JP3709609B2 - 回動開閉式ドアを備えた車両 - Google Patents

回動開閉式ドアを備えた車両 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レジャービークル等、回動開閉式ドアを備えた車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の一形式として、車体に設けた乗降口、荷物の積降し口等の開口部の上縁部または側縁部に上下方向または左右方向へ回動可能に支持されたドアを備えた車両があり、当該車両においては、ドアを上下方向または左右方向へ回動操作して車体の開口部を開閉するように構成されている。かかる形式の車両としては、レジャービークルがその代表例として挙げられるように、主として車体の背部に設けた開口部を開閉するバックドアを備えた車両が該当する。
【0003】
しかして、かかる形式の車両においては、ドアを上下方向に回動操作して車体の開口部を開閉するタイプと、ドアを左右方向のいずれかに回動操作して車体の開口部を開閉するタイプの、ドアの開閉方向をそれぞれ異にする上開き専用と、横開き専用の2種類のタイプに大別される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる形式の車両は、普通常用車とは異なって多目的に使用される場合が多く、上開きタイプと横開きタイプは互いに異なる長所を持っている。
【0005】
上開きタイプの車両においては、ドアを上方へ回動操作して車体の開口部を開放させることにより、屋根代わりとして機能させることができて、雨降り時における荷物の積降し、乗員の乗降動作にとって便利であり、また左右の幅が狭い場所での車体の開口部の開放を十分に行うことができるという利点がある。
【0006】
また、横開きタイプの車両においては、屋根付き駐車場での車体の開口部の開放を十分に行うことができるとともに、背の低い人にとってもドアの回動操作が容易で車体の開口部を容易に閉鎖することができるという利点がある。
【0007】
このように、これら上開きタイプ、横開きタイプの各タイプの車両においては、互いに異なる長所を有している反面、上開きタイプの車両は横開きタイプの車両の長所を備えておらず、逆に横開きタイプの車両は上開きタイプの車両の長所を備えていない。
【0008】
従って、本発明の目的は、車体の開口部を開閉するドアを上開き、横開きの両方を可能にして、ドアの開閉の両タイプの長所を兼ね備えた車両を構成して、駐車場所、使用目的に応じてドアの開閉方向を任意に選択し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体の開口部の縁部に回動可能に支持され上下方向および左右方向への選択的な回動操作により同開口部を開閉する回動開閉式ドアを備えた車両であり、前記車体の開口部の上縁部と前記ドアの上縁部との間に配設されて同ドアを支持する上側ロック機構と、前記車体の開口部の右側縁部と前記ドアの右側縁部との間に配設されて同ドアを支持する右側ロック機構と、前記車体の開口部の左側縁部と前記ドアの左側縁部との間に配設されて同ドアを支持する左側ロック機構を備えるとともに、前記上側ロック機構と前記右側ロック機構または前記左側ロック機構のロックを連動して解除する第1のロック解除手段、および前記右側ロック機構と前記左側ロック機構のロックを連動して解除する第2のロック解除手段を有する解除機構を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る回動開閉式ドアを備えた車両においては、前記第1のロック解除手段を、前記右側ロック機構および前記左側ロック機構のいずれか一方の特定されたロック機構のロックを解除するように構成すること、または前記右側ロック機構および前記左側ロック機構のロックを選択的に解除するように構成すること、等の構成を採用することができる。
【0011】
また、当該回動開閉式ドアを備えた車両においては、前記車体と前記ドア間に、一端を自在継手を介して前記車体側に連結されかつ他端を自在継手を介して前記ドア側に連結されたダンパを配設する構成を採用することができる。
【0012】
なお、本発明においては、車体の背部に設けた開口部を開閉するバックドアを備えた車両に限らず、車体の側部に設けた開口部を開閉するサイドドアを備えた車両に対しても同様に適用される。
【0013】
【発明の作用・効果】
このように構成した車両においては、車体の開口部の閉鎖時には、ドアは各ロック機構により同開口部の上縁部および左右の側縁部にて支持された状態でロックされている。
【0014】
この状態で、第1のロック解除手段を操作すると、上側ロック機構と左右のいずれか一方のロック機構によるロックが連動して解除され、ドアは左右のいずれか他方のロツク機構により回転可能に支持された状態となる。このため、ドアを左右のいずれか一方側へ回動させることができ、閉鎖状態にあるドアを横方向へ回動操作することにより車体の開口部を開放させることができるとともに、開放状態にあるドアを開放の際とは反対の横方向へ回動させることにより車体の開口部を閉鎖させることができる。すなわち、当該車両は、ドアの横開きタイプとなる。
【0015】
また、当該車両において、ドアが各ロック機構により車体の開口部の上縁部および左右の側縁部にて支持されてロックされている状態で、第2のロック解除手段を操作すると、左右の両ロック機構によるロックが連動して解除され、ドアは上側ロツク機構により回動可能に支持された状態となる。このため、ドアを上下方向へ回動操作させることができ、閉鎖状態にあるドアを上方向へ回動操作すれば車体の開口部を開放させることができるとともに、開放状態にあるドアを下方向へ回動操作すれば車体の開口部を閉鎖させることができる。すなわち、当該車両は、ドアの上開きタイプとなる。
【0016】
このように、当該車両においては、第1,第2のロック解除手段を選択して操作することにより、車両をドアの上開きタイプと横開きタイプに設定することができ、これにより所望のタイプの特性を発揮させることができる。
【0017】
当該車両においては、第1のロック解除手段を、右側ロック機構および左側ロック機構のいずれか一方の特定されたロック機構のロックを解除するように構成することができ、かかる構成を採用すれば、車両をドアの上開きタイプと、左右のいずれか一方側への横開きタイプの2つのタイプに構成することができる。
【0018】
また、当該車両において、第1のロック解除手段を、右側ロック機構および左側ロック機構のロックを選択的に解除するように構成することができる。かかる構成を採用すれば、ドアの回動方向を左側、右側のいずれの方向へも任意に選択することができ、車両をドアの上開きタイプ、左側横開きタイプ、右側横開きタイプの3つのタイプに構成することができる。
【0019】
また、当該車両においては、車体とドア間に、一端を自在継手を介して車体側に連結されかつ他端を自在継手を介してドア側に連結されたダンパを配設する構成を採用することができる。かかる構成を採用すれば、ドアをいずれの方向へ回動操作しても、ドアは無理なく回動動作して、車体の開口部の開閉を円滑にするとができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明するに、図1には本発明の一例に係る車両の背部が示されている。当該車両はレジャービークルであり、車体11の背部には荷物の積降し用の開口部12が設けられており、開口部12の縁部には開口部12を開閉するバックドア13が支持されている。
【0021】
バックドア13は、後述する上側ロック機構、右側ロック機構、左側ロック機構、およびダンパにて車体11に支持されており、これらのロック機構により車体11にロックされて、図1に示すように、車体11の開口部12を閉鎖しており、左右両側ロック機構のロックを解除することにより、ドアを上側ロック機構のみによって支持して、図2に示すように、上側ロック機構を回動中心としてドアを上方へ回動操作して開口部12を開放させることができるとともに、上側ロック機構および左側ロック機構のロックを解除して、ドアを右側ロック機構のみにより支持して、図3に示すように、右側ロック機構を回動中心としてドアを右方向へ回動操作して開口部12を開放させることができる。
【0022】
上側ロック機構は、図4〜図9に示すように、バックドア13側に固定される構成部(第1構成部)20aと、車体11側に固定される構成部(第2構成部)20bとからなり、第2構成部20bを左右一対備えている。
【0023】
上側ロック機構の第1構成部20aは、左右一対のロック機構部21と、駆動モータ22と、左右一対のウォームギヤ部23と、左右一対の連結機構部24とからなり、これらは取付プレート25a上に取付けられてアッセンブリとなっている。
【0024】
ロック機構部21は、回転シャフト21aと、固定された3枚のロックプレート21b,21c,21dと、ロックピン21eと、トーションスプリング21fと、圧縮スプリング21gとからなり、各ロックプレート21b〜21dは回転シャフト21a上を貫通した状態で同シャフト21aに固定されている。
【0025】
第1構成部20aにおいては、取付プレート25a上の左右の各側部にカバー体25bが取付けられており、回転シャフト21aはカバー体25bの両側壁を貫通した状態で両端部にて回転可能に支持されている。また、ロックピン21eはカバー体25bの内側壁を進退可能に貫通して支持されている。
【0026】
圧縮スプリング21gはロックピン21eの外周に嵌挿された状態で、カバー体25bの内側壁とロックピン21e上に設けたフランジ部21e1間に介在し、ロックピン21eを第1ロックプレート21b側へ付勢し、第1ロックプレート21bの側面に設けた係合孔21b1に弾撥的に嵌合させる構成となっている。また、トーションスプリング21fは、回転シャフト21a上に嵌挿された状態でカバー体25bの内側壁の外面側に位置し、一端をカバー体25bの内側壁に掛止され、かつ他端を回転シャフト21aに掛止されていて、回転シャフト21aを図5および図7の図示時計方向へ付勢している。
【0027】
これにより、ロックピン21eが圧縮スプリング21gに抗して係合孔21b1から抜き出された場合には、回転シャフト21aはトーションスプリング21fの作用により、図示時計方向へ所定量回転する。この状態においては、ロックピン21eの先端は、第1ロックプレート21bの側面に弾撥的に当接した状態にある。
【0028】
各ロックプレート21b〜21dにおいて、第1ロックプレート21bと第2ロックプレート21cは同一形状を呈するもので、外周に凹状のフック部21b2,21c1が形成されている。これら両ロックプレート21b,21cは、回転シャフト21a上に所定間隔を保持して同一形状に固定されており、第3ロックプレート21dは回転シャフト21a上におけるこれら両ロックプレート21b,21c間に固定されている。
【0029】
第3ロックプレート21dの外周には、凹状のフック部21d1が形成されている。第3ロックプレート21dにおいては、フック部21d1が図7〜図9に示すように、第1,第2ロックプレート21b,21cの各フック部21b2,21c1と対向するように、回転シャフト21a上に固定されている。
【0030】
上側ロック機構の第1構成部20aにおいては、ロック機構部21を構成するロックピン21eが連結機構部24を介してウォームギヤ部23に連結されており、ウォームギヤ部23を構成するギヤは駆動モータ22により回転する。駆動モータ22は取付台25aの左右の中央部に固定されている。
【0031】
連結機構部24は、連結リンク24aと揺動リンク24bからなるもので、ウォームギヤ部23とロック機構部21間に配設されている。揺動リンク24bは、その中間部にて取付台25aに突設した支柱に、上下方向にわずかなガタを保持した状態で水平方向へ回動可能に支持されていて、一端がロックピン21eの先端に連結され、かつ他端が連結リンク24aの先端に連結されている。連結リンク24aは、その他端に同リンクの長手方向に延びる長孔を備え、ウォームギヤ部23のギヤ出力軸の先端に設けた回転板23aに突設された掛止ピン23bが連結リンク24aの長孔に挿入されている。
【0032】
これにより、駆動モータ22を駆動させると、回転板23aが回転して連結リンク24aを進退させて揺動リンク24bを左右方向に揺動させるが、連結リンク24aが前進した際にロックピン21eを圧縮スプリング21gに抗して引っ張り、ロックピン21eを第1ロックプレート21bの係合孔21b1から引き抜く。この結果、回転シャフト21aは自由状態となって、トーションスプリング21fの作用にて図5および図7の図示時計方向へ回転可能な状態となる。
【0033】
かかる構成の第1構成部20aは、バックドア13の内側面における上縁部の中央部に取付けられている。
【0034】
上側ロック機構の第2構成部20bは、第1構成部20aを構成する各ロック機構部21に対応するもので、車体11の開口部12における上縁部にて、各ロック機構部21に対向して取付けられている。
【0035】
第2構成部20bは、図5および図7に示すように、取付台26に突設した3本のアーム部27a,27b,27cと、これらのアーム部27a〜27cの先端を貫通して設けられて各アーム部27a〜27cを互いに連結するロッド28とにより構成されている。各アーム部27a〜27cは互いに同一の形状に形成されていて、第1アーム部27aと第2アーム部27bとは所定の間隔を保持して配設され、これら両アーム部27a,27bの略中央部に第3アーム部27cが配設されている。
【0036】
第2構成部20bにおいては、第1構成部20aのロック機構部21が侵入した際には、第1アーム部27aはロック機構部21における第1ロックプレート21bの内面側に、第2アーム部27bは第2ロックプレート21cの外面側に、かつ第3アーム部27cは第3ロックプレート21cの外面側に侵入するとともに、ロッド28は第1,第2両ロックプレート21b,21cのフック部21b2,21c1に侵入して、両ロックプレート21b,21cを図5および図9の図示反時計方向へ押圧し、回転シャフト21aをトーションスプリング21fに抗して反時計方向へ回転させる。
【0037】
回転シャフト21aが所定量回転すると、第1ロックプレート21bの係合孔21b1がロックピン21eの先端に至り、ロックピン21eは圧縮スプリング21gの作用にて係合孔21b1に弾撥的に係合する。これにより、回転シャフト21aがロックされる。この間、第2構成部20bのロッド28は、両ロックプレート21b,21cのフック部21b2,21c1に侵入した状態で第3ロックプレート21dのフック部21d1に至り、図7に示すように、これら3枚のロックプレート21b〜21dにて掛止され、バックドア13が車体11側にロック状態に支持される。
【0038】
この支持状態では、各ロック機構部21の第3ロックプレート21dの外面に、各第2構成部20bの第3アーム部27cの内面が当接していて、バックドア13は車体11に対して左右方向の位置決めがなされている。
【0039】
右側ロック機構は、図10〜図14に示すように、バックドア13側に固定される構成部(第1構成部)30aと、車体11側に固定される構成部(第2構成部)30bとからなり、第2構成部30bを上下一対備えている。
【0040】
右側ロック機構の第1構成部30aは、上下一対のロック機構部31と、駆動機構部32と、上下一対の連結機構部33とからなり、これらは取付プレート34a上に取付けられてアッセンブリとなっている。ロック機構部31は、上側ロック機構の第1構成部20aを構成するロック機構部21と同様に構成されているもので、回転シャフト31aと、固定された3枚のロックプレート31b,31c,31dと、ロックピン31e、トーションスプリング31fと、圧縮スプリング31gとからなり、各ロックプレート31b〜31dは回動シャフト31a上を貫通した状態で同シャフト31aに固定されている。
【0041】
第1構成部30aにおいては、取付プレート34a上の上下の各端部にカバー体34bが取付けられており、回転シャフト31aはカバー体34bの両側壁を貫通した状態で両端部にて回転可能に支持されている。また、ロックピン31eはカバー体34bの内側壁を進退可能に貫通して支持されている。
【0042】
圧縮スプリング31gはロックピン31eの外周に嵌挿された状態で、カバー体34bの内側壁とロックピン31e上に設けたフランジ部31e1間に介在し、ロックピン31eを第1ロックプレート31b側へ付勢し、第1ロックプレート31bの側面に設けた係合孔31b1に弾撥的に嵌合させる構成となっている。また、トーションスプリング31fは、回転シャフト31a上に嵌挿された状態でカバー体34bの内側壁の外面側に位置し、一端をカバー体34bの内側壁に掛止され、かつ他端を回転シャフト31aに掛止されていて、回転シャフト31aを図11および図12の図示時計方向へ付勢している。
【0043】
これにより、ロックピン31eが圧縮スプリング31gに抗して係合孔31b1から抜き出された場合には、回転シャフト31aはトーションスプリング31fの作用により、図示時計方向へ所定量回転する。この状態においては、ロックピン31eの先端は、第1ロックプレート31bの側面に弾撥的に当接した状態となる。
【0044】
各ロックプレート31b〜31dにおいて、第1ロックプレート31bと第2ロックプレート31cは同一形状を呈するもので、外周に凹状のフック部31b2,31c1が形成されている。これら両ロックプレート31b,31cは、回転シャフト31a上に所定間隔を保持して同一形状に固定されており、第3ロックプレート31dは回転シャフト31a上におけるこれら両ロックプレート31b,31c間に固定されている。
【0045】
第3ロックプレート31dの外周には、凹状のフック部31d1が形成されている。第3ロックプレート31dにおいては、フック部31d1が図12〜図14に示すように、第1,第2ロックプレート31b,31cの各フック部31b2,31c1と対向するように、回転シャフト31a上に固定されている。
【0046】
右側ロック機構の第1構成部30aにおいては、ロック機構部31を構成するロックピン31aが連結機構部33を介して駆動機構部32に連結されている。連結機構部33は、連結リンク33aと揺動リンク33bからなるもので、揺動リンク33bは、その中間部にて取付台34aに突設した支柱34cに、取付台34aの平面に沿って揺動可能に支持されており、一端がロックピン31eの先端に連結され、かつ他端が連結リンク33aの先端に連結されている。連結リンク33aは、取付台34aに設けた支持ブラケット34dを貫通した状態で、取付台34aの平面に沿って進退可能に支持されて、駆動機構部32側へ突出している。
【0047】
駆動機構部32は、駆動モータ32aと、駆動モータ32aの出力軸に固定されて回転する回転板32bと、回転板32bの外周縁部に設けた一対のローラ32cとにより構成されている。ローラ32cは回転板32bの外周より外側へわずかに突出しており、駆動モータ32aの駆動により回転板32bが回転すると、ローラ32cが連結リンク33aの頭部に当接して同リンク33aを押動する。 これにより、揺動リンク33bが図12の図示上下方向へ揺動させるが、連結リンク33aが前進した際にロックピン31eを圧縮スプリング31gに抗して引っ張り、ロックピン31eを第1ロックプレート31bの係合孔31b1から引き抜く。この結果、回転シャフト31aが自由状態となって、トーションスプリング31fの作用にて図11および図12に示す時計方向へ回転可能な状態となる。かかる構成の第1構成部30aは、バックドア13の内側の右側縁部に上下方向に取付けられている。
【0048】
右側ロック機構の第2構成部30bは、第1構成部30aを構成する各ロック機構部31に対応するもので、車体11の開口部12の内側面における右側縁部にて、各ロック機構部21に対抗して一対取付けられている。
【0049】
第2構成部30bは、図10および図11に示すように、取付台35に突設した第1,第2アーム部36a,36bと、これら両アーム部36a,36bの先端を貫通して設けられて両アーム部36a,36bを互いに連結する第1,第2ロッド37a,37bと、第2ロッド37bに設けられた第3アーム部36cとにより構成されている。第1,第2両アーム部36a,36bは互いに同一の形状に形成されていて、第1アーム部36aと第2アーム部36bとは所定の間隔を保持して配設され、これら両アーム部36a,36bの略中央部に第3アーム部36cが配設されている。
【0050】
第2構成部30bにおいては、第1構成部30aのロック機構部31が侵入した際には、第1アーム部36aはロック機構部31における第1ロックプレート31bの内面側に、第2アーム部36bは第2ロックプレート31cの外面側に、かつ第3アーム部36cは第3ロックプレート31cの外面側に位置するとともに、第1ロッド37aは第1,第2両ロックプレート31b,31cのフック部31b2,31c1に侵入して、両ロックプレート31b,31cを図11および図14の図示反時計方向へ押圧し、回転シャフト31aをトーションスプリング31fに抗して反時計方向へ回転させる。
【0051】
回転シャフト31aが所定量回転すると、第1ロックプレート31bの係合孔31b1がロックピン31eの先端に至り、ロックピン31eは圧縮スプリング31gの作用にて係合孔31b1に弾撥的に係合する。これにより、回転シャフト31aがロックされる。
【0052】
この間、第2構成部30bの第1ロッド37aは、両ロックプレート31b,31cのフック部31b2,31c1に侵入した状態で第3ロックプレート31dのフック部31d1に至り、図12に示すように、これら3枚のロックプレート31b〜31dは両アーム部36a,36bにて掛止され、バックドア13が車体11側にロック状態に支持される。この支持状態では、各第2構成部30bの第3アーム部36cの内面が各第3ロックプレート31dの外面側に当接していて、バックドア13は車体11に対して上下方向の位置決めがなされている。
【0053】
左側ロック機構は、図15および図16に示すように、車体11側に固定される構成部(第1構成部)40aと、バックドア13側に固定される構成部(第2構成部)40bとにより構成されている。
【0054】
左側ロック機構の第1構成部40aは、ストライカ機構部41と支持機構部42とからなるもので、ストライカ機構部41は支持ブラケット41aと、ストライカ41b、ボルト41cと、一対のアーム41dとより構成され、また支持機構部42は、支持ブラケット42aと、上下一対のリンク42bと、上下一対の圧縮スプリング42cとにより構成されている。
【0055】
ストライカ機構部41においては、ストライカ41bがコ字状に屈曲形成されていて、その両脚部にて支持ブラケット41aに固定されて水平状に延びている。また、支持ブラケット41aの中央部にはボルト41cが固定されているとともに、同ボルト41cを挟んで上下に各アーム41dが固定されており、これらのボルト41cおよび両アーム41dはストライカ41bとは反対側へ延びている。
【0056】
ストライカ機構部41は、ボルト41cおよび両アーム41dを車体11の開口部12の側壁12aを貫通させた状態で、ボルト41cの先端部に螺合したナット41eにより取付けられていて、この取付け状態においては、ボルト41cを中心に上下方向へ回動になっている。
【0057】
支持機構部42においては、各リンク42bが支持ブラケット42aを貫通した状態で取付けられていて、各リンク42bは前後両端側に設けたフランジ部42b1,42b2間を摺動可能になっている。また、各リンク42bはその外周に圧縮スプリング42cを嵌挿された状態で、ストライカ機構部41の各アーム41dの先端に回動可能に連結されており、各圧縮スプリング42cは各リンク42bのフランジ部42b1と支持ブラケット42aとに掛止されている。支持ブラケット42aは開口部12の側壁12aの裏面に取付けられている。
【0058】
第2構成部40bは公知のフック機構であり、第1構成部40aのストライカ41bに侵入して同ストライカ41bに係合するフック43と、同フック43を回動動作させてストライカ41bに対する係合を解除させる解除レバー44を備えている。解除レバー44は、後述する解除機構により回動操作されてフック43を回動動作させ、フック43のストライカ41bに係合を解除する。かかる第2構成部40bはバックドア13の左側縁部に固定されて、フック43が第1構成部40aのストライカ41bに対向可能に位置する。
【0059】
解除機構50は、図17および図18に示すように、上開き用ハンドル51aおよび横開き用ハンドル51bと、リミットスイッチ52a,52bと、連動機構53,54とにより構成されている。上開き用ハンドル51aは、図1に示すように、バックドア13の背部の中央部に配設されており、リミットスイッチ52aを開閉動作させるとともに、連動機構53を介して左側ロック機構の第2構成部40bのフック43を回動操作する。横開き用ハンドル51bは、図1に示すように、バックドア13の背部の左側部に配設されており、リミットスイッチ52bを開閉動作させるとともに、連動機構54を介して左側ロック機構の第2構成部40bのフック43を回動操作する。
【0060】
解除機構50において、上開き用ハンドル51aを回動操作した場合には、リミットスイッチ52aが閉じて上側ロック機構の駆動モータ22に通電して、駆動モータ22を駆動させるとともに、左側ロック機構のフック43を回動操作する。また、横開き用ハンドル51bを回動操作した場合には、リミットスイッチ52bが閉じて右側ロック機構の駆動モータ32aに通電して、駆動モータ32aを駆動させるとともに、左側ロック機構のフック43を回動操作する。
【0061】
なお、解除機構50においては、バッテリーBと各駆動モータ22,32aを接続する電気回路に3段切替用のキースイッチ55aが介装されており、キースイッチ55aの切替え操作により各リレー55b,55cを選択的に動作して、駆動モータ22,32aの一方への通電可能状態、および両駆動モータ22,32aの両者への通電停止状態の3つの状態を選択的に構成するとができるようになっている。
【0062】
ダンパ60は油圧式ダンパであって、図19および図20に示すように、油圧式のダンパ本体61と、ダンパ本体61の各端部に設けたドア側ジョイント部62と、ボテー側ジョイント部63とにより構成されている。ドア側ジョイント部62は、ダンパ本体61の一端部にボールベアリング62aを介して組付けられているスイングプレート62bと、スイングプレート62bに立設されたボールジョイント62cと、スイングプレート62bに立設されたジョイントカバー62dとにより構成されている。一方、ボデー側ジョイント部63は、ダンパ本体61の他端部に立設したボールジョイント63aのみにて構成されている。
【0063】
ダンパ60においては、図3に示すように、ドア側ジョイント部62がボールジョイント62cにてバックドア13の内面側の右側縁部に取付けられ、かつボデー側ジョイント部63がボールジョイント63aにて車体11の開口部12の右側縁部に取付けられている。かかるダンパ60のドア側ジョイント部62は、ボールジョイント62bはダンパ本体61に対してスイングプレート62bを介して水平方向へ回動し、かつボールジョイント62bそれ自体が自由な方向に回動する。
【0064】
このように構成した車両においては、バックドア13は上側ロック機構、右側ロック機構、および左側ロック機構よるロック作用により車体11側に支持されていて、車体11の開口部12を閉鎖している。
【0065】
この閉鎖時、上側ロック機構においては、図7に示すように、バックドア13側に取付けた第1構成部20aの各ロックプレート21b,21c,21dが車体11側に取付けた第2構成部20bのロッド28に掛止されたロック状態にあり、またロックピン21eが第1ロックプレート21bの係合孔21b1に弾撥的に係合していて、各ロックプレート21b〜21dのロッド28に対する掛止状態を保持している。
【0066】
また、バックドア13の閉鎖時、右側ロック機構においては、図12に示すように、バックドア13側に取付けた第1構成部30aの各ロックプレート31b,31c,31dが車体11側に取付けた第2構成部30bの第1ロッド37aに掛止されたロック状態にあり、またロックピン31eが第1ロックプレート31bの係合孔31b1に弾撥的に係合していて、各ロックプレート31b〜31dの第1ロッド37aに対する掛止状態を保持している。
【0067】
さらにまた、バックドア13の閉鎖時、左側ロック機構においては、図16に示すように、バックドア13側に取付けた第2構成部40bのフック43が車体11側に取付けた第1構成部40aのストライカ41bに掛止されたロック状態にある。
【0068】
この閉鎖状態にあるバックドア13を開放するには、先づキースイッチ55aの回動操作により、バックドア13の開放態様を上開き態様と、横開きの態様のいずれかに選択する。バックドア13の開放態様を上開き態様に選択した場合には、解除機構50の上開き用ハンドル51aを上方へ持ち上げ操作し、またバックドア13の開放態様を横開き態様に選択した場合には、解除機構50の横開き用ハンドル51bを上方へ持ち上げ操作する。
【0069】
バックドア13を上開きすべく上開きハンドル51aを持ち上げ操作すると、リミツトスイッチ52aが動作して右側ロック機構の駆動モータ32aに通電されるとともに、左側ロック機構のフック43を回動せる。
【0070】
この結果、右側ロック機構においては、駆動モータ32aが駆動してロックピン31eを圧縮スプリング31gに抗して第1ロックプレート31bの係合孔31b1から引き抜き、回転シャフト31aがトーションスプリング31fの作用により図12の図示反時計方向へ回転可能な状態となる。また、左側ロック機構においては、フック43のストライカ41bに対する係合が解除されて、車体11の開口部12の縁部に密着状態にあったバックドア13が後方へわずかに浮き上がる。
【0071】
このため、回転シャフト31aが回転して、図14に示すように、各ロックプレート31b〜31dが第1ロッド37aから外れて離間し、バックドア13を上側ロック機構のロッド28を中心として、図2および図8に示すように上開きすることができる。
【0072】
また、上開きしたバックドア13を閉鎖した場合には、右側ロック機構においては、ロック機構部31が図15に示す状態から侵入した際に、ロック機構部31における第1ロックプレート31bは第1アーム部36aの外面側に、第2ロックプレート31cは第2アーム部36bの内面側に、かつ第3ロックプレート31dは第3アーム部36cの内面側に侵入するとともに、第1ロッド37aに第1,第2両ロックプレート31b,31cのフック部31b2,31c1が侵入して、両ロックプレート31b,31cを図11の図示反時計方向へ押圧し、回転シャフト31aをトーションスプリング31fに抗して反時計方向へ回転させる。
【0073】
回転シャフト31aが所定量回転すると、第1ロックプレート31bの係合孔31b1がロックピン31eの先端に至り、ロックピン31eは圧縮スプリング31gの作用にて係合孔31b1に弾撥的に係合する。これにより、回転シャフト31aがロックされる。この間、第1ロッド37aは、両ロックプレート31b,31cのフック部31b2,31c1に侵入した状態で第3ロックプレート31dのフック部31d1に至り、図13に示すように、これら3枚のロックプレート31b〜31dは第1ロッド37aに掛止され、バックドア13の右側縁部は車体11側にロック状態に支持される。
【0074】
この支持状態では、各ロック機構部31の第3ロックプレート31dの内面が、第3アーム部36cの外面に当接していて、バックドア13は車体11に対して上下方向の位置決めがなされる。同時に、左側ロック機構においては、フック43がストライカ41に係合して、バックドア13の左側縁部が車体11側にロック状態に支持される。
【0075】
一方、閉鎖状態にあるバックドア13を横開きすべく横開きハンドル51bを持ち上げ操作すると、リミツトスイッチ52bが動作して上側ロック機構の駆動モータ22に通電されるとともに、左側ロック機構のフック43を回動せる。
【0076】
この結果、上側ロック機構においては、駆動モータ22が駆動してロックピン21eを圧縮スプリング21gに抗して第1ロックプレート21bの係合孔21b1から引き抜き、回転シャフト21aがトーションスプリング21fの作用により図7の図示時計方向へ回転可能な状態となる。また、左側ロック機構においては、フック43のストライカ41bに対する係合が解除され、車体11の開口部12の縁部に密着状態にあったバックドア13が後方へわずかに浮き上がる。このため、回転シャフト21aが回転して、図9に示すように、各ロックプレート21b〜21dがロッド28から外れて離間して、図3に示すように、バックドア13を右側ロック機構の第1ロッド37aを中心として横開きすることができる。
【0077】
また、横開きしたバックドア13を閉鎖した場合には、上側ロック機構においては、ロック機構部21が図9に示す状態から侵入した際に、ロック機構部21における第1ロックプレート21bは第1アーム部27aの外面側に、第2ロックプレート21cは第2アーム部27bの内面側に、かつ第3ロックプレート21cは第3アーム部27cの内面側に侵入するとともに、ロッド28に第1,第2両ロックプレート21b,21cのフック部21b2,21c1が侵入して、両ロックプレート21b,21cを図5および図9の図示反時計方向へ押圧し、回転シャフト21aをトーションスプリング21fに抗して反時計方向へ回転させる。
【0078】
このように、当該車両においては、上開きハンドル51aおよび横開きハンドル51bを選択して持ち上げ操作することにより、車両のバックドアドア13を上開きタイプと横開きタイプに設定することができ、これにより所望のタイプの特性を発揮させることができる。
【0079】
また、当該車両においては、車体11とバックドアドア13間に、一端をボデー側ジョイント部63のボールジョイント63aを介して車体11側に連結され、かつ他端をドア側ジョイント部62ボールジョイント62cを介してバックドアドア13側に連結されるダンパ60を配設しているため、バックドア13をいずれの方向へ回動操作しても、バックドア13は無理なく回動動作して、車体11の開口部12の開閉を円滑にするとができる。
【0080】
なお、当該車両においては、左側ロック機構として、右側ロック機構と同一構成のロック機構と、同ロック機構のロックを解除する解除手段と同一構成の解除手段を採用すれば、左右両側のロック機構を選択的にロック、およびロック解除させることができて、バックドア13を上開きタイプ、右側への横開きタイプ、左側への横開きタイプの3つのタイプに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の一例を示す背面図である。
【図2】同車両のバックドアを上開きした状態の部分斜視図である。
【図3】同車両のバックドアを横開きした状態の部分斜視図である。
【図4】同バックドアのロック機構である上側ロック機構の第1構成部の斜視図である。
【図5】同上側ロック機構の第1構成部の一部と第2構成部を示す斜視図である。
【図6】同上側ロック機構の第1構成部の部分平面図(a)、および同側面図(b)である。
【図7】同バックドア閉鎖時における上側ロック機構によるロック状態のバックドアの支持部を概略的に示す側面図である。
【図8】同バックドア上開き時における上側ロック機構によるロック状態のバックドアの支持部を概略的に示す側面図である。
【図9】同バックドア横開き時における上側ロック機構によるロック解除状態のバックドアの支持部を概略的に示す側面図である。
【図10】同右側ロック機構の平面図である。
【図11】同右側ロック機構の第1構成部の一部と第2構成部を示す斜視図である。
【図12】同バックドア閉鎖時における右側ロック機構によるロック状態のバックドアの支持部を概略的に示す平面図である。
【図13】同バックドア横開き時における右側ロック機構によるロック状態のバックドアの支持部を概略的に示す平面図である。
【図14】同バックドア上開き時における右側ロック機構によるロック解除状態のバックドアの支持部を概略的に示す平面図である。
【図15】同バックドアの左側ロック機構の斜視図である。
【図16】同バックドア閉鎖時における左側ロック機構によるロック状態のバックドアの支持部を概略的に示す横断平面図である。
【図17】同バックドアの各ロック機構のロック解除機構の一部を示す斜視図である。
【図18】同ロック解除機構の概略構成図である。
【図19】同バックドアの支持に採用したダンパの斜視図である。
【図20】同ダンパにおけるドア側ジョイント部の正面図(a)、同側面図(b)、および同平面図(c)である。
【符号の説明】
11…車体、12…開口部、12a…側壁、13…バックドア、20a…第1構成部、20b…第2構成部、21…ロック機構部、21a…回転シャフト、21b…第1ロックプレート、21b1…係合孔、21b2…フック部、21c…第2ロックプレート、21c1…フック部、21d…第3ロックプレート、21d1…フック部、21e…ロックピン、21f…トーションスプリング、21g…圧縮スプリング、22…駆動モータ、23…ウォームギヤ部、24…連結機構部、24a…連結リンク、24a1…長孔、24b…揺動リンク、25a…取付プレート、25b…カバー体、26…取付台、27a…第1アーム部、27b…第2アーム部、27c…第3アーム部、28…ロッド、30a…第1構成部、30b…第2構成部、31…ロック機構部、31a…回転シャフト、31b…第1ロックプレート、31b1…係合孔、31b2…フック部、31c…第2ロックプレート、31c1…フック部、31d…第3ロックプレート、31e…ロックピン、31e1…フランジ部、31f…トーションスプリング、31g…圧縮スプリング、32…駆動機構部、32a…駆動モータ、32b…回転板、32c…ローラ、33…連結機構部、33a…連結リンク、33b…揺動リンク、34a…取付プレート、34b…カバー体、34c…支柱、34d…取付台、35…取付台、36a…第1アーム部、36b…第2アーム部、36c…第3アーム部、37a…第1ロッド、37b…第2ロッド、40a…第1構成部、40b…第2構成部、41…ストライカ機構部、41a…支持ブラケット、41b…ストライカ、41c…ボルト、41d…アーム、42…支持機構部、42a…支持ブラケット、42b…リンク、42b1,42b2…フランジ部、42c…圧縮スプリング、43…フック、44…解除レバー、50…解除機構、51a…上開き用ハンドル、51b…横開き用ハンドル、52a,52b…リミットスイッチ、53…連動機構、54a…バッテリー、54b…キースイッチ、54c,54d…リレー、60…ダンパ、61…ダンパ本体、62…ドア側ジョイント部、62a…ボールベアリング、62b…スイングプレート、62c…ボールジョイント、63…ボテー側ジョイント部、63a…ボールジョイント。

Claims (4)

  1. 車体の開口部の縁部に回動可能に支持され上下方向および左右方向のいずれかの選択的な回動操作により同開口部を開閉する回動開閉式ドアを備えた車両であり、前記車体の開口部の上縁部と前記ドアの上縁部との間に配設されて同ドアを支持する上側ロック機構と、前記車体の開口部の右側縁部と前記ドアの右側縁部との間に配設されて同ドアを支持する右側ロック機構と、前記車体の開口部の左側縁部と前記ドアの左側縁部との間に配設されて同ドアを支持する左側ロック機構を備えるとともに、前記上側ロック機構と前記右側ロック機構または前記左側ロック機構のロックを連動して解除する第1のロック解除手段、および前記右側ロック機構と前記左側ロック機構のロックを連動して解除する第2のロック解除手段を有する解除機構を備えていることを特徴とする回動開閉式ドアを備えた車両。
  2. 請求項1に記載の回動開閉式ドアを備えた車両において、前記第1のロック解除手段は、前記右側ロック機構および前記左側ロック機構のうちのいずれかの特定されたロック機構のロックを解除するように構成されていることを特徴とする回動開閉式ドアを備えた車両。
  3. 請求項1に記載の回動開閉式ドアを備えた車両において、前記第1のロック解除手段は、前記右側ロック機構および前記左側ロック機構のロックを選択的に解除するように構成されていることを特徴とする回動開閉式ドアを備えた車両。
  4. 請求項1,2または3に記載の回動開閉式ドアを備えた車両において、前記車体と前記ドア間に、一端を自在継手を介して前記車体側に連結されかつ他端を自在継手を介して前記ドア側に連結されたダンパが配設されていることを特徴とする回動開閉式ドアを備えた車両。
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