JP3714670B2 - プッシャー型遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィールド面上に置かれた遊技要素に対して、直接または間接的にフィールドの開放端部方向への力を付与し、その開放端部より遊技要素を落下させるプッシャー型遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプッシャー型遊技機には、メダルシュータから投入されたメダルが、メダルチャッカーを通過すると、スロット装置におけるスロットが回転し、そのスロット装置において所定の役が揃うと、多数のメダルが堆積したフィールド面上に抽選用ボールが供給されるものがある。このプッシャー型遊技機では、プレイヤーがメダルと共に抽選用ボールをフィールド面の開放端部から落とすことに成功すると、その抽選用ボールは、プレイヤーに対してより高い配当を与えうる抽選を行う抽選装置へ移送される。そして、その抽選装置では、抽選用ボールを用いて物理的な抽選が行なわれる。この抽選に当選すると、大量のメダルがフィールド面上に供給される。
【0003】
上記のようなプッシャー型遊技機のフィールド面の側部には、いわゆる「親落ち」としてメダルを回収するメダル回収口が設けられている。プッシャー部から押圧力を受けた複数のメダルは、フィールド面の開放端部方向を中心として左右に広がる扇形を形成するように移動していく。そして、フィールド面の側部付近にあるメダルが、プッシャー部による押圧力を受けてフィールド面からはみ出すと回収口で回収される。
【0004】
一方、フィールド面上に供給された抽選用ボールは、球形に形成されているため、メダルに埋もれることはない。このため、常にメダルの上に位置する。従って、メダルがプッシャー部から押圧力を受けると、メダルの移動に伴ってその上にある抽選用ボールも移動する。しかし、抽選用ボールを検出するためのセンサは、フィールド面の開放端部側に設けられているため、抽選用ボールがメダルと共にメダル回収口の方向へ移動することは好ましくない。このため、従来のプッシャー型遊技機には、フィールド面上の抽選用ボールをメダル回収口の方向へ移動させないようにガード部(または誘導部材)が設けられている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−253842号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ゲーム性を向上させるため、従来よりも直径が小さい抽選用ボールをフィールド面上に供給した場合、不都合が生じる場合がある。すなわち、従来よりも直径が小さい抽選用ボールをフィールド面上に供給する場合は、上記のガード部を、フィールド面を基準として従来よりも低い位置に取り付けなければならない。
【0006】
ところが、従来のガード部は、フィールド面の側部などに固定されていたため、フィールド面との隙間が狭いと、プッシャー部による押圧力を受けてメダル回収口へ向かう複数のメダルがフィールド面とガード部との間に詰まる恐れが生じる。メダルがフィールド面とガード部との間に詰まるとメダル回収口でメダルが回収され難くなるため、このようなメダルの詰まりを解消する構成が望まれる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、メダルを円滑に移動させると共に、抽選用ボールのようなボール形状物を所望の方向に誘導することができるプッシャー型遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のプッシャー型遊技機は、メダルおよびボール形状物をフィールド面に提供して遊技を行なうプッシャー型遊技機であって、前記フィールド面に接して相対的に往復動可能なプッシャー部と、フィールド面側部に設けられたメダル回収口と、一端が、前記プッシャー部が往復する領域近くに位置し、他端が、前記フィールド面の開放端近くに位置し、前記プッシャー部の往復動により移動するボール形状物を、前記メダル回収口方向へ移動しないよう誘導する誘導部材と、前記誘導部材が前記メダルから力を受けて上方に退避可能となるように回転自在に支持する支持部と、を備えるメダルおよびボール形状物をフィールド面に提供して遊技を行なうプッシャー型遊技機であって、前記フィールド面に接して相対的に往復動可能なプッシャー部と、フィールド面側部に設けられたメダル回収口と、一端を前記プッシャー部が往復する領域近くに位置し、他端を前記フィールド面の開放端近くに位置し、前記プッシャー部の往復動により移動するボール形状物を、前記メダル回収口方向へ移動しないよう誘導する誘導部材と、前記誘導部材を上方に退避可能に回転自在に支持する支持部と、を備えることを特徴としている。
【0009】
このように、誘導部材が上方に退避可能に回転自在に支持されているので、誘導部材は、メダルが接触すると上方へ退避することができる。これにより、メダルがフィールド面と誘導部材との間に詰まることがなくなる。その結果、プッシャー部によってメダルを円滑に移動させることが可能となる。
【0010】
また、本発明のプッシャー型遊技機において、一対の前記誘導部材と、前記フィールド面の開放端部に設けられ前記ボール形状物を搬送する搬送機構とを備え、前記一対の誘導部材は、前記プッシャー部から前記開放端部の搬送機構へ至るに従って相互間の距離が狭くなるように配置されていることを特徴としている。
【0011】
このように、一対の誘導部材は、プッシャー部から開放端部の搬送機構へ至るに従って相互間の距離が狭くなるように配置されているので、ボール形状物をフィールド面の開放端部に設けられているボール形状物用の搬送機構の方向へ誘導することが可能となる。これにより、ボール形状物がメダル回収口方向へ移動することなく、ボール形状物を所望の方向へ誘導することができる。
【0012】
また、本発明のプッシャー型遊技機において、前記誘導部材は、前記ボール形状物に接触する複数の誘導部と、前記各誘導部を支持する複数のアーム部と、を備え、前記支持部は、前記各アーム部を回転自在に支持することを特徴としている。
【0013】
このように、ボール形状物に接触する複数の誘導部と、前記各誘導部を支持する複数のアーム部と、を備えているので、各誘導部でそれぞれボール形状物を誘導するためのセクションを構成することができる。すなわち、フィールド面上にあるメダルは、堆積の状態が均一ではないため、セクション毎に接触するメダルの量が異なる。本発明では、各誘導部で構成されるセクションは、各アーム部を介して支持部により回転可能に支持されているので、メダルが各セクションのいずれかの下側に接触すると、そのセクションは上方へ退避することができる。すなわち、メダルの堆積状態に応じて各セクションを上方へ退避させることによって、誘導すべきボールを適切な位置で誘導することができる。メダルとボール形状物をフィールド面に載せる場合、メダルの堆積量が少ない場合には各セクションが退避する度合いも少なくなり、そのメダルの上にあるボール形状物を適切な位置で誘導することができる。また、メダルの堆積量が多い場合には、各セクションが退避する度合いも大きくなるが、誘導すべきボール形状物もそれらのメダル上にあるため、適切な位置でボール形状物を誘導することが可能となる。
【0014】
また、本発明に係るプッシャー型遊技機において、前記誘導部材は、最下端に前記フィールド面の側壁と反対側から前記側壁の方向へ傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴としている。
【0015】
このように、誘導部材の最下端に傾斜面を有するので、メダルが傾斜面に接触すると、誘導部材を押し上げることができる。これにより、誘導部材が上方に退避するので、メダルが誘導部材の下側を容易に通過することが可能となる。その結果、メダルがフィールド面と誘導部材との間に詰まることがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施の形態に係るプッシャー型遊技機の全体を示す斜視図であり、図2は、プレイヤーがゲームを行なうステーションのフィールド付近を示す拡大図である。プッシャー型遊技機1は、複数のプレイヤーが同時にゲームを行なうことができるように複数のステーション2を備えている。各ステーション2には、プレイヤーが遊技要素の一つであるメダルを投入するためのメダルシュータ3が2個ずつ設けられている。
【0017】
各ステーション2には、メダルを蓄積するフィールド面4が設けられている。本実施の形態では、フィールド面4には、遊技要素の他の一つである抽選用ボールも乗せられる。また、各ステーション2には、図2中、矢印Aおよび矢印Bの方向に往復動するプッシャー部5が設けられている。このプッシャー部5が矢印Aの方向へ動くことによって、フィールド面4上のメダルまたは抽選用ボールが押圧される。そして、メダルおよび抽選用ボールは矢印Aの方向へ移動する。フィールド面4は、矢印A方向における開放端部4aで終了しており、開放端部4aからはみ出たメダルまたは抽選用ボールは鉛直下方へ落下することとなる。ここで、プッシャー部5が往復する距離は、フィールド面4の矢印AおよびBの方向の長さよりも小さいので、すべてのメダルおよび抽選用ボールが開放端部4aから落下するわけではない。このため、複数のメダルおよび抽選用ボールがフィールド面4上に残る。
【0018】
フィールド面4の上方には、ビデオリール部6が設けられており、このビデオリール部6による抽選の結果に応じて、抽選用ボール供給部7からフィールド面4上に抽選用ボールが供給される。また、ビデオリール部6による抽選の結果に応じて、フィールド面4にメダルを供給しても良い。
【0019】
フィールド面4の開放端部4aに近接した位置には、開放端部4aに沿って搬送機構10が設けられている。この搬送機構10は、開放端部4aに沿う回転軸回りに回転駆動可能に設けられている。この搬送機構10は、開放端部4aから落下したメダルを受け止めてメダルを検出するセンサへ搬送する。また、搬送機構10の中央部は、開放端部4aから落下して抽選用ボールを受け止めて、抽選用ボールを検出するセンサへ搬送する。また、フィールド面4において、図2中矢印A方向と概略直交する方向の側部には、図示しないメダル回収口が設けられている。このメダル回収口でいわゆる「親落ち」としてメダルが回収される。
【0020】
フィールド面4には、フィールド面4上の抽選用ボールを、搬送機構10の中央部の方向へ誘導するための一対の誘導部材11が設けられている。誘導部材11はプッシャー部5が往復する領域近くに一端が、他端がフィールド面4の開放端部4a近くに位置している。この一対の誘導部材11を構成する個々の誘導部材間の距離が、フィールド面4の開放端部4aへ到るに従って次第に狭くなっているので、抽選用ボールをフィールド面4の開放端部4aにおける中央の方向へ誘導することが可能となる。これにより、抽選用ボールがメダル回収口方向へ移動することなく、所望の方向へ誘導することができる。
【0021】
次に、誘導部材11について、図3から図6を参照して説明する。図3に示すように、誘導部材11は、抽選用ボールを搬送機構10の中央部へ誘導する誘導部12と、誘導部12の上部域に達し誘導部12を支持するアーム部13とから構成されている。アーム部13は、「軸」としての回転軸14を中心に、支持部15によって回転自在に支点支持されている。従って、誘導部12およびアーム部13は、回転軸14を中心に、自由に回転あるいは揺動することができる。なお、待機状態では、図3に示すように、誘導部材11は、自重によって最も下がった位置で静止している。このとき、誘導部12の最下端は、フィールド面4に接していても良い。
【0022】
また、誘導部12は、図3に示すように、断面が矩形に形成されており、最下端には、傾斜面12aが形成されている。傾斜面12aは、フィールド面4の側壁4bと反対側から側壁4bの方向へ傾斜している。このように、傾斜面12aが誘導部12の最下端に設けられているので、メダルMが傾斜面12aに接触すると、メダルMによる傾斜面12aへの押圧力のうち、傾斜面12aに対する垂直成分の押圧力が誘導部12を上方へ押し上げるように作用する。これにより、誘導部12およびアーム部13が回転軸14を中心に、図3中、時計周りの方向へ回転する。その結果、誘導部12が上方に退避するので、メダルMが誘導部12の下側を容易に通過することが可能となる。
【0023】
また、図4中、鎖線Rで囲んだ部分を拡大すると、図5に示すようになる。図5において、メダルMの「厚さt」と、傾斜面12aのフィールド面4からの「高さW」との関係は、
W>t
となっている。これにより、メダルMの1枚分の厚さよりも傾斜面13aのフィールド面4からの高さの方が大きくなるので、誘導部12は、メダルMが1枚であっても、そのメダルMから力を受けて上方へ退避することが可能となる。
【0024】
次に、本実施の形態に係るプッシャー型遊技機によるゲームについて説明する。プレイヤーが図1に示すメダルシュータ3からメダルを投入すると、メダルは起立状態でメダルシュータ3からフィールド面4に飛び出してくる。そのメダルはフィールド面4上を転がって他のメダルまたはフィールド面4の側壁に衝突するなどして転がる勢いを失っていき、やがてフィールド面4の上で止まる。
【0025】
プッシャー部5は図2中、矢印AおよびBの方向で往復動しており、フィールド面4上のメダルまたは抽選用ボールに対して矢印Aの方向に力を与える。投入されたメダルがプッシャー部5と他のメダルとの間にうまく入り込むと、そのメダルはプッシャー部5から矢印Aの方向に直接力を受ける。プッシャー部5から力を受けたメダルは、矢印Aの方向へ少しずつ移動しながら、既にフィールド面4上に蓄積されていた他のメダルに力を伝える。力を受けたメダルは矢印Aの方向へ移動しながら他のメダルに力を加え、次々とその力が伝達されていく。フィールド面4上の複数のメダルは、扇形を描くように開放端部4a方向および側壁方向へ移動する。そして、開放端部4a付近にあるメダルが力を受けて矢印Aの方向へ移動した時に開放端部4aからはみ出ると、鉛直下方に落下する。落下したメダルは、図1に示す受け皿2aで受けられる。プレイヤーは、受け皿のメダルを配当として取得することができる。
【0026】
一方、メダル回収口方向に移動した複数のメダルのうち、一部のメダルは、誘導部材11の誘導部12に接触する。このとき、複数枚のメダルMが積み重なった状態で誘導部12に接触した様子を図6に示す。図6に示すように、誘導部12は、アーム部13に固定されており、アーム13が回転軸14を中心として図中Qの方向へ回転可能であるので、結局誘導部12はメダルMから力を受けて上方(図6中Qの方向)へ退避する。このとき、誘導部12の最下端には傾斜面12aが設けられているので、誘導部12は容易に退避することが可能となっている。このように、複数枚のメダルMが誘導部12に接触しても、誘導部12は上方へ退避することができるので、メダルMが誘導部12とフィールド面4との間に詰まることがなくなり、円滑にメダルMを移動させることが可能となる。誘導部材11の下方を通過したメダルMは、メダル回収口で回収される。
【0027】
一方、フィールド面4の開放端部4aに近接する位置には、搬送機構10が設けられており、通常ゲームでは、搬送機構10は駆動力を受けて回転軸を中心として回転している。開放端部4aから落下したメダルが、搬送機構10における羽根部に受け止められると、そのメダルは羽根部と共に回転しながら搬送される。そして、羽根部がある角度回転するとそのメダルは鉛直下方に落下する。落下先にはセンサが設けられており、落下してきたメダルを非接触方式で検出する。メダルが検出されると、その個数がカウントされてメモリに記録される。なお、センサを通過したメダルは、搬送機構10に搬送されなかったメダルと同様に、受け皿2aで受けられ、プレイヤーの配当となる。
【0028】
このようにメダルがカウントされると、その度に、ビデオリール部6による抽選が開始される。ここで、ビデオリール部6による抽選が行なわれているときでも、プレイヤーはメダルを投入することができ、開放端部4aから落ちたメダルが搬送機構10に受け止められて搬送され、センサにより検出された場合は、検出されたメダルのカウントの値がメモリにストックされていく。
【0029】
ビデオリール部6は、例えば、3つのリールをビデオで表示する。ビデオリール部6は、リールを回転表示させることによって、停止表示していた各種のシンボルを変動表示する。そして、所定のタイミングで各リールを停止させる。シンボルが停止表示されたときに、所定のシンボルの組合せが成立した場合は、入賞となる。入賞があった場合は、フィールド面4に多数のメダルが供給される。
【0030】
一方、ビデオリール部6における抽選の結果、抽選用ボールを獲得するためのシンボルの組合せが停止表示されたときは、抽選用ボール供給部7から一つの抽選用ボールがフィールド面4に供給される。抽選用ボールは、球体であるため、メダルの下に入り込むことはない。抽選用ボールは、常に、メダルの上に乗っているか、フィールド面4に直接触れている。このように、フィールド面4の上には、ゲーム状態に応じて、メダルおよび抽選用ボールが乗ることとなる。
【0031】
上記と同様に、プレイヤーがメダルシュータ3からメダルを投入し、その投入されたメダルがプッシャー部5と他のメダルとの間にうまく入り込むと、そのメダルはプッシャー部5から矢印Aの方向に直接力を受ける。プッシャー部5から力を受けたメダルは、矢印Aの方向へ少しずつ移動しながら、既にフィールド面4上に蓄積されていた他のメダルおよび抽選用ボールに力を伝える。力を受けたメダルおよび抽選用ボールは矢印Aの方向へ移動していく。ここで、フィールド面4には、一対の誘導部材11が設けられているため、抽選用ボールは、搬送機構10における中央の羽根部の方向へ誘導される。従って、抽選用ボールを乗せたメダルが、メダル回収口の方向へ移動したとしても、抽選用ボールがメダル回収口へ接近していくことはない。抽選用ボールは誘導部材11によって、搬送機構10における中央の方向へ誘導される。そして、抽選用ボールが、開放端部4a付近に到達して、さらに力を受けて矢印Aの方向へ移動した時に開放端部4aからはみ出ると、鉛直下方に落下する。
【0032】
開放端部4aから落下した抽選用ボールは、回転軸と共に回転する羽根部に受け止められて、一対の誘導壁によって誘導されながら回転軸を中心に回転する。そして、その羽根部が、抽選用ボールを受け止めてからある角度回転すると抽選用ボールは下方へ転がり始め、やがてレールに乗り、そのレール上を転がりながら、センサへ到達する。センサは、抽選用ボールを検出してカウント1を記録する。そして、例えば、センサにより検出された抽選用ボールが5個、すなわち、カウントが5となった場合には、ボーナス抽選が行なわれる。
【0033】
ボーナス抽選は、図1に示すプッシャー型遊技機1の中央に設けられたルーレット部20で行なわれる。開放端部4aから抽選用ボールを5個落とすことに成功したプレイヤーに対し、5個の抽選用ボールがルーレット部20に打ち出される。5個の抽選用ボールは、ルーレット部20内を転がりながら周回し、やがて各ポケットに収容される。そして、抽選用ボールが収容されたポケットの位置に応じて、プレイヤーに配当が与えられる。この配当としては、フィールド面4に多量のメダルを提供しても良いし、さらに、より大きな抽選用ボールを用いて、ジャックポット抽選を行なっても良い。
【0034】
また、上記のビデオリール部6における抽選、またはルーレット部20における抽選の結果、特定の入賞が成立した場合に、プレイヤーへの配当として、搬送機構10の回転速度を、メダルが受け止められやすくなるように変更してもよい。
【0035】
なお、上記実施の形態の変形例として、以上の誘導部材11を、長さ方向に複数に分割したセクションの集合で構成することも可能である。すなわち、図7に示すように、誘導部材70において、誘導部71をそれぞれアーム部72で支持する。各アーム部72は、回転軸73によって支点支持され、回転軸73を中心に回転することができる。回転軸73は、支持部74により支持される。この誘導部材70をフィールド面4の側壁(4b)に取り付けた様子を図8に示す。フィールド面4上にあるメダルは、堆積の状態が均一ではないため、誘導部71毎に接触するメダルの量が異なる。本変形例では、誘導部材70における各セクションとしての誘導部71は、アーム部72および回転軸73によって、少なくとも上下方向の動きが許容されているので、メダルが誘導部71のいずれかの下側に接触すると、その誘導部71は上方へ退避することができる。すなわち、メダルの堆積状態に応じて各誘導部71を退避させることによって、誘導すべき抽選用ボールを適切な位置で誘導することができる。
【0036】
すなわち、遊技要素としてメダルと抽選用ボールをフィールド面に載せる場合、フィールド面4上のメダルの堆積量が少ない場合には各誘導部71が退避する度合いも少なくなり、そのメダルに乗っている抽選用ボールを適切な位置で誘導することができる。また、フィールド面4上のメダルの堆積量が多い場合には、各誘導部71が上方へ退避する度合いも大きくなるが、誘導すべき抽選用ボールもそれらのメダル上に乗っているため、適切な位置で抽選用ボールを誘導することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプッシャー型遊技機は、メダルおよびボール形状物をフィールド面に提供して遊技を行なうプッシャー型遊技機であって、前記フィールド面に接して相対的に往復動可能なプッシャー部と、フィールド面側部に設けられたメダル回収口と、一端が、前記プッシャー部が往復する領域近くに位置し、他端が、前記フィールド面の開放端近くに位置し、前記プッシャー部の往復動により移動するボール形状物を、前記メダル回収口方向へ移動しないよう誘導する誘導部材と、前記誘導部材が前記メダルから力を受けて上方に退避可能となるように回転自在に支持する支持部と、を備えるメダルおよびボール形状物をフィールド面に提供して遊技を行なうプッシャー型遊技機であって、前記フィールド面に接して相対的に往復動可能なプッシャー部と、フィールド面側部に設けられたメダル回収口と、一端を前記プッシャー部が往復する領域近くに位置し、他端を前記フィールド面の開放端近くに位置し、前記プッシャー部の往復動により移動するボール形状物を、前記メダル回収口方向へ移動しないよう誘導する誘導部材と、前記誘導部材を上方に退避可能に回転自在に支持する支持部と、を備えることを特徴としている。
【0038】
このように、誘導部材が上方に退避可能に回転自在に支持されているので、誘導部材は、メダルが接触すると上方へ退避することができる。これにより、メダルがフィールド面と誘導部材との間に詰まることがなくなる。その結果、プッシャー部によってメダルを円滑に移動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るプッシャー型遊技機の全体構成を示す斜視図である。
【図2】フィールド面付近の拡大図である。
【図3】誘導部材の側面図である。
【図4】誘導部材の側面図である。
【図5】誘導部材の側面図である。
【図6】誘導部材の側面図である。
【図7】誘導部材の斜視図である。
【図8】フィールド面付近の拡大図である。
【符号の説明】
1…プッシャー型遊技機、2…ステーション、3…メダルシュータ、4…フィールド面、4a…開放端部、4b…側壁、5…プッシャー部、6…ビデオリール部、7…抽選用ボール供給部、10…搬送機構、11…誘導部材、12…誘導部、12a…傾斜面、13…アーム部、14…回転軸、15…支持部、20…ルーレット部、M…メダル、70…誘導部材、71…誘導部、72…アーム部、73…回転軸、74…支持部
Claims (4)
- メダルおよびボール形状物をフィールド面に提供して遊技を行なうプッシャー型遊技機であって、
前記フィールド面に接して相対的に往復動可能なプッシャー部と、
フィールド面側部に設けられたメダル回収口と、
一端が、前記プッシャー部が往復する領域近くに位置し、他端が、前記フィールド面の開放端近くに位置し、前記プッシャー部の往復動により移動するボール形状物を、前記メダル回収口方向へ移動しないよう誘導する誘導部材と、
前記誘導部材が前記メダルから力を受けて上方に退避可能となるように回転自在に支持する支持部と、を備えることを特徴とするプッシャー型遊技機。 - 一対の前記誘導部材と、前記フィールド面の開放端部に設けられ前記ボール形状物を搬送する搬送機構とを備え、
前記一対の誘導部材は、前記プッシャー部から前記開放端部の搬送機構へ至るに従って相互間の距離が狭くなるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のプッシャー型遊技機。 - 前記誘導部材は、
前記ボール形状物に接触する複数の誘導部と、
前記各誘導部を支持する複数のアーム部と、を備え、前記支持部は、前記各アーム部を回転自在に支持することを特徴とする請求項1または請求項2記載のプッシャー型遊技機。 - 前記誘導部材は、最下端に前記フィールド面の側壁と反対側から前記側壁の方向へ傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のプッシャー型遊技機。
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