JP2898965B2 - 簡易傘 - Google Patents

簡易傘

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JP2898965B2
JP2898965B2 JP17126798A JP17126798A JP2898965B2 JP 2898965 B2 JP2898965 B2 JP 2898965B2 JP 17126798 A JP17126798 A JP 17126798A JP 17126798 A JP17126798 A JP 17126798A JP 2898965 B2 JP2898965 B2 JP 2898965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は傘軸の上端(先端
すなわち石突)方向から押栓を挿脱することにより、あ
るいは傘軸の上端側中空部内において押栓を上下方向に
移動させることにより傘骨を開閉できるようにした簡易
傘に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傘の開閉はストレッチャー(受
骨)を支えるランナー(ろくろ)を下はじきから上はじ
きまで傘軸に沿って押し上げて行う形式のものが知られ
ており、傘軸の上端(先端すなわち石突)方向からの操
作によって簡単に開閉できる傘は提案されていなかっ
た。
【0003】
【発明により解決すべき課題】従来の下方向からの操作
によって開閉する形式の傘においては、下はじき、上は
じき、ランナー(ろくろ)、ストレッチャー(受骨)等
の複数の部材が必要であった。そのため、たとえ傘軸、
傘骨、傘布地等の傘の主要部を安価で処理しやすい紙製
とした場合であっても、生産コストの低廉化、廃棄物処
理の容易化を図るためには種々解決しなければならない
問題点が多かった。
【0004】この発明は、傘軸の上端(先端すなわち石
突)方向からの操作によって開閉する新しい形式の傘で
あって、前記開閉操作を極めて簡単に行える簡易傘を提
供する事、更には、従来の下側からの操作によって開閉
する形式の傘においては必須であった下はじき、上はじ
き、ランナー(ろくろ)、ストレッチャー(受骨)等の
部材を不要にして、不意の雨の時などのみに急遽使用さ
れる、いわゆる使い捨てに供し得る簡易傘を低コストで
提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この発明は、傘軸上端(先
端すなわち石突)方向から押栓を傘軸の上端中空部内へ
挿脱することによって、あるいは傘軸の上端側中空部内
において押栓を上下方向に移動させることにより傘軸の
中空になっている上端周壁の周方向に所定間隔で設けら
れている複数の傘骨溝にその基端屈曲部で掛止されてい
る傘骨を、当該傘骨溝底部を支点にして回動させ、これ
によって傘布地を張設している傘骨先端側を開閉できる
ようにして従来の問題点を解決することが出来たのであ
る。
【0006】すなわち、本発明は、傘軸の中空になって
いる上端部周壁に複数の傘骨溝を周方向に所定間隔で設
け、傘布地を張設し基端側に屈曲部を有する複数の傘骨
の基端屈曲部を前記傘骨溝に掛止し、前記傘軸の中空に
なっている上端側内で押栓を上下動させることにより前
記複数の傘骨を開閉できるようにしたことを特徴とする
簡易傘を提案する。
【0007】前記において、傘軸上端(先端すなわち石
突)方向から傘軸の上端側中空部内で上下動させること
によって傘骨を開閉可能とする押栓としては、傘軸の上
端中空部に嵌合可能であって、前記傘骨溝に対応する位
置に、前記傘骨の基端側が嵌合可能な溝を有する栓を採
用する事ができる。また、前記のように傘骨溝に対応す
る位置に溝を有していなくても、合成樹脂製あるいはゴ
ム製のように弾性変形可能であって、傘軸の上端中空部
内へ嵌合された際に、前記傘骨溝の底部を支点として傘
骨の基端側を傘軸の下側に押し下げ、傘軸内周壁に押し
付けることのできる栓であればどのようなものも採用で
きる。
【0008】前記の本発明による簡易傘は、押栓を傘軸
の上端部から抜き取る、あるいは傘軸の上端中空部内へ
前記傘骨溝を介して突入している傘骨の基端側への押栓
底面による押圧を解除する程度に押栓を傘軸の上端(先
端すなわち石突)方向へ移動させることによって、閉じ
ることができる。
【0009】一方、傘を開く時には、傘軸上端(先端す
なわち石突)方向から押栓を傘軸の上端中空部内へ嵌合
することにより、あるいは傘軸上端中空部内に上側から
嵌め込んでおいた押栓を下方向に移動させることにより
傘軸の上端中空部内へ前記傘骨溝を介して突入している
傘骨の基端側を傘軸内の下側に押し下げ、当該基端側を
傘軸内周壁に押し付ける。これによって、基端側の屈曲
部で前記傘骨溝の底部に掛止されている傘骨は、その屈
曲している基端側が傘軸内の下側に押し下げられ、つい
で傘軸内周壁に押し付けられるのに対応して、傘布地を
張設している傘骨の先端側が、前記傘骨溝の底部を支点
として傘軸の上方向に向かって回動し、傘が開くことに
なる。
【0010】ここで、前記のように、押栓として傘軸の
上端中空部に嵌合可能であって、前記傘骨溝に対応する
位置に前記傘骨の基端側が嵌合可能な溝を有する栓を採
用している時には、傘軸内の下側に押し下げられ、つい
で傘軸内周壁に押し付けられる傘骨の基端側は、前記押
栓に設けられている溝に嵌め込まれれて移動することに
なる。
【0011】本願が提案する他の発明は、傘軸の中空に
なっている上端部周壁に3個の傘骨溝を周方向に所定間
隔で設け、傘布地を張設し基端側に屈曲部を有する3本
の傘骨の基端屈曲部を前記傘骨溝に掛止し、前記傘軸の
中空になっている上端側内で押栓を上下動させることに
より前記3本の傘骨を開閉できるようにした簡易傘であ
って、前記押栓は、前記3本の傘骨中、片側にのみ傘布
地が張設されている2本の傘骨の前記基端屈曲部が前記
傘骨の開閉に際して行う移動の移動方向を案内する手段
を備えていることを特徴とする簡易傘である。この発明
に係る簡易傘は、3本の傘骨の間に傘布が張設された構
成からなる簡易傘であるが、前記のような案内手段を設
けることによって、傘を開いたときに、傘布が緩みな
く、ピンと張られるようにすることができる。
【0012】前記における案内手段は、傘軸の中空にな
っている上端側内を上下移動する押栓の円柱体外周壁に
所定深さで刻設されている溝条であって、前記3本の傘
骨中、片側にのみ傘布地が張設されている2本の傘骨の
前記基端屈曲部が掛止されている傘軸上端周壁に設けら
れている2本の傘骨溝の位置にそれぞれ対応する前記押
栓の円柱体外周壁の位置において、前記3本の傘骨中、
両側に傘布地が張設されている傘骨の前記基端屈曲部が
掛止されている傘軸上端周壁に設けられている傘骨溝の
位置に対応する前記押栓の円柱体外周壁方向に、その上
端側が傾斜している溝条で構成されているものとするこ
とができる。また、傘軸の中空になっている上端部内を
上下移動する押栓の中空円柱体の所定厚さを有する周壁
に穿設されている溝条であって、前記3本の傘骨中、片
側にのみ傘布地が張設されている2本の傘骨の前記基端
屈曲部が掛止されている傘軸上端周壁に設けられている
2本の傘骨溝の位置にそれぞれ対応する前記押栓の中空
円柱体の周壁の位置において、前記3本の傘骨中、両側
に傘布地が張設されている傘骨の前記基端屈曲部が掛止
されている傘軸上端周壁に設けられている傘骨溝の位置
に対応する前記押栓の中空円柱体の周壁方向に、その上
端側が傾斜している溝条で構成されているものとするこ
ともできる。
【0013】前記において、傘骨の基端屈曲部と基端と
の間には膨大部、例えば、前記傘骨溝の幅よりは太い膨
大部、突起などを設けておくことが好ましい。このよう
な膨大部、突起を設けておくことにより、傘骨は傘骨溝
より抜けるおそれがなくなり、押栓の傘軸上端中空部内
への挿脱により、前記基端屈曲部によって傘骨溝底部に
掛止されている傘骨の傘骨溝底部を支点とした回動(傘
の開閉)をスムーズに行うことができる。このような膨
大部、突起を設けても、傘骨は、傘軸の上端開口から傘
骨溝に沿って挿入し、掛止すればよいので、傘骨の傘骨
溝への掛止に支障はない。
【0014】前記のような膨大部、突起を傘骨の基端屈
曲部と基端との間に設けない場合であっても、各傘骨に
は傘布地が張設されており、他の傘骨溝に掛止されてい
る傘骨との関係によって、傘を閉じた場合に、掛止され
ている傘骨が傘骨溝から抜け落ちるおそれはない。
【0015】また、複数の傘骨溝は夫々同一の長さ(深
さ)または夫々異なる長さ(深さ)にする事ができる。
複数の傘骨溝を夫々同一の長さ(深さ)とした場合、傘
軸の上端中空部内へ前記傘骨溝を介して突入している傘
骨の基端側は同じ高さから突入してくるが、傘軸を一定
以上の太さ(例えば、傘軸内周の直径が少なくとも、傘
軸の上端中空部内へ傘骨溝を介して突入している各傘骨
の基端側の長さの2倍以上となる太さ)に構成すること
により、これら複数の傘骨の基端側が傘軸の中央部にお
いて衝突する事はない。このように複数の傘骨溝を夫々
同一の長さ(深さ)とすれば、傘の開閉の際に、複数の
傘骨が傘軸の同じ高さにおいて回動することとなり傘の
安定性において有利である。一方、傘軸の内周壁直径が
傘軸の上端中空部内へ前記傘骨溝を介して突入している
各傘骨基端側の長さの2倍以下であるように、比較的細
い傘軸を採用する場合には、複数の傘骨溝を夫々異なる
長さ(深さ)、あるいはいくつかの傘骨溝の長さ(深
さ)を他の傘骨溝の長さ(深さ)と相違させることによ
って、複数の傘骨の基端側先端(すなわち基端)が傘軸
の中で衝突する事を防止できる。
【0016】前記のように本発明の簡易傘においては、
従来の下側からの操作によって開閉する形式の傘におい
て必須であった下はじき、上はじき、ランナー(ろく
ろ)、ストレッチャー(受骨)等の部材を不要にして、
低コストで簡易傘を製造することができる。
【0017】更に、傘骨の数を3本とし、傘軸の直径方
向対称的に設けた2個の傘骨溝と当該2個の傘骨溝を結
ぶ直径に直交する位置に設けた1個の傘骨溝、合計3個
の傘骨溝に前記3本の傘骨を掛止し、開いたときに相互
に直交する2本の傘骨の部分にのみ傘布地を張設する構
成としておけば、開いたときに三角形の傘となって、デ
ザイン的に優れた傘を提供する事ができる。
【0018】
【実施例1】この発明の実施例を図1、図2、図3に基
づいて説明する。
【0019】傘軸1の中空になっている上端(石突)側
周壁2の周方向に、等しい長さ(深さ)の傘骨溝3、
3、3を等間隔で設ける。
【0020】基端側に基端屈曲部5を有すると共に基端
屈曲部5と基端との間に突起6を有し、先端側に傘布地
12を張設した傘骨4を傘軸1の上方向から傘骨溝3に
沿って挿入し、傘骨4の基端屈曲部5を前記傘骨溝3に
それぞれ掛止する。
【0021】ここで、膨大部6は、傘骨溝3の幅より少
なくとも大きな幅を有するように構成されているため、
傘骨4が傘骨溝3から抜け落ちるおそれはない。
【0022】傘軸1の上端開口部に嵌合可能な押栓10
は、頭部8とその下側に連設された円柱体7とで構成さ
れており、円柱体7の外壁には、前記傘軸1の3つの傘
骨溝3、3、3に対応する位置に嵌合溝9、9、9が設
けられている。
【0023】傘軸上端(先端すなわち石突)方向から押
栓10を傘軸1の上端中空部内へ嵌合すると、傘骨溝3
の底部にその基端屈曲部5で掛止されている傘骨4の基
端側13は、押栓10の底面に押されて傘軸1内の下側
に押し下げられ、次いで、基端側13は前記円柱体7の
外壁の嵌合溝9に嵌め込まれつつ更に下方向に押し下げ
られるが、基端屈曲部5で傘骨溝3の底部に掛止されて
いるので、次第に傘軸1の内周壁方向に向い、押栓10
の傘軸1内への嵌合が完了すると、傘軸1の内周壁に押
し付けられる(図3)。このような基端側13の移動に
つれて、傘布地12を張設している傘骨4の先端側は、
傘骨溝3の底部を支点として傘軸1の上方向に矢示14
のように回動し(図3)、押栓10の傘軸1内への嵌合
完了によって傘が開く。
【0024】傘を閉じる時には、押栓10を傘軸1の上
端部から抜き取る、あるいは傘骨4の基端側13への押
栓10の底面による押圧を解除する程度に押栓10を傘
軸1の上端(先端すなわち石突)方向へ移動させればよ
い(図2(a))。これによって、傘軸1の内周壁方
向、傘軸1の下側方向への押圧を解除された傘骨4の基
端側13は、図3図示の位置から、図2(a)(b)
(c)図示の位置へと、傘骨溝3の底部を支点として回
動し、これに応じて、傘布地12を張設している傘骨4
の先端側は、傘骨溝3の底部を支点として傘軸1の下方
向に矢示15(図3)のように回動し、傘が閉じられ
る。
【0025】この閉じられている状態においては、傘骨
4は、膨大部6の存在によって、傘骨溝3から抜け落ち
る事はなく、傘布地を丸め、傘布地の外側に取り付けら
れている従来公知のバンド等によって止めておくことが
できる。
【0026】なお、膨大部6を設けなくても、傘骨4に
はそれぞれ傘布地12が張設されており、かつ、傘布地
12が張設されていて他の傘骨溝に掛止されている他の
傘骨4との関係から傘骨4が傘骨溝3から抜け落ちるお
それはない。ただし、押栓8を傘軸先端中空部において
上下動させた際の、傘骨溝3の底部(傘骨4の基端屈曲
部5)を支点とした回動による傘骨4の開閉をスムーズ
に行わせるためには、基端屈曲部5と基端との間に膨大
部6を設けることが好ましい。
【0027】この実施例においては、基端屈曲部5の屈
曲角度θを60度にしている。この屈曲角度θを、例え
ば45度乃至80度の間で種々変更することにより、開
き具合の異なる傘を提供できる。
【0028】前記において、押栓10として傘骨溝3に
対応する位置に傘骨4の基端側13が嵌合可能な溝9を
有する栓を採用したが、これに替えて、傘骨溝3の位置
に対応する位置に溝9を有していなくても、弾性変形可
能であって、傘軸1の上端中空部内へ嵌合された際に、
前記傘骨溝3の底部を支点として傘骨4の基端側13を
傘軸1の下側に押し下げ、傘軸内周壁に押し付けること
のできる栓であればどのようなものも採用できる。例え
ば、合成樹脂製の押栓、ゴム製の押栓等を採用する事が
できる。
【0029】本実施例の傘を閉じている状態において
は、押栓10は、傘軸1の上端(先端)から抜き取り、
手もと(ハンドル)の先端に設けた開口に嵌合させてお
くことができる。
【0030】また、図2(a)に表されているように、
傘軸1の上端中空部内における傘骨4の基端側13への
押栓10の底面による押圧を解除する程度に押栓10を
傘軸1の上端(先端すなわち石突)方向へ移動させた
後、この位置で押栓10の上下動(傘軸1の上方向及び
下方向への移動)を防止するための掛止手段を傘軸1の
内周壁と押栓10の円柱体7外周壁の対応する位置に設
けて(図示していない)、押栓10を傘軸1の上端(先
端)側に固定することもできる。
【0031】ただし、合成樹脂製、ゴム製の栓のよう
に、弾性変形させつつ嵌合(挿入)する栓を用いれば、
前記のような掛止手段を用いなくても、図2(a)に表
されているように、傘軸1の上端中空部内における傘骨
4の基端側13への押栓10の底面による押圧を解除す
る程度に押栓10を傘軸1の上端(先端すなわち石突)
方向へ移動させ、その位置で、押栓10を固定しておく
ことが可能である。この場合、傘を開くためには、押栓
10が前記のように傘軸1の上端(先端すなわち石突)
側中空部内に弾力によって固定されているので、押栓1
0の頭部8の先端(すなわち石突)を建物の壁や、地面
に強く押し付けることによって、片手で、極めて簡単
に、傘を開くことができる。
【0032】本実施例の簡易傘においては、不意の雨な
どの場合に急遽使用するだけの簡易傘をより低廉な製造
コストで供給するという観点から、傘軸1、傘骨4、傘
布地12、押栓10のいずれをも合成樹脂製としてい
る。
【0033】本発明の簡易傘においては、前記の通り、
従来の下側からの操作によって開閉する形式の傘におい
て必須であった下はじき、上はじき、ランナー(ろく
ろ)、ストレッチャー(受骨)等の部材が不要になるの
で、低コストで製造できるのみならず、廃棄物処理すべ
き部材を大幅に減らし、廃棄物処理を容易にすることが
できるが、更に、傘軸1、傘骨4、傘布地12、押栓1
0のいずれをも防水処理を施した紙製にすれば、廃棄後
の処理が一層容易な簡易傘を提供できる。
【0034】本実施例においては、傘骨4の数を3本と
し、傘軸1の上端部周壁2の周方向に等間隔で掛止して
いるので、傘を開いた時に三角形の傘になってデザイン
的に優れた傘を提供する事ができる。
【0035】また、本実施例では示していないが、傘骨
4の数を4本とし、傘軸1の上端部周壁2の周方向に等
間隔で掛止して、傘を開いた時に四角形となる傘を提供
する事もできる。
【0036】
【実施例2】この発明の他の実施例を図4に基づいて説
明する。
【0037】図4に示す簡易傘は、傘軸1の上端中空部
周壁に設ける傘骨溝を三個とし、傘骨溝3aと傘骨溝3
cとを直径対称的に設け、傘骨溝3bを傘骨溝3aと傘
骨溝3cとを結ぶ直径に対して直交する位置に設けたも
のである。
【0038】更に、傘布地は、傘骨溝3aに掛止される
傘骨4aと傘骨溝3bに掛止される傘骨4bとの間に傘
布地12a、傘骨溝3bに掛止される傘骨4bと傘骨溝
3cに掛止される傘骨4cとの間に傘布地12bをそれ
ぞれ張設したものである。傘布地12aと12bとは傘
骨4b上の部分では連続しており、一枚の布になってい
る。傘布地の中央側(傘骨1側)は、環状の連接部14
に連なっており、これによって、傘骨1への取り付けが
行われている。ただし、傘軸1への取り付けはこれに限
定されず、従来公知の種々の方法を用いる事ができる。
【0039】傘骨4a、4b、4cの傘骨溝3a、3
b、3cへの掛止、押栓10を傘軸1の先端中空部へ挿
脱して傘を開閉することは前記実施例1と同一につき説
明を省略する。
【0040】本実施例においては、弾性変形する合成樹
脂製の押栓10を用いているので、柱体7の外壁に溝9
は設けていない。なお、傘骨の基端屈曲部と基端との間
には膨大部6を設けてあるが、前記実施例1で説明した
ように、これを設けないことも可能である。
【0041】本実施例においては、傘骨を三本とし、傘
骨溝3a、3b、3cを前記のような位置関係に配置し
たので、傘を開いた場合には、平面図(図4(b))に
示されるように、傘は三角形になる。
【0042】更に、この場合、傘布地12a、12b
が、傘骨4aと4bとの間及び傘骨4bと4cとの間に
しか張設されていないので、側面図(図4(c))(図
4(b)において下側から見た図)においては、手前側
に傘布地は存在しない。
【0043】本実施例が提供する傘は、不意の雨の際
に、急遽使用されることを主目的としているので、この
ように二方面にしか傘布地が張られていなくても、傘布
地が張られている方向、例えば、図4(b)中、上側
(傘骨4bの方向)を歩いていく進行方向、あるいは雨
が降り注いでくる方向に向けて歩行すれば、不意の雨を
避けるのに十分である。
【0044】また、本実施例においては、図4(c)図
示のように傘軸1の長さを傘骨4a、4b、4cのいず
れよりも短くしている。これは、上からの操作によって
開閉する方式の本発明においては、従来の下から操作し
て開閉する方式の傘のように、下はじきから上はじきま
で傘軸に沿ってランナー(ろくろ)を押し上げる必要が
なくなるので、傘軸1の長さは、傘を持つのに必要十分
な長さにまで短くする事ができるからである。
【0045】
【実施例3】この発明の他の実施例を図5に基づいて説
明する。
【0046】図5に示す実施例は、傘骨の基端屈曲部5
と基端との間に膨大部6を設けない場合の一つの例であ
る。
【0047】すなわち、傘骨4の基端屈曲部5に設けた
孔に環状の糸部材15を挿通させたものである。
【0048】このように構成することによって、傘骨4
の傘骨溝3からの脱落を有効に防止すると共に、押栓1
0を傘軸先端中空部に挿入(嵌合)した際の、傘骨溝3
底部(あるいは傘骨の基端屈曲部5)を支点とした傘骨
4の回動、これによる傘の開閉をよりスムーズに行わせ
る事ができる。
【0049】前記糸部材15としては、ピアノ線、針
金、等、細くて一定程度の強度を有する部材であればど
のようなものも使用できる。
【0050】
【実施例4】この発明の他の実施例を図6に基づいて説
明する。この実施例は傘軸1の中空になっている上端周
壁2の周方向に、それぞれ異なる長さ(深さ)の傘骨溝
3a、3b、3cを等間隔で設けたものである。
【0051】前記実施例1のように傘骨溝3を夫々同一
の長さ(深さ)とした場合、傘骨4の基端屈曲部5は、
同一の高さにある傘骨溝3の底部を支点として回動する
ので傘の安定性において有利であるが、その一方、傘軸
1の上端中空部内へ前記傘骨溝3を介して突入している
傘骨4の基端側13が同じ高さから突入してくるので、
これらの先端が傘軸1の中央部において互いに衝突する
ことを防ぐ必要がある。そこで、傘軸1を一定以上の太
さ(例えば、傘軸内周の直径が少なくとも、傘軸の上端
中空部内へ傘骨溝を介して突入している各傘骨の基端側
13の長さの2倍以上となる太さ)に構成する必要があ
る。
【0052】本実施例においては、複数の傘骨溝3a、
3b、3cをを夫々異なる長さ(深さ)としたので、傘
軸1の内周直径が傘軸の上端中空部内へ傘骨溝3を介し
て突入している各傘骨基端側13の長さの2倍以下であ
るように、比較的細い傘軸1を採用する場合であって
も、複数の傘骨の基端側13、13、13が傘軸1の中
央部で衝突する事を防止できる。
【0053】すなわち、この実施例によれば、図6
(a)(b)(c)に示すように、それぞれ異なる高さ
の傘骨溝3から突入してきた傘骨の基端側13、13、
13は、傘軸1の中央部に於いて互いに異なる高さに位
置し、衝突する事がない。
【0054】この実施例の簡易傘のその他の部分につい
ては、実施例1と同一につき説明を省略する。
【0055】
【実施例5】図7、図8、図9は、本発明の他の実施例
を表すものである。
【0056】この実施例の簡易傘は、前記実施例1乃至
実施例4で説明した本発明の簡易傘と押栓10の構造が
相違している。すなわち、この実施例においては、押栓
10の傘軸1上端中空部内を上下移動する円柱体7に、
傘骨4a、4cの基端屈曲部が傘骨4a、4cの開閉に
際して行う移動(動作)の移動(動作)方向を案内する
手段を備えていることを特徴とするものである。
【0057】この実施例の押栓10は、図7(a)〜図
7(c)に表されているように、所定の周壁厚さを有す
る中空の円柱体7aで構成されている。そして、片側に
のみ傘布地12aあるいは12bが張設されている傘骨
4a、4cが掛止される傘骨溝3、3に対応する位置
に、溝条9a、9cが穿設されている。この溝条9a、
9cは、図8において、押栓10の中空の円柱体7aが
矢示16で表す下方向に移動して、傘骨4a、4b、4
cを図9図示の状態に開かせる、あるいはその反対に、
上方向に移動して傘骨4a、4b、4cを閉じさせる際
に、傘骨4a、4cの基端屈曲部が行う移動(動作)の
方向を案内する役割をはたしている。
【0058】すなわち、片側にのみ傘布地12aあるい
は12bが張設されている傘骨4a、4cが掛止される
傘骨溝3、3に対応する位置に穿設されている溝状9
a、9cは、その上端側が、両側に傘布地12a、12
bが張設されている傘骨4bの基端屈曲部13が掛止さ
れている傘骨溝3方向に傾斜している。これによって、
押栓10が傘軸1の上方向から矢示16で表される方向
に押され、中空の円柱体7aが矢示16で表す下方向に
移動すると、傘骨4bは、実施例1及び図1乃至図4で
説明したように開く。また、傘骨4a、4cも実施例1
及び図1乃至図4で説明したように開くが、この開く動
作と同時に、溝条9cによって傘骨4cの基端屈曲部1
3が案内されるので、傘骨4cは、図8中、矢示17で
表される方向への移動(動作)も行う。また、図示して
いないが、傘骨4aも、その基端屈曲部13が溝条9a
によって案内されるので、前記傘骨4cの移動(動作)
に対応する開く動作(移動)と同時的な矢示17で表さ
れる方向への移動(動作)を行う。この結果、傘を開い
た状態の平面図である図9に示されるように、この実施
例の所定厚さの周壁を有する中空円柱体7aからなる押
栓10を下方向に押え込んで(あるいは、下方向に移動
させて)開かせた傘においては、図4(b)に表した場
合よりも、傘骨4a、4cが矢示18、18方向に傾く
(傾動する)ので(図9)、傘布12a、12bが図4
(b)図示の場合よりも緊張して、いわゆる一層ピンと
張られた状態で、傘骨4aと4bとの間、及び傘骨4b
と4cとの間に張設されることになる。図9図示の場合
においては、溝条9cによって開閉方向の案内されるの
が、傘骨4cとその基端側、溝条9aによって開閉方向
の案内されるのが、傘骨4aとその基端側になる。図9
図示のような三角形の傘においては、傘骨4a、4cの
基端側が掛止されている傘骨溝3、3の位置に、溝条9
a、9cの位置がそれぞれ対応するように、押栓10を
嵌め込まねばならない、あるいは、嵌め込んでおかねば
ならないが、これは、予め、押栓10の頭部8に所定の
目印を設けておくことにより可能である。あるいは、位
置を定めて傘軸1の上端中空部内に嵌め込んだ押栓10
が、常に同じ位置で上下移動できるように、傘軸1の上
端中空部内周壁に上下方向の突条を設け、これに嵌合さ
せる溝条を円柱体7、7aの外周壁に設けておくこと等
によって、可能となる。
【0059】なお、この実施例においては、中空円柱体
7aにおいて、両側に傘布地12a、12bが張設され
ている傘骨4bの基端屈曲部13が掛止されている傘骨
溝3に対応する位置には、垂直方向の溝条9bを設けた
が、傘骨4bは実施例1、図1乃至図4で説明したのと
同様の開閉のための移動(動作)を行うだけであるの
で、この傘骨4bに対応する位置に溝条9bを設けず
に、中空円柱体7aの外周壁に、図1図示のように垂直
方向の溝を設けたり、図4で説明したように、弾性変形
する押栓を用いることによって、中空円柱体7aの外周
壁に溝を設けない構成にすることもできる。この実施例
の図7図示のように、傘骨4bに対応する位置に溝条9
bを設けておいても、その上下方向のサイズ(高さ)
は、溝条9a、9cより小さいので(図7(c))、押
栓10の上下方向移動により、実施例1〜実施例4で説
明したと同様の開閉動作(移動)を傘骨4bに行わせる
ことが可能である。
【0060】前記において、中空円柱体7aは、所定の
周壁厚さを有することが必要であると説明したが、この
所定厚さは、傘骨4a、4cの基端側が溝条9a、9c
内にそれぞれ入り込んで、これらに案内されて、傘骨4
a、4cが矢示17(図8)、矢示18(図9)で示す
方向、及びこれらの逆方向の動作(移動)を、実施例1
〜実施例4で説明した傘骨4a、4cを開閉させるため
の動作(移動)に追加して行わせるために必要とされる
ものである。すなわち、傘軸1の中空部内側へ突出して
いる傘骨4a、4cの基端側を押え、また案内できる程
度の周壁厚さであることが要求される。
【0061】この実施例においては、所定厚さの周壁か
らなる中空の円柱体7aを用い、これに溝条9a、9c
を穿設したが、溝条9a、9cは、傘骨4a、4cの基
端側が溝条9a、9c内にそれぞれ入り込んで、これら
に案内されて、傘骨4a、4cが矢示17(図8)、矢
示18(図9)で示す方向、及びこれらの逆方向の移動
あるいは動作を、実施例1〜実施例4で説明した傘骨4
a、4cを開閉させるための移動あるいは動作に追加し
て行わせるための、当該移動あるいは動作の方向を案内
する案内手段であるので、図7で説明した構造に限られ
るものではない。すなわち、実施例1の図1で説明した
ような充実した円柱体7を用い、これの、図7における
溝条9a、9cに対応する位置に、同じ形状の溝9a、
9cを所定深さで、刻設することもできる。ここで、溝
9a、9cを所定深さで刻設する理由は、前記円柱体7
aを所定厚さの周壁で構成するのと同様の理由によるも
のである。
【0062】この実施例においては、溝条9a、9cの
上端側は、両側に傘布地12a、12bが張設されてい
る傘骨4bの基端屈曲部13が掛止されている傘骨溝3
が存在する位置に対応する中空円柱体7aの外周壁の方
向に、湾曲するように傾斜しているが、かならずしもこ
のような構成に限られず、押栓10を傘軸1の上端開口
に矢示16方向(図8)から挿入した時に、あるいは、
押栓10の円柱体部7aを傘軸1の上端側中空部内で下
方向に(矢示16方向に)移動させたときに、傘骨4
a、4cが図4(b)図示のように開くのみならず、矢
示17方向(図8)に示される傘骨4cの移動をも可能
とするように、傘骨4a、4c及びその基端側を案内で
きるものであれば、図7図示のように、上端側が湾曲し
て傾斜する構造に限られず、直線状に傾斜する構造とす
ることも可能である。
【0063】
【発明の効果】この発明によれば、傘軸の上端(先端す
なわち石突)開口部に押栓を挿脱することにより、ある
いは傘軸の上端側中空部内に嵌め込んでおいた押栓を上
下方向に移動させることにより、簡単に傘の開閉を行う
事ができ、これまで提案されていなかった傘軸の上端
(先端すなわち石突)方向からの操作のみで簡単に開閉
できる傘を提供できる。
【0064】また、前記のように上からの操作のみによ
って開閉する方式の本発明の簡易傘によれば、従来の下
方向からの操作によって開閉する形式の傘において必要
不可欠であった下はじき、上はじき、ランナー(ろく
ろ)、ストレッチャー(受骨)等が不要になり、低コス
トでの生産が可能になり、廃棄物処理も容易になる。ま
た傘軸、傘骨、傘布地、押栓を防水加工処理した紙製と
すれば、低コスト生産に加えて廃棄物処理の容易さが一
層際立つことになる。
【0065】このような低コスト生産、廃棄物処理の容
易さゆえに、不意の雨で傘が必要になった場合などに急
遽使用する使い捨て用の簡易傘を提供する事ができる。
【0066】また、傘骨を3本とし、この中の1本には
両側に傘布を張設し、他の2本には、片側にのみ傘布を
張設する構成とすることにより、開いた時にデザイン的
に優れた外観を呈する傘を提供することができる。この
場合に、更に、片側にのみ傘布が張設されている2本の
傘骨の開閉の際の移動(開閉動作)の移動方向を案内す
る案内手段を、押栓の傘軸上端側中空部内を上下移動す
る部分に設ければ、このような3本の傘を開いた時に、
傘布が一層ピンと張られた状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の傘軸先端側の一部を省略し
た分解斜視図。
【図2】(a)図1図示の傘の閉じている状態における
傘軸先端側の正面図。 (b)図2(a)中、A−A断面図。 (c)図2(b)中、B−B断面図。
【図3】図1図示の傘の開いている状態における傘軸先
端側の正面図。
【図4】この発明の他の実施例を表す図であって、
(a)は傘軸先端側の一部を省略した分解斜視図、
(b)は傘を開いた状態の平面図、(c)は傘を開いた
状態における傘布地を張設していない方向からの側面
図。
【図5】この発明の更に他の実施例を表す図であって、
(a)は傘軸先端側の一部を省略した分解斜視図、
(b)は傘骨を傘骨溝に掛止した状態を表す一部を省略
した斜視図。
【図6】この発明の他の実施例を表す図であって、 (a)傘軸に傘骨を掛止した状態の押栓を省略した傘軸
先端側の正面図。 (b)図6(a)の平面図。 (c)図6(b)のC−C断面図。
【図7】この発明の更に他の実施例に用いる押栓を表す
図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、
(c)は(a)のD−D断面図。
【図8】図7図示の押栓を用いて傘を開く場合の、傘軸
先端部を表す一部を省略した左側面図。
【図9】図7図示の押栓を用いて傘を開いた場合の平面
図。
【符号の説明】
1 傘軸 2 傘軸の上端部周壁 3 傘骨溝 4 傘骨 5 傘骨の基端屈曲部 6 掛止用膨大部 9a、9c 溝条 10 押栓 12 傘布地

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘軸の中空になっている上端部周壁に複
    数の傘骨溝を周方向に所定間隔で設け、傘布地を張設し
    基端側に屈曲部を有する複数の傘骨の基端屈曲部を前記
    傘骨溝に掛止し、前記傘軸の中空になっている上端側内
    で押栓を上下動させることにより前記複数の傘骨を開閉
    できるようにしたことを特徴とする簡易傘。
  2. 【請求項2】 傘軸の中空になっている上端部周壁に3
    個の傘骨溝を周方向に所定間隔で設け、傘布地を張設し
    基端側に屈曲部を有する3本の傘骨の基端屈曲部を前記
    傘骨溝に掛止し、前記傘軸の中空になっている上端側内
    で押栓を上下動させることにより前記3本の傘骨を開閉
    できるようにした簡易傘であって、前記押栓は、前記3
    本の傘骨中、片側にのみ傘布地が張設されている2本の
    傘骨の前記基端屈曲部が前記傘骨の開閉に際して行う移
    動の移動方向を案内する手段を備えていることを特徴と
    する簡易傘。
  3. 【請求項3】 押栓が備えている前記3本の傘骨中、片
    側にのみ傘布地が張設されている2本の傘骨の前記基端
    屈曲部が傘骨の開閉に際して行う移動の移動方向を案内
    する手段は、傘軸の中空になっている上端側内を上下移
    動する押栓の円柱体外周壁に所定深さで刻設されている
    溝条であって、前記3本の傘骨中、片側にのみ傘布地が
    張設されている2本の傘骨の前記基端屈曲部が掛止され
    ている傘軸上端周壁に設けられている2本の傘骨溝の位
    置にそれぞれ対応する前記押栓の円柱体外周壁の位置に
    おいて、前記3本の傘骨中、両側に傘布地が張設されて
    いる傘骨の前記基端屈曲部が掛止されている傘軸上端周
    壁に設けられている傘骨溝の位置に対応する前記押栓の
    円柱体外周壁方向に、その上端側が傾斜している溝条で
    構成されていることを特徴とする請求項2記載の簡易
    傘。
  4. 【請求項4】 押栓が備えている前記3本の傘骨中、片
    側にのみ傘布地が張設されている2本の傘骨の前記基端
    屈曲部が傘骨の開閉に際して行う移動の移動方向を案内
    する手段は、傘軸の中空になっている上端部内を上下移
    動する押栓の中空円柱体の所定厚さを有する周壁に穿設
    されている溝条であって、前記3本の傘骨中、片側にの
    み傘布地が張設されている2本の傘骨の前記基端屈曲部
    が掛止されている傘軸上端周壁に設けられている2本の
    傘骨溝の位置にそれぞれ対応する前記押栓の中空円柱体
    の周壁の位置において、前記3本の傘骨中、両側に傘布
    地が張設されている傘骨の前記基端屈曲部が掛止されて
    いる傘軸上端周壁に設けられている傘骨溝の位置に対応
    する前記押栓の中空円柱体の周壁方向に、その上端側が
    傾斜している溝条で構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の簡易傘。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101843413B1 (ko) * 2016-11-22 2018-05-14 박선희 양산

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