JP3710184B2 - 被充填物の充填方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末、粒状物、箔状物、板状物等の種々の物品(以下、「被充填物」ともいう。)を、供給口である開口部を有する容器、缶、袋、ゴムモールド、金型等の閉鎖空間に充填する被充填物の充填方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被充填物の供給口である開口部を有する閉鎖空間に、被充填物を充填する際に、被充填物を開口部から閉鎖空間に収容し、次いで、閉鎖空間に収容された被充填物をプッシャー等の押圧体により押圧して、よりコンパクトに、被充填物を閉鎖空間に充填するようにした被充填物の充填方法が知られている。
【0003】
また、被充填物を閉鎖空間に収容した後、容器等を機械的に、加振或いはタッピングすることにより、よりコンパクトに、被充填物を閉鎖空間に充填するようにした被充填物の充填方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の被充填物の充填方法においては、閉鎖空間に収容された被充填物を、プッシャー等の押圧体により押圧したり、加振或いはタッピングするものであるので、収容された被充填物が機械的強度の弱いものである場合には、押圧体の押圧により、収容された被充填物が損傷する等の問題がある。
【0005】
また、機械的な加振或いはタッピングを、金型や容器、それらを保持する治具や装置或いは金型や容器等を搬送するためのテーブル等に加えると、これらのものが損傷したり、耐用年数が短くなるという問題がある。
【0006】
更に、被充填物を閉鎖空間に収容し、パンチ等の押圧体により押圧すると、押圧体による押圧力が、押圧体から離れた部分には伝わり難く、従って、押圧体に近い部分の被充填物の充填密度と押圧体から離れた部分の充填密度とに差ができて、被充填物の均一な充填ができないという問題がある。特に、閉鎖空間が細長い場合には、この問題がとりわけ顕著になる。例えば、金型やゴム容器に、被充填物としての粉末が不均一に充填されたまま、パンチによるプレスや静水圧によるプレス等を行うと、圧粉体が割れたり、欠けたりしやすい。また、容器等に被充填物が均一に充填できないと、全体として充填量が減少し、容器内空間を、十分、有効に使えない。このように、被充填物の容器等への充填をできるだけ均一に、且つ、比較的高密度にしたいという工業的要求が多く存在するが、これまで知られている充填方法では、上記の要求を満足させることが困難であった。
【0007】
本発明の目的は、上述した従来の被充填物の充填方法が有する課題を解決するとともに、効果的で迅速な充填を行うことが可能な被充填物の充填方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、閉鎖空間の開口部に筒状ガイド部材を載置し、次いで、予め秤量された被充填物を、前記閉鎖空間及び筒状ガイド部材に供給した後、ポンプ装置の連結管が接続されている透孔を有する蓋部材を、前記筒状ガイド部材に被せ、その後、前記ポンプ装置を作動させて、前記閉鎖空間及び筒状ガイド部材内を交互に低気圧状態及び高気圧状態とする空気タッピングを、所定の周期で行うことにより、前記筒状ガイド部材に充填されている被充填物を、前記閉鎖空間に高密度に充填するようにしたものである。
【0009】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
先ず最初に、割り金型に形成された閉鎖空間に、被充填物である粉末を充填して圧粉体を成形する例を用いて、本発明の被充填物の充填方法について説明する。図1は、成形された圧粉体に焼結加工等を施して製造された一例としての部品の斜視図であり、図2は、圧粉体を成形するための割り金型等の垂直断面図である。
【0011】
図1に示されている部品Wは、軸1の中程に平歯車2及び軸1の端部に傘歯車3が一体に形成されたものであり、以下に、このような部品Wのグリーン体である圧粉体を、割り金型を用いて成形する手段について説明する。
【0012】
4は、2つの金型部材4a、4bの垂直な接合面を当接することにより組み立てられた割り金型であり、組み立てられた割り金型4は、上方に開口部4cが形成されており、粉末pが充填される割り金型4の閉鎖空間4dは、図1に示されている部品Wから、焼結時の寸法収差を考慮して設計されている。5は、割り金型4の上面に載置された筒状ガイド部材であり、筒状ガイド部材5のガイド孔5aの径は、開口部4cの径と同じか、開口部4cの径より小径に形成されている。なお、筒状ガイド部材5のガイド孔5aの上端部は、ガイド孔5aへの粉末pの供給を容易にするために拡張された傾斜面5bに形成されていることが好ましい。
【0013】
図2(a)に示されているように、割り金型4の上面に筒状ガイド部材5を載置した後、図示されていない適当な供給装置により、予め秤量された適当量の粉末pを、割り金型4の閉鎖空間4d及び筒状ガイド部材5のガイド孔5aに、所定の高さまで供給する。
【0014】
次いで、図2(b)に示されているように、筒状ガイド部材5に蓋部材6を、密閉状に被せる。蓋部材6には、適当数の透孔6aが穿設されており、該透孔6aには連結管6bが接続されている。連結管6bは、図示されていないエジェクター式真空発生装置等のポンプ装置に接続されている。筒状ガイド部材5に蓋部材6を被せた後、ポンプ装置を作動させて、透孔6aを通じて、密閉空間部としての筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4dから空気を抜くことにより、筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4dを低気圧状態にする。このように、密閉空間部としての筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4dを低気圧状態とすることにより、粉末p中に含まれる空気が脱気されことになる。
【0015】
次いで、所定時間経過後、エジェクター式真空発生装置等のポンプ装置への圧空を止めて、透孔6aから空気を導入して、密閉空間部としての筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4dを高気圧状態とすると、割り金型4の閉鎖空間4d及び筒状ガイド部材5のガイド孔5aに充填された粉末pの充填密度が上がる。上記のように、筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4dを、適当回数、繰り返して、低気圧状態及び高気圧状態とすることにより、粉末p中に含まれる空気を脱気することができるとともに、筒状ガイド部材5のガイド孔5aに充填された粉末pの殆どを割り金型4の閉鎖空間4dに充填することができる。なお、上記の低気圧状態及び高気圧状態の繰り返し作業を、以下、空気タッピング作業或いは単に、空気タッピングと称する。このような空気タッピング作業により、割り金型4の閉鎖空間4dへの粉末pの高密度充填が達成できる。
【0016】
上述した空気タッピング作業においては、空気に限らず、種々の気体、ガスを使用することができる。例えば、酸化しやすい粉末や爆発の危険のある粉末等の場合には、窒素ガス、アルゴンガス等を使用する。
【0017】
上述した空気タッピング作業における、低気圧状態及び高気圧状態とは、両状態を比較して、それぞれ、相対的に低気圧及び高気圧である状態をいう。空気が、低気圧状態から高気圧状態に移行するときに、粉末pの充填密度が上がることになる。典型的には、低気圧状態は、0.1〜0.5気圧、高気圧状態は、0.6〜1.0気圧である。
【0018】
また、高気圧状態から1回低気圧状態になり、高気圧状態に戻る時間を空気タッピングの1周期とすると、典型的には、その周期は、0.1〜1秒で、5〜10周期で充填できる。このような短時間の周期で空気タッピングを行うには、上述したエジェクター式真空発生装置を使用すると容易にできる。即ち、エジェクター式真空発生装置に圧空を送ると低気圧状態になり、圧空を止めると、即座に、高気圧状態になる。先に放出した圧空の気体が逆流して圧力が上がるためである。圧空を断続的に(バルブ操作により)送ると、上記のような周期で空気タッピングが行われる。勿論、閉鎖空間や密閉空間部の大きさや形状或いは被充填物の流動性等を考慮して、適宜、上記の周期を長くすることも、また、短くすることもでき、或いは、周期の回数を多くすることも、また、少なくすることもできる。
【0019】
上述したような低気圧状態及び高気圧状態の繰り返し作業を、速く行うことにより、効果的に、しかも、迅速に、より多くの粉末pを、割り金型4の閉鎖空間4dに高密度に充填することができる。また、密閉空間部としての筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4d内を減圧して低気圧状態にするときより、筒状ガイド部材5のガイド孔5aと割り金型4の閉鎖空間4d内への空気の導入速度を速くすると、より効果的に、粉末の高密度充填を行うことができる。
【0020】
上述したような空気タッピング作業が終了した後、図2(c)に示されているように、筒状ガイド部材5のガイド孔5aに、押圧体としてのパンチ7を挿入して、更に、粉末pを高密度化する。
【0021】
上述したようにして成形された、圧粉体Cを、筒状ガイド部材5、蓋部材6及びパンチ7を取り除くとともに、図2(d)に示されているように、2つの金型部材4a、4bを分離することにより、割り金型4から取り出す。その後、取り出された圧粉体Cを焼結等することにより、部品Wが製造される。
【0022】
従来は、図2(a)に示された、適当量の粉末pを、割り金型4の閉鎖空間4d及び筒状ガイド部材5のガイド孔5aに、所定の高さまで充填した後、ガイド孔5aにパンチ7を挿入して、粉末pを、割り金型4の閉鎖空間4dに充填しているが、パンチ7の押圧力が、下方の粉末pまで届かずに、パンチ7付近の粉末pに集中するために、パンチ7付近の粉末pの充填密度が上がって、粉末pの充填密度の不均一な圧粉体Cが成形されることになる。本発明においては、空気タッピング作業により、筒状ガイド部材5のガイド孔5a内の粉末pの全部或いは殆どを、割り金型4の閉鎖空間4dへ充填することができるので、パンチ7の下降量が少なくてすみ、従って、パンチ7付近の粉末pの充填密度と下方部分の粉末pの充填密度との差が殆どなく、充填密度の均一な圧粉体Cを成形することができる。
【0023】
また、パンチの押圧だけでは、粉末は、真下に押されるだけで、側方部に粉末が運ばれないので、例えば、図1の平歯車2や傘歯車3に対応する部分に粉末が充填されない。このような不均一な充填状態で、どんなにパンチによる押圧を大きくしても、平歯車2や傘歯車3に対応する部分等の側方部には、圧粉体としての強度を持つまでには、粉末が高密度に充填されない。そのため、図1に示されているような圧粉体を成形して、粉末冶金的に部品を作ることは極めて困難であった。
【0024】
本発明においては、空気タッピング作業により、粉末pが、割り金型4の閉鎖空間4dの隅々まで行き渡り、従って、欠陥圧粉体が成形されるようなことが防止できる。このように、本発明の充填方法は、図2のように、側方に突出した空間のある閉鎖空間に粉末を充填する手段として極めて有効である。
【0025】
次に、円筒状圧粉体を成形するための金型プレスの垂直断面図である図3を用いて、本発明の被充填物の充填方法が適用される、薄肉で高さの高い円筒状圧粉体の成形方法について説明する。
【0026】
8は、円柱状空間部を有するダイであり、9は、ダイ8の円柱状空間部の中央部に配置された円柱状コアであり、円柱状コア9の上端部は、ダイ8の上面からやや突出して配置されている。10は、ダイ8の内周面と円柱状コア9の外周面との間に形成された筒状の空間部11の下部に嵌着された下パンチである。そして、ダイ8の内周面、円柱状コア9の外周面及び筒状の空間部11の下部に嵌着された下パンチ10により、上方にドーナツ状の開口部12aを有する閉鎖空間12が形成される。13は、ダイ8の上面に載置された筒状ガイド部材であり、筒状ガイド部材13のガイド孔13aの径は、ダイ8の円柱状空間部の径と略同じに形成されている。なお、筒状ガイド部材13のガイド孔13aの上端部は、ガイド孔13aへの粉末の供給を容易にするために拡張された傾斜面13bに形成されていることが好ましい。
【0027】
14は、筒状ガイド部材13に、密閉状に被せられる蓋部材であり、蓋部材14の中央部に穿設された孔14aには、図示されていないO−リング等の適当なシール部材を介して、上述した筒状の空間部11に挿入される筒状の上パンチ15が、上下動可能に挿入されている。また、蓋部材14には、適当数の透孔14bが穿設されており、該透孔14bには連結管14cが接続されている。連結管14cは、図示されていないエジェクター式真空発生装置等のポンプ装置に接続されている。
【0028】
図3(a)に示されているように、ダイ8の上面に筒状ガイド部材13を載置した後、図示されていない適当な供給装置により、適当量の粉末pを、閉鎖空間12及び筒状ガイド部材13のガイド孔13aに、所定の高さまで供給する。
【0029】
次いで、図3(b)に示されているように、筒状ガイド部材13に蓋部材14を、密閉状に被せる。次いで、ポンプ装置を作動させて、密閉空間部としての閉鎖空間12と筒状ガイド部材13のガイド孔13aを、交互に、低気圧状態及び高気圧状態とする、上述したような空気タッピングを行うことにより、筒状ガイド部材13のガイド孔13aに供給された粉末pの殆どを閉鎖空間12に充填する。上記の空気タッピング作業中は、上パンチ15は移動しない。
【0030】
筒状の上パンチ15の上部は、空気タッピング作業の際に、密閉空間部から空気が逃げないように閉鎖されている。また、ダイ8と下パンチ10、円柱状コア9と下パンチ10の間も、空気が逃げないように、ゴム製パッキング等を設置してシールするが、クリアランスを小さくして、隙間から空気が逃げても、少量で、必要とする低気圧状態及び高気圧状態が形成できる程度であることが必要である。
【0031】
上述したような空気タッピング作業が終了した後、図3(c)に示されているように、筒状ガイド部材13のガイド孔13aに、押圧体としての上パンチ15を挿入し、更に、筒状ガイド部材13の内周面とダイ8の上面から突出した円柱状コア9の外周面との間に形成された円筒状空間部に上パンチ15を挿入することにより、ガイド孔13aに残存している粉末pを、全て、閉鎖空間12に充填するとともに、下パンチ10及び上パンチ15に圧力をかけて圧粉体を成形する。
【0032】
その後、上パンチ15及び蓋部材14を取り除き、また、必要に応じて、ダイ8の上面から筒状ガイド部材13を除去し、次いで、下パンチ10を上動させることにより、成形された円筒状圧粉体をダイ8から抜き取る。
【0033】
従来の金型成形により、長く、しかも、厚みが薄い円筒状の圧粉体を成形する場合には、円柱状コア9、ダイ8等で形成される深い円筒状の閉鎖空間12に粉末pを充填し、下パンチ10と上パンチ15(以下、単に、「上下パンチ15、10」とも称する。)により圧粉していた。多くの粉末pは詰まりにくく、ブリッジを形成しやすいので、閉鎖空間12の深さは、最終圧粉体の高さの略3倍も必要となるようなことがしばしばある。このように、深い閉鎖空間12に粉末pを投入することは極めて困難であるばかりでなく、上下パンチ15、10の移動量が大きいと、粉末pの咬み込みが起こり、生産性の低下を来し、また、金型を破壊する等の多くの問題があった。
【0034】
本発明においては、図3に示されているように、上下パンチ15、10による圧粉前に、粉末pの高密度の充填状態が形成されるため、圧粉のために上下パンチ15、10が移動する距離は少しでよい。そのため、粉末pの咬み込みの心配がなく、生産性の向上や寿命の向上が実現できる。
【0035】
また、従来は、上下パンチ15、10の押圧力が、上下パンチ15、10から離れたところにある粉末pまで届かずに、上下パンチ15、10付近の粉末pに集中するために、上下パンチ15、10付近の粉末pの充填密度だけ上がって、粉末pの充填密度の不均一な圧粉体が成形されることになる。本発明においては、空気タッピング作業により、筒状ガイド部材13のガイド孔13a内の粉末pの全部或いは殆どを、閉鎖空間12に充填することができるので、上下パンチ15、10の移動量が少なくてすみ、従って、上下パンチ15、10付近の粉末pの充填密度と上下パンチ15、10から離れた部分の充填密度との差が少なくなり、充填密度の均一な圧粉体を成形することができる。
【0036】
本発明の充填方法の一つの大きな利点は、精密秤量等により、予め、正確に計量した粉末pを、全部、金型内に投入し、全く残りを残さずに圧粉体を成形することができることである。これにより、製品のばらつきの全くない圧粉体を成形することができる。
【0037】
次に、乾式静水圧プレス法により円筒状圧粉体を成形する方法に、本発明の被充填物の充填方法を適用した実施例について、圧力容器、ゴムモールド等の垂直断面図である図4を用いて説明する。
【0038】
16は、圧力容器であり、圧力容器16は、側壁16a及び中央部に適当な形状の孔16b’、16c’が開けられた上下壁16b、16cとを有しており、上下壁16b、16cの孔16b’、16c’を連結するように、加圧ゴム型16dが密閉状に配設されている。側壁16a、上下壁16b、16c及び加圧ゴム型16dにより、圧力容器16の密閉空間16eが形成されており、密閉空間16eには、側壁16aに配設された流体導入管16fから流体が注入されるように構成されている。17は、加圧ゴム型16d内に装着された円筒状の成形ゴム型である。18は、成形ゴム型17の中央部に配設されたコアであり、コア18の外周面と成形ゴム型17の内周面とにより円筒状空間部が形成されている。コア18の外周面と成形ゴム型17の内周面とにより形成された円筒状空間部の下部には、円筒状の下パンチ19が挿着されており、コア18の外周面、成形ゴム型17の内周面及び下パンチ19により囲まれた円筒状空間部が閉鎖空間20を形成している。なお、16b”は、上壁16bを構成する環状部材であり、成形ゴム型17を、加圧ゴム型16d内に装着した後に、成形ゴム型17の上端部に載置するように構成されている。21は、圧力容器16の上壁16bに載置されたガイド孔21aを有する筒状ガイド部材である。
【0039】
図4(a)に示されているように、図示されていない適当な供給装置により、秤量された適当量の粉末pを、閉鎖空間20及び筒状ガイド部材21のガイド孔21aに、所定の高さまで供給する。なお、圧力容器16内には、油等の流体が充填されている。
【0040】
次いで、図4(b)に示されているように、筒状ガイド部材21に蓋部材22を、密閉状に被せる。蓋部材22には、適当数の透孔22aが穿設されており、該透孔22aには連結管22bが接続されている。連結管22bは、図示されていないポンプ装置に接続されている。筒状ガイド部材21に蓋部材22を、密閉状に被せた後、密閉空間部としての閉鎖空間20及び筒状ガイド部材21のガイド孔21aを、交互に、低気圧状態及び高気圧状態とする、上述したような空気タッピングを行うことにより、筒状ガイド部材21のガイド孔21aに充填された粉末pを閉鎖空間20に充填する。
【0041】
次いで、蓋部材22を取り除いた後に、図4(c)に示されているように、筒状ガイド部材21のガイド孔21aに、円柱状の上パンチ23を挿入し、閉鎖空間20に充填された粉末pの上面の位置調整を行う。なお、上パンチ23の下部には、コア18の先端部に挿入される凹部23aが形成されている。
【0042】
次いで、流体導入口16fから圧力容器16に、更に、流体を導入して、外側から成形ゴム型17に圧力をかけて、閉鎖空間20に充填された粉末pを圧縮成形する。粉末pを圧縮成形した後は、流体導入口16fから圧力容器16への流体の導入を停止して、成形ゴム型17への圧力を解除するとともに、上パンチ23及び筒状ガイド部材21を取り除いた後、下パンチ19を上方に移動させる等して、成形ゴム型17から成形された円筒状の圧粉体を取り出す。
【0043】
従来、長くて薄肉の円筒状の閉鎖空間に、粉末を均一に充填することは困難であるので、粉末を造粒する必要があり、造粒粉を使っても、充填に時間がかかり、生産性が低いという問題があった。また、炭素の残留等のため造粒が好ましくない場合もしばしばある。粉末の充填が均一でない状態で、本実施例のような乾式静水圧プレスを行うと、円筒状の圧粉体の肉厚が場所により変化し、形状の歪んだ円筒状の圧粉体になってしまう。本発明の適用により、造粒なしでも均一な充填が、迅速にできるようになり、乾式静水圧プレスにより、歪みのない圧粉体を能率良く生産できるようになる。
【0044】
本出願人は、先の出願において、ゴムモールドを利用した造粒方法及びその装置を提案した(特開平6−142487号参照のこと)。従来の造粒方法は、多数のキャビティーが形成されたゴムモールドの上面に、粉末を積載し、次いで、板状のへらで、ゴムモールドの上面をすり切ることにより、ゴムモールドのキャビティーに粉末を充填するようにしたものである。このように、すり切りにより、ゴムモールドのキャビティーに粉末を充填する方法では、必ずしも、全部のキャビティーに粉末が均一に充填されないという問題があった。
【0045】
そこで、上述したゴムモールドを利用した造粒方法に、本発明の被充填物の充填方法を適用した実施例について、ダイ、ゴムモールド等の垂直断面図である図5を用いて説明する。
【0046】
24は、筒状のダイであり、25は、ダイ24に装着された下パンチである。26は、ダイ24とダイ24に装着された下パンチ25とにより形成された凹部27に装着された、上面に多数のキャビティー26aが形成されたゴムモールドである。28は、ダイ24の上面に載置された筒状ガイド部材である。本実施例においては、開口部を有するキャビティー26a自体が、上述した実施例における閉鎖空間を形成することになる。なお、29は、下パンチ25の上端隅部に嵌着されたバックアップリングである。
【0047】
先ず最初に、図5(a)に示されているように、ダイ24の上面に載置された筒状ガイド部材28に、所定量の粉末pを供給し、ゴムモールド26の上面に粉末pを積載する。次いで、図5(b)に示されているように、筒状ガイド部材28に、図2或いは図4を用いて説明したと同様の蓋部材30を、密閉状に被せることにより、筒状ガイド部材28に供給された粉末pの上方に密閉空間部を形成する。そして、蓋部材30に穿設された透孔30aに接続されるとともに、ポンプ装置に接続されている連結管30bを介して空気タッピングを行うことにより、キャビティー26aに粉末pを充填する。
【0048】
所定回数の空気タッピングを行った後、図5(c)に示されているように、筒状ガイド部材28を取り除き、へら31によりすり切り作業を行う。その後、ダイ24の上面に、図示されていない上パンチを載置して、下パンチ25と上パンチ間で、ゴムモールド26を圧縮して、粉末pの造粒を行う。本実施例においては、空気タッピングにより、キャビティー26aに粉末pを充填したので、全てのキャビティー26aに均等に、しかも、均一な充填密度で粉末pを充填することができるので、粒の揃った造粒を行うことができるとともに、造粒作業を迅速に行うことができる。
【0049】
次に、方形に切断された海苔、薄焼き煎餅、箔状体等(以下、単に、「箔状体」という。)を、缶に充填する場合に適用される本発明の被充填物の充填方法の実施例について、缶、筒状ガイド部材等の垂直断面図である図6を用いて説明する。
【0050】
32は、上方に開口部32aを有するとともに、閉鎖空間32bを有する缶であり、33は、缶32の上部縁部に載置された筒状ガイド部材である。
【0051】
図6(a)に示されているように、図示されていない供給装置により、缶32及び筒状ガイド部材33の途中まで、適当量の箔状体fを供給する。次いで、図6(b)に示されているように、筒状ガイド部材33の上端に、端部がポンプ装置に接続されたラッパ管34を、密閉状に被せることにより、筒状ガイド部材33に供給された箔状体fの上方に密閉空間部を形成する。その後、上述したように、空気タッピングを行い、筒状ガイド部材33に充填された全ての箔状体fを缶32内に充填する。
【0052】
本実施例においては、プッシャー等の押圧体を、直に、箔状体fに押し当てて、缶32内に箔状体fを充填するようにしたものでないので、箔状体fを損傷することない。また、本実施例においては、筒状ガイド部材33が載置された缶32を、加振させるための大きな動力源を必要としないので、防音、省エネ等のメリットがある。
【0053】
次に、粉末或い粒状物を、合成樹脂製或いは紙製等の袋に充填する場合に適用される本発明の被充填物の充填方法の実施例について、袋保持容器、筒状ガイド部材等の垂直断面図である図7を用いて説明する。
【0054】
35は、側壁に適当数の透孔35aが穿設された上方が開口された袋保持容器であり、透孔35aには、図示されていない空気吸引源に連結された吸引管36が接続されている。37は、袋保持容器35内に装着された袋であり、袋口37aは、袋保持容器35の上端に載置されている。38は、袋保持容器35の上端に載置された筒状ガイド部材である。本実施例においては、袋37の袋口37aが、上述した開口部であり、袋37の内部が閉鎖空間を形成することになる。
【0055】
図7(a)に示されているように、袋保持容器35内に装着された袋37に、図示されていない供給装置により、粉末pを供給する際には、空気吸引源を作動させて、吸引管36を介して、袋保持容器35の内面に袋37を吸着保持させる。このように、袋保持容器35の内面に袋37を吸着保持させることにより、袋37を十分に拡張するとともに、後述する空気タッピング作業の際に、袋37の動きを抑制することができる。次いで、袋37及び筒状ガイド部材38の途中まで、適当量の粉末pを供給する。次いで、図7(b)に示されているように、筒状ガイド部材38の上端に、端部がポンプ装置に接続されたラッパ管39を、密閉状に被せることにより、筒状ガイド部材38に供給された粉末pの上方に密閉空間部を形成する。その後、上述したように、空気タッピングを行い、袋37内に粉末pを充填する。
【0056】
上述したように、本実施例においては、吸引管36が接続された袋保持容器35を加振させたり、タッピングするものではないので、大きな動力源を必要としないとともに、袋保持容器35等の耐久性が向上することになる。また、効果的に、粉末pのブリッジが防止できるとともに、粉末pを、均一で高密度に充填することができるので、袋口37aを封着後に、充填密度の低い部分が変形するようなことがない。
【0057】
上述した実施例においては、閉鎖空間及び筒状ガイド部材に被充填物を供給後、空気タッピングを施して、筒状ガイド部材内の被充填物を、閉鎖空間に充填するようにした例が示されているが、閉鎖空間のみに被充填物を供給後、空気タッピングを施して、被充填物を、より高密度に、コンパクトに、閉鎖空間に充填するように構成することもできる。この場合には、閉鎖空間に、直に、図2、図4、図5に示されているような蓋部材6、22、30を被せるか、或いは、閉鎖空間に、直に、図6、図7に示されているようなラッパ管34、39を載置した後、空気タッピング作業を行う。
【0058】
次に、ゴムで形成された割型ゴムモールド40に、粉末pを高密度に充填する場合に、本発明の充填方法を適用した実施例について、割型ゴムモールド40等の垂直断面図である図8を用いて説明する。
【0059】
本実施例においては、割型ゴムモールド40は、上下に配置された2つのモールド部材40a、40bに分割されており、粉末pが供給される開口部40cは、側方に形成されている。一例として、図8に示されている割型ゴムモールド40により成形される圧粉体は、先端部に円錐台部が設けられ、該円錐台部の大径側に太軸と該太軸に連続して細軸が連接されたものである。41は、上部に粉末供給口41aを有する粉末供給タンクであり、粉末供給タンク41には、割型ゴムモールド40の開口部40cに連結されるパイプ41b及び粉末供給タンク41をエジェクター式真空発生装置等のポンプ装置42に連結するパイプ41cが設けられている。
【0060】
先ず最初に、図8(a)に示されているように、粉末供給タンク41の粉末供給口41aから粉末pを供給する。次いで、図8(b)に示されているように、粉末供給口41aの下方に配設されたシャッター43を閉じる。このようにして、成形される圧粉体に対応した空間を有する割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dとシャッター43により閉鎖された粉末供給タンク41とにより密閉空間部が形成されることになる。次いで、上述したように、エジェクター式真空発生装置等のポンプ装置42を作動させて、割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dとシャッター43により閉鎖された粉末供給タンク41により形成される密閉空間部を、適当回数、繰り返して、低気圧状態及び高気圧状態とすることにより、図8(c)に示されているように、粉末pを、割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dに充填する。
【0061】
図8には、粉末供給タンク41に、パイプ41bを介して1個の割型ゴムモールドが連結された実施例が示されているが、粉末供給タンク41に、複数のパイプ41bを介して複数個の割型ゴムモールド40を連結して、同時に、複数個の割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dに粉末pを高密度に充填することもできる。
【0062】
粉末pを、空気タッピングにより、割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dに高密度に充填した後、粉末pが充填された割型ゴムモールド40を、粉末供給タンク41のパイプ41bから外し、粉末pが充填された割型ゴムモールド40の全体をゴムシートで覆って真空シールをする。次いで、真空シールされた割型ゴムモールド40を、湿式静水圧装置の圧力容器に浸漬するとともに、圧力容器に液圧を印加して、外側から割型ゴムモールド40に圧力をかけて、割型ゴムモールド40に充填された粉末pを固めて圧粉体を成形する。真空シールされた割型ゴムモールド40を、湿式静水圧装置の圧力容器から取り出した後、ゴムシートを除去するとともに、割型ゴムモールド40の2つのモールド部材40a、40bを分割して、成形された圧粉体を取り出す。このようにして成形された圧粉体は、焼結工程等を経て、強固な粉末冶金製品となる。
【0063】
本発明の空気タッピングにより、図8に示されているような、割型ゴムモールド40の開口部40cが側方に設けられていたり、或いは、開口部40cが狭い場合にも、確実に、割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dに、粉末pを高密度に充填することができる。
【0064】
上述した実施例においては、割型ゴムモールド40の閉鎖空間40dに、粉末pを充填する場合を示したが、割型ゴムモールド40の代わりに、壜や缶等の容器に粉末等を詰める技術としても有効である。また、複数の容器を、粉末供給タンク41の周囲に放射状に取り付けて、複数の容器に、同時に、粉末等を注入することができるので、能率の良い充填が可能となる。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏することができる。
【0066】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、被充填物の密度を均一にするができる。
【0067】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、被充填物を損傷することなく、高密度に、しかも、迅速に、被充填物の充填を行うことができる。
【0068】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、被充填物を損傷することなく、効果的に、被充填物内のブリッジを除去することができる。
【0069】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、閉鎖空間が3次元的に入り組んでいても、閉鎖空間が横方向に長く延びた側方部を有していても、或いは、閉鎖空間が深く、且つ、狭くても、その空間の隅々まで、均一密度で、しかも、迅速に、被充填物を充填することができる。
【0070】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、予め、正確に秤量した粉末を、全部、所定の閉鎖空間に充填することができるので、充填量をいつも一定にすることができ、製品のばらつき等の原因を除去することができる。
【0071】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、筒状ガイド部材、コア等を短くすることができ、従って、装置を小型化できるとともに、装置の操作性、作業性を向上することができる。
【0072】
空気タッピングにより、閉鎖空間に被充填物を充填するようにしたので、圧力容器、金型、筒状ガイド部材、ダイ等の装置を加振或いはタッピングすることがなく、従って、装置の耐久性が向上するともに、防音、省エネを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は成形された圧粉体に焼結加工等を施して製造された一例としての部品の斜視図である。
【図2】図2は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての圧粉体を成形するための割り金型等の垂直断面図である。
【図3】図3は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての円筒状圧粉体を成形するための金型プレスの垂直断面図である。
【図4】図4は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての乾式静水圧プレス法における圧力容器、ゴムモールド等の垂直断面図である。
【図5】図5は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての造粒方法におけるダイ、ゴムモールド等の垂直断面図である。
【図6】図6は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての缶、筒状ガイド部材等の垂直断面図である。
【図7】図7は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての袋保持容器、筒状ガイド部材等の垂直断面図である。
【図8】図8は本発明の被充填物の充填方法が適用される一例としての圧粉体を成形するための割型ゴムモールド、粉末供給タンク等の垂直断面図である。
【符号の説明】
f・・・・・・・・・・・・・・・・・箔状体
p・・・・・・・・・・・・・・・・・粉末
4・・・・・・・・・・・・・・・・・割り金型
5、13、21、28、33、38・・筒状ガイド部材
6、14、22、30・・・・・・・・蓋部材
7・・・・・・・・・・・・・・・・・パンチ
8、24・・・・・・・・・・・・・・ダイ
9、18・・・・・・・・・・・・・・コア
10、19、25・・・・・・・・・・下パンチ
15、23・・・・・・・・・・・・・上パンチ
16・・・・・・・・・・・・・・・・圧力容器
17・・・・・・・・・・・・・・・・成形ゴム型
26・・・・・・・・・・・・・・・・ゴムモールド
31・・・・・・・・・・・・・・・・へら
32・・・・・・・・・・・・・・・・缶
34、39・・・・・・・・・・・・・ラッパ管
35・・・・・・・・・・・・・・・・袋保持容器
36・・・・・・・・・・・・・・・・吸引管
37・・・・・・・・・・・・・・・・袋
40・・・・・・・・・・・・・・・・割型ゴムモールド
41・・・・・・・・・・・・・・・・粉末供給タンク

Claims (1)

  1. 閉鎖空間の開口部に筒状ガイド部材を載置し、次いで、予め秤量された被充填物を、前記閉鎖空間及び筒状ガイド部材に供給した後、ポンプ装置の連結管が接続されている透孔を有する蓋部材を、前記筒状ガイド部材に被せ、その後、前記ポンプ装置を作動させて、前記閉鎖空間及び筒状ガイド部材内を交互に低気圧状態及び高気圧状態とする空気タッピングを、所定の周期で行うことにより、前記筒状ガイド部材に充填されている被充填物を、前記閉鎖空間に高密度に充填することを特徴とする被充填物の充填方法。
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