JP3032388U - 連続蒸米機の排蒸気利用装置 - Google Patents
連続蒸米機の排蒸気利用装置Info
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- JP3032388U JP3032388U JP1996006271U JP627196U JP3032388U JP 3032388 U JP3032388 U JP 3032388U JP 1996006271 U JP1996006271 U JP 1996006271U JP 627196 U JP627196 U JP 627196U JP 3032388 U JP3032388 U JP 3032388U
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- continuous
- continuous steamer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主として酵素工業並びに醸造工業の原料とな
る穀類の連続蒸煮装置に関する。 【解決手段】 通気性を有するベルトコンベア上に穀類
を堆積させ、ベルトコンベアの下部に複数個の蒸気室を
形成する連続蒸米機において、穀類堆積層7の排出側の
上部に余剰蒸気の吸引装置8を設け、この吸引装置8に
より得られた余剰蒸気から熱交換器9に蓄熱すると共
に、必要に応じてこの熱交換器9により温水を生成し、
連続蒸米機4のスチームクリーナ1に供給する。
る穀類の連続蒸煮装置に関する。 【解決手段】 通気性を有するベルトコンベア上に穀類
を堆積させ、ベルトコンベアの下部に複数個の蒸気室を
形成する連続蒸米機において、穀類堆積層7の排出側の
上部に余剰蒸気の吸引装置8を設け、この吸引装置8に
より得られた余剰蒸気から熱交換器9に蓄熱すると共
に、必要に応じてこの熱交換器9により温水を生成し、
連続蒸米機4のスチームクリーナ1に供給する。
Description
【0001】
この考案は、主として酵素工業並びに醸造工業の原料となる穀類の連続蒸煮装 置に関する。
【0002】
従来は、連続蒸米機の排蒸気の利用に当って、吸引し集められた排蒸気を直接 連続蒸米機の蒸煮用蒸気としてリサイクルしていた。
【0003】
蒸米層を通過した排蒸気には、揮発性脂肪酸などの原料由来の成分が含まれて おり、これらの成分は原料から除去されるのが望ましく、排蒸気のリサイクルに より再度蒸米層を通過して蒸米に再付着させることは好ましくない。しかしなが ら、排蒸気の予熱を利用することは、省エネルギの観点から重要である。
【0004】 この考案の目的は、蒸米層に、揮発性脂肪酸などの原料由来の成分を再付着さ せることなく、排蒸気の熱エネルギを再利用する連続蒸米機の排蒸気利用装置を 提供することにある。
【0005】
請求項1に記載の考案では、通気性を有するベルトコンベア上に穀類を堆積さ せ、 ベルトコンベアの下部に複数個の蒸気室を形成する。穀類堆積層の排出側の上部 に余剰蒸気の吸引装置を設け、この吸引装置により余剰蒸気を吸引する。得られ た余剰蒸気は熱交換器により温水等に蓄熱する。このように余剰蒸気を熱交換器 により熱交換することで、余剰蒸気中の揮発性成分等の影響のない温水等に蓄熱 することができる。
【0006】 請求項2に記載の考案では、吸引装置により得られた余剰蒸気から熱交換器に より温水を生成する。生成した温水は、連続蒸米機のスチームクリーナに供給す る。余剰蒸気を熱交換器により熱交換し、余剰蒸気中の揮発性成分等の影響のな い温水を生成することで、連続蒸米機のスチームクリーナにこの温水を供給して も、揮発性成分等の影響を排除して、排蒸気の余剰エネルギを蒸煮に再利用する ことができる。
【0007】
以下、図面によってこの考案の実施例を説明する。 図1は、この考案による連続蒸米機の排蒸気利用装置の縦断面図である。白米 を実施例として説明するが、他の穀類豆類などにも同様に使用でき、白米に限定 されるものではない。
【0008】 ボイラから供給される生蒸気は、スチームクリーナ1の生蒸気供給口2から導 入され、生蒸気に含まれる不純物を取り除いた後、蒸気供給口3からクリーンな 蒸気として連続蒸米機4に供給される。この蒸気は連続蒸米機4の蒸気室5a〜5f の下部に設けた蒸気供給装置6a〜6fによって、各蒸気室5a〜5fに供給される。各 蒸気室5a〜5fの蒸気は白米に含有される揮発性脂肪酸を蒸発させながら穀類堆積 層としての白米堆積層7を通過し、吸引装置8により連続蒸米機4外に排出され る。排出された排蒸気は熱交換器9に導入され、熱交換の後、ドレーンとしてド レーン排出口10から排出される。このドレーンは、揮発性脂肪酸などの有機物を 僅かに含んでいるが、洗浄水として使用することもできる。
【0009】 注水口11から導入される水は、熱交換器9で排蒸気により熱交換された後、温 水となって温水排出口12から排出され、蓄熱タンク13に供給される。この温水は そのまま各種用途に使用してもよいが、揮発性の不純物を含まない温水であるこ とから、スチームクリーナ1に供給して利用することもできる。スチームクリー ナ1内部には、不揮発性の不純物が蓄積するため、定期的に排水し、新たな水を 供給するが、温水を供給した場合には低温の水より速やかに、安定した温度の蒸 気を発生させることができる。
【0010】
この考案の連続蒸米機の排蒸気利用装置は以上のような機構を有することによ り、連続蒸米機から発生する排蒸気を温水と排蒸気のドレーンとし、それぞれの 用途に使用することができる。特に、排蒸気の熱交換から生成した温水により、 蒸米層に揮発性脂肪酸などの原料由来の成分を再付着させることなく、連続蒸米 機のスチームクリーナに供給して利用できる点は、省エネルギと製品の品質保持 の観点からも優れた装置と言える。
【図1】この考案の請求項1による連続蒸米機の排蒸気
利用装置の縦断面図である。
利用装置の縦断面図である。
1 スチームクリーナ 2 生蒸気供給口 3 蒸気供給口 4 連続蒸米機 5a〜5f 蒸気室 6a〜6f 蒸気供給装置 7 白米堆積層(穀類堆積層) 8 吸引装置 9 熱交換器 10 ドレーン排出口 11 注水口 12 温水排出口 13 蓄熱タンク
Claims (2)
- 【請求項1】 通気性を有するベルトコンベア上に穀類
を堆積させ、ベルトコンベアの下部に複数個の蒸気室を
形成した連続蒸米機において、穀類堆積層の排出側の上
部に余剰蒸気の吸引装置を設け、この吸引装置により得
られた余剰蒸気から熱交換器に蓄熱する連続蒸米機の排
蒸気利用装置。 - 【請求項2】 前記吸引装置により得られた余剰蒸気か
ら熱交換器により温水を生成し、連続蒸米機のスチーム
クリーナに供給する請求項1記載の連続蒸米機の排蒸気
利用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006271U JP3032388U (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 連続蒸米機の排蒸気利用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006271U JP3032388U (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 連続蒸米機の排蒸気利用装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032388U true JP3032388U (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=43167306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006271U Expired - Lifetime JP3032388U (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 連続蒸米機の排蒸気利用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032388U (ja) |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP1996006271U patent/JP3032388U/ja not_active Expired - Lifetime
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