JP3710890B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ装置に係り、更に詳しくは、歌唱予約情報に基づいてカラオケ演奏を開始するように構成されたカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のカラオケ装置では、歌い手が予約登録したカラオケ楽曲を登録順に再生するように構成されたものは周知である。通常、このような従来のカラオケ装置では、カラオケ楽曲が登録された順序に従って再生されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来のカラオケ装置では、例えばパブやカラオケスナックなど不特定多数の客やグループで1つのカラオケ装置を利用する場所では、、最初に来た客やグループが多数の曲を予約登録した場合には、それ以降に別の客やグループが予約登録しても、それ以前に予約登録された曲の全てが演奏終了するまで待たなければならないという問題点があった。
【0004】
また、この問題に対処する方法として、カラオケ装置を利用する客やグループにID番号を付して個々に管理し、カラオケ楽曲が登録された順序に拘わらず、このID番号の順序に従ってカラオケ楽曲を再生する方法もあるが、今度は逆に、後に登録されたカラオケ楽曲の方が先に登録されたカラオケ楽曲よりも順序を優先して再生されるという事態になり、利用客やグループの不満を解消するには至らなかった。
【0005】
これらの問題に対処すべく、特開平5−88687号公報では、「個人別に歌唱及び予約した曲数を管理し、それを利用者に表示して利用者間で調整を促すカラオケ装置」や、特開平5−127686号公報では、「楽曲の予約を利用者ごとに管理し、特定の利用者に予約が偏ると、その利用者のみの予約を一括して取消すカラオケ装置」が記載されているが、利用者間で調整を促したり、予約が偏った利用者の予約を全て一括して取消すことは、不特定多数の者が客として来店するパブやカラオケスナックなどにおいては事実上不可能であり、逆に、そのような調整や取消しを行うとすれば、それが利用者間でのトラブルの発生原因になってしまう。
【0006】
本発明は、上記の問題点や事態に対処すべくなされたものであり、同じカラオケ装置を利用する不特定多数の客やグループに、適切な順序でカラオケ楽曲を歌唱する機会を与えることが可能なカラオケ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は、上記の目的を達成するために、操作手段(12)と、記憶手段(7b)と、演奏手段(8)と、制御手段(7)とを備えるカラオケ装置であって、操作手段(12)は、曲情報、利用グループ、待機演奏曲数のユーザ入力を可能とし、演奏手段(8)は、制御手段(7)の制御に従ってカラオケ楽曲を演奏し、記憶手段(7b)は、待機演奏曲数と、予約時間情報が付された曲情報を利用グループ毎に管理する演奏曲管理テーブルを記憶し、制御手段(7)は、設定処理と、予約処理と、演奏処理とを行い、設定処理は、入力される利用グループと待機演奏曲数に従って、演奏曲管理テーブルの待機演奏曲数を設定し、予約処理は、利用グループと曲情報が入力された際、それらが入力された時間である予約時間情報を関連付けて、演奏曲管理テーブルを更新し、演奏処理は、演奏曲管理テーブルの待機演奏曲数に基づいて、演奏不可とする利用グループを演奏毎に指定すると共に、演奏不可とされた以外の利用グループ内から、演奏曲管理テーブルの予約時間情報に基づいて曲情報を選択し、その曲情報に対応するカラオケ楽曲を演奏手段(8)に演奏させるカラオケ装置である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、操作手段(12)が、解除指定を可能とし、制御手段(7)は、利用グループと解除指定が入力された際、当該利用グループの演奏不可指定を解除する請求項1に記載のカラオケ装置である。
【0011】
【実施の形態】
まず、以下の言葉を定義する。
利用グループとは、カラオケ装置を利用する1人または2人以上の歌い手で構成される人の集団をいう。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面と共に詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図であって、通信カラオケシステムに適用した場合の基本構成を示している。また、本発明に係るカラオケ装置1は、同図中外側破線内で示される。
17は、ホストコンピュータであり、電話回線を経由して、自動的に各カラオケ装置に接続し、カラオケ楽曲の音楽データをカラオケ装置1やその他のカラオケ装置(図示せず)に配信する。
【0013】
7は、CPU部であり、カラオケ装置1の全体を制御するものであって、マイクロプロセッサの他に、制御プログラムを格納するためのROM7a及び制御に必要な複数のフラグ領域を有しデータ等を一時的に格納するRAM7bなどで構成されており、各種の入出力装置の制御、メモリー管理及びデータ処理などを行う。
【0014】
12は、操作部であり、カラオケ装置1の各種状態を設定する各種キー、スイッチ及びリモコン(図示せず)で構成される。
13は、表示部であり、カラオケ装置1の各種状態を設定する為に必要な情報を操作者に表示するLCDやLEDなどで構成される。
5は、モデムであり、電話回線などのアナログ通信回線を経由してホストコンピュータ17とデータのやり取りを行ったり、ホストコンピュータ17から送信される音楽データをデジタル信号に変換する。この音楽データは、カラオケ楽曲を再生するために必要なデータであって、制御データ及び演奏データで構成される。制御データは、例えば、カラオケ楽曲のサビの開始クロック数や終了クロック数などを示す情報で構成され、また演奏データは、MIDI規格に基づいてコード化されたMIDIデータである演奏音楽データと文字情報、色替情報及びジャンル情報などからなる演奏曲の歌詞を示す歌詞映像データで構成される。
【0015】
6は、主記憶装置であり、ハードディスク、半導体メモリー、CD−ROM、DVD−ROMやDVD−RAMなど書き換え可能な記憶媒体及び読み取り専用の記憶媒体で構成され、CPU部7の制御の下に、モデム5で取り込んだ音楽データを格納する。また、この主記憶装置6の管理情報記憶部(図示せず)には、記憶した音楽データを管理する為に必要な情報が管理テーブルとして記憶されており、各楽曲毎に、楽曲番号、楽曲のバージョン、格納された日付(年月日)及び格納以降の選曲回数を示す情報などを記憶している。
【0016】
通常、音楽データは、主記憶装置6の記憶容量を極力減らさない為に、データ圧縮された状態で格納されている。また、この音楽データは、カラオケ装置1の使用者のリクエストによって取り込まれるだけでなく、夜間などのカラオケ装置1の使用頻度の少ない時間帯に自動的に取り込まれる。
16は、格納楽曲情報記憶部であり、ホストコンピュータ17に送信する情報である、格納されている全てのカラオケ楽曲の、楽曲番号、楽曲のバージョン、格納された日付(年月日)及び格納以降の選曲回数を示す情報などをテーブルとして記憶している。CPU部7が、この格納楽曲情報記憶部16に記憶する情報をホストコンピュータ17に送信することにより、カラオケ装置1が格納するカラオケ楽曲の情報をホストコンピュータ17に知らせることができる。
【0017】
15は、演奏曲情報記憶部であり、一般的には半導体メモリーなどの書き換え及び高速アクセス可能な記憶媒体で構成され、CPU部7の制御の下に、操作部12から予約入力されたカラオケ楽曲を指定する情報に加え、カラオケ楽曲が演奏されたか否かを示す情報、カラオケ楽曲が所定曲数以内に演奏されたか否かを示す情報及びカラオケ楽曲が所定時間以内に演奏されたか否かを示す情報並びに歌い手が後に歌唱するために演奏不能状態にしたカラオケ楽曲を指定する情報などを記憶する。この予約入力されたカラオケ楽曲を指定する情報は、利用グループのID、カラオケ楽曲の番号、予約入力時間、及び演奏不能状態を解除するまでに演奏されるべきカラオケ楽曲の演奏曲数を示す情報などで構成される。
【0018】
14は、演奏データ記憶部であり、一般的にはハードディスクや半導体メモリーなどの書き換え及び高速アクセス可能な記憶媒体で構成され、CPU部7の制御の下に、主記憶装置6から読み出された音楽データをデータ解凍した状態で記憶する。
2は、外部映像再生装置であり、広く普及しているVTR、ビデオCDプレーヤ、LDプレーヤ、また最近では、MPEG(Moving Picture Element Group)プレーヤやDVD(Digital VideoDisk)プレーヤなどであって、CPU部7の制御の下に、記録媒体であるビデオテープや各種ディスクに記録されている映像データから映像信号を再生して出力する。
【0019】
9は、スーパーインポーズ部であり、CPU部7によって、演奏データ記憶部14に格納された音楽データを検索して得られた歌詞映像データ内の文字情報や色替情報などが供給される。また、スーパーインポーズ部9は、CPU部7の指示によって外部映像再生装置2から供給される背景映像信号に、演奏される曲の歌詞を示す歌詞映像データに基づいた歌詞映像を合成して、後述する映像表示部3に出力する。
【0020】
3は、映像表示部であり、最近広く普及しているワイドTVやモニターTVなどの複数の映像を複数のウインドウに同時に表示可能な表示装置である。また、映像表示部3は、複数の映像表示装置1〜Nで構成されており、各映像表示装置は、スーパーインポーズ部9から入力される映像信号に基づいた映像を同時に表示する。
【0021】
8は、MIDI音源部であり、CPU部7によって、演奏データ記憶部14に格納された音楽データ中のMIDIデータが供給され、このMIDIデータを電子楽器の機能によって演奏音楽信号として出力する。
10は、ミキサ/アンプ部であり、MIDI音源部8から出力された演奏音楽信号と、マイク4によって取り込まれた歌い手の歌声の信号とを合成及び増幅してスピーカ11に出力することによって、演奏音楽及び歌い手の歌声を可聴音として再生する。
【0022】
つぎに、上述のように構成された本発明に係るカラオケ装置の動作について、予約入力動作及び演奏動作に分けて詳細に説明する。
(1)予約入力動作:
操作者が、例えば表示部13に表示される情報を見ながら、操作部12に含まれるリモコンを操作して演奏する曲の曲番号及び利用グループを指定するID(以下、単に「利用グループID」という)を入力することによって選曲を行うと、CPU部7は、その入力された演奏曲の曲番号データ及び利用グループIDをRAM7bに一時的に記憶する。但し、この利用グループIDは、演奏曲の曲番号データを入力するリモコンに対応づけて付与することにより、操作者が利用グループIDを入力する操作を不要にすることが可能である。
【0023】
そして、CPU部7は、その演奏曲の曲番号データ及び利用グループIDに、カラオケ楽曲の予約時間データを付加して、各利用グループ毎に演奏曲情報記憶部15に記憶する。
図2は、演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図である。
【0024】
説明の都合上、利用グループIDをN1〜N5及び予約楽曲数を最大6曲とするが、演奏曲情報記憶部15の記憶容量に応じてそれらの数を増加させることは可能である。
図2に示す演奏曲管理データテーブルは、利用グループIDがN1である利用グループが、演奏曲の曲番号データがA−01〜A−06までの6曲を、予約時間がそれぞれ12:00〜12:10に登録し、利用グループIDがN2である利用グループが、演奏曲の曲番号データがB−01及びB−02の2曲を、予約時間がそれぞれ12:12及び12:14に登録し、利用グループIDがN3〜N5である利用グループが、それぞれ演奏曲の曲番号データがC−01〜E−01の3曲を、予約時間が12:16〜12:20に登録したことを意味している。
【0025】
演奏曲管理データテーブル中の待機演奏曲数は、自己の利用グループの予約楽曲が演奏された後、再び自己の利用グループの予約楽曲が選択可能な状態になるまでに演奏されるべき他の利用グループの予約楽曲の演奏曲数を示し、その値はROM7aに既定値として記憶されている。例えば、待機演奏曲数が”2”であれば、自己の予約楽曲の演奏後、最短でも演奏曲が3曲目にならなければ、再び自己の予約楽曲が演奏されないことになる。
【0026】
CPU部7は、ROM7aから待機演奏曲数を読み出して、演奏曲管理データテーブルに書き込むが、カラオケ装置1の管理者が、操作部12を操作して、利用グループ毎に任意の値を入力することも可能である。例えば、利用グループN1が多数のグループで、他の利用グループが少数のグループであれば、N1の待機演奏曲数を”0”とすれば、、利用グループN1の予約楽曲は常に選択可能な状態になる。更に、他の利用グループの待機演奏曲数の値を大きくすれば、利用グループN1の予約楽曲は選択されやすい状態になる。
【0027】
演奏曲管理データテーブル中の待機曲残数は、自己の利用グループの予約楽曲が選択可能な状態になるまでに演奏されるべき他の利用グループの予約楽曲の演奏曲の残数を示し、CPU部7は、カラオケ楽曲が演奏される毎に、各利用グループのこの値が”0”になるまで減算する。また、CPU部7は、この値が”0”になっている利用グループの予約楽曲中、最も早く予約登録されたカラオケ楽曲を演奏曲として選択する。
【0028】
通常CPU部7は、予約曲が登録されるとカラオケ楽曲の演奏を直ちに開始するが、便宜上、図2の状態から演奏が開始されると仮定する。
CPU部7は、まず演奏曲管理データテーブル中の待機曲残数の値が”0”になっている利用グループを検索する。この場合は、利用グループN1〜N5の全てがこれに該当する。
【0029】
つぎに、CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の再生順序:1に予約登録されているカラオケ楽曲の予約時間データから、最も早く予約登録されたカラオケ楽曲を選択して演奏する。この場合は、利用グループN1の曲番号データがA−01のカラオケ楽曲が、12:00に最も早く予約登録されているので、CPU部7は、A−01を選択して、演奏曲管理データテーブルを書き換えた後、この楽曲を演奏する。但し、演奏動作については後述する。
【0030】
図3は、演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図であって、CPU部7が図2に示す演奏曲管理データテーブルを書き換えた状態を示している。
CPU部7は、利用グループN1の演奏予約曲A−01を選択すると、このカラオケ楽曲の演奏を開始する前に、演奏曲管理データテーブルを書き換える。
【0031】
まず、CPU部7は、利用グループN1の待機演奏曲数データをそのまま待機残曲数データとする。この場合、CPU部7は、利用グループN1の待機残曲数データを”2”に書き換える。そして、CPU部7は、通常他の利用グループの待機残曲数データから”1”を引くが、この場合、他の利用グループの待機残曲数データが全て”0”であるので、書き換えない。最後に、利用グループN1に予約登録された再生順序:2〜6のデータを、それぞれ再生順序:1〜5のデータにシフトして、再生順序:6のデータを”未登録”に書き換える。
【0032】
CPU部7は、後述するようにして、利用グループN1の演奏予約曲A−01の演奏を終了すると、図3に示す演奏曲管理データテーブルに基づいて、次に再生すべき予約登録されたカラオケ楽曲を選択する。
CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の待機曲残数の値が”0”になっている利用グループを検索する。この場合は、利用グループN1を除く利用グループN2〜N5がこれに該当する。
【0033】
つぎに、CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の利用グループN2〜N5の再生順序:1に予約登録されているカラオケ楽曲の予約時間データから、最も早く予約登録されたカラオケ楽曲を選択して演奏する。この場合は、利用グループN2の曲番号データがB−01のカラオケ楽曲が、12:12に最も早く予約登録されているので、CPU部7は、B−01を選択して、演奏曲管理データテーブルを書き換えた後、この楽曲を演奏する。
【0034】
図4は、演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図であって、CPU部7が図3に示す演奏曲管理データテーブルを書き換えた状態を示している。
CPU部7は、利用グループN2の演奏予約曲B−01を選択すると、このカラオケ楽曲の演奏を開始する前に、演奏曲管理データテーブルを書き換える。
【0035】
まず、CPU部7は、利用グループN2の待機演奏曲数データをそのまま待機残曲数データとする。この場合、CPU部7は、利用グループN2の待機残曲数データを”2”に書き換える。そして、CPU部7は、利用グループN1の待機残曲数データから”1”を引きその値を”1”に書き換え、他の利用グループの待機残曲数データは全て”0”であるので、それらの値を”0”のままとする。最後に、利用グループN2に予約登録された再生順序:2〜6のデータを、それぞれ再生順序:1〜5のデータにシフトして、再生順序:6のデータを”未登録”に書き換える。
【0036】
CPU部7は、後述するようにして、利用グループN2の演奏予約曲B−01の演奏を終了すると、図4に示す演奏曲管理データテーブルに基づいて、次に再生すべき予約登録されたカラオケ楽曲を選択する。
CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の待機曲残数の値が”0”になっている利用グループを検索する。この場合は、利用グループN1及びN2を除く利用グループN3〜N5がこれに該当する。
【0037】
つぎに、CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の利用グループN3〜N5の再生順序:1に予約登録されているカラオケ楽曲の予約時間データから、最も早く予約登録されたカラオケ楽曲を選択して演奏する。この場合は、利用グループN3の曲番号データがC−01のカラオケ楽曲が、12:16に最も早く予約登録されているので、CPU部7は、C−01を選択して、演奏曲管理データテーブルを書き換えた後、この楽曲を演奏する。
【0038】
図5は、演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図であって、CPU部7が図4に示す演奏曲管理データテーブルを書き換えた状態を示している。
CPU部7は、利用グループN3の演奏予約曲C−01を選択すると、このカラオケ楽曲の演奏を開始する前に、演奏曲管理データテーブルを書き換える。
【0039】
まず、CPU部7は、利用グループN3の待機演奏曲数データをそのまま待機残曲数データとする。この場合、CPU部7は、利用グループN3の待機残曲数データを”2”に書き換える。そして、CPU部7は、利用グループN1及びN2の待機残曲数データから”1”を引きその値をそれぞれ”0”及び”1”に書き換え、他の利用グループの待機残曲数データは全て”0”であるので、それらの値を”0”のままとする。最後に、利用グループN3に予約登録された再生順序:2〜6のデータを、それぞれ再生順序:1〜5のデータにシフトして、再生順序:6のデータを”未登録”に書き換える。
【0040】
CPU部7は、後述するようにして、利用グループN2の演奏予約曲C−01の演奏を終了すると、図5に示す演奏曲管理データテーブルに基づいて、次に再生すべき予約登録されたカラオケ楽曲を選択する。
CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の待機曲残数の値が”0”になっている利用グループを検索する。この場合は、利用グループN2及びN3を除く利用グループN1、N4及びN5がこれに該当する。
【0041】
つぎに、CPU部7は、演奏曲管理データテーブル中の利用グループN1、N4及びN5の再生順序:1に予約登録されているカラオケ楽曲の予約時間データから、最も早く予約登録されたカラオケ楽曲を選択して演奏する。この場合は、利用グループN1の曲番号データがA−02のカラオケ楽曲が、12:02に最も早く予約登録されているので、CPU部7は、A−02を選択して、演奏曲管理データテーブルを書き換えた後、この楽曲を演奏する。このように、CPU部7は、利用グループN1のカラオケ楽曲が演奏された後、他の利用グループの再生順序:1に予約登録されているカラオケ楽曲の内未演奏曲があっても、再び利用グループN1の予約登録されたカラオケ楽曲を選択して演奏する。
【0042】
以下CPU部7は、予約登録されたカラオケ楽曲中から演奏する楽曲を選択するが、その選択手順は上述と同様であるので、詳細な説明を省略する。但し、A−02の次に選択される楽曲の順序は、B−02、D−01、A−03、E−01、A−04、A−05及びA−06となる。
また、利用グループ毎に待機演奏曲数を変更すれば、カラオケ装置1の利用状況に応じて、上記演奏楽曲の選択順序を任意に変更することが可能となる。例えば、利用グループN1が大勢のグループであって、優先的に歌唱させたい場合には、待機演奏曲数を”0”とすれば、常に利用グループN1が予約登録した楽曲は選択可能な状態に置かれるので、他の利用グループよりも優先的に楽曲再生される。更に、他の利用グループの待機演奏曲数の値を大きくすれば、利用グループN1の優先度は益々大きくなる。
【0043】
(2)演奏動作:
CPU部7は、演奏するカラオケ楽曲を選択すると、演奏曲情報記憶部15に記憶する演奏曲管理データテーブル中の曲番号データに基づいて、主記憶装置6が格納する音楽データの中からその曲番号に該当する音楽データを検索し、演奏に必要なMIDIデータと演奏する曲の歌詞データ中の文字情報、色替情報及びジャンル情報などを入手して、演奏データ記憶部14に記憶する。
【0044】
そして、CPU部7は、演奏データ記憶部14に取り込んだMIDIデータに基づいて、MIDI音源部8を制御することによって、曲の演奏に必要な演奏音楽信号を再生し、その演奏音楽信号をミキサ/アンプ部10に出力する。
ミキサ/アンプ部10は、この演奏信号とマイク4から入力される歌い手の音声信号とを合成してスピーカ11に出力することによって、演奏曲と歌声を可聴音として再生する。
【0045】
またCPU部7は、音楽データ中のジャンル情報に基づいて、外部映像再生装置2を制御して、楽曲のジャンルに応じた背景映像信号をスーパーインポーズ部9に出力する。
そしてCPU部7が、楽曲データ中の文字情報及び色替情報に基づいて、文字映像情報をスーパーインポーズ部9に出力すると、スーパーインポーズ部9は、外部映像再生装置2が出力した背景映像信号に文字映像情報に基づく文字映像信号とを合成した合成映像信号を映像表示部3へ出力することにより、歌詞映像と背景映像を表示する。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明に係るカラオケ装置によれば、予約登録されたカラオケ楽曲の再生順序を、利用グループ、待機演奏曲数及び予約時間に基づいて決定するので、同じカラオケ装置を利用する不特定多数の客やグループに、その利用状況に応じて、適切な順序でカラオケ楽曲を歌唱する機会を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図である。
【図3】演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図である。
【図4】演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図である。
【図5】演奏曲情報記憶部15が記憶する演奏曲管理データテーブルの概念図である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置
2 外部映像再生装置
3 映像表示部
5 モデム
6 主記憶装置
7 CPU部
7a ROM
7b RAM
8 MIDI音源部
9 スーパーインポーズ部
10 ミキサ/アンプ部
12 操作部
13 表示部
14 演奏データ記憶部
15 演奏曲情報記憶部
16 格納楽曲情報記憶部
17 ホストコンピュータ
Claims (2)
- 操作手段と、記憶手段と、演奏手段と、制御手段とを備えるカラオケ装置であって、
操作手段は、曲情報、利用グループ、待機演奏曲数のユーザ入力を可能とし、
演奏手段は、制御手段の制御に従ってカラオケ楽曲を演奏し、
記憶手段は、待機演奏曲数と、予約時間情報が付された曲情報を利用グループ毎に管理する演奏曲管理テーブルを記憶し、
制御手段は、設定処理と、予約処理と、演奏処理とを行い、
設定処理は、入力される利用グループと待機演奏曲数に従って、演奏曲管理テーブルの待機演奏曲数を設定し、
予約処理は、利用グループと曲情報が入力された際、それらが入力された時間である予約時間情報を関連付けて、演奏曲管理テーブルを更新し、
演奏処理は、演奏曲管理テーブルの待機演奏曲数に基づいて、演奏不可とする利用グループを演奏毎に指定すると共に、演奏不可とされた以外の利用グループ内から、演奏曲管理テーブルの予約時間情報に基づいて曲情報を選択し、その曲情報に対応するカラオケ楽曲を演奏手段に演奏させる
カラオケ装置。 - 操作手段は、解除指定を可能とし、
制御手段は、利用グループと解除指定が入力された際、当該利用グループの演奏不可指定を解除する
請求項1に記載のカラオケ装置。
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