JP3714811B2 - 小魚等の煮沸加工装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は小魚等の煮沸加工装置に関し、特にはカエリ,シラス,イリコ,チリメンジャコ等の小魚を食用或いはダシ取り用の干物として煮沸加工したり、佃煮用の煮釜として使用する煮沸加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られている小魚等の煮沸加工を工程別に説明すると、原料の供給工程、洗浄装置への移送工程、洗浄工程、煮沸釜への移送工程、煮沸工程、乾燥工程及び製品梱包工程とから成る。原料としての小魚は原料槽からバケット等を利用した移送機構を介して洗浄装置に送り込まれ、水パイプからの放水によって小魚に万遍なく注水されて十分な洗浄が行われてから前記煮沸釜に供給されて所定の温度及び時間で煮沸された後に乾燥加工が行われて製品として完成する。
【0003】
具体的な煮沸加工装置として、図9,図10に示されているように並列に設けた2槽の煮沸釜1,2内にスパイルスクリュウー3,4を通して該スパイルスクリュウー3,4の下方に熱交換用の配管5,5を長手方向に沿って収納し、煮沸釜1,2内に煮汁を入れて加熱沸騰させてから水槽6内の原料小魚をコンベア7,8を介して煮沸釜1内に投入し、開口部9から煮沸釜2内に導いて、逆方向に回転するスパイルスクリュウー4によりコンベア10方向に搬送し、更に該コンベア10により上昇させながら汁を切り、他のコンベア14上で送風機13により空冷用エアを吹き付けてから受箱15に収納する(図9,図10の構成に関しては実公平7−35580号公報を参照)。
【0004】
上記熱交換用の配管5,5は水漏れしないように溶接止めもしくはボルト止めで煮沸釜1,2内に取り付られている。直列接続の場合には水路と水路の仕切り部にパイプを取付けて、そのパイプの左右でそれぞれの水路を煮沸する構造もある。熱交換器を下部に取付けた型の例では、煮沸釜1内の下方部にL字型もしくはU字型等に形成したパイプを配置して煮沸釜1内の水を煮沸している。パイプでの加熱方式には2通りの加熱方式があり、パイプに2〜3mmの穴を開けてスチームを噴射させる直接方式と、パイプにスチームを通してパイプの外部よりスチームの熱を苛性ソーダで取る方式とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の小魚等の煮沸加工装置は、加熱処理時に煮汁の石灰とか小魚等の油汚れ等が熱交換用の配管5に付着してしまい、短期間で熱効率が著しく低下して時間当りの処理能力が大幅に低下してしまうという課題があった。
【0006】
また、メンテナンス時に熱交換用の配管5の上面は洗浄作業ができても、配管5の側面とか下面は上面ほどには十分に洗浄できず、更に煮沸釜1内の下方部にU字型のパイプを用いた装置の場合でも上面部は十分洗浄できるが、側面と下面はほとんど洗浄できずに汚れ放題となってしまい、前記したように熱交換用の配管5に付着した汚れを取ることができない。
【0007】
配管5を煮沸釜1の外へ取り出して洗浄する方法もあるが、この配管5は多数本であるとともに重量も大きいため、洗浄作業が重労働を伴うことになって作業者の負担が増大する難点がある。また、配管5としてL字型のパイプを用いた場合には、パイプの本数が少なく、煮沸釜の側壁及び下壁から数cm離して取り付けることによって側面と下面も洗浄可能となるが、パイプに付着した汚れ(スケール)はパイプ自体が高温であるため、スケールが焼き付いた状態で付着しており、へら等を用いても削ぎ落とすことができないという問題がある。
【0008】
また、水路の仕切り部の湯の上部は100℃であっても下部はそれ以下ということもあり、対流が十分でないために煮沸釜の下面に製品が沈んでしまうという問題も発生する。このような場合には、煮沸釜の下面にスチームを吹き入れて製品が上部へ吹き上がるようにしているが、小魚等の製品に高温のスチームを直接吹き付けると製品を傷つけることがあり、多用することはできない。
【0009】
更に佃煮については時間当りの処理能力を上げる手段として、煮釜の台数を増したり1台の煮釜を大型化したり二重釜にして処理能力を向上させる方法があるが、しかし大きな煮沸釜は伝熱面と原料中心部とが遠くなり、十分に中心まで煮詰めることが困難となる上、投入する原料が多くなった場合に仕上がりにムラが生じるという問題がある。特に伝熱面積に対する原料の量が増え過ぎると、20〜30分で仕上がる製品でもその何倍もの時間がかかってしまい、かえって時間当たりの処理能力が低下してしまうという問題が生じる。
【0010】
更に小魚を入れたセイロ等の容器を一度に10枚〜20枚重ねて煮沸釜に漬込んでから煮沸する方法もあるが、漬込時に煮沸釜内の煮汁の温度が一時的に低温になってしまい、それに伴って再加熱に要する時間を必要として作業能率が低下したり、小魚の煮沸効果が低くなるという問題点も生じる。
【0011】
そこで本発明はこのような従来の小魚等の煮沸加工装置が有している課題を解消して、加熱処理時に煮汁の汚れが付着しても容易に除去可能であり、熱効率を高めて作業能率を高く維持し、しかも作業者の労働環境を改善して管理面からも好ましい小魚等の煮沸加工装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、熱交換用のパイプを略U字状又は半円形状となるように多数本並べて液密状態に固着して煮沸釜を形成し、前記固着した熱交換用のパイプの内面を煮沸釜の底壁とするとともに、その外面を外部に露出させてなり、煮沸釜に前記固着した熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けた小魚等の煮沸加工装置を提供する。
【0013】
また、熱交換用のパイプを略U字状又は半円形状となるように多数本並べて液密状態に固着したものを並列して複数連結させて複数の煮沸釜を形成し、前記固着した熱交換用のパイプの内面を底壁とし、その外面を外部に露出させてなり、複数の煮沸釜にそれぞれ前記固着した熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けた小魚等の煮沸加工装置を提供し、更に、複数の煮沸釜の左右両端部にサイド板を立設し、隣接する煮沸釜の間に仕切板を立設した構成を提供する。
【0014】
かかる小魚等の煮沸加工装置によれば、熱交換用のパイプ自体が煮汁の流通する煮沸釜の一部として構成されるため、小魚等の製品に対して十分な伝熱面積を確保することができるとともにパイプ上部の伝熱部を活用することで煮沸釜内に流入する煮汁を容易に煮沸することができる。また、煮沸釜毎に熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けているため、煮沸の効率がよく、かつ、煮沸を均等に行なうことができる。更に、パイプの外面が外部に露出しているため、スケールが付着することがない。そして、伝熱部がパイプの上部側であるため、この部分にスケールが付着しても回転ブラシ等を用いて容易に洗浄することができる。
【0015】
佃煮のような製品に適用する場合でも熱交換用のパイプの上部の伝熱部だけを使用して煮詰めることができるために焦げ付きが発生することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明にかかる小魚等の煮沸加工装置の各種実施形態を説明する。図1は本実施形態の基本構成である小魚等の煮沸加工装置21の要部縦断面図、図2は同正面図、図3は同左側面図、図4は平面図である。図中の22,22は熱交換用のパイプであり、このパイプ22,22を略U字状又は半円形状になるように多数本並べ、各パイプ22の間を液密状態に密着させた状態で片方もしくは両方溶接で固着したものを複数連結させて複数の煮沸釜21a,21bを形成し、該固着したパイプ22,22の内面をそれぞれ煮沸釜21a,21bの底壁とするとともに、このパイプ22,22の外面を外部に露出させておく。
【0017】
更に煮沸釜21a,21bの左右両端部にサイド板23,23を立設し、隣接する煮沸釜21a,21bの間に仕切板24を立設してある。なお、図示例では煮沸釜を2個としたが、更に複数のものを並列させることも可能である。或いは1個の煮沸釜として構成してもよい。
【0018】
26,26は煮沸釜21a,21bの長手方向両端部に配備した化粧板であり、この化粧板26,26の煮沸釜21a,21bの底壁近傍には、排水口25,25が配設されている。
【0019】
図3に示したように、化粧板26の一部を切り欠いて略半円形状のスチームの入口27が一対設けてあり、このスチームの入口27に沿って前記熱交換用のパイプ22,22が密着した状態に連結されている。28,28はドレン出口である。
【0020】
上記構成にかかる煮沸釜21a,21bによれば、熱交換用のパイプ22,22自体の内面が煮汁の流通する煮沸釜21a,21bの一部として構成されていて、特に多数本のパイプ22,22を用いたことにより、小魚等の製品に対して十分な伝熱面積を確保することができる。
【0021】
熱交換用のパイプ22,22の内部には高温のスチームを通してあり、このスチームの熱を水中に放射している。パイプ22,22の内部ではスチームと熱交換された高温の湯が生成し、熱交換によって生成されたパイプ22,22内部の湯はスチームの圧力によりドレンとしてドレン出口28から押し出されるように流出する。
【0022】
そしてパイプ22,22上部の伝熱部を活用することで煮沸釜21a,21b内を流れる煮汁を煮沸する。パイプ22,22の形状はスチームが大量にある上部のパイプ面が煮汁側となり、ドレンの溜まる下部は煮沸に使用しない形となっていて、パイプ22,22上部の伝熱部を活用することで煮沸釜21a,21b内の流入する煮汁を容易に煮沸することができる。この伝熱部をパイプ22,22の上部側としたことにより、製品加工時にスケールが付いて洗浄作業が行いにくいパイプ22,22の下部側が煮沸釜内部から排除される。
【0023】
図5は上記煮沸釜21a,21bを利用した小魚等の煮沸加工装置21の平面図、図6は同動作説明図である。30は煮汁用のブロータンクであり、このブロータンク30内にも熱交換器31が配置されている。32は流体ポンプ、33は煮汁の予熱水路であって該予熱水路33内にも熱交換器34,35が配置されている。21a,21bは図1で説明した煮沸釜、36はコンベア装置、37は該コンベア装置36の下部に配置された空冷用ブローである。
【0024】
かかる小魚等の煮沸加工装置21によれば、図6に示したようにブロータンク30内の煮汁は予め熱交換器31により加熱され、小魚とともに流体ポンプ32により予熱水路33に流入して熱交換器34,35により予熱されてから煮沸釜21a,21bに流入する。そして2槽の煮沸釜21a,21bの下部にあるパイプ22,22内に高温のスチームを通すことにより、小魚に対して所望の加熱処理が行われる。
【0025】
図6の矢印aに示したように、煮汁と小魚が並列に設けた2槽の煮沸釜21a,21bを流れてコンベア装置36に達して、該コンベア装置36上を搬送される際に下部に配置された空冷用ブロー37から空冷用エアを吹き付けてから図外の受箱に収納して作業が終了する。
【0026】
図7は煮沸釜21a,21bを利用した小魚等の煮沸加工装置21の他の実施形態を示す平面図、図8は同動作説明図である。この例では循環ポンプ38を用いてブロータンク30内の煮汁を小魚とともに水路39を通して煮沸釜21a,21bに流入させる。そして2槽の煮沸釜21a,21bの下部にあるパイプ22,22内に高温のスチームを通すことによって小魚に対して所望の加熱処理が行われる。
【0027】
煮汁は傾斜面40を通ってブロータンク30に戻り、再度循環ポンプ38の駆動に伴って該煮汁が水路39内に流入して上記の動作が繰り返される。小魚等の製品はコンベア装置41により上昇させながら汁を切り、該コンベア装置41上で空冷用ブロー37により空冷用エアを吹き付けてから図外の受箱に収納する。
【0028】
水路39とか煮沸釜21a,21b内を洗浄する際には、回転するブラシを取り付けることによって自動洗浄を行うことができる。特に熱交換用のパイプ22,22がそのまま煮沸釜の底壁を形成しているため、従来のようにパイプ22,22の側面とか下面に付着したスケールを取り除くことができないという事態は発生せず、熱交換用のパイプ22,22の洗浄作業は容易に行うことができる。
【0029】
パイプ22,22に付着したスケールを取り除くことにより、魚油のカスとか水の中に含まれるカルシウム等のカスが製品とともに排出されたり、配管下部に残留して変色した製品が出てくるという事態が生じる惧れがなく、製品の品質を高めることができる。
【0030】
本発明の装置を佃煮のような調味料だけで煮詰める製品に適用する際には、熱交換用のパイプの上面だけ使用して煮詰めることができるため、効率良く作業が進行して、装置内に製品が溜って焦げ付くという問題は生じない。
【0031】
更に本発明にかかる煮沸釜と予熱水路とを併用することにより、魚体の大きな製品でも加工できるとともに作業中の熱量の低下もなくなり、又煮汁を循環させる装置と併用することによって煮汁の再加熱に要する時間を短縮して熱効率が高められ、作業能率を向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる小魚等の煮沸加工装置によれば、熱交換用のパイプ自体の内面が煮汁の流通する煮沸釜の一部となっているため、製品に対して伝熱面積を十分に確保して煮沸釜内に流入する煮汁の煮沸効果が高く、時間当りの処理能力を高めることができる。また、煮沸釜毎に熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けているため、煮沸の効率がよく、かつ、煮沸を均等に行なうことができる。
【0033】
特に加熱処理時に煮汁の石灰とか小魚等の油汚れ等のスケールが熱交換用のパイプに付着しても、伝熱部がパイプの上部側であるため、メンテナンス時に回転ブラシ等を用いて伝熱部の汚れを容易に洗浄することができる。従って従来のように熱交換用の配管を煮沸釜の外へ取り出して洗浄する等の操作は不要であり、作業者の負担を軽減することができる。
【0034】
水路内の湯の対流は十分に取れるため、煮沸釜の下面に製品が沈んでしまうという問題もなく、小魚の煮沸効果を高めるとともに製品の変形とかウロコの剥離等に起因する色合の変化を防止して製品の品質を向上させることができる。また、予熱水路との併用により、魚体の大きな製品でも加工できるとともに作業中の熱量の低下がなく、作業能率を向上させることができる。
【0035】
更に佃煮のような製品に適用する場合には、熱交換用のパイプの上面だけ使用して煮詰めることができるために焦げ付きは発生せず、製品の損傷をなくすとともに熱効率は良好となる。
【0036】
従って本発明によれば、煮汁の温度の低下に伴う製品の品質及び作業能率の低下を防止し、作業者の環境面からも好ましく、小魚の損傷に起因する煮汁の劣化をなくして歩留まり及び商品価値を高めた小魚等の煮沸加工装置を提供することができて、小魚を食用或いはダシ取り用の干物として加工する工場等で採用して有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した小魚等の煮沸加工装置の要部縦断面図。
【図2】同小魚等の煮沸加工装置の正面図。
【図3】同小魚等の煮沸加工装置の左側面図。
【図4】同小魚等の煮沸加工装置の平面図。
【図5】本発明を適用した他の小魚等の煮沸加工装置の平面図。
【図6】図5の動作説明図。
【図7】本発明を適用した他の小魚等の煮沸加工装置の平面図。
【図8】図7の動作説明図。
【図9】従来の小魚等の煮沸加工装置例を示す平面図。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
21…小魚等の煮沸加工装置
21a,21b…煮沸釜
22…(熱交換用の)パイプ
23…サイド板
24…仕切板
25…排水口
26…化粧板
27…スチームの入口
28…ドレン出口
30…ブロータンク
31,34,35…熱交換器
32…流体ポンプ
33…予熱水路
36,41…コンベア装置
37…空冷用ブロー
38…循環ポンプ
39…水路
40…傾斜面
整理番号 P2912
【発明の属する技術分野】
本発明は小魚等の煮沸加工装置に関し、特にはカエリ,シラス,イリコ,チリメンジャコ等の小魚を食用或いはダシ取り用の干物として煮沸加工したり、佃煮用の煮釜として使用する煮沸加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られている小魚等の煮沸加工を工程別に説明すると、原料の供給工程、洗浄装置への移送工程、洗浄工程、煮沸釜への移送工程、煮沸工程、乾燥工程及び製品梱包工程とから成る。原料としての小魚は原料槽からバケット等を利用した移送機構を介して洗浄装置に送り込まれ、水パイプからの放水によって小魚に万遍なく注水されて十分な洗浄が行われてから前記煮沸釜に供給されて所定の温度及び時間で煮沸された後に乾燥加工が行われて製品として完成する。
【0003】
具体的な煮沸加工装置として、図9,図10に示されているように並列に設けた2槽の煮沸釜1,2内にスパイルスクリュウー3,4を通して該スパイルスクリュウー3,4の下方に熱交換用の配管5,5を長手方向に沿って収納し、煮沸釜1,2内に煮汁を入れて加熱沸騰させてから水槽6内の原料小魚をコンベア7,8を介して煮沸釜1内に投入し、開口部9から煮沸釜2内に導いて、逆方向に回転するスパイルスクリュウー4によりコンベア10方向に搬送し、更に該コンベア10により上昇させながら汁を切り、他のコンベア14上で送風機13により空冷用エアを吹き付けてから受箱15に収納する(図9,図10の構成に関しては実公平7−35580号公報を参照)。
【0004】
上記熱交換用の配管5,5は水漏れしないように溶接止めもしくはボルト止めで煮沸釜1,2内に取り付られている。直列接続の場合には水路と水路の仕切り部にパイプを取付けて、そのパイプの左右でそれぞれの水路を煮沸する構造もある。熱交換器を下部に取付けた型の例では、煮沸釜1内の下方部にL字型もしくはU字型等に形成したパイプを配置して煮沸釜1内の水を煮沸している。パイプでの加熱方式には2通りの加熱方式があり、パイプに2〜3mmの穴を開けてスチームを噴射させる直接方式と、パイプにスチームを通してパイプの外部よりスチームの熱を苛性ソーダで取る方式とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の小魚等の煮沸加工装置は、加熱処理時に煮汁の石灰とか小魚等の油汚れ等が熱交換用の配管5に付着してしまい、短期間で熱効率が著しく低下して時間当りの処理能力が大幅に低下してしまうという課題があった。
【0006】
また、メンテナンス時に熱交換用の配管5の上面は洗浄作業ができても、配管5の側面とか下面は上面ほどには十分に洗浄できず、更に煮沸釜1内の下方部にU字型のパイプを用いた装置の場合でも上面部は十分洗浄できるが、側面と下面はほとんど洗浄できずに汚れ放題となってしまい、前記したように熱交換用の配管5に付着した汚れを取ることができない。
【0007】
配管5を煮沸釜1の外へ取り出して洗浄する方法もあるが、この配管5は多数本であるとともに重量も大きいため、洗浄作業が重労働を伴うことになって作業者の負担が増大する難点がある。また、配管5としてL字型のパイプを用いた場合には、パイプの本数が少なく、煮沸釜の側壁及び下壁から数cm離して取り付けることによって側面と下面も洗浄可能となるが、パイプに付着した汚れ(スケール)はパイプ自体が高温であるため、スケールが焼き付いた状態で付着しており、へら等を用いても削ぎ落とすことができないという問題がある。
【0008】
また、水路の仕切り部の湯の上部は100℃であっても下部はそれ以下ということもあり、対流が十分でないために煮沸釜の下面に製品が沈んでしまうという問題も発生する。このような場合には、煮沸釜の下面にスチームを吹き入れて製品が上部へ吹き上がるようにしているが、小魚等の製品に高温のスチームを直接吹き付けると製品を傷つけることがあり、多用することはできない。
【0009】
更に佃煮については時間当りの処理能力を上げる手段として、煮釜の台数を増したり1台の煮釜を大型化したり二重釜にして処理能力を向上させる方法があるが、しかし大きな煮沸釜は伝熱面と原料中心部とが遠くなり、十分に中心まで煮詰めることが困難となる上、投入する原料が多くなった場合に仕上がりにムラが生じるという問題がある。特に伝熱面積に対する原料の量が増え過ぎると、20〜30分で仕上がる製品でもその何倍もの時間がかかってしまい、かえって時間当たりの処理能力が低下してしまうという問題が生じる。
【0010】
更に小魚を入れたセイロ等の容器を一度に10枚〜20枚重ねて煮沸釜に漬込んでから煮沸する方法もあるが、漬込時に煮沸釜内の煮汁の温度が一時的に低温になってしまい、それに伴って再加熱に要する時間を必要として作業能率が低下したり、小魚の煮沸効果が低くなるという問題点も生じる。
【0011】
そこで本発明はこのような従来の小魚等の煮沸加工装置が有している課題を解消して、加熱処理時に煮汁の汚れが付着しても容易に除去可能であり、熱効率を高めて作業能率を高く維持し、しかも作業者の労働環境を改善して管理面からも好ましい小魚等の煮沸加工装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、熱交換用のパイプを略U字状又は半円形状となるように多数本並べて液密状態に固着して煮沸釜を形成し、前記固着した熱交換用のパイプの内面を煮沸釜の底壁とするとともに、その外面を外部に露出させてなり、煮沸釜に前記固着した熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けた小魚等の煮沸加工装置を提供する。
【0013】
また、熱交換用のパイプを略U字状又は半円形状となるように多数本並べて液密状態に固着したものを並列して複数連結させて複数の煮沸釜を形成し、前記固着した熱交換用のパイプの内面を底壁とし、その外面を外部に露出させてなり、複数の煮沸釜にそれぞれ前記固着した熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けた小魚等の煮沸加工装置を提供し、更に、複数の煮沸釜の左右両端部にサイド板を立設し、隣接する煮沸釜の間に仕切板を立設した構成を提供する。
【0014】
かかる小魚等の煮沸加工装置によれば、熱交換用のパイプ自体が煮汁の流通する煮沸釜の一部として構成されるため、小魚等の製品に対して十分な伝熱面積を確保することができるとともにパイプ上部の伝熱部を活用することで煮沸釜内に流入する煮汁を容易に煮沸することができる。また、煮沸釜毎に熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けているため、煮沸の効率がよく、かつ、煮沸を均等に行なうことができる。更に、パイプの外面が外部に露出しているため、スケールが付着することがない。そして、伝熱部がパイプの上部側であるため、この部分にスケールが付着しても回転ブラシ等を用いて容易に洗浄することができる。
【0015】
佃煮のような製品に適用する場合でも熱交換用のパイプの上部の伝熱部だけを使用して煮詰めることができるために焦げ付きが発生することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明にかかる小魚等の煮沸加工装置の各種実施形態を説明する。図1は本実施形態の基本構成である小魚等の煮沸加工装置21の要部縦断面図、図2は同正面図、図3は同左側面図、図4は平面図である。図中の22,22は熱交換用のパイプであり、このパイプ22,22を略U字状又は半円形状になるように多数本並べ、各パイプ22の間を液密状態に密着させた状態で片方もしくは両方溶接で固着したものを複数連結させて複数の煮沸釜21a,21bを形成し、該固着したパイプ22,22の内面をそれぞれ煮沸釜21a,21bの底壁とするとともに、このパイプ22,22の外面を外部に露出させておく。
【0017】
更に煮沸釜21a,21bの左右両端部にサイド板23,23を立設し、隣接する煮沸釜21a,21bの間に仕切板24を立設してある。なお、図示例では煮沸釜を2個としたが、更に複数のものを並列させることも可能である。或いは1個の煮沸釜として構成してもよい。
【0018】
26,26は煮沸釜21a,21bの長手方向両端部に配備した化粧板であり、この化粧板26,26の煮沸釜21a,21bの底壁近傍には、排水口25,25が配設されている。
【0019】
図3に示したように、化粧板26の一部を切り欠いて略半円形状のスチームの入口27が一対設けてあり、このスチームの入口27に沿って前記熱交換用のパイプ22,22が密着した状態に連結されている。28,28はドレン出口である。
【0020】
上記構成にかかる煮沸釜21a,21bによれば、熱交換用のパイプ22,22自体の内面が煮汁の流通する煮沸釜21a,21bの一部として構成されていて、特に多数本のパイプ22,22を用いたことにより、小魚等の製品に対して十分な伝熱面積を確保することができる。
【0021】
熱交換用のパイプ22,22の内部には高温のスチームを通してあり、このスチームの熱を水中に放射している。パイプ22,22の内部ではスチームと熱交換された高温の湯が生成し、熱交換によって生成されたパイプ22,22内部の湯はスチームの圧力によりドレンとしてドレン出口28から押し出されるように流出する。
【0022】
そしてパイプ22,22上部の伝熱部を活用することで煮沸釜21a,21b内を流れる煮汁を煮沸する。パイプ22,22の形状はスチームが大量にある上部のパイプ面が煮汁側となり、ドレンの溜まる下部は煮沸に使用しない形となっていて、パイプ22,22上部の伝熱部を活用することで煮沸釜21a,21b内の流入する煮汁を容易に煮沸することができる。この伝熱部をパイプ22,22の上部側としたことにより、製品加工時にスケールが付いて洗浄作業が行いにくいパイプ22,22の下部側が煮沸釜内部から排除される。
【0023】
図5は上記煮沸釜21a,21bを利用した小魚等の煮沸加工装置21の平面図、図6は同動作説明図である。30は煮汁用のブロータンクであり、このブロータンク30内にも熱交換器31が配置されている。32は流体ポンプ、33は煮汁の予熱水路であって該予熱水路33内にも熱交換器34,35が配置されている。21a,21bは図1で説明した煮沸釜、36はコンベア装置、37は該コンベア装置36の下部に配置された空冷用ブローである。
【0024】
かかる小魚等の煮沸加工装置21によれば、図6に示したようにブロータンク30内の煮汁は予め熱交換器31により加熱され、小魚とともに流体ポンプ32により予熱水路33に流入して熱交換器34,35により予熱されてから煮沸釜21a,21bに流入する。そして2槽の煮沸釜21a,21bの下部にあるパイプ22,22内に高温のスチームを通すことにより、小魚に対して所望の加熱処理が行われる。
【0025】
図6の矢印aに示したように、煮汁と小魚が並列に設けた2槽の煮沸釜21a,21bを流れてコンベア装置36に達して、該コンベア装置36上を搬送される際に下部に配置された空冷用ブロー37から空冷用エアを吹き付けてから図外の受箱に収納して作業が終了する。
【0026】
図7は煮沸釜21a,21bを利用した小魚等の煮沸加工装置21の他の実施形態を示す平面図、図8は同動作説明図である。この例では循環ポンプ38を用いてブロータンク30内の煮汁を小魚とともに水路39を通して煮沸釜21a,21bに流入させる。そして2槽の煮沸釜21a,21bの下部にあるパイプ22,22内に高温のスチームを通すことによって小魚に対して所望の加熱処理が行われる。
【0027】
煮汁は傾斜面40を通ってブロータンク30に戻り、再度循環ポンプ38の駆動に伴って該煮汁が水路39内に流入して上記の動作が繰り返される。小魚等の製品はコンベア装置41により上昇させながら汁を切り、該コンベア装置41上で空冷用ブロー37により空冷用エアを吹き付けてから図外の受箱に収納する。
【0028】
水路39とか煮沸釜21a,21b内を洗浄する際には、回転するブラシを取り付けることによって自動洗浄を行うことができる。特に熱交換用のパイプ22,22がそのまま煮沸釜の底壁を形成しているため、従来のようにパイプ22,22の側面とか下面に付着したスケールを取り除くことができないという事態は発生せず、熱交換用のパイプ22,22の洗浄作業は容易に行うことができる。
【0029】
パイプ22,22に付着したスケールを取り除くことにより、魚油のカスとか水の中に含まれるカルシウム等のカスが製品とともに排出されたり、配管下部に残留して変色した製品が出てくるという事態が生じる惧れがなく、製品の品質を高めることができる。
【0030】
本発明の装置を佃煮のような調味料だけで煮詰める製品に適用する際には、熱交換用のパイプの上面だけ使用して煮詰めることができるため、効率良く作業が進行して、装置内に製品が溜って焦げ付くという問題は生じない。
【0031】
更に本発明にかかる煮沸釜と予熱水路とを併用することにより、魚体の大きな製品でも加工できるとともに作業中の熱量の低下もなくなり、又煮汁を循環させる装置と併用することによって煮汁の再加熱に要する時間を短縮して熱効率が高められ、作業能率を向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる小魚等の煮沸加工装置によれば、熱交換用のパイプ自体の内面が煮汁の流通する煮沸釜の一部となっているため、製品に対して伝熱面積を十分に確保して煮沸釜内に流入する煮汁の煮沸効果が高く、時間当りの処理能力を高めることができる。また、煮沸釜毎に熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けているため、煮沸の効率がよく、かつ、煮沸を均等に行なうことができる。
【0033】
特に加熱処理時に煮汁の石灰とか小魚等の油汚れ等のスケールが熱交換用のパイプに付着しても、伝熱部がパイプの上部側であるため、メンテナンス時に回転ブラシ等を用いて伝熱部の汚れを容易に洗浄することができる。従って従来のように熱交換用の配管を煮沸釜の外へ取り出して洗浄する等の操作は不要であり、作業者の負担を軽減することができる。
【0034】
水路内の湯の対流は十分に取れるため、煮沸釜の下面に製品が沈んでしまうという問題もなく、小魚の煮沸効果を高めるとともに製品の変形とかウロコの剥離等に起因する色合の変化を防止して製品の品質を向上させることができる。また、予熱水路との併用により、魚体の大きな製品でも加工できるとともに作業中の熱量の低下がなく、作業能率を向上させることができる。
【0035】
更に佃煮のような製品に適用する場合には、熱交換用のパイプの上面だけ使用して煮詰めることができるために焦げ付きは発生せず、製品の損傷をなくすとともに熱効率は良好となる。
【0036】
従って本発明によれば、煮汁の温度の低下に伴う製品の品質及び作業能率の低下を防止し、作業者の環境面からも好ましく、小魚の損傷に起因する煮汁の劣化をなくして歩留まり及び商品価値を高めた小魚等の煮沸加工装置を提供することができて、小魚を食用或いはダシ取り用の干物として加工する工場等で採用して有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した小魚等の煮沸加工装置の要部縦断面図。
【図2】同小魚等の煮沸加工装置の正面図。
【図3】同小魚等の煮沸加工装置の左側面図。
【図4】同小魚等の煮沸加工装置の平面図。
【図5】本発明を適用した他の小魚等の煮沸加工装置の平面図。
【図6】図5の動作説明図。
【図7】本発明を適用した他の小魚等の煮沸加工装置の平面図。
【図8】図7の動作説明図。
【図9】従来の小魚等の煮沸加工装置例を示す平面図。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
21…小魚等の煮沸加工装置
21a,21b…煮沸釜
22…(熱交換用の)パイプ
23…サイド板
24…仕切板
25…排水口
26…化粧板
27…スチームの入口
28…ドレン出口
30…ブロータンク
31,34,35…熱交換器
32…流体ポンプ
33…予熱水路
36,41…コンベア装置
37…空冷用ブロー
38…循環ポンプ
39…水路
40…傾斜面
整理番号 P2912
Claims (3)
- 熱交換用のパイプを略U字状又は半円形状となるように多数本並べて液密状態に固着して煮沸釜を形成し、前記固着した熱交換用のパイプの内面を煮沸釜の底壁とするとともに、その外面を外部に露出させてなり、煮沸釜に前記固着した熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けたことを特徴とする小魚等の煮沸加工装置。
- 熱交換用のパイプを略U字状又は半円形状となるように多数本並べて液密状態に固着したものを並列して複数連結させて複数の煮沸釜を形成し、前記固着した熱交換用のパイプの内面を底壁とし、その外面を外部に露出させてなり、複数の煮沸釜にそれぞれ前記固着した熱交換用のパイプに供給するスチームの入口及びドレン出口を設けたことを特徴とする小魚等の煮沸加工装置。
- 複数の煮沸釜の左右両端部にサイド板を立設し、隣接する煮沸釜の間に仕切板を立設した請求項2記載の小魚等の煮沸加工装置。
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JP00363199A JP3714811B2 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 小魚等の煮沸加工装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3714811B2 (ja) |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP00363199A patent/JP3714811B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11253135A (ja) | 1999-09-21 |
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