JP3711415B2 - キャラクタ画像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
この発明は、各種パーツを組合わせてキャラクタ画像を生成するキャラクタ画像装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来から顔などのキャラクタを構成する目、口等のパートを表わすパーツ画像を予め用意しておき、これら各種パーツ画像を組合わせて所望の顔のキャラクタ画像を生成する装置が提案されている。
こうした装置において、使用者の意図するキャラクタ画像を生成できるようにするためには、その元となる各パーツ画像夫々の形状、位置あるいは色などのいわゆる「属性」を自由に変更できるようにしなければならない。
【0003】
このためには、パーツ画像毎に個々の「属性」を独立に変更できるようにしなければならない。言い換えれば、使用者が誰かの顔に似せようとした場合、各パーツ夫々、例えばそれが「目」であるならば、その形状、位置、色を独立に変更できなければならない。
【0004】
こうした「属性」の変更をよりやりやすくするには、まずいずれの属性を変更するのか、どのパーツを変更するのか、選ばれたパーツの属性をどのように変更するのかという操作が順序よく行われるようにしなければならない。このためには、属性を選択するモード、パーツを選択するモード、さらには選択されたパーツの属性を変更するモードというように、必要な各操作をモード毎に分けておき、各モードにおいては指定された操作しかできないようにしなければならない。そしてこの各モードには、優先順位を付け、優先順位の高いモードから順に操作していくようにしておく。例えば「属性選択」、「パーツ選択」、「属性変更」のように優先順位をつけたならば、まずいずれの属性を選択を変更すべきかを決定し、その後に属性を変更すべきパーツを選択し、この選択されたパーツにおける選択された属性を変更するようになる。
【0005】
このように各操作の種類毎に分類して優先順位を付与すれば顔などのキャラクタ画像の変更が誤りなく確実にできるようになる。
しかしながら、このように各操作に優先順位をつけると、下層の操作は上層の操作が行われなければできなくなる。例えば「属性選択」において「色」を選択し、「パーツ選択」においては「目」を選択している状態で、「目」の形状を変更する状態に移行するには、直接「目」の色変更状態から形状変更状態に移行することはできず、一旦「パーツ選択」から「属性選択」のモードにして選択されている属性を「色」から「形状」、それから「パーツ選択」で「目」を選択して「目」の形状を変更する処理を行うようにしなければならない。
【0006】
つまり、属性の選択は属性の選択できるモードで、パーツの選択はパーツの選択できるモードでのみ選択できるのであり、今どのモードでどのような操作が行われるのかが明確に使用者に認識されねばならない。
このために一般的に考えられる方法は、モードを表わすマークを表示させることであるが、表示画面にはキャラクタ画面の他にパーツの形状、位置、及び色を選択するための各種アイコンなどを表示する必要があり、これに加えてモードを表わすマークを表示することは表示画面を繁雑にするだけでなく、認識度が低くなってしまう。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、上記従来の課題に鑑み為されたものであり、キャラクタ画像の変更に際し、表示されている画面において操作によりどのような種類の作業ができるのか明確にわかるようにすることを目的とする。
【0008】
【発明の要点】
上記目的を達成するために本発明に係るキャラクタ画像装置は、表示されるキャラクタに対し、キャラクタを構成する各パーツの属性を属性項目別に操作変更可能なキャラクタ画像装置において、
外部操作可能な入力手段と、
上記キャラクタ現在選択されている属性項目に対応付けられた項目アイコンを含む上層画面を表示させるように制御する第1の表示制御手段と、
この第1の表示制御手段の制御により上層画面表示中において、上記入力手段の項目変更入力に応答して、現在選択されている属性項目を変更するとともに、上記上層画面における属性項目から変更された属性項目に対応づけられた項目アイコンへ変更した別の上層画面を表示させるように制御する第2の表示制御手段と、
この第2の表示制御手段の制御により上層画面表示中において、上記入力手段による下層画面選択入力に応答して、上記キャラクタは含むが、上記項目アイコンは消去されていてそのとき選択されている属性項目に対応する下層画面を表示させるように制御する第3の表示制御手段と、
この第3の表示制御手段の制御により上記下層画面表示中において、上記入力手段による入力に応答して、現在選択されている属性項目に属する属性の操作変更処理を実行し、この実行結果を表示させるように制御する第4の表示制御手段とを備えており、
上記入力手段は、項目アイコン変更入力手段と決定入力手段とを含み、上記第1の表示制御手段は、上記項目アイコン変更入力手段の操作により、現在選択されている属性項目から変更された属性項目に対応付けた、上記上層画面における項目アイコンへ変更し、この後、上記決定入力手段の操作により上記変更された属性項目に対応する別の上層画面を表示し、
上記項目アイコンは、上記項目アイコン変更入力手段が操作される前まで動画表示され、上記項目アイコン変更入力手段が操作されてから上記決定入力手段が操作されるまで静止画表示することを特徴とする。
【0009】
上記構成により、まず、キャラクタと現在選択されている属性項目に対応付けられた項目アイコンとを含む上層画面を表示し、この上層画面が表示中において、入力手段の項目変更入力がなされると、これに応答して、現在選択されている属性項目を変更するとともに、上層画面における属性項目から変更された属性項目に対応づけられた項目アイコンへ変更した別の上層画面を表示する。この上層画面が表示中において、入力手段による下層画面選択入力がなされると、これに応答して、キャラクタは含むが、項目アイコンは消去されていてそのとき選択されている属性項目に対応する下層画面を表示する。
この下層画面が表示中において、入力手段による入力がなされると、これに応答して、現在選択されている属性項目に属する属性の操作変更処理を実行し、その実行結果を表示する。この場合において、入力手段は、項目アイコン変更入力手段と決定入力手段とを含み、また、現在選択されている属性項目から変更された属性項目に対応付けた、上層画面における項目アイコンへ変更し、この後、変更された属性項目に対応する別の上層画面を表示する。さらに、項目アイコンは、項目アイコン変更入力手段が操作される前まで動画表示され、項目アイコン変更入力手段が操作されてから決定入力手段が操作されるまで静止画表示する。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
機能の概要(図1〜図20)
最初に、実施例のキャラクタ画像装置の機能を述べる。
本キャラクタ画像装置は、表示装置にキャラクタを表示する。本装置は表示装置に表示されるキャラクタに対し、キャラクタを構成する各パーツの属性をパーツ別、属性項目別に操作変更可能である。
ここに、キャラクタは複数(例えば10)のパーツから成る。
キャラクタ={パーツ1+パーツ2+……+パーツn}
実施例において、キャラクタは10個のパーツ“髪”“耳”“眉”“目”“鼻”“口”“ひげ”“めがね”“顔輪郭”“服”から成る。このうちに“耳”、“眉”、“目”の各パーツは1対のサブパート(例えば右目、左目)から成る。
パーツは“形”“位置”“色”の属性を有する。
パーツiの属性={形、位置、色}
即ち、本装置はパーツの属性項目として“形”“位置”及び“色”をもっている。
【0011】
本装置は動作モードとして、“キャラクタ選択モード”、“属性項目変更モード”、“パーツ項目変更モード”、“属性操作変更モード”をもっている。
本装置のユーザーは“キャラクタ選択モード”において複数のキャラクタのなかから操作対象のキャラクタを選択し、“属性項目変更モード”において操作対象の属性の項目(例えば、形)を選択し、“パーツ項目変更モード”において操作対象のパーツ(例えば、目)を選択し、“属性操作変更モード”において選択パーツ、選択属性項目についての属性、例えば目の形を変更、決定する。
【0012】
図1は、ユーザーによって操作される入力装置(コントロールパッド10)であり、このコントロールパッド10は、Aキー10A、Bキー10B、Cキー10C、上キー10U、下キー10D、右キー10R、左キー10Lの各操作子を有する。
本装置のユーザーはこのコントロールパッド10を適宜操作して、所望のパーツ属性をもつ所望のキャラクタを得ることができる。
本装置をスタートさせると、最初に図3に示すキャラクタ選択画面100が表示装置上に現われる。この画面100の表示中に、ユーザーは所望のキャラクタを選択する。キャラクタ選択画面100はアイコンとして9個の年体格アイコン300を含む。年体格アイコン300はキャラクタを特徴づけるアイコン(キャラクタ特徴アイコン)であり、図3の位置1から位置9にある年体格アイコン300はそれぞれ“赤ん坊”“細目の幼児”“太目の幼児”“細目の少年”“中肉の少年”“太目の少年”“細目の大人”“中肉の大人”“太目の大人”の絵柄(文字ではなく)で表現される(図4)。
【0013】
この場面でユーザーが右キー10Rを押すと画面100上でカーソル301が年体格アイコン300の並びの上を右に移動し、左キー10Lを押せばカーソル301は左に移動する。カーソル301が指す年体格アイコン300は“選択色”で表示される。なお、図3のキャラクタ選択画面100において、年体格アイコン300、カーソル301以外の領域100BGには適当な背景(キャラクタ選択用のもの)が表示されるが、図示していない。他の画面についても同様である。
【0014】
ここでユーザーが決定キーであるAキーを操作すると(カーソル301が指している年体格アイコン300によって特徴づけられるキャラクタを選択したことを意味する)、画面はキャラクタ選択画面100から図5に示すパーツ選択画面(1)101へと移行する(画面の推移図である図2参照)。
パーツ選択画面(1)101は図7に示すパーツ選択画面(2)104に対する上層画面である。いいかえるとパーツ選択画面(2)104は画面101に対する下層画面である。
上層画面であるパーツ選択画面(1)101では、ユーザーは項目“形”の属性を変更すべきパーツ(例えば“目”)を選択する。
そして下層画面であるパーツ選択画面(2)104では、ユーザーは選択したパーツ(目)についてその形を変更し、決定する。
【0015】
パーツ選択画面(1)101(図5)はキャラクタ310を含むとともに、アイコンとして、キャラクタを特徴づける年体格アイコン300、変更すべき属性項目が何であるかを示す(ここでは形)項目アイコン302(shape)、及び7個のパーツアイコン303を含む。各パーツアイコンはパーツの絵柄で表現される。
パーツアイコン303は属性を変更すべきパーツを選ぶために用いられる操作アイコンである。この実施例に従い、モードごとに複数の操作アイコン(パーツアイコン303以外に、後述する形アイコン305、色パレットアイコン306がある)がキャラクタ310のまわりに配置される。
【0016】
ここでは7つのパーツアイコン303がキャラクタ310のまわりに配置されている。
更にこの実施例に従い、複数個の操作アイコンは左右キー操作により、左または右まわりに回転する。
【0017】
上述したように、キャラクタは10個のパーツから成るもので、本装置は同数(10個)のパーツアイコンを表わすデータを内蔵している。即ち、パーツとパーツアイコンとは1対1対応である。パーツ選択画面(1)101では10個中7個のパーツアイコン303を表示する。残る3個は表示領域外である。図5において、位置“1”、“2”、“3”、“4”と位置“8”、“9”、“10”にあるのが表示されるパーツアイコンであり、位置“5”、“6”、“7”で示すパーツアイコンは表示されない。しかしながら、パーツアイコンの回転表示機能により、ユーザーはすべてのパーツアイコンを見ることができる。
いま、位置“1”には“ひげ”の絵柄をパーツアイコン303が、以下同様位置2−4、8−10にはそれぞれ別のパーツの絵柄のパーツアイコン303が表示されているとする。ここで右キー10Rを押すと、図6に示すように位置“1”にあった“ひげ”パーツアイコン303は位置“2”にシフトし、以下同様位置“i”にあったパーツアイコン303は位置“i+1”にシフトする(パーツアイコンの右回転)。右キーではなく左キー10Lを押したのなら、位置“1”にあった“ひげ”パーツアイコン303は位置“10”にシフトし、以下、同様位置“i”にあったパーツアイコン303は位置“i−1”にシフトする(パーツアイコンの左回転)。
ユーザーは位置“1”に変更したいパーツ(例えば目)を表わすパーツアイコンが現われたとき決定キー(Aキー10A)を押す。これにより画面はパーツ選択画面(1)101から下層のパーツ選択画面(2)104へ移行する(図2)。
【0018】
このパーツ選択画面(2)104においてユーザーは上層画面で選んだパーツ(例えば目)の“形”を変更し、決定する。
図7に示すように、パーツ選択画面(2)104は、キャラクタ310を含むとともに、アイコンとして、キャラクタを特徴づける年体格アイコン300(キャラクタ選択画面で選んだもの)、及び上層画面101で選んだパーツ(例えば目)を表わす選択パーツアイコン304を含む。しかしながら、項目アイコン302についてはこの実施例に従い、下層画面(実際に属性の変更を実行するときの画面)であるパーツ選択画面(2)104から消去されている。
【0019】
この実施例に従い、操作すべき属性の項目を変更するモードへの移行は項目アイコンが表示される上層画面からのみ可能である。
更にパーツ選択画面(2)104には操作アイコンとして7個の形アイコン305がキャラクタ300のまわりに配置される。
本装置はパーツ別に、そのパートがもち得る複数の形、型を表わすデータを内蔵している。
形=(形1、形2、……形N)
例えば、
髪型=(髪型1、髪型2、……髪型n)
【0020】
更に、本装置は“形”データに1対1対応で形アイコンを表わすデータを内蔵している。例えば髪型の画像がN種類あればそれと同数(N個)で1対1対応で形アイコン305がある。
バーツ選択画面(2)104ではこのうち7個の形アイコン305が図7に示す位置“1”“2”“3”“4”、“N−2”、“N−1”、“N”に表示される。更に、左右キー10L、10R操作による回転表示機能により、形アイコンは反時計回り、または時計回りで回転する(図8参照)。
【0021】
図9に示すように、位置“1”に現われた形アイコン305(例えば目の形アイコン)がよさそうならばユーザーはAキー10Aを押す。これに対し、キャラクタ画像装置は位置“1”の形アイコンに対応するパーツ画像を取り出し、それでキャラクタ310に表示していたものを置換する。結果が満足できなければ、再びユーザーは左右キー操作で別のよさそうな形をもつ形アイコンを位置“1”にもってきて、Aキーを操作する。
【0022】
パーツ移動画面(1)102(図10)は変更すべき属性の項目が“位置”であるときに上層として表示される画面である。パーツ移動画面(1)102は背景がパーツ移動画面(1)及び(2)、102、105に固有である点、項目アイコン302としてパーツ選択用のもの302(shape)ではなくパーツ移動用のもの302(move)が表示される点、パーツアイコン303が7個ではなく3個表示される点を除きパーツ選択画面(1)101と同様である。3個のパーツアイコン303はパーツ選択画面(1)の場合と同様に、左右キー10L、10R操作に応答して回転移動する(図11参照)。
パーツ移動画面(1)102で“位置”を移動すべきパーツを決定したユーザーはAキー10Aを押す。これに対し、装置は画面をパーツ移動画面(1)102から下層のパーツ移動画面(2)105に移す(図2)。
【0023】
パーツ移動画面(2)105は図12に示すように、キャラクタ310を含むとともに、アイコンとして、年体格アイコン300、選択パーツアイコン304及び操作アイコンとしての矢印移動アイコンン306を含む。他の下層画面と同様に、パーツ移動画面(2)105から項目アイコン302(move)は消去されている。
このパーツ移動画面(2)105(図12)においてユーザーは上層画面102で選択したパーツの“位置”を変更し、決定する。位置の変更は左右と下キー操作により行う。即ち、右キー10Rを押すと、パーツの位置は右に移動し、以下、同様に左キー=左移動、上キー=上移動、下キー=下移動である。ただし、目、眉のように左右に1対のサブパートから成るパートについては、右サブパート(例えば右目)に対して、左右上下キーがそれぞれ“左”“右”“上”“下”の移動機能をもち、左サブパート(例えば左目)に対しては“左”が“右”、“右”が“左”に置き換えられて、左右にシンメトリックな移動が達成される(図13参照)。
【0024】
図14に示す色変更画面(1)103はパーツの色を変更する際の上層画面である。この画面においてユーザーは色を変更したいパーツを選択する。色変更画面(1)103は色変更用の背景上にキャラクタ310、色変更用の項目アイコン302(color)、年体格アイコン300、及び3個のパーツアイコン303を含む。したがって色変更画面(1)103はパーツ移動画面(1)102とよく似ており、異なる点は色変更に固有の項目アイコン302、及び色変更に固有の背景が使用される点である。
パーツ移動画面(1)102の場合と同様に左右キーの操作に従ってパーツアイコン303は左または右に回転移動する(図15)。
位置“1”に色を変更したいパーツを表わすパーツアイコン303が現われたら、ユーザーはパーツ決定キー(Aキー10A)を押す。これにより、画面は上層の色変更画面(1)103から下層の色変更画面(2)106へ移行する(図2)。
【0025】
色変更画面(2)106(図16)において、ユーザーはパーツの色を変更する。
このために、色変更画面(2)106は色変更用の背景上に、キャラクタ310、年体格アイコン300を含むとともに、操作アイコンとして図17に示すような色パレットアイコン306が9個、キャラクタ310のまわりに配置される。
【0026】
本装置は色パレットアイコン306を複数(M)個内蔵している。色パレットアイコン306はパーツがもち得る色を表わすアイコンであり、互いに異なる色(図17の斜線で示す代表色)をもっている。したがって、パーツがとり得る色(の組み合わせ)の数と色パレットアイコンとは1対1対応である。
【外1】
Figure 0003711415
これらM個の色パレットアイコン306のセットのなかから一度に9個のアイコン306が画面106上においてキャラクタ310のまわりの9つの位置“1”〜“5”、“M−3”〜“M”に表示される。
【0027】
本装置の操作アイコン回転表示機能に従い、左右キー操作に対して色パレットアイコン306は左または右に回転移動する(図18参照)。
位置(1)に好ましそうな色の色パレットアイコン306が現われると、ユーザーはAキー10Aを押す。これに対し、キャラクタ画像装置は、画面103で選択したパーツについて、その色を位置(1)にある色を色パレットアイコン306に対応するものに変更する。結果が満足できなければユーザーは再び左右キー、Aキー操作をくり返してパーツの色を別の色に変えてみる。パーツの色を決定したら、ユーザーはBキー10Bを押す。これにより、画面は下層の色変更画面(2)106から上層の色変更画面(1)103へ戻る。
【0028】
図20は上述したキャラクタ選択画面100、パーツ選択画面(1)101、パーツ選択画面(2)104、パーツ移動画面(1)102、パーツ移動画面(2)105、色変更画面(1)103、色変更画面(2)106の各画面に現われるアイコンのリストをまとめたものである。
図2には以上の画面100〜106についてキー操作による画面の遷移を示している。これらの画面のうち、パーツ選択画面(1)101、パーツ移動画面(1)102、色変更画面(1)103は、それぞれ、属性項目“形”、“位置”、“色”についての属性項目のための上層画面であり、画面104、105、106はそれぞれに対応する下層画面である。
各上層画面101、102、103でユーザーが変更したいパーツを決めると(Aキー操作を行うと)、画面は対応する下層画面104、105、106に移行し、その下層画面においてユーザーはパーツの属性を変更する。ユーザーが属性を決めると(Bキー操作を行うと)、画面は対応する上層画面に戻る。
【0029】
上述したように、下層画面104〜106からは項目アイコン302が消去されている。この実施例に従い、変更すべき属性の項目を表わす項目アイコン302を含まない下層画面104〜106の動作モード(属性変更モード)からは、属性の“項目”を変更するモード(項目変更モード)に直ちに移行することはできない。
一方、属性を変更すべきパーツを選択する動作モード(パーツ項目選択モード)で表示される各上層画面101、102、103には変更すべき属性の項目を表わす項目アイコン302が含まれる。
【0030】
この実施例に従い、各上層画面101、102、103に含まれる項目アイコン302はアニメーションで表示される。
例えば、上層画面102、即ちパーツ移動画面(1)では、図19に示すようなパーツ移動用の2つの項目アイコン302A(移動用)、302B(移動用)が互いに所定の時間間隔で切替表示されて、アニメーション効果を与える。
更に、この実施例に従い、項目アイコン302を含む上層画面101、102、103からは項目変更画面200〜203で示す属性の“項目”を変更する動作モード(属性項目変更モード)に移行できる。この移行はCキー10C操作によって起動される(図2の下半分参照)。
【0031】
上層画面101、102、103において、ユーザーがCキー10Cを操作すると、装置は項目変更モードに移行し、上層画面でアニメーションで表示されていた項目アイコンを静止させる。実際にはこの“静止した”項目アイコンは、その属性項目についての第3の項目アイコンである。
即ち、項目アイコンは、項目別にあり、かつ各項目について3つの絵柄のアイコン(ただしキャラクタ選択用は“静止した”1つの絵柄のアイコン)がある。項目アイコン=(項目アイコン(shape)、項目アイコン(move)、項目アイコン(color)、項目アイコン(character))
項目アイコン(i)=(絵柄1のアイコン、絵柄2のアイコン、絵柄3のアイコン)、ただし
項目アイコン(character)=(1つの絵柄アイコン)
例えば上層画面102(パーツ移動画面(1))において、Cキー10Cが操作されると、その画面のなかの項目アイコン302(移動用)が図19に示す302A(移動用)または302B(移動用)に示すものから302C(移動用)の絵柄で静止する。
【0032】
このCキー操作による項目変更モードへの移行によって変化する画面の部分は項目アイコンだけである。
例えば、パーツ移動画面(1)102からCキー10C操作によって移行したときの項目変更画面202の内容はパーツ移動画面(1)102のうち項目アイコンのみが項目アイコン302C(移動用)に変化したものになっている。
項目変更モードでは、ユーザーは上キー10Uまたは下キー10Dを操作することにより属性の“項目”を変更できる。この項目変更に伴い、項目アイコン302が変更された項目を表わす項目アイコンに変化する。即ち、項目アイコン302は、上キー10Uの連続操作に対して、……“パーツ選択用”→“キャラクタ選択用”→“色変更用”→“パーツ移動用”→“パーツ選択用”……のように変化し、下キー10Dの連続操作に対しては上の逆順に変化する。
【0033】
画面の項目アイコンエリアに所望の属性項目を表わす項目アイコン(例えば“色変更用”)が現われたら、ユーザーはCキー10Cを操作する(“色”の項目を選択する)。これに対し、画面は、その項目についての上層画面(色変更画面(1)103)に移行する。なお項目変更モードで、ユーザーが“キャラクタ選択”の項目を選択したときはキャラクタ選択画面100に移行する。
【0034】
ハードウェア構成
次に、本キャラクタ画像装置のハードウェア構成を説明する。
〈全体構成〉
図21は本実施例のキャラクタ画像装置1の全体のハードウェア構成を示すブロック図である。キャラクタ画像装置1は、後述する構成要素10〜20に基づき生成されるコンポジットビデオ信号SVおよびオーディオ信号SAを表示装置2に供給する。表示装置2は、例えば通常のテレビジョン受像機、あるいはサウンドシステムを備えるVDT(ビデオ・ディスプレイ・ターミナル)であり、装置1側から供給されるコンポジットビデオ信号SVに応じた画像を画面表示する一方、オーディオ信号SAをBGMあるいは効果音等として放音する。
【0035】
キャラクタ画像装置1において、10は上述したコントロールパッド(第1図)であり、操作者によるスイッチ操作に応じた操作信号を発生する。11はコントロールパッド10が発生する操作信号に基づき装置各部を制御するCPUであり、その動作については後述する。なお、CPU11は図示されていないDMAコントローラ等の周辺装置を含み、高速のDMA転送し得るように構成されている。
12は、CPU11を制御する各種制御プログラムの他に、本装置の動作に必要な種々のデータ(表示に必要な画像関係のデータを含む)を記憶するROMである。13はCPU11の演算結果やフラグ値を一時記憶する各種レジスタから構成されるワークRAMである。
【0036】
14はCPU11の制御の下に表示を制御するビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)である。VDP14は、SRAM15(スタティックRAM)およびDP−RAM16(デュアルポートRAM)に格納された各種画像データに基づき、CPU11が指示する表示態様で画面表示するためのRGBカラー信号を発生する。
【0037】
本装置1において、1つの表示画面は最大8つの構成面の重ね合せによって構成される。各構成面の重ね合せの順位はプライオリティと呼ばれる。また任意の構成面についてその表示のON/OFFを制御できる。CPU11からは各構成面に関する画像情報をVDP14側(SRAM15、DP−RAM16及び内部メモリ)に送る。これに対し、VDP14は各構成面の画像データを作成(解読)し、各構成面の表示ON/OFF、プライオリティに従って、各画素座標で表示すべき画素を決定し、それを表現するRGBカラー信号を生成、出力する。
SRAM15は、CPU11からDMA転送されてくるアイコン画像あるいはバックグランド画像を形成する画像データを一時記憶する。一方、DP−RAM16は、CPU11からDMA転送されてくるキャラクタ画像を形成するビットマップ画像データを一時記憶する。このDP−RAM16は、画像データを高速に書き込み・読み出しする為に、書込みポートと読み出しポートとの両ポートを用いて画像データを書き込みながら読み出せる構成を備えている。
【0038】
17はビデオエンコーダであり、上述したVDP14から出力されるRGBカラー信号をコンポジットビデオ信号SVに変換して出力する。18は音源回路である。音源回路18は、CPU11の指示の下に、サウンドRAM19に記憶されている波形データに基づいて楽音合成し、これによって得られる楽音データを次段のD/A変換器20に供給する。D/A変換器20は、音源処理回路18から供給される楽音データをオーディオ信号SAに変換して出力する。
【0039】
〈VDP14の構成〉
次に、図22を参照してVDP14の構成について説明する。VDP14は、インタフェース部30、画像発生部40、同期制御部50および表示制御部60から構成されている。
インタフェース部30は構成要素31〜33から形成される。31はCPUインタフェースであり、CPU11から供給される各種制御信号をVDP14の各部に供給する一方、VDP14で発生する各種タイミング信号をCPU11へ出力する。32はSRAMインタフェースであり、上記CPUインタフェース31を介してCPU11からDMA転送されるオブジェクト画像(アイコン画像を構成する)あるいはバックグラウンド画像を形成する画像データをSRAM15へ書き込むと共に、SRAM15から読み出したオブジェクト画像(アイコン画像)あるいはバックグラウンド画像を形成する画像データを画像発生部40に供給する。
【0040】
図22において、33はDP−RAMインタフェースである。このインタフェース33は、CPUインタフェース31を介してDMA転送されるビットマップ画像データ(キャラクタ画像を構成する)をDP−RAM16へ書き込むと共に、DP−RAM16から読み出したビットマップ画像データを画像発生部40に供給する。
ここでVDP14が取扱う表示画面の画面構成について図23を参照して説明する。図示のように1つの表示画面は最大8つの構成面BG−A、BG−B、OBJ−A、OBJ−B、BM−A1、BM−A2、BM−B1、BM−B2から成る。そして各構成面の表示ON/OFFとプライオリティは、CPU11からVDP14への表示ON/OFF設定(DENAセット)処理とプライオリティ設定処理によって可変に設定可能である。ただし、この実施例ではプライオリティの昇順を図示のように、BG−B面、BG−A面、OBJ−A面、BM−B2面、BM−B1面、BM−A2面、BM−A1面、OBJ−B面の順序で使用している。
【0041】
画像発生部40は構成要素41〜44からなる。41はオブジェクトアトリビュートメモリ(OAM)である。OAM41はOBJ−A面及びOBJ−B面に含まれる各オブジェクトの属性データを記憶する。各オブジェクトの属性データは、CGM番号、サイズ、座標、CLTバンク番号のデータ項目から成る。CGM番号とサイズのデータはそのオブジェクトの画像データが記憶されるSRAM15内の領域を指定する。座標データはオブジェクト面(OBJ−AまたはOBJ−B面)における、そのオブジェクトの位置(オブジェクト画像の左上の位置)を指定する。CLTバンク番号はそのオブジェクトの画像データに含まれる各画素コードに対するRGBカラーデータを記憶する、カラールックアップテーブル62内のバンクを指定する。このようなオブジェクトアトリビュートメモリ41に一時記憶されるオブジェクト属性データは、上述したCPUインタフェース31を介してCPU11により更新される。
【0042】
42はオブジェクトOBJ−A面、OBJ−B面の各ライン画像を水平走査タイミング毎に発生するオブジェクトジェネレータである。オブジェクトジェネレータ42は、2つのラインバッファを備えており、上記オブジェクトアトリビュートメモリ41に記憶されるオブジェクト属性を参照してSRAM15側より読み出す1水平走査ライン分の画像データ、すなわち、オブジェクトOBJ−A面の1ラインの画像データとオブジェクトOBJ−B面の1ラインの画像データとをそれぞれラインバッファへ格納する。
また、このジェネレータ42では、両ラインバッファに格納される画像データを、後述する同期制御部50から供給される同期信号に基づき水平プランキング期間に次段の表示制御部60へ転送した後、次の走査ライン分の画像データを再びSRAM15側から読み出す処理を順次繰り返すようになっている。
【0043】
43はバックグラウンドBG−A面、BG−B面の各画像を水平走査タイミング毎に発生するバックグラウンドジェネレータであり、2つのラインバッファを備える。このジェネレータ部42では、SRAM15側からバックグラウンドBG−A面の1ライン画像データとバックグラウンドBG−B面の1ライン画像データとをそれぞれラインバッファへ格納して水平ブランキング期間に次段の表示制御部60へ転送した後、次の走査ラインに対応する画像データを再びSRAM15側から読み出す処理を順次繰り返す。
【0044】
44は4つのビットマップ面BM−A1、BM−A2、BM−B1、BM−B2の各画像を水平走査ライン毎に発生するビットマップジェネレータであり、4つのラインバッファを備える。このジェネレータ43では、DP−RAM16から各ビットマップ面BM−A1、BM−A2、BM−B1、BM−B2の1ライン分の画像データをそれぞれラインバッファへ格納して水平ブランキング期間に次段の表示制御部60へ転送した後、次の水平走査ラインに対する画像データを再びSRAM15から読み出す処理を順次繰り返す。
なお、表示が“OFF”に設定された構成面についてはその面に対するラインバッファには1ライン分の透明コードが格納される。
【0045】
同期制御部50は、構成要素51−53から構成される。51はVDP14内部で用いられる各種動作クロック信号を発生するオシレータである。52はこのオシレータ51から供給されるクロック信号をカウントしてなる水平同期カウンタ値/垂直同期カウンタ値を発生する水平/垂直同期カウンタ部である。
53はデコーダ部であり、水平/垂直同期カウンタ部52が発生する水平同期カウンタ値/垂直同期カウンタ値をそれぞれデコードして水平同期信号および垂直同期信号を発生する。デコーダ53が発生する同期信号は次段のビデオエンコーダ17に供給される一方、上述した各ジエネレータ42〜44および表示制御部60にも供給されるようになっている。ビデオエンコーダ17はデコーダ53からの同期信号及び表示制御部60からのRGBカラー信号を受け、同期信号を重畳したコンポジットビデオ信号SVを発生する。
【0046】
表示制御部60は構成要素61−64からなる。61はプライオリティコントローラであり、上述した画像発生部40が生成する8つの構成面(「OBJ−A」、「OBJ−B」、「BG−A」、「BG−B」、「BM−A1」、「BM−A2」、「BM−B1」、「BM−B2」)についての重なり順序を制御する。このプライオリティコントローラ61は、コントロールレジスタ群64内にストアされるプライオリティデータに応じて各構成面の前後関係を定める。
【0047】
プライオリティコントローラ61は各水平ライン上の画素座標ごとにその座標における画素コードを決定する。このためにプライオリティコントローラ61は各座標において、ジェネレータ42〜43からの8つ面のライン画像バッファ出力のうち、プライオリティデータに従って最も順位の高い面に対する出力が示す画素コード(例えば4ビット構成)を見、それが“透明コード”でなければその画素コードをカラールックアップテーブル(CLT)62に出力する。“透明コード”ならば次に順位の高い面の画素コードを見、以下、同様にして動作する。これにより、「透明でない」画素をもつ面のなかで最も順位の高い面の画素コードが選ばれ、カラールックアップテーブル62に出力される。
【0048】
この選択画素コードはカラールックアップテーブル62に対する下位アドレスを指定するものである。カラールックアップテーブル62に対する上位アドレスは次のようにして定められる。まず、選択画素コードを与えた構成面がオブジェクト面以外の面(BG−A、BG−B、BM−A1、BM−A2、BM−B1、BM−B2面)の場合、その構成面に対応するバンク情報が、プライオリティコントローラ61の構成面及び画素コードの選択動作にあわせてコントロールレジスタ群64内から取り出され、カラールックアップテーブル62の上位アドレスを指定する。選択画素コードを与えた構成面がオブジェクト面(OBJ−A、OBJ−B面)の場合は、その構成面でその選択画素コードを発生させたオブジェクトの属性データ(OAM上)に含まれるCLTバンク番号を用いてカラールックアップテーブル62の上位アドレスを指定する。
【0049】
カラールックアップテーブル62はアドレス指定に対して対応するデジタルRGBカラー信号(RGBカラーデータ)を出力する。即ち、カラールックアップテーブル62は選択画素コードをRGBカラーデータに変換するものである。このカラールックアップテーブル62の内容はCPU11からのCLSデータ転送により、ワード単位で(RGBカラーデータ毎に)書替可能である。
RGBD/A変換器63はカラールックアップテーブル62から出力されるデジタルRGBカラー信号を対応するアナログのRGBカラー信号に変換し、ビデオエンコーダ17に出力する。
コントロールレジスタ群64はCPU11から供給される各種表示制御データ(上述したプライオリティデータ、バンク情報、構成面の表示ON/OFF情報を含む)を一時記憶する複数のレジスタで構成されている。
【0050】
図25に示すコントロールレジスタDENAは各構成面の表示ON/OFFフラグを記憶するもので、LSBがBG−A面、1BがBG−B面、2BがBM−A1面、3BがBM−A2面、4BがBM−B1面、5BがBM−B2面、6BがOBJ−A面、7BがOBJ−B面の表示ON/OFFフラグである。各表示ON/OFFフラグは、“0”で表示OFFを“1”で表示ONを表わす。
図25と図26にSRAM15、DP−RAM16、OAM41、CLT62のメモリマップを示す。SRAM15はBG−A面の画像データを記憶するためのBG−Aエリア151(本実施例では使用しない)、BG−B面の画像データ(本例では背景を表現する)を記憶するためのBG−Bエリア152、OBJ−A面に含まれる各オブジェクト画像のデータを記憶するためのOBJ−Aエリア153及びOBJ−B面に含まれる各オブジェクト画像のデータを記憶するためのOBJ−Bエリア153から成る。
【0051】
DP−RAM16はBM−A1面のビットマップ画像データを記憶するためのBM−A1エリア161(本例では使用しない)、BM−A2面の画像データを記憶するためのBM−A2エリア162、BM−B1面の画像データを記憶するためのBM−B1エリア163、BM−B2面の画像データを記憶するためのBM−B2エリア164から成る。本実施例では、BM−A2、BM−B1、BM−B2のエリア162〜164にある画像データの全体で表示キャラクタの画像を表現している。
OAM41はOBJ−A面に含まれる各オブジェクトの属性データ(CGM番号、サイズ、座標、CLTバンク番号を含む)を記憶するためのOBJ−Aエリア411、OBJ−B面に含まれる各オブジェクトの属性データを記憶するためのOBJ−Bエリア412から成る。
【0052】
本実施例では1つのアイコンを1つないし複数の連結されるオブジェクト画像に展開して表現している。オブジェクト画像のサイズはa画素(よこ)×a画素(たて)(例えばa=32)であり、これに対し、アイコン画像のサイズはa・k画素×a・c画素(k、cは正整数、例えば1、2)で表わされる。例えばa=32、k=2、c=1の場合、アイコンは64画素(よこ)×32画素(たて)のサイズ、オブジェクトは32画素×32画素のサイズであり、アイコンは2つのオブジェクトに展開されて表現される。即ち、CPU11はこのアイコンの画像を2つのオブジェクト画像に分けてSRAM15上のオブジェクトメモリ153または154の所定エリアに書き込む。また、アイコンの座標(アイコン画像の左上)を(x、y)とすると2つに分けたオブジェクトのうち、第1オブジェクトの座標は(x、y)、第2オブジェクトの座標は(x+32、y)である。したがって、CPU11はこのアイコンのために、座標(x、y)を含む第1オブジェクトの属性データと座標(x+32、y)を含む第2オブジェクトの属性データをOAM(オブジェクトアトリビュートメモリ)41の所定エリアに書き込む。
【0053】
以上で、アイコンとオブジェクトとの関係は明らかであるので以下の説明において、アイコンに関する情報をCPU11がVDP14側に送る説明に際し、オブジェクトへの詳細な言及は省略する。
図26に示すようにCLT62はそれぞれBM−A1面、BM−A2面、BM−B1面、BM−B2面、BG−A面、BG−B面、OBJ−A面、OBJ−B面について、画素コードからRGBカラーデータへの変換のための変換テーブルを記憶する8つのエリア、即ちBM−A1エリア621(不使用)、BM−A2エリア622、BM−B1エリア623、BM−B2エリア624、BG−Aエリア625、BG−Bエリア626、OBJ−Aエリア627、OBJ−Bエリア628から成る。
【0054】
画像関連データ(図27〜図33)
次にROM12に記憶されるデータのうち、本キャラクタ画像装置1の動作において使用される、画像関連のデータについて説明する。
ROM12は画像関連データメモリとして、図27に示すように、下記のメモリを有する。
キャラクタデータベースメモリ121
項目アイコンメモリ122
細目アイコンメモリ123
年体格アイコンメモリ124
選択パーツアイコンメモリ125
矢印移動アイコンメモリ125
背景メモリ127
カーソルメモリ128
色パレットアイコンメモリ129
カラーデータベースメモリ130
【0055】
キャラクタデータベースメモリ121は年体格(キャラクタ)別に9個のキャラクタメモリ121(ch)を有する。
赤ん坊キャラクタメモリ121(ch=0)
幼児細目キャラクタメモリ121(ch=1)
幼児太目キャラクタメモリ121(ch=2)
少年細目キャラクタメモリ121(ch=3)
少年中肉キャラクタメモリ121(ch=4)
少年太目キャラクタメモリ121(ch=5)
大人細目キャラクタメモリ121(ch=6)
大人中肉キャラクタメモリ121(ch=7)
大人太目キャラクタメモリ121(ch=8)
【0056】
各キャラクタメモリ121(ch)はキャラクタを構成する10個のパートに対応する10個のパートメモリ121(P(ch))から成る。
髪パートメモリ121(P=“髪”)
耳パートメモリ121(P=“耳”)
まゆパートメモリ121(P=“まゆ”)
目パートメモリ121(P=“目”)
鼻パートメモリ121(P=“鼻”)
口パートメモリ121(P=“口”)
顔りんかくパートメモリ121(P=“りんかく”)
メガネパートメモリ122(P=“メガネ”)
服パートメモリ123(P=“服”)
ひげパートメモリ123(P=“ひげ”)
【0057】
各パートメモリ121(P(ch))は図28に“髪パート”について示すように、n個の形アイコンと1対1対応の対応関係で、そのパーツについてのN種の“形”の画像データを記憶するエリア121−1、そのパーツの画像のサイズ(a画素(よこ)×b画素(たて))とパーツの表示位置を表わす座標(x、y)のデータを記憶するエリア121−2、及びm個の色パレットに1対1対応の対応関係でm個のカラー番号を記憶するエリア121−3から成る。パーツ画像エリア121−1については上述したパーツ選択画面(2)104(図7)でユーザーがパーツの形を位置“1”にある形アイコンで選択したときに、装置は表示キャラクタのパーツの形変更のためその形アイコンに対応するパーツの画像データをエリア121−1から取り出して表示キャラクタの画像を再構成する。エリア121−3にある各カラー番号はカラーデータベースメモリ12Aにある、そのパーツのCLT(RGBカラーデータのセット)を指定するものである。上述した色変更画面(2)106(図16)でユーザーがパーツの色を位置“1”にある色パレットアイコンで指定したときに、装置(CPU11)はその色アイコンに対応するカラー番号をエリア121−3から選び出しそのカラー番号で指定されるRGBカラーデータのセット(パーツの画像データにおける各画素コードに対して割り当てた各RGBカラーデータ)をROMのカラーデータベースメモリ12Aから取り出し、それをVDP14のCLTメモリ62の対応エリアに転送、セットする。これにより、CLTメモリ62はそのパーツの画像データを構成する各画素コードをCLTメモリ62内に新たにセットされたRGBカラーデータに変換することになる。つまり、パーツの色属性(色の組合せ)は選択した色パレットに従って1対1対応で変えられるわけである。
【0058】
なおパーツメモリ121(P(ch))のうち、1対のサブパーツから成るパーツ(耳、まゆ、目)に対するメモリは、画像データと座標データとをサブパーツ別に(例えば右耳用と左耳用とに分けて)ストアしている。
【0059】
この実施例では表示キャラクタ画像を3つの構成面、即ちBM−B2面、BM−B1面及びBM−A2面で構成している。このために、CPU11は服パートメモリとりんかくパートメモリにストアされた“服”と“りんかく”のパート情報を基にBM−B2面のビットマップ画像データを作成し、目パートメモリ、眉パートメモリ、口パートメモリ、鼻パートメモリにストアされた“目”、“眉”、“口”、“鼻”のパート情報を基にBM−B1面のビットマップ画像データを作成し、耳パートメモリ、めがねパートメモリ、ひげパートメモリ、髪パートメモリにある“耳”、“めがね”、“ひげ”、“髪”のパート情報を基にBM−A2面のビットマップ画像データを作成する。
【0060】
項目アイコンメモリ122は4つの項目Mに対応して4つの各項目アイコンメモリ122(M)、及びサイズメモリ122−1(項目アイコンの画像サイズのデータを記憶する)から成る(図28)。
キャラクタ選択項目アイコンメモリ122(M=0)
パーツ選択項目アイコンメモリ122(M=1)
パーツ移動項目アイコンメモリ122(M=2)
色変更項目アイコンメモリ122(M=3)
【0061】
各項目アイコンメモリ122(M)は、その項目アイコンの座標(x、y)、画像データ、カラー番号をそれぞれ記憶するエリア122−2、122−3、122−4から成る。このうち“パーツ選択”、“パーツ移動”、“色変更”の項目アイコンにおける画像エリア122−3は3つの画像エリア、即ち上述した項目変更モードのときに表示する“静止用”の画像データのエリア、及び上層画面でアニメーション表示するための2つの画像データA、Bのエリアから成る(図19参照)。ただし、キャラクタ選択モードではキャラクタ選択項目アイコンのアニメーション表示はしないのでこのアイコンのエリア122−3にはそのための画像データはなく、“静止用”の画像データがあるのみである。エリア122−4にあるカラー番号によりカラーデータベース12Aにおける、この項目アイコン(M)の画像データにおける各画素コードをRGBカラーデータに変換するためのCLT(RGBカラーデータセット)エリアが指定される。そして項目アイコン(M)の画素コードが適正なRGBカラーデータに変換されるようにするため、このCLTエリアの内容がVDP14のCLTメモリ62の対応エリア(項目アイコン(M)の各画素コードをRGBカラーデータに変換するための領域)に書き込まれる。
【0062】
細目アイコンメモリ123は図29に示すように、パーツアイコンメモリ123−1、パーツ形アイコンメモリ123−2、アイコン座標メモリ123−3、サイズメモリ123−4(細目アイコン、即ちパーツアイコンまたはパーツ形アイコンの画像のサイズを記憶する)から成る。
パーツアイコンメモリ123−1はキャラクタを構成する10個のパーツと1対1対応で10個の各パーツアイコンメモリ123−1(part)から成り、各パーツアイコンメモリ123−1(part)はそのパーツアイコンの画像データとカラー番号を記憶する。
パーツ形アイコンメモリ123−2はキャラクタを構成する10個のパーツ“髪”“耳”“まゆ”“目”“鼻”“口”“りんかく”“メガネ”、“服”“ひげ”に1対1で対応する10個の各パーツ形アイコンメモリ123−2(part)から成る。各パーツ形アイコンメモリ123−2(part)はそのパーツとして取り得る複数(N)個の形アイコンの各画像データとそのパーツの形アイコンのカラー番号を記憶する。
【0063】
アイコン座標メモリ123−3は7個の細目アイコン表示用の座標Aメモリ123−31と、3個の細目アイコン表示用の座標Bメモリ123−32から成る。図30に示すように座標Aメモリは10個の座標のデータ(xi、yi)(ここにi=1〜10)を記憶し、座標Bメモリは10個の座標のデータ(xi′、yi′)(ここにi=1〜10)を記憶する。座標Aメモリ123−31にある10個の座標データ(x1、y1)(x2、y2)……(x10、y10)はパーツ選択画面(1)101(図5)におけるパーツアイコン303の位置“1”、“2”……“10”を表わしていると同時に、座標データ(x1、y1)〜(x4、y4)と、(x8、y8)〜(x10、y10)は下層のパーツ選択画面(2)104(図7)におけるパーツ形アイコン305の位置“1”〜“4”と“N−2”〜“N”を表わしている。一方、座標Bメモリ123−32にある10個の座標データ(x1′、y1′)(x2′、y2′)(x10′、y10′)はパーツ移動画面(1)102(図10)と色変更画面(1)103(図14)におけるパーツアイコン303の位置“1”、“2”、“10”に対応している。
【0064】
座標Aメモリ123−31にある10個の座標データのうち3つ即ち(xi、yi)(i=5〜7)は表示領域外の値をもつ。また座標Bメモリ123−32にある10個の座標データのうち7つの座標データ、即ち(xi′、yi′)(i=3〜9)は表示領域外の値をもっている。
年体格アイコンメモリ124は図31に示すように9つの年体格(キャラクタ)別の各年体格アイコンメモリ124(ch)とサイズメモリ124−S(年体格アイコンのサイズを記憶する)から成る。
赤ん坊アイコンメモリ124(ch=0)
幼児細目アイコンメモリ124(ch=1)
幼児太目アイコンメモリ124(ch=2)
少年細目アイコンメモリ124(ch=3)
少年中肉アイコンメモリ124(ch=4)
少年太目アイコンメモリ124(ch=5)
大人細目アイコンメモリ124(ch=6)
大人中肉アイコンメモリ124(ch=7)
大人太目アイコンメモリ124(ch=8)
【0065】
各年体格アイコンメモリ124(ch)は以下から成る。
カラー番号Aメモリ124−1:年体格アイコン(ch)の通常時におけるカラー番号をストアする。
カラー番号Bメモリ124−2:カーソルで指されたときの年体格アイコン(ch)のカラー番号をストアする。
座標(x1、y1)メモリ124−3:キャラクタ選択画面100(図3)での年体格アイコン(ch)の座標データを記憶する。
座標(x2、y2)メモリ124−4:その他の画面における年体格アイコン(ch)の座標データを記憶する。
画像データメモリ124−5:年体格アイコン(ch)の画像データを記憶する。
【0066】
選択パーツアイコンメモリ125は図32に示すように選択パーツアイコンのサイズを記憶するサイズメモリ125−1、選択パーツアイコンの座標を記憶するメモリ125−2、及び10個のパーツ別の各選択パーツアイコンメモリ125(P)から成る。各選択パーツアイコンメモリ125(P)は選択パーツアイコン(P)の画像データとカラー番号を記憶する。
矢印移動アイコンメモリ126は図28に示すように矢印移動アイコン306のサイズ、座標、画像データ、カラー番号をそれぞれ記憶するサイズメモリ126−1、座標メモリ126−2、画像データメモリ126−3、カラー番号メモリ126−4から成る。
背景メモリ127は図32に示すように4つの項目M別(キャラクタ選択、パーツ選択、パーツ移動、色変更)背景メモリ127(M)から成り、各項目背景メモリ127(M)はその項目Mでの背景の画像データとカラー番号を記憶する。
【0067】
色パレットアイコンメモリ129は図33に示すように、色パレットアイコンの画像データを記憶する画像データメモリ129−1、色パレットアイコンの画像サイズを記憶するサイズメモリ129−2、色変更画面(2)107(図16)上に表示される9個の色パレットアイコン306の表示位置“1”〜“5”及び“M−3”〜“M”をそれぞれ表わす座標データ(xi、yi)(i=1〜9)を記憶する座標メモリ129−3、及びM個の色パレットアイコンの各カラー番号を記憶するカラー番号メモリ129(C)から成る。
【0068】
ワークRAM(図34)
次にワークRAMの内容(画像処理関係)について図34を参照して説明する。
レジスタL年体格番号の変数をストアする。レジスタMは項目番号の変数をストアする。レジスタSは選択パート番号の変数をストアする。パーツ管理エリアPTは各パート(髪、耳、まゆ、目、鼻、口、顔りんかく、メガネ、服、ひげ)の管理データを記憶する。各パートの管理データは“カラー番号”、“形NO”、“X移動量”及び“Y移動量”から成る。エリアMKはキャラクタのビットマップ画像を作成するためのワークエリアである。
【0069】
動作
以下、本キャラクタ画像装置1の動作を説明する。
図35〜図47はCPU11の動作のフローチャートである。
本装置の動作モードは大きく分けてキャラクタ選択画面表示モード35A(図35)、パーツ選択、移動または色変更画面表示モード36A(図36)、項目変更モード37A(図37)、パーツ選択画面(2)表示モード38A(図38)、パーツ移動画面(2)表示モード39A(図39)、色変更画面(2)表示モード40A(図40)から成る。
パワーオン後、CPU11はシステムを初期化する(35−1)。この初期化ルーチンでワークRAM63の初期化、VDP14の初期化等を行う。ここでCPU11はVDP14のコントロールレジスタ群64内の面プライオリティレジスタに所定のプライオリティデータ、即ち、図23に示すように、面プライオリティがOBJ−B面、BM−A1面、BM−A2面、BM−B1面、BM−B2面、OBJ−A面、BG−A面、BG−B面の順序で下がるようにしたプライオリティデータをセットする。
【0070】
〈キャラクタ選択画面表示モード35A〉
本装置(CPU11)はシステム初期化35−1の後、あるいはユーザーが項目変更モード37Aで項目“キャラクタ選択”を選択した後のCキー10C操作に応答して、キャラクタ選択画面表示モード35Aに入る。
このモード35Aの最初に、CPU11はキャラクタ選択画面表示ルーチン35−2を実行する。
【0071】
*キャラクタ選択画面表示ルーチン35−2*
図42にキャラクタ選択画面表示ルーチン35−2のフローチャートを示し、図49にキャラクタ選択画面100(図5)の画面構成400を示す。
CPU11はキャラクタ選択画面表示ルーチン35−2を実行してこの画面構成を実現する。
DENAセット42−1:このステップでCPU11はVDP14の面表示ON/OFFレジスタDENA(図24)に、BG−B面(背景面)を表示ON、OBJ−A面(システムアイコン面)を表示ON、他の構成面(BG−A、BM−B2、BM−B1、BM−A2、BM−A1、OBJ−B)をいずれも表示OFFにする面表示ON/OFF制御データをセットする。
背景セット42−2:このステップでCPU11はROM12からキャラクタ選択背景の画像データ(図32参照)を取り出し、SRAM15のBG−Bメモリ152(図25)に転送する。更にCPU11はROM12のカラーデータベースメモリ12Aからキャラクタ選択背景のRGBカラーデータのセット(キャラクタ選択背景のカラー番号によって指される)を取り出し、VDP14のCLT62の対応エリア(図26のBG−Bバンク626)に転送する。
OBJ−A面クリア42−3:このステップでCPU11はOAM41のOBJ−Aメモリ411にある各オブジェクトの属性データの座標を表示領域外に変更する。これによりOBJ−A面がクリアされる。
【0072】
年体格アイコン9個セット42−4:このステップでCPU11はROM12の年体格アイコンメモリ124(図31)から9個の年体格アイコンの各画像データを取り出し、オブジェクト画像データの形式でSRAM15のOBJ−Aメモリ153(図25)へ転送する。更にCPU11は、各年体格アイコンのためのオブジェクト属性データを作成し、OAM41のOBJ−Aメモリ411(図26)に転送する。更にCPU11は各年体格アイコンのRGBカラーデータのセットをROM12のカラーデータベースメモリ12Aから取り出し、VDP14のCLT62のOBJ−Aエリア627(図26)における各対応バンクに転送する。これにつき、キャラクタ選択画面100(図3)の年体格アイコン列の右端の年体格アイコン、即ち“赤ん坊”アイコンがカーソルによって指されたときの色になるようにするため、“赤ん坊”アイコンのRGBカラーデータセットとして図31の“通常”のカラー番号A、124−1ではなく“選択”のカラー番号B、124−2が指すRGBカラーデータセットを選択する。その他の年体形アイコンのRGBカラーデータセットは“通常色”を表わす。
【0073】
カーソルセット42−5:このステップでCPU11はROM12のカーソルメモリ128からカーソルの画像データを取り出し、オブジェクト画像データの形式でSRAM15のOBJ−Aメモリ153(図25)に転送する。更にCPU11はカーソルのためのオブジェクト属性データを作成し、OAM41のOBJ−Aメモリ411(図26)に転送する。これによりカーソルの座標はキャラクタ選択画面100(図3)において、年体格アイコン列の右端に位置するアイコン、即ち“赤ん坊”の年体格アイコンに対向する位置にセットされる。更にCPU11はカーソルのRGBカラーデータのセットをROM12のカラーデータベースメモリ12A(図27)から取り出し、VDP14側のCLT62のOBJ−Aエリア627(図26)内の対応バンクに転送する。
【0074】
ステップ42−6:このステップでCPU11はレジスタL(ワークRAM)を“0”に初期化する。
CPU11からステップ42−1〜42−5によるデータを受けたVDP14はキャラクタ選択画面100上の各画素のRGBカラー信号をラスター走査方式で発生する。その結果、表示装置2は図3に示すようなキャラクタ選択画面100を表示する。
【0075】
図35に戻って、キャラクタ選択画面表示ルーチン35−2実行後、CPU11はコントロールパッド10の状態を読み(35−3)、どのキーが押されたかをチェックする(35−4)。
右キー10Rが押されると(35−4)、CPU11はL番目の年体格アイコンのCLTを“通常色”に変更する(35−5)。即ち、CPU11はL番目の年アイコンメモリ124(ch)(ここにch=L、図31参照)から“通常色”のカラー番号A、124−1を読み、そのカラー番号が指すRGBカラーデータセットをカラーデータベースメモリ12Aから取り出し、それをVDP14のCLT62内の対応エリア(年体格アイコンLのCLTバンク)に転送する。次に(35−6)、CPU11はL>0ならLをデクリメントする。
左キー10Lが押されると(35−4)、CPU11はL番目の年体格アイコンのCLTを“通常色”に変更し(35−7)、L>8ならLをインクリメントする(35−8)。ステップ35−6または35−8の実行後、CPU11はカーソルのX座標をLの値に応じて変更する(35−9)。即ち、CPU11はX座標をX座標=(X座標+LX(年体格アイコンの水平画素数))で変更し、この変更されたX座標を含むカーソルのオブジェクト属性データを作成し、それをOAM41のOBJ−Aメモリにおけるカーソルオブジェクト属性エリアに転送する。次に(35−10)、CPU11はL番目の年体格アイコンのCLTを“選択色”に変更する。
【0076】
その後、再びCPU11はコントロールパッド10の状態を読みにいく(35−3)。
このようにして、キャラクタ選択画面表示モード35Aにおいては、右キー操作に対してキャラクタ選択画面100(図3)上でカーソル301が右に移動して右隣りの年体格アイコン300を指す。左キー操作に対してはこの逆である。そしてカーソル301の指す年体格アイコン300は“選択色”で表示される。カーソル301が所望の年体格アイコン(ユーザーの希望するキャラクタを表わすもの)を指す位置に達したら、ユーザーは決定キー(Aキー10A)を押す。
【0077】
この決定キー操作に対して(35−4で検出)、CPU11はL番目の年体格アイコンに対応するキャラクタ(選択キャラクタ)について、各パーツの形番号とカラー番号の初期値を定め、それらを図34のメモリPT(ワークRAM14上)の各対応エリアにセットする(35−11)。更にCPU11はメモリPTにおける各パーツのX、Y移動量を“0”に初期化し、選択パーツレジスタ5を“0”(髪)に初期化する(35−12)。更にCPU11は選択キャラクタを記憶するキャラクタメモリ121(ch)から、各パーツの画像データ(形番号によって指されるもの)と座標データを読み出し、これらから、各パーツのx、y移動量を“0”とした。キャラクタのビットマップ画像データをBMデータ作成エリアMK(ワークRAM13内)上に作成する(35−13)。この実施例では、VDP14における構成面BM−B2に“服”を“顔輪郭”を含むビットマップ画像データを割り当て、構成面BM−B1に“右目”“左目”“右眉”、“左眉”“口”“鼻”を含む画像を割り当て、構成面BM−A2に“右耳”“左耳”“めがね”、“ひげ”“髪”を含む画像を割り当てている。したがってこのステップ35−13の実行の結果、BMデータ作成エリアMKは構成面BM−B2、構成面BM−B1、構成面BM−A2に対する各ビットマップ画像データをストアすることになる。
ステップ35−13の実行後、装置はパーツ選択画面(1)表示モード(パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モード36Aに属するサブモードの1つ)に入る。
【0078】
〈パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モード36A〉
パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モード36Aは3つのモード、即ち、パーツ選択画面(1)表示モード、パーツ移動画面(1)表示モード、及び色変更画面(1)表示モードから成る。パーツ選択画面(1)表示モードはパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1で始まり、パーツ移動画面(1)表示モードはパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2で始まり、色変更画面(1)表示モードは色変更画面(1)表示ルーチン36−3から始まる。
このモード36Aはユーザーに属性を変更したいパーツを選択する操作環境を与えるものである。したがってモード36Aは“パーツ選択モード”ということができる。
【0079】
*パーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1*
パーツ選択画面(1)表示モード(このモードにおいてユーザーは“形”を変更したいパーツを選択する)はパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1から始まる。このルーチン36−1は、装置がキャラクタ選択画面表示モード35Aの出口35−13から出たとき(キャラクタ選択後)、あるいは項目変更モード37Aでユーザーがパーツ属性項目“形”を選択し、Bキー操作した後に、呼び出される。
図43にパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1のフローチャートを示す。図50にパーツ選択画面(1)の画面構成401を示す。
【0080】
DENAセット43−1:このステップで画面構成401に従いCPU11はVDP14のために、BG−B面、OBJ−A面、BM−B2面、BM−B1面、BM−A2面、OBJ−B面を各々“表示ON”、他の構成面BG−A、BM−A1を“表示OFF”とする制御データをDENAレジスタ(図24)にセットする。
背景セット43−2:このステップでCPU11は画面構成401に従い、VDP14に対し、BG−B面に表示されるパーツ選択背景のデータ(画像データとRGBカラーデータのセット)を転送する。
キャラクタセット43−3:このステップでCPU11は画面構成401に従い、VDP14に対し、キャラクタのデータを転送する。詳細に述べると、ワークRAMのメモリMKは、BM−B2面のビットマップ画像データ(服、顔輪郭を配置したキャラクタの第1構成面を表わす)、BM−B1面のビットマップ画像データ(右目、左目、右眉、左眉、口、鼻を配置したキャラクタの第2構成面を表わす)、及びBM−A2面のビットマップ画像データ(右耳、左耳、メガネ、ひげ、髪を配置したキャラクタの第3構成面を表わす)を既にストアしている。したがって、CPU11はこれらのビットマップ画像データをVDP14側のBM−A2、BM−B1、BM−B2メモリ162〜164−4(DP−RAM16内)に転送する。ワークRAMのパーツ管理メモリPTは各パーツのカラー番号を既にストアしている。したがってCPU11はこれらの情報を用いてROM12のカラーデータベース12Aから各パーツのRGBカラーデータのセットを取り出し、VDP14側のCLT62の対応エリア(BM−B2、BM−B1、BM−A2バンク624〜622)に転送する。
【0081】
OBJ−A面クリア43−4:このステップは上述したステップ42−3と同一である。
パーツアイコン10個セット43−5:このステップでCPU11は画面構成401に従い、VDP14のためにOBJ−A面の表示領域内に7個、表示領域外に3個、計10個のパーツアイコンをセットする。詳細に述べると、CPU11はパーツアイコンメモリ123−1(ROM12内)から10個のパーツアイコンの画像データ(図29参照)を取り出し、オブジェクト画像データフォーマットで、OBJ−Aメモリ153(SRAM15内)に送る。更にCPU11は各パーツアイコンのアイコン属性データを作成する。ここに、第iパーツアイコンのアイコン属性データに含まれる座標データとしてパーツアイコンの座標メモリ123−31(図30参照)にストアされるデータ(xi、yi)が用いられる。ここに、(xi、yi)はパーツ選択画面(1)101におけるパーツアイコンの位置“i”に対応している。このようにすることにより、第1のパーツアイコン属性データは、そのCGM#とサイズにより、“髪”のパーツアイコンの画像データ(OBJ−Aメモリ内)を指し、その座標データ(x1、y1)により、OBJ−A面における“髪”のパーツアイコンの位置“1”を表わす、同様にして、第i番目(i≧2)のパーツアイコン属性データは、そのCGM#とサイズにより、“耳”(i=2)、“まゆ”(i=3)、“目”(i=4)、“鼻”(i=5)、“口”(i=6)、“顔輪郭”(i=7)、“メガネ”(i=8)、“服”(i=9)、“ひげ”(i=10)のパーツアイコンの画像データを夫々、指す。また第i番目(i≧2)のパーツアイコンの属性データの座標データにより、“耳”パーツアイコンは位置“2”、“眉”パーツアイコンは位置“3”、“目”パーツアイコンは位置“4”、“鼻”、“口”、“顔輪郭”のパーツアイコンはそれぞれ表示領域外の位置“5”、“6”、“7”、“メガネ”、“服”、“ひげ”のパーツアイコンはそれぞれ位置“8”、“9”、“10”に位置ぎめされる。また、第i番目(i=1〜10)のパーツアイコン属性データのCLTバンク番号は、夫々髪(i=1)、耳(i=2)、眉(i=3)、目(i=4)、鼻(i=5)、目(i=6)、顔輪郭(i=7)、メガネ(i=8)、服(i=9)、ひげ(i=10)のパーツアイコンのRGBカラーデータエリアとして割り当てたCLTバンク(CLT62上)を指す。CPU11はこのようにして作成した10個のパーツアイコン属性データをオブジェクト属性データフォーマットでOBJ−Aメモリ411(OAM41内)に書き込む。更にCPU11は各パーツアイコン属性データ中のCLTバンク番号が指す各エリア(CLT62内)に夫々、“髪”“耳”……“ひげ”のパーツアイコンのRGBカラーデータのセットを書き込む。
【0082】
以上、詳細な説明から理解されるように、CPU11からVDP14へのアイコンのデータ転送は、“画像データ”“アイコン(オブジェクト)属性”“CLT(RGBカラーデータセット)”について行われる。したがって、以下ではアイコンのデータ転送は簡単に説明する。
年体格アイコン1個セット43−6:このステップでCPU11はVDP14に対し、選択されている年体格アイコン(レジスタLが指すもの)のデータを転送する。
項目アイコンセット43−7:このステップでCPU11は画面構成401に従い“パーツ選択用”の項目アイコンのデータをOBJ−B面のデータとしてVDP14に転送する。ここでは、項目アイコンの画像データとして2つのアニメーション(動画)画像の中の第1の画像(図28のメモリ122−3の画像データA参照)が選ばれる。
ステップ43−8:ここでCPU11はフラグTFを“1”にセットし、ポインタPに“0”をセットする。
以上の処理により、VDP14の動作を介して表示装置2のスクリーンには図5に示すようなパーツ選択画面101が現われる。
【0083】
*パーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2*
パーツ移動画面(1)表示モード(このモードにおいてユーザーは属性項目“位置”を変更させたいパーツを選択する)はパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2から始まる。このルーチン36−2は項目変更モード37Aにおいてユーザーが属性項目“位置”を選択してBキー10Bを操作したときに呼び出される。
図44にパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2のフローチャートを示す。図52にパーツ移動画面(1)の画面構成402を示す。
DENAセット44−1:このステップはパーツ選択画面(1)表示ルーチン43−1のDENAセットステップ43−1と同一である。したがって、BG−B、BG−B2、BM−B1、BM−B2、OBJ−A、OBJ−Bの各面が“表示ON”で、BG−A、BM−A2の面は“表示OFF”になる。
背景セット44−2:このステップでCPU11はパーツ移動に固有の背景データをVDP14に転送する。
OBJ−A面クリア44−3:このステップはパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1のOBJ−A面クリアステップ43−4と同一である。
【0084】
パーツアイコン10個セット44−4:このステップでCPU11は10個のパーツアイコンのデータをVDP14に送る。ここでは画面構成402に従いパーツ選択画面(1)102(図10)に3個のパーツアイコンを表示するために、10個のパーツアイコンの座標セットとしてメモリ123−32(図30)にあう座標セットB(座標セットAではなく)を使用する。ここに、座標セットBの座標(x1′、y1′)、(x2′、y2′)、(x10′、y10′)はパーツ選択画面(1)102(図10)における位置“1”、“2”、“10”を表わし、その他の座標(xi′、yi′)(i=3〜9)は表示領域外にある。この点(7個ではなく3個のパーツアイコンが表示される点)を除き、このステップ44−4はパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1のパーツアイコン10個セットのステップ43−5と同一である。
【0085】
年体格アイコン1個セット44−5:このステップでCPU11はVDP14に対し、画面表示されるキャラクタを特徴づける年体格アイコンのデータを転送する。このステップ44−5はパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1の対応ステップ45−6と同一である。
項目アイコンセット44−6:このステップでCPU11はVDP14に対し、属性項目“位置”に固有の項目アイコン(パーツ選択用項目アイコン)のデータを転送する。パーツ選択用項目アイコンの画像データとして2つのアニメーション画像のうち第1の画像Aを表わすものを転送する。
ステップ44−7:このステップでCPU11はフラグTFを“1”にセットし、ポインタPを“0”にセットする。
ステップ44−1〜44−6によるCPU11からのデータを受けたVDP14は表示装置2のスクリーン上に図10に示すようなパーツ移動画面(1)100を表示させる。
【0086】
*色変更画面(1)表示ルーチン36−3*
色変更画面(1)表示モード(このモードにおいてユーザーは“色”を変更したいパーツを選択する)は色変更画面(1)表示ルーチン36−3から始まる。このルーチン36−3は項目変更モード37Aでユーザーが属性項目“色”を選択してBキー10Bを操作したときに呼び出される。
図45に色変更画面(1)表示ルーチン36−3のフローチャートを示す。図54に色変更画面(1)103の画面構成403を示す。
DENAセット45−1:このステップはパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1のステップ43−1あるいはパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2のステップ44−1と同一である。結果として、画面構成403に示すようにBG−B、BM−B2、BM−B1、BM−A2、OBJ−A、OBJ−Bの各面が“表示ON”、不使用のBG−A、BM−A1の各面が“表示OFF”となる。
【0087】
背景セット45−2:このステップでCPU11はVDP14に対し、色変更の背景データ(図32の127(M)、M=2=“色”参照)を送る。
ステップ45−3〜45−6:OBJ−A面クリアステップ45−3、パーツアイコン10個セットステップ45−4、年体格アイコン1個セットステップ45−5はそれぞれパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−1の対応ステップ44−3、44−4、44−5と同一である。
項目アイコンセット45−6:このステップでCPU11はVDP14に対し、属性項目“色”に固有の項目アイコン(色変更用項目アイコン)のデータを送る。色変更用項目アイコンの画像データとして2つのアニメーション画像のうち第1の画像Aを表わすものを送る。
ステップ45−7:このステップでCPU11はフラグTFを“1”にセットし、ポインタ44−7を“0”にセットする。
【0088】
CPU11によるステップ45−1〜45−6の実行の結果、VDP14には色変更画面(1)103の画面構成403(図53)を実現するデータがセットされた。したがって、VDP14の動作により表示装置2のスクリーンには図14に示すような色変更画面(1)103が現われる。
ここで図36に戻ることにする。上層画面の表示ルーチン36−1、36−2または36−3実行後、CPU11はコントロールパッド10の状態を読みにいき(36−4)、どのキーが操作されたかをチェックする(36−5)。
【0089】
右キー10Rが押されたなら、ポインタPをP=(P+1)mod10に従ってインクリメントし(36−6)、左キー10Lが押されたならポインタPをP=(P−1)mod10に従ってデクリメントする(36−7)。ステップ36−6または36−7の後、表示パーツアイコン座標変更ルーチン36−8が呼ばれる。ここでCPU11はROM12のパーツアイコン座標エリア(M)にあるP〜(P+9)mod10番目の座標データをそれぞれ用いて、OAMにおけるパーツアイコン1〜10の座標データを書き替える。
【0090】
詳細に述べると属性項目=“形”(M=1)であるパーツ選択画面表示モードにおいて、このルーチン36−8は座標エリア123−31(図30)を参照する。上述したパーツ選択画面表示ルーチン36−1のステップ43−5の実行直後、OAMメモリのOBJ−Aエリアにあるi番目(i=1〜10)のパーツアイコン属性データは、それぞれ、i=1について、“髪パーツアイコン”は位置1(P=0が指す座標(x1、y1))に置く、i=2について“耳パーツアイコン”は位置2(P=1が指す座標(x2、y2))に置く、以下同様にしてi=10について“ひげパーツアイコン”は位置10(P=9が指す座標(x10、y10))に置く、を指示している(その表示結果は図5に示す通り)。このルーチン36−8はOAM41にあるi番目(i=1〜10)のパーツアイコン属性データを次のように変更する。第1のパーツアイコン属性データは“髪パーツアイコンをパーツアイコン座標エリア123−31のP番目の座標データが示す座標(xP+1、yP+1)に置く”を指示し、第2パーツアイコン属性データは“耳パーツアイコンを座標(x(P+1)mod10+1、y(P+1)mod10+1)に置く”を指示し、以下同様にして第10パーツアイコン属性データは“ひげパーツアイコンをパーツアイコン座標エリア123−31の(P+9)mod10番目の座標データが示す座標(x(P+9)mod10+1、y(P+9)mod10+1)に置く”を指示する。これはOAM41にある各パーツアイコン属性データに含まれる座標データのみを変更することで達成される。即ち、i番目のパーツアイコン属性データの座標データをROMのパーツアイコン座標エリア123の(P+i−1)mod10番目の座標データに変更する。
【0091】
したがって、右キー10R操作に対してステップ36−6(P=(P+1)mod10)とルーチン36−8とを実行することにより、画面上でパーツアイコンが右まわり(時計まわり)に回転する。即ち、1回の右キー10R操作は、画面上の各パーツアイコン時計まわりの方向に沿う次の位置に移動させる。また、左キー10L操作に対してステップ36−7(P=(P−1)mod10)とルーチン36−8とを実行することにより画面上でパーツアイコンが左まわり(反時計まわり)に移動する。即ち、1回の左キー10L操作は画面上の各パーツアイコンを反時計まわり方向の次の位置に移動させる。
パーツ移動画面(1)表示モード(M=2)または色変更画面(1)表示モード(M=3)に対しては、表示パーツアイコン座標変更ルーチン36−8はパーツアイコン座標エリア123−31ではなくパーツアイコン座標エリア123−32を参照する。その他の点はパーツ選択画面(1)表示モードで説明した通りである。
表示パーツアイコン座標変更ルーチン36−8実行後、CPU11は再びコントロールパッド10の状態を読みにいく(36−4)。
パーツ選択、移動または色変更モード36Aにおいては、上層画面(パーツ選択画面(1)101、パーツ移動画面(1)102、または色変更画面(1)103)上の項目アイコンが動画(アニメーション)の形態で表示される。
このアニメーション表示は図41に示すタイムインタラプトルーチンにより実現される。
【0092】
タイムインタラプトルーチンは所定時間の経過ごとに実行される。ステップ41−1でCPU11はTFが“0”かどうかをチェックする。TFが“0”ならばそのままメインプログラムにリターンする。TFが“0”でなければ、現在、表示されている項目アイコン(M)が第1の画像Aのものかどうかチェックする(41−2)。これはTF=1で示される。TF=1ならCPU11はROM12の項目アイコンメモリ122から属性項目Mの項目アイコン(M)の第2の画像データB(図28参照)を取り出し、SRAM15の項目アイコン画像エリア(OBJ−Bメモリ154上)に書き込み、TFをTF=2に変更する(41−3)。TF=1でないなら(TF=2)、CPU11は項目アイコンメモリ132から属性項目Mの項目アイコン(M)の第1の画像データAを取り出し、SRAM15の項目アイコン画像エリアに送り、TFをTF=1に変更する(41−4)。
このようにして、パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モードの間は、画面上で項目アイコンの画像が第1の画像Aと第2の画像Bとの間で所定時間ごとに切り替わり、項目アイコンのアニメーション表示が得られる。
【0093】
ここで再び図36に戻ることにする。パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モード36Aにおいて、ユーザーは項目Mを変更したい場合にはCキー10Cを操作する。この操作に対して装置1は項目変更モード37A(図37)に入る。
パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モード36Aにおいて、属性を変更したいパーツを表わすパーツアイコンが(左右キー操作の結果)、画面101、102または103上の特定位置“1”に達したら、ユーザーはAキー10Aを操作する。
このキー10A操作に対し、CPU11はステップ36−9を実行して、ポインタPから選択パーツ番号Sを決定する。選択パーツ番号SはS=Pの10の補数(ただしP=0ならS=0、10はパーツ数)で与えられる。そして項目Mをチェックする(36−10)。M=1=“形”ならパーツ選択画面(2)表示モード38A(このモードでユーザーはパーツの形を変更する)に入る。M=2=“位置”ならパーツ移動画面(2)表示モード39A(このモードでユーザーはパーツの位置を変更する)に入る。M=3=“色”なら色変更画面(2)表示モード40A(このモードでユーザーはパーツの色を変更する)に入る。
【0094】
〈項目変更モード37A〉
装置1は、項目アイコンが表示される上層画面の表示モード(パーツ選択画面(1)表示モード、パーツ移動画面(1)表示モードまたは色変更画面(1)表示モード)においてCキー10Cが操作されたときに項目変更モード37Aに入る。
図37に項目変更モード37Aのフローチャートを示す。まず(37−1)、CPU11はTFに“0”をセットし、Mの項目アイコンの画像データとして“静止用”の画像データを項目Mの項目アイコン画像メモリ122−3から取り出し、SRAM15の対応エリアに転送する(37−2)。このステップ37−1と37−2(項目アイコン静止処理37B)の実行の結果、項目アイコンは動画での表示形態から静止画での表示形態に移行する。例えばパーツ移動画面表示モード後、項目アイコン静止処理37Bを実行したときは、パーツ移動画面(1)102上の項目アイコンが、図19に示すアニメーション画像302A(移動用)または302B(移動用)から画像302C(静止用)に変化し、この画像302Cで静止する。
【0095】
次にCPU11はコントロールパッド10の状態を読みにいき(37−3)、どのキーが操作されたかをチェックする(37−4)。
上キー10Uが押されたのなら、CPU11はM=(M−1)mod4により項目番号Mを更新し(37−5)下キー10Dが押されたのなら、M=(M+1)mod4により項目番号Mを更新する。したがって上キー10Uの順次操作により項目Mは“形変更”→“キャラクタ選択”→“色変更”→“位置変更”→“形変更”……のように切り替る。また、下キー10Dの順次操作により項目Mはこの逆の順序で切り替る。
ステップ37−5または37−6の後、CPU11は、更新した項目Mの項目アイコンのCLT(RGBカラーデータセット)をROM12から取り出し、VDP14のCLT62の所定エリア(項目アイコンバンク)に送る(37−7)。そしてMの項目アイコンの画像データ(静止用)をSRAMの項目アイコンエリアに送る。この結果、画面上に表示される項目アイコンがMの項目アイコンの絵柄に切り替る。その後、CPU11は再びコントロールパッド10の状態を読みにいく(37−3)。
項目変更モード37Aにおいて、画面上に所望の項目Mの項目アイコンが現われると、ユーザーはその項目Mを選択するためにBキー10Bを押す。
これに対し、CPU11は選択された項目Mをチェックする。M=0=“キャラクタ選択”なら、キャラクタ選択モード35Aのキャラクタ選択画面表示ルーチン35−2を呼び出し、M=1=“形変更”ならパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1を呼び出し、M=2=“位置変更”ならパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2を呼び出し、M=3=“色変更”なら色変更画面(1)表示ルーチン36−3を呼び出す。このようにしてユーザーは所望の項目の画面に行くことができる。
【0096】
〈パーツ選択画面(2)表示モード38A〉
装置1は、パーツ選択画面(1)表示モードからAキー10A操作に応答してパーツ選択画面(2)表示モード38Aに入る。このモード38Aにおいてユーザーはパーツの“形”を変更し、決定する。
図38にパーツ選択画面(2)表示モード38Aのフローチャートを示す。パーツ選択画面(2)表示モード38Aはパーツ選択画面(2)表示ルーチン38−1から始まる。
【0097】
*パーツ選択画面(2)表示ルーチン38−1*
図46にパーツ選択画面(2)表示ルーチン38−1のフローチャートを示す。図51にパーツ選択画面(2)104の画面構成404を示す。
DENAセット46−1:このステップでCPU11は画面構成404(図51)に従い、BG−B、OBJ−A、BM−B2、BM−B1、BM−A2の各面を“表示ON”、BG−A、BG−A1及びOBJ−Bの各面を“表示OFF”にする制御データをVDP14のDENAレジスタ(図24)にセットする。上層画面“パーツ選択画面(1)”の画面構成401(図50)と下層画面“パーツ選択画面(2)”の画面構成404(図51)の比較から明らかなように、DENAセット46−1によりOBJ−B面を“表示OFF”にセットすることにより、項目アイコンは下層画面から消去される。
OBJ−A面エリア46−2:このステップはパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1(図43)のステップ43−4と同一である。
パーツ形アイコンセット46−3:このステップでCPU11はVDP14に対し画面構成404に従って形アイコンのデータを送る。詳細に述べると、CPU11は図7のパーツ選択画面(2)104における7個の形アイコンの位置“1”、“2”、“3”、“4”、“N−2”、“N−1”、“N”のために、細目アイコン座標Aエリア123−31(図30)にある座標データ(x1、y1)、(x2、y2)、(x3、y3)、(x4、y4)、(x8、y8)、(x9、y9)、(x10、y10)をそれぞれ選択する。そしてこれらの座標データを用いて7個の形アイコン属性データを作成し、オブジェクト属性フォーマット(CGM番号、サイズ、座標、CLTバンク番号)でOAM41のOBJ−Aメモリ41に書き込む。更にCPU11は選択パートSの形アイコンメモリ123−2(part)(図29)から1〜4番目(ポインタP=0〜3)とN−2〜N番目(P=N−3〜N−1)の形アイコン画像データを選択する。そしてCPU11は第1形アイコン属性データが指す、SRAM15のOBJ−Aメモリ153(図25)内のエリアに第1番目(P=0)の形アイコン画像データをオブジェクト画像フォーマットで書き込み、第2形アイコン属性データが指すエリアに第2番目(P=1)の形アイコン画像データを書き込み、以下、同様にして第7形アイコン属性データが指すエリアに第N番目(P=N−1)の形アイコン画像データを書き込む。更にCPU11は形アイコンのRGBカラーデータセットをCLT62のOBJ−Aメモリ627(図26)内の対応エリア(形アイコン属性データのCLTバング番号が指すバンク)に書き込む。
【0098】
この結果、パーツ選択画面(2)104(図7)の位置“1”〜“4”には、形アイコンメモリ123−2(part)上のP=0〜3の画像データに対応する形アイコンが表示されることになり、パーツ選択画面(2)104の位置“N−2”〜“N”には、形アイコンメモリ123−2(part)上のP=N−3〜N−1の画像データに対応する形アイコンが表示されることになる。
選択パーツアイコンセット46−4:このステップでCPU11は選択パーツアイコンのデータ(画像データ、オブジェクト属性データ、RGBカラーデータセット)をVDP14に送る。
年体格アイコンセット46−5:このステップはパーツ選択画面(1)表示ルーチン36−1(図43)のステップ43−6と同一である。
以上のステップ46−1〜46−5によるデータを受けたVDP14の動作により、表示装置2のスクリーンには画面構成404に従うパーツ選択画面(2)104(図7)が表示される。
ここで再び図38に戻ることにする。パーツ選択画面(2)表示ルーチン38−1の実行後、CPU11はコントロールパッド10を読みにいき(38−2)、どのキーが操作されたかをチェックする(38−3)。右キー10Rが押されたのなら、CPU11は形アイコン画像ポインタPをP=(P−1)modN(Nは形アイコン数)により更新する(38−4)。左キー10Lが押されたなら、CPU11はポインタPをP=(P+1)modNにより更新する(38−5)。ステップ38−4または38−5の後、CPU11は表示形アイコン画像変更ルーチン38−6を実行する。詳細に述べると、CPU11は選択パーツSの形アイコンメモリ123−2(part)から、P〜(P+3)modN番目と(P−3)modN〜(P−1)modN番目の画像データを選択する。そしてCPU11はP番目の画像データをオブジェクト画像フォーマットでSRAM15のOBJ−A153メモリにおける、表示位置“1”のエリア(座標(x1、y1)をもつ第1の形アイコン属性データが指すエリア)に送り、(P+1)modN番目の画像データを表示位置“2”のエリアに送り、以下同様にして(P+2)modN、(P+3)modN、(P−3)modN〜(P−1)modN番目の形アイコン画像データを位置“3”、位置“4”、位置“N−2”〜位置“N”のエリアに送る。
したがって、右キー10R操作により、パーツ選択画面(2)104上において、各形アイコンは時計まわりの方向で次の位置に移動する。例えば位置“1”にあった形アイコンは位置“2”に移動する。また位置“4”にあった形アイコンは消え、位置“N−2”に新しい形アイコンが現われる。また、左キー10L操作により、画面104上で各形アイコンは反時計まわりの方向で次の位置に移動する。
【0099】
表示形アイコン画像変更ルーチン38−6の後、CPU11は再びコントロールパッド10の状態を読みにいく(38−2)。
画面104の位置“1”に好ましそうな形アイコンが現われるとユーザーはAキー10Aを押す。
これに対し、CPU11はワークRAM13のメモリPT上における選択パートSの形NO(図34参照)を形NO=Pにセットする(38−7)。ついでCPU11はパート管理メモリPT(図34)のパート管理データに従い、選択パートSを含む構成面(例えば選択パートSが“目”ならBM−B1面)のビットマップ画像データ(構成面に含まれる各パーツ画像はROM14から取り出す)を作業エリアMK上に作成する(38−8)。そして作成したビットマップ画像データをDP−RAM16の対応エリアに転送する(38−10)。この結果、パーツ選択画面(2)104上において、キャラクタの選択パートS(例えば目)の“形”が位置“1”にある形アイコンに対応するものに変化する(図9参照)。
ステップ38−10の後、CPU11は再びコントロールパッド10を読みにいく(38−2)。
このようにして、パーツ選択画面(2)表示モード38Aにおいては、ユーザーはパーツの“形”を変更する。
表示されたパーツの“形”が満足のゆくものの場合、ユーザーは決定キー、即ちBキー10Bを操作する。これにより装置1は上層画面、この場合、パーツ選択画面(1)表示モードに戻る。
【0100】
〈パーツ移動画面(2)表示モード39A〉
装置1はパーツ移動画面(1)表示モードからAキー10A操作に応答してパーツ移動画面(2)表示モード39Aに入る。このモード39Aにおいてユーザーはパーツの“位置”を変更し、決定する。
図39にパーツ移動画面(2)表示モード39Aのフローチャートを示す。パーツ移動画面(2)表示モード39Aはパーツ移動画面(2)表示ルーチン39−1から始まる。
【0101】
*パーツ移動画面(2)表示ルーチン39−1*
図47にパーツ移動画面(2)表示ルーチン39−1のフローチャートを示す。図53にパーツ移動画面(2)105の画面構成405を示す。
DENAセット47−1:CPU11はすべての下層画面で同じ制御データをDENAレジスタにセットする。この結果BG−B、OBJ−A、BM−B2、BM−B1、BM−A2面が“表示ON”、BG−A、BM−A1、OBJ−B面が“表示OFF”になる。OBJ−B面が“表示OFF”になるので、OBJ−J面に含まれる項目アイコン(上層のパーツ移動画面(1)で表示されていた項目アイコン)は下層のパーツ移動画面(2)105では消去される。
OBJ−A面クリア47−2:このステップはパーツ選択画面(2)表示ルーチン38−1のステップ46−2と同じである。
矢印移動アイコンセット47−3:このステップでCPU11はVDP14に対し矢印移動アイコンのデータを送る。
ステップ47−4、47−5:これらは上述したパーツ移動画面(2)表示ルーチン38−1(図46)の選択パーツアイコンセットステップ46−4、年体格アイコンセットステップ46−5と同一である。
以上のステップ46−1〜46−5の実行によるデータを受けたVDP14はパーツ移動画面(2)105(図12)のRGBカラー信号を発生する。その結果、パーツ移動画面(2)105が表示装置2に表示される。
【0102】
ここで再び図39に戻ることにする。パーツ選択画面(2)表示ルーチン39−1の実行後、CPU11はコントロールパッド10の状態を読みにいき(39−2)、どのキーが押されたかをチェックする(39−3)。
右キー10R操作に対してCPU11はワークRAM34のパーツ管理メモリPT(図34)における、選択パーツSが指すエリアPT(S)にあるX移動量を増分する(39−4)。左キー10L操作に対してはX移動量を減分する(39−5)。上キー10U操作に対してはY移動量を増分し(39−6)、下キー10D操作に対してはY移動量を減分する(39−7)。これに関連し、ROM12のパーツメモリ121(p(th)は左右対称なパーツ“耳”、“眉”、“目”については右パート(例えば右目)のデータと左パート(例えば左目)のデータをもっている。キャラクタのビットマップ画像データを作成する場合に、右パートのX座標=(ROMからの右パートのX座標)+(X移動量)で右パートのX座標を計算し、左パートのX座標=(ROMからの左パートのX座標)−(X移動量)で左パートのX座標を計算する。これにより、画面上で右パートと左パートとは左右対称に移動することになる。
【0103】
ステップ39−4、39−5、39−6、または39−7の後、CPU11はビットマップ画像データを作成し(39−8)、それをDP−RAM16の対応エリアに転送する。これらのステップ39−8、39−9は上述したパーツ選択画面(2)表示モード38Aのステップ38−9、38−10と同じである。
結果として、左右上下キーの操作に対応してパーツ移動画面(2)105における選択パーツSの位置が移動する。
ステップ39−9の後、CPU11は再びコントロールパッド10を読みにいく(39−2)。
このようにして、パーツ移動画面(2)表示モード39Aにおいて、ユーザーは表示キャラクタのパーツの“位置”を変更する。
パーツが所望の位置になったら、ユーザーは決定キー、即ちBキー10Bを押す。これにより上層のパーツ移動画面(1)表示ルーチン36−2が呼び出され、パーツ移動画面(1)表示モードに戻る。
【0104】
〈色変更画面(2)表示モード40A〉
装置1は色変更画面(1)表示モードでAキー10Aが操作されたときに色変更画面(2)表示モード40Aに入る。このモード40Aにおいてユーザーはパーツの“色”を変更し、決定する。
図40に色変更画面(2)表示モード40Aのフローチャートを示す。色変更画面(2)表示モード40Aは色変更画面(2)表示ルーチン40−1から始まる。
【0105】
*色変更画面(2)表示ルーチン40−1*
図48に色変更画面(2)表示ルーチン40−1のフローチャートを示す。図55に色変更画面(2)106の画面構成406を示す。
DENAセット48−1:ステップ46−1と同じ。この結果、BG−B、OBJ−A、BM−B2、BM−B1、BM−A2の各面が“表示ON”、BG−A、BM−A1、OBJ−Bの各面が“表示OFF”にセットされる。したがって、上層画面(色変更画面(1)103)で表示された項目アイコンはこの下層画面(色変更画面(2)106)から消去される。
OBJ−A面クリア48−2:ステップ46−2と同じ。
色パレットアイコンセット48−3:このステップでCPU11はVDP14に対し、表示すべき9個の色パレットアイコンのデータを送る。詳細に述べると、CPU11は色パレットアイコンカラー番号メモリ129(C)(図33参照)においてP=0〜4、P=M−4〜M−1で指される9個の色パレットアイコンのカラー番号を読み、各カラー番号が指す9個のRGBカラーデータセットをカラーデータベース12Aから取り出す。そしてCPU11はこれら9個のRGBカラーデータセットをCLT62のOBJ−Aメモリにおけるエリア(第1〜第9色パレットCLTバンク)に書き込む。更にCPU11は9個の色パレットアイコン属性データを作成する。ここに第iパレットアイコン属性データ(i=1〜9)のCGM番号とサイズはSRAM15のOBJ−Aメモリ153内の、色パレットアイコン画像データを記憶する領域を指し、座標は画面106(図16)における位置“1”(i=1の場合)、“2”(i=2)、“3”(i=3)、“4”(i=4)、“5”(i=5)、“M−3”(i=6)、“M−2”(i=7)、“M−1”(i=8)、“M”(i=9)を表わし、CLTバンク番号は第i色パレットCLTバンクを指す。CPU11はこのようにして作成したパレットアイコン属性データをオブジェクト属性データフォーマットでOAM41のOBJ−Aメモリ41に書き込む。更にCPU11は色パレットアイコンの画像データをメモリ129−1(図33参照)から取り出し、それをオブジェクト属性データフォーマットにて、SRAM15内のエリア(各色パレットアイコン属性データのCGM番号とサイズが指すエリア)に書き込む。
【0106】
ステップ48−4、48−5:これらのステップは既に述べたパーツ選択画面(2)表示ルーチン38−1(図46)における選択パーツアイコンセットステップ46−4、年体格アイコンセットステップ46−5と同じである。
ステップ48−1〜48−5によるデータを受けたVDP14は画面構成404に従う色変更画面(2)106のRGBカラー信号を発生する。その結果、表示装置2のスクリーンには図16に示すような色変更画面(2)106が現われる。
ここで再び図40に戻ることにする。色変更画面(2)表示ルーチン40−1の後、CPU11はコントロールパッド10を読みにいき(40−2)、どのキーが操作されたかをチェックする(40−3)。
右キー10Rが操作されたならば、CPU11はポインタPをP=(P−1)modM(ここにMは記憶色パレットアイコン数)で更新する(40−4)。左キー10Lが操作されたならばCPU11はポインタPをP=(P+1)modMにより更新する(40−5)。ステップ40−4または40−5の後、CPU11は表示色パレット(7個)のCLT変更ルーチン40−6を実行する。詳細に述べると、CPU11は色パレットアイコンのカラー番号メモリ129(C)(図33参照)における(P−4)modM、(P−3)modM……(P+4)modM番目の色パレットカラー番号を参照し、カラーデータベース12A(図28)からこれら9個の色パレットカラー番号がそれぞれ指す9個のRGBカラーデータセットを取り出す。そしてCPU11は(P−4)modM番目の色パレット番号が指すRGBカラーデータセットをCLT62における、表示位置“M−3”(図16参照)にある色パレットアイコンのためのCLTバンク(第6パレットアイコン属性データに含まれるCLTバンク番号が指すエリア)に書き込む。次に(P−3)modM番目の色パレットカラー番号が指すRGBカラーデータセットを表示位置“M−2”にある色パレットアイコンのためのCLTバンクに書き込み、以下同様にして(P+4)modM番目の色パレットカラー番号が指すRGBカラーデータセットを表示位置“5”にある色パレットアイコンのためのCLTバンクに書き込む。
【0107】
したがって右キー10R操作により、色変更画面(2)106上の9個の色パレットアイコンは時計回り方向での次の位置に移動する。例えば位置“M”にあった色パレットアイコンは位置“1”に移動し、位置“5”にあった色パレットアイコンは消え、位置“M−3”に新しい色パレットアイコンが現われる。一方、左キー操作に対してはキャラクタ310をかこむ9個の色パレットアイコンは反時計回りに回転移動する。
ステップ40−6の後、CPU11は再びコントロールパッドを読みにいく(40−2)。画面106上の位置“1”に好ましそうな色のパレットアイコンが現われたら、ユーザーはAキー10Aを操作する。
これに対し、CPU11はステップ40−7を実行して、ROM12における選択パートSのカラー番号メモリ121−3(図28参照)から色パレット番号P(位置“1”にある色パレットアイコン)に対応するパーツカラー番号を読み出し、これをワークRAM13のパーツ管理メモリPT(図34)における、選択パートSのカラー番号レジスタにセットする。更に(40−8)、CPU11はこのカラー番号を用いてカラーデータベース12A(図27)からRGBカラーデータセットを取り出し、CLT62内の対応エリア(パーツSの画素コードをRGBカラーデータに変換する領域)に書き込む。
【0108】
この結果、色変更画面(2)106(図16)上において、選択パーツSの配色が位置“1”にある色パレットアイコンに対応して変更される。
ステップ40−8の後、CPU11は再びコントロールパッド10を読みにいく(40−2)。
このようにして色変更画面(2)表示モード40Aはユーザーにパーツの“色”を変更する操作環境を与える。
所望のパーツの“色”になったら、ユーザーは決定キー、即ちBキー10Bを操作する。これに対し、上層の色変更画面(1)表示ルーチン36−3が呼び出され、色変更画面(1)表示モードに戻る。
【0109】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項記載の発明によれば、キャラクタと現在選択されている属性項目に対応付けられた項目アイコンとを含む上層画面を表示し、この上層画面が表示中において、入力手段の項目変更入力がなされると、これに応答して、現在選択されている属性項目を変更するとともに、上層画面における属性項目から変更された属性項目に対応づけられた項目アイコンへ変更した別の上層画面を表示し、この上層画面が表示中において、入力手段による下層画面選択入力がなされると、これに応答して、キャラクタは含むが、項目アイコンは消去されていてそのとき選択されている属性項目に対応する下層画面を表示し、この下層画面が表示中において、入力手段による入力がなされると、これに応答して、現在選択されている属性項目に属する属性の操作変更処理を実行し、その実行結果を表示することができる。そればかりでなく、項目アイコンが、項目アイコン変更入力手段が操作される前までは動画表示し、項目アイコン変更入力手段が操作されてから決定入力手段が操作されるまで静止画表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のキャラクタ画像装置で用いられるコントロールパッド(入力装置)のキー配置を示す図。
【図2】実施例に従う、キー操作による画面間の遷移を示す図。
【図3】キャラクタ選択画面を示す図。
【図4】年・体形アイコンの説明図。
【図5】パーツ選択画面(1)を表わす図。
【図6】パーツ選択画面(1)上でのパーツアイコンの回転表示を説明する図。
【図7】パーツ選択画面(2)を表わす図。
【図8】パーツ選択画面(2)上でのパーツアイコンの回転表示を説明する図。
【図9】パーツ選択画面(2)でのパーツの形の変更操作を説明する図。
【図10】パーツ移動画面(1)を表わす図。
【図11】パーツ移動画面(1)上でのパーツアイコンの回転表示を説明する図。
【図12】パーツ移動画面(2)を表わす図。
【図13】パーツ移動画面(2)でのパーツの形の変更操作を説明する図。
【図14】色変更画面(1)を表わす図。
【図15】色変更画面(1)上でのパーツアイコンの回転表示を説明する図。
【図16】色変更画面(2)を表わす図。
【図17】色パレットアイコンを表わす図。
【図18】色変更画面(2)上での色パレットアイコンの回転表示を説明する図。
【図19】パーツ移動画面で表示される項目アイコンを表わすとともに、項目アイコンのアニメーション表示及び静止画表示を説明する図。
【図20】各画面に含まれるアイコンのリストを示す図。
【図21】実施例のキャラクタ画像装置の全体ハードウェア構成を示すブロック図。
【図22】ビデオディスプレイプロセッサ(VDP)の機能ブロック図。
【図23】表示画面を構成するための8つの構成面の面順位を説明する図。
【図24】各構成面の表示ON/表示OFF制御のためのディスプレイイネーブル(DENA)レジスタを示す図。
【図25】スタテイックRAM(SRAM)とデュアルポートRAM(DP−RAM)のメモリマップを示す図。
【図26】オブジェクト属性メモリ(OAM)とカラールックアップテーブル(CCT)のメモリマップを示す図。
【図27】ROMの内容の説明図。
【図28】ROMの内容の説明図。
【図29】ROMの内容の説明図。
【図30】ROMの内容の説明図。
【図31】ROMの内容の説明図。
【図32】ROMの内容の説明図。
【図33】ROMの内容の説明図。
【図34】ワークRAMの内容の説明図。
【図35】イニシャライズ及びキャラクタ選択画面表示モードのフローチャート。
【図36】パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モードのフローチャート。
【図37】項目変更モードのフローチャート。
【図38】パーツ選択画面(2)表示モードのフローチャート。
【図39】パーツ移動画面(2)表示モードのフローチャート。
【図40】色変更画面(2)表示モードのフローチャート。
【図41】項目アイコンのアニメーション表示のためのタイムインタラプトルーチンのフローチャート。
【図42】キャラクタ選択画面表示ルーチンのフローチャート。
【図43】パーツ選択画面(1)表示ルーチンのフローチャート。
【図44】パーツ移動画面(1)表示ルーチンのフローチャート。
【図45】色変更画面(1)表示ルーチンのフローチャート。
【図46】パーツ選択画面(2)表示ルーチンのフローチャート。
【図47】パーツ移動画面(2)表示ルーチンのフローチャート。
【図48】色変更画面(2)表示ルーチンのフローチャート。
【図49】キャラクタ選択画面の画面構成図。
【図50】パーツ選択画面(1)の画面構成図。
【図51】パーツ選択画面(2)の画面構成図。
【図52】パーツ移動択画面(1)の画面構成図。
【図53】パーツ移動画面(2)の画面構成図。
【図54】色変更画面(1)の画面構成図。
【図55】色変更画面(2)の画面構成図。
【符号の説明】
10 コントロールパッド(入力手段)
10A 決定手段
10B 決定入力手段
10U、10D 項目アイコン変更入力手段
10R、10L アイコン移動入力手段
11 CPU
12 プログラム&データROM
36A パーツ選択、移動または色変更画面(1)表示モード(項目アイコンが表示される上層画面の表示モード)
37A 項目変更モード(このモードで属性項目が変更される)
38A、39A、40A 項目アイコンが消去される下層画面の表示モード
100 キャラクタ選択画面
101 パーツ選択画面(1)
102 パーツ移動画面(1)
103 色変更画面(1)
104 パーツ選択画面(2)
105 パーツ移動画面(2)
106 色変更画面(2)
300 年・体形アイコン(キャラクタ特徴イコン)
302 項目アイコン
303 パーツ指定アイコン
305、306、307 変更指示アイコン
310 キャラクタ

Claims (6)

  1. 表示されるキャラクタに対し、キャラクタを構成する各パーツの属性を属性項目別に操作変更可能なキャラクタ画像装置において、
    外部操作可能な入力手段と、
    上記キャラクタ現在選択されている属性項目に対応付けられた項目アイコンを含む上層画面を表示させるように制御する第1の表示制御手段と、
    この第1の表示制御手段の制御により上層画面表示中において、上記入力手段の項目変更入力に応答して、現在選択されている属性項目を変更するとともに、上記上層画面における属性項目から変更された属性項目に対応づけられた項目アイコンへ変更した別の上層画面を表示させるように制御する第2の表示制御手段と、
    この第2の表示制御手段の制御により上層画面表示中において、上記入力手段による下層画面選択入力に応答して、上記キャラクタは含むが、上記項目アイコンは消去されていてそのとき選択されている属性項目に対応する下層画面を表示させるように制御する第3の表示制御手段と、
    この第3の表示制御手段の制御により上記下層画面表示中において、上記入力手段による入力に応答して、現在選択されている属性項目に属する属性の操作変更処理を実行し、この実行結果を表示させるように制御する第4の表示制御手段とを備えており、
    上記入力手段は、項目アイコン変更入力手段と決定入力手段とを含み、上記第1の表示制御手段は、上記項目アイコン変更入力手段の操作により、現在選択されている属性項目から変更された属性項目に対応付けた、上記上層画面における項目アイコンへ変更し、この後、上記決定入力手段の操作により上記変更された属性項目に対応する別の上層画面を表示し、
    上記項目アイコンは、上記項目アイコン変更入力手段が操作される前まで動画表示され、上記項目アイコン変更入力手段が操作されてから上記決定入力手段が操作されるまで静止画表示することを特徴とするキャラクタ画像装置。
  2. 表示されるキャラクタに対し、キャラクタを構成する各パーツの属性を属性項目別に操作変更可能なキャラクタ画像装置において、
    外部操作可能な入力手段と、
    上記キャラクタと現在選択されている属性項目に対応付けられた項目アイコンとを含む上層画面を表示させるように制御する第1の表示制御手段と、
    この第1の表示制御手段の制御により上層画面が表示中において、上記入力手段の項目変更入力に応答して、現在選択されている属性項目を変更するとともに、上記上層画面における属性項目から変更された属性項目に対応づけられた項目アイコンへ変更した別の上層画面を表示させるように制御する第2の表示制御手段と、
    この第2の表示制御手段の制御により上層画面が表示中において、上記入力手段による下層画面選択入力に応答して、上記キャラクタは含むが、上記項目アイコンは消去されていてそのとき選択されている属性項目に対応する下層画面を表示させるように制御する第3の表示制御手段と、
    この第3の表示制御手段の制御により上記下層画面が表示中において、上記入力手段による入力に応答して、現在選択されている属性項目に属する属性の操作変更処理を実行し、この実行結果を表示させるように制御する第4の表示制御手段とを備えており、
    上記上層画面は、上記キャラクタ項目アイコンに加えて、上記キャラクタを構成する各パーツを指定するためのパーツ指定アイコンを複数個夫々指定された位置に表示することを特徴とするキャラクタ画像装置。
  3. 上記複数個のパーツ指定アイコンは、上記キャラクタを取り囲むように配置することを特徴とする請求項2に記載のキャラクタ画像装置。
  4. 上記入力手段は、アイコン移動入力手段決定手段を含み、このアイコン移動手段の操作に応答して各パーツ指定アイコンの表示位置の夫々をずらすことを特徴とする請求項3に記載のキャラクタ画像装置。
  5. 表示されるキャラクタに対し、キャラクタを構成する各パーツの属性を属性項目別に操作変更可能なキャラクタ画像装置において、
    外部操作可能な入力手段と、
    上記キャラクタと現在選択されている属性項目に対応付けられた項目アイコンとを含む上層画面を表示させるように制御する第1の表示制御手段と、
    この第1の表示制御手段の制御により上層画面が表示中において、上記入力手段の項目変更入力に応答して、現在選択されている属性項目を変更するとともに、上記上層画面における属性項目から変更された属性項目に対応づけられた項目アイコンへ変更した別の上層画面を表示させるように制御する第2の表示制御手段と、
    この第2の表示制御手段の制御により上層画面が表示中において、上記入力手段による下層画面選択入力に応答して、上記キャラクタは含むが、上記項目アイコンは消去されていてそのとき選択されている属性項目に対応する下層画面を表示させるように制御する第3の表示制御手段と、
    この第3の表示制御手段の制御により上記下層画面が表示中において、上記入力手段による入力に応答して、現在選択されている属性項目に属する属性の操作変更処理を実行し、この実行結果を表示させるように制御する第4の表示制御手段とを備えており、
    上記下層画面は、上記キャラクタとこれに対応する上層画面にて指定されたパーツとに対して選択された属性項目の属性の変更を指示する変更指示アイコンを表示することを特徴とするキャラクタ画像装置。
  6. 上記変更指示アイコンの表示個数は、選択された属性項目に対応して可変することを特徴とする請求項5に記載のキャラクタ画像装置。
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