JP3710110B2 - 転写テープ容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写テープ上の転写層を紙面等の被転写物に圧着転写する為の転写テープ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、離型性を有する紙やプラスチックフィルム等の基材上に修正剤や粘着剤を塗布し、テープ状に加工し、紙等の被転写物に修正剤や粘着剤を圧着転写する転写テープ容器が多々商品化されている。
【0003】
これらの中には、転写層を圧着転写した後の転写テープ基材が、転写テープ容器内の巻き取り部に収納される物と転写テープ容器外に排出される物がある。
【0004】
これら従来の転写テープ容器は、カセットケースを持ち、紙等の被転写物に押さえつけながら転写テープの搬送方向に移動させ、転写テープ上の転写層を被転写物に圧着転写させる。転写層を圧着転写した後の転写テープ基材が転写テープ容器内の巻き取り部に収納される物は、巻き出し部コアの回転とその回転を巻き取り部コアに伝達する駆動ギアの回転との回転差を補正する為、巻き出し部又は巻き取り部のどちらか一方にスリップ機構を設け、巻き出し部コアと巻き取り部コアを相対回転させている。
【0005】
上記スリップ機構には、駆動ギアと一体成形された樹脂の弾性を有したアームを用い、巻き出し部コアと係合することにより機能を果たすものがある。この場合、アームと巻き出し部コアの摩擦力により、転写テープの搬送によって生じる所定のテンションまでアームと巻き出し部コアが同調回転し、それ以上のテンションがかかるとアームと巻き出し部コアの接触面でスリップする。
【0006】
このような転写テープ容器の転写テープの搬送系においては、巻き出し部コアと巻き取り部コアを相対回転させるべくスリップ機構を設ける必要があり、転写テープの安定した搬送を得る為には、スリップ機構部に用いられている各部材の摩擦力を常に一定にする必要がある。
【0007】
しかしながら、前述の駆動ギアと一体成形された樹脂性のアームの場合、くり返し巻き出し部コアを装着していると、アームが摩耗したり、弾性力が弱まり巻き出し部コアを押さえる力が経時的に小さくなり、アームと巻き出し部コアとの接触面に生じる摩擦力が低下し、転写テープの搬送状態が不安定になる。
【0008】
転写テープの搬送状態が不安定であると、先端部付近において転写テープのたるみが生じ、転写層を所定の位置に圧着転写できなかったり、最後まで転写テープを巻き取らないという不具合が生じる。
【0009】
さらに近年では、容器内の転写テープを使い切った後、新しい転写テープに詰め替えることのできる転写テープ容器も多々商品化されている。
【0010】
新しい転写テープに詰め替える方法には、巻き出し部、先端部および巻き取り部に転写テープがすでに装着された状態でひとつのカセット容器に収納されたものを転写テープ容器にセットするだけの方法とリール状に巻かれた転写テープのみを交換する方法がある。
【0011】
しかし、前者の詰め替え方法では容易に転写テープを詰め替えることができるが、巻き出し部、先端部、巻き取り部および転写テープがひとつのカセット容器に収納されている為、詰め替え時に交換される部材点数がカセット容器自身も含め多く、1回の詰め替えに要するコストが非常に高くなるという問題点がある。
【0012】
その上、多くの部材が交換されるとなると、それと同数の廃棄物が生じる為、環境汚染の問題も生じてくる。
【0013】
また後者の詰め替え方法では、一回の交換に必要な部材が前述のカセット容器詰め替えタイプのものよりも少ない為、コストが低く押さえられるという利点と、廃棄物が少ない為環境汚染の面においても利点が挙げられる一方、すでに転写テープが搬送経路に通されているカセット容器詰め替えタイプのものと違い、転写テープ本体の巻き出し部にリール状の転写テープを設置した後、自ら転写テープを引き出し、搬送経路に沿って転写テープを通さなければならない必要があり、転写テープの搬送経路を誤って通すことや、転写テープ設置時に直接転写テープに触れ損傷してしまうことがある。
【0014】
また、転写テープ容器本体の巻き出し部にリール状に巻かれた転写テープを転写テープ容器中の駆動ギアに設置し引き出す際、転写テープが装着された巻き出し部の駆動ギアが自在回転すると転写テープが必要以上に引き出され、転写テープ全体にたるみが生じ、転写テープを搬送経路に沿って正確に通すことが非常に困難である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、転写テープの搬送状態が安定するスリップ機構を備え、転写テープ詰め替え時において容易に転写テープを詰め替えることができる様、巻き出し部の駆動ギアの回転をロックできる機構を備えた、転写テープ容器の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、リール状の巻かれた転写テープを保護するアームを有する薄板が、巻き出し部コアの回転とその回転を巻き取り部コアに伝達する駆動ギアの回転との回転差を補正するスリップ機構を備えることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが開いている状態では巻き出し部の駆動ギアと係合することにより巻き出し部の駆動ギアが固定され、転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが閉じている状態では巻き出し部の駆動ギアとの係合が解除し、巻き出し部の駆動ギアが自在回転するようなロック機構を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に基づき説明する。
【0018】
図1は、リール状に巻かれた転写テープ1のコア2にアームを有する円盤状の薄板3をはめ込んだものを、ストッパー5でロックされた巻き出し部の駆動ギア4に設置した時の断面図である。巻き出し部の駆動ギア4に設けられた突起部が、円盤状の薄板3に設けられたアームとアームの隙間に係合することにより、円盤状の薄板3と駆動ギア4が同一回転する。転写テープ1の搬送によって生じる所定のテンションまでは円盤状の薄板3に設けられたアームとリール状に巻かれた転写テープ1のコア2の内面との摩擦力により転写テープ1と駆動ギア4が同調回転し、それ以上のテンションがかかるとアームと巻き出し部のコア2との接触面でスリップし、巻き出し部と巻き取り部が相対回転する。
【0019】
転写テープ1を詰め替え時において、転写テープ1の交換と同時にアームを有する円盤状の薄板3も交換することにより、転写テープ1交換毎に転写テープ容器8に新しい正常なスリップ機構を備えることができ、転写テープ1の搬送状態も常に安定したものとなる。
【0020】
また、図1のとおり円盤状の薄板3の直径を転写テープ容器8に巻き出し部と巻き取り部の双方を設置した時に薄板3が巻き取り部コア6に接することなく、かつリール状に巻かれた転写テープ1の直径よりも大きくすることにより、転写テープ1交換時に薄板3を側面から持った場合でも直接転写テープ1に触れることもなく転写テープ1が損傷するという危険性がなくなる。
【0021】
転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが開いている状態では、図1のとおり巻き出し部の駆動ギア4とストッパー5が係合しており、巻き出し部の駆動ギア4の回転がロックされる。
【0022】
転写テープ1詰め替え時において、転写テープ容器本体の巻き出し部にリール状に巻かれた転写テープ1を設置し引き出す際、転写テープ1を設置した巻き出し部の駆動ギア4が自在回転すると転写テープ1が余分に引き出され転写テープ1全体にたるみが生じる可能性があるが、図1のとおり巻き出し部の駆動ギア4にストッパー5が係合しているので、転写テープ1を引き出す際に巻き出し部の駆動ギア4の回転はロックされ、巻き出し部のスリップ機構により一定のテンションを保ったまま転写テープ1を引き出すこととなり、余分に転写テープ1を引き出すことなく転写テープ1を搬送経路に沿って容易かつ正確に通すことが可能となる。
【0023】
図2は、通常使用時における転写テープ容器の側面図である。巻き出し部の駆動ギア4に設置したリール状に巻かれた転写テープ1は、先端部7で転写テープ1上の転写層9が被転写物10に圧着転写され、転写された後の転写テープ基材は巻き取り部コア6に巻き取られる。
【0024】
転写テープ1詰め替え時には転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが開いている状態なので、図1のとおり巻き出し部の駆動ギア4とストッパー5が係合し巻き出し部の駆動ギア4の回転がロックされている。転写テープ1上の転写層9を圧着転写する為には巻き出し部の駆動ギア4が自在回転しなければならないので、転写テープ詰め替え後転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが閉じると、巻き出し部の駆動ギア4とストッパー5とのロックが解除される機構を設ける必要がある。
【0025】
そこで転写テープ容器フタに突起部を設け、転写テープ容器フタを閉じた時この突起部が転写テープ容器本体に設けられたストッパー5を押し、ストッパー5を巻き出し部の駆動ギア4から外れる方向に移動させることにより巻き出し部の駆動ギア4が自在回転し、転写テープ1上の転写層9を圧着転写することができる。
【発明の効果】
本発明によれば、転写テープを詰め替える際、ストッパーで巻き出し部の駆動ギアをロックすることにより転写テープを搬送経路に沿って容易かつ正確に通すことができ、また転写テープの交換毎にリール状に巻かれた転写テープを保護する役目を兼ねた、アームを有する円盤状の薄板も交換することにより、転写テープ容器に新しい正常なスリップ機構を備えることができ、転写テープの搬送状態が常に安定したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の巻き出し部の断面図
【図2】実施例の通常使用時における転写テープ容器の側面図
【符号の説明】
1 転写テープ
2 巻き出し部コア
3 アームを有する薄板
4 巻き出し部駆動ギア
5 ストッパー
6 巻き取り部コア
7 先端部
8 転写テープ容器
9 転写層
10 被転写物
Claims (2)
- 転写テープを送り出す巻き出し部と転写テープ上の転写層を圧着転写する先端部と転写された後の転写テープ基材を巻き取る為の巻き取り部を有し、転写テープが巻き出し部、先端部、巻き取り部の順に搬送され、リール状に巻かれた転写テープの巻き出し部コアの回転が駆動ギアを介して巻き取り部コアに伝達される駆動系を有する転写テープ容器において、リール状に巻き出し部コアに巻かれた転写テープを保護するアームを有する薄板が、巻き出し部コアの回転とその回転を巻き取り部コアに伝達する駆動ギアの回転との回転差を補正するスリップ機構を備えることを特徴とする転写テープ容器。
- 転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが開いている状態では巻き出し部の駆動ギアと係合することにより巻き出し部の駆動ギアが固定され、転写テープ容器本体と転写テープ容器フタが閉じている状態では巻き出し部の駆動ギアとの係合が解除し、巻き出し部の駆動ギアが自在回転するようなロック機構を備えることを特徴とする転写テープ容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27167396A JP3710110B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 転写テープ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27167396A JP3710110B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 転写テープ容器 |
Publications (2)
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JPH1095195A JPH1095195A (ja) | 1998-04-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27167396A Expired - Fee Related JP3710110B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 転写テープ容器 |
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Families Citing this family (2)
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1996
- 1996-09-20 JP JP27167396A patent/JP3710110B2/ja not_active Expired - Fee Related
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