JP3711181B2 - 半導体メモリ装置の冗長回路とその冗長デコーダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体メモリ装置の冗長回路に関し、特に、同期式半導体メモリ装置の冗長デコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体メモリ装置の高集積化につれてメモリセルの不良救済機能は多様化する傾向にあり、これに沿って冗長回路の重要性も増している。そして最近では、冗長に際する冗長メモリセルとノーマルメモリセルとのアクセス時間差が超高速の半導体メモリ装置で問題となっており、改善の必要性が出てきている。
【0003】
図1は、半導体メモリ装置におけるノーマルワードライン(ノーマルメインワードライン)及び冗長ワードライン(冗長メインワードライン)の選択を行う構成を示す。ノーマルワードラインの選択動作では、まずアドレスバッファ11が、入力されるアドレスXAiを同期信号KFRSTに同期させてアドレス信号Aiを出力する。このアドレス信号Aiはデコーダ12でデコーディングされ、デコーディング信号Piが発生する。そして、このデコーディング信号Piを入力するワードラインデコーダ(メインワードラインデコーダ)13は、デコーディング信号Piを同期信号KSCND1に同期させて該当するノーマルワードラインMWLを選択する。次に、冗長ワードラインの選択動作は冗長回路により行われ、まずアドレスバッファ14が、入力されるアドレスXAiを同期信号KFRSTに同期させて冗長アドレス信号RAiを出力する。この冗長アドレス信号RAiは冗長デコーダ15でデコーディングされ、冗長デコーディング信号RPiが発生する。この冗長デコーディング信号RPiを入力とする冗長ワードラインデコーダ(冗長メインワードラインデコーダ)16は、冗長デコーディング信号RPiを同期信号KSCND1に同期させて該当する冗長ワードラインRMWLを選択する。
【0004】
このような動作中において、冗長デコーダ15及びデコーダ12は、相互に異なる構成を有するために冗長アドレスRAiとアドレスAiとをデコーディングするときにそれぞれ固有のτ1とτ3の遅延時間をもつ。従って、冗長ワードラインRMWLの選択時間はτ2、ノーマルワードラインMWLの選択時間はτ4となり、違いが出てくる。
【0005】
図2に、冗長デコーダ15の詳細構成を示す。ヒューズFEは該当する冗長デコーダ15がプログラムされたときに切断される。つまり、ノードZFEに接続されるヒューズFE、抵抗R1、MOSキャパシタC1、インバータI1、NMOSトランジスタN2、及びPMOSトランジスタP2は、冗長デコーダ15がプログラムされたか否かを示す手段となる。また、出力ノードZRRにつながるPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1は、動作時に活性化される信号ZZPDに従ってスイッチングされ、これにより出力ノードZRRの動作状態を示す手段になる。ヒューズFi1,Fi2(iは0,1,2,…,n)は、冗長モード時の冗長ワードラインを選択する冗長アドレスRPiをプログラムするためのプログラム手段になる。NMOSトランジスタNi1,Ni2及びインバータIG0〜IGnは、入力される冗長アドレスRAiをプログラム手段に従いデコーディングするデコード手段となる。
【0006】
図3に、上記回路の動作特性を示す。まず、アドレスバッファ11,14はアドレスXAiを入力し、これに従い同期信号KFRSTに同期させてアドレス信号Ai,RAiを出力する。冗長アドレスRAiを入力する図2のような冗長デコーダ15は、冗長アドレスRAiを時間τ1でデコーディングし、冗長デコーディング信号RPiを出力する。このときの冗長デコーダ15の動作は次のようなものである。
【0007】
冗長デコーダ15では、そのヒューズFi1,Fi2を利用して不良ノーマルメモリセルのアドレスをプログラムすることにより、不良ノーマルメモリセルの選択時に冗長メモリが代わりに選択される。即ち、不良ノーマルメモリセルのアドレスと一致するように冗長デコーダ15のヒューズFi1,Fi2を切断することにより、冗長アドレスRAi入力時に冗長デコーディング信号RPiが出力され、冗長メモリセルへの置き換えが実行される。この場合、ヒューズFEも切断されて冗長デコーダ15が使用状態にセットされる。
【0008】
動作時に信号ZZPDが論理“ロウ”活性化されるので、PMOSトランジスタP1はターンオンとなり、NMOSトランジスタN1はターンオフとなる。更に、ヒューズFEの切断でノードZFEが論理“ロウ”レベルになり、またインバータI1を通じ論理“ハイ”レベルがNMOSトランジスタN2に印加されて短ターンオンになるので、ノードZFEは完全な論理“ロウ”レベルになる。これによりPMOSトランジスタP2がターンオンとなるので、出力ノードZRRは論理“ハイ”レベルになる。
【0009】
このような状態で入力される冗長アドレスRAiがプログラム切断されたヒューズFi1,Fi2と一致する場合は、出力ノードZRRが論理“ハイ”レベルを維持し、これに従って冗長デコーディング信号RPiは論理“ハイ”レベルで出力される。一方、入力される冗長アドレスRAiがプログラムされたヒューズFi1,Fi2と一致しなければ出力ノードZRRは論理“ロウ”レベルとなり、冗長デコーディング信号PRiは論理“ロウ”レベルで出力される。
【0010】
この結果冗長デコーダ15から冗長デコーディング信号PRiが活性出力されると冗長ワードラインデコーダ16は、同期信号KSCND1に冗長デコーディング信号PRiを同期させて出力し冗長ワードラインRMWLを選択する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の冗長回路には次のような解決課題がある。
【0012】
第一に、冗長デコーダ15内において、ヒューズFi1,Fi2のプログラム状態に従ってNMOSトランジスタNi1,Ni2が動作することになるが、その動作数は、アドレス選択状態に応じて異なり、1つであったり多数であったりすることになる。PMOSトランジスタP1,P2のサイズは一定であるので、NMOSトランジスタの動作数が変わると、出力される冗長デコーディング信号RPiの活性状態(エネーブル)と非活性状態(ディスエーブル)とで伝達遅延時間にそれぞれ差が生じる。
【0013】
図4を参照して、1個のNMOSトランジスタによる伝達遅延時間、k個のNMOSトランジスタによる伝達遅延時間について説明する。1個のNMOSトランジスタによる場合の活性遅延時間(活性状態の冗長デコーディング信号PRiが出力されるまでの時間)をtA、非活性遅延時間(非活性状態の冗長デコーディング信号PRiが出力されるまでの時間)をtBとし、また、k個のNMOSトランジスタによる場合の活性遅延時間をtC、非活性遅延時間をtDとする。すると、冗長デコーディング信号PRiの活性遅延時間はτe=tC−tAの差が生じ、非活性遅延時間はτd=tB−tDの差が生じる。このとき、活性遅延時間tCを速く補償するためにPMOSトランジスタP1,P2のサイズを大きくする場合でもtAをtBより速めることはできないので、冗長デコーディング信号RPiの誤動作を防止するためには、τ1=tC−tRAの伝達遅延時間を有することになる。このτ1は、冗長デコーダ15で冗長アドレスRAiをデコーディングするときの遅延時間となる。
【0014】
第二に、t(XAi−RAi)時間に発生するアドレスに応じたローディング差、及び冗長デコーダ15のNMOSトランジスタの動作数の違いにより、τ2が変化してアドレススキュー(address skew)が発生する。即ち、一般にノーマルワードライン選択の方が冗長ワードライン選択よりも速くなるので、ノーマルワードラインが活性状態から非活性状態へ遷移する速度を冗長ワードラインが非活性状態から活性状態へ遷移する速度よりも遅くなるようにしないと、ノーマルワードラインと冗長ワードラインとが同時に活性化されるスキューが発生する。従って、ノーマルワードライン選択と冗長ワードライン選択との差τDU=τ4−τ2だけアクセス時間が遅延することになる。
【0015】
第三に、上記スキュー時間τskewににより、同期式半導体メモリ装置においてセットアップ時間(set-up time) とホールド時間(hold time) とにτDUだけの損失が発生する。これは、図3に示すノーマルワードラインのアドレスXAiが論理“ハイ”レベルの場合、又は冗長デコーディング信号RPiが論理“ロウ”レベルの場合に、冗長ワードラインが選択されることにより2本のワードラインがτDUの時間同時に動作してその間の動作電流が増加することにつながる。
【0016】
このような解決課題に着目して本発明は、半導体メモリ装置において冗長ワードラインを迅速に選択できる冗長回路とその冗長デコーダを提供する。また、半導体メモリ装置において、アドレススキューの関しない適正タイミングを提供し、冗長デコーダの活性速度を非活性速度とのマージンを考慮せず迅速に処理することができ、ワードラインの誤動作による動作電流の増加を防止可能な冗長回路とその冗長デコーダを提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために本発明は、同期式半導体メモリ装置の冗長デコーダにおいて、冗長デコーディング信号を発生する出力ノードと、この出力ノードと直接に並列接続されて冗長アドレスをプログラムするプログラム手段と、このプログラム手段につながれて入力アドレスに従いオンオフし、前記出力ノードの論理状態を決定するデコード手段と、前記入力アドレスの確定後に活性となる同期信号に従って動作し、この同期信号の活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を許容とし且つ前記同期信号の非活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を抑止とする同期手段とを備え、前記同期手段は、前記同期信号によりゲート制御され、前記同期信号の活性期間でオフして前記出力ノードを接地と切断し且つ前記同期信号の非活性期間でオンして前記出力ノードを接地させるMOSトランジスタにより構成されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明によれば、半導体メモリ装置の冗長回路において、入力アドレスを第1同期信号に同期させて冗長用入力アドレスを出力するアドレスバッファと、冗長アドレスをプログラムするプログラム手段をもち、これによりプログラムした冗長アドレスと前記冗長用入力アドレスが一致するときに、第2同期信号に同期させて冗長デコーディング信号を活性出力する冗長デコーダと、前記冗長デコーディング信号に従い冗長ワードラインを選択する冗長ワードラインデコーダとを備え、前記冗長デコーダは、冗長デコーディング信号を発生する出力ノードと、この出力ノードと直接に並列接続されて冗長アドレスをプログラムするプログラム手段と、このプログラム手段につながれて冗長用入力アドレスに従いオンオフし、前記出力ノードの論理状態を決定するデコード手段と、前記第1同期信号から少なくとも前記アドレスバッファの遅延時間だけ遅延され、前記冗長用入力アドレスの確定後に活性となる前記第2同期信号に従って動作し、この第2同期信号の活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を許容とし且つ前記第2同期信号の非活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を抑止とする同期手段とを備え、前記同期手段は、前記同期信号によりゲート制御され、前記同期信号の活性期間でオフして前記出力ノードを接地と切断し且つ前記同期信号の非活性期間でオンして前記出力ノードを接地させるMOSトランジスタにより構成されることを特徴とする。
【0019】
前記第1乃至第3同期信号は、外部クロック信号に同期した周期を有するものとしておけばよい。
このように同期手段を備えることにより、冗長ワードラインの選択を速めるためにプルアップ機能を有する冗長デコーダのPMOSトランジスタサイズを増加させ得るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき添付図面を参照して詳細に説明する。尚、図中の共通部分には同じ符号を付して説明する。
【0021】
ここで使用される“KFRST”は、入力されるアドレスXAiの同期を図る第1同期信号を、“KFRST2”は、第1同期信号KFRSTを遅延した信号で冗長デコーディング信号RPiの同期を図る第2同期信号を、そして“KSCND1”は、冗長デコーディング信号RPiにより冗長ワードラインを選択する際の同期を図る第3同期信号をそれぞれ意味する。第3同期信号も、第1或いは第2同期信号を遅延させることで得ることができる。これら同期信号は、システムクロック等の外部クロック信号から得られる。
【0022】
図5に、ノーマルワードライン(ノーマルメインワードライン)及び冗長ワードライン(冗長メインワードライン)を選択する構成のブロック図を示す。まず、ノーマルワードラインを選択する構成で、アドレスバッファ11は、入力されるアドレスXAiを第1同期信号KFRSTに同期させてアドレス信号Aiを発生する。このアドレス信号Aiは、デコーダ12でデコーディングされてデコーディング信号Piが発生する。このデコーディング信号Piを入力とするワードラインデコーダ(メインワードラインデコーダ)13は、デコーディング信号Piを第3同期信号KSCND1に同期させて該当するノーマルワードラインMWLを選択する。
【0023】
次に、冗長ワードラインを選択する冗長回路の構成で、アドレスバッファ14は、入力されるアドレスXAiを第1同期信号KFRSTに同期させて冗長アドレス信号RAiを出力する。冗長デコーダ15は、冗長アドレスRAiをデコーディングし、第2同期信号KFRST2に同期させて冗長デコーディング信号RPiを発生する。この冗長デコーディング信号RPiを入力する冗長ワードラインデコーダ(冗長メインワードラインデコーダ)16は、冗長デコーディング信号RPiに従って該当する冗長ワードラインRMWLを選択する。
【0024】
この回路において、冗長デコーダ15及びデコーダ12は相互に異なる構成を有するので、入力される冗長アドレスRAi及びアドレスAiをデコーディングするときにそれぞれτ1’とτ3の遅延時間を有する。従って、冗長ワードラインRMWLが選択される時間はτ2’、ノーマルワードラインMWLが選択される時間はτ4だけかかる。
【0025】
図6は、冗長デコーダ15の詳細構成を示す。ヒューズFEは、該当する冗長デコーダ15がプログラムされたときに切断される。つまり、ノードZFEに接続されるヒューズFE、抵抗R1、MOSキャパシタC1、インバータI1、NMOSトランジスタN2、及びPMOSトランジスタP2は、該当する冗長デコーダ15がプログラムされたか否かを示す手段になる。また、出力ノードZRRにつながるPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1は、動作時に活性化される信号ZZPDに従いスイッチングされて出力ノードZRRに動作状態を示す手段になる。ヒューズFi1,Fi2(i=0,1,2,…,n)は、冗長時に冗長ワードラインを選択するためのアドレスをプログラムするプログラム手段となる。NMOSトランジスタNi1,Ni2及びインバータIG0〜IGnは、入力される冗長アドレスRAiをプログラム手段に従いデコーディングするデコード手段となる。インバータI4は、第2同期信号KFRST2を反転出力し、このインバータI4の出力により制御されるNMOSトランジスタN3は、ターンオンで出力ノードZRRを接地させる。このNMOSトランジスタN3により、冗長デコーディング信号RPiを第2同期信号KFRST2に同期させて出力する同期手段が構成されている。
【0026】
図7は、上記回路の動作特性を示す波形図である。まず、アドレスバッファ11,14は、図示のようなアドレスXAiを入力し、このアドレスXAiから第1同期信号KFRSTに同期させてアドレス信号Ai,RAiを出力する。冗長アドレスRAiを入力とする図6の構成をもつ冗長デコーダ15は、冗長アドレスRAiをデコーディングして第2同期信号KFRST2に同期させた冗長デコーディング信号RPiを出力する。
【0027】
図6を参照すれば、冗長デコーダ15は、そのヒューズFi1,Fi2を利用して不良ノーマルメモリセルのアドレスをプログラムすることにより、不良ノーマルメモリセルのアドレスを記憶する。そして、ヒューズFEを切断することで該当する冗長デコーダ15が使用可能とされる。動作に際して信号ZZPDが論理“ロウ”になれば、PMOSトランジスタP1はターンオン、NMOSトランジスタN1はターンオフとなる。このときにヒューズFEが切断されているとノードZFEが論理“ロウ”レベルになり、またインバータI1を通じた論理“ハイ”の印加でNMOSトランジスタN2がターンオンするので、ノードZFEは完全な論理“ロウ”レベルになる。ノードZFEが論理“ロウ”レベルになるとPMOSトランジスタP2がターンオンとなるので、出力ノードZRRは論理“ハイ”レベルとなる。
【0028】
このような状態で、入力される冗長アドレスRAiがヒューズFi1,Fi2のプログラムと一致するアドレスを有する場合、出力ノードZRRは論理“ハイ”レベルを維持し、これにより冗長デコーディング信号RPiは論理“ハイ”レベルで出力される。一方、入力される冗長アドレスRAiがヒューズFi1,Fi2のプログラムと異なるアドレスを有する場合、出力ノードZRRは論理“ロウ”レベルとなる。これに従い冗長デコーディング信号RPiは論理“ロウ”レベルで出力される。
【0029】
このときに第2同期信号KFRST2は、図7に示したように第1同期信号KFRSTの遅延信号として提供され、インバータI4は、第2同期信号KFRST2を反転して反転信号バーKFRST2を出力する。そして、この反転信号バーKFRST2がNMOSトランジスタN3のゲート電極に印加されるので、出力ノードZRRに発生する冗長デコーディング信号RPiは第2同期信号KFRST2に同期して出力されることになる。タイミングとしてはt(XAi−RAi)<t(KFRST−KFRST2)としてあるので、出力ノードZRR上の出力信号は、第2同期信号KFRST2により決定され出力される。即ち、第2同期信号KFRST2が論理“ロウ”レベルにあればNMOSトランジスタN3がターンオンとなるので、出力ノードZRRは論理“ロウ”レベルであり、第2同期信号KFRST2が論理“ハイ”レベルになってNMOSトランジスタN3がターンオフすることにより、出力ノードZRRのレベルは、プログラムされたアドレスと冗長アドレスRAiとの比較状態に従い決定されることになる。
【0030】
以上のように冗長デコーディング信号RPiは第2同期信号KFRST2に同期するので、冗長デコーディング信号RPiの活性(enable)及び非活性(disable) のマージン(margin)を考慮しなくてもよい。つまり、図8の点線で示すように、活性及び非活性間のマージンを考慮しなくてもよいので、冗長デコーダ15の活性遅延時間τ1’を速められる(τ1’≪τ1)。
【0031】
また、冗長デコーダ15は、第2同期信号KFRST2により冗長デコーディング信号RPiを発生するので、アドレス論理の違いに従うアドレススキューが発生しない。そして、図5において、τ1’−τ3=t(KSCND1)−t(KFRST2)の関係となるように同期信号KSCND1,KFRST2の遅延時間を形成すればτ2’=τ4とすることができ、これによれば、冗長メモリセルとノーマルメモリセルとのワードライン選択時間の差を除去できる。従って、従来のような2本のワードラインの同時選択の発生を防止可能で、動作電流の増加を防止し、セットアップ時間及びホールド時間の特性を改善できる。
【0032】
つまり本発明の冗長回路によれば、遅延時間の抑制、アドレススキューの抑制、ダブルワードライン選択による動作電流増加の防止、そしてセットアップ時間及びホールド時間の特性向上という長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来における冗長回路の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した冗長デコーダの回路図。
【図3】図1及び図2に示した回路の動作特性を示す波形図。
【図4】図1及び図2に示した回路における冗長動作時の遅延特性を示す波形図。
【図5】本発明による冗長回路の構成を示すブロック図。
【図6】図5に示した冗長デコーダの回路図。
【図7】図5及び図6に示した回路の動作特性を示す波形図。
【図8】図5及び図6に示した回路における冗長動作時の遅延特性を示す波形図。
【符号の説明】
11,14 アドレスバッファ
12 デコーダ
13 ワードラインデコーダ
15 冗長デコーダ
16 冗長ワードラインデコーダ
Claims (3)
- 同期式半導体メモリ装置の冗長デコーダにおいて、
冗長デコーディング信号を発生する出力ノードと、
この出力ノードと直接に並列接続されて冗長アドレスをプログラムするプログラム手段と、
このプログラム手段につながれて入力アドレスに従いオンオフし、前記出力ノードの論理状態を決定するデコード手段と、
前記入力アドレスの確定後に活性となる同期信号に従って動作し、この同期信号の活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を許容とし且つ前記同期信号の非活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を抑止とする同期手段とを備え、
前記同期手段は、前記同期信号によりゲート制御され、前記同期信号の活性期間でオフして前記出力ノードを接地と切断し且つ前記同期信号の非活性期間でオンして前記出力ノードを接地させるMOSトランジスタにより構成されることを特徴とする冗長デコーダ。 - 半導体メモリ装置の冗長回路において、
入力アドレスを第1同期信号に同期させて冗長用入力アドレスを出力するアドレスバッファと、
冗長アドレスをプログラムするプログラム手段をもち、これによりプログラムした冗長アドレスと前記冗長用入力アドレスが一致するときに、第2同期信号に同期させて冗長デコーディング信号を活性出力する冗長デコーダと、
前記冗長デコーディング信号に従い冗長ワードラインを選択する冗長ワードラインデコーダとを備え、
前記冗長デコーダは、
冗長デコーディング信号を発生する出力ノードと、
この出力ノードと直接に並列接続されて冗長アドレスをプログラムするプログラム手段と、
このプログラム手段につながれて冗長用入力アドレスに従いオンオフし、前記出力ノードの論理状態を決定するデコード手段と、
前記第1同期信号から少なくとも前記アドレスバッファの遅延時間だけ遅延され、前記冗長用入力アドレスの確定後に活性となる前記第2同期信号に従って動作し、この第2同期信号の活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を許容とし且つ前記第2同期信号の非活性期間で前記冗長デコーディング信号の出力経路を抑止とする同期手段とを備え、
前記同期手段は、前記同期信号によりゲート制御され、前記同期信号の活性期間でオフして前記出力ノードを接地と切断し且つ前記同期信号の非活性期間でオンして前記出力ノードを接地させるMOSトランジスタにより構成されることを特徴とする冗長回路。 - 前記第1乃至第3同期信号は、外部クロック信号に同期した周期を有する請求項2に記載の冗長回路。
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