JP3713638B2 - 温度センサ付きガスこんろ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理用のこんろバーナを有する温度センサ付きガスこんろに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、天ぷら油火災、こげつき等を防止するために、調理鍋の鍋底温度を温度センサによって検出し、その検出温度が所定温度以上である場合には燃焼を停止する温度センサ付きガスこんろが知られている。
例えば、図4に示すガスこんろは、温度検出する温度センサ30をこんろバーナ20の中央に設け、この温度センサ30により、調理鍋3の鍋底温度を検出し、検出温度が所定温度以上か否かをコントローラ14で判定し、その判定結果から、ガス通路に設けたマグネット安全弁15の開閉を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、調理鍋3が載置されている時はこんろバーナ20の火炎は鍋底に沿って調理鍋3の外周方向に向うが、調理鍋3が載置されていない時はこんろバーナ20の火炎は炎口上部から互いに干渉してくっつき合い中央に集中しながらドラフト力により上方に向う。そのため、バーナ火炎の輻射熱によりバーナ中央に設けた温度センサ30の検出温度が所定温度以上になり、コントローラ14が異常時ではないのに異常と判断し、マグネット安全弁15を閉じてしまうことがあった。そこで、こんろバーナの径を大きくし、温度センサ30から火炎を遠ざけることが考えられるが、今度は鍋底での火炎の加熱部分が少なくなり熱効率が悪くなるといった問題が生じてくる。
本発明の温度センサ付きガスこんろは、上記課題を解決し、こんろバーナの火炎による温度センサの過熱を防止し、コンパクトなこんろバーナで熱効率の良い温度センサ付きガスこんろを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の温度センサ付きガスこんろは、
中央に開口部を形成して環状混合気室を有するバーナ本体上に多数の炎口溝を放射状に備えたバーナヘッドを載置して外周縁に多数の主炎口を配設し、上記バーナ本体の中央開口部に温度センサを臨ませた温度センサ付きガスこんろにおいて、
上記バーナヘッドは、隣接する上記炎口溝を仕切る壁を周方向に9〜14mmの寸法巾に拡大した堰を複数箇所設け、多数の主炎口を複数の炎口群に分割し、鍋無し燃焼時に火炎が中央に集中することを防止したことを要旨とする。
【0006】
また、請求項2記載の温度センサ付きガスこんろは、上記バーナヘッドは、上記堰を略均等に4箇所以上備えたことを要旨とする。
【0007】
上記構成を有する本発明の請求項1の温度センサ付きガスこんろは、9〜14mmの寸法巾を有する堰を複数箇所設け、多数の主炎口を複数の炎口群に分割したので、炎口群間の火炎の干渉、即ち、くっつきがなくなる。このため、火炎はバーナの中央への集中を緩和されその分温度センサから遠ざかるので、火炎の輻射熱は許容できるものとなり温度センサへの過熱は防止される。また、火移り性能,調理性能を損なうことなく、堰での火炎の干渉は確実になくなる。
【0009】
また、請求項2記載の温度センサ付きガスこんろは、バーナヘッドに堰を略均等分に4箇所以上備えたので、多数の主炎口は4箇所以上の炎口群に分割された形となり、調理性能を損なうことなく、それぞれの各炎口群内の火炎間の干渉によるバーナの中央への集中は確実に減少する。
【0010】
【発明の実施形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の温度センサ付きガスこんろの実施例について説明する。
図4は一実施例としての温度センサ付きガスこんろの概略構成図である。
尚、図4は従来例としても説明したが、本発明はバーナヘッドの形状に特徴があり、こんろの概略構成については同一なので、この図を用いて説明する。
温度センサ付きガスこんろ10は、燃料ガスを燃焼させるこんろバーナ20と、こんろバーナ20の略中央に設けられ調理鍋3の鍋底に当接する温度センサ30と、燃焼制御を行なうコントローラ14とを備え、温度センサ30内のサーミスタ31により検出された温度に応じてコントローラ14がガス通路途中に設けたマグネット安全弁15を開閉する。
【0011】
温度センサ30は、円筒ケースを形成するホルダー32と、ホルダー32を鍋底当接方向に付勢するコイルバネ33と、ホルダー32上端内部に固定され鍋底温度を検出するサーミスタ31と、ホルダー32を上下方向に摺動可能に支持する円筒状の支柱34等から構成される。サーミスタ31からコントローラ14へは、リード線が接続され、検出温度信号がそのリード線を介してコントローラ14へと伝えられる。
【0012】
こんろバーナ20は、燃料ガスと1次空気を混合する環状混合気室を有するバーナ本体29と、バーナ本体29の環状混合気室に載置され両者の隙間に炎口を形成するバーナヘッド27と、燃料ガスをバーナ本体29へ噴出するノズル21とを備える。
【0013】
バーナヘッド27は、図1(c),図2(C)に示すように、放射状に形成された多数の炎口溝22と、バーナヘッド27の中央に設けられた中央開口部24と、中央開口部24の周囲に設けられた円筒状のカバー28とを備える。
また、本実施例のバーナヘッドの外形寸法は85mmである。
また、多数の炎口溝を仕切る壁の中に混じって周方向の寸法巾9〜14mmの堰23が4個等間隔に設けられている。
【0014】
次に、バーナ火炎26の輻射による温度センサ30の過熱について説明する。
温度センサ付きガスこんろ10に調理鍋3を載置すると鍋底温度を検出するサーミスタ31を上端に内蔵した温度センサ30のホルダー32は調理鍋3に当接しながら下方に移動し、大半がカバー28の中に隠れる、カバー28は火炎26の輻射を遮断するので温度センサ30の過熱は防止される。また、調理鍋3が載置されている時、火炎26は鍋底に沿って外方に広がり温度センサ30から遠ざかるので温度センサ30への火炎26による過熱は更に少なく、温度センサ30のサーミスタ31は鍋底の温度を正確に検知する。
尚、カバー28は、空気穴25が設けられ調理鍋3を載置した時にバーナ中央が空気不足になることを防いでいる。
【0015】
調理の途中でガスこんろに載置された調理鍋3が降ろされると、温度センサ30は、鍋底当接方向に付勢されていたコイルバネ33の力により上方に移動し、バーナヘッド27のカバー28の上方に突出した状態で係止される。その為、温度センサ30のカバー28による火炎26の輻射の遮断は行なわれない。
【0016】
また、リング状に形成された火炎26は、ドラフト力によりバーナヘッド27の上方に上昇するが、火炎26は堰23の部分で切り放され、図1(c)に示すように、バーナ中央部への集中は生じない。その為、温度センサ30先端のサーミスタ31部分への火炎26の輻射の影響は低減されサーミスタ31は必要以上に過熱されることはない。
【0017】
堰23の寸法巾と火炎26の中央上方への集中は、バーナヘッドの下方から見た図5に示すように、火炎26の噴出力により火炎26の基部52周辺の空気は噴出方向に巻き込まれるが、炎口間の距離が狭いと隣接する火炎26間の基部52での巻き込む空気の量が不足し、基部52の周囲にある火炎の一部を巻き込もうとする渦流が生じ、隣接する火炎26同志はくっつく。そこで、図2(a)に示すように、堰23を設けていない従来のバーナヘッドは、環状に列設した炎口の火炎26が全てくっつき合おうとし、図1(a)に示すように、環が狭められて火炎26は中央に集中する。そのため、温度センサ30は火炎26の輻射熱の影響を強く受けて過熱され、誤動作を生じるまでに至る。
また、炎口間の距離が火炎26の広がり寸法に相当する9mm以上ある場合は、火炎26のドラフト力により巻き込む空気の量は充分供給されるので、基部52は負圧になることはなく、火炎26のくっつきは生じない。
その為、図2(c)の本実施例に示すように、巾寸法が9mm以上の堰23を設けたバーナヘッド27は、図1(c)に示すように、火炎26は炎口上方に向うが中央に集中することは緩和される。
また、堰23の巾寸法とセンサ温度の関係は、図3(イ)から分るように、堰23の巾寸法が9mm以上あれば、センサ温度は200℃以下を保つが、9mm以下になると急激に上がってくる。
また、堰23の数とセンサ温度の関係は、図3(ロ)から分るように、4個以上の堰23があれば、センサ温度は200℃以下を保つが、図2(b)のように3個でもよい、この場合図1(b)のように火炎は若干中央に集中し、センサ温度は除除に上昇し始める。
尚、堰23の巾が14mm以上になると炎口間の火移り性能に支障をきたしてくる。
【0018】
以上説明したように、本実施例の温度センサ付きガスこんろによれば、バーナヘッド27に堰23を設け、火炎の中央への集中を妨げたので調理鍋3を載置していない燃焼状態、即ち、温度センサ30がカバー28から突出している状態においても温度センサの温度は必要以上に上昇しないので、異常状態でもないのに温度センサ30が過熱してコントローラ14がガス通路途中に設けたマグネット安全弁15を閉じるといった誤作動は生じない。
また、バーナヘッド27の径を大きくすることなく温度センサ30の過熱を防止したので、熱効率が確保される。また、バーナヘッドの径は90mm以下のものが好ましい。
また、堰23を周方向に4個均等に配置したので火炎の均一分布にあまり影響を与えない。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の温度センサ付きガスこんろによれば、バーナヘッドに堰を複数箇所設け、火炎の干渉を阻害し、調理鍋を載置していない状態の火炎の中央への集中を妨げて温度センサの過熱を防止したので、異常でもないのに温度センサが作動して燃料が停止するといった誤動作を防止できる。また、堰の巾を火炎の広がりに相当する9mm以上、かつ、火炎間の火移り性能を確保する14mm以下としたので、火移り性能を損なうことなく温度センサの過熱は防止され、異常でもないのに温度センサが作動して燃料が停止するといった誤動作が防止できる。
また、本発明の請求項2記載の温度センサ付きガスこんろによれば、堰を略均等に4箇所以上備えたので火炎の加熱の均一性を損なうことなく、誤動作を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バーナの火炎の状態を表す説明図である。
【図2】バーナヘッドの裏面の概略図である。
【図3】バーナヘッドと温度センサの上昇温度を示すグラフである。
【図4】温度センサ付きガスこんろの概略構成図である。
【図5】隣接する火炎のくっつき状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
14…コントローラ
20…こんろバーナ
22…炎口溝
23…堰
24…中央開口部
27…バーナヘッド
28…カバー
29…バーナ本体
30…温度センサ
52…基部

Claims (2)

  1. 中央に開口部を形成して環状混合気室を有するバーナ本体上に、多数の炎口溝を放射状に備えたバーナヘッドを載置して外周縁に多数の主炎口を配設し、上記バーナ本体の中央開口部に温度センサを臨ませた温度センサ付きガスこんろにおいて、
    上記バーナヘッドは、隣接する上記炎口溝を仕切る壁を周方向に9〜14mmの寸法巾に拡大した堰を複数箇所設けて多数の主炎口を複数の炎口群に分割し、鍋無し燃焼時に火炎が中央に集中することを防止したことを特徴とする温度センサ付きガスこんろ。
  2. 上記バーナヘッドは、上記堰を略均等に4箇所以上備えたことを特徴とする請求項1記載の温度センサ付きガスこんろ。
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