JP3711518B2 - 交通信号無視車両自動記録装置及びその方法 - Google Patents

交通信号無視車両自動記録装置及びその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通信号機の設置された交差点及び単路の横断歩道(以下、代表して、交差点、という。)を、交通信号を無視して走行する車両を自動的に記録する交通信号無視車両自動記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、信号無視車両の取り締まりは、交差点で待機する警察官が直接行うか、監視用カメラによる交差点の交通流画像を中央の管理センターや交差点近傍の現場で、監視したり、また記録した画像を再生して、行っている。これらの方法では、現場で違反車両を発見しても、交通量の多い交差点では違反車両の摘発が他の車両や歩行者などの交通に支障を来したり、逃走する車両の追跡には危険が伴うために、取り締まりが困難であった。また、従来の監視用カメラによる違反車両の記録では交差点流入から流出までの記録が取られていないことや、ナンバープレートや運転手の特定が十分でなく、やはり取り締まりが困難であった。
【0003】
また、信号無視車両を特定するために、画像処理技術を用いて速度、位置、ナンバープレートや、信号灯器の表示色等を検出する方法が提案されている(特許第2847682号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、車両の位置や速度だけでは交差点を通過走行したことの証明はできない。また、撮影した画像に認識処理等の画像処理を施してプレートナンバーを抽出しても運転手を特定できないばかりでなく、画像自体に処理を行っているため事実としての証拠資料とならない。
【0005】
また、停止線を越えた車両の写真撮影だけでは、黄色信号で進入した車両である可能性もあり、また、停止車両の場合もあることから、違反走行通過の証明とはならない。
【0006】
本発明はかかる状況に鑑みて問題点を解決するためになされたものであり、信号無視走行車両の交差点進入から流出までの違反走行通過状況を記録した画像と、当該信号無視走行車両のナンバープレート及び運転手を撮影した画像とを、それらの画像そのものに何らの加工を行うことなく取得し、かつ結びつけることにより、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる交通信号無視車両自動記録装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、交差点内での信号無視走行車両による事故状況を記録することができる交通信号無視車両自動記録装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る交通信号無視車両自動記録装置は、自車線の停止線を越えて道路交差点(単路の横断歩道を含む、以下同じ)に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、この車両検出手段が出力する検出信号に応じて写真撮影された当該車両の前面部及びその撮影時点の時刻を含む交通情報が重畳された静止画像を得る静止画像取得手段と、前記検出信号の出力時点を含む前後所定時間内の継続的に撮影された前記道路交差点及びそれら撮影時刻を含む交通情報が重畳された動画像を取得する動画像取得手段と、前記静止画像取得手段及び前記動画像取得手段の画像を出力する出力手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
本発明の請求項2に係る交通信号無視車両自動記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、前記車両検出手段が出力する検出信号に応じて当該車両の前面部を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、写真撮影する静止画像撮影記録手段と、前記静止画像撮影記録手段で撮影した静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
本発明の請求項3に係る交通信号無視車両自動記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、前記車両検出手段が出力する検出信号に応じて当該車両の前面部を写真撮影する静止画像撮影記録手段と、前記動画像撮影記録手段で撮影された動画像及び前記静止画像撮影記録手段で撮影された静止画像に、それぞれ少なくとも撮影された時点の時刻を含む交通情報を重畳合成する交通情報記録手段と、前記交通情報記録手段でそれぞれ前記交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
本発明の請求項4に係る交通信号無視車両自動記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、前記車両検出手段の車両検出位置と同一位置を連続的に撮影し、前記車両検出手段が出力する検出信号に応じてその時点の撮影画像に少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、静止画像として出力する静止画像撮影記録手段と、前記静止画像撮影記録手段で撮影した静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
本発明の請求項5に係る交通信号無視車両自動記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、前記車両検出手段の車両検出位置と同一位置を連続的に撮影し、前記車両検出手段が出力する検出信号に応じてその時点の撮影画像を静止画像として出力する静止画像撮影記録手段と、前記動画像撮影記録手段で撮影された動画像及び前記静止画像撮影記録手段で撮影された静止画像に、それぞれ少なくとも撮影された時点の時刻を含む交通情報を重畳合成する交通情報記録手段と、前記交通情報記録手段でそれぞれ前記交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
この請求項1〜5の交通信号無視車両自動記録装置によれば、交差点(単路の横断歩道を含む)で信号無視をした違反車両を自動的に検出する。この違反車両を検出したときには、その車両の前面部が撮影された画像にその時点の時刻を含む交通情報(信号現示状態等)を重畳することにより、その車両自体、運転者の顔、ナンバープレートとともに時刻を含む交通情報が重畳表示された画像を得ることができる一方、その違反車両を検出した時点を含む前後所定時間内の道路交差点の交通流の画像を、時刻を含む交通情報が重畳された画像で、得ることができる。また、それらの画像そのものには、何らの加工も行われていない。したがって、証拠能力に優れていることはもちろんであるが、証拠価値(証拠力)も高い。
【0014】
これにより、同一交通事象における、信号無視走行車両の交差点進入から流出までの違反走行通過状況を記録した動画像と、当該信号無視走行車両の車両自体、ナンバープレート及び運転手を撮影した静止画像とにより、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる。また、交差点内での信号無視走行車両を検出したとき、この違反車両が事故を起こした場合の事故発生状況を画像として自動記録する機能を同時に備えている。
また、全赤終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を違反車両として検出するから、赤信号時に故意(重大な過失を含む)に停止線を越えた違反車両のみをより確実に検出することができる。赤信号時に車両が故意に交差点内に進入したか否かを判定するには、通常は黄信号時における車両の位置と停止線の位置および車両の走行速度から判定する必要があるが、このような処理を行った場合、機器構成の大型化及び処理の複雑さが増大する。このような理由から、本発明では、自車線の信号灯器の表示色が、全赤終了後の赤信号時(交差側は青信号時)に、停止線を越えて交差点に進入した車両を故意に進入した車両とみなし、これを違反車両として検出することで、簡易な処理で確実に違反車両のみを検出することができる。
【0015】
本発明の請求項6に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記車両検出手段は、自車線の信号灯器の表示色が、全赤信号が終了し引き続く所定オフセットタイム終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を検出することを特徴としている。
【0016】
この請求項6の交通信号無視車両自動記録装置によれば、交差点の構造などに応じて、全赤終了後の赤信号からさらに所定時間のオフセットタイムを持たせる。このオフセットタイムが終了すると、その時点から例えば主道路赤信号の間の期間が、違反車両監視期間となる。この違反車両監視期間の間、即ち進入車両検出動作開始から赤信号が終了するまで違反車両検出を行う。このオフセットタイムは、全赤信号の終了後に停止線を越えて交差点内に進入した車両を確実に検出するために設定される時間であり、交差点の規模や形状あるいは停止線の位置などに応じて決められる。
【0017】
本発明の請求項7に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記動画像取得手段又は前記動画像撮影記録手段は、信号灯器群が設置された道路交差点とともに、信号灯器群の少なくとも一部を同一画面に撮影することを特徴としている。
【0018】
この請求項7の交通信号無視車両自動記録装置によれば、カラーの動画像撮影記録手段を用いることで、道路交差点の交通流の画像にさらに信号灯器の表示状態も得られるから、違反車両の記録画像として好適である。
【0019】
本発明の請求項8に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記静止画像取得手段又は静止画像撮影記録手段は、撮影時に撮影される車両に向けてストロボ光を照射することを特徴としている。
【0020】
この請求項8の交通信号無視車両自動記録装置によれば、ストロボ光を照射することにより昼夜に関わらず鮮明な画像を撮影することができる。また、ストロボ光として近赤外線ストロボ光を用いることで、運転者に幻惑を与えることなく、撮影されたことを気づかせることができる。これにより、信号無視違反者に対する効果的な抑制と再発防止が期待できる。
【0021】
本発明の請求項9に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記車両検出手段として、レーザ距離計を用いることを特徴としている。
【0022】
この請求項9の交通信号無視車両自動記録装置によれば、車両検出手段にレーザ距離計を用いることにより、車両検出手段を安価に構成することができる。
【0023】
本発明の請求項10に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記車両検出手段として、ドップラーレーダを用いることを特徴としている。
【0024】
この請求項10の交通信号無視車両自動記録装置によれば、車両検出手段にドップラーレーダを用い、そのビーム幅を調整することにより、監視すべき車線の幅いっぱいに照射することができるから、単車などの車幅の小さい車両をも漏れなく取り締まることができる。また、一台のドップラーレーダで複数の車線を同時に監視することも可能である。さらに、車両の位置に加えて、その速度、方向のデータも同時に取得できるし、交差点3内を走行する車両のみを記録することが可能になる。
【0025】
本発明の請求項11に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜10のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記出力手段は、それぞれ交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の動画像を、伝送手段を介して、管理センターに伝送することを特徴としている。
【0026】
この請求項11の交通信号無視車両自動記録装置によれば、管理センターに前記静止画像及び動画像が1つの交通事象の記録画像として伝送され、記録されるから、それを証拠資料として、後日呼び出すなどして当該違反者を取り締まることができる。
【0027】
本発明の請求項12に係る交通信号無視車両自動記録装置は、請求項1〜10のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置において、前記出力手段は、それぞれ交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の動画像のうちの少なくとも一方を、当該交差点近傍の監視装置に、伝送手段を介して、伝送することを特徴としている。
【0028】
この請求項12の交通信号無視車両自動記録装置によれば、当該交差点近傍の監視装置に、前記静止画像及び又は動画像が1つの交通事象の記録画像として伝送され、記録されるから、それを証拠資料として、違反者を現場で逮捕することができる。
【0029】
本発明の請求項13の交通信号無視車両自動記録方法は、道路交差点において、自車線の信号状態を検出し、道路交差点の全ての信号灯が赤信号である全赤状態が終了し、自車線の信号状態が赤信号であることを検出する全赤信号終了検出ステップと、この全赤信号終了ステップの全赤信号終了を受けて、自車線から交差点へ進入した車両を検出する動作を、開始し、前記赤信号が終了するまで行う進入車両検出ステップと、この進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両に対する記録番号、時刻、現示登録を行い、再び前記進入車両検出ステップに戻る記録番号・時刻・現示登録ステップと、前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両の前面部を撮影し、その撮影された静止画像にその時刻と現示状態を重畳して記録し出力する静止画像記録・出力ステップと、前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、連続的に撮影されている前記道路交差点の動画像のうちの、進入車両の検出された時刻を挟んでその前後所定時間範囲の動画像にその時刻と現示状態を重畳して出力する動画像出力ステップと、前記静止画像記録・出力ステップで出力された静止画像と、前記動画像出力ステップで出力された所定時間範囲の動画像とに、さらに所要の履歴を付加し、1交通事象として記録する記録処理ステップと、この記録処理ステップで作成された前記記録を所要の箇所に伝送する伝送ステップとを有することを特徴としている。
【0030】
この請求項13の交通信号無視車両自動記録方法によれば、交差点で信号無視をした違反車両を自動的に検出し、その車両の前面部が撮影された画像にその時点の時刻を含む交通情報(信号現示状態等)を重畳することにより、その車両自体、運転者の顔、ナンバープレートとともに時刻を含む交通情報が重畳表示された画像を得ることができる一方、その違反車両を検出した時点を含む前後所定時間内の道路交差点の交通流の画像を、時刻を含む交通情報が重畳された画像で、得ることができる。これにより、同一交通事象における、信号無視走行車両の交差点進入から流出までの違反走行通過状況を記録した動画像と、当該信号無視走行車両の車両自体、ナンバープレート及び運転手を撮影した静止画像とにより、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる。また、全赤終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を違反車両として検出するようにすれば、赤信号時に故意(重大な過失を含む)に停止線を越えた違反車両のみをより確実に検出することができる。
【0031】
本発明の請求項14の交通信号無視車両自動記録方法は、道路交差点において、自車線の信号状態を検出し、道路交差点の全ての信号灯が赤信号である全赤状態が終了し、自車線の信号状態が赤信号であることを検出する全赤信号終了検出ステップと、この全赤信号終了ステップの全赤信号終了を受けて、自車線から交差点へ進入した車両を検出する動作を、開始し、前記赤信号が終了するまで行う進入車両検出ステップと、この進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両に対する記録番号、時刻、現示登録を行い、再び前記進入車両検出ステップに戻る記録番号・時刻・現示登録ステップと、前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両の前面部を撮影し、その撮影された静止画像を記録し出力する静止画像記録・出力ステップと、前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、連続的に撮影されている前記道路交差点の動画像から、進入車両の検出された時刻を挟んでその前後所定時間範囲の動画像を出力する動画像出力ステップと、前記静止画像記録・出力ステップで出力された静止画像と、前記動画像出力ステップで出力された所定時間範囲の動画像とに、それぞれそれらの画像撮影時の時刻と現示状態を重畳するとともに、記録番号、時刻、現示状態を含む所要の履歴を付加し、1交通事象として記録する記録処理ステップと、この記録処理ステップで作成された前記記録を所要の箇所に伝送する伝送ステップとを有することを特徴とする。
【0032】
この請求項14の交通信号無視車両自動記録方法によれば、請求項13の交通信号無視車両自動記録方法と同様の効果を得ることができるほか、静止画像や動画像への時刻や履歴などのデータの重畳処理が容易になる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
【0034】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る交通信号無視車両自動記録装置のブロック構成を示す図であり、図2は監視すべき交差点に、本発明の交通信号無視車両自動記録装置を配置したシステム構成を示す図である。また、図3は、動画像記録画面の例を示す図である。
【0035】
図1,図2において、主道路1と従道路2とが交差する交差点3に、信号灯器10が信号柱5に取り付けて設けられている。この図では、信号灯器10は代表して一台のみ示している。
【0036】
この信号灯器10或いは信号柱5に、動画像用カメラ11と、レーザ距離計12と、静止画像用カメラ13と、検出・記録部20が収納されたボックスが設けられている。
【0037】
動画像用カメラ11は、交差点3を含めた道路と交差点に設けられている他の信号灯器とが撮影できるように信号灯器11の上部に取り付けられ、動画像撮影範囲MAを、連続的に撮影する。そのため、1台の広角テレビカメラが用いられる。また、信号灯器の表示色も写し込めるようにカラーカメラが良く、さらに昼間及び夜間にも撮影できるように高感度なカメラとする。したがって、周囲の明るさに応じて感度が調節される高感度の広角カラーテレビカメラが、好適である。この動画像カメラにより、動画像画面は図3に例示されるように、主道路1の停止線4を越えて交差点内を違反走行する車両6が時間の経過とともに記録され、また信号灯器10の表示色も写し込まれている。なお、動画像カメラ11は、基本的には一台でよいが、交差点3の構造などに対応して、2台以上を設けるようにしてもよい。
【0038】
レーザ距離計12は、走行車線毎に設けられ、監視している車線の停止線4を越えて交差点3内に進入した車両を検出する。このために検出すべき所定の位置にレーザビームLBを照射している。進入した車両によりレーザビームLBが遮られることにより計測される距離が変化するから、この距離の変化で車両の進入を検出する。
【0039】
静止画像用カメラ13は、通常は、レーザ距離計12と同様に走行車線毎に設けられ、レーザ距離計12が車両の進入を検出すると、その車両が違反車両6である場合には、その検出信号に応じてレーザ距離計12の検出位置と同一計測位置を写真撮影する。これにより、進入した違反車両6の前面部が撮影され、その車両自体、ナンバープレート、運転手の顔が写った静止画像を得る。また、複数の車線を同時に撮影できる静止画像用カメラを用いて、そのいずれかの車線での進入車両を検出して撮影するようにしても良い。
【0040】
この静止画像を鮮明な画像で得るために、静止画像用カメラ13はストロボ装置付きのものを利用し、ストロボ光を照射して撮影するとよい。これにより、昼間及び夜間にも鮮明な静止画像を得ることができる。さらに、このストロボ装置及び静止画像用カメラ自体を近赤外線対応のものとし、撮影時に近赤外線のストロボ光を照射して、鮮明な静止画像を得るとともに、当該違反車両6の運転者に照射による幻惑を与えることなく撮影されたことを気づかせることができる。これにより、信号無視違反者に対する効果的な抑制と再発防止が期待できる。
【0041】
検出・記録部20の構成が図1に示されている。なお、レーザ距離計12,静止画像用カメラ13は、走行車線に対応して複数設けられ、また検出・記録部20の内部構成も複数の距離計などに対応するように構成されている。ただ、説明を理解しやすくするために、以下の説明では、1つの走行車線に対する構成について説明する。
【0042】
まず、動画像監視記録部21は、動画像用カメラ11から交差点3の交通流が撮影された画像(例えば1秒間に30コマ)が連続的に供給され、その画像にその時点の時刻と現示状態(交差点の信号灯器の表示状態を表したもの)を、画像を編集処理することなく、単に重畳合成して連続して記録する。この動画像の記録は、ディジタルデータでディスクなどの電子ファイル装置に格納される。
【0043】
この記録された動画像は、監視記録として長期間保存できるようにしてもよく、また、所定期間(例えば、1日)毎に上書き記録するようにしてもよい。この動画像監視記録部21は動画像用カメラ11とともに、動画像撮影記録手段を構成する。そして、違反車両検出信号に応じて、その検出信号の時刻を含んで、その前の所定期間及びその後の所定期間に亘る所定期間の動画像を出力する。
【0044】
車両検出部22は、レーザ距離計12と連携して停止線4を越えて交差点3内に進入した車両を検出し、判定部24に通知する。
【0045】
信号状態検出部23は、外部から現示状態に応じた信号灯器用出力STが信号状態として供給され、監視している車線の交通信号を判定部24に供給する。交差点3において、異なった方向(主道路方向及び従道路方向)の交通流には、信号機により順番に青信号の表示により通行権(現示)が与えられる。この一連の交通の流れに与えられる信号機の表示状態が、現示状態である。
【0046】
判定部24は、車両検出部22からの検出通知と信号状態検出部23からの信号状態(例えば、赤信号時)とに基づいて、交通信号無視違反車両6が交差点内に進入したことを判定し、動画像監視記録部21及び静止画像記録部26に車両検出信号を供給する。
【0047】
時計部/現示部25は、時計を有し、また信号状態検出部23から判定部24を介して或いは直接に現示状態を得て、動画像監視記録部21及び静止画像記録部26に、時刻及び現示状態を供給する。なお、時刻及び現示状態は、動画像監視記録部21には常時供給されるが、静止画像記録部26には静止画像を記録するときのみに供給するようにしても良い。
【0048】
静止画像記録部26は、判定部24からの車両検出信号を受けて、静止画像用カメラ13に撮影指示を出し、撮影された静止画像に時刻及び現示状態を単に重畳させて、静止画像自体には何らの編集・加工などを行うことなく、記録し出力する。静止画像記録部26での画像は、動画像と同様にディジタルデータで記録される。この静止画像記録部26は、静止画像用カメラ13とともに、静止画像撮影記録手段を構成する。
【0049】
違反車両通過記録部/履歴記録部27は、動画像監視記録部21からの所定期間の動画像及び静止画像記録部26からの静止画像に対して、所要の履歴を付加し、一連の交通事象として1つのファイルに形成し、伝送部28に出力する。ここで、付加する履歴としては、「交差点の地点名」、「記録番号」、「発生日付」、「発生時刻」、「現示サイクルの開始時刻」、「各現示の時間」等である。これらの履歴は、各画像毎に付加しても良いし、また、ファイルに代表して付加してもよい。
【0050】
伝送部28は、違反車両通過記録部/履歴記録部27からの動画像及び静止画像からなるファイルを、管理センターなどの中央装置や交差点近傍の待機所に、記録及び再生又は監視可能に伝送する。
【0051】
次に、本発明の動作説明に先立って、信号灯器の配置と信号の表示タイミングを、図4及び図5を参照して説明する。
【0052】
標準的な十字路交差点における信号灯器は、図4のように、主道路1方向の現示を表示する車両灯器1V及び歩行者灯器1Pと、従道路2方向の現示を表示する車両灯器2V及び歩行者灯器2Pが、配置される。
【0053】
その信号の表示タイミングを、図5の現示階梯図に示している。この図5では、2現示10階梯(ステップ)の一般的な例を示しており、各階梯毎にいずれかの信号灯器の表示が切り替えられる。階梯1〜階梯5が主道路方向に通行権を与える第1現示であり、この期間が従道路2に対する違反車両監視期間となる。また、階梯6〜階梯10が従道路方向に通行権を与える第2現示であり、この期間が主道路1に対する違反車両監視期間となる。各階梯の時間は図5に例示されるように設定され、階梯1〜階梯10で1現示サイクルを形成している。
【0054】
さて、本発明の交通信号無視車両自動記録装置の動作を、図6のフローチャート及び図7の記録動作タイミング図を参照して説明する。以下の動作説明では、主道路1における自動記録動作を例として説明する。
【0055】
スタートすると、ステップ101で主道路1方向の信号状態を検出する。現示階梯1〜3の青信号、現示階梯4の黄信号に引き続いて、交差点の全ての信号灯器が赤信号である現示階梯5の全赤信号になると、ステップ102でこの全赤信号が終了したか否かを判定する。この全赤信号は、交差点3内に滞留している右折車両などがつぎの現示階梯になるまでに交差点から出ることができるような時間に設定されている。この全赤信号期間は、図7(a)の主道路赤となってから、図7(b)の従道路青となるまでの期間である。
【0056】
つぎに、全赤信号期間が終了すると、ステップ103でオフセットタイマーにオフセットタイムを設定する。このオフセットタイムToffは、図7(d)に示されるように、全赤信号の終了後に停止線4を越えて交差点内に進入した車両を確実に検出するために設定される時間であり、交差点の規模や形状あるいは停止線の位置などに応じて予め決められている。ステップ104でこのオフセットタイムが終了したか否かを判定する。
【0057】
オフセットタイムが終了すると、図7(b)に示されるように、その時点から主道路赤信号の間、即ちほぼ図5の現示階梯6〜現示階梯10の期間が、違反車両監視期間となる。この違反車両監視期間の間、即ちステップ105の進入車両検出動作開始からステップ114の赤信号が終了するまでステップ106で違反車両検出を行う。この違反車両6の検出は、レーザ距離計12と車両検出部22からの進入車両の検出通知と、信号状態検出部23からの信号灯器用出力STの信号状態(現示階梯6〜現示階梯10)に基づいて判定部24により行われる。
【0058】
違反車両6が検出されると、記録番号・時刻・現示登録を行うステップ107と、静止画像記録・出力を行うステップ108と、動画像出力開始/出力タイマー起動を行うステップ109に同時に進み、それぞれの処理を並行して行う。
【0059】
まず、ステップ107では、検出された違反車両に対する記録番号、その発生した時刻、及びそのときの現示状態を登録する。そして、ステップ114で赤信号終了でないことを確認して、再びステップ106の車両検出に戻り、新たな違反車両の検出に備える。
【0060】
一方、ステップ108で並行して、違反車両の静止画像を記録し出力する。そのために、レーザ距離計12の進入車両検出位置と同一計測位置をストロボ光を照射して進入した違反車両6の前面部を写真撮影し、違反車両6の車両自体、ナンバープレート、運転手の顔が写った静止画像を得る。この静止画像に、ステップ107で取得された記録番号、その時点の時刻及び現示状態を重畳して記録し、出力する。
【0061】
さらに、並行して、ステップ109で違反車両の検出に応じて、常時連続して動画像監視記録部に記録されている動画像記録の出力を開始し、出力タイマーを起動する。この動画像記録の出力時間範囲は、図7(f)に示されるように、違反車両検出時点、即ち静止画像を記録した時点を含みその前後「−N秒〜+M秒」である。この動画像には、撮影された時点の時刻と現示状態が重畳して記録されている。ステップ110で、動画像出力時間の終了を監視し、ステップ111でそのタイマ時間の開始から終了までの出力時間範囲内の動画像を出力する。
【0062】
つぎに、ステップ112で、これら静止画像及び一定時間範囲の動画像に、所要の履歴(「交差点の地点名」、「記録番号」、「発生日付」、「発生時刻」、「現示サイクルの開始時刻」、「各現示の時間」等)を付加し、ステップ113で違反走行通過記録として1つのファイルに1交通事象として形成する。なお、付加としては、各画像や代表画像(例えば、静止画像)に重畳合成してもよいし、或いは、タイトル画像を形成して、その画像に合成してもよい。この形成された交通信号無視車両の画像を記録したファイルを、伝送部28から、管理センターなどの中央装置や交差点近傍の待機所に、有線或いは無線の伝送手段により、記録及び再生又は監視可能に伝送する。
【0063】
管理センターなどの中央装置や交差点近傍の待機所では、伝送された交通信号無視車両の記録ファイルの画像は、モニタ表示又はプリント出力するとともに、光磁気ディスクなどの記憶装置に信頼性のある永久的なディジタルデータとして格納される。そして、そのデータファイルを必要に応じて再生することによってモニタで表示するとともにプリンタ出力して、違反車両とその車両ナンバープレート及び運転手を割り出して、取り締まりを行うことになる。
【0064】
なお、検出・記録装置20にもモニタ表示手段を設け、違反車両通過記録部/履歴記録部27によって形成されたファイルを、そのモニタ表示手段に出力することによって、検出・記録装置20自体で監視するように構成することもできる。
【0065】
さらに、ステップ114で、赤信号が終了したかどうかを判断し、まだ赤信号であれば車両検出のステップ106に戻って、車両検出以下の処理を繰り返す。赤信号の終了後に、フローは終了する。
【0066】
以上は、主道路の1車線についての動作フローについて示したが、主道路の他の車線、及び従道路の他の車線についても同様に行われる。
【0067】
又、第1の実施の形態では、静止画像用カメラ13と静止画像記録部26から構成される静止画像記録手段について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、動画像用カメラを用い、静止画像記録部26に動画像監視記録部21と同様に連続して撮影する機能を持たせた静止画像撮影記録手段によっても実現できる。
【0068】
この場合、動画像用カメラは、レーザ距離計12の車両検出位置と同一計測位置を連続的に撮影し、動画像監視記録機能を持った静止画像記録部は動画像用カメラから撮像された画像(例えば1秒間に30コマ)が連続的に供給され、その画像にその時点の時刻を、画像を編集処理することなく、単に重畳合成して連続的に記録する。この動画像の記録は、ディジタルデータでディスクなどの電子ファイル装置に格納される。判定部24からの車両検出信号を受けると、動画像記録から違反車両検出時点におけるコマ画像を写真撮影画像として抽出し記録・出力する。
【0069】
他の第2の実施の形態として、静止画像及び動画像への時刻、現示状態などの交通情報の重畳を、履歴の記録とともに行うように構成することができる。前述の第1の実施の形態では、静止画像記録部26及び動画像監視記録部21に時計/現示部25から時刻と現示状態を供給して各画像に重畳している。
【0070】
本第2の実施の形態では、時計/現示部25から時刻と現示状態を違反車両通過記録部/履歴記録部27に供給する。そして、違反車両通過記録部/履歴記録部27にて、動画像監視記録部21からの所定期間の動画像及び静止画像記録部26からの静止画像に対して、時刻、現示状態などの交通情報を所要の履歴とともに付加し、1つのファイルとして伝送部28に出力する。
【0071】
この第2の実施の形態では、各画像へのデータ(履歴や時刻など)の重畳処理が1回ですむため、処理が容易になる。
【0072】
他の第3の実施の形態として、違反車両検出のための距離計として、ドップラーレーダを用いて、構成する。第1の実施の形態では、レーザ距離計12を用いているため、装置を安価に構成することができるが、ビームスポットが絞られるため車線の中央部に照準を合わせることになる。
【0073】
本第3の実施の形態のように、ドップラーレーダを距離計として用いることにより、車線幅に合わせてレーダビーム幅を設定することができる。これにより、例えば単車などのように車幅の小さい車両に対しても違反走行を見逃すことが少なくなる。また、レーダビーム幅を複数の車線幅に設定することにより、一台のドップラーレーダで複数の車線を同時に監視することも可能であり、この場合には、検出車線幅に対応して、静止画像用カメラ13の撮影領域も広くすることになるから、距離計12及び静止画像用カメラ13の必要数を低減することができる。
【0074】
さらに、車両の位置に加えて、その速度、方向のデータも同時に取得できるから、これらのデータも、時刻や現示状態などとともに静止画像データに重畳することができる。また、交差点3内を走行する車両のみを記録することが可能になる。したがって、交通違反取り締まり用のデータを充実できる。
【0075】
なお、車両検出手段としては、第1の実施の形態のレーザ距離計、第2の実施の形態のドップラーレーダの外、他の検出手段、例えば、車両感知器としてよく用いられている超音波式車両感知器やループ式車両感知器、を用いることもできる。
【0076】
なお、本発明の交通信号無視車両自動記録装置の交差点3への設置と並行して、当該交差点の前方所定の距離の地点に、交通信号無視車両自動記録装置を設置していること、及び自動記録動作を行っていることを、告知する警告表示板を併せて設置することにより、信号無視走行を抑制し、事故発生を減少させることができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明の交通信号無視車両自動記録装置によれば、交差点(単路の横断歩道を含む)で信号無視をした違反車両を自動的に検出する。この違反車両を検出したときには、その車両の前面部を撮影し、その時点の時刻を含む交通情報(信号現示状態等)を重畳することにより、その車両自体、運転者の顔、ナンバープレートとともに時刻を含む交通情報が重畳表示された画像を得ることができる一方、その違反車両を検出した時点を含む前後所定時間内の道路交差点の交通流の画像を、時刻を含む交通情報が重畳された画像で、得ることができる。また、それらの画像そのものには、何らの加工も行われていない。したがって、証拠能力に優れていることはもちろんであるが、証拠価値(証拠力)も高い。
【0078】
これにより、同一交通事象における、信号無視走行車両の交差点進入から流出までの違反走行通過状況を記録した動画像と、当該信号無視走行車両の車両自体、ナンバープレート及び運転手を撮影した静止画像とにより、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる。また、交差点内での信号無視走行車両を検出したとき、この違反車両が事故を起こしたときの事故発生状況を画像として自動記録する機能を同時に備える。
【0079】
また、全赤終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を違反車両として検出するから、違反車両のみをより確実に検出することができる。また、交差点の構造などによって必要とすれば、全赤終了後の赤信号からさらに所定時間のオフセットを持たせても良い。
【0080】
また、カラーの動画像撮影記録手段を用いることで、道路交差点の交通流の画像にさらに信号灯器の表示状態も得られるから、違反車両の記録画像として好適である。
【0081】
また、ストロボ光を照射することにより昼夜に関わらず鮮明な画像を撮影することができる。また、ストロボ光として近赤外線を用いることで、運転者に幻惑を与えることなく、撮影されたことを気づかせることができる。これにより、信号無視違反者に対する効果的な抑制と再発防止が期待できる。
【0082】
また、車両検出手段にレーザ距離計を用いることにより、車両検出手段を安価に構成することができる。
【0083】
また、車両検出手段にドップラーレーダを用い、そのビーム幅を調整することにより、監視すべき車線の幅いっぱいに照射することができるから、単車などの車幅の小さい車両をも漏れなく取り締まることができる。また、一台のドップラーレーダで複数の車線を同時に監視することも可能である。さらに、車両の位置に加えて、その速度、方向のデータも同時に取得できるし、交差点3内を走行する車両のみを記録することが可能になる。
【0084】
また、管理センターに、それぞれ時刻を含む交通情報が重畳された静止画像及び動画像が1つの交通事象の記録画像として伝送され、記録されるから、それを証拠資料として、後日呼び出すなどして当該違反者を取り締まることができる。
【0085】
また、当該交差点近傍の監視装置に、それぞれ時刻を含む交通情報が重畳された静止画像及び動画像が1つの交通事象の記録画像として伝送され、記録されるから、それを証拠資料として、違反者を現場で逮捕することができる。
【0086】
本発明の交通信号無視車両自動記録方法によれば、交差点で信号無視をした違反車両を自動的に検出し、その車両の前面部が撮影された画像にその時点の時刻を含む交通情報(信号現示状態等)を重畳することにより、その車両自体、運転者の顔、ナンバープレートとともに時刻を含む交通情報が重畳表示された画像を得ることができる一方、その違反車両を検出した時点を含む前後所定時間内の道路交差点の交通流の画像を、時刻を含む交通情報が重畳された画像で、得ることができる。これにより、同一交通事象における、信号無視走行車両の交差点進入から流出までの違反走行通過状況を記録した動画像と、当該信号無視走行車両の車両自体、ナンバープレート及び運転手を撮影した静止画像とにより、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる。また、全赤終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を違反車両として検出するようにすれば、赤信号時に故意(重大な過失を含む)に停止線を越えた違反車両のみをより確実に検出することができる。また、静止画像や動画像への時刻や履歴などのデータの重畳処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る交通信号無視車両自動記録装置のブロック構成図。
【図2】交通信号無視車両自動記録装置を交差点に配置したシステム構成図。
【図3】動画像記録画面の例を示す図。
【図4】標準的な十字路交差点における信号灯器の配置例を示す図。
【図5】信号の表示タイミングを示す現示状態図。
【図6】第1の実施の形態に係る交通信号無視車両自動記録装置の動作フローチャート。
【図7】図6のフローチャートにおける記録動作タイミング図。
【符号の説明】
1 主道路
2 従道路
3 交差点
4 停止線
5 信号柱
6 違反車両
10 信号灯器
11 動画像用カメラ
12 レーザ距離計
13 静止画像用カメラ
20 検出・記録部
21 動画像監視記録部
22 車両検出部
23 信号状態検出部
24 判定部
25 時計部/現示部
26 静止画像記録部
27 違反車両通過記録部/履歴記録部
28 伝送部
MA 動画像撮影範囲
SA 静止画像撮影範囲
LB レーザビーム

Claims (14)

  1. 自車線の停止線を越えて道路交差点(単路の横断歩道を含む、以下同じ)に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、
    この車両検出手段が出力する検出信号に応じて写真撮影された当該車両の前面部及びその撮影時点の時刻を含む交通情報が重畳された静止画像を得る静止画像取得手段と、
    前記検出信号の出力時点を含む前後所定時間内の継続的に撮影された前記道路交差点及びそれら撮影時刻を含む交通情報が重畳された動画像を取得する動画像取得手段と、
    前記静止画像取得手段及び前記動画像取得手段の画像を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする交通信号無視車両自動記録装置。
  2. 信号灯器群が設置された道路交差点を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、
    自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、
    前記車両検出手段が出力する検出信号に応じて当該車両の前面部を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、写真撮影する静止画像撮影記録手段と、
    前記静止画像撮影記録手段で撮影した静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする交通信号無視車両自動記録装置。
  3. 信号灯器群が設置された道路交差点を継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、
    自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、
    前記車両検出手段が出力する検出信号に応じて当該車両の前面部を写真撮影する静止画像撮影記録手段と、
    前記動画像撮影記録手段で撮影された動画像及び前記静止画像撮影記録手段で撮影された静止画像に、それぞれ少なくとも撮影された時点の時刻を含む交通情報を重畳合成する交通情報記録手段と、
    前記交通情報記録手段でそれぞれ前記交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする交通信号無視車両自動記録装置。
  4. 信号灯器群が設置された道路交差点を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、
    自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、
    前記車両検出手段の車両検出位置と同一位置を連続的に撮影し、前記車両検出手段が出力する検出信号に応じてその時点の撮影画像に少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、静止画像として出力する静止画像撮影記録手段と、
    前記静止画像撮影記録手段で撮影した静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする交通信号無視車両自動記録装置。
  5. 信号灯器群が設置された道路交差点を継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、
    自車線の停止線を越えて道路交差点に進入した車両を、全赤信号の間は検出せず、自車線の信号灯器が全赤信号終了後の赤信号時にのみ検出する車両検出手段と、
    前記車両検出手段の車両検出位置と同一位置を連続的に撮影し、前記車両検出手段が出力する検出信号に応じてその時点の撮影画像を静止画像として出力する静止画像撮影記録手段と、
    前記動画像撮影記録手段で撮影された動画像及び前記静止画像撮影記録手段で撮影された静止画像に、それぞれ少なくとも撮影された時点の時刻を含む交通情報を重畳合成する交通情報記録手段と、
    前記交通情報記録手段でそれぞれ前記交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む前後所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする交通信号無視車両自動記録装置。
  6. 前記車両検出手段は、自車線の信号灯器の表示色が、全赤信号が終了し引き続く所定オフセットタイム終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  7. 前記動画像取得手段又は前記動画像撮影記録手段は、信号灯器群が設置された道路交差点とともに、信号灯器群の少なくとも一部を同一画面に撮影することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  8. 前記静止画像取得手段又は静止画像撮影記録手段は、撮影時に撮影される車両に向けてストロボ光を照射することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  9. 前記車両検出手段として、レーザ距離計を用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  10. 前記車両検出手段として、ドップラーレーダを用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  11. 前記出力手段は、それぞれ交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の動画像を、伝送手段を介して、管理センターに伝送することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  12. 前記出力手段は、それぞれ交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の動画像のうちの少なくとも一方を、当該交差点近傍の監視装置に、伝送手段を介して、伝送することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の交通信号無視車両自動記録装置。
  13. 道路交差点において、自車線の信号状態を検出し、道路交差点の全ての信号灯が赤信号である全赤状態が終了し、自車線の信号状態が赤信号であることを検出する全赤信号終了検出ステップと、
    この全赤信号終了ステップの全赤信号終了を受けて、自車線から交差点へ進入した車両を検出する動作を、開始し、前記赤信号が終了するまで行う進入車両検出ステップと、
    この進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両に対する記録番号、時刻、現示登録を行い、再び前記進入車両検出ステップに戻る記録番号・時刻・現示登録ステップと、
    前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両の前面部を撮影し、その撮影された静止画像にその時刻と現示状態を重畳して記録し出力する静止画像記録・出力ステップと、
    前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、連続的に撮影されている前記道路交差点の動画像のうちの、進入車両の検出された時刻を挟んでその前後所定時間範囲の動画像にその時刻と現示状態を重畳して出力する動画像出力ステップと、
    前記静止画像記録・出力ステップで出力された静止画像と、前記動画像出力ステップで出力された所定時間範囲の動画像とに、さらに所要の履歴を付加し、1交通事象として記録する記録処理ステップと、
    この記録処理ステップで作成された前記記録を所要の箇所に伝送する伝送ステップとを有することを特徴とする交通信号無視車両自動記録方法。
  14. 道路交差点において、自車線の信号状態を検出し、道路交差点の全ての信号灯が赤信号である全赤状態が終了し、自車線の信号状態が赤信号であることを検出する全赤信号終了検出ステップと、
    この全赤信号終了ステップの全赤信号終了を受けて、自車線から交差点へ進入した車両を検出する動作を、開始し、前記赤信号が終了するまで行う進入車両検出ステップと、
    この進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両に対する記録番号、時刻、現示登録を行い、再び前記進入車両検出ステップに戻る記録番号・時刻・現示登録ステップと、
    前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、検出された進入車両の前面部を撮影し、その撮影された静止画像を記録し出力する静止画像記録・出力ステップと、
    前記進入車両検出ステップで進入車両が検出されると、連続的に撮影されている前記道路交差点の動画像から、進入車両の検出された時刻を挟んでその前後所定時間範囲の動画像を出力する動画像出力ステップと、
    前記静止画像記録・出力ステップで出力された静止画像と、前記動画像出力ステップで出力された所定時間範囲の動画像とに、それぞれそれらの画像撮影時の時刻と現示状態を重畳するとともに、記録番号、時刻、現示状態を含む所要の履歴を付加し、1交通事象として記録する記録処理ステップと、
    この記録処理ステップで作成された前記記録を所要の箇所に伝送する伝送ステップとを有することを特徴とする交通信号無視車両自動記録方法。
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