JP3713505B2 - 安全傘 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉を容易かつ安全に行うことができる傘に関する。
傘の中棒には通常、上ろくろ、下ろくろ、及び上ハジキと下ハジキが設けられている。上ろくろには親骨の一端が連結され、親骨の中間部と下ろくろの上端部(石突き側の端部)とが受骨によって連結されており、下ろくろを傘の中棒に沿ってスライドさせることにより、傘を開閉することができる。上ハジキは傘を開いた状態に、下ハジキは傘を閉じた状態に固定するために設けられている。上ハジキと下ハジキは平常は中棒から突出しており、押圧がかかると中棒に没入するように構成されている。
上記の傘では、傘を閉じた状態のときには、下ろくろに設けられた孔部により下ハジキが係止されている。傘を開くときには、指で下ハジキを押さえて中棒に没入させて係止状態を解除し、下ろくろを中棒に沿って石突き側にスライドさせる。スライドさせていくと、下ろくろの上端部が中棒から突出した上ハジキに接触するが、なお下ろくろをスライドさせると、上ハジキが下ろくろに押さえられて、中棒に没入する。下ろくろが上ハジキの上を通過しきると、上ハジキが再び中棒から突出し、下ろくろの底部(手元側の端部)の縁が上ハジキに係止され、傘が開いた状態に固定される。傘を閉じるときには、上ハジキを指で押圧して中棒に没入させて、上ハジキによる下ろくろの固定を解除する。開傘状態においては、手元側に移動しようとする力が下ろくろにかかっているため、固定が解除されれば、下ろくろが手元側にスライドしてくる。この下ろくろをさらに下ハジキまで引き下ろして、下ろくろによる押圧で下ハジキを中棒に没入させ、その上を通過させる。下ろくろに設けられた孔部の位置に下ハジキが来ると、押圧がかからなくなるため、下ハジキが再び中棒から突出し、該孔部に係止されて、傘が閉じた状態に固定される。
しかし、このような傘では、傘を開くときには下ハジキを押さえながら下ろくろを石突き方向にスライドさせる必要があり、傘を閉じるときには、上ハジキを押さえる必要があるため、傘の開閉操作に手間がかかり、また開閉操作の際に、下ハジキと下ろくろの孔部との間、及び中棒あるいは上ハジキと下ろくろとの間に指先が挟まれる危険性が高いという問題があった。この問題は、特に小児において顕著であった。
一方、傘の開閉操作の危険性を解消するための工夫はすでになされており、例えば特許文献1の洋傘用下ロクロがある。この下ロクロでは、下ロクロに対して支柱の軸方向に直交する方向に移動自在にされたボタンを一部が下ロクロの外部に露出する状態で、係合部に係合している上下のハジキに当接させて設けることにより、使用者の手指によってボタンを支柱の軸方向に直交する方向に押圧した際のボタンの移動にともなって上下のハジキを支柱内の退避位置に移動させることができ、上下のハジキに手指を直接触れることなく上下のハジキと下ロクロとの係合状態を解除して、下ロクロを支柱の上方向又は下方向に移動自在にすることができる。
実登3082020号公報
特許文献1の洋傘用下ロクロのように、傘の開閉を安全に行うことができる考案がこれまでにもなされているが、現在もなお、より容易に傘の開閉操作を行うことができる安全な傘が望まれていた。
本発明は前記課題を解決するべく、傘の開閉時に指を挟む危険性がない傘であって、傘の開閉操作、とりわけ閉傘操作を容易に行うことができる傘を提供することを課題とする。
本発明の前記課題は、中棒の石突き側に固定された上ろくろに親骨の一端が連結され、親骨の中間部に受骨の一端が連結されるとともに、中棒に外嵌された下ろくろに受骨の他端が連結されてなり、中棒に外嵌された下ろくろを中棒の軸方向にスライドさせることにより傘布が開閉されるとともに、中に設けられた上ハジキあるいは下ハジキに下ろくろが係止されることにより、開傘状態、閉傘状態のそれぞれに固定される傘において、
下ろくろには、引き下げ紐が取り付けられた保護筒が外嵌されており、
上ハジキと下ハジキはそれぞれ、中棒の軸方向に対して垂直方向に突出した山状の板版であり、それぞれのハジキの石突き側の辺と手元側の辺は、中棒の軸方向に対しともに鋭角をなしているが、上ハジキにおいては手元側の辺の角度が石突き側の辺の角度より小さく、下ハジキにおいては石突き側の辺の角度が手元側の辺の角度より小さく形成されており、
開傘状態から傘を閉じるときには、引き下げ紐を中棒の手元方向に引っ張ることにより、下ろくろを手元方向にスライドさせて、閉傘状態にすることができ、
閉傘状態から傘を開くときには、保護筒を中棒の石突き方向に押すことにより、下ろくろを石突き方向にスライドさせて、開傘状態にすることができることを特徴とする傘により解決される。
前記上ハジキと下ハジキをそれぞれ、上ハジキと下ハジキの中棒と接する辺を除く各辺が曲面となるように形成し、かつ 上ハジキの石突き側の辺と下ハジキの手元側の辺が二段階に傾斜がかかった辺として形成することも可能である。
本発明に係る傘は、下ろくろと、前記下ろくろに外嵌された保護筒を有し、前記保護筒に引き下げ紐を取り付け、かつ上ハジキと下ハジキをそれぞれ、中棒の軸方向に対して垂直方向に突出した山状の板版とし、それぞれのハジキの石突き側の辺と手元側の辺は、中棒の軸方向に対しともに鋭角をなしているが、上ハジキにおいては手元側の辺の角度が石突き側の辺の角度より小さく、下ハジキにおいては石突き側の辺の角度が手元側の辺の角度より小さくなるように形成することにより、開傘状態から傘を閉じるときには、引き下げ紐を中棒の手元方向に引っ張ることにより傘を閉じることができ、閉傘状態から傘を開くときには、保護筒を中棒の石突き方向に押すことにより傘を開くことができる。これによって、傘の開閉操作、とりわけ閉傘操作を容易に行うことができるとともに、傘の開閉時の操作において、手指が直接ハジキに触れることがなくなり、手指を負傷する危険を防止することができる。
本発明に係る傘の中棒に設けられた上ハジキと下ハジキの形状をそれぞれ、上ハジキと下ハジキの中棒と接する辺を除く各辺が曲面となるように形成し、かつ 上ハジキの石突き側の辺と下ハジキの手元側の辺が二段階に傾斜がかかった辺として形成することにより、傘の開閉をよりスムーズに行うことができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明するが、これにより本発明の技術的範囲が限定されるものではない。図1は本発明に係る傘の開傘状態における正面全体図である。図2は、図1に示した傘の開傘状態における下ろくろと保護筒の正面図、図3は開傘状態における下ろくろと保護筒の正面断面図と上ハジキの拡大図、図4は、閉傘状態における下ろくろと保護筒の右側面図、図5は、閉傘状態における下ろくろと保護筒の正面断面図と下ハジキの拡大図、図6は、本発明に係る傘の引き下げ紐の取り付け位置を例示する図である。
下ろくろ1は円筒状の形状であって、側面に孔部2が設けられ、上部(石突き側)に受骨3の一端が連結された構成をとる。受骨3の他端は親骨4の中間部に連結されており、この親骨4の一端が上ろくろ5に連結されている。下ろくろ1は中棒6に外嵌されており、下ろくろ1を中棒6に沿ってスライドさせることにより、傘を開閉することができる。上ハジキ7は傘を開いた状態で、下ハジキ8は傘を閉じた状態で固定するために設けられており、上ハジキ7と下ハジキ8は平常は中棒6から突出しており、押圧がかかると中棒6に没入するように構成されている。
図2及び図3に示すように、開傘状態では、上ハジキ7が中棒6から突出しており、下ろくろの手元側の端部に設けられた縁部9が上ハジキ7に係止されて、傘が開いた状態で固定される。保護筒10は円筒状の形状であり、下ろくろ1に外嵌され、受骨連結部11の下から下ろくろ1を覆い、保護筒の手元側の端部12は下ろくろの縁部9より、手元側にある。保護筒の手元側の端部近くは、本体部13より外方に膨出している。この膨出部14は、開傘状態において上ハジキ7の一部を覆っているが、その内径は本体部13の内径より大きく、上ハジキ7を押圧しないように形成されている。従って、図3に示すように上ハジキ7は中棒6から完全に突出して下ろくろの縁部9を係止し、傘を開いた状態に安定に固定している。
下ろくろの手元側の縁部9は下ろくろの本体部15より外方に膨出しており、この縁部9の径は、保護筒の鍔部16から膨出部14にかけて形成されているくびれ部17の内径よりは小さいが、保護筒の本体部13の内径よりは大きい。下ろくろ1に保護筒10を嵌着した状態では、縁部9はくびれ部17の中空内に位置している。保護筒10が手元側に引っ張られると、下ろくろの縁部9が保護筒の本体部の手元側の端部で引っ掛かるため、下ろくろにも手元向きの力がかかる。また、上記のように保護筒は受骨連結部11の下に外嵌されているが、保護筒の石突き側の端部18の内径は受骨連結部11の径より小さい。そのため、保護筒10を石突き方向に押せば、端部18が受骨連結部11に当たって連結部11を押すため、下ろくろ1にも石突き向きの力がかかる。
保護筒の膨出部14は、その外周の一部に、膨出部14と一体形成された突起部19を有しており、この突起部19には中棒の軸方向に貫通孔20が設けられている。この貫通孔20をくぐらせ突起部19に引き下げ紐21が取り付けられている。引き下げ紐21は、突出部に結わえられた糸紐22と、該糸紐22に固着された輪っか状の合成樹脂紐23からなる。開傘状態から傘を閉じるときには、引き下げ紐21を掴むかあるいは合成樹脂紐23の輪っかに手指をかけて、引き下げ紐21を手元24の方に引く。引き下げ紐21を引けば、保護筒10が手元側に引かれるとともに、下ろくろ1も手元側に引かれる。上ハジキ7は、中棒の軸方向に対して垂直方向に突出した山状の板版であり、中棒と接する辺を除く各辺が曲面となっていて、かつ 上ハジキの石突き側の辺は二段階に傾斜がかかった辺a,bから構成されている。辺aは、中棒の軸方向に対し直角よりわずかに鋭角に形成され、辺bは辺aの上端a’からハジキの頂点Aにかけての斜め上がりの辺である。辺cは、手元側からハジキの頂点Aにかけて斜め上がりの辺であり、辺cの中棒の軸方向に対する角度θは、辺aの角度θより小さい。下ろくろ1が手元側に引かれることにより、上ハジキの辺aに手元向きの力がかかる。辺aは直角よりわずかに手元側に傾いているため、辺aが手元方向に押されることにより、上ハジキ7は中棒6に没入していく。なお、ハジキの機構は、一般の傘に用いられているハジキの機構と同じものを用いることができるため、図3及び図5に示す断面図において省略する。
開傘状態においては、手元方向に移動しようとする力が下ろくろ1にかかっているため、そして上ハジキの辺bは、辺aの上端a’からハジキの頂点にかけて、ゆるやかな斜め上がりの辺として構成されているため、中棒6の外周からa’までの高さhが、中棒6の外周から下ろくろの内壁までの高さhより短くなるまで上ハジキ7が中棒6に没入すると、引き下げ紐21を手元方向に引かなくても、下ろくろ1は辺bを中棒6に没入させながら手元方向にスライドしてくる。下ろくろ1が上ハジキの頂点Aの上を通過している間、上ハジキ7は中棒内に最も没入する。下ろくろ1が上ハジキ7の上を通過し終わると、上ハジキ7に対する押圧がなくなり、上ハジキ7は再び中棒6から完全に突出する。
上述のように、下ろくろ1には、手元方向に移動しようとする力がかかっているため、上ハジキ7による係止状態が解除されれば、そのまま手元方向までスライドしてくるが、中棒6から突出した下ハジキ8により手元方向への移動が止まる。傘を閉傘状態に固定するためには、下ハジキ8を下ろくろの孔部2に係止させる必要があるため(図4及び図5に、閉傘状態に固定されている状態の図を示す)、引き下げ紐21をさらに手元方向に引いて保護筒10を介し下ろくろ1を手元側に移動させる。
下ハジキ8も上ハジキ7と同様に、中棒の軸方向に対して垂直方向に突出した山状の板版であり、中棒6と接する辺を除く各辺が曲面となっている。中棒の軸方向に対する石突き側の辺dの角度θ’は、手元側の辺eの角度θ’より小さく、辺dは石突き側から下ハジキの頂点Bにかけて斜め上がりとなっている。下ろくろ1が手元側に引かれることにより、下ハジキの辺dに手元方向の力がかかり、下ハジキ8が中棒6に没入していく。下ろくろ1は辺dを中棒6に没入させながら手元方向にスライドしてきて、そのまま頂点Bの上を通過する。下ろくろ1に設けられた孔部2の位置に下ハジキ8が来ると、押圧がかからなくなるため、下ハジキ8が再び中棒6から突出し、該孔部2に係止されて、傘が閉じた状態で固定される。保護筒10は下ろくろ1に嵌着されているが、保護筒の石突き側に設けられた鉢部26の内径は本体部13の内径より大きく、閉傘状態において下ハジキ8を押圧しないように形成されている。従って、下ハジキ8は中棒6から完全に突出して下ろくろの孔部2に係止され、傘を閉じた状態に安定に固定している。
閉傘状態から傘を開くときには、保護筒10を握って石突き方向に押す。保護筒を石突き方向におせば、下ろくろ1にも石突き方向向きの力がかかる。下ハジキの手元側の辺は、上ハジキの辺a・bと同様、二段階に傾斜がかかった辺e・fから構成されている。eは、中棒の軸方向に対し直角よりわずかに鋭角に形成され、辺fは辺eの上端e’からハジキの頂点Bにかけての斜め上がりの辺である。下ろくろ1が石突き側に押されることにより、下ハジキ8の辺eに石突き方向向きの力がかかる。辺eは直角よりわずかに石突き側に傾いているため、石突き向きの力を受けることにより、下ハジキ8が中棒6に没入されていく。下ろくろ1を石突き方向にスライドさせていき、中棒6の外周からe’までの高さhが、中棒6の外周から下ろくろの内壁までの高さhより短くなると、今度は辺fに石突き方向向きの力がかかるため、辺fが中棒6に没入していく。
下ろくろ1をさらに石突き方向に押せば、下ろくろ1はそのまま下ハジキの頂点の上を通過する。下ろくろ1が下ハジキの頂点Bの上を通過している間、下ハジキ8は中棒6内に最も没入する。下ろくろ1が、下ハジキ8の上を通過し終わったとき、下ハジキ8に対する押圧がなくなり、下ハジキ8は再び中棒6から完全に突出する。
下ハジキ8による下ろくろ1の係止がなくなったあと、上ハジキ7に接触するまでは、わずかな力をかけるだけで保護筒10は石突き方向にスライドする。下ろくろの石突き側の端部が上ハジキ7に接触したとき、保護筒10を石突き方向向きにより強い力で押す。上ハジキ7の手元側の辺cは、上述のように手元側から上ハジキの頂点にかけて斜め上がりの辺である。下ろくろ1が石突き側に押されることにより、上ハジキの辺cに石突き方向向きの力がかかり、上ハジキ7が中棒6に没入していく。下ろくろ1は辺cを中棒6に没入させながら石突き方向にスライドしていき、そのまま頂点の上を通過する。下ろくろ1が、上ハジキ7の上を完全に通過すると、下ろくろ1による押圧がかからなくなるため、上ハジキ7が再び中棒6から突出し、下ろくろの手元側の縁部9が上ハジキ7に係止されて、傘が開いた状態で固定される。
上記のように、本発明の傘では、開傘状態から傘を閉じるときには、保護筒10に取り付けられた引き下げ紐21を手元方向に引くことにより、閉傘状態から傘を開くときには、保護筒10を石突き方向に押すことにより、傘の開閉を行うことができる。ハジキを直接手指で押圧する必要がないため、下ハジキ8と下ろくろの孔部2との間、及び中棒6あるいは上ハジキ7と下ろくろ1との間に指先が挟まれる危険を伴わずに、容易に傘の開閉を行うことができる。特に閉傘時においては、引き下げ紐21を手元方向に引くだけでよいので、小児でも、扱いが容易である。
本発明の保護筒の材質としては、木や合成樹脂等が考えられるが、前記の形状への加工および取付けが容易であることから、合成樹脂製が特に好ましい。また、下ろくろと保護筒の嵌着方法は、傘の開閉操作時に容易にはずれない方法であれば、どのような方法であっても良い。保護筒は、開傘状態・閉傘状態において下ろくろを係止しているハジキを中棒内に没入させないような形状であればよく、例えば保護筒の両端部の内径を大きく形成するなど、開傘状態・閉傘状態のときにハジキを押圧しないような構成をとることができる。
本発明の引き下げ紐は、容易に切れない丈夫なものが好ましく、このような性質を持つものであれば、その材質、太さ等は特に制限されない。例えば、リリヤーンのような編み糸や、プラスチック製の紐などを挙げることができ、また、これらを組み合わせて構成しても良い。輪っか状に形成すれば、手指をかけて引くことができるため、より簡単に傘を閉じることができる。引き下げ紐の保護筒への取り付け方は、容易にはずれない構成であれば、どのような方法を用いてもよく、実施例に示したように貫通孔20を設けた突起部19を保護筒に一体形成する他に、例えば図6のBに示すように、保護筒の鍔部16に貫通孔を設けて、引き下げ紐を孔に通して取り付けても良く、またはCに示すように膨出部14と鍔部16との間に架橋部を形成し引き下げ紐を取り付ける、あるいはAに示すように架橋部に孔を開けて引き下げ紐を通して結びつける等、引き下げ紐を取り付けるための構造を付加して、これに引き下げ紐を取り付けても良い。引き下げ紐には、ネームプレート27等を取り付けることもできる。
本発明のハジキは、中棒の軸方向に対して垂直方向に突出した山状の板版であり、上ハジキの石突き側の辺の角度θ、下ハジキの手元側の辺の角度θ’は、下ろくろによる押圧を受けてハジキが中棒に没入されるとともに、開傘状態・閉傘状態においては下ろくろの孔部および縁部を安定に係止する必要があるため、中棒の軸方向に対して90度よりわずかに小さく形成される必要がある。具体的には約70度〜約85度が好ましく、約75度〜約80度がより好ましい。上ハジキの石突き側の辺と下ハジキの手元側の辺が二段階に傾斜がかかった辺として構成されている場合は、図に示すように辺aと辺bの角度θ、辺eと辺fの角度θ’、は約125度〜約145度が好ましく、約130度〜約140度がより好ましい。上ハジキの手元側の辺の角度θと下ハジキの石突き側の角度θ’は、従来の傘のハジキと同様の角度でよく、具体的には約20度〜約50度の範囲が好ましい。また、上ハジキと下ハジキの中棒と接する辺を除く各辺が曲面となるように形成されることが好ましい。
本発明に係る傘の開傘状態における正面全体図。 図1に示した傘の開傘状態における下ろくろと保護筒の正面図。 図1に示した傘の開傘状態における下ろくろと保護筒の正面断面図と上ハジキの拡大図。 図1に示した傘の閉傘状態における下ろくろと保護筒の右側面図 図1に示した傘の閉傘状態における下ろくろと保護筒の正面断面図と下ハジキの拡大図。 本発明に係る傘の引き下げ紐の取り付け位置を例示する図。
符号の説明
1 下ろくろ
2 下ろくろの孔部
3 受骨
4 親骨
5 上ろくろ
6 中棒
7 上ハジキ
8 下ハジキ
9 下ろくろの手元側の縁部
10 保護筒
11 下ろくろの受骨連結部
12 保護筒の手元側の端部
13 保護筒の本体部
14 膨出部
15 下ろくろの本体部
16 鍔部
17 くびれ部
18 保護筒の石突き側の端部
19 突起部
20 突起部の貫通孔
21 引き下げ紐
22 糸紐
23 合成樹脂紐
24 手元
25 石突き
26 鉢部
27 ネームプレート
a・b・c 上ハジキの各辺
a’ 辺aの上端
d・e・f 下ハジキの各辺
e’ 辺eの上端
A 上ハジキの頂点
B 下ハジキの頂点
中棒の外周からa’までの高さ
中棒の外周から下ろくろの内壁までの高さ
中棒の外周からe’までの高さ
θ 中棒の軸方向に対する上ハジキの辺aの角度
θ 中棒の軸方向に対する上ハジキの辺cの角度
θ 辺aと辺bの角度
θ’ 中棒の軸方向に対する下ハジキの辺eの角度
θ’ 中棒の軸方向に対する上ハジキの辺dの角度
θ’ 辺eと辺fの角度

Claims (2)

  1. 中棒の石突き側に固定された上ろくろに親骨の一端が連結され、親骨の中間部に受骨の一端が連結されるとともに、中棒に外嵌された下ろくろに受骨の他端が連結されてなり、中棒に外嵌された下ろくろを中棒の軸方向にスライドさせることにより傘布が開閉されるとともに、中に設けられた上ハジキあるいは下ハジキに下ろくろが係止されることにより、開傘状態、閉傘状態のそれぞれに固定される傘において、
    下ろくろには、引き下げ紐が取り付けられた保護筒が外嵌されており、
    上ハジキと下ハジキはそれぞれ、中棒の軸方向に対して垂直方向に突出した山状の板版であり、それぞれのハジキの石突き側の辺と手元側の辺は、中棒の軸方向に対しともに鋭角をなしているが、上ハジキにおいては手元側の辺の角度が石突き側の辺の角度より小さく、下ハジキにおいては石突き側の辺の角度が手元側の辺の角度より小さく形成されており、
    開傘状態から傘を閉じるときには、引き下げ紐を中棒の手元方向に引っ張ることにより、下ろくろを手元方向にスライドさせて、閉傘状態にすることができ、
    閉傘状態から傘を開くときには、保護筒を中棒の石突き方向に押すことにより、下ろくろを石突き方向にスライドさせて、開傘状態にすることができることを特徴とする傘。
  2. 上ハジキと下ハジキの中棒と接する辺を除く各辺が曲面となるように形成されており、かつ 上ハジキの石突き側の辺と下ハジキの手元側の辺が二段階に傾斜がかかった辺として形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の傘。
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