JPS6025224Y2 - 体腔内の組織切除器 - Google Patents
体腔内の組織切除器Info
- Publication number
- JPS6025224Y2 JPS6025224Y2 JP6505179U JP6505179U JPS6025224Y2 JP S6025224 Y2 JPS6025224 Y2 JP S6025224Y2 JP 6505179 U JP6505179 U JP 6505179U JP 6505179 U JP6505179 U JP 6505179U JP S6025224 Y2 JPS6025224 Y2 JP S6025224Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- slider
- loop
- loop wire
- flexible tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は体腔内に挿入し、ポリープ等を切除する体腔
内の組織切除器に関する。
内の組織切除器に関する。
生体腔内の組織たとえば胃壁などに生じたポリープ等を
切除する場合、切除器を内視鏡とともに生体腔内すなわ
ち胃の中に挿入してその切除器および切除すべきポリー
プを内視鏡で観察しながらポリープを切除するようにし
ている。
切除する場合、切除器を内視鏡とともに生体腔内すなわ
ち胃の中に挿入してその切除器および切除すべきポリー
プを内視鏡で観察しながらポリープを切除するようにし
ている。
しかしながら、従来の切除器は第1図で示すように、可
撓チューブa内に進退自在なスライダbを収納し、この
スライダbに屈曲部Cを有したループワイヤdの一端を
取着し、このループワイヤdの他端を上記スライダbに
穿設した透孔eに挿通して手元へ延長した構造になって
いる。
撓チューブa内に進退自在なスライダbを収納し、この
スライダbに屈曲部Cを有したループワイヤdの一端を
取着し、このループワイヤdの他端を上記スライダbに
穿設した透孔eに挿通して手元へ延長した構造になって
いる。
したがって、ループワイヤdの手元側の操作によってル
ープワイヤdを前進させることにより屈曲部Cが可撓チ
ューブaから突出してループが形成され、このループを
体腔内のポリープfに掛け、ループを絞ったところでル
ープに高周波電流を流すことによりポリープfを焼き切
ることができる。
ープワイヤdを前進させることにより屈曲部Cが可撓チ
ューブaから突出してループが形成され、このループを
体腔内のポリープfに掛け、ループを絞ったところでル
ープに高周波電流を流すことによりポリープfを焼き切
ることができる。
ところが、ループワイヤdの方向性が定まっていないと
ともにポリープfの向きも体腔内の場所によってまちま
ちであるため、第1図で示すように、ポリープfに対し
て垂直にループが形成され、ループをポリープfに掛け
られない場合がある。
ともにポリープfの向きも体腔内の場所によってまちま
ちであるため、第1図で示すように、ポリープfに対し
て垂直にループが形成され、ループをポリープfに掛け
られない場合がある。
このようなとき、ループを2点鎖線で示すように90’
回転させる必要があるが、ループワイヤdと操作部を接
続する部材が条体であるため手元の操作部を回動させて
も条体がねじれるだけで伝達力がなくループを回動させ
ることができないという不都合がある。
回転させる必要があるが、ループワイヤdと操作部を接
続する部材が条体であるため手元の操作部を回動させて
も条体がねじれるだけで伝達力がなくループを回動させ
ることができないという不都合がある。
この考案は上記事情にもとすきなされたもので、その目
的とするところは、ループを手元の操作によって回転さ
せ、そのループをポリープに容易に掛けることができる
体腔内の組織切除器を提供しようとするものである。
的とするところは、ループを手元の操作によって回転さ
せ、そのループをポリープに容易に掛けることができる
体腔内の組織切除器を提供しようとするものである。
以下、この考案を図面に示す一実施例にもとすいて説明
する。
する。
第2図および第3図中1は合成樹脂材料などの可撓チュ
ーブであり、この先端部1aは斜めに切断されていて、
鋭角に形成され、この先端部1aにはこれを小内径とす
る係止環2が固着されている。
ーブであり、この先端部1aは斜めに切断されていて、
鋭角に形成され、この先端部1aにはこれを小内径とす
る係止環2が固着されている。
また、可撓チューブ1の末端部1bは継手管3に嵌着さ
れており、この継手管3の外側には絶縁性の支持具4が
螺着されている。
れており、この継手管3の外側には絶縁性の支持具4が
螺着されている。
そして、この支持具4には上記継手管3の内径と同径の
挿通孔5が穿設され、この内周面一部にはOリング6が
装置されている。
挿通孔5が穿設され、この内周面一部にはOリング6が
装置されている。
また、この支持具4の側壁には上記挿通孔5と連通する
口金7が設けられ、これは洗浄液等を注入する注射筒(
図示しない。
口金7が設けられ、これは洗浄液等を注入する注射筒(
図示しない。
)が接続できるようになっている。一方、上記可撓チュ
ーブ1には円板状をなすスライダ8が進退自在に挿入さ
れている。
ーブ1には円板状をなすスライダ8が進退自在に挿入さ
れている。
このスライダ8には長孔からなる透孔9がその進退方向
に穿設されているとともにループワイヤ10の一端が固
着されている。
に穿設されているとともにループワイヤ10の一端が固
着されている。
すなわち、このループワイヤ10は一端部に屈曲部11
を有しており、この一端は上記スライダ8に固着され、
他端は上記スライダ8の透孔9を挿通して手元側まで延
長されている。
を有しており、この一端は上記スライダ8に固着され、
他端は上記スライダ8の透孔9を挿通して手元側まで延
長されている。
さらに、このループワイヤ10の屈曲部11には上記透
孔9を挿通不能な環体からなるストッパ12が固着され
ていて、このストッパ12とループワイヤ10を挿通ず
るコイル13の先端との間にはループワイヤ10と平行
にしかも透孔9を挿通ずる補助ワイヤ14が張設されて
いる。
孔9を挿通不能な環体からなるストッパ12が固着され
ていて、このストッパ12とループワイヤ10を挿通ず
るコイル13の先端との間にはループワイヤ10と平行
にしかも透孔9を挿通ずる補助ワイヤ14が張設されて
いる。
そして、ループワイヤ10に対するスライダ8の回転を
規制している。
規制している。
また、上記コイル13は上記支持具4の挿通孔5を貫通
して外部に導出されていて、このコイル13には支持具
4のOリング6に対して摺動自在な補強パイプ15が嵌
合されている。
して外部に導出されていて、このコイル13には支持具
4のOリング6に対して摺動自在な補強パイプ15が嵌
合されている。
さらに、上記ループワイヤ10、コイル13および補強
パイプ15の末端部は竺者一体的にジャック16に接続
され、このジャック16にはカバー17が螺着されてい
る。
パイプ15の末端部は竺者一体的にジャック16に接続
され、このジャック16にはカバー17が螺着されてい
る。
そして、このジャック16は高周波発生装置(図示しな
い。
い。
)に接続されるようになっている。
このように構威された組織切除器を用いて体腔内たとえ
ば胃壁に生じたポリープの除去などを行なう場合には、
内視鏡とともに可撓チューブ1を胃内に挿入する。
ば胃壁に生じたポリープの除去などを行なう場合には、
内視鏡とともに可撓チューブ1を胃内に挿入する。
そして、可撓チューブ1および支持具4に対してコイル
13を前進させると、ループワイヤ10および補助ワイ
ヤ14を介して可撓チューブ1内をスライダ8が前進す
る。
13を前進させると、ループワイヤ10および補助ワイ
ヤ14を介して可撓チューブ1内をスライダ8が前進す
る。
そして、ループワイヤ10の屈曲部11が可撓チューブ
1の先端部1aから突出し、スライダ8が係止環2を当
接したのち、コイル13をさらに前進させると、スライ
ダ8は係止環2に対して停止しているがループワイヤ1
0および補助ワイヤ14が透孔9をスライドして可撓チ
ューブ1の先端部1aから突出する。
1の先端部1aから突出し、スライダ8が係止環2を当
接したのち、コイル13をさらに前進させると、スライ
ダ8は係止環2に対して停止しているがループワイヤ1
0および補助ワイヤ14が透孔9をスライドして可撓チ
ューブ1の先端部1aから突出する。
したがって、屈曲部11に半円状のコイルが形成され、
この状態でコイル13を回転すると、この回転力はルー
プワイヤ10および補助ワイヤ14を介してスライダ8
に伝達する。
この状態でコイル13を回転すると、この回転力はルー
プワイヤ10および補助ワイヤ14を介してスライダ8
に伝達する。
すなわち、ループワイヤ10と補助ワイヤ14はスライ
ダ8の長孔からなる透孔9の長手方向両端部を挿通して
いるため、ループワイヤ10と補助ワイヤ14は透孔9
に係合し、スライダ8が一体的に回転する。
ダ8の長孔からなる透孔9の長手方向両端部を挿通して
いるため、ループワイヤ10と補助ワイヤ14は透孔9
に係合し、スライダ8が一体的に回転する。
したがって、スライダ8とともにループは回転するため
ループを任意の方向へ向けることがすき、このループを
ポリープに掛けることができる)。
ループを任意の方向へ向けることがすき、このループを
ポリープに掛けることができる)。
つぎにコイル13を後退させると、ループワイヤ10お
よび補助ワイヤ14はスライダ8の透孔り内をスライド
して可撓チューブ1内に引き込まれ、屈曲部11のルー
プが閉じられる。
よび補助ワイヤ14はスライダ8の透孔り内をスライド
して可撓チューブ1内に引き込まれ、屈曲部11のルー
プが閉じられる。
したがって、ポリープの根元はループによって絞られ、
この状態で高周波発生装置によってループワイヤ10に
高周波電流を流すとポリープを焼き切ることができる。
この状態で高周波発生装置によってループワイヤ10に
高周波電流を流すとポリープを焼き切ることができる。
この状態で、コイル13をさらに後退させると、ループ
ワイヤ10のストッパ12がスライダ8に当接し、切除
したポリープを挾持した屈曲部11はスライダ8の後退
に伴って可撓チューブ1内に引き込まれることになり、
体腔内のポリープの切除作業が完了する。
ワイヤ10のストッパ12がスライダ8に当接し、切除
したポリープを挾持した屈曲部11はスライダ8の後退
に伴って可撓チューブ1内に引き込まれることになり、
体腔内のポリープの切除作業が完了する。
なお、上記一実施例においては、スライダに長孔かなな
る透孔を穿設し、この透孔にループワイヤと補助ワイヤ
を挿通して回転力を伝達するように係合させたが、この
考案は上記実施例に限定されず、第4図および第5図で
示すように、スライダ18を円形の外パイプ19と楕円
形の内パイプ20とから一体に構威し、この内パイプ2
0の楕円挿通孔21にループワイヤ10と補助ワイヤ1
4とを挿通するようにしてもよい。
る透孔を穿設し、この透孔にループワイヤと補助ワイヤ
を挿通して回転力を伝達するように係合させたが、この
考案は上記実施例に限定されず、第4図および第5図で
示すように、スライダ18を円形の外パイプ19と楕円
形の内パイプ20とから一体に構威し、この内パイプ2
0の楕円挿通孔21にループワイヤ10と補助ワイヤ1
4とを挿通するようにしてもよい。
さらに、第6図および第7図で示すように、スライダ2
2に楕円形の透孔23を穿設し、この透孔23にストッ
パ12とコイル13との間を楕円形にしたループワイヤ
10aを挿通するようにしてもよく、またループワイヤ
全体を楕円形としてもよい。
2に楕円形の透孔23を穿設し、この透孔23にストッ
パ12とコイル13との間を楕円形にしたループワイヤ
10aを挿通するようにしてもよく、またループワイヤ
全体を楕円形としてもよい。
この考案はイ上説明したように、可撓チューブ内を進退
するスライダに非円形の透孔を穿設腰この透孔にループ
ワイヤの中途部を回転方向には係合するように挿通した
から、手元の操作によってループを回転させることがで
きる。
するスライダに非円形の透孔を穿設腰この透孔にループ
ワイヤの中途部を回転方向には係合するように挿通した
から、手元の操作によってループを回転させることがで
きる。
したがって、ポリープに対してループを容易に掛合させ
ることができ、体腔内のポリープの切除操作を容易に行
なうことができるという効果を奏する。
ることができ、体腔内のポリープの切除操作を容易に行
なうことができるという効果を奏する。
第1図は従来の組織切除器を示す一部切欠した側面図、
第2図はこの考案の一実施例を示す組織切除器の縦断側
面図、第3図は第2図■−■線に延う断面図、第4図は
この考案の他の実施例を示す一部の縦断面図、第5図は
第4図■−■線に沿う断面図、第6図はこの考案のさら
に異なる実施例を示す一部の縦断面図、第7図は第6図
■−■線に沿う断面図である。 1・・・・・・可撓チューブ、訃・・・・・スライダ、
9・・・・・・透孔、10・・・・・・ループワイヤ、
11・・・・・・屈曲部、13・・・・・・コイル。
第2図はこの考案の一実施例を示す組織切除器の縦断側
面図、第3図は第2図■−■線に延う断面図、第4図は
この考案の他の実施例を示す一部の縦断面図、第5図は
第4図■−■線に沿う断面図、第6図はこの考案のさら
に異なる実施例を示す一部の縦断面図、第7図は第6図
■−■線に沿う断面図である。 1・・・・・・可撓チューブ、訃・・・・・スライダ、
9・・・・・・透孔、10・・・・・・ループワイヤ、
11・・・・・・屈曲部、13・・・・・・コイル。
Claims (1)
- 可撓チューブと、この可撓チューブ内に進退自在に配設
されその進退方向に透孔を穿設したスライダと、屈曲部
を有し一端を上記スライダに取着し他端を上記スライダ
の透孔を通って手元へ伸び、上記可撓チューブ内に進退
回動自在なコイルに接続したループワイヤとからなる組
織切除器において、上記スライダの透孔を非円形にし、
この透孔を進退するループワイヤの中途部をその回転方
向に対しては透孔に係合するようにしたことを特徴とす
る体腔内の組織切除器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6505179U JPS6025224Y2 (ja) | 1979-05-16 | 1979-05-16 | 体腔内の組織切除器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6505179U JPS6025224Y2 (ja) | 1979-05-16 | 1979-05-16 | 体腔内の組織切除器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55166216U JPS55166216U (ja) | 1980-11-29 |
JPS6025224Y2 true JPS6025224Y2 (ja) | 1985-07-29 |
Family
ID=29299051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6505179U Expired JPS6025224Y2 (ja) | 1979-05-16 | 1979-05-16 | 体腔内の組織切除器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025224Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IL178179A0 (en) * | 2006-09-19 | 2007-03-08 | Ovalum Ltd | Blood vessel occlusion auger |
-
1979
- 1979-05-16 JP JP6505179U patent/JPS6025224Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55166216U (ja) | 1980-11-29 |
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