JP3713590B2 - 水門の操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、河川や用水路にあって流水を止めたり、流したりする水門のうち、小型の水門を開閉操作するための水門の操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型の水門の操作装置には、
A)操作棒にネジを切り、これにはめ合わせた雌ネジを駆動機構によって回転させることによって操作棒を上方向または下方向に移動させるもの。
B)操作棒を2本の矩形断面の棒鋼と、これをハシゴ状に結合する多数のピンによって一体に構成してラックとなし、ラックにかみ合った歯車を駆動機構によって回転させることにより操作棒を上方向または下方向に移動させるもの。
C)操作棒を往復運動する油圧ジャッキのピストンに結合し、作動油の圧入、排出を操作することによって操作棒を上方向または下方向に移動させるもの。
等があり、多種類実用化されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の水門の操作装置は機構が複雑で、設備費が高価であるばかりでなく、日常の点検、給油等にも時間と費用が多く必要となり、設置者にとって重い負担である。
【0004】
またネジ面や機構各部の潤滑油や作動油は水中に落ちて環境を汚し、近隣住民の悪評の原因となっている。
【0005】
さらに、C)の油圧ジャッキ方式では、操作棒の移動量が大きくなると油圧ジャッキが極端に高価となるという欠点もあった。
【0006】
加えて、管理上の必要から扉体の自重降下をおこなう場合は、速度制御のためにさらに複雑な機構を追加する必要があり、設備費が高価となるという問題があった。
【0007】
この発明は従来例の上記欠点を解消して、力を伝達する媒体として安価でかつ環境を汚す心配のない空気を使用し、しかも従来のエアジャッキの機構ではなく空気袋に送り込んだ空気の圧力によって操作棒を駆動しようとするもので、機構を非常に簡単にすることができる水門の操作装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの発明の水門の操作装置は、水路に設けて水を流したり止めたりする水門の扉体と、扉体を上下に操作する操作手段とからなる水門の操作装置であって、
扉体に操作棒を介して取り付けた受圧板と、
受圧板の昇降をガイドするガイド部と、
上記受圧板の上下にそれぞれ配置した上側および下側空気袋と、
上側および下側空気袋のそれぞれに空気を送り込む空気圧縮機と、
上側および下側空気袋と空気圧縮機との間に設置され、上側および下側空気袋のいずれに空気を送り込むかを切換ないし調整する切換弁および流量調整弁とを備え、
いずれかの空気袋に圧縮空気を送り込んで受圧板を移動させることにより、扉体を上下に移動させ、
扉体を開閉するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
この発明の水門の操作装置は、水路に設けて水を流したり止めたりする水門の扉体と、扉体を上下に操作する操作手段とからなる水門の操作装置であって、
扉体に操作棒を介して取り付けた受圧板と、
受圧板の昇降をガイドするガイド部と、
上記受圧板の上下にそれぞれ配置した上側および下側空気袋と、
上側および下側空気袋のそれぞれに送気管を介して空気を送り込む空気圧縮機および流量調整弁と、
上側および下側空気袋から空気を排出する放出用流量調整弁と、
上側および下側空気袋と空気圧縮機および流量調整弁、放出用流量調整弁の間に設置され、上側および下側空気袋のいずれに空気を送り込むかを切り換える四方切換弁とを備え、
空気圧縮機により四方切換弁を操作して圧縮空気を下側空気袋に送入して、受圧板を移動させることにより扉体を引き上げ、
四方切換弁を切り換えて圧縮空気を上側空気袋に送入して、受圧板を移動させることにより扉体を下降させ、
四方切換弁を中立位置とし、下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を閉じて扉体を所定の位置に保持することができるようにして、
扉体を開閉するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
この発明の水門の操作装置は、受圧板の上下にそれぞれ配置した上側および下側の空気袋が複数の単位袋からなり、各単位袋間に形状保持板を接着し介在させて積層するとともに、各単位袋間を通気孔によって連結したことにより、空気袋の形状保持姓能を向上したことをも特徴とするものである。
【0011】
この発明の水門の操作装置は、受圧板の上側空気袋が、負の圧力で横方向の形状が著しく変形しないように補強骨によって補強され、かつ空気吸入部を備えた吸入用手動弁を口径の大きい送気管で上側空気袋と連結したことを特徴とするものである。
【0012】
この発明の水門の操作装置は、受圧板の上側空気袋が、負の圧力で横方向の形状が著しく変形しないように補強骨によって補強され、かつ上側空気袋と下側空気袋とを途中に流量調整弁と開閉弁とを有するバイパス管で連結したことを特徴とするものである。
【0013】
この発明の水門の操作装置は、扉体と受圧板とを連結する操作棒にピンを挿入してピンを操作棒ガイド部の所定位置に支持するとともに、下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を閉じて扉体が自重によって降下しないように保持し、
扉体を自重で降下させるときには、四方切換弁を扉体下降ポジションとし、ピンを操作棒から引き抜くとともに吸入用手動弁を開放し、
次いで下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を開いて扉体を自重によって降下するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
この発明の水門の操作装置は、扉体と受圧板とを連結する操作棒にピンを挿入してピンを操作棒ガイド部の所定位置に支持するとともに、下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を閉じて扉体が自重によって降下しないように保持し、
扉体を自重で降下させるときには、ピンを操作棒から引き抜くとともバイパス管の開閉弁を開放するようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
この発明の水門の操作装置は、受圧板の面積を充分大きくすることにより、使用する圧縮空気の圧力を1kgf/cm2 程度以下として、圧力変化による圧縮空気の体積変化を極力小さくしたことを特徴とするものである。
【0016】
この発明の水門の操作装置は、空気圧縮機がタンクを付設され、空気圧縮機によってタンクに貯えられた圧縮空気を使用して、緊急時の操作を行なうようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
従来、水門の操作装置においては、操作荷重が変動しやすくその変動幅が大きい、しかも操作速度が毎分0.1〜3mと低速でその上平滑な運動であることが求められる。すなわち操作荷重の変動幅が大きいことが特徴であり、加えて圧縮空気で駆動するエアシリンダ等では荷重が変動すると駆動機構の動きが止まったり、激しく動いたりする現象があり、危険であると考えられてきた。
【0018】
すなわち、空気のように圧力の変化によって体積が大きく変化する気体は、水門の操作装置の力を伝達する媒体としては不適当であると判断していたのである。
【0019】
しかしながら、受圧板の面積を充分大きくすることによって使用する圧縮空気の最大圧力を極く低いものとすれば、荷重の変化による圧力の変化は微小となるから体積の変化も微小となって操作状態は安定し、媒体として液体を使用した操作装置に近い状態となるのである。
【0020】
すなわち、操作棒が動いたり止まったりする現象は発生しにくくなり、万一荷重変動のために一担止まった後に再び動く場合でも、その一挙の移動量も移動速度も小さいので、危険感はないのである。
【0021】
また圧縮空気を従来のエアシリンダの構造に導入して力を発生させる場合、シリンダとピストン、またピストンロッドとの間に要求される高度の気密性はエアシリンダを高価なものとするばかりでなく、気密を保ちつつ摺動する部分の摩擦力が大きいため、低い圧力の圧縮空気による駆動には不適当である。
【0022】
この課題の解決のために低い圧力の圧縮空気を一担空気袋に入れ、この空気袋によって大きい面積の受圧板に力を加えて移動させ、ひいては水門の扉体を移動させることにした。したがって操作棒とその摺動支持のための支持台、受圧板とそのガイド部との間には気密性は要求されることなく、したがって各摺動部分の摩擦力は非常に小さい値となる。
【0023】
以上のようにして、従来応用が不可能とされてきた圧縮空気の利用を水門の操作装置に導入したことにより、従来の操作装置の抱えていた
a)機構が複雑で高価である。
b)点検、維持管理が困難で経費がかかる。
c)油脂等が環境を汚す。
といった数々の課題を解決することができる。
【0024】
すなわち、自由に無償で利用できる空気を利用し、各部の機構も簡単で加工精度も低くて済むため安価な水門の操作装置とすることができる。また点検、維持管理は容易であり、もし空気が漏れても、あるいは放出しても環境を汚す心配のない水門の操作装置を提供することができるようになった。
【0025】
したがってこの発明によれば、簡単な構造で安価であり、取扱いや点検、維持管理、修理等が容易な水門の操作装置を提供することができる。
【0026】
加えて、この発明の水門の操作装置が使用する空気は環境そのものであり、環境を汚染するものではないから水門の操作装置自体が環境に悪影響を及ぼす心配もまったくない。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の水門の操作装置の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
【0028】
図1と図2はこの発明の水門の操作装置の1実施例を示すものである。
【0029】
図1および図2において、水門の扉体1を引き上げ、または押し下げる操作棒2は、ピン3によって扉体1と結合され、その上部はケース5の内部に伸びており、上端に受圧板4が取り付けられている。この受圧板4の下側には円筒状の下側空気袋7があり、送気管9により手動開閉弁16を経て四方切換弁11に接続されている。他方、受圧板4の上側には円柱状の上側空気袋8が設けてあり、送気管10によって四方切換弁11に接続されている。
【0030】
加えて、四方切換弁11の反対側には、送気管14によって流量調整弁12を経由して空気圧縮機13が接続され、また別途放出用流量調整弁15が接続されている。
【0031】
ところで、四方切換弁11は3種のポジションを選択することができる。すなわち、
▲1▼送気管9と放出用流量調整弁15を接続し、同時に送気管10を送気管14により流量調整弁12を経由して空気圧縮機13に接続するポジション。
▲2▼4つの接続口が閉じた状態となるポジション。
▲3▼送気管9を送気管14により流量調整弁12を経由して空気圧縮機13に接続し、同時に送気管10を放出用流量調整弁15に接続するポジション。
である。これを利用して水門の扉体1に対し、上昇、停止、下降の操作を行なうのである。
【0032】
なお上記受圧板4はその面積を充分大きくして最大使用圧力を低く押さえることが望ましい。すなわち、負荷の変動によって操作棒2が止まったり、動いたりする現象が発生しにくくなり、万一そのような場合が起きても操作棒2の急激な動きを防止することができる。
【0033】
例えば、空気の最大圧力を0.5kgf/cm2としたときの、受圧板の面積と可能な操作荷重を試算してみると下記の通りの値を得ることができる。
受圧板直径 300mm→ 面積= 706cm2,操作荷重= 353kgf
受圧板直径 500mm→ 面積=1963cm2,操作荷重= 982kgf
受圧板直径 800mm→ 面積=5026cm2,操作荷重=2513kgf
受圧板直径1000mm→ 面積=7854cm2,操作荷重=3927kgf
したがって、水門の操作装置として充分実用に供することができる。
図1は空気圧縮機13を稼働させつつ、四方切換弁11を▲1▼のポジションとすることにより、流量調整弁12によって流量を抑制されつつ送気管14と送気管10によって圧縮空気を上側空気袋8に送り込み、同時に下側空気袋7の内部の空気が送気管9によって開放された手動開閉弁16を経由して放出用流量調整弁15によって流量を抑制されつつ、大気中に放出されるようにした結果、扉体1、操作棒2、ピン3ならびに受圧板4が速度を制御されつつ降下した状態を示す。
図2は四方切換弁11を▲3▼のポジションとすることにより、流量調整弁12によって流量を抑制されつつ送気管14と送気管9によって開放された手動開閉弁16を経由して圧縮空気を下側空気袋7に送り込み、同時に上側空気袋8の内部の空気が送気管10を経由して放出用流量調整弁15によって流量を抑制されつつ大気中に放出されるようにした結果、扉体1、操作棒2、ならびに受圧板4が速度を抑制されつつ上昇した状態を示す。
【0034】
この状態で四方切換弁11を▲2▼のポジションとしたときには、四方切換弁11を経由する空気の流れは止まるから、扉体1等は静止している。
【0035】
しかし、この実施例のように下側空気袋7が扉体1、操作棒2、ピン3ならびに受圧板4の重量を支持する場合、下側空気袋7の内部の空気が漏れると扉体1等は少しづつ降下して不都合であるから、長時間扉体1等を静止させる場合には、手動開閉弁16を全閉として空気の漏れを極力小さくする。
この空気の漏れの問題に、さらに高度の配慮をしたものが図3と図4に示すもう1つの実施例である。
【0036】
図3および図4において、水門の扉体1を引き上げ、または押し下げる操作棒2は、ピン3によって扉体1と結合され、その上部はケース5の下部のガイド部6に支持されてケース5の内部に伸び、受圧板4が取り付けられている。受圧板4の上部には操作棒延長部19が取り付けられ、ケース5の上部のガイド部23に支持されてケース5の上方に突き抜けている。
【0037】
操作棒延長部19にはピン孔20が数箇所開けられており、これに挿入したピン21が、ケース5の上部の支持部22に支持されると扉体1、操作棒2、ピン3、受圧板4ならびに操作棒延長部19が自重で降下することは防止される。
【0038】
受圧板4の下には円筒状の下側空気袋7があり、送気管9によって手動開閉弁16を経て四方切換弁11に接続されている。他方受圧板4の上には、外径と内径を保持する補強骨25を有する円筒状の上側空気袋8があり、口径を大きくして抵抗を小さくした送気管24によって手動開閉弁17を経て空気吸入部18に接続されると同時に、送気管24から分岐した送気管10によって四方切換弁11に接続されている。
【0039】
加えて、四方切換弁11の反対側には、送気管14によって流量調整弁12を経由して空気圧縮機13が接続され、また放出用流量調整弁15が接続されている。
【0040】
以上のように構成して、手動開閉弁16を全開、手動開閉弁17を全閉とすれば、図1および図2の実施例と同様に四方切換弁11の3種のポジションを選択することにより、扉体1の上昇、下降、または停止の操作を行なうことができる。
【0041】
図3は、四方切換弁11を▲3▼の状態にして空気圧縮機13から送気管9、手動開閉弁16を経由して下側空気袋7に圧縮空気を流量調整弁12によって流量を抑制されつつ送り込み、また上側空気袋8の内部の空気が送気管24、送気管10から放出用流量調整弁15によって流量を抑制されつつ大気中に放出されるようにした結果、受圧板4が下側空気袋7から力を受けて、受圧板4、操作棒延長部19、操作棒2、ピン3、扉体1が上昇したことを示している。なお、引き続いて操作棒延長部19のピン孔20の1箇所にピン21を挿入し、ピン21はケース5の上部の支持部22に支持されたので、扉体1等が降下することが抑止されている状態である。
【0042】
この状態では、下側空気袋7から空気が漏れても、扉体1等が降下する心配はない。
【0043】
図4は図3の状態において、操作棒延長部19のピン孔20からピン21を引き抜いて、扉体1等の降下が可能とした後、扉体1等を降下させた状態を示している。
【0044】
ピン21を引き抜いた状態で扉体1等を降下させるには、四方切換弁11を▲1▼のポジションとして空気圧縮機13から圧縮空気を送る方法もあるが、圧縮空気を使用せず、扉体1等の自重によって降下させることができる。すなわち、一担手動開閉弁16を全閉として扉体1等の重量を受圧板4を経由して下側空気袋7の空気圧で支持した後に、操作棒延長部19のピン孔20からピン21を引き抜き、さらに四方切換弁11を▲1▼のポジションとし、引き続いて手動開閉弁17を全開としてから、手動開閉弁16を静かに開くと、扉体1等は速度を放出用流量調整弁15によって抑制されつつ自重で降下する。
【0045】
言い換えると、扉体1等の重量を受圧板4を経由して支持する下側空気袋7の内部の空気は、送気管9、手動開閉弁16を経由して放出用流量調整弁15によって流量を抑制されつつ、大気中に放出される。
【0046】
他方、上側空気袋8の内部は負圧状態となるから、空気吸入部18から手動開閉弁17、送気管24を経由して大気を吸い込む。このときの抵抗を小さくするため、送気管24、手動開閉弁17等は口径を大きくするとともに、管路の延長を短くする。
【0047】
また、上側空気袋8は負圧のため形状が乱れる心配があるので、補強骨25によって円筒形状を保つようにする。
【0048】
図5と図6は図3および図4の実施例において、緊急時の動力源として圧縮空気のタンク28に貯蔵した圧縮空気を使用する場合を示す。
【0049】
手動開閉弁26を閉じ、手動開閉弁27を開いて空気圧縮機13を稼働させると、タンク28内部に圧縮空気を貯えることができる。その後に手動開閉弁27を閉じ、手動開閉弁26を開いておけば、操作装置は所定通りに操作することができる。
【0050】
図5は図3と同様、引き上げた扉体1等の重量を操作棒延長部19の孔20にピン21を挿入し、ピン21がケース5上端の支持部22に支持されて扉体1、操作棒2等の自重による降下を抑止している状態である。この状態で扉体1等を降下させたいときには、ピン21を引き抜く必要があるが、支持部22とピン21との間に加えられた力が大きいときはピン21を引き抜くことは困難であるから、扉体1等を少し押し上げてやる必要がある。このとき、空気圧縮機13が順調に始動すればよいが、万一不調等の緊急事態が発生したときには、タンク28の内部に貯えた圧縮空気を利用する。
【0051】
すなわち、手動開閉弁16を開き、四方切換弁11を▲3▼のポジションとした後に、手動開閉弁27を開くと圧縮空気が下側空気袋7に流入して扉体1等を引き上げることができる。
【0052】
しかる後、手動開閉弁16と手動開閉弁27とを閉じ、引き続いてピン21を引き抜いてから四方切換弁11を▲1▼のポジションとして、最後に手動開閉弁16を開けば、扉体1等は自重で降下することができる。
【0053】
図6は扉体1等が降下した状態を示すが、この状態から扉体1等を引き上げたいとき、空気圧縮機13が順調に始動すればよいが、万一不調等の緊急事態が発生したときには、タンク28の内部の貯えた圧縮空気を利用する。
【0054】
すなわち、手動開閉弁16の全開、手動開閉弁17の全閉を確認した後、四方切換弁11を▲3▼のポジションとし、引き続いて手動開閉弁27を開けば、圧縮空気が下側空気袋7に流入して扉体1等を引き上げることができる。
【0055】
図7は、この発明の水門の操作装置において利用可能な空気袋の他の例を示し、図3および図5と同じ状態を示す。水門の扉体を引き上げ、または押し下げる操作棒2は、その上部をケース5の下部のガイド部6に支持されてケース5の内部に伸び、受圧板4が取り付けられている。受圧板4の上部には操作棒延長部19が取り付けられ、ケース5の上部のガイド部23に支持されてケース5の上方に突き抜けている。
【0056】
上記操作棒延長部19にはピン孔20が数箇所開けられており、これに挿入したピン21が、ケース5の上部の支持部22に支持されると扉体1、操作棒2、ピン3、受圧板4ならびに操作棒延長部19が自重で降下することは防止される。
【0057】
上記受圧板4の下側には、複数の単位袋31を備え、かつ各単位袋31間に形状保持板32を接着し介在させて積み重ねた下側空気袋積層体33が設置されている。そして各単位袋31間は通気孔34によって連結されている。また、各単位空気袋31の内部には補強骨35があって各単位空気袋31が常に円筒形状を保つようになっている。上記下側空気袋積層体33は、送気管9により手動開閉弁を経て四方切換弁に接続されている。
【0058】
また受圧板4の上側にも、複数の単位袋41を備え、かつ各単位袋41間に形状保持板42を接着し介在させて積み重ねた上側空気袋積層体43が設置されている。そして各単位袋41間は通気孔44によって連結されている。また、各単位空気袋41の内部には補強骨45があって各単位空気袋41が常に円筒形状を保つようになっている。上記上側空気袋積層体43は、送気管24によって四方切換弁に接続されている。
【0059】
なお上記下側空気袋積層体33および上側空気袋積層体43は、それぞれ単位袋31,41と形状保持板32,42とを単位袋31,41の膨らむ範囲を残して接着しておくことが望ましい。
【0060】
図8は、この発明の水門の操作装置において利用可能な空気袋の他の例を示し、図4および図6と同じ状態を示す。この状態では、上側空気袋積層体43に圧縮空気が流入して膨らみ、下側空気袋積層体33は縮小している。
【0061】
図9は、この発明の水門の操作装置において利用可能な単位袋の要部を示す平面図で、この例では単位袋51は正方形に形成されている。このような正方形の単位袋51は、ゴム布等によって作製する場合に円形の単位袋に比較して作製が非常に容易である。52は単位袋51が負圧となって外部から空気を吸い込む際、単位袋51の外周側が内側に引き込まれて接着部が剥離しないようにするために設けた補強骨(外周部拡張骨)である。この補強骨52は、渦巻状補強骨53によって常に外方向に押されており、よって単位袋51の正方形の形状が保持される。上記渦巻状補強骨53は、単位袋51が膨張したときは直径が小さくなり、扁平につぶれたときは直径が大きくなる。
【0062】
図10および図11は、この発明の水門の操作装置において扉体を自重降下させることに配慮した実施例である。
【0063】
図10および図11において、水門の扉体1を引き上げ、または押し下げる操作棒2はピン3によって扉体1に結合され、その上部はケース5の下部のガイド部6に支持されてケース5の内部に伸び、受圧板4が取り付けられている。受圧板4の上部には操作棒延長部19が取り付けられ、ケース5の上部のガイド部23に支持されてケース5の上方に突き抜けている。
【0064】
操作棒延長部19にはピン孔20が数箇所開けられており、これに挿入したピン21がケース5の上部の支持部22に支持されると扉体1、操作棒2等が自重で降下することは防止される。
【0065】
受圧板4の下には円筒状の下側空気袋7があり、送気管9によって手動開閉弁16を経て四方切換弁11に接続されている。
【0066】
他方、上記受圧板4の上には、外径と内径を保持する補強骨25を有する円筒状の上側空気袋8があり、送気管10によって四方切換弁11に接続されている。さらに送気管9は、途中に流量調整弁62と手動開閉弁63を有するバイパス管61によって送気管10に連結している。
【0067】
加えて、四方切換弁11の反対側には送気管14によって、流量調整弁12を経由して空気圧縮機13が接続され、また放出用流量調整弁15が接続されている。
【0068】
以上のように構成して手動開閉弁16を全開とし、そして手動開閉弁63を全閉とすれば、図1および図2の実施例と同様に四方切換弁11の▲1▼〜▲3▼の3種のポジションを選択することにより、扉体1の上昇、降下、または停止の操作を行なうことができる。
【0069】
図10は四方切換弁11を▲3▼のポジションにして空気圧縮機13から送気管9、手動開閉弁16を経由して下側空気袋7に圧縮空気を流量調整弁12によって流量を制御しつつ送り込み、また上側空気袋8の内部の空気が送気管10から放出用流量調整弁15によって流量を制御されつつ大気中に放出されるようにした結果、受圧板4が下側空気袋7から力を受けて受圧板4、操作棒延長部19、操作棒2、ピン3、扉体1が上昇した状態を示している。
【0070】
引き続いて操作棒延長部19のピン孔20の1箇所にピン21を挿入し、ピン21はケース5の上部の支持部22に支持されたので扉体1等が降下することは抑止されている。したがってこの状態では下側空気袋7から空気が漏れても扉体1等が降下する心配はない。
【0071】
図11は図10の状態において、操作棒延長部19のピン孔20からピン21を引き抜いて扉体1等の降下を可能とした後、扉体1等を降下させた状態を示している。ピン21を引き抜いた状態で扉体1等を降下させるには、四方切換弁11を▲1▼のポジションとして空気圧縮機13から上側空気袋8に圧縮空気を送る方法もあるが、圧縮空気を使用せず、扉体1を自重によって降下させることができる。
【0072】
すなわち、一旦、手動開閉弁16を全閉として扉体1の重量を受圧板4を経由して下側空気袋7の空気圧で支持した後に、操作棒延長部19のピン孔20からピン21を引き抜き、引き続いて手動開閉弁63を静かに開くと、扉体1等は速度を流量調整弁62によって制御されつつ自重で降下する。
【0073】
言い換えると、扉体1の重量を受圧板4を経由して支持する下側空気袋7の内部の空気は、流量調整弁62に流量を制御されつつ送気管9、バイパス管61、送気管10を経由して上側空気管8に移動する。この場合は上側空気袋8の内部の負圧状態はそれほどではないが、上側空気袋8の形状が乱れる心配はあるので、補強骨25によって円筒形状を保つようにする。
【0074】
【発明の効果】
この発明の水門の操作装置によれば、簡単な構造で安価であり、操作や点検、維持管理、修繕等が容易であるばかりでなく、環境を汚染する心配のない、新規な水門の操作装置を提供することができるようになった。すなわち、
(1)面積の大きい受圧板の採用
受圧板の面積を充分大きくしたことにより、最大使用圧力を低く押さえることができ、負荷の変動によって操作棒が止まったり、動いたりする現象が発生しにくくなり、万一そのような場合が起きても操作棒の急激な動きを防止することができるようになった。
(2)空気袋の採用
従来のように、操作装置をエアジャッキのように精密に加工したシリンダ、ピストン、ピストンロッドを組み合わせ、各摺動部が高度の気密性を保ちつつ運動するものとすると、油圧ジャッキを使用する場合と同様に非常に高価になり、さらに摺動部の摩擦力が大きい値となって上記(1)で説明した低い圧力での駆動は不可能である。
【0075】
この問題を解決するため、低い圧力の圧縮空気を空気袋に送り込んで、この空気袋によって大きい面積の受圧板を押すことにしたので、受圧板とケースの内面、操作棒とケースの支持部には充分に隙間を与えることが可能となり、摺動部の摩擦力を非常に小さい値とすることができた。さらにケース、受圧板、操作棒等の操作装置を構成する部材は加工が簡単となり、非常に安価に製造することができるようになった。
(3)自重降下機能の容易性
小型の水門には自重降下の機能を要求されるものが多数存在する。このため従来の操作装置においては、降下時の速度制御などに複雑な機構が必要となり、操作装置を高価なものとしている。この発明の水門の操作装置では自重降下機能を付加することは追加費用が少額で済み、その操作もバルブ操作で簡単である。
(4)落下事故に対する安全性
従来の操作装置においては、ブレーキが故障すると扉体が自由落下に近い速度で落下する危険があったが、充分大きい面積の受圧板をケース内に納めているので、送気管が破損したり、空気袋に穴が開いても、自由落下状態で扉体が降下することはない。
(5)圧縮タンクの利用による緊急操作の確実性
実施例で説明した通り、洪水の際等に緊急操作が必要となる水門にあっては、万一空気圧縮機の不具合の場合に備えてタンクに圧縮空気を蓄えておくと、操作の確実性を飛躍的に向上させることができる。
(6)空気圧縮機が市販品であることの経済性、優位性
使用する空気圧縮機の種類は、電動、エンジン駆動、手動ハンドル駆動、足踏ペダル駆動等、多様であり、水門の設置場所の条件、状況、水門の大きさ、操作頻度等によって選択する。この場合、いずれにしても製造者が規格を定めて多量に製造する工業製品であるから、安価に短い納期で入手できるばかりでなく、修理部品等も入手しやすく、修繕等の専門技術者も全国各地に居住しているため、点検、維持管理、修繕が容易であるという優位性がある。
(7)操作に電気を使用しない安全性
操作系は圧縮空気用の機器と配管とから構成されており、暴風雨の中でも操作作業を求められる水門の操作装置としては感電事故の危険性がないので安全である。
(8)環境に対する安全性
力を伝達する媒体が空気であり、大気中に放出しても、また水門の操作装置から漏れても環境を汚染することがなく、安全である。また、空気圧縮機を含む圧縮空気用機器類を除いては摺動部ないし滑動部に油脂を使用しないので、漏れた油脂類が環境を汚染する心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水門の操作装置の一実施例を示し、扉体が降下した状態の概略正面図である。
【図2】扉体が上昇した状態の概略正面図である。
【図3】この発明の水門の操作装置の他の実施例を示し、扉体の降下を抑止するためのピンと、ピンを受け入れる孔を有する操作棒の延長部を具備しており、扉体が上昇し、ピンが操作棒の延長部の孔に挿入されて扉体の降下を抑止している状態の概略正面図である。
【図4】図3の実施例において、ピンを引き抜いて扉体を操作棒とともに自重落下させた状態の概略正面図である。
【図5】この発明の水門の操作装置の別の実施例を示し、図3の例において緊急用のタンクを付加した状態の概略正面図である。
【図6】図4の例において緊急用のタンクを付加した状態の概略正面図である。
【図7】この発明の水門の操作装置に適用される空気袋の1例で、形状保持板と補強骨を有する単位袋との積層体の構造を示す概略正面図であり、受圧板が上方に移動している。
【図8】受圧板を下方に移動したときの形状保持板と補強骨を有する単位袋との積層体の概略正面図である。
【図9】補強骨を有する正方形の平面形状を有する単位空気袋の概略平面図である。
【図10】この発明の水門の操作装置の第4の実施例を示し、扉体の降下を抑止するためのピンとピンを受け入れる孔を有する操作棒の延長部を具備し、同時に上側空気袋と下側空気袋とを連結し、途中に流量調整弁と手動開閉弁を有するバイパス管を具備しており、扉体が上昇し、ピンが操作棒の延長部の孔に挿入されて扉体の降下を抑止している状態の概略正面図である。
【図11】図10の実施例において、ピンを引き抜いて扉体を操作棒とともに自重降下させた状態の概略正 面図である。
【符号の説明】
1 扉体
2 操作棒
3 ピン
4 受圧板
5 ケース
6 下部のガイド部
7 下側空気袋
8 上側空気袋
9 送気管
10 送気管
11 四方切換弁
12 流量調整弁
13 空気圧縮機
14 送気管
15 放出用流量調整弁
16 手動開閉弁
17 手動開閉弁
18 空気吸入部
19 操作棒延長部
20 ピン孔
21 ピン
22 支持部
23 上部のガイド部
24 送気管
25 補強骨
26 手動開閉弁
27 手動開閉弁
28 タンク
29 送気管
31 単位袋
32 形状保持板
33 下側空気袋積層体
34 通気孔
35 補強骨
41 単位袋
42 形状保持板
43 上側空気袋積層体
44 通気孔
45 補強骨
51 単位袋
52 補強骨(外周部拡張骨)
53 渦巻状補強骨(拡張バネ)
61 バイパス管
62 流量調整弁
63 手動開閉弁

Claims (9)

  1. 水路に設けて水を流したり止めたりする水門の扉体と、扉体を上下に操作する操作手段とからなる水門の操作装置であって、
    扉体に操作棒を介して取り付けた受圧板と、
    受圧板の昇降をガイドするガイド部と、
    上記受圧板の上下にそれぞれ配置した上側および下側空気袋と、
    上側および下側空気袋のそれぞれに空気を送り込む空気圧縮機と、
    上側および下側空気袋と空気圧縮機との間に設置され、上側および下側空気袋のいずれに空気を送り込むかを切換ないし調整する切換弁および流量調整弁とを備え、
    いずれかの空気袋に圧縮空気を送り込んで受圧板を移動させることにより、扉体を上下に移動させ、
    扉体を開閉するようにしたことを特徴とする水門の操作装置。
  2. 水路に設けて水を流したり止めたりする水門の扉体と、扉体を上下に操作する操作手段とからなる水門の操作装置であって、
    扉体に操作棒を介して取り付けた受圧板と、
    受圧板の昇降をガイドするガイド部と、
    上記受圧板の上下にそれぞれ配置した上側および下側空気袋と、
    上側および下側空気袋のそれぞれに送気管を介して空気を送り込む空気圧縮機および流量調整弁と、
    上側および下側空気袋から空気を排出する放出用流量調整弁と、
    上側および下側空気袋と空気圧縮機および流量調整弁、放出用流量調整弁の間に設置され、上側および下側空気袋のいずれに空気を送り込むかを切り換える四方切換弁とを備え、
    空気圧縮機により四方切換弁を操作して圧縮空気を下側空気袋に送入して、受圧板を移動させることにより扉体を引き上げ、
    四方切換弁を切り換えて圧縮空気を上側空気袋に送入して、受圧板を移動させることにより扉体を下降させ、
    四方切換弁を中立位置とし、下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を閉じて扉体を所定の位置に保持することができるようにして、
    扉体を開閉するようにしたことを特徴とする水門の操作装置。
  3. 受圧板の上下にそれぞれ配置した上側および下側の空気袋が複数の単位袋からなり、各単位袋間に形状保持板を接着し介在させて積層するとともに、各単位袋間を通気孔によって連結したことにより、空気袋の形状保持姓能を向上したことを特徴とする請求項1または2に記載の水門の操作装置。
  4. 受圧板の上側空気袋が、負の圧力で横方向の形状が著しく変形しないように補強骨によって補強され、かつ空気吸入部を備えた吸入用手動弁を口径の大きい送気管で上側空気袋と連結したことを特徴とする請求項2または3に記載の水門の操作装置。
  5. 受圧板の上側空気袋が、負の圧力で横方向の形状が著しく変形しないように補強骨によって補強され、かつ上側空気袋と下側空気袋とを途中に流量調整弁と開閉弁とを有するバイパス管で連結したことを特徴とする請求項2または3に記載の水門の操作装置。
  6. 扉体と受圧板とを連結する操作棒にピンを挿入してピンを操作棒ガイド部の所定位置に支持するとともに、下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を閉じて扉体が自重によって降下しないように保持し、
    扉体を自重で降下させるときには、四方切換弁を扉体下降ポジションとし、ピンを操作棒から引き抜くとともに吸入用手動弁を開放し、
    次いで下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を開いて扉体を自重によって降下するようにしたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の水門の操作装置。
  7. 扉体と受圧板とを連結する操作棒にピンを挿入してピンを操作棒ガイド部の所定位置に支持するとともに、下側空気袋の送気管に設けた開閉弁を閉じて扉体が自重によって降下しないように保持し、
    扉体を自重で降下させるときには、ピンを操作棒から引き抜くとともバイパス管の開閉弁を開放するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の水門の操作装置。
  8. 受圧板の面積を充分大きくすることにより、使用する圧縮空気の圧力を1kgf/cm2 程度以下として、圧力変化による圧縮空気の体積変化を極力小さくしたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の水門の操作装置。
  9. 空気圧縮機がタンクを付設され、空気圧縮機によってタンクに貯えられた圧縮空気を使用して、緊急時の操作を行なうようにしたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の水門の操作装置。
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