより、刃先が第1の刃
の刃先が当接した位置よりも保持部の保持端側に微小量
だけ離間した位置で光ファイバを横断することで保持部
に保持されている光ファイバの切断端部を離間距離分の
厚さの薄片状に削ぎ落とす第2の刃とを備えてなるとこ
ろに特徴を有する。
【0008】請求項の3の発明は、請求項2に記載の光
ファイバ切断工具において、第1及び第2の両刃ホルダ
は、ファイバホルダの保持部に保持された光ファイバに
対して互いに反対方向から接近するように設けられてい
るところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、図1(A)に
示すように、まずファイバホルダ1に保持した光ファイ
バ2が第1の刃3によって切り落とされる。このとき、
切り落とし部分(不要部2A)が長い場合には、従来と
同様に軸方向への逃げ代がないために、光ファイバ2は
破断現象を起こすことがある(図1(A)参照)。しか
し、本発明では、この後、残された光ファイバ2の切断
端部をファイバホルダ1に保持したまま、第2の刃4に
より薄片状に削ぎ落とす。この段階では、切り落とされ
る部分(薄片部2B)は薄いから、図1(C)に示すよ
うに、薄片部2Bは反り返るように変形しつつ第2の刃
4が進入し、最後まで破断現象を起こすことなく薄片部
2Bが削ぎ落とされ、切断面は平滑になる。
【0010】特に、請求項2の発明の光ファイバ切断工
具によれば、ファイバホルダに第1及び第2の刃ホルダ
を移動可能に設け、これらの刃ホルダに第1及び第2の
刃を取り付けた構成であるから、光ファイバをファイバ
ホルダに一旦保持させ、その状態で第1及び第2の刃に
よる切断を行うことができるから、作業性が良好であ
る。
【0011】そして、請求項3の発明の光ファイバ切断
工具によれば、第1及び第2の刃ホルダが反対側から光
ファイバに対して接近する構成であるから、双方の刃ホ
ルダを互いに干渉することなくファイバホルダに設ける
ことができ、構造が簡単になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1ないし図
8によって説明する。本実施形態に係る光ファイバ切断
工具10は、図2に示すように、第1の刃11及び第2
の刃12を対向保持する刃ホルダ13と、その刃ホルダ
13に貫通形成された溝14内を長手方向(同図におい
て左右方向)に移動可能に設けられたファイバホルダ1
5とからなる。このファイバホルダ15に形成されたフ
ァイバ保持孔H,Hに光ファイバFを通して保持して、
ファイバホルダ15を第1の刃11側(同図において右
側)に移動させることで第1の刃11により光ファイバ
Fを切断して不要部を除去し、その後ファイバホルダ1
5を第2の刃12側(同図において左側)に移動させる
ことで第2の刃12により薄片状に削ぎ落として、もっ
て光ファイバFを所望の長さに切断することができる。
【0013】刃ホルダ13は、ほぼ直方体をなし、その
うち対向する一組の側面間を真直ぐ貫くと共に長手方向
に延びる溝14が貫通形成された、例えばプラスチック
製のベース部13Aと、その溝14が形成された側面に
対応した形状をなし、そのうちの一方の側面を覆うカバ
ー部13Bとからなる。ベース部13Aの両端には後述
する支持軸16が挿入される貫通孔13C,13Cがそ
れぞれ形成されている。
【0014】また、第1の刃11及び第2の刃12は、
互いに平行四辺形をなし、そのうちの一方の傾辺に刃が
形成されている。両刃11,12は、図2に示すよう
に、互いに刃先がほぼ平行をなすように向い合わせてベ
ース部13A上面(同図において手前側)にそれらの各
両端を配置してベース部13Aの溝14上に架設し、そ
の上側からカバー部13Bを被せて図示しない締結部材
でベース部13A及びカバー部13Bを固定して、もっ
て刃ホルダ13に保持されている。より詳しくは、図3
に示すように、第1の刃11は、ファイバホルダ15の
後述する面S3に沿って平行になるように刃ホルダ13
に保持されている。一方、第2の刃12は、その面S3
より一段下がった後述する面S2上であって、その面S
2に対向する側(同図において下側)の刃先が面S2と
平行をなすように傾いた状態で刃ホルダ13に保持され
ている。すなわち、第1の刃11の刃先は、面S3にほ
ぼ接してファイバ保持孔Hに保持された光ファイバFを
横断することとなり、第2の刃12の刃先は、面S2に
ほぼ接して光ファイバFを横断することになる。
【0015】一方、ファイバホルダ15は、図2に示す
ように、例えばプラスチック製であって、ほぼ直方体を
なし、その上面(同図において手前側)には、互いに段
差が異なり、前記刃11,12の刃先方向に対応して斜
めに区画された異なる3つの面S1,S2,S3が長手
方向に並んで形成されている(図3参照)。このうち面
S3は刃ホルダ13に保持された第1の刃11と平行を
なし、その面S3より一段下がった面S2には、面S3
側に2つのファイバ保持孔H,Hが貫通形成されてい
る。なお、このファイバ保持孔H,Hは、図2に示すよ
うに、ファイバホルダ15が刃ホルダ13の溝14内の
ほぼ中央に配置させた状態で、第1の刃11及び第2の
刃12の間から露出する位置に並んで形成されている。
【0016】また、ファイバホルダ15の裏側(図3に
おいて下側)には、図4に示すように、2つのファイバ
保持孔H,H間からファイバホルダ15の一端側まで連
続的に形成された底面U字型の凹所15A内に、ファイ
バ保持部材20が長手方向に移動可能に設けられてい
る。より詳しくは、凹所15Aの幅寸法D1は2つのフ
ァイバ保持孔H,H間の寸法D2より広く、両ファイバ
保持孔H,Hの一部が凹所15A内に重なっている。ま
た、凹所15Aの対向する壁面には次述するファイバ保
持部材20の両端に形成されたレール部20Cを案内す
るガイド溝15Bが長手方向に形成されている。さらに
凹所15Aの底面のほぼ中央部分にはファイバ保持部材
20の移動を規制する窪み部15Cが形成されている。
【0017】また、ファイバ保持部材20は、概ね前記
凹所15Aに対応した形状をなし、その先端部に前記フ
ァイバ保持孔H,Hを径小するための2つの曲面部M
1,M2を備え、例えばプラスチック製の可撓性を有し
た板状体である。ファイバ保持部材20の中央部分に
は、凹所15A底面に形成された窪み部15Cに挿入さ
れる突起部20Aが形成されると共に、両側面には凹所
15Aの前記ガイド溝15Bに嵌合されるレール部20
Cが突設されている。更にファイバ保持部材20の基端
側には前記突起部20Aと反対側の面に摘み部20Bが
突設されている。ファイバ保持部材20は、そのレール
部20Cを凹所15Aのガイド溝15Bに宛がいつつ押
し込んで、突起部20Aを凹所15Aの窪み部15C内
に入れ込むことにより、凹所15A内を長手方向に所定
範囲内で移動可能に装着される。そして、光ファイバF
を保持するためには、ファイバ保持部材20をファイバ
保持孔H,Hに対して後退させて、そのファイバ保持孔
H,Hにそれぞれ光ファイバF,Fを挿入する。その
後、摘み部20Bを持ってファイバ保持部材20をファ
イバ保持孔H,H側に押し込むことで、ファイバ保持部
材20先端の2つの曲面部M1,M2が各光ファイバ
F,Fの横っ面に押し付けられて各ファイバ保持孔H,
Hに保持される。
【0018】また、ファイバホルダ15には、図3に示
すように、長手方向に支持軸16が挿通される挿通孔2
1が形成されると共に、ファイバホルダ15のほぼ中央
には、挿通孔21と連通しかつ支持軸16の外周面に施
されたねじ溝Nと螺合するナット部材19が埋設されて
いる。この支持軸16は、その一端にこの支持軸16を
手で回すためのノブ部17が一体形成され、その中央側
の外周面にはねじ溝Nが連続的に形成された金属製部材
である。なお、ノブ部17の外周面には滑り止めのロー
レットKが設けられている。
【0019】ファイバホルダ15を刃ホルダ13に装着
するには、まず、ファイバホルダ15を、その挿通孔2
1が、刃ホルダ13の貫通孔13C,13Cと同軸上と
なるように溝14内に入れて、支持軸16を刃ホルダ1
3の一方の貫通孔13C(図3において左側の貫通孔)
に通して、ファイバホルダ15の挿通孔21内に挿入す
る。そして、支持軸16の外周面に施されたねじ溝N
が、その孔内において前記ナット部材19と当接した
ら、ノブ部17を回転されて螺合させつつ更に奥まで挿
入して貫通させ、支持軸16の先端部を刃ホルダ13の
他方の貫通孔13Cに挿入する。そして支持軸16のう
ち前記一方の貫通孔13Cの刃ホルダ13側の一端から
露出した部分に固定部材18を固着する。これにより、
支持軸16は刃ホルダ13に対して軸方向において規制
されると共に、ファイバホルダ15が刃ホルダ13に支
持軸16を介して装着されることとなる。ノブ部17を
回転させて支持軸16を回転させることにより、ナット
部材19が軸方向に移動して、もって刃ホルダ13の溝
14内をファイバホルダ15が長手方向に移動すること
が可能になる。
【0020】次いで、光ファイバ切断工具10の使用手
順及び効果について説明する。まず、ノブ部17を回し
て調整してファイバホルダ15を刃ホルダ13の溝14
内のほぼ中央に配置させて(図2参照)、光ファイバF
を所望の長さに切るために所定の部分までファイバ保持
孔Hに挿入して、上述したようにファイバ保持部材20
により保持する。そして、ノブ部17を回転させてファ
イバホルダ15を第1の刃11側(同図において右側)
に進出させて図5に示す位置まで移動させると、保持さ
れた光ファイバFも第1の刃11側に進出して、もって
その第1の刃11によって光ファイバFが切り落され
る。
【0021】このとき、図7(A)に示すように、切り
落とし部分(以下「不要部分FA」という)がある程度
長い場合には、従来と同様に軸方向への逃げ代がないた
めに、光ファイバFは破断現象を起こすことがある(図
1(A)参照)。なお、本実施形態では、第1の刃11
及び第2の刃12の厚みを共に、例えば0.25mmと
薄いものと使用しているが、径が1.00mm以下の極
小の光ファイバの場合には、やはり上記同様の破断現象
を避けることはできない場合がある。しかし、本実施形
態では、この後、ノブ部17を上記とは反対に回してフ
ァイバホルダ15を第2の刃12側に進出させて図6に
示す位置まで移動させると、残された光ファイバFも第
2の刃12側に進出して、その第2の刃12の刃先が光
ファイバFの切断端部に進入する。この段階では、切り
落とされる部分(以下、「薄片部FB」という))は薄
いから、図7(B)に示すように、薄片部FBは反り返
るように変形しつつ第2の刃12が進入し、最後まで破
断現象を起こすことなく薄片部FBが削ぎ落とされ、切
断面が平滑になる。
【0022】なお、図8(A)に示すように、ファイバ
ホルダ15上面の面2と面3の段差面S4が直角である
と、第2の刃12が光ファイバFに進入していく際、薄
片部FBの光ファイバFの側方への逃げ代がなく、その
段差面S4と第2の刃12によりやはり切断面が破断す
ることがある。これに対して、本実施形態では、同図
(B)に示すように、ファイバホルダ15上面の面2と
面3との段差面S4をテーパ状にして薄片部FBの逃げ
代が形成されている。これにより、薄片部FBは最後ま
で破断することなく削ぎ落すことができる。
【0023】また、ファイバホルダ15に対して第1及
び第2の刃ホルダ11,12を移動可能に設け、刃ホル
ダ13に第1及び第2の刃12を取り付けた構成である
から、光ファイバFをファイバホルダ15に一旦保持さ
せ、その状態で第1及び第2の刃12による切断を行う
ことができるから、作業性が良好である。
【0024】そして、第1及び第2の刃11,12は、
互いに対向配置されて刃ホルダ13に固定され、ファイ
バホルダ15を移動させることにより、互いに反対側か
ら光ファイバFに対して接近する構成であるから、それ
ぞれの刃を別々の刃ホルダ13に固定する場合に比べ
て、互いに干渉することなくファイバホルダ15に設け
ることができ、構造が簡単になる。
【0025】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)上記実施形態では、第1及び第2の刃11,12
を共通の刃ホルダ13に対向配置して保持されるとした
が、それぞれ別々の刃ホルダに保持される構成であって
もよく、また、必ずしも対向配置されていなくても、例
えば同方向から光ファイバに接近するように構成したも
のであってもよい。但し、上記実施形態のような構成で
あれば部品点数を少なくすることができると共に、別々
に設けた刃ホルダが移動の際に干渉する等の不都合も生
じない。
【0026】(2)また、上記実施形態では、ファイバ
保持孔H,Hは2つ設けたが、これに限られず、1つで
あってもそれ以上であってもよい。また、複数設けた場
合には互いに径が異なるものであってもよい。
【0027】(3)上記実施形態では、各刃11,12
を光ファイバに接近させる移動手段として支持軸16の
ねじ溝Nと、ファイバホルダ15に埋設されたナット部
材19とから構成したが、これに限られず、例えば、単
にねじ溝が形成されていない支持軸を手で移動させるよ
うに構成したものであってもよい。
【0028】(4)上記実施形態では、光ファイバに両
刃11,12は光ファイバFに対して刃先が斜めに進入
するように構成したが、これに限られず、例えば、刃先
が光ファイバに対して平行を進入するものであってもよ
い。また、両刃11,12の形状、厚さ、材質等も同一
でなくてもよい。
【0029】(5)上記実施形態では、刃ホルダ13に
対して、ノブ部17の回転操作によりファイバホルダ1
5が移動する構成としたが、例えばファイバホルダに備
えたノブ部の回転操作により第1の刃及び第2の刃の刃
ホルダが移動するといった構成であってもよい。
【0030】(6)上記実施形態では、第1の刃11の
刃先は、面S3にほぼ接して、第2の刃12の刃先は、
面S2にほぼ接して光ファイバFをそれぞれ横断する構
成としたが、それぞれの刃が各面Sから離れた位置に接
して光ファイバを横断するように構成するものであって
もよい。要するに、第1の刃の刃先が保持された光ファ
イバに当接する位置に対して、第2の刃の刃先がそれよ
りも保持部の保持端(本実施形態の「ファイバ保持孔H
の保持端、すなわち面S2」に相当する)に微小量だけ
離間した位置で光ファイバを横断することで、保持され
た光ファイバの切断端部をその離間距離分の厚さの薄片
状に削ぎ落とすような構成であれば本発明の効果を得ら
れる。ただし、上記実施形態の構成であれば、光ファイ
バFが両刃11,12の進入に対してより安定してファ
イバ保持孔Hに保持されるため、より確実に平滑な平断
面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作用効果を説明するための説明図
【図2】本発明の一実施形態に係る光ファイバ切断工具
の上面図
【図3】図2のX−X断面図
【図4】ファイバ保持部材装着部分の拡大図
【図5】光ファイバ切断工具の上面図(第1の刃による
切断時)
【図6】光ファイバ切断工具の上面図(第2の刃による
切断時)
【図7】第1及び第2の刃による切断を説明する概略図
【図8】ファイバホルダの段差面の拡大断面図
【図9】従来の光ファイバ切断工具による切断の説明図
【符号の説明】
10…光ファイバ切断工具 11…第1の刃 12…第2の刃 13…刃ホルダ 15…ファイバホルダ 16…支持軸 19…ナット部材 20…ファイバ保持部材 21…ファイバ挿通孔 F…光ファイバ FA…不要部分 FB…薄片部 H…ファイバ保持孔 S2…面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバをファイバホルダに保持した
    状態で第1の刃により切断して不要部を除去し、その
    後、残された光ファイバの切断端部を前記ファイバホル
    ダに保持したまま、第2の刃により薄片状に削ぎ落とす
    ことを特徴とする光ファイバ切断方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバを切断するための光ファイバ
    切断工具であって、 前記光ファイバをその軸方向に移動不能に保持する保持
    部が形成されたファイバホルダと、 このファイバホルダに対して、その保持された光ファイ
    バを横断する方向に相対的に移動な第1及び第2の刃ホ
    ルダと、 前記第1の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが前
    記光ファイバに向けて移動することにより、刃先が前記
    光ファイバを横断することでその光ファイバの不要部を
    切り落とす第1の刃と、 前記第2の刃ホルダに取り付けられ、この刃ホルダが前
    記光ファイバに向けて移動することにより、刃先が前記
    第1の刃の刃先が当接した位置よりも前記保持部の保持
    端側に微小量だけ離間した位置で光ファイバを横断する
    ことで前記保持部に保持されている光ファイバの切断端
    部を前記離間距離分の厚さの薄片状に削ぎ落とす第2の
    刃とを備えてなる光ファイバ切断工具。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の両刃ホルダは、前記
    ファイバホルダの保持部に保持された光ファイバに対し
    て互いに反対方向から接近するように設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の光ファイバ切断工具。
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CN100402451C (zh) * 2004-12-03 2008-07-16 李凡 一种光纤面板的制造方法

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