JP3713422B2 - パルス信号発生装置並びにパルス信号発生装置に使用するコイル巻きボビンおよびその製造方法 - Google Patents

パルス信号発生装置並びにパルス信号発生装置に使用するコイル巻きボビンおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルス信号発生装置並びにパルス信号発生装置に使用するコイル巻きボビンおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動している物体の移動位置や移動速度に応じたパルス信号を得たり、種々な操作に応じたパルス信号を発生したりすることは、自動制御の分野や、電気および電子機器等の各種の分野において必要とされている。
【0003】
従来、この種のパルス信号を発生する手段としては、種々なものが開発され使用されてきているが、それらの代表的なものうちの一つとして、電磁/光ピックアップ、ホール/磁気抵抗素子による回転検出装置がある。しかし、電磁式では、停止から低速回転では出力が小さいという問題がある。光ピックアップ式では、広帯域直流増幅器が必要となり、また、防塵構造とする必要があった。また、ホール/磁気抵抗式では、複数の素子と増幅器が必要とされていた。さらにまた、光ピックアップ/ホール/磁気抵抗式は、素子が温度に敏感であり、温度変化の激しい環境で使用するには適していない。
【0004】
したがって、これらの従来の回転検出装置では、例えば、自動車の分野においてエンジンのクランクシャフト、カムシャフトの回転速度や位置を検出する目的で使用しようとする場合において、極低速から高速回転までに亘る検出ができないという問題があった。その上、耐環境性の点で問題があるもので、温度変化やノイズを受け易い自動車等の環境においては適したものと言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、極低速から高速回転までに亘る検出素子として適したものとして、例えば、特開2000−101400号公報および特開2000−101401号公報等に開示されているような大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを使用したパルス信号発生装置が開発され種々な分野における用途を見つけ出し始めている。この種のパルス信号発生装置は、前述したような従来技術の問題点を解消することのできるものではあるが、実用化において、例えば、自動車等の搭載機器として実装していくには種々の問題を解決するための工夫も必要である。すなわち、組立て易さとか、発生されたパルス信号を利用する機器との間の接続のし易さとか、S/N比の向上とか、負荷能力の向上とか、等の点で利用分野の特殊性に合わせて調整容易な構成とすることが不可欠である。
本発明の目的は、前述したような従来の問題点を解消し、しかも実用化に適したパルス信号発生装置並びにパルス信号発生装置に使用するコイル巻きボビンおよびその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの観点によれば、磁石を含む磁界発生手段に対して大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを配置し該磁性素子ワイヤの周りにコイル巻線を巻回し、該コイル巻線に接続されパルス信号を出力するための端子とを備えた型のパルス信号発生装置において、前記磁性素子ワイヤおよび前記端子を一体成形してなるコイル巻きボビンを備え、該コイル巻きボビンは、前記磁性素子ワイヤの実質的部分を一体成形しているコイル巻き部と、前記端子を一体成形しているベース部とを少なくとも有しており、前記端子は、前記ベース部から突出するコイル接続部と、外部回路との接続のための回路接続部とを少なくとも有しており、前記コイル巻線は、両端を前記端子のコイル接続部に接続させた状態で、前記コイル巻き部の周りに巻回されていることを特徴とするパルス信号発生装置が提供される。
【0007】
本発明の別の観点によれば、磁石を含む磁界発生手段に対して大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを配置し該磁性素子ワイヤの周りにコイル巻線を巻回し、該コイル巻線に接続されパルス信号を出力するための端子とを備えた型のパルス信号発生装置において使用するコイル巻きボビンにおいて、前記磁性素子ワイヤの実質的部分を一体成形しているコイル巻き部と、前記端子を一体成形しているベース部とを少なくとも有しており、前記端子は、前記ベース部から突出するコイル接続部と、外部回路との接続のための回路接続部とを少なくとも有しており、前記コイル巻線は、両端を前記端子のコイル接続部に接続させた状態で、前記コイル巻き部の周りに巻回されていることを特徴とするコイル巻きボビンが提供される。
【0008】
本発明のさらに別の観点によれば、磁石を含む磁界発生手段に対して大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを配置し該磁性素子ワイヤの周りにコイル巻線を巻回し、該コイル巻線に接続されパルス信号を出力するための端子とを備えた型のパルス信号発生装置において使用するコイル巻きボビンの製造方法において、前記コイル巻線を巻回するためのコイル巻き部と該コイル巻き部に近い端部付近に穴を有したベース部とを少なくとも有するコイル巻きボビンを、絶縁材料を用いて、前記磁性素子ワイヤが前記コイル巻き部から前記ベース部へと前記穴を横切るように且つ前記端子が前記ベース部に取り付けられるように、一体成形し、該一体成形の後で、前記ベース部の前記穴内に露出している前記磁性素子ワイヤの部分を切除することを特徴とする製造方法が提供される。
【0009】
本発明の一つの実施の形態によれば、前記コイル巻きボビンは、前記コイル巻き部の基部にフランジ部を有し、該フランジ部と前記ベース部の前端との間に補強巻き部が与えられており、前記コイル巻線は、電線を前記コイル巻き部に1重巻きし、該電線の両端を前記端子のコイル接続部および前記補強巻き部に多重からげすることによって与えられている。
【0010】
本発明の別の実施の形態によれば、前記フランジ部には、切欠きが形成されており、前記コイル巻線の1重巻きと多重からげとの間の移行は、前記切欠きを通して行われる。
【0011】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記コイル巻きボビンの前記ベース部の前端付近には穴が設けられており、前記磁性素子ワイヤは、前記コイル巻き部から、前記穴を横切って前記ベース部の後端まで延長するようにして該コイル巻きボビンに一体成形されていて、前記穴の部分の磁性素子ワイヤは、切除されている。
【0012】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記コイル巻きボビンは、前記コイル巻き部の前端に先端部を有しており、該先端部および前記ベース部には、前記磁界発生手段に含まれる磁石を少なくとも当接させることにより位置決めするための平坦面が設けられている。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0014】
添付図面の図1は、本発明の一実施例としてのパルス信号発生装置の概略断面図である。この概略断面図に示されるように、このパルス信号発生装置は、プラスチック材料等で形成された外装ケース1内に、大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤ5を使用してコイル巻線2に被検知物体に応答して電気パルスを生ぜしめうるように構成した検知組立体と、この検知組立体のコイル巻線2に生ずる電気パルスを波形整形して信号パルスを出力するための波形整形回路板7とを一体化して埋設してなっている。検知組立体は、原理的には前述の特開2000−101400号公報および特開2000−101401号公報等に開示されたものと同様のものであるが、構造的には、磁性素子ワイヤ5を挿着したコイル巻きボビン6にコイル巻線2を施し、磁性素子ワイヤ5およびコイル巻線2を挟み込むようにして、磁石3aおよび3b並びにヨーク4aおよび4bを配置し、さらに、磁石3aおよびヨーク4aの側に調整ヨーク12を付加してなる。後述するように、コイル巻きボビン6の後端両側には、コイル巻線2の各端に接続され波形整形回路の入力側に接続される入力端子13aおよび13bが配設されている。この実施例では、コイル巻きボビン6、磁石3aおよび3b、ヨーク4aおよび4b、および調整ヨーク12からなる検知組立体の組み立てが容易とされている。
【0015】
波形整形回路板7は、波形整形回路を搭載したプリント回路基板からなるものでよく、検知組立体のコイル巻きボビン6の後端に配設された入力端子13aおよび13bにそれぞれ接続される入力導通端子15aおよび15bと、パルス信号利用機器へと接続されるケーブル8を接続する出力端子14とを備えている。
【0016】
外装ケース1内に前述したような検知組立体および波形整形回路板並びにケーブル8の接続端部を固定するための充填剤10が充填されて、外装ケース1のケーブル8の引き出し端には、シール剤11が施されている。また、外装ケース1の外周部には、このパルス信号発生装置の使用に際して機器に取り付け固定する時に、密閉性を確保するためのOリング9が配設されている。
【0017】
この実施例のパルス信号発生装置の全体動作について簡単に説明しておくと、被検知物体としての歯車(例えば、自動車のエンジンの回転に連動して回転する)が図1においてパルス信号発生装置の左側近傍(磁石3aおよび3b並びに磁性素子ワイヤ5の側)において回転移動しているとする。すると、歯車の歯31が磁石3aおよび3b並びに磁性素子ワイヤ5の近傍を通過する度に、磁性素子ワイヤ5に掛かる磁界が変化し、このような磁界変化を受けて磁性素子ワイヤ5が大バルクハウゼンジャンプを起こすことにより、コイル巻線2の両端には、電気パルスが発生させられる。この電気パルスは、波形整形回路板7に搭載された波形整形回路によって整流され、波形整形されたパルス信号として出力端子14に出力される。
【0018】
次に、前述の実施例のパルス信号発生装置において、本発明によって磁性素子ワイヤ5と波形整形回路への入力端子13aおよび13bとを一体成形してなるコイル巻きボビン6の詳細構造およびその製造方法について、特に、図2から図6を参照して説明する。
【0019】
図2は、磁性素子ワイヤ5と端子13aおよび13bとを一体成形してなるコイル巻きボビン6にコイル巻線2を施したものを、斜視図にて示している。図3は、図2のコイル巻きボビン6からコイル巻線2を外した状態を示す側面図であり、図4は、図3のA−A線断面図である。これら図2から図4に示されているように、コイル巻きボビン6は、主として、ベース部61と、コイル巻き部62と、先端部63と、コイル巻き部62の基部に設けられベース部61の前端端面との間に補強巻き部65を作り出すフランジ部64と有している。ベース部61の前端近くには、上下方向に貫通するようにして、後述するような作用を果たす4角穴66が設けられ、フランジ部64の上端には、後述するような作用を果たす切欠き64Aが設けられている。
【0020】
このコイル巻きボビン6は、図4の断面図によく示されているように、例えば、プラスチック材料の如き絶縁材にて成形されるもので、その成形に際して、磁性素子ワイヤ5がコイル巻き部62の中心を通して、さらに4角穴66を横切りベース部61へと抜けるようにし且つ端子13aおよび13bがベース部61の両側に配置されるようにして、これら磁性素子ワイヤ5および端子13aおよび13bを一体成形してなるものである。端子13aおよび13bは、それぞれコイル接続部13a−1、13b−1および回路接続部13a−2、13b−2を有しており、ベース部61の各対応する側面からそれぞれのコイル接続部13a−1、13b−1および回路接続部13a−2、13b−2が突出するようにして一体成形されている。
【0021】
ここで、4角穴66の作用について、説明しておくに、磁性素子ワイヤ5を一体成形するため、成形型の外にワイヤ保持部を作る必要があり、磁性素子ワイヤのパルス信号発生装置としての最適長さは、そのようなワイヤ保持部に延在する長さ部分を含む全長より短いものであるから、後工程において磁性素子ワイヤを最適長さに切断する必要がある。4角穴66を設けたのは、この4角穴66を横切って延びる磁性素子ワイヤをこの部分にて切断できるようにするためである。図4は、4角穴66を横切る磁性素子ワイヤの部分が切断除去されているところを示している。先端部63からコイル巻き部62およびベース部61の前端部を通して一体成形された磁性素子ワイヤの部分がパルス信号発生装置の動作のために必要な磁性素子ワイヤ5であり、ベース部61に残された磁性素子ワイヤは、不要部である。この4角穴66を設ける位置を適当に選定することにより、必要な磁性素子ワイヤの最適長さを種々選定することができる。
【0022】
なお、図4によく示されるように、先端部63の前面には、浅い溝63Cを設けておき、磁性素子ワイヤ5の先端がこの溝63Cの底面で終わり、先端部63の前面より突出しないようにしておくとよい。
【0023】
次に、このようにして磁性素子ワイヤ5および端子13aおよび13bを一体成形してなるコイル巻きボビン6に対してコイル巻線2を施す仕方について、特に、図2を参照して説明する。先ず、コイル巻線2を形成するための電線の一端部分を多重に折り重ねた(例えば、3重に折り重ねた)状態で、端子13aのコイル接続部13a−1にからげさらに補強巻き部65に数回巻いた後、フランジ部64の切欠き64Aを通して1本線の状態とし(多重に折り重ね状態を止める)て、コイル巻き部62の周りに先端部63の方へと巻いていき、先端部63に達したら、次はフランジ部64の方へと巻いていくことにより、所定の回数を巻く。次いで、再び、電線を多重に重ねてフランジ部64の切欠き64Aを通して補強巻き部65に数回巻いた後、端子13bのコイル接続部13b−1にからげて巻線作業を終了する。そして、最後に、コイル接続部13a−1および13b−1に対する電線のからげ部を半田付けすることにより、コイル巻線2を完成する。勿論、コイル巻線2の巻き始めを端子13bのコイル接続部13b−1とし、端子13aのコイル接続部13a−1で巻き終わりとするようにしてもよい。
【0024】
このようにコイル巻線2の巻き始めと巻き終わりを多重からげ(例えば、3重からげ)とする理由は、このパルス信号発生装置の使用環境条件(特に熱衝撃)等により、コイル巻線にストレスがかかる可能性が高いのは、コイル接続部13a−1および13b−1からフランジ部64までの間であり、そこの部分を補強するためである。このような補強をするのであれば、初めから太い電線や初めからからげた線を使うことも考えられるが、コイル巻き部62に太い線や多重にからげた線を巻くことになり、これでは、コイル巻線2の外径が太くなり、所定の巻き数を巻けなくなってしまうという不都合が生じてしまう。すなわち、前述の巻線方法は、巻き始めと巻き終わりを多重からげ(3重からげ)とし、コイル巻き部2を1重巻きとするもので、本当に弱い部分だけを強化し、細線が必要な部分は、細線のままにしておくというものである。
【0025】
次に、コイル巻きボビン6のベース部61および先端部63の好ましい形状について説明する。図3によく示されるように、この実施例のコイル巻きボビン6のベース部61は、平坦な上面61Aと平坦な下面61Bとを有しており、先端部63も平坦な上面63Aと平坦な下面63Bとを有している。図1によく示されるように、パルス信号発生装置の組立てに際して、磁石3aまたはヨーク4aをコイル巻きボビン6の先端部63の平坦な上面63Aまたはベース部61の平坦な上面61Aに当接させるようにして配置し、一方、磁石3bまたはヨーク4bをコイル巻きボビン6の先端部63の平坦な下面63Bまたはベース部61の平坦な下面61Bに当接させるようにして配置することにより、磁性素子ワイヤ5に対して、磁石3aおよび/またはヨーク4a並びに磁石3bおよび/またはヨーク4bを正しい位置に組み付けることが容易にできる。
【0026】
一体成形された磁性素子ワイヤ5から各平坦面63A、63B、61Aおよび61Bまでの垂直距離を種々選定しておくことにより、磁石の磁性素子ワイヤ5に対する磁界作用のバランスを種々容易に選定することができ、良好な大バルクハウゼンジャンプを生ぜしめうるような装置構成とすることが容易にできる。
【0027】
図5は、コイル巻きボビン6のベース部61に一体成形された端子13aおよび13bと波形整形回路等の回路との接続態様の一例を示す部分斜視図である。図5に示されるように、端子13aおよび13bの回路接続部13a−2および13b−2には、回路接続端子としての入力導通端子15aおよび15bが接続される。これら入力導通端子15aおよび15bは、例えば、波形整形回路板7(図1参照)の両側端近くから立設されて、外側に直曲して広げられて、端部を上下に分岐して、各対応する端子13aおよび13bの回路接続部13a−1および13b−1をその端部が挟持するような形にて、各対応する端子13aおよび13bに電気的且つ機械的に接続されようなものとされている。
【0028】
図6は、端子13aおよび13bの変形例を示す図5と同様の部分斜視図である。この変形例では、端子13aおよび13bは、前述したように入力導通端子15aおよび15bを介して波形整形回路等の回路の入力部に接続されるのでなく、回路接続部13がコイル巻きボビン6の後端部の両側から下方へと直曲させられて延長して、直接的に波形整形回路等の回路の入力部に接続されるような構成とされている。
【0029】
【発明の効果】
磁性素子ワイヤおよび端子を一体成形したコイル巻きボビンの構造としたので、コイル巻線と端子との接続および端子と後段の波形整形回路等の回路との接続が容易となり、パルス信号発生装置全体の組み立ても非常に容易に行える。
【0030】
コイル巻きボビンの先端部およびベース部の上下面を平坦面としたことにより、磁石の正確且つ安定な配置を容易に行うことができる。
【0031】
コイル巻きボビンに磁性素子ワイヤを一体成形したので、磁性素子ワイヤの位置を安定に保つことができる。
【0032】
磁性素子ワイヤを一体成形したコイル巻きボビンの上下面の平坦面の位置にて磁石およびヨークの配置位置を規制することにより、磁性素子ワイヤと磁石およびヨークとの位置関係を正確に調整することが容易にでき、良好な大バルクハウゼンジャンプを生ぜしめうるパルス信号発生装置とすることが容易にできる。
【0033】
コイル巻きボビンのベース部に4角穴を設けたことにより、磁性素子ワイヤの長さを容易に最適なものとすることができる。
【0034】
コイル巻きボビンへのコイル巻線を施す仕方として、巻き始めと巻き終わりを多重からげとし、コイル巻き部のみを1重巻きとすることが容易にできるので、コイル巻線の外径を大きくすること無しに、熱衝撃等を受けるような厳しい使用環境条件に耐えうるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのパルス信号発生装置の概略断面図である。
【図2】図1のパルス信号発生装置におけるコイル巻きボビンの一実施例を示す斜視図である。
【図3】図2のコイル巻線を外した状態のコイル巻きボビンを示す側面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3および図4のコイル巻きボビンに一体成形された端子と波形整形回路等の回路との接続態様の一例を示す部分斜視図である。
【図6】図3および図4のコイル巻きボビンに一体成形された端子の変形例を示す図5と同様の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 外装ケース
2 コイル巻線
3a 磁石
3b 磁石
4a ヨーク
4b ヨーク
5 磁性素子ワイヤ
6 コイル巻きボビン
7 波形整形回路板
8 ケーブル
10 充填剤
11 シール剤
12 調整ヨーク
13a 入力端子
13a−1 コイル接続部
13a−2 回路接続部
13b 入力端子
13b−1 コイル接続部
13b−2 回路接続部
14 出力端子
15a 入力導通端子
15b 入力導通端子
61 ベース部
61A 平坦面
61B 平坦面
62 コイル巻き部
63 先端部
63A 平坦面
63B 平坦面
64 フランジ部
64A 切欠き
65 補強巻き部
66 4角穴

Claims (11)

  1. 磁石を含む磁界発生手段に対して大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを配置し該磁性素子ワイヤの周りにコイル巻線を巻回し、該コイル巻線に接続されパルス信号を出力するための端子とを備えた型のパルス信号発生装置において、前記磁性素子ワイヤおよび前記端子を一体成形してなるコイル巻きボビンを備え、該コイル巻きボビンは、前記磁性素子ワイヤの実質的部分を一体成形しているコイル巻き部と、前記端子を一体成形しているベース部とを少なくとも有しており、前記端子は、前記ベース部から突出するコイル接続部と、外部回路との接続のための回路接続部とを少なくとも有しており、前記コイル巻線は、両端を前記端子のコイル接続部に接続させた状態で、前記コイル巻き部の周りに巻回されていることを特徴とするパルス信号発生装置。
  2. 前記コイル巻きボビンは、前記コイル巻き部の基部にフランジ部を有し、該フランジ部と前記ベース部の前端との間に補強巻き部が与えられており、前記コイル巻線は、電線を前記コイル巻き部に1重巻きし、該電線の両端を前記端子のコイル接続部および前記補強巻き部に多重からげすることによって与えられている請求項に記載のパルス信号発生装置。
  3. 前記フランジ部には、切欠きが形成されており、前記コイル巻線の1重巻きと多重からげとの間の移行は、前記切欠きを通して行われる請求項に記載のパルス信号発生装置。
  4. 前記コイル巻きボビンの前記ベース部の前端付近には穴が設けられており、前記磁性素子ワイヤは、前記コイル巻き部から、前記穴を横切って前記ベース部の後端まで延長するようにして該コイル巻きボビンに一体成形されていて、前記穴の部分の磁性素子ワイヤは、切除されている請求項またはまたはに記載のパルス信号発生装置。
  5. 前記コイル巻きボビンは、前記コイル巻き部の前端に先端部を有しており、該先端部および前記ベース部には、前記磁界発生手段に含まれる磁石を少なくとも当接させることにより位置決めするための平坦面が設けられている請求項からのうちのいずれか1つに記載のパルス信号発生装置。
  6. 磁石を含む磁界発生手段に対して大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを配置し該磁性素子ワイヤの周りにコイル巻線を巻回し、該コイル巻線に接続されパルス信号を出力するための端子とを備えた型のパルス信号発生装置において使用するコイル巻きボビンにおいて、前記磁性素子ワイヤの実質的部分を一体成形しているコイル巻き部と、前記端子を一体成形しているベース部とを少なくとも有しており、前記端子は、前記ベース部から突出するコイル接続部と、外部回路との接続のための回路接続部とを少なくとも有しており、前記コイル巻線は、両端を前記端子のコイル接続部に接続させた状態で、前記コイル巻き部の周りに巻回されていることを特徴とするコイル巻きボビン。
  7. 前記コイル巻き部の基部にフランジ部を有し、該フランジ部と前記ベース部の前端との間に補強巻き部が与えられており、前記コイル巻線は、電線を前記コイル巻き部に1重巻きし、該電線の両端を前記端子のコイル接続部および前記補強巻き部に多重からげすることによって与えられている請求項に記載のコイル巻きボビン。
  8. 前記フランジ部には、切欠きが形成されており、前記コイル巻線の1重巻きと多重からげとの間の移行は、前記切欠きを通して行われる請求項記載のコイル巻きボビン。
  9. 前記ベース部の前端付近には穴が設けられており、前記磁性素子ワイヤは、前記コイル巻き部から、前記穴を横切って前記ベース部の後端まで延長するようにして該コイル巻きボビンに一体成形されていて、前記穴の部分の磁性素子ワイヤは、切除されている請求項またはまたはに記載のコイル巻きボビン。
  10. 前記コイル巻き部の前端に先端部を有しており、該先端部および前記ベース部には、前記磁界発生手段に含まれる磁石を少なくとも当接させることにより位置決めするための平坦面が設けられている請求項からのうちのいずれか1つに記載のコイル巻きボビン。
  11. 磁石を含む磁界発生手段に対して大バルクハウゼンジャンプを起こしうる磁性素子ワイヤを配置し該磁性素子ワイヤの周りにコイル巻線を巻回し、該コイル巻線に接続されパルス信号を出力するための端子とを備えた型のパルス信号発生装置において使用するコイル巻きボビンの製造方法において、前記コイル巻線を巻回するためのコイル巻き部と該コイル巻き部に近い端部付近に穴を有したベース部とを少なくとも有するコイル巻きボビンを、絶縁材料を用いて、前記磁性素子ワイヤが前記コイル巻き部から前記ベース部へと前記穴を横切るように且つ前記端子が前記ベース部に取り付けられるように、一体成形し、該一体成形の後で、前記ベース部の前記穴内に露出している前記磁性素子ワイヤの部分を切除することを特徴とする製造方法。
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