JP3710574B2 - プログラム作成支援装置およびプログラム作成支援用プログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、火力発電所の発電制御システムなどに例示されるプロセス制御システムを稼働させるためのコンピュータプログラムの作成に用いられるプログラム作成支援装置、および、前記のプログラム作成支援装置を作動させるコンピュータプログラムを記録した記憶媒体に係り、特に、コンピュータプログラム作成の際のミス防止とプログラム作成時間短縮を実現するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロセス制御システムを稼働させるためのコンピュータプログラムの作成は、以下のようにして行われている。
まず設計者は、制御演算機能にハードウエアの構成なども含めた一連のプロセス制御システムを示すフロー図をCADや手書きで作成する。次に、フロー図を基にPOL(プログラミング・オリエンティッド・ラングウェジ)図を作成する。このPOL図は、プログラム化の前段階として、フロー図中のソフトウエア化部分だけを展開して視覚的にあらわしたものであり、POL図作成用の装置を用いて作成される。この装置によってフロー図を何枚かのPOL図に展開した後、指令操作をおこなえば、装置が持つコンパイラ機能によってPOL図がプロセス制御システムを稼働させるためのコンピュータ・プログラムへ変換されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のプロセス制御システム用のコンピュータプログラム作成においては、プログラムの作成自体に結構時間がかかる上に作成過程でのミスも多いという問題がある。この問題は、プロセス制御システムをあらわすフロー図から何枚かの詳細なPOL図に展開する作業に長時間を要する上に、展開作業でのミスが発生し易いことに起因している。
【0004】
この発明は、上記の問題点に鑑み、プロセス制御システムのフロー図からコンピュータプログラムを作成する過程でのミス発生を防止するとともに、プログラム作成時間の短縮を図ることのできるプログラム作成支援装置を提供することを第1の課題とする。さらに、第1の課題を達成するプログラム作成支援装置を稼働させるコンピュータ・プログラムを記録した記憶媒体を提供することを第2の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この発明は次のような構成を採る。
すなわち、請求項1の発明に係るプログラム作成支援装置は、(a)表示用モニタと、(b)制御対象のハードウエア構成要素を示すシンボルマークが前記表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを選択して前記表示用モニタ上に指定し、ハードウエアを制御するソフトウエア構成要素を示し、かつ、演算処理内容情報を含むシンボルマークが前記表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを選択して前記表示用モニタ上に指定し、前記各構成要素の間の結合態様を示す結線マークを前記表示用モニタ上で指定する入力操作をおこなう入力操作手段と、(c)前記入力操作に従って、前記ソフトウエア構成要素は処理順序情報付きのシンボルマークとなるようにして、前記ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素との結合態様を表示用モニタの画面に順次表示しながら、プロセス制御システムを示すフロー図を形成表示するフロー図形成手段と、(d)フロー図形成用の入力情報である、前記入力操作手段により入力操作されて前記フロー図形成手段で形成表示されたシンボルマークの演算処理内容情報と前記処理順序情報および結線マークの結合態様を記憶する情報記憶手段と、(e)前記情報記憶手段に記憶された前記フロー図形成用の入力情報を前記ソフトウエア構成要素に付随する処理順序情報に従って前記プロセス制御システムを稼働させるコンピュータ・プログラムに変換するプログラム化手段とを備えている。
【0006】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のプログラム作成支援装置において、(f)フロー図が映し出された表示用モニタの画面に、前記フロー図のプロセス制御システム稼働に伴って刻々変化する、所定のシンボルマークについての実データをリアルタイムで該当箇所に重ね表示する実データ表示手段を備えている。また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のプログラム作成支援装置において、(g)前記プロセス制御システム稼働に伴って発生する、所定のシンボルマークについてのデータの経時変化を示すトレンドデータを選択的に重ね表示するデータ履歴表示手段を備えている。
【0007】
さらに、請求項4の発明に係る記憶媒体は、(h)制御対象のハードウエア構成要素を示すシンボルマークが表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを入力操作手段の入力操作で選択して前記表示用モニタ上に指定し、ハードウエアを制御するソフトウエア構成要素を示し、かつ、演算処理内容情報を含むシンボルマークが前記表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを前記入力操作手段の入力操作で選択して前記表示用モニタ上に指定し、前記各構成要素の間の結合態様を示す結線マークを前記入力操作手段の入力操作で前記表示用モニタ上で指定し、前記入力操作に従って、前記ソフトウエア構成要素は処理順序情報付きのシンボルマークとなるようにして、前記ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素との結合態様を表示用モニタの画面に順次表示しながら、プロセス制御システムのフロー図を形成表示するフロー図形成過程と、(i)フロー図形成用の入力情報である、前記入力操作手段により入力操作されて前記フロー図形成手段で形成表示されたシンボルマークの演算処理内容情報と前記処理順序情報および結線マークの結合態様を情報記憶手段に記憶する過程と、(j)前記情報記憶手段に記憶された前記フロー図形成用の入力情報を前記ソフトウエア構成要素に付随する処理順序情報に従って前記プロセス制御システムを稼働させるコンピュータ・プログラムに変換するプログラム化過程とを、コンピュータに実行させるためのプログラム作成支援用プログラムを記録したものである。
【0008】
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の記憶媒体において、(k)フロー図が映し出された表示用モニタの画面に、前記フロー図のプロセス制御システム稼働に伴って刻々変化する実データをリアルタイムで該当箇所に重ね表示する実データ表示過程を、コンピュータに実行させるためのプログラム作成支援用プログラムを記録したものである。また、請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載の記憶媒体において、(l)前記プロセス制御システム稼働に伴って発生するデータの経時変化を示すトレンドデータを選択的に重ね表示するデータ履歴表示過程を、コンピュータに実行させるためのプログラム作成支援用プログラムを記録したものである。
【0009】
(作用)
次に、この発明のプログラム作成支援装置によるプロセス制御システム(以下、適宜「システム」と略記)のコンピュータプログラム(以下、適宜「プログラム」と略記)の作成の際の作用について説明する。
請求項1のプログラム作成支援装置の場合、入力操作手段により、制御対象のハードウエア構成要素を示すシンボルマーク、ハードウエアを制御するソフトウエア構成要素を示すシンボルマーク、および前記各構成要素の間の結合態様を示す結線マークを設計内容に合わせて設計者が指定してゆけば、設計者の入力操作に従って、フロー図形成手段が、ソフトウエア構成要素については処理順序情報付きのシンボルマークでもって表示用モニタの画面に順次表示しながらプロセス制御システムを示すフロー図を形成表示してゆく。
【0010】
一方、フロー図の作成と平行して、プログラム作成支援装置の情報記憶手段により、フロー図の形成用の入力情報が適時に記憶されていて、フロー図が完成した後、プログラム化手段のコンパイラ機能をスタートさせれば、情報記憶手段に記憶された入力情報は、ソフトウエア構成要素に付随する処理順序情報に従ってプロセス制御システムの稼働に必要なコンピュータ・プログラムに自動的に変換されることになる。したがって、請求項1のプログラム作成支援装置では、事実上、POL図を作成せずとも、フロー図から直にプログラムが自動的に得られるということになる。
【0011】
請求項2のプログラム作成支援装置では、実データ表示手段によって、フロー図が映し出された表示用モニタの画面に、表示中のプロセス制御システム稼働に伴って刻々変化する実データがリアルタイムで該当箇所に重ね表示される他、データ履歴表示手段により、プロセス制御システム稼働に伴って発生するデータの経時変化を示すトレンドデータが選択的に重ね表示されるので、プログラム作成支援装置の表示用モニタの画面でもって、プロセスの稼働状況のモニタをおこなうことができる。
【0012】
請求項3の記憶媒体は、請求項1のプログラム作成支援装置に装填されることにより、このプログラム作成支援装置に上述のプログラム作成機能を発揮させる。
【0013】
請求項4の記憶媒体は、請求項2のプログラム作成支援装置に装填されることにより、このプログラム作成支援装置に刻々変化する実データやデータの経時変化を示すトレンドデータの重ね表示機能を発揮させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のプログラム作成支援装置の一実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、実施例に係るプログラム作成支援装置の全体構成を示すブロック図、図2は、実施例装置の利用態様例を示すブロック図、図3は、説明の便宜上、単純にモデル化して示すフロー図である。
【0015】
実施例のプログラム作成支援装置は、図1に示すように、例えば1280ドット×1024ドットの高精細のカラータイプの表示用モニタ1を備えるとともに、32ビットのCPU(マイクロコンピュータ)2、RAM3およびROM4を備える他、実施例装置を作動させるためのいわゆるコンパイラ用プログラムやウインドウズなどを始めとする装置作動用プログラムをロードしたり、実施例装置で作成したプロセス制御システム稼働用のプログラムをディスクに格納したりすることのできるハードディスクドライブ5を備えている。CPU2、RAM3およびROM4は、ロードされる装置作動用プログラムと共に、後に詳述するフロー図形成手段を始めとして、情報記憶手段やプログラム化手段、さらには、実データ表示手段およびデータ履歴表示手段などを構成する。
【0016】
また、実施例装置では、制御対象のハードウエア構成要素を示すハードセル(シンボルマーク)およびハードウエアを制御するソフトウエア構成要素を示すソフトセル(シンボルマーク)に加えて各構成要素の間の結合態様を示すフローライン(結線マーク)を入力する入力操作を始めとした各種操作をおこなう入力操作手段として、キーボード6およびマウス7を備えている。
【0017】
その他、実施例装置は、図2に示すように、作成したプロセス制御システム稼働用のプログラムをLAN(ローカル・エアリア・ネットワーク)10を介して火力発電プロセル制御システム11へダウンロードしたり、逆に火力発電プロセル制御システム11の側から(詳しくは後述するように)必要なデータをLAN10を介して受信したりするための入出力用IF8を備えるとともに、完成したフロー図などを用紙に印刷して出力するためのプリンタ9も備えている。
以下、実施例装置の各部構成について、詳しく説明する。
【0018】
まず、フロー図の形成に必要なハードセルやソフトセルおよびフローラインについて説明する。図3に示すフロー図は、一点鎖線の外側にあるハードウエア構成要素としてのハードセルH1〜H3と、一点鎖線の内側にあるソフトウエア構成要素としてのソフトセルS1〜S6と、ハードセルH1〜H3やソフトセルS1〜S6の間の結合態様を示すフローラインFa〜Fc,F1〜F8とから構成されている。このフロー図の一点鎖線の内側部分が、プロセス制御システムを稼働させるソフトウエア(コンピュータ・プログラム)であって、実施例装置によるプログラム化される部分である。
【0019】
ハードセルとしては、伝送器セル、温度センサセル、圧力センサセル、各種変換器セル、指示計セル、バルブセル、電磁弁セルなどが挙げられ、これらにそれぞれ予め識別可能なシンボルマークが割り当てられていて、表示モニタ1の画面の端に重ねて表示されるハードセル選択メニュー画面への入力操作によって選択することができる。
【0020】
ソフトセルとしては、加算や乗算をおこなう演算セル、一次遅れセル、分岐処理セル、関数セル、信号発生セル、PIDセル、切換えセルなどが挙げられ、これらにも、それぞれ予め識別可能なシンボルマークが割り当てられていて、表示モニタ1の画面の端に重ねて表示されるソフトセル選択メニュー画面への入力操作によって選択することができる。
【0021】
フローラインは、データ処理の流れの方向を示す矢印付き線であり、やはり画面操作によって結ばれるセルを選択することができる。なお、端子INa,INb,OUTaは、ソフトウエアとハードウエアの間のデータ・信号の送受信をおこなうための入出力端子記号である。
【0022】
一方、フロー図形成手段は、入力操作手段の入力操作に従って選ばれたハードセルやソフトセルおよびフローラインを表示用モニタ1の画面に逐次表示してゆく。ただ、図3に示すように、各ソフトセルには処理順序番号(処理順序情報)01〜06が表示順に自動的に付く。処理順序番号01〜06はデータ処理の順番を示しており、ソフトセルはデータ処理の流れに従って順番に選択されて表示されてゆく結果、処理順序番号01〜06はデータ処理の順番と対応している。勿論、処理順序番号が不適当であれば、キーボード6等の入力操作で番号訂正を行えばよい。また、キーボード6やマウス7によって必要に応じて表示したセルに対して、各々のセルの機能に応じたパラメータの設定が行えるよう構成もされている。
【0023】
他方、情報記憶手段により、フロー図形成と平行して、フロー図の形成用の入力情報(セルの種類、処理順序番号、フローラインの結合態様など)は適時にRAM3などに原則的には入力順に記憶されて保持されている。
上のようにして、必要な各種のセルやフローラインなどを全て入力し終えると図3に示すフロー図が完成するとともに、フロー図の形成用の入力情報も全て記憶されることになる。フロー図を完成させた後、プログラム化手段のコンパイラ機能をスタートさせる。そうすると、情報記憶手段に記憶されていたフロー図の形成用の入力情報が、ソフトセルに付随する処理順序番号に従ってプロセス制御システムの稼働に必要なコンピュータ・プログラムに変換される。得られたプログラムは、必要に応じてハードディスクドライブ5によりハードディスク等に移管させることができる他、入出力IF8を介して直に制御システムにロードダウンさせることもできる。また、プリンタ9で完成したフロー図やパラメータ設定表を用紙に印刷して出力することもできる。
【0024】
このように、実施例装置の場合、フロー図さえ作れば、POL図を作らずとも、直にプログラムを自動的に作成することができるため、作成過程でのミスを防止できるとともに、作成時間も短くなる。
【0025】
実施例装置の実データ表示手段は、(完成状態の)フロー図が映し出された表示用モニタ1の画面に、プロセス制御システム稼働に伴って刻々変化する実データをリアルタイムでフロー図上の該当箇所に重ね表示する。入出力IF8を介してプログラム作成支援装置に入力されたプロセスの進行状況を示す実データが表示用モニタ1の画面上でモニタできるのである。
【0026】
また、実施例装置のデータ履歴表示手段は、(完成状態の)フロー図が映し出された表示用モニタ1の画面に、プロセス制御システム稼働に伴って発生するデータの経時変化を示すトレンドデータがグラフ化されるなどして選択的に重ね表示する。入出力IF8を介してプログラム作成支援装置に入力されたプロセスの進行状況を示すデータを蓄積して時間を横軸としてグラフ化するなどしてプロセスの進行の履歴を表示する。
【0027】
つまり、実施例装置は、オフライン状態において、プログラムの作成をおこなうだけでなく、オンライン状態において、プロセスの進行状況のモニタ用として活用することもできるのである。
【0028】
なお、実施例装置の場合、フロー図形成手段、情報記憶手段、プログラム化手段、実データ表示手段、および、データ履歴表示手段として機能させるためのプログラムを記録した記憶媒体、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープなどを装置に装填して作動させるよう構成されている。
【0029】
続いて、以上の構成を有するプログラム作成支援装置の動作を、図面を参照しながらより具体的に説明する。
まず、表示用モニタ1の画面のフロー図形成領域は白紙状態である。そこで、表示用モニタ1の画面のフロー図形成領域に順にハードセルやソフトセルなどを表示して、制御システムを構成する各制御ボードのフロー図を作成してゆくことになる。表示用モニタ1の画面は拡大・縮小が可能であるので、フロー図作成の際は、図4に示すように、作成中の部分を拡大表示するようすることが多い。
【0030】
図4において、実線より上のハードウエア部分を作成する時は、表示用モニタ1の画面の左側に図5(a)に示すハードセル選択メニューMAを表示しておいて、設計内容に合わせ、設計者が適当なセルをマウス7によりクリックして選択した後、表示用モニタ1の画面の表示位置をマウス7によりクリックすれば、選択されたハードセルがマウス7でクリックした位置に表示される。図4の伝送器セル20,21や抵抗器セル22,23は、このようにして表示されたものである。そして、各セルをマウス7を操作してフローラインで結べば、ハードウエア部分が出来上がってゆく。図4のアナログ入力端子記号25,26も、対応する選択メニューを表示して、上と同様にして表示する。
【0031】
図4において、実線より下のソフトウエア部分を作成する時は、表示用モニタ1の画面の左側に図5(b)に示すソフトセル選択メニューMBを表示しておいて、設計内容に合わせ、設計者が適当なセルをマウス7によりクリックして選択した後、表示用モニタ1の画面の表示位置をマウス7によりクリックすれば、やはり選択されたソフトセルがマウス7でクリックした位置に表示される。一次遅れセル27,28や切換えセル29はこのようにして表示されたものである。一次遅れセル27,28や切換えセル29などのソフトセルは表示の際、処理順序番号27a,28a,29aが付けられている。また、信号受信記号30は別の制御ボードから送られてくる信号を示す記号であり、信号送信記号31〜35は別の制御ボードへ送り出す信号を示す記号であり、適当な選択メニューを表示しておいて、上と同様にして表示する。そして、各セルや記号をマウス7を操作してフローラインで結べば、図4に示すように、ソフトウエア部分が出来上がってゆく。
【0032】
また、ソフトセルの場合、パラメータ設定を行う場合も少なくない。例えば、切換えセル29におけるパラメータ設定の場合、切換えセル29をマウス7でクリックすると、図6に示すように、パラメータ設定用の画面MCが作成中のフロー図の左側に重ね表示される。そこで、重ね表示画面中の切換変化率R1,R2の設定数値をキーボード6などによって入力設定する。
【0033】
一方、以上のようなセルの選択およびパラメータの設定値は、フロー図形成用の入力情報として、記憶手段により逐次記憶されてゆく。このようにして、フロー図を完成させた後、マウス7によってプログラム化手段のコンパイラ機能をスタートさせることにより、記憶手段に保持されているソフトウエア部分の入力情報をコンピュータ・プログラムに変換し、必要に応じてハードディスクに格納する。これで、プロセス制御システムを稼働させるためのプログラム作成は終了する。
【0034】
さらに、実施例装置は、プログラム作成だけでなく、プロセス制御システムの稼働状況監視用のモニタとして使われることがある。この場合は、図7に示すように、表示用モニタ1の画面に完成したフロー図が表示されるとともに、フロー図が映し出された画面に、実データ表示手段によって、表示中のプロセス制御システムの稼働に伴って刻々変化する実データD1〜D3などがリアルタイムで百分率(%)数値のかたちで重ね表示される。
【0035】
また、トレンドデータを見たい場合、例えばアナログ入力記号26におけるアナログ信号強度の経時変化が見たいという場合は、アナログ入力記号26をマウス7でクリックする。そうすると、図8に示すように、データ履歴表示手段により、アナログ信号強度(%表示)の経時変化を示すグラフがトレンドデータGとして画面の適当な位置に重ね表示される。
システムオペレータは、フロー図に重ねて表示された実データやトレンドデータでシステムの稼働状況を的確に把握することができるようになる。
【0036】
本発明は上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)実施例装置では、実データやトレンドデータを表示用モニタ1の画面に表示することにより、プロセス制御システムの稼働状況監視用モニタの機能が備わっていたが、モニタ機能はなく、プロセス制御システムを稼働させるためのプログラム作成機能だけを備えているものが、変形例として挙げられる。勿論、この時は、プログラム作成支援装置の作動のために用いる記憶媒体も、実データ表示手段やデータ履歴表示手段は除いて、フロー図形成手段、情報記憶手段、および、プログラム化手段として機能させるためのプログラムを記録した記憶媒体が用いられる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1のプログラム作成支援装置によれば、設計者がフロー図を完成させれば、後はフロー図から直にコンピュータプログラムが自動的に得られる構成となっているので、プログラム作成過程でのミス発生を防止することができるのに加え、プログラム作成時間の短縮を図ることができる。
【0038】
請求項2,3のプログラム作成支援装置では、加えて、表示用モニタの画面に映し出されたフロー図の上に刻々変化する実データやデータの経時変化を示すトレンドデータの重ね表示機能を有するので、プロセスの稼働状態のモニタをおこなうことができ、非常に便利である。
【0039】
請求項4の記憶媒体によれば、フロー図から直にコンピュータプログラムを自動的に作成するという非常に高度なプログラム作成機能をコンピュータに発揮させることができる。
【0040】
請求項5,6の記憶媒体によれば、フロー図が映し出された表示用モニタの画面に適切なデータを重ね表示させてプロセスの稼働状態のモニタ機能をコンピュータに発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のプログラム作成支援装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例装置の利用態様例を示すブロック図である。
【図3】実施例装置により作成されたフロー図を模式的に示した図である。
【図4】フロー図作成途中の表示用モニタの画面の一例を示す図である。
【図5】表示用モニタに表示するセル選択メニューの一例を示す図である。
【図6】パラメータ設定中の表示用モニタの画面の一例を示す図である。
【図7】実データを重ね表示した表示用モニタの画面の一例を示す図である。
【図8】トレンドデータを重ね表示した表示用モニタの画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…表示用モニタ
2…CPU
3…RAM
4…ROM
6…キーボード
7…マウス
11…火力発電プロセル制御システム
20,21…伝送器セル
22,23…抵抗器セル
27,28…一次遅れセル
29…切換えセル29
D1〜D3…実データ
Fa〜Fc…フローライン
F1〜F8…フローライン
G…トレンドデータ
H1〜H3…ハードセル
S1〜S6…ソフトセル

Claims (6)

  1. (a)表示用モニタと、(b)制御対象のハードウエア構成要素を示すシンボルマークが前記表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを選択して前記表示用モニタ上に指定し、ハードウエアを制御するソフトウエア構成要素を示し、かつ、演算処理内容情報を含むシンボルマークが前記表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを選択して前記表示用モニタ上に指定し、前記各構成要素の間の結合態様を示す結線マークを前記表示用モニタ上で指定する入力操作をおこなう入力操作手段と、(c)前記入力操作に従って、前記ソフトウエア構成要素は処理順序情報付きのシンボルマークとなるようにして、前記ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素との結合態様を表示用モニタの画面に順次表示しながら、プロセス制御システムを示すフロー図を形成表示するフロー図形成手段と、(d)フロー図形成用の入力情報である、前記入力操作手段により入力操作されて前記フロー図形成手段で形成表示されたシンボルマークの演算処理内容情報と前記処理順序情報および結線マークの結合態様を記憶する情報記憶手段と、(e)前記情報記憶手段に記憶された前記フロー図形成用の入力情報を前記ソフトウエア構成要素に付随する処理順序情報に従って前記プロセス制御システムを稼働させるコンピュータ・プログラムに変換するプログラム化手段とを備えていることを特徴とするプログラム作成支援装置。
  2. 請求項1に記載のプログラム作成支援装置において、(f)フロー図が映し出された表示用モニタの画面に、前記フロー図のプロセス制御システム稼働に伴って刻々変化する、所定のシンボルマークについての実データをリアルタイムで該当箇所に重ね表示する実データ表示手段を備えていることを特徴とするプログラム作成支援装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプログラム作成支援装置において、(g)前記プロセス制御システム稼働に伴って発生する、所定のシンボルマークについてのデータの経時変化を示すトレンドデータを選択的に重ね表示するデータ履歴表示手段を備えていることを特徴とするプログラム作成支援装置。
  4. プログラム作成支援をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記憶媒体であって、(h)制御対象のハードウエア構成要素を示すシンボルマークが表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを入力操作手段の入力操作で選択して前記表示用モニタ上に指定し、ハードウエアを制御するソフトウエア構成要素を示し、かつ、演算処理内容情報を含むシンボルマークが前記表示用モニタに複数種類表示された選択メニューの中から所定のシンボルマークを前記入力操作手段の入力操作で選択して前記表示用モニタ上に指定し、前記各構成要素の間の結合態様を示す結線マークを前記入力操作手段の入力操作で前記表示用モニタ上で指定し、前記入力操作に従って、前記ソフトウエア構成要素は処理順序情報付きのシンボルマークとなるようにして、前記ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素との結合態様を表示用モニタの画面に順次表示しながら、プロセス制御システムのフロー図を形成表示するフロー図形成過程と、(i)フロー図形成用の入力情報である、前記入力操作手段により入力操作されて前記フロー図形成手段で形成表示されたシンボルマークの演算処理内容情報と前記処理順序情報および結線マークの結合態様を情報記憶手段に記憶する過程と、(j)前記情報記憶手段に記憶された前記フロー図形成用の入力情報を前記ソフトウエア構成要素に付随する処理順序情報に従って前記プロセス制御システムを稼働させるコンピュータ・プログラムに変換するプログラム化過程とを、コンピュータに実行させるためのプログラム作成支援用プログラムを記録した記憶媒体。
  5. 請求項4に記載の記憶媒体において、(k)フロー図が映し出された表示用モニタの画面に、前記フロー図のプロセス制御システム稼働に伴って刻々変化する、所定のシンボルマークについての実データをリアルタイムで該当箇所に重ね表示する実データ表示過程を、コンピュータに実行させるためのプログラム作成支援用プログラムを記録した記憶媒体。
  6. 請求項4または請求項5に記載の記憶媒体において、(l)前記プロセス制御システム稼働に伴って発生する、所定のシンボルマークについてのデータの経時変化を示すトレンドデータを選択的に重ね表示するデータ履歴表示過程を、コンピュータに実行させるためのプログラム作成支援用プログラムを記録した記憶媒体。
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