JP3711558B2 - テレビジョン受像機キャビネット - Google Patents

テレビジョン受像機キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP3711558B2
JP3711558B2 JP2003387651A JP2003387651A JP3711558B2 JP 3711558 B2 JP3711558 B2 JP 3711558B2 JP 2003387651 A JP2003387651 A JP 2003387651A JP 2003387651 A JP2003387651 A JP 2003387651A JP 3711558 B2 JP3711558 B2 JP 3711558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover body
cord
cabinet
outlet
television receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003387651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005151281A (ja
Inventor
進一郎 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2003387651A priority Critical patent/JP3711558B2/ja
Priority to US10/992,632 priority patent/US7464998B2/en
Priority to DE102004055639A priority patent/DE102004055639A1/de
Publication of JP2005151281A publication Critical patent/JP2005151281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3711558B2 publication Critical patent/JP3711558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/64Constructional details of receivers, e.g. cabinets or dust covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、テレビジョン受像機キャビネット、特に、電気コードがキャビネット本体のコード引出口を経て外部へ引き出されるようになっているテレビジョン受像機キャビネットに関する。
テレビジョン受像機では、電源用の電気コードがキャビネットのコード引出口を経て外部へ引き出されている。そして、キャビネットがフロントカバー(フロントキャビネット)とリヤカバー(リヤキャビネット)とに分割されているテレビジョン受像機では、両部材の合わせ箇所(結合箇所)でコードのブッシュを挟んで固定することが行われていた(たとえば、特許文献1又は特許文献2参照)。また、枠とバックカバーとの結合箇所に、電源コードを動かないように保持させた電源コード固定装置を挟んで固定することも行われていた(たとえば、特許文献3参照)。そして、この特許文献3に記載されているものでは、電源コードが枠とバックカバーとの結合箇所から外部へ引き出されている。
特開平7−321480号公報 実用新案登録第3060952号公報 実開昭57−69277号公報
ところで、テレビジョン受像機、たとえばDVD一体型テレビジョン受像機では、キャビネット本体に収容したシャーシの後端部で電気コードをその電気コードに取り付けたブッシュを介して固定し、その固定箇所から引き出した電気コードを、キャビネット本体の後壁に具備されたコード引出口を経て外部に引き出すようにすることがある。このものを図7を参照して説明する。
同図のテレビジョン受像機キャビネットでは、キャビネット本体1の後壁12の下部にコード引出口4が備わっていて、キャビネット本体1に収容されているシャーシ(不図示)の後端部にブッシュ(不図示)を介して固定された電気コードCが、その固定箇所から引き出されて上記コード引出口4を経て外部に後向きに引き出される。しかしながら、コード引出口4は電気コードCの太さに見合う大きさに形成されるために、電気コードCの端部に設けられる電源コンセント用プラグ(不図示)をコード引出口4に通すことに困難を伴うことがある。
そこで、図7のキャビネットでは、キャビネット本体1の底壁22に、コード引出口4よりも大きくてコード引出口4に連続するコード引出操作用開口5を開設し、この開口5を利用して外部に引き出した電気コードCを、コード引出口4に移動させるようにした。このようにすると、電源コンセント用プラグをコード引出口に通す必要がなくなり、電気コードCをキャビネット本体1の外部へ引き出す工程を困難なく行うことができるようになった。
しかし、安全性などの観点からすると、キャビネット本体1の内部で引き廻されている電気コードCが開口5に臨んで外部に露出するようになっていることは好ましくない。そのため、上記開口5を開閉するカバー体6を、樹脂ヒンジ61を介して樹脂成形体でなるキャビネット本体1の底壁22と共に一体成形しておき、開口5を利用して矢印aのように外部に引き出した電気コードCをコード引出口4に移動させた後に、カバー体6を閉じて開口5を塞ぎ、開口5を塞いでいるカバー体6をキャビネット本体1に収容されているシャーシの後端部にキャビネット本体1の後方からの作業を通じてビス止めするという手段を講じた。そして、この作業を可能にするために、カバー体6には、手の指Fでカバー体6を持ち上げて閉動させるための把手片62を設けたほか、カバー体6が閉じられたときに、シャーシのビス止め孔(不図示)に位置決めされる取付ビス挿通孔64を備えた突片63を設けた。
しかしながら、図7で説明した比較例としてのテレビジョン受像機キャビネットには次のような問題点が知見された。
すなわち、カバー体6を閉じてシャーシのビス止め孔に取付ビス挿通孔64を位置決めするときに、カバー体6の把手片62を手の指Fで持ち上げるという作業が必要になるだけでなく、キャビネット本体1の後方からの作業を通じてカバー体6をシャーシにビス止めする作業を、手の指Fでカバー体6の把手片62を持ち上げたまま行うことを余儀なくされる。そのために、カバー体6を閉じる作業やビス止め作業が面倒で煩わしいという問題があった。
また、キャビネット本体1の底壁に具備された下向き凸部でなる着座部(不図示)を置き台などの載置面に置いてテレビジョン受像機を据置きしたときには、開口5を閉じているカバー体6の下側に空所が形成されるために、コード引出口4から引き出されている電気コードCが下方へ引張られたようなときに、その電気コードCがカバー体6の後端(自由端)に強く当たってカバー体6に大きな下向きの力が加わり、そのような力によってカバー体6が変形したり破損したりするおそれがあった。
さらに、キャビネット本体1の底壁22に樹脂ヒンジ61を介してカバー体6を合成樹脂で一体成形するときに、カバー体6の成形空間に材料樹脂が十分に廻りきらなくなって充填不足を生じ、その充填不足のためにカバー体が成形時に変形しやすいという問題もあった。
本発明は以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、図7で説明したテレビジョン受像機キャビネットのように、キャビネット本体にコード引出口よりも大きな開口を形成して電気コードをキャビネット本体1の外部へ引き出す工程を困難なく行うことができるようにした上で、その開口をカバー体で塞ぐようにしたキャビネットであっても、カバー体6を閉じる作業が人手によらずに行われるようになって、キャビネット本体の後方からのビス止め作業を容易に行うことができるようになるテレビジョン受像機キャビネットを提供することを目的とする。
また、本発明は、テレビジョン受像機を載置面に据置きしたときにカバー体が載置面によって支えられるようにすることによって、コード引出口から引き出されている電気コードが下方へ引張られてもカバー体が変形したり変形後に破損したりするおそれのないテレビジョン受像機キャビネットを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、キャビネット本体の成形時に、カバー体の成形空間に材料樹脂が廻りやすくなり、充填不足によるカバー体の成形時の変形が起こりにくくなるテレビジョン受像機キャビネットを提供することを目的とする。
本発明に係るテレビジョン受像機キャビネットは、シャーシに固定されてその固定箇所から引き出された電気コードが、合成樹脂成形体でなるキャビネット本体に具備されたコード引出口を経て外部へ引き出される。そして、上記コード引出口が上記キャビネット本体の後壁下部に備わり、そのキャビネット本体の底壁に上記コード引出口に連続して上記コード引出口よりも大きなコード引出操作用開口が開設されており、その開口を開閉可能なカバー体がそのカバー体を開方向に付勢する機能を備えた樹脂ヒンジを介して上記底壁と共に一体成形されていて、上記底壁に具備された下向き凸部でなる着座部を載置面に載置したときにその載置面に乗り掛かって上記カバー体を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させる突起が上記カバー体に備わっていると共に、上記カバー体が閉位置に位置することによって上記キャビネット本体に収容されている上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされる取付ビス挿通孔を備えた突片が上記カバー体に備わっている。
この構成を備えたテレビジョン受像機キャビネットによると、カバー体がそのカバー体を開方向に付勢する機能を備えた樹脂ヒンジを介してキャビネット本体の底壁と共に一体成形されているので、組立ラインの載置面に寝かせた姿勢でキャビネット本体が載置されているときにはコード引出操作用開口が開いている。そのため、カバー体を開く操作を行うことなく、図7を参照して説明した作業、すなわちコード引出操作用開口を利用して電気コードを楽に引き出した後、その電気コードをコード引出口に移動させるという作業が可能になる。そして、電気コードをコード引出口に移動させた後、キャビネット本体を据置き姿勢(テレビジョン受像機の据置き姿勢)にして着座部を載置面に載置すると、カバー体に備わっている突起が載置面に乗り掛かってカバー体を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させ、それによって、キャビネット本体に収容されているシャーシのビス止め孔に対してカバー体に備わっている突片の取付ビス挿通孔が位置決めされるので、手の指でカバー体を閉じてシャーシのビス止め孔に取付ビス挿通孔を位置決めする必要がない。その上、取付ビス挿通孔に挿通した取付ビスをシャーシのビス止め孔にねじ込んで締め付けるという作業を行うときにもカバー体は閉じた位置に保たれたままになるので、その作業を行うときに手の指でカバー体を支えておくといった煩わしさがなくなる。また、テレビジョン受像機を載置面に据置きしたときには、カバー体が突起を介してその載置面によって支えられるようになるので、電気コードが下方に引張られてカバー体に大きな力が加わっても、カバー体が変形したり変形後に破損したりするといった事態が起こらない。
本発明において、上記コード引出操作用開口は、その横幅が上記コード引出口の横幅よりも広く形成されていることが望ましく、このようになっていると、電気コードをキャビネット本体の内部から外部へ引き出す作業を楽に行うことができる。
また、本発明では、上記キャビネット本体の後壁下部に、上記コード引出口の横方向に連続して、上記カバー体が閉動して閉位置に位置したときに上記突片により塞がれる突片収容口が形成されていて、その突片収容口を上記突片が塞いでいるときに、上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされた上記取付ビス挿通孔が後向きに開口するようになっていることが望ましい。これによれば、取付ビス挿通孔に挿通した取付ビスをシャーシのビス止め孔にねじ込んで締め付けるという作業を、キャビネット本体の後方からの作業を通じて行うことができる。そのため、キャビネット本体を据置き姿勢にした後、カバー体を手で支えずに即座にビス止め作業を行うことができるようになる。
本発明では、上記突起が、上記カバー体の前後方向に延びるリブでなる、という構成を採用することが可能であり、この構成を採用すると、カバー体の前後方向の広い範囲がリブでなる突起によって支えられるので、電気コードが下方に引張られたときのカバー体の変形や破損がいっそう確実に防止される。また、成形時には、リブでなる突起の成形空間によって材料樹脂の流れる範囲が拡大されて充填不足が生じにくくなると共に、成形されたカバー体の成形時の変形がリブでなる突起によって防止される。
本発明に係るテレビジョン受像機キャビネットは、次の構成を採用することによっていっそう具体化される。すなわち、シャーシに固定されてその固定箇所から引き出された電気コードが、合成樹脂成形体でなるキャビネット本体に具備されたコード引出口を経て外部へ引き出されるテレビジョン受像機キャビネットにおいて、上記キャビネット本体がフロント部材とリヤ部材とを結合することによって形成されるようになっていて、上記コード引出口が上記リヤ部材の後壁下部に備わり、そのリヤ部材の底壁に上記コード引出口に連続して上記コード引出口よりも大きくかつ横幅がそのコード引出口よりも広く形成されたコード引出操作用開口が開設されており、その開口を開閉可能なカバー体がそのカバー体を開方向に付勢する機能を備えた樹脂ヒンジを介して上記底壁と共に一体成形されていて、上記底壁に具備された下向き凸部でなる着座部を載置面に載置したときにその載置面に乗り掛かって上記カバー体を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させる突起が上記カバー体に備わり、かつ、その突起がカバー体の前後方向に延びるリブでなると共に、上記カバー体が閉位置に位置することによって上記キャビネット本体に収容されている上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされる取付ビス挿通孔を備えた突片が上記カバー体に備わり、上記リヤ部材の後壁下部に、上記コード引出口の横方向に連続して、上記カバー体が閉動して閉位置に位置したときに上記突片により塞がれる突片収容口が形成されていて、その突片収容口を上記突片が塞いでいるときに、上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされた上記取付ビス挿通孔が後向きに開口するようになっている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この発明についての作用は後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
本発明によれば、キャビネット本体にコード引出口よりも大きな開口を形成して電気コードをキャビネット本体1の外部へ引き出す工程を困難なく行うことができるようにした上で、その開口をカバー体で塞ぐようにしたキャビネットであっても、カバー体を閉じる作業が人手によらずに行われるだけでなく、キャビネット本体の後方からのビス止め作業をカバー体を手で支えずに容易に行うことができるようになるので、作業工程が従来に比べて削減されて生産効率が向上する。また、テレビジョン受像機を載置面に据置きしたときにカバー体が載置面によって支えられるので、コード引出口から引き出されている電気コードが下方へ引張られてもカバー体が変形したり変形後に破損したりするおそれがなくなる。さらに、キャビネット本体の成形時に、カバー体の成形空間に材料樹脂が廻りやすくなり、充填不足によるカバー体の成形時の変形が起こりにくくなる。
図1は本発明に係るテレビジョン受像機キャビネットの要部を下側から見て示した底面図、図2は図1のII部の拡大図、図3は図2のIII−III線に沿う部分の断面図、図4は図2のIV矢視図、図5は電気コード引出し工程の説明図、図6はテレビジョン受像機の据置き状態での要部の縦断面図である。
この実施形態のテレビジョン受像機キャビネット(以下「キャビネット」という)のキャビネット本体1は、図示していないフロント部材と図1に示したリヤ部材1Aとに分割されていて、それら両部材を結合することによって形成される。そして、フロント部材を取り付けたシャーシ7(図6参照)をリヤ部材1Aに前方からスライドさせて収容させることによってフロント部材がリヤ部材1Aに合わされ、その合わせ箇所でフロント部材をリヤ部材1Aにビス止めなどで結合した後、後述する電気コードの引出工程などが行われる。したがって、電気コードの引出工程は、シャーシ7がリヤ部材1Aに対して動かないように固定された状態で行われる。
また、図4に示したように、キャビネット本体1の後壁の下部、より具体的にはリヤ部材1Aの後壁21の下部にコード引出口4が備わっていて、そのコード引出口4を経て電気コードCが外部に引き出される。また、電気コードCは、シャーシ7の後端にブッシュ(不図示)を介して固定されていて、その固定箇所からコード引出口4を経て引き出されている。
図2又は図5のように、リヤ部材1Aの底壁22に、コード引出口4に連続してコード引出操作用開口5が開設されている。この開口5は、コード引出口4よりも大きくかつ横幅がそのコード引出口4よりも広く形成されている。そして、その開口5を開閉可能なカバー体6が樹脂ヒンジ61を介して上記底壁22と共に一体成形されていると共に、樹脂ヒンジ61はカバー体6を開方向に付勢する機能を備えている。すなわち、カバー体6に外力が加えられていないときには、樹脂ヒンジ61によってカバー体6が図5に示した開位置に保持されるようになっている。
カバー体6にはその自由端部である後端部に突片63が備わっているのに対し、リヤ部材1Aの後壁21(キャビネット本体1の後壁に相当する)の下部には、コード引出口4の横方向に連続して突片収容口23(図4参照)が形成されている。そして、カバー体6が閉動して閉位置に位置することによって開口5が塞がれたときには、図4のように突片63が突片収容口23を塞ぐようになっている。また、突片63には取付ビス挿通孔64が備わり、カバー体6が閉動して閉位置に位置しているときには、その取付ビス挿通孔64が、図6のように、リヤ部材1Aに収容されているシャーシ7の後端部に備わっているビス止め孔71に臨むようになっている。この実施形態において、シャーシ7側では、ビス止め孔71の開口周囲が嵌合凹所72として形成されているのに対し、突片63側では、取付ビス挿通孔64が突片63から突き出たボス部65に設けられていて、カバー体6が閉動して閉位置に位置することによって突片収容口23を塞いだときには、ボス部65が嵌合凹所72に嵌まり込んで取付ビス挿通孔64がビス止め孔71に位置決めされ、その取付ビス挿通孔64が後向きに開口するようになっている。
この実施形態において、カバー体6には突起8が備わっている。また、リヤ部材1Aの底壁22(キャビネット本体1の底壁に相当する)の適所には、図1などに示した下向き凸部でなる着座部25や補強リブ26が一体成形されていて、上記突起8のカバー体6からの出幅寸法が着座部25の底壁22からの出幅寸法と同一寸法又は略同一寸法になっていると共に、補強リブ26の底壁22からの出幅寸法も着座部25の底壁22からの出幅寸法と同一寸法又は略同一寸法になっている。このため、図3、図4又は図6のように、着座部25を平坦な載置面Fの上に載置すると、補強リブ26が載置面Fの上に載置されてリヤ部材1Aの底壁22が着座部25や補強リブ26を介し載置面Fで支えられるようになるだけでなく、突起8が載置面Fの上に載置されてカバー体6がその閉位置で突起8を介して載置面Fで支えられるようになる。また、図5のように着座部25(図に現れていない)や補強リブ26が横向きになるようにリヤ部材1Aを寝かせた姿勢で平坦な載置面(不図示)に載置した状態から、そのリヤ部材1Aを載置面上で姿勢変更して着座部25を平坦な載置面Fの上に載置するようにすると、そのような姿勢変更の途中で突起8が載置面に乗り掛かってカバー体6を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させる。
この実施形態では、突起8がカバー体6の前後方向に延びるリブによって形成されているので、突起8がカバー体6の撓み変形や撓み変形に伴う破損を防ぐ補強リブとして役立つだけでなく、カバー体6及び突起8をリヤ部材1Aと共に合成樹脂で一体成形するときには、リブでなる突起8の成形空間によって材料樹脂の流れる範囲が拡大されて充填不足が生じにくくなるという利点がある。
この実施形態のキャビネットでは、フロント部材を取り付けたシャーシ7(図6参照)をリヤ部材1Aに前方からスライドさせて収容させることによって、フロント部材がリヤ部材1Aに合わされ、その合わせ箇所でフロント部材がリヤ部材1Aにビス止めなどで結合される。こうしてシャーシ7がリヤ部材1Aに対して動かないように固定された後、電気コードCの引出工程が行われる。
ところで、キャビネット本体1の底壁22にコード引出口4よりも大きくて横幅の広い開口5を開設してあり、しかも、カバー体6を支えている樹脂ヒンジ61がカバー体6を開方向に付勢する機能を備えているので、フロント部材とリヤ部材1Aとを結合することによって形成されているキャビネット本体1を生産ラインの載置面F上に寝かせた姿勢で載置しているときには、図5のように、カバー体6が開いて開口5が開放されている。そのため、シャーシ7の後端にブッシュを介して固定されている電気コードCの引出工程を行うときには、電気コードCの端部にコード引出口4に挿通させることのできない大きさの電源コンセント用プラグが備わっているとしても、その電気コードCを開口5を利用して矢印aのように外部に引き出した後、コード引出口4に移動させることができるようになり、電気コードCをキャビネット本体1の外部へ引き出すという電気コード引出工程を困難なく行うことができる。
電気コードCを開口5を利用してキャビネット本体1の外部へ引き出し、コード引出口4に移動させた後、キャビネット本体1を載置面F上で姿勢変更して着座部25を平坦な載置面Fの上に載置すると、この姿勢変更の途中で突起8が載置面Fに乗り掛かってカバー体6を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させる。このようなカバー体6の閉動は、手の指でカバー体6を閉じるという操作を行うことなく、キャビネット本体1を載置面F上で姿勢変更するだけで行われる。そのため、後述するビス止め工程に移行するのに必要なキャビネット本体1の姿勢変更動作を行うだけで図3又は図4のように開口5がカバー体6よって塞がれ、リヤ部材1Aの内部で引き廻されている電気コードCが外部に露出することがなくなって安全性が確保される。これと併せて、突片45がリヤ部材1Aの突片収容口23に収容されてその突片収容口23を塞ぎ、取付ビス挿通孔64がシャーシ7の後端のビス止め孔71(図6参照)に対して位置決めされる。したがって、作業者は、キャビネット本体1を姿勢変更して着座部25を平坦な載置面Fの上に載置させた後、直ちにビス止め工程を開始することができる。このビス止め工程は、図6で判るように、キャビネット本体1の後方、すなわちリヤ部材1Aの後方から行う作業によって取付ビス挿通孔64に挿通させた取付ビス9を、シャーシ7のビス止め孔71にねじ込んで締め付けるという工程である。
ビス止め工程を経ることによってカバー体6が閉位置でリヤぶざい1Aに結合される。また、テレビジョン受像機をユーザがテレビ台(不図示)などの載置面Fの上に据置きしたときには、カバー体6が突起8を介して載置面Fによって支えられるようになるので、コード引出口4から引き出されている電気コードCが引張られてカバー体6に大きな力が加わったとしても、その力によってカバー体6が撓み変形したり、撓み変形した後に破損したりするといった事態が起こらなくなる。
なお、この実施形態では、カバー体6に図7で説明したものと同様の把手片62を設けてある。そのため、何らかの理由によってカバー体6を開くときには、取付ビス9を取り外した後、キャビネット本体1の後端側を持ち上げて把手片62を手の指で下方へ押し下げるという操作を行うことができるようになり、そのような操作を行うことによってカバー体6を容易に開くことが可能になる。
本発明に係るテレビジョン受像機キャビネットの要部を下側から見て示した底面図である。 図1のII部の拡大図である。 図2のIII−III線に沿う部分の断面図である。 図2のIV矢視図である。 電気コード引出し工程の説明図である。 テレビジョン受像機の据置き状態での要部の縦断面図である。 従来のテレビジョン受像機キャビネットの要部の断面図である。
符号の説明
1 キャビネット本体
1A リヤ部材
4 コード引出口
5 コード引出操作用開口
6 カバー体
7 シャーシ
8 突起
21 リヤ部材の後壁(キャビネット本体の後壁)
22 リヤ部材の底壁(キャビネット本体の底壁)
23 突片収容口
25 着座部
61 樹脂ヒンジ
63 突片
64 取付ビス挿通孔
71 ビス止め孔
C 電気コード
F 載置面

Claims (5)

  1. シャーシに固定されてその固定箇所から引き出された電気コードが、合成樹脂成形体でなるキャビネット本体に具備されたコード引出口を経て外部へ引き出されるテレビジョン受像機キャビネットにおいて、
    上記キャビネット本体がフロント部材とリヤ部材とを結合することによって形成されるようになっていて、
    上記コード引出口が上記リヤ部材の後壁下部に備わり、そのリヤ部材の底壁に上記コード引出口に連続して上記コード引出口よりも大きくかつ横幅がそのコード引出口よりも広く形成されたコード引出操作用開口が開設されており、その開口を開閉可能なカバー体がそのカバー体を開方向に付勢する機能を備えた樹脂ヒンジを介して上記底壁と共に一体成形されていて、
    上記底壁に具備された下向き凸部でなる着座部を載置面に載置したときにその載置面に乗り掛かって上記カバー体を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させる突起が上記カバー体に備わり、かつ、その突起がカバー体の前後方向に延びるリブでなると共に、上記カバー体が閉位置に位置することによって上記キャビネット本体に収容されている上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされる取付ビス挿通孔を備えた突片が上記カバー体に備わり、
    上記リヤ部材の後壁下部に、上記コード引出口の横方向に連続して、上記カバー体が閉動して閉位置に位置したときに上記突片により塞がれる突片収容口が形成されていて、その突片収容口を上記突片が塞いでいるときに、上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされた上記取付ビス挿通孔が後向きに開口するようになっていることを特徴とするテレビジョン受像機キャビネット。
  2. シャーシに固定されてその固定箇所から引き出された電気コードが、合成樹脂成形体でなるキャビネット本体に具備されたコード引出口を経て外部へ引き出されるテレビジョン受像機キャビネットにおいて、
    上記コード引出口が上記キャビネット本体の後壁下部に備わり、そのキャビネット本体の底壁に上記コード引出口に連続して上記コード引出口よりも大きなコード引出操作用開口が開設されており、その開口を開閉可能なカバー体がそのカバー体を開方向に付勢する機能を備えた樹脂ヒンジを介して上記底壁と共に一体成形されていて、
    上記底壁に具備された下向き凸部でなる着座部を載置面に載置したときにその載置面に乗り掛かって上記カバー体を開位置から閉位置まで押し上げて閉動させる突起が上記カバー体に備わっていると共に、上記カバー体が閉位置に位置することによって上記キャビネット本体に収容されている上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされる取付ビス挿通孔を備えた突片が上記カバー体に備わっていることを特徴とするテレビジョン受像機キャビネット。
  3. 上記コード引出操作用開口は、その横幅が上記コード引出口の横幅よりも広く形成されている請求項2に記載したテレビジョン受像機キャビネット。
  4. 上記キャビネット本体の後壁下部に、上記コード引出口の横方向に連続して、上記カバー体が閉動して閉位置に位置したときに上記突片により塞がれる突片収容口が形成されていて、その突片収容口を上記突片が塞いでいるときに、上記シャーシのビス止め孔に対して位置決めされた上記取付ビス挿通孔が後向きに開口するようになっている請求項2又は請求項3に記載したテレビジョン受像機キャビネット。
  5. 上記突起が、上記カバー体の前後方向に延びるリブでなる請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載したテレビジョン受像機キャビネット。
JP2003387651A 2003-11-18 2003-11-18 テレビジョン受像機キャビネット Expired - Fee Related JP3711558B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003387651A JP3711558B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 テレビジョン受像機キャビネット
US10/992,632 US7464998B2 (en) 2003-11-18 2004-11-18 Television receiver cabinet
DE102004055639A DE102004055639A1 (de) 2003-11-18 2004-11-18 Kasten für ein Fernsehgerät

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003387651A JP3711558B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 テレビジョン受像機キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005151281A JP2005151281A (ja) 2005-06-09
JP3711558B2 true JP3711558B2 (ja) 2005-11-02

Family

ID=34616164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003387651A Expired - Fee Related JP3711558B2 (ja) 2003-11-18 2003-11-18 テレビジョン受像機キャビネット

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7464998B2 (ja)
JP (1) JP3711558B2 (ja)
DE (1) DE102004055639A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4313404B2 (ja) 2007-05-22 2009-08-12 三菱電機株式会社 車両用交流発電機
JP4301326B2 (ja) * 2007-05-29 2009-07-22 船井電機株式会社 液晶テレビジョン受像機

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769277A (en) 1980-10-17 1982-04-27 Citizen Watch Co Ltd Electronic watch with function of detecting liquid leakage of battery
US5009080A (en) * 1989-02-16 1991-04-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Low-temperature show case
USD338588S (en) * 1992-08-10 1993-08-24 Bruce Ancona Carafe
JPH07321480A (ja) 1994-05-20 1995-12-08 Sony Corp 電源コード固定装置
CA2131066C (en) * 1994-08-29 2001-01-30 Denis Johnson Debarker arms and debarker tips for mounting on log barking machines
KR0147892B1 (ko) * 1995-01-17 1998-09-15 김광호 모니터의 crt 고정장치
JP2883857B2 (ja) * 1995-07-03 1999-04-19 三星電子株式会社 モニタのcrt用グラウンド処理装置
JP3060952B2 (ja) 1996-07-19 2000-07-10 日本電気株式会社 ダイバーシチ受信装置
KR100212315B1 (ko) * 1996-11-21 1999-08-02 윤종용 메인회로기판 수리가 용이한 디스플레이장치
US5913580A (en) * 1997-05-30 1999-06-22 Liu; Ching-Rong Structure of drawer type storage bin
CN1143258C (zh) * 1997-10-02 2004-03-24 三星电子株式会社 具有阻燃壳的显示器
TW381802U (en) * 1998-02-23 2000-02-01 Acer Peripherals Inc Structure of monitor body with detachable mount
US6000769A (en) * 1998-10-22 1999-12-14 Enlight Corporation Computer front cover mounting arrangement
US6337793B1 (en) * 1999-11-23 2002-01-08 Dell Usa, L.P. Apparatus and method for mounting a peripheral device in a computer system
US20020152949A1 (en) * 2001-04-18 2002-10-24 Joe D. Turner Mailbox with delivery indicator
JP3094353U (ja) * 2002-11-28 2003-06-13 船井電機株式会社 キャビネットのコード取出構造
US6969130B2 (en) * 2003-05-12 2005-11-29 Bellsouth Intellectual Property Corporation Enclosure for electronic devices

Also Published As

Publication number Publication date
US7464998B2 (en) 2008-12-16
US20050236939A1 (en) 2005-10-27
JP2005151281A (ja) 2005-06-09
DE102004055639A1 (de) 2005-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005237196A (ja) ジャンクションボックス及びその組立方法
JP5312766B2 (ja) 取手部材を備えた遊技機用筐体
EP2202137A2 (en) Motorcycle with a front charging outlet
US20080093959A1 (en) Storage device box
JP3711558B2 (ja) テレビジョン受像機キャビネット
JP2011092441A (ja) 脚及びこれを利用した天板付き家具
US8041408B2 (en) Battery fastening apparatus and portable terminal using the same
KR100719254B1 (ko) 냉장고 도어 핸들 고정장치
JP6630780B2 (ja) ガス栓用ソケット取外し構造
JPH0548693A (ja) 電池収納装置
JP4710395B2 (ja) キャビネット
JP4690184B2 (ja) 防塵コネクタ
JP2010119506A (ja) ハンドル構造及び集塵機
JP2010212314A (ja) 電気機器収納用箱体
JP2008123899A (ja) カバー付きコネクタ
TWI479062B (zh) The control box of the sewing machine
JP3917016B2 (ja) 擬似電池及びこれを備えた小型機器
JP3113867U (ja) 電気機器キャビネットの開口窓の蓋止め構造
JP5106247B2 (ja) 便座装置
JP6900607B2 (ja) アシストグリップの取付け構造
JP6987438B2 (ja) 電気電子機器収納用箱
JP3113868U (ja) 電気機器の電源コード引廻し構造
JP4385515B2 (ja) 電気スタンド
JP2002152917A (ja) 鎖錠用ロッドの支持装置
JP2006260968A (ja) テーブルタップ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080826

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees